..盆踊り。 作者/桃花

ワタシ・・・・マダ・・・・・
死 ニ タ ク ナ イ ヨ ォ …
-第3話- お金―
実は、香奈枝は盆踊りに行く前に、遺書をのこしていた。
【皆へ 本当にゴメンね。私は、薄々感じてたの。
私がこの世から去るのは、あと少しだって。
不安だった。寂しかった。でもね、毎日皆の笑顔
が見たかったの。わがままだけど、本当は毎日
私は皆と、1時間でも・・・1分でも・・・1秒でも!!
皆と時を過ごしたかった。
啓・・・私は、いつか気ずいたんだ。私は啓が好き
だって。でもね、この気持ちはどうしても啓をみると
いえなかった。啓を見ると、本当に、好きなのかな?
って思うときもある。でも、私は、啓が、大好きで
す。
葵・・・・私、葵のこと大好きだったよ!!啓のことで
ちょっと争ったかなぁ~~って感じだけど、
私、知っているんだよ。葵はけんかしてても、
どんなときでも、毎日私のところにきてくれてるの。
1回、台風の時、葵はかっぱとかいろいろ着てさぁ?
私にあいにきてくれたよね?
学・・・・よく学のことはしらなかったけど、
本当の、仲間だって思えた。
学が私にウソ付いた時、私、本当に悩んだの。
でもね、ウソだってきいて、良かったって思ってる。
だってわたし達は、付き合わなくたって、仲間ぢゃん!!
私・・・・幸せだった・・・・生きてて良かった!!
皆・・・私は・・・・あの・・・大空の1番星です。
いつも皆をみているよ。
いつも・・・守ってあげるからね・・・・・・・】

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