二次創作小説(紙ほか)
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- 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ☆番外編☆
- 日時: 2013/06/11 21:53
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=past&no=24538
【読者の皆様へ レッドからの挨拶】
初めまして、レッドです!
ダンボール戦機Wシリーズの小説を描いております。
本来ならば、【バン×ヒロと怨炎の幻想】の番外編を執筆する予定でした。
スレが1000になり、過去ログに入ってしまいました。というわけで、新シリーズとしてリニューアルさせることにいたしました。
上記の参照に【バン×ヒロと怨炎の幻想】の小説のアドレスを載せておきましたので、興味のある方はクリックして読んでくださいね♪
新シリーズはバンハルを中心にして取り巻く展開になります。
ハルはオリジナルキャラクターとして考えたのですが、ヒロインとして演じていただくことになります。
第2部として記念すべき第1作は!!
【バン×ハルと失われた過去】です。
前作の番外編で登場させることができなかったキャラクターとのコラボもこちらで登場させる予定です。
番外編では登場させることができず、申し訳ありませんでした。
そこで、番外編を描く代わりに新シリーズとしてスタートさせることにいたしました。
ダンボール戦機Wの主人公・山野バン、幼馴染の人見晴香を中心にして取り巻くオリジナルストーリーを展開させていけたらと思います。もちろん、ヒロたちも登場させる予定です!!
前作の本編で登場した山野健太&直太の兄弟も出演予定です。
今作では初登場となる山野リンという姉が物語の重要なキャラになるかと思われます。
【本編:ストーリー原案・構成】
第1章〜第5章:LBXバトル編
第6章〜第9章:廃墟ビル探検編
第10章〜第16章:謎かけ編
第17章〜第30章:オリキャラ登場編
第31章〜第60章:謎解き編(完結)
【番外編:ストーリー原案・構成】
第1章〜第5章:
第6章〜 :
ストーリーの進行具合によっては変更する可能性がありますので、ご了承ください。
【原作:完結した作品】
第1作:バン×ヒロと黒影の亡霊
本編は全20章で完結、番外編は全16章で完結しているぞ!
ダンボール戦機Wの小説を描くにあたり、記念すべき第1作はホラー×ミステリーを交えた本格的な謎解きアクションアドベンチャー!!
第2作:バン×ヒロと過去の追憶
前作の【黒影の亡霊】の続編となった待望の第2作!
本編は全30章で完結、番外編は第25章で完結しました。
全30章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。
ポイント:ナオが記憶喪失していることだけではなく、ハルの過去に隠されたエピソードも収録している。
番外編では初登場した聴覚障害を持つ少年・船津直紀を取り巻く展開を中心にストーリーを進めていく。
これまでにないオリジナルストーリーを展開させることで前にも増して、文章力を上げることでクオリティをパワーアップさせた。
第3作:バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ)
前作の【過去の追憶】の続編となった待望の新作!
本編は第40章で完結しました。番外編は第4章まで進んだが、完結できませんでした。
なので、番外編は新シリーズの小説でリニューアルに伴い、執筆させることにいたしました。
全40章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。
ポイント:バンの弟・山野健太&直太の兄弟が初登場していることだけではなく、2人の過去に共通点を持つところがある。
バンが兄としての役割を担うことで、2人の弟をどうやってサポートしていくかというところも見逃せない!!
バンを支える仲間たちとの絆を深めながら、友情と感動を送るという感じになるストーリーも手掛ける。
健太と直太に対するバンの強い思いにも注目してください!!
【お客様】
凛々(雪桜奇):私の小説に初コメしてくれた人です。凛と呼ばせてもらってるぜ…この子はイナイレの小説を書いておりまする!
この前、もう1つの小説に遊びに来てくれました。亜夢たん、なかなか可愛いぜ!!♪
タク:私の小説に初コメしてくれた人です。ダン戦シリーズの小説を読んでいて、凄く面白いと言ってくれました。本当にありがたいです♪ デュエマの小説を描いておりますぜ♪
シグレ:この小説に初コメしてくれた人です。友達だけど、ダン戦好きな人で気が合う! 2次(映像)でポケモン小説を描いておりますぜ♪ キョウヘイ君とヒュウさん、カッコイイ!! そして、メイちゃんもかわいい!!
赤獅子エンザ:この人はイナイレの小説を描いてますぜ♪ 友達だけど、イナイレ&ダン戦が好きで仲良くさせていただいてます♪
yumi:シエルが描いているポケモン小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、この小説に初めて来た人で仲良くさせていただいています♪
姫佳:この小説の展開が読めなくて、ハラハラドキドキしていると言った人・・・この子もイナゴの小説を書いてて、結構面白い! ティアラ&ラティア、ここちゃん、輝姫の主役4人・・・かわいいぜ!!
茅:楓が描いている黒子のバスケ小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、黒バスとサトミちゃんに関する小説を描いておりますぜ♪ 凛太君カッコイイ! オリキャラの水連ちゃんを出させていただいてます!!
聖:この小説に初めて来てくれた人だけど、ダン戦好きで気の合う親友です。友達として仲良くさせていただいてます♪
剣:姫佳の小説で知り合った友達。絵の才能があって凄い! バンハル漫画を描かせていただきました。文才がありすぎる…という言葉をいただき、凄く嬉しいです♪
凛那:剣の小説で知り合って仲良くなった友達。イナギャラの小説を書いておりますが、オリキャラがクールすぎてヤバい!(殴
【漫画】
バンハル >>604
【本編:キャラクター原案・構成】
本編の登場人物設定 >>1
バンたちの登場人物が設定されているぞ!
この小説に初めて来た人は読む前に目を通しておいてください。
健太&直太、姉のリン、イナイレの登場人物設定も収録されているので、それも含めて確認しておいてください。
青峰太陽の登場人物設定 >>11
茅が描いている黒子のバスケ小説で出ている青峰大輝の兄・太陽の登場人物設定が載っているぞ!
太陽と大輝のコンビに注目してください。
登場予定:第18章で登場します。
キョウヘイの登場人物設定 >>12
シグレが出してくれたオリキャラです。今作では本編に登場させることにしました。
キョウヘイの運動神経、バンたちとの共演に注目してくだされば幸いです。
ポケモンBW2主人公・キョウヘイの活躍に期待してください。
登場予定;第21章で登場します。
ヒュウ&メイの登場人物設定 >>13
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいという理由でキャラ応募してくれました。
キョウヘイとのコンビネーションを披露するので、大迫力のLBXバトルにも注目してください!
