二次創作小説(紙ほか)

探偵チームkz事件ノート   * 第一話 *
日時: 2018/03/03 11:35
名前: ミカン

皆さん、みさです!

初めましての方、あぁあいつかと思ってる方、ッチこいつかよと思ってる方、え?誰?と思ってる方、この小説違った?と思ってる方。
みさですよ?

こちらは、『探偵チームkz事件ノート』の小説です!!
何人かの目線から話は展開されていきます。

でも、読む前に、気持ちよく読んでほしいので↓↓を読んで、嫌そうな人はやめておいてね!


*諸注意*

・更新ペースは不定期ですが、Twitter始めたのでそこで宣言してます

・一話は当初の5人のメンバーしか出ないですが、話数を増やすごとに増やしていきたいと思ってます

・キャラ崩壊しています

・こちらは『探偵チームkz事件ノート』の小説ですが、こちらにはミステリーの内容、事件性は含まれません

・恋愛もので、みんなは『アーヤが好き』という設定です

・一話は上杉はアーヤのことを「立花」ではなく「アーヤ」と呼びますが、次からは「立花」に治します


これが許せる方は、ぜひ読んでください。
でも、「kzはミステリーを解くから面白いんだ!!」という方はやめたほうがよろしいかと…。

気づいた点、アドバイス、感想は一人でもいいからほしいです…。

それではよろしくお願いします(o^―^o)ニコ


< 目次 >

【本編】

・第一話 『海は知っている』


【特別編】

・ハロウィン編  >>38-43 (>>38 >>40 >>43

・ポッキー編   >>49

・クリスマス編  >>76-83 (>>76 >>78 >>81 >>83) 

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23



Re: 探偵チームkz事件ノート   * 第一話 * ( No.111 )
日時: 2018/07/10 17:06
名前: みさ ◆vcEFZb20jc


〜七月六日〜


学校が終わり、急いで帰る準備をする。
その時、私の近くに部活前の翼が来た。

「アーヤ、何担当になったの?」
「私?私はまだちゃんと教えてもらってないけど、島崎さんの手伝いだと思う。翼は?」
「俺?俺はね…内緒」

そして、またさっそうと教室から出て行ってしまった。
い、今誰もいなかったよね?!もし、こんな現場見られてたら…。
そう思い、さっさと下駄箱まで行き、靴を履き替えてると今度は肩をたたかれる。

「立花、担当何?もし早く終わりそうなら俺のほう手伝ってほしいんだけど」
「ごめん忍。私今日は島崎さんのところに行くから、手伝えない…」
「そっか、じゃあ若武あたりに手伝ってもらうか」

「じゃあな」と言って、また忍もさっそうと帰っていく。
なんで若武?まぁ、いっか。
私は、急いで若武の家へと走るのだった。



玄関に着いた時、中からちょうど若武が出てくる。
あれ?なんかちょっと不機嫌、なのかな?
声かけない方がいいかな…なんて思いながら足を止めていると、先に若武が私の存在に気づいた。

「よ、アーヤ!」

その時の笑顔は、打って変わってものすごくキラキラしてた。
まるで、さっきの表情が嘘みたい…。

「若武、出かけるの?」
「ああ。七鬼に呼ばれたんだ」

確かに、さっき忍が若武に頼むとか言ってたかも。
それに、また急に不機嫌になったし…。どうしたんだろう。
もしかしたら急いでるのかな、と思うと若武の携帯が鳴り出した。
相手を確認する前に、慌てたようにもう一度私に一声かけてから駆け出していった。
…結局何だったんだろう?不思議に思いながら私はドアを開けた。

「こんにちは、失礼します」
「立花さん、今日は来てくれてありがとうございます。中に入ってください」
「あの、今日私は何をやればいいんですか?」
「それはすぐにわかります」と言って笑う島崎さんにつられて、私も足を進めた。



役割を果たし外に出たときには、明るかった青空は茜色に染まっていた。
私は、私の今日の役割をしっかりこなせたかな…みんなはどんなのをやってるんだろう。
翼は笑ってたから余裕あったのかな。忍は大変そうに見えたし、若武もあせってたな…。

