二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- とある科学の超電磁砲 学園黙示録 第二章突入
- 日時: 2012/01/24 13:15
- 名前: 黒猫参謀 ◆1rAeLb3yOw (ID: Y8BZzrzX)
どうも、皆様初めして!黒猫参謀っつーもんでございます。
昨日、友達からここのサイト教えてもらってきたら何か一杯小説あるぜ!ということで、俺も一筆書かせてもらおうかな、なんて思っちゃったりしちゃいました。
二次創作OK!?ならば大好きなインデックスを書くのもありなんでねえか!?と友達に言ったらいいんじゃねえの?といわれたので作ることに。
えーと、完全オリジナルです。原作の登場人物の日常系に登場するキャラは友達として登場します。上条くんとかインデックスとか御坂さんとか。
んで、オリジナルならとことんやってしまえ!ということでオリジナル主人公まさかのレベル5!(原作でも序列6位いまだに不明なのでそこに入ります)
ああ、あとついでに主人公は一切闇の機関等には関係ありません。たんなる一般人です。魔術sideもあまり関係ありません。いいのかそんなんで…。でもよく事件には巻き込まれる…。更に黒猫、実は原作をあまり読んでない!アニメだけ!しかも中途半端!それでも読んでくれる方、貴方は神様です。
沢山のオリジナル、ありがとうございました!
おかげで何とか戦えます!コメントは引き続き募集中。
ようやく戻ってこれました。作者、実は夏から病気して今年頭まで入院しておりました。長い間更新できず申し訳ございません。まだ全快ではないのでゆっくり更新になりますが、引き続き書いていきたいと思います。
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- Re: とある科学の超電磁砲 学園黙示録 第二章突入 ( No.162 )
- 日時: 2012/02/05 15:27
- 名前: 黒猫参謀 ◆HbpyZQvaMk (ID: Y8BZzrzX)
18話 覚醒する真の多重異能
「『狂え、黒き暴風(ウィンダム)!!』」
某RPG風の台詞が聞こえたのはすぐ後。
黒き風を足元から発生させ、紫の花粉を一箇所を集める。これ以上、流すわけにはいかない。
芙蓉悠一は現れた。あの後空間移動で土偶軍を追い抜かして様子を伺っていたのだ。そして金鳥の能力発動を見て、舌打ちしながら彼女を助けに来た。
「柊!!クッソ、毒が全身に回ってやがる!!死ぬじゃねえか!!」
毒づくがそんなことしてる場合じゃない。腐食華は暴走、花粉はどんどんあふれ出す。悠一は風を使いながらもう一つ能力を発動させる。
金鳥を抱きかかえながら空いた手を突き出し、叫ぶ。
「『滅せよ!黒き爆炎(カサルティオ)!!』」
掌に黒き火球を作り出す。問答無用でぶっ放す。腐食華に直撃。
黒き炎。高温で無機物だろうが何だろうが焼き尽くす地獄の業火。
風を前に壁状に展開、炎を遮る。
無理やりな方法だが、これくらいやらないと彼女が死ぬ。
「柊!!おい、死ぬな!!おい、柊!!」
「……」
沈黙。彼女は真っ青な顔で揺すられても無反応。このままでは——
彼は膨大な能力の中から回復系の能力を使う。
「『震えろ、状態共振(シンクロノイズ)!!』」
彼が使ったのは治療に使える能力。自分の体調と相手の体調を共鳴させて同じ状態にする能力。医療の現場で使われる能力を彼は躊躇うことなく使った。当然悠一だって毒に侵食された状態になる。
「げほっ……器官が、壊死してるじゃねえか……馬鹿が……」
「……」
吐血したが、それでも無視。痛みなんてどうってことはない。だから、もう一度。もう一度能力を使う。
その前に。
後ろに何体か逃げてしまった土偶を倒す。抱きかかえたまま振り返り、
逃げていった方向に、思い切り叫んだ。
「『爆ぜろ、反響音声(バウンドボイス)!!』」
声を音波に変換、固体を破壊するほどの勢いで照射。周りのビルのガラス、道路、ガードレール、全てを破壊しながら音波は進む。そして土偶を破壊した。
叫んだせいで大量の吐血。だが悠一は迷わない。
まだ演算に余裕がある。まだいける。
彼のスペックは半年前の比でないし、当然無理やりだって出来る。
お飾りの序列1位ではない。
すぐに自分の体を再生させる。
「『蘇れ、自己再生(リジェネレイト)』」
自己再生を強化した能力で、致命傷を再生させる。壊死した細胞は復活し、増血処理も同時に行う。通常の生体に戻し、もう一度。
「『震えろ、状態共振』」
優しく彼女を抱きしめ、自分の体の状態を彼女の状態に上書きする。
結果。
「きゃああああああああ!!」
「おぶぅ!?」
抱きしめていた所に元気になった金鳥の拳が悠一のあごに直撃。仰向けにぶっ倒れる。見上げる先には真っ赤な顔の金鳥。
「……やっぱり男なんて、嫌い。嫌い。悠一さんだったら、いいかななんて思った私が馬鹿だった……」
「あの……柊さん?」
ビビッて敬語になる悠一。助けに着たのにこの仕打ちは何?とかいえる状況違う。羞恥で震える金鳥。どんどん顔が赤くなる。
「死ねこのロリコンがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「ぎゃあああああああああああ!!!!」
襲われた。悠一はこの後命からがら逃げ出したのだった。
この後、金鳥は事情を聞き、雪に怒られて。
そのせいで、新しい感情が芽生えてしまったのは運命と言うやつだろう。
- Re: とある科学の超電磁砲 学園黙示録 第二章突入 ( No.163 )
- 日時: 2012/02/05 19:26
- 名前: 秋桜 ◆hIJueew2tI (ID: WgY/GR3l)
金鳥アアアアアアアアア!!!wwww
悠一情けないってか詫びさせて←
新しい感情=恋ですかああああああ!?←
続き楽しみにしてます!