登場予定:第21章で登場します。
優騎那のオリキャラについての登場人物設定 >>14
オリビア&シュリの姉妹コンビが前作の【過去の追憶】に続き、本編で再登場決定!!
急遽、2人を起用することにしました。
登場予定:第24章で登場しました。
無類シント&星目テツヤ&武闘フジ、3つのLBXについての登場人物設定 >>15
タクが出してくれたオリキャラです。番外編でバンたちと共演させたいという理由でキャラ応募してくれました。
シントたちの活躍に期待してください。タクのイメージに近づけるよう頑張って描いていきたいと思います。
3つのLBXについても一緒に載せてありますので、ゆっくりご覧下さい。
本編の登場人物設定2 >>42
早間綺羅、カレン・キャベルン、望月幸介&優、樋田優雅について載せています。
使用LBXは綺羅のみになりますので、ご了承ください。
富士本 優実の登場人物設定 >>57
yumiが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいとのことでキャラ応募してくださいました。
今作では初登場となりますが、ユウミがどのようにして演じていくのかというところに注目してくだされば幸いです。
登場予定:第26章に登場します。
恵珠の登場人物設定 >>58
冬(冬ノ華 神ノ音)が出してくれたオリキャラです。
バンたちと共演したいという理由で応募してくださいました。
しかもメカニックという設定をつけていただき、私としても上手く描けるか分かりません。
やるからには頑張って描いていきたいと思いますので、彼の登場に期待してくだされば幸いです。
登場予定:第26章で優実と一緒に登場させる予定でしたが、恵寿はバンたちと合流した後に出させることになりました。
長月レオンの登場人物設定 >>59
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたい理由で応募してくれました。
イカロス・ライトというLBXに関する設定も載っております。アスペルガー症候群を患っておりますが、LBXの腕は果たして?
これからもレオンの活躍に期待してください。登場予定は第26章で出します。
橘 美咲の登場人物設定 >>60
伊莉寿が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
短編を描く前に美咲ちゃんのイメージを見た上で本編に登場させたいと思っています。
美咲ちゃんが輝姫や太陽たちと共演するのかも注目してくだされば幸いです♪
美咲ちゃんが登場する予定は早ければ、第27章あたりになります。
また、バンたちと共演させるのも楽しみにしてください!!
イナイレGO(天馬・太陽・マサキ・信助)の登場人物設定 >>61
天馬たち4人の登場人物設定が載っています。今作の本編でやっと登場することになりました。
4人の化身や必殺技も載せているので、それも含めてご覧ください。
第18章で登場しました。そこでサッカーバトルが展開されることになりそうです(笑)
サッカーバトルもできるだけ表現して描いていきたいので、よろしくお願いします!!
輝姫&ティアラ、一ノ瀬心愛(いちのせ ここな)の登場人物設定 >>62
白炎輝姫&ティアラ・クルーガー&一ノ瀬心愛(通称ここ)の登場人物設定です。
輝姫とティアラは前作の【怨炎の幻想】では本編で登場いたしました。今作も引き続き、本編で登場させる予定です。
輝姫&ティアラの従姉妹コンビによる追いかけっこシーンにも注目してください♪
ここちゃんの活躍にも期待してくだされば幸いです。
登場予定:まだ未定です。めどが立ったら載せます。
輝姫&ティアラ、ここちゃんの活躍に期待してください!!
一ノ瀬心愛(通称ここ)が働いているカフェの設定 >>63
ここちゃんが働いているカフェのイメージです。私自身、上手く描けるかどうか分かりません。
でも、やるからには頑張って描きますぜ!!
黄瀬 水連の登場人物設定 >>64
茅が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
水連ちゃん、マジで可愛すぎる! 黄瀬の妹ですが、水連の活躍に期待してください♪
第48章以降に出る可能性が高いので、しばらくお待ちください。
キョウヘイ・ヒュウ・メイVSシント・フジ・テツヤのLBXバトル設定 >>442
第60章のLBXバトルでお馴染みのオリキャラが出ます。
はたして、どのような展開を見せてくれるのか楽しみにしていてください!
人見 晴香の新型LBXについて >>495
ハルの新型LBXとなるブルーグリーンライトの設定が載っております。
ある人の形見となっていますが、その理由は…>>493のストーリーで明かされました。
この後、バンたちとのLBXバトルで使用する予定です。ハルがどんな思いを込めて、バトルを展開していくのか?
ハルの実力が気になる人もいますが、それまでお楽しみに!!
山野バン・大空ヒロ・長月レオン・人見晴香のLBXについて >>509
LBXバトルする前にまとめて描きました。レオンとハルのLBXは新型なので、どのように活躍するかは更新してからのお楽しみに!
バンヒロのコンビもなかなか見逃せないので、2人の息が合ったコンビネーション
によるバトルも見せ付けます。それでは、クライマックス直前のバトルスタート!!