「とにかく、明日が楽しみ…」
「何が楽しみなの?」
「く、黒木君?!」

いや、別に特にやましいことをしているわけでもないし、悪いこともしてない。
なのに、突然現れるから、ちょっと焦っちゃった…。

「あ、明日のことだよ。そういえば黒木君は何担当なの?」
「俺は、特に大した担当じゃないよ。それよりアーヤは?」
「私も、大した担当じゃないんだ」

話しているうちに黒木君が足を止め、「じゃあ」と黒木君は今来た道を通って帰っていた。
そこは、気付くと私の家の前だった。
やっぱり黒木君は何気なくそういうことができるんだな…ジェントルマンだ…。
その浮かれた気分で家へと戻り、ママに話しかけた。

「ママ、明日は友達と勉強するから夜ご飯いらない」
「彩、そういうことはもっと早く言いなさい」

「ごめんなさい」と言いながらもやはり私はどこか浮かれていた。


〜七月七日〜


「行ってきます」

私は最高潮に気分が上がっていた。
だって、忍が入ってきてこういうことしたっけ?ううん、してない!と思う。
持っている袋に、いろいろと必要な物が入っているか確認した。
うん、忘れ物もないし、空も雲がなくて澄み切ってる!

「立花」
「あ、上杉くん」

何やら、いろんな紙袋持っている上杉君と合流した。

「重そうだね、何か持とうか?」
「いや、大丈夫。これ、見た目に反して結構軽いんだ。それより、立花が持ってる袋の方が重そうに見えるんだけど。持とうか?」
「両手に袋を持ってる上杉君にそれ以上持たせられないよ。それにこれも結構軽いんだ」

「ふーん」と言って、また前を向いた。
本当はちょっと嘘で重たかったりする。
でも、女の子扱いしてほしくないから重いって言わないし、上杉君は多分それに気づいてる。
それでも、納得してくれてる。

「ついたな、俺ちょっと中入らないで作業するからこれ持ってってくんね?」
「いいよ、そこにおいてもらっていい?」
「サンキュ」そういって庭の方へ歩いて行った。
よし、じゃあ持っていくか。…あれ?

「私が持ってきたの一つ足りない…」

もしかして、そう思いちょっとだけ庭をのぞいてみると、すでに来ていた五人と合流していた上杉君が私が持っていた袋を持っていた。
真意に気づいた私は微笑みながらそっと戻り、上杉君が持ってきていた紙袋をもって若武の家へと入って行った。
途中で島崎さんを見つけ、荷物を置いたらすぐに島崎さんの後を追って昨日の準備の続きに取り掛かったのだった。



すでにもう夜だ。夜空だが明るかった。
私は準備したのをもって、みんながいる部屋へと向かう。
ドアを開けると、もう部屋の飾りも住んでいた。それにメインもすでに届いていた。

「お、アーヤも来たしそろそろ始めるか」

皆が自然に若武のそばへと集まっていく。
そう、これから始まるのは私が二日前から楽しみにしていたことだった。

「じゃあ、諸君。これまでの成果を労うために、この会を設けた。存分に楽しもう!」

「若武主催、kzだけの七夕祭りだ!」

いえーい!!
そして始まった七夕!私はずっとこれを楽しみにしてたんだ!
前にやった七夕のイベントの時私は余裕がなくてあんまり心から楽しめてなかったけど、今はきっと…楽しめるんじゃないかな。
でも…もしも砂原が日本にいたら、ここに呼びたかったな。

「アーヤ、もう短冊書いた?」

翼が片手に料理の乗った紙皿を持ちながら聞いてきた。
皆は、メインの笹の前で何やら揉め事を起こしている。主に若武と上杉くん。
ちなみに、食べ物担当は私の仕事!

「ううん、まだ書いてない。翼はもう書いたの?」
「俺もまだ。あそこで若武がもう書いた短冊をてっぺんにつけようとしたら上杉に身長をバカにされてた。で、今やりあってる」

な、なるほど。
確かに、若武なら一番上に付けたそう。一番上の方が空から一番見つけやすそうだもの。

「アーヤも書きなよ」

促されて、短冊とペンを持って空いているテーブルを探す。
「立花」と呼ばれ振り返ってみると、忍も机の上で短冊を書いており、手招きしていた。

「立花、ここ空いたから使って」
「ありがとう。忍は何書いたの?」
「俺?まあ一枚目だし、『最高のアプリを作る』かな」

忍らしい。しかも、何枚も書くつもりなんだ…。
私もペンを手に取り書いてみようとするんだけど…全然浮かばない。
私がうんうん唸っていると、小塚君が皆を窓側に呼んだ。