では!
P,S
土偶ってそんな構造なんですねー・・・ってキタアアアアアアアアアアアア!!!!!!
にぎゃああああああドヤ顔うぜええええええええ!!!!←
- Re: とある科学の超電磁砲 学園黙示録 第二章突入 ( No.164 )
- 日時: 2012/02/07 12:48
- 名前: 黒猫参謀 ◆HbpyZQvaMk (ID: Y8BZzrzX)
どうも、作者です。
金鳥の新しい感情=恋慕に近い何か、です。まだ恋になるかといえば微妙。何せ男嫌いの金鳥ですから。設定上、若干ツンデレになりそうで怖い作者ですがw
まだまだ戦いは終わりません!土偶の次は更なる敵が現れています。
その時、金鳥さんの行動は!?
次回、とある科学の超電磁砲学園黙示録、金鳥さんの日常。をお楽しみに!!(嘘予告w)
てなわけで感想ありがとうございました。
- Re: とある科学の超電磁砲 学園黙示録 第二章突入 ( No.165 )
- 日時: 2012/02/07 14:13
- 名前: 黒猫参謀 ◆HbpyZQvaMk (ID: Y8BZzrzX)
19話 逃げて!!
時間を少し遡る。
茜、雅、謎の女性。
「雅……逃げて」
「茜ちゃん?」
「早く逃げてっ!!殺されるっ!!」
ボケッとしている雅を突き飛ばし、茜の鋭い声が飛ぶ。
茜は女性とは違う方向に逃げ出した。
「あははっ!!また逃げるの茜あたしからっ!?大丈夫今度こそ守るからね!!」
女性は狂気の篭った笑い声を上げて茜を追いかけ始めた。
雅だけがその場に取り残されて呆然としている。
凍った時が動き出したのは3秒後だった。
「燈っ!!どうしてお前がここにいる!?」
「木原と手を組んだんだ。だってぇ……半年前に勝手に茜さ、研究所飛び出して行方隠すからでしょ?だぁかぁらぁ……あたしが取り返しに着たんだよ?」
「くっ……」
追い詰められた。彼女以外にもいる。誘導されるように逃げて、ビルの一角に追い詰められた。狂気の笑みを浮かべた銀髪の悪魔が近付いてくる。茜は一歩、一歩と後退する。
「あはははは!大丈夫、茜はあたしんとこにいればなーんにも心配要らないよ。あたしが木原と一緒に茜を守ってあげる」
「木原は、私を実験動物(モルモット)にしかみていない!!それは燈だって分かってる筈!なのにどうしてっ!?」
「実験動物?それは仕方ないよ……茜が抵抗するんだもん……茜が抵抗しないで脳みそ掻っ捌かれていれば、誰も乱暴しないよ?」
「私は死にたくないっ」
「大丈夫、死なないって、多分。知ってるでしょ?木原ってさ、あの一方通行の開発主任なんだよ?つまり天才。天才に失敗なんてないよ」
「燈……燈は木原に何をされた?」
「あたし?あたしはなんもされてないよ。能力開発以外は」
「……まさか、全能図書館(アカシックライブラリー)!?」
「そだよー。宇宙の何処かにある霊的記録物(アカシックレコード)を集約している図書館。あたしの能力はそこにアクセスする能力なんだよ。木原のおかげで無事開発されたの。まぁ、何か副作用あったぽいけどいいや」
茜の顔が凍りつく。恐怖、畏怖、絶望。マイナスの感情全てが混ざり合い、凍結したような表情。壊れた笑みを浮かべる燈。壊れたと言うより、邪気を通り過ぎた無邪気。子供のような、幼女のような表情。
「茜、もう一回いうよ。一緒に帰ろう?」
「イヤッ!!私は木原の道具じゃない!!お前の玩具でもないっ。燈、お前の人形遊びにはもう付き合うつもりなんてないっ。邪魔するなら、殺す!!」
「……ふぅん。あたしに守ってもらわなきゃ何にも出来ないお子様が随分生意気なこと言うのね」
「何がお子様?何が生意気?自分の妄想の世界でしか生きられない、自分だけの現実(パーソナルリアリティ)をはき違えたような異常者に、なんで私がそんな扱いされるの?おかしいのは燈、お前だっ!!」
「……しょうがない。手足ぶった切って、木原に直してもらえばいいや。じゃあ、お持ち帰りね、茜」
「私はお前の道具じゃない。何回でも言う。私はもう実験動物でも、道具でもない。私は、一人の人間っ!!人間として、お前のような異常者は倒す、この街のため、私のために!」
「やれるもんならやってみなよ、茜ェ!!」