番外編の登場人物設定 >>561
お馴染みのバンたちの他、新キャラクターも出ます。
リンの兄・小海諒平についても描かれているので、ストーリーを読む前にクリックして下さい。
【本編:目次(ストーリー進行具合)】
第1章 1人の少女・リンとの出会い >>3-4
第2章 居酒屋で行われるLBXバトル大会とは? >>5-7
第3章 LBXバトル大会Ⅰ ついに開幕!! >>8-10
第4章 LBXバトル大会Ⅱ 決勝戦での決着! >>16
第5章 LBXバトル大会Ⅲ 優勝は誰の手に? >>17-18
第6章 由美が語る、25年前におきた惨劇とは?>>19-20
第2部:廃墟ビル探検編(第7章〜第9章)
第7章 廃墟ビル探検Ⅰ リン&優の空手部コンビが見たものとは? >>21-22
第8章 廃墟ビル探検Ⅱ 秒殺の皇帝・海道ジン登場! >>24 >>26-29
第9章 リンの様子に違和感を感じたバン・・・その複雑な心境とは? >>35 >>37-41
第3部:謎かけ編(第10章〜第16章)
第10章 リンに忍び寄る影、その正体は? >>43
第11章 リンの幼馴染・早間綺羅、登場! >>44
第12章 ハルが河川敷で見つけたものとは? >>45-46 >>48
第13章 バンの幼馴染・樋田優雅、登場! 彼がついに発見したものとは? >>50-51
第14章 キラード団という謎の組織だと名乗る男から託された謎のメッセージと1つのヒントとは? >>52
第15章 ますます深まりつつある最大の謎・・・そこで掴んだ重要な手掛かりとは? >>53-55
第16章 囚われの身になったリンたちの安否は? >>56
第4部:オリキャラ登場編(第17章〜第30章)
第17章 立向居勇気&月島楓の幼馴染コンビ登場! >>65-66
第18章 西園信助・松風天馬・雨宮太陽・狩屋マサキの4人組、ただいま参上! >>67
第19章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(前編)・・・青峰兄弟&黄瀬、登場! >>68
第20章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(後編)・・・決着! >>69
第21章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(前編)・・・彼らが見たものとは? >>70-71
第22章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(中編)・・・LBXバトルで待ち受ける罠とは? >>72
第23章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(後編)・・・バン、ただいま参上!! >>73
第24章 オリビア&シュリの姉妹、ついに登場! 4年ぶりの再会 >>74
第25章 無類シント&星目テツヤ&武闘フジの小5コンビ、登場! >>75
第26章 富士本優実&長月レオン、登場! >>76
第27章 橘美咲、登場!(前編)・・・初の幽霊屋敷探検! >>77
第28章 橘美咲、登場!(中編)・・・地下室で見たものとは? >>78
第29章 橘美咲、登場!(後編)・・・ヒロ&レオン、ただいま参上! >>79
第30章 輝姫&ティアラ&一ノ瀬心愛の3人組、登場! >>80-81
第5部:謎解き編(第31章〜)
第31章 再会Ⅰ ハルに忍び寄る魔の手、その正体は? >>98
第32章 再会Ⅱ カレン・キャベルン登場、その目的とは? >>99
第33章 再会Ⅲ バンVSカレンの因縁対決 >>100-103
第34章 バンの様子に異変を感じた直紀、その違和感とは? >>104-105
第35章 バン&ハルの幼馴染・鶴見ナナミ、登場! >>106-107
第36章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(前編)・・・【Detective bar】に隠された秘密とは? >>108
第37章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(後編)・・・知り合った経緯とは? >>109-111
第38章 バンの様子に異変を察したハル・・・その真意とは? >>112-113
第39章 リン、望月兄弟&優雅の4人が誘拐されたことを知ったハル・・・バンの複雑な心境とは? >>114
第40章 ついに明かされる、リンの本当の過去・・・壮絶な出来事とは? >>115-117
第41章 キラード団のアジトに関する場所の謎を解明せよ! >>125 >>127-129
第42章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(前編)・・・キラード団のアジトの位置を掴め!>>130
第43章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(後編)・・・廃墟ビルで見つけた仕掛けとは? >>131-132
第44章 キラード団のアジトに乗り込んだバンたち、そこで待ち受ける展開とは? >>133
第45章 立向居直毅・青峰兄弟・黄瀬、ただいま参上! >>134-136
第46章 キラード団のアジトⅠ 催眠の部屋で待ち受ける罠とは? >>137
第47章 キラード団のアジトⅡ 謎の催眠術師・高遠遥一、登場! >>138
第48章 キラード団のアジトⅢ 1つの部屋に隠された謎を解き明かせ! >>155 >>163 >>189
第49章 蘇る過去の記憶Ⅰ ハルが絡んでいたという1つの事件とは? >>200 >>208
第50章 蘇る過去の記憶Ⅱ 奈良警部が言う、厄介な事件とは? >>226 >>230
第51章 囚われの身になったリンたちの居場所を掴め! >>246 >>258
第52章 バンたちがそこで見たものとはいったい・・・リンたちとの再会、そして----------- >>265
第53章 バンVSカレンの推理対決Ⅰ リンたちが誘拐された事件の謎を解き明かせ! >>278 >>281
第54章 バンVSカレンの推理対決Ⅱ 5年前に起きた誘拐事件の謎を解き明かせ! >>289 >>299
第55章 バンVSカレンの推理対決Ⅲ 最後の仕上げとなる誘拐事件の謎とは? >>304
第56章 ついに姿を現した真の黒幕・直野健一、真の目的とは? >>318
第57章 ついに記憶が戻った健太たち、その真実とは? >>335
第58章 黄瀬水蓮&富士本優実、ついに登場! >>361 >>387
第59章 決着、リンに対するバンの思いとは? >>390
第60章 再び平和を取り戻した日常、リンたちを揺るがす想い…それは何か? >>411 >>413 >>428 >>443 >>452 >>459 >>463 >>472 >>484 >>493 >>508 >>522
【番外編:目次(ストーリー進行具合)】
第1章 誘拐事件から1年後…リンの複雑な思い >>567
第2章 幽霊屋敷探検Ⅰ リンと優が気になりだしたものとは? >>572
第3章 幽霊屋敷探検Ⅱ 駅前で起きた出来事とは…ハル・ヒロ・ナオ参上! >>576
第4章 リンの様子に異変を感じたバン…その違和感とは? >>587-588
第5章 6年ぶりの再会(前編)…諒平の幼馴染・加藤未来、登場! >>593
第6章 6年ぶりの再会(中編)…諒平に対するリンの複雑な思いとは? >>598-599 >>610-611
これからも応援よろしくお願いします!
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.134 )
- 日時: 2012/12/17 21:33
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第45章 立向居直毅・青峰兄弟・黄瀬、ただいま参上!