「見て、今日は雲がないから、すごいきれいに見える」

窓を見てみると、天の川が流れている空はとってもきれいで、幻想的だった。
吸い込まれるように眺めていると、まるで宇宙と一体化したような気持になるほどだ。

「………!…ーャ!アーヤ!」

小塚君の声で意識が戻る。

「大丈夫?すごいぼーっとしてたけど」
「うん、大丈夫だよ」

戻ると、みんなはもっと短冊を書いていたり、食べ物を食べていたり、自由だった。
七夕は、織姫と彦星が年に一度会える日。
私は、一年に一度しか会えないとしても、ずっと待ち続けれる人はできるのかな。

もう一度、窓に目を向けると、あの壮大な天の川が目の前に広がる感覚を受ける。
そして、一瞬、あの日の砂原の顔が浮かんだ。

そして私は短冊をもう一度見て、ペンを走らせたのだった。



* * * * * * * * * * * * * * *

よかったー!七夕に間に合って!
え?間に合ってますよね?だって七夕ネタを三日ずれて投稿する人なんているわけないですよー(笑)

あと、この後もしかしたらお前を投稿するかもなのでお願いします!

Re: 探偵チームkz事件ノート   * 第一話 * ( No.112 )
日時: 2018/09/04 00:07
名前: みさ ◆vcEFZb20jc

えっと、参照16000ありがとうございます…
え、本当に16000ですか?ゼロの数あってますか?
なんかもう…ありがとうございますと、更新してない申し訳なさが交差してます。

一応、本編には入ります↓

* * * * * * * * * * * * * * *

【小塚side】

僕、アーヤに引かれてここまで来たけど…。
渡辺がいないから、どこかわかんない。
しかも、僕とアーヤだけ先行ったから、あの三人にも何言われるかわかんない…。

「ごめんね小塚君、私が先に来ちゃったから…」
「大丈夫だよアーヤ、ここで待ってよ」

この時間が少し長ければいいのにな…。

「アーヤ、遅くなった!」

…僕今願ったばっかなんだけど。
三秒ぐらい前に、少しでもいいから長くいたいって願ったばっかなんだけど…。

「二人とも先行くと家にたどり着けなくなるよ」
「ごめんね、渡辺君」

というか、渡辺…わかりやすすぎるよ。
それで気づかないのはアーヤぐらいなんだよ?
あ、だから僕たちも気づいてくれてないのか…。

「えっと、ばあちゃん家はここを右に曲がったところだ」

渡辺の言う通り次の角を右に曲がると、いかにも沖縄というような家が見えてきた。
あそこにあるのって、シーサーだ!
やっぱり沖縄の家にはあるのかな?

「シーサーってさ、なんか強そうだよな」
「それに若武よりかっこいいしな」
「んだとお?!やんのか?」
「いーぜ、やってやんよ!!」

あー、また始まった。
もうこれ今日何度目さ…。
しかも渡辺は、初めてこんなの見るだろうから、戸惑ってるし…。

「な、なぁ黒木?!あいつら止めなくてもいーのか?!」
「ん?あぁ、いつものことだからへーきさ。それにもうすぐ静かになるよ」

静かになる?なんでだろう。
アーヤと目が合うが、アーヤも不思議そうな顔をしている。
黒木は笑って、アーヤに話しかけた。

「そうだアーヤ。シーサーについてなんか知ってることある?」
「そうだな…。昔火事が多くて風水師に相談したら、八重瀬岳にその原因があるから獅子の像を作ってその山の方に向けておくといいって助言されて、シーサーを置いたのが始まり。置くときは、口が開いてる方は右側、閉じてる方が左側。で、口が開いてる方がオスで閉じてる方がメスという説があるんだって」

そうなんだ、知らなかったな。
ん?さっきより静かになってる…なるほど、アーヤが話しはじめると二人とも聞こうとして静かになるって訳かな?