悪魔が襲い掛かった。
- Re: とある科学の超電磁砲 学園黙示録 第二章突入 ( No.166 )
- 日時: 2012/02/07 15:02
- 名前: 黒猫参謀 ◆HbpyZQvaMk (ID: Y8BZzrzX)
20話 埒外の登場
「そのガキに手ェ出してんじゃねえぞ、格下ァ!!」
「「!?」」
突如叫び声。窓をぶち破り乱入する人影。
杖をした同じく銀髪の少年。元最強、そして今は限界の外側の人間。
「——一方通行!?」
茜が驚嘆の声を上げた。一方通行。ここにいるはずのない人物、そして意外過ぎる人物は燈を睨む。
「こっちなんだよ、ってミサカはミサカは誘導してみたりっ!!」
「——打ち止め(ラストオーダー)!?何であなたまでっ!?」
「打ち止めァ!!さっさとそのガキ連れて先行ってろ」
「了解したんだよ、あなたも死なないでねってミサカはミサカは激励してみたり!!」
打ち止めと呼ばれた小柄な御坂シリーズの頂点は茜の手を引いて脱兎の如く逃げ出した。一方通行と燈は対峙する。
「……あぁ。木原の言ってたいかすかないガキってあんたか」
「やっぱり木原の手先か、テメェ」
「だったらどうした元最強。あんたが化け物扱いなら、あたしはあんたの後継者みたいなもんよ。木原曰くあたしはあんた以上に開発しがいがあったらしいからね」
「ハッ。何言ってんだか知らねェが、木原の関係者なら手加減しねェ」
「そりゃどうも、無能力者に負けた負け犬さん。あんたの弱点だってこっちは分かってんのよ?ほら、妹達(シスターズ)、出番よ!!」
余裕の笑みを浮かべた一方通行の顔から笑みが消える。その視線の先には彼のトラウマ、妹達が。彼女等はアサルトライフルを持って、ゴーグルをかけ、常盤台中学の制服を着ていた。銃口を彼に向ける。一方通行の顔が険しくなり、悪意に満ちる。
「あンの野郎……」
「ほーらね、所詮あんたはあたしたちの敵じゃないのよ?どうする?あたしの相手しながらあの子達相手できる?」
「……」
一方通行は黙って首筋の機械に手を伸ば——
「その必要はないからな、一方通行」
「?」
「ゲッ」
不愉快そうに顰める一方通行と不味そうなものを見たような顔の燈。
もう一人の埒外が、二人の間に降り立った。
「……茜の思念通信(テレパス)を貰って何かと思えば、木原の野郎、遂に動き出したか……ほら、チビ御坂、茜」
「ありがとう、ってミサカはミサカはお礼を言ってみたり」
「一方通行。一人で戦うのは、あの時の条約に反する。だから私達も加勢する」
悠一と打ち止め、茜だった。逃げるように指示した筈だろ、と彼は毒を吐いた。打ち止めの謝罪。悠一が事情を説明がてら燈に振り返る。
「外にもミサカ妹が沢山いてな。チビ御坂の助力してもらってミサカネットワーク?とかいうのにジャミングかけた。だからさ、そこの人たちももうお前の支配下じゃないんだよ。分かるか、夏村燈。お前は孤立無援だ。黒い獣もさっき茜が致命傷を負わせている。さぁ、どうする?」
「チッ……」
舌打ちする彼女に、失笑する悠一。妹達は黙ったまま今度は燈に銃口を向けている。
「馬鹿が。敵に回した相手を誰だと思ってる?埒外二人だぞ?それにこっちには打ち止め、それに茜がいる。非常識の集団相手に、たった一人の非常識が勝てると思うか?言っとくが俺も一方通行も殺すつもりだぞ。お前みたいなイカレ頭が二人を狙っていると思うと吐き気がする。
——木原に帰って伝えな!俺たちに手を出すなら、お前の全てをぶっ壊してやるってな。一方通行、お前もなんかあるか?」
「……木原君よォ、今度会ったらぶっ殺すって言っとけ、三下」
「お前も容赦ねえなぁ……消えろ、夏村。殺すぞ」
彼のコメントに苦笑から一変。睨むように燈をみる。殺意が込められている。燈は諦めたようにこういった。
「はいはい、今日は帰るわよ。ま、次あったら、お前は絶対殺すからね、芙蓉悠一。茜はあたしのもんだ」
「茜は生憎うちの家族でな。お前のもんでもねえし家族に手出すなら俺だってもう一回くらい人は殺すぜ」
真っ向から言い返し、燈は何か小言を言って、その場から消えうせた。
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