(ストーリーモード:直毅)
直毅は黄瀬・青峰兄弟と共に駆けつけてやってきた。ハルたちの前に立ち塞がり、顔を顰める。
「だいたいなぁ、こんなところにいてやってられねーぜ。面倒くせぇから、さっさと片付けちまうか」
「直毅、それ言うならそっくり言い返すぜ。俺もやってられっか!」
「あん? 太陽、調子こいてんじゃねーぞ。さっさと倒しちまうか」
俺は青峰太陽とつるんでいることが多い。黄瀬とは大輝を通じて知り合った後輩の1人だ。
面倒くせーけど、こいつらを潰すのには都合がいい。それならば、自力で倒していくつもりだ。
「俺は2人を倒す、太陽たちは残り3人倒しちまいな」
あー面倒くせぇ、と言いながら睨みつけた。不良じみた格好をしてんのは俺だけだったりする。
それならば、太陽たちは俺と性格が似ているわけではない。まぁ、それは置いといて勝負といきますか。
「直毅、どうすんの?」
「まぁ、楓は黙って見てろって」
缶ビールを持ったまま、ヒックと呻いた。楓は思わず、顔を顰めていた。
楓は俺を見て驚きを隠せずにいたが、目の前にいる5人を睨みつけたままだ。
「どういうつもりだ、俺たちの邪魔しやがって!」
「あ? ケンカを吹っかけてきたのはそっちだ」
俺は空になった缶ビールを手に取りながら、ポイポイと上げてキャッチしている。
5人のうち、1人の手下が俺に突っかかってきた。
「やれるもんならやってみろよ!!」
直毅は溜息をつきながら、楓の方に向かって缶ビールを渡して投げた。
ボクシングで言うファイティングポーズを構えた後、1人目の手下を見て避けた。
「なっ・・・・・・」
避けるのが見え切れていないのか、その動きの速さに翻弄されてしまう。
だてにボクシングやって鍛えてないからな、そのスピードの速さには自信がある。
「テメェら・・・・・・俺のことを甘く見るんじゃねえよ」
「なんだとォ---------------------!!」
突っかかりながら襲い掛かったのと同時に殴り返した。そのダメージを受けた1人目の男は気絶して倒れてしまった。
俺は面倒くさそうに4人を見つめる。その隙を疲れたかのようにして呆然と見つめていた4人は動揺を隠せない。
「テメェら、俺の友達に手を出したらタダじゃおかねーぞ」
「まさか、立向居直毅?」
ケンカで知らない者はいない。荒くれ者で有名だったとか言うそんな話だ。
ボクシングで強かったらしく、かなり有名だったという。まぁ、それはあくまでも事実に過ぎないのだが。
しかし、ある出来事を境に、酒浸りになってしまったという経緯を持つ。
「あぁ、いかにも俺だけど?」
「飲んだくれがボクシングだと?」
「うるせー俺は好きでやってるわけじゃねえ、文句あるなら言えよ!」
ボクシングは成り行きでやっていただけのこと。元はサッカーが好きでやっていたけど、止めていた。
酒浸りになり、荒れまくっていた俺の心の傷を癒してくれたのが家族の存在だった。
勇気や涼気に苦労をかけさせて、3人で暮らそうってなってからも酒を飲み歩いて帰る毎日を送っていたのだ。
「おまえら、纏めてかかってきな」
「ちょ、直毅先輩!?」
黄瀬が目を丸くして驚く。喧嘩っ早いのは相変わらずなところだ。
元々、俺はケンカするのが大好きだったからだ。勇気は薄々、感づいていたみたいだけど・・・・・・涼気も勇気から聞いていたので、少しだけ知っていた。
「なーんてな、太陽たちに任せた」
「そういうことならいいっスよ」
黄瀬は青峰大輝と一緒に突っかかりながらも一緒に纏めて殴ったり、蹴ったりしながら叩きのめした。
残りの手下どもを倒した時点で、もう既に用済み。俺はパンパンと両手を叩いてから溜息をついた。
「楓ェーこんなところで何やってんだぁ?」
「こっちの台詞よ! 何でここに?」
楓は俺に歩み寄りながら、突っ込みを入れた。楓の突っ込みはいつも以上に鋭い。
まぁ、俺も心配してついてきただけだけど・・・・・・どうも見てられなくて困っていた。
「酒を飲んだ帰りに見かけてよォーこんな時間にほっつき歩いてるなんておかしいと思って、後をついてきた」
「追いかけてきたってこと?」
「うんにゃ、そうなるな」
俺はポツリポツリと楓たちに向かって話し始めた。
事の発端は2時間前、トキオ大学近くの居酒屋で酒を飲んでいた。
いつものように、酒を飲んで帰ろうとする俺は生ビールのジョッキを煽って言う。
「なぁ、だんな・・・・・・俺、飲んでて気分が良いんだよ」
「いいことでもあったの?」
「いーや、別にないですよ。ただ、ちょっと気になることが・・・・・・」
楓のことが気がかりだった。最近、駅前で出くわすようになって絡みながら話していることが多い。
勇気は楓のことを知り尽くしているので、幼馴染とも言えるだろう。俺は楓の気持ちが分からなくもなかった。
「まぁ、俺だけ飲んでて寝ちゃうのが嫌なんですけどね」
「直毅、そこまで無理しなくて良いんじゃないの」
「いや、俺はそんなこと言ってませんって・・・・・・」
ヘラヘラ笑いながら言う俺は生ジョッキを煽って飲んだ。ウイスキーを飲むのも良いよな。
マスターが俺のところに度の強いウイスキーを差し出してくれた。
「これ・・・・・・」
「飲んでみるか? 酒好きなら気に入るかなーって思ってな」
「飲みます。ありがとう、だんな・・・・・・」
グラスの中にウイスキーを注いだ後、左手で持って煽った。
うまいというより、飲み過ぎが効いたみたいで眠くなってきた。
「ふぁー・・・・・・寝るー」
左手でコップを持ったまま、突っ伏してしまった。そして、夢の世界へと旅立っていった。
少し経ってから携帯の着信音が鳴った。眠そうに身じろいだ後、ズボンのポケットから取り出してみる。
着信というより、1通のメールが来ていた。差出人は兄の涼気だった。
「兄貴、こんな時間にメール?」
そう言いながら呟き、突っ伏したまま操作して開く。すると、メールの文章はこんな感じで書かれてあった。
【直毅、楓が帰ってないけど・・・・・・見かけた?】
見かけてねえよ、こんな時間に出るか。あいつ、勇気と仲が良いわけだし、俺はどうでもいいやと思った。
仕方なく、涼気にメールの返信してから帰ることにした。
【見てねえよ、俺は酒飲んでたー。探しに行くからさぁー】
酒を飲んでいたので、仕方ないと思う。涼気があれだけ心配するということは事件に巻き込まれたか。
うーん、嫌な予感はしないが・・・・・・さっさと外に出て帰ることにした。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.135 )
- 日時: 2012/12/17 21:40
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
打って変わって、場所はトキオシティ駅近く。そこのベンチに座り、コンビニで買ってきた缶ビールのプルトップを空けて飲んだ。
「ヒック、楓のヤツ・・・・・・」
その時、ダムダムとボールを叩く音が聞こえてくる。