「彩ちゃんすごいね!よくそんなの知ってるね」
「わ、私よりもみんなの方がすごいよ!みんな塾でも上のクラスだし」
「俺は上杉と小塚がすごいと思うよ。上杉は数学ができるから数の上杉、小塚は理科と社会ができるからシャリの小塚って呼ばれてるんだ。若武は、ウェーブの若武って言われてる。調子のいい時はすごく高いんだけど、低い時はとことん落ちるから」

アハハ、ちょっと恥ずかしい。
でも、アーヤだって僕は十分すごいと思うけどな。

「アーヤも国語ができるから国語のエキスパートだよ」
「おお!みんなすごいんだな。俺は教科のできるのとできないので差がやばいんだよな…。お前らの話さ、中で聞かせてくれよ。ばあちゃんたちもそんな話好きだからさ」

玄関にの脇に立ち、扉を開けて手招きした。
僕たちも行かなきゃ!
…あれ?今彩ちゃんって呼んでた?

Re: 探偵チームkz事件ノート   * 第一話 * ( No.113 )
日時: 2018/09/04 16:24
名前: 猫宮白猫  

めっちゃ萌える………!
これからも頑張ってください!

Re: 探偵チームkz事件ノート   * 第一話 * ( No.114 )
日時: 2018/11/04 17:29
名前: みさ ◆vcEFZb20jc

お久しぶりです、みさです。
え?何か月たったんだと思ってるんだ、だって?
やだなぁ、ぴったり二か月ですよ、二か月。
もう本当に申し訳ありません。 

*猫宮白猫様*

読んでいただきありがとうございます!
返信が遅くなり申し訳ありません。
私も書いてるとき、萌えながら書いてニヤニヤしてます。ハイ気持ち悪いです。
ありがとうございます、これからもよろしくお願いします。

* * * * * * * * * * * * * * *

【上杉side】

渡辺のばあさんの家にはそのばあさんと母親がいた。
男、渡辺だけ?

「あら、皆さんこんばんは。愁斗と遊んでくれてありがとう。よかったら晩ご飯食べていかない?人が多い方が楽しいわ」
「ぜひ、喜んで!」

って訳で、渡辺んちで食べることになった。
できるまで、その辺にいてって言われたから、みんなでまとまって話していた。
主に、若武が。
何で俺が若武の話なんて聞かなきゃいけないんだ!!
どうせならアーヤの話をしたい…、なんて言えねーからずっとつまんねー話を聞いていた。

「お前らさ、明日空いてる?」
「明日か?どっかの馬鹿以外、午前に持ってきた宿題やるから、午後なら空くと思う」
「じゃあさ、昼の一時に俺んち来いよ。いいもの見してやるぜ」

いいもの?
沖縄にあるいいものってなんだ?

「いいぜ!てかおい上杉、今お前馬鹿っつったか?」
「お前のことじゃなくて、宿題を忘れたやつだ。え?お前忘れたの?」

若武の顔がみるみる赤くなっていく。
別に大したことじゃないけどただの仕返しだ。
あそこまでつまんねない話を聞かされたら誰だってそうなるんだよ。

「渡辺君三味線弾けるの?」

俺たちが話してる間になんか進んでるんだけど。
三味線か…。蛇の皮であれ出来てるんだっけ?

「私は全然だめだけど、みんなも弾けるんだよ」

そうやって意気投合してアーヤと渡辺は話していた。
…なんか苦しーな。
俺たちと渡辺はもうすぐ分かれる。
アーヤとあいつはもう会えなくなるかも知れない、なのに好きになるとか…。

「じゃあ、彩ちゃん三味線弾いてみる?」
「え?む、無理だよ」
「そう?残念だなー。絶対に似あうと思ったのに」

…やっぱり、分かれていいや。
まぁ、アーヤは似合うとは思うけどな。

そのとき、柱に人影が写る。
ひょこっと顔を出したのは、渡辺の母親だった。

「彩ちゃん。手伝ってもらってもいい」
「はい、わかりました。何すればいいですか?」

立花は渡辺の母に連れられて行く。
二人の話し声が遠くなっていき、完全に聞こえなくなった。
すると、さっきまでの穏やかな話から一転、渡辺の話になった。
「で、お前はアーヤのどこが好きなわけ?」と、若武が切り出す。