その音がした方向に振り返ってみると、ストリートバスケット専用場で1人の青年と2人の少年がバスケしながら遊んでいた。
「こんな夜中にバスケやってんのかよォ、あいつら」
見覚えのある後輩・青峰太陽、大輝の兄弟と黄瀬涼太の3人が仲良く遊んでいた。
キュッキュッと足を動かせながら、ドリブルの練習でもしているのだろう。
(ったく、のんきなもんだぜ)
缶ビールを煽り、飲んでいた俺のところにバスケットボールが転がってきた。
太陽が俺に気づいて、3人でやってきた。こんな夜中に遊んでる場合じゃないだろ、と言いたくなる。
「おまえらぁ、こんな時間まで遊んでんじゃねーぞォ」
「すいませんでした、何で先輩がいるの?」
「俺ぁ、知り合いを探してんだよ」
その台詞を聞いて、太陽は顔を青ざめながらも何か思い出したらしい。
大輝と黄瀬が顔を見合わせながら、怪訝そうに首を傾げている。それを見かねて、俺は太陽に向かって問い質す。
「太陽、何か思い出したことでもあんのか?」
「いや、たちむーに誘われたんスけど・・・・・・」
「勇気に誘われた?」
勇気のヤツ、何も言ってなかったような気がするけど・・・楓がいないのには、何らかの理由があると見て間違いない。
太陽が誘われていたのは、いったい何なんだと言いたいくらいだ。大輝が太陽に向かって問い詰める。
「兄貴、勇気先輩に何か言われたのか?」
「ああ。キラード団のアジトを探すから手伝ってくれって頼まれてたんだよ」
「キラード団? なんだ、それは?」
俺は太陽の言葉を聞いて、首を傾げた。大輝や黄瀬もキラード団の存在を知っているらしく、簡単に分かりやすく説明する。
「リンちゃんがキラード団に攫われたとか言ってて、俺らはサッカーバトルの時にようやく知ったんです」
「黄瀬、そいつらが事件に関与しているってことか?」
「はい、それも有り得ると思います。青峰っちもちゃんと聞いてたよね?」
黄瀬が真剣そうな顔で大輝に向かって問い詰める。大輝もコクリと頷き、勇気たちが事件の調査をしていることが伺えた。
2人の安否が気になってきたので、後を追いかけようとするのにも時間がかかりそうだ。
「ちっ、勇気のヤツ・・・・・・俺にコソコソとやってんのが気にくわねェんだよ」
「隠し事してるってことでいいんスよね。とりあえず、俺たちも気になるから行くっきゃないし」
「黄瀬ェ、おまえがそんなこと言ってんならよォー。俺も乗り気じゃないけど、探す手間が省けそうだぜ」
黄瀬と青峰兄弟さえいれば探す手間が省けそうだ。時間があるから、夜はまだ長い。
楓を探すに越したことはないが、どうやって見つければ良いか分からなくなっていた。
「ったく、探すことにしたのは良いけどよォー」
「先輩、アレ見てください!」
黄瀬が何かに気づいて、振り返ると見覚えのある少女が勇気たちと一緒に裏通りの方へと向かっていくところだった。
(あれは楓・・・・・・こんな時間にほっつき歩いてんだぁ?)
楓たちの行き先が気になったので、後を追うようにして向かうことにする。
俺たちも裏通りへと突入し、懐中電灯を持ちながら歩いていく。薄暗い路地を歩いていると、一番奥に聳え立つ廃墟ビルらしき建物が見えた。
「廃墟ビルっスよね、何かヤバくないっスか?」
「黄瀬、怖がってる暇があったら・・・・・・正々堂々と入れば良いだろ」
「酷いっス、青峰っち!」
ギャーギャーと言い合っている黄瀬と大輝の2人を見て放っておくわけにはいかない。
この先に何があるか分からないので、懐中電灯を持ちつつも慎重に入った。
『ギギーッ』
中は真っ暗だが、行き先さえ分かれば良いだけの話。俺を先頭に黄瀬、青峰大輝、太陽の順で並んで歩く。
2階に通じる階段を上り、1つの部屋に辿り着いた先には床下が開いている。
「この下に通じる階段を降りていったみてーだな」
「それに英語のキーボードが入ってるみたいっス」
黄瀬が指差した先に英語のキーボードらしきものがあった。恐らく、その仕掛けの答えを解いたことで開いたのだろう。
とりあえず、下に通じる階段を降りてみた方が良いかもしれない。
「キーボードを打てば解けたみてーだけど、この先には何があんだよ」
「よく分かんないけど、他にも何か仕掛けがあるとしたら・・・・・・」
「・・・・・・そこに行ってみるっきゃねーな」
太陽の言葉を区切りに階段を降りていく。どうやら、下まで続いているようだ。
(楓、まさか・・・・・・)
慎重に降りた先には洞窟になっていた。その先に何が起きるかも分からないが、一目散に駆け出していく。
しばらくして、そこに向かった先に見つけたのは・・・・・・鷲の絵が描かれている壁画。
「あれ、仕掛けが解けてあるみたいっス」
「本当だ。どうやって解いたんだ?」
黄瀬と大輝が感想を述べながら言う。そんなことを言ってる暇はない。
クズクズしてられないので、急いで階段を駆け下りた。黄瀬たちと一緒に向かったその先に見たものとは----------------
「楓!?」
楓たち女子グループが大人数の手下どもを相手にして戦っているところだった。
ザッと見て、100人くらいか・・・・・・その割には何とか倒せたみたいだが、どう見ても明らかにヤバい。
「ヤバいっスよ、先輩!」
「ああ、分かってらぁー」
空になった缶ビールを右手で手下の1人に向かって投げたのだった。
現在に至り、楓たちを助け出したというわけだ。4人とも、無事で良かった。
「・・・・・・というわけなんだよ。おまえら、こんな時間まで何してんだぁ?」
「直毅、それはないでしょ! 酒浸りで飲んだくれてるバカには言われたくないわっ!!」
「んだよ、俺が心配して探しにきてやったのにさぁー」
「酔っ払いに言われんのが嫌なの、私はっ!」
楓と俺のケンカトークを聞きながらも溜息をつくハルたち。幼馴染だから、何かと気にかけてしまう。
酒浸りで悪かったかもしれないが、俺は本当に心配している。楓のことは幼い頃からつるんでいるし、今も仲良くしてもらっていた。
「-------------ったく、面倒くせーことになっちまったな。詳しく聞かせろ」
「はい。実は------------------」
バンの妹のリンが自宅の前で何者かによって誘拐されたこと、優雅と望月幸介がたまたま通りかかった駐車場でそこに止めてあった1台の車の中に閉じ込められているリンたちを発見し、バンに連絡したことなどを詳しく聞いた。
「その時、バンはあることに気付いたんです。もしかしたら、キラード団が事件に関与しているのではないかという可能性が高いかもしれないって言ってました」
その話を聞いた俺はヒックと呻いた後、楓を見て呆れながら溜息をつく。
「どうりで、楓がここにいるわけだぜ・・・・・・ったく、心配かけさせんな」
「ごめん・・・・・・」
「まぁ、こうなっちまった以上は後ずさりできねーぜ」
俺は面倒くさそうに顔をしかめながら、楓の頭を優しく撫でた。
その後、意識のある手下の胸倉を掴んで問い質す。
「おい、リンたちが囚われた場所はどこにあんだよ?」
「うっ・・・・・・ち、地下・・・・・・」
地下室に居る可能性が高いかもしれないということか!
一刻も早く、バンたちに追いつかないようにしなきゃいけない。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.136 )
- 日時: 2012/12/17 21:43
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第45章の続き
(ストーリーモード:ハル→バン)
バンたちに連絡するしか他はないだろうか。
そう思いながら考え込んでいたその時、ナオが私に話しかける。
「直毅さんが問い質したとおり、地下室に閉じ込められている可能性が高いですよ?」
「うーん・・・・・・そこは何とも言えないけど、リンたちが閉じ込められているかもしれないね」
ナオの言うとおり、直毅が問い質した後に言った言葉が引っかかった。
確かに地下室ならば、どこかに隠されていることも考えられる。
しかし、それまでに見つかるかは時間の問題・・・・・・そこをどう見出すか悩んでしまう。
「バンさんたちに知らせるしかないんじゃないですか?」
「知らせるというより、後から追っていった方が良いかもしれない」
バンたちの後を追い、そこで何が待ち受けているかも分からない。
それ以上に時間を稼いでいくことができたのだから、バンたちはそこにいるはずだと思って考える。
「直毅さん、ティアラも一緒に行こう!」
「OK、バンたちに追いつかないようにしないとね」
「俺もできる限り、協力するからよ・・・・・・」
直毅は面倒くさそうに欠伸した後、キッと鋭い目で睨みつける。
さすが、先輩・・・・・・直毅は結構良い人みたいだから大丈夫だろう。
「俺たちも行きます!」
「俺も気になるから行くぜ!!」
黄瀬涼太と青峰大輝の2人も力強く言ってくれたので、直毅たちを見回してから頷いた。
バンたちのことが心配だし、今から追いついても間に合うかどうか微妙だ。直毅たちも一緒にいるから大丈夫だろう。
「よし、みんな行くよ!」
そう言ったのと同時に内部へ向かって走り出す。
バンたちの無事を気遣いながら、後を追いかけて向かった。
(バン、みんな・・・・・・無事でいて!)
私はバンたちの安否を気遣いながら、直毅たちと共に追っていくことにした。
その頃、バンたちは内部へと突入していた・・・・・・そこで手掛かりを掴みながら捜査していたのだ。
慎重に捜査していくうちに何か仕掛けられていることが伺えた。
「ここまで来たのは良いけど、どうするんだ?」
立向居が周りを見回しながら呟き、辺りをくまなく調べる。
輝姫たちもすぐに調べながら捜査に協力していたが、何やら気になるものを見つけたらしい。
「あっ、バンさん! こっちに来てください」
「どうした、輝姫?」
輝姫たちが指差したのは、床に貼り付けられている1つの扉。
そこに何かがあるということは確かなようだ。
「------------ん?」
俺は扉に取っ手があることに気付き、手にかけて開けてみる。
力を込めて入れようとするも、頑丈になっているためだろうか・・・・・・・なかなか開けようと試みるも、ビクともしない。
「こんなところに扉が存在していようとはなあ・・・・・・」
溜息をつきながら、ゆっくり立ち上がる。
周りに何か扉を開けられるものがないか見回しながら探す。
どこかに何かのボタンがあるはずだと思いながら、懐中電灯の明かりを頼りに捜査していく。
「うーん・・・・・・」
仕掛けられていることは確かなのに、床に扉が存在している。
それは何のために仕掛けられていたのかも気になる。
「バンさん、扉があるってことは何かありそうですよね?」
「ああ。間違いない・・・・・・これは何かあるな」
輝姫の言うとおり、絶対に何かある・・・・・・この謎を解き明かすしかない。
そう考えたその時、キラード団のボスが誰なのか気になっていた。
(キラード団が存在するようになったのは、ここ最近・・・・・・なぜ、この辺を拠点に何をしているのか?)
キラード団が存在するようになったのは、ここ最近のことである。
なぜ、この辺りを拠点にしているのか・・・・・・それに何をしようとしているのかも気になっていたのだ。
(うーん・・・・・・リンたちがいなくなっていたのには、何らかの理由があるはずだ)
リンたちがいなくなっていたのには、何らかの理由がある。
それに望月と優雅が攫われた時の状況を考えるとほぼ酷似しているし、何か引っかかるのは確かだ。
「バン、ちょっとこっちに来い」
立向居が何か見つけたらしく、直紀が無言で手招きした。
そこにやってきた時、見慣れないものを見つける。
「これは-----------------------------」
立向居と直紀が指差して示すもの、それは地下室の鍵だった。
それが手掛かりになるのなら、そこに通じている場所は何なのか?