「え…?なんで俺が言わなきゃいけないのさ」

それに対し渡辺は、口元に笑みをこぼしながら答える。
然も爽やか系のイケメンだから、妙にあってるし。

「だって、俺らだってアーヤのことが好きなんだぜ。簡単に渡してたまるかっつーの」

そうだな。珍しく若武と意見があったことだし、もう少し問い詰めっか。
そのとき、先ほど声が消えた方向から、足音と楽しそうな話声がかすかに聞こえた。
いったんこの話は中断するしかねーな…。
あともう少しだったから少し残念かも。
でも、アーヤがにこりとした笑顔で戻ってくると、俺たちはいろんな意味で単純だから、まあいっかって思っちまうんだよなー…。

Re: 探偵チームkz事件ノート   * 第一話 * ( No.115 )
日時: 2019/03/07 15:07
名前: みさ

参照20000越えありがとうございます!
ラストまでサクッと決められるように努力します!
↓結構今回はキャラが崩壊します

* * * * * * * * * * * * * * *

【立花side】

玄関で靴を履き、「おじゃましましたー」と口々に言いながら外に出た。
渡辺君のお母さん料理上手で優しかったな。料理も普段ママが作らないのが多くておいしかったし。

「ぼく、白いゴーヤが入ってるゴーヤチャンプルーは食べたことなかったなー」
「私もだよ。でも、それ以前にゴーヤチャンプルー自体あんまりないんだけどね」
「俺は、島崎さんが作ってくれた!」

あ、若武のそれいいなー!
島崎さん料理上手だから絶対美味しいと思うもん。

「たくさん食ったばっかなのによくすぐ飯の話できるな。」
「上杉妬くなって。それよりさ、明日のことについて話そうぜ」

上杉君誰に妬いてるんだろう。
黒木君が話をうまく切り替えたから聞けないし…。
あ、若武もバカにされててムズムズしたんだけど、あきらめ顔だ。
やっぱり黒木君はみんなのツボっぽいものを押さえてるのかな。



家に戻って若武が一番に「風呂入ろーぜ!」と声をかける。
そういえば海に入ってそのまま渡辺君の家に行ったの忘れてた…。

「そうだね、じゃあアーヤ先どうぞ」
「え?で、でも…」
「じゃあ、俺と入る?」

黒木君の言葉にどもっていると、若武が口を挟んできたが無視する。
黒気くんが促すため、私は礼を言って急いで荷物を取り、お風呂場に向かった。
リビングを通ったときに若武の断末魔っぽいのが聞こえたのは気のせい・・・かな?

若武の別荘は少し遠くから見ても大きいと思ったが、実際に近くで見る通り大きく感じる。
だからお風呂も自然と大きいんだろうな、って思ってたけどまさに想像通り。
さっとお湯をかけて全身を洗い髪を軽く縛りお湯に足を入れる。

「気持ちい…」

あったかいお湯が昼までの疲れを溶かしてくれる。
明日は宿題何しようかな。昨日は上杉君に数学教えてもらったから、明日小塚君に教えて貰おうかな。
で、一時からは渡辺君の家に行くんだよね。
渡辺君優しかったなー。あの雰囲気の子もkzにいたら小塚君とセットで癒されるっていうか和むんだけど…。

「うー…(ブクブク…」

少し湯あたりをしたっぽく、手で自身を扇ぎながら脱衣所に出た。
バスタオルを体にまいて、髪をふく。
家だとママがうるさいし、広くてゆっくりできるお風呂最高!

下着をとろうとしたときにガラッっと急にドアが開く。
「え?!」と反射的に振り返ると、黒木君が立っていた。
目があうと、私は自分でもすぐわかる程顔を真っ赤にさせた。
でも黒木君は特に顔を赤らめることもなく、「ごめん」と言ってすぐドアを閉めその場を去った。

「び、びっくりしたー…」

まだ心臓がどきどきしてる。
…は、はやく着替えなきゃ。と思えば思うほど緊張して指が動かない!
く、黒木君見たかな?と考えたがすぐに頭を振り、その考えを振り消した。


ドアの向こうでは、黒木がもたれかかり、息をついていた。
「やばいな…殺されるかも」と言って、うなだれる。
もう一度「ごめん」、とつぶやいて、みんなのところに戻る。
その頬の色はいつもより赤みがさしていた。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


E-Mail


URL


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。