(さっきの扉・・・・・・地下・・・・・・・)
2つのキーワードを元にして考える。
その地下室にあるのは、誰かの部屋が存在しているということになる。
つまり、この地下室は何かの部屋に通じている可能性が高い。とりあえず、開けてみるしかない。
「とりあえず、この鍵を使って開けてみよう」
鍵を受け取り、さっきの床に貼り付けられているドアの鍵穴に鍵を入れる。
すると、今までビクともしなかったはずのドアが大きく開いた。
「地下に通じる階段か?」
そう言いながら呟き、懐中電灯の明かりを照らしてみる。
確かに階段がある・・・・・・どこかに通じているのだろうか。
「バンさん、どうします?」
子犬を抱えながら、階段を覗いた優実が問いかける。
確かに暗いけど、行ってみる価値はありそうだ。
「よし、今から突入だ!」
合図と同時に階段を駆け下りる。立向居たちも俺の後に続いて追いかける。
この時、俺たちはそこで待ち受ける罠に気付いていなかった------------
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.137 )
- 日時: 2012/12/17 21:45
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第46章 キラード団のアジトⅠ 催眠の部屋で待ち受ける罠とは?
(ストーリーモード:バン→ハル)
地下に通じる階段を駆け下りていった先にあったのは、1つのドア。
そこに何かが隠されているような気がしてならないのは、気のせいだろうか。
慎重に部屋のドアを開けて入ると、目の前に現れた光景は奇妙な感じになっていた。何かの部屋だろうか。
「ここ、何か微妙だな」
「確かにそうだな。それにしても、ここは何の部屋なんだ?」
周りを見回す限り、キラキラと光っていて綺麗な感じになっている。
まさにプラネリタウムとしか言いようがない・・・この部屋は極めて奇妙だと感じてしまう。
「うん、僕もちょっと気になるけど・・・・・・・」
「信助、それ言うか。待てよ、あの機械は何なんだ?」
立向居が指差した先には、1つの機械があった。それに触れたら、どうなるか分からない。
機械といい、この部屋といい・・・・・・何か嫌な予感がしてならなかった。
その時、ヒロがあることに気づいて考え込みながらも意見を言う。
「この部屋、もしかして・・・・・・催眠の部屋じゃないんですか?」
「催眠の部屋?」
ヒロの言葉を聞きながら考える。催眠の部屋=眠りの世界へと誘うところではないか。
つまり催眠術にかかったら、身動きが取れなくなってしまう可能性が高い。
「よく考えてみたら、眠りの世界へと誘うよね」
「やっぱり仕掛けが施されていそうな感じがしてならないですね」
「ああ。それに嫌な予感がする。この部屋はいったい、誰が使ってるんだ?」
嫌な予感がしてきたので、いったん戻ろうかと思っていた矢先。
背後から聞き覚えのない声が聞こえてきて、後ろを振り返ると見知らぬ青年が居た。
「そこまでだ、山野バン」
「何で俺の名前を知って・・・・・・」
突然のことに動揺を隠せない。青年はニヤリと笑いながら、俺たちを見回す。
見たところ、20代半ばだろうか。その割には冷静に汲み取っているようにも見える。
「もう1人の催眠術師、高遠遥一だ。僕の催眠術に触れられたら、逃げられんぞ」
「高遠って、まさか!」
ヒロがあることに気づいて、青年が何者なのかも分かったようだ。
何かを思い出したのか、ヒロはようやく重い口を開けて言い放った。
「高遠、もしかしておまえ・・・・・・小学校の時に引っ越してった?」
「大空、久しぶりだな。小学校に引っ越して以来か、こんなところで会えるとはなぁ」
「高遠、何でお前がここにいるんだ?」
ヒロは動揺を隠せず、そこで再会を果たしてしまうとは思っていなかった。高遠と知り合いだったことも知らなかった。
どういう関係なのかも知らされていないが、ヒロは高遠に向かって言い放つ。
「邪魔者を消すためにね、ここで眠ってもらうよ」
「高遠、どうしてだよ。催眠術師やってて、何が面白いんだ!」
「そうか、眠りの世界へ連れてってあげよう。催眠の醍醐味を見せ付けてやるよ」
そう言ったのと同時にフッと電気が消えた。周りを見回しながら探していたその時、俺の耳に何か聞こえてきた。
「眠りの世界へようこそ、今から催眠をかける」
「なっ!?」
その言葉を聞いたのと同時に催眠をかけられ、目がトロンとしてきた。
睡魔に負けてしまいそうになるのを堪え、必死で耐えようとする俺たち。
「うっ、眠くなんかないぞ」
「それはどうかな?」
高遠の声が聞こえてきて、だんだんと深い眠りに落ちていく。
まるで、歌声を聞いているかのようにして倒れこむようにして伏せて、眠りの世界へと旅立っていった。
その頃、ハルたちはバンたちの行き先を探しながら走っていた。
「バン、電話に出ない・・・・・・」
さっきから何度もコールしているのに、なかなか応答しない。
どこかの部屋に居そうな感じがするのに、嫌な予感がしてならなかった。
「どこかの部屋に居るはずっスよ。とにかく追うしかない」
「黄瀬君、どこかの部屋が空いていたとしたらどう思う?」
「そりゃあ、あそこまで行くしかないっしょ。青峰っちは?」
黄瀬は文句を言いながらも、すぐに答えてくれる。大輝はだるそうに走りながらも、黄瀬を見て睨みつけた。
「うっせぇ、俺だって協力してやってんのによォ」
「まぁ、そう言うなって・・・・・・」
太陽が大輝を宥めながら、私たちの後について行っている。
直毅はだるそうに顔をしかめながら溜息をつく。
「おまえら、ゴタゴタ言ってっと置いてくぞ」
直毅の文句を聞きながら走り続けていたその時、1つの部屋が空いていることに気づいた。
ドアを開けて入ると、床下に階段があることに気づいて驚く。
「こんなところに階段?」
「バンたちはこの階段を降りていったかもしれない」
楓が首をかしげたのと同時に推理した。バンは恐らく、みんなと一緒に階段を駆け下りた。
そこで何かが起きようとしている可能性が高い。とりあえず、慎重に降りていくしかないようだ。
「よし、みんな行くよ!」
地下に通じる階段を駆け下り、1つの部屋に辿り着いた。
慎重にドアを開けて入ると、目の前に現れた光景を見て驚愕する。
「ちょ、みんな!?」
バンを含む仲間たちの殆どが倒れ込んだまま、気持ち良さそうに眠っている。
いったい、何が起きたのかも分からないまま、動揺を隠せずにいた。
バンは仰向けに倒れ込んだまま、壁に寄り添って眠っている。ヒロはカーテンの隙間に入り込んだまま、うつ伏せて寝ていた。
「ヒロたちまでやられてる! これ、どうなってんの?」
「うーん、何かヤバいんじゃない?」
ナオと楓がそれぞれ感想を言い述べた後、どこからか聞きなれない声が聞こえた。
「ククク、催眠の部屋へようこそ」
目の前に現れた青年を見て、ナオはあることに気づいて驚く。
すると、ナオの口から意外な言葉が飛び出してきた。
「まさか、高遠遥一?」
「久しぶりだね、小野」
ナオを知っているということは、もしかして知り合いなのか。
目の前に現れた青年・高遠遥一とはいったい、何者なのか?
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.138 )
- 日時: 2012/12/17 21:47
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第47章 キラード団のアジトⅡ 謎の催眠術師・高遠遥一、登場!
(ストーリーモード:ナオ)
催眠の部屋にやってきたその時、私たちは驚くべき光景を見てしまった。
バンやヒロたちが眠らされているのを見て、何が起きたのかも分からずに驚愕する。
そこで、私たちは1人の青年に会った。その彼こそが、私の知る同級生であることに気づくのに時間がかからなかった。
「どうして、あんたがここにいるの?」
「君には知られたくなかったんだが、邪魔者が消えてくれれば・・・ってね」
「だからって、何でそこまでしてヒロたちを眠らせておく必要があるの?」
「それが僕のやり方だ。小野さんに会うとは思わなかったけどね、ククク・・・・・・」
「なっ、それってどういう・・・・・・」
高遠の考えていることが全く理解できない。ましてや、どこかで修行を積んできたのかもしれない。
よりによって、こんな形で再会してしまうことになろうとは想像していなかった。
「ナオ、知り合いなの?」
ハルさんが見かねて、私に優しく問い質す。知り合いというより、同級生だと言える。
バンさんたちにはまだ言っていなかったのを思い出す。ヒロと私は知り合いだった。
「はい、彼は高遠遥一(たかとお よういち)と言って・・・・・・小学校の時の同級生だったんです。でも、彼は行方をくらまして、どこに行ったのかも分からなかった」
小学校にいた時の記憶がよみがえる。高遠は一家と一緒に行方をくらまし、どこかへ行ってしまったという噂が出ていた。
数年後たって、高校生の時にようやく知ったのは催眠術師として活動していることだった。
「高校の時にやっと知って、ヒロにも話したら驚いてました」
「それで、催眠術師としてやっていたわけね」
「はい。ですが、どうやって解放させるか・・・・・・」
「そこが問題ね。高遠、バンたちを離しなさいよ!」
ハルが不満そうに言って怒りながら、顔を顰めた。
ヒロたちはまだ深い眠りに入ったままなので、どうやって起こすか。
その時、高遠は私たちに意味不明なことを言い放ちながら、見回して呟いた
「深い眠りから解くには、あの機械が鍵だ。おまえたちで考えて解いてみな」
「ちょ、高遠!」
そう言ったのと同時にフッと電気が消えた。煙幕を出されて、ケボケボと咳き込む私たち。
気づいた時には、彼の姿が見えなくなっていた。周りを見回しても、なかなか見当たらない。
ここにいるのは私たち、その場で倒れこんで寝ているバンたちだけ。つまり解かないとダメだということか。
「問題は、どうやって解くか」
「そうですね。あの機械に何か秘密があるんじゃないでしょうか」
「ええ、そうね。でも、何か解けそうな気がするね」
ハルさんと一緒に機械のところに向かうと、【ON⇔OFF】があった。
そこがキーポイントになる可能性が高いので、試しに【OFF】を押してみた。
すると、ピタッと寝息が止んだ。ようやく、眠そうに起き上がるバンたちを見てビックリする。
「んぁ・・・・・・」
「あれ、ナオ? 何でここに・・・・・・」
眠そうに欠伸しながら起き上がるバンたちは何が起きたのかも分からない状態だった。
ハルさんがバンさんのところに駆け寄りながら、頬を叩く。
「バン、眠らされてたんだよ。高遠の催眠術にやられたのよ」
「そっかぁ・・・・・・にしても眠いよー」
「そこで寝るな、このバカ!」
ゴロンと寝転がり、だるそうに目を閉じるバン。まだ眠りから冷め切ってないのか、寝惚けているのだろう。
ヒロのところに歩み寄り、心配そうに顔を覗きこんでみると目を閉じたまま、眠り込んでいた。
「ヒロ起きて、催眠は解けたんだよ!」
「ぅん・・・・・・分かってる、けど眠い」
「ほぅ・・・何なら、頬を抓ってやろうかぁー?」
そう言いながら、両手でヒロの頬を抓りながら起こしてみた。すると、目を覚ましたかと同時に飛び起きた。
「いてっ、何すんだよー」
「どう、スッキリしたでしょ?」
「あぁ、そうだね。心配かけてごめん、ナオ」
「良いってー。高遠のこと覚えてる?」
「ああ、覚えてる。あいつ、行方知れずになってたよね?」
ヒロも高遠のことを覚えていたようで、すぐに納得する。
彼の目的とはいったい、何なのか分からない。ハルさんの方はどうだろう?
「バンさん、寝てんの?」
「それが二度寝しちゃって、寝惚けてんのかな」
「寝惚けてるんですか。みんな、起きてきてるけど・・・・・・」
ヒロと一緒にやってきて、バンさんを起こしにかかった。
「バンさん、催眠は解けてるんですよ」
「んぁ・・・・・・そうだっけ、そろそろ起きなきゃな」
バンさんは眠そうに目を擦りながら、上半身を起こす。ハルさんが溜息をついて、左手で頬を抓る。
「やっと起きたかと思えば、寝惚ける気?」
「痛っ、眠かったんだからしょうがないだろォー」
「ったく、しょうがないわね。リンたちのところに行くわよ!」
「んー・・・・・・あぁ、そうだな。じゃあ、俺たちも行くか」
バンさんはようやく意識が戻り、起き上がりつつもゆっくり立ち上がる。
さっきまで寝ていたのが嘘のようで起きているのは現実だと言える。もし、寝てたら危ないことになっていたかもしれない。
「そうですね、行きましょう!」
勢いよく叫びながら、みんなを見て言う。バンさんたちもコクリと頷いた。
催眠の部屋を後にして向かったのは、リンたちが囚われている部屋。果たして、その部屋の場所を掴むことができるのか?
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