二次創作小説(紙ほか)

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【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ☆番外編☆
日時: 2013/06/11 21:53
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=past&no=24538

【読者の皆様へ レッドからの挨拶】

初めまして、レッドです!
ダンボール戦機Wシリーズの小説を描いております。
本来ならば、【バン×ヒロと怨炎の幻想】の番外編を執筆する予定でした。
スレが1000になり、過去ログに入ってしまいました。というわけで、新シリーズとしてリニューアルさせることにいたしました。
上記の参照に【バン×ヒロと怨炎の幻想】の小説のアドレスを載せておきましたので、興味のある方はクリックして読んでくださいね♪


新シリーズはバンハルを中心にして取り巻く展開になります。
ハルはオリジナルキャラクターとして考えたのですが、ヒロインとして演じていただくことになります。

第2部として記念すべき第1作は!!
【バン×ハルと失われた過去】です。

前作の番外編で登場させることができなかったキャラクターとのコラボもこちらで登場させる予定です。
番外編では登場させることができず、申し訳ありませんでした。

そこで、番外編を描く代わりに新シリーズとしてスタートさせることにいたしました。
ダンボール戦機Wの主人公・山野バン、幼馴染の人見晴香を中心にして取り巻くオリジナルストーリーを展開させていけたらと思います。もちろん、ヒロたちも登場させる予定です!!

前作の本編で登場した山野健太&直太の兄弟も出演予定です。
今作では初登場となる山野リンという姉が物語の重要なキャラになるかと思われます。

【本編:ストーリー原案・構成】

第1章〜第5章:LBXバトル編
第6章〜第9章:廃墟ビル探検編
第10章〜第16章:謎かけ編
第17章〜第30章:オリキャラ登場編
第31章〜第60章:謎解き編(完結)

【番外編:ストーリー原案・構成】

第1章〜第5章:
第6章〜   :

ストーリーの進行具合によっては変更する可能性がありますので、ご了承ください。


【原作:完結した作品】

第1作:バン×ヒロと黒影の亡霊

本編は全20章で完結、番外編は全16章で完結しているぞ!
ダンボール戦機Wの小説を描くにあたり、記念すべき第1作はホラー×ミステリーを交えた本格的な謎解きアクションアドベンチャー!!

第2作:バン×ヒロと過去の追憶

前作の【黒影の亡霊】の続編となった待望の第2作!
本編は全30章で完結、番外編は第25章で完結しました。
全30章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。

ポイント:ナオが記憶喪失していることだけではなく、ハルの過去に隠されたエピソードも収録している。
番外編では初登場した聴覚障害を持つ少年・船津直紀を取り巻く展開を中心にストーリーを進めていく。
これまでにないオリジナルストーリーを展開させることで前にも増して、文章力を上げることでクオリティをパワーアップさせた。

第3作:バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ)

前作の【過去の追憶】の続編となった待望の新作!
本編は第40章で完結しました。番外編は第4章まで進んだが、完結できませんでした。
なので、番外編は新シリーズの小説でリニューアルに伴い、執筆させることにいたしました。
全40章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。

ポイント:バンの弟・山野健太&直太の兄弟が初登場していることだけではなく、2人の過去に共通点を持つところがある。
バンが兄としての役割を担うことで、2人の弟をどうやってサポートしていくかというところも見逃せない!!
バンを支える仲間たちとの絆を深めながら、友情と感動を送るという感じになるストーリーも手掛ける。
健太と直太に対するバンの強い思いにも注目してください!!


【お客様】

凛々(雪桜奇):私の小説に初コメしてくれた人です。凛と呼ばせてもらってるぜ…この子はイナイレの小説を書いておりまする! 
この前、もう1つの小説に遊びに来てくれました。亜夢たん、なかなか可愛いぜ!!♪

タク:私の小説に初コメしてくれた人です。ダン戦シリーズの小説を読んでいて、凄く面白いと言ってくれました。本当にありがたいです♪ デュエマの小説を描いておりますぜ♪

シグレ:この小説に初コメしてくれた人です。友達だけど、ダン戦好きな人で気が合う! 2次(映像)でポケモン小説を描いておりますぜ♪ キョウヘイ君とヒュウさん、カッコイイ!! そして、メイちゃんもかわいい!!

赤獅子エンザ:この人はイナイレの小説を描いてますぜ♪ 友達だけど、イナイレ&ダン戦が好きで仲良くさせていただいてます♪

yumi:シエルが描いているポケモン小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、この小説に初めて来た人で仲良くさせていただいています♪

姫佳:この小説の展開が読めなくて、ハラハラドキドキしていると言った人・・・この子もイナゴの小説を書いてて、結構面白い! ティアラ&ラティア、ここちゃん、輝姫の主役4人・・・かわいいぜ!!

茅:楓が描いている黒子のバスケ小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、黒バスとサトミちゃんに関する小説を描いておりますぜ♪ 凛太君カッコイイ! オリキャラの水連ちゃんを出させていただいてます!!

聖:この小説に初めて来てくれた人だけど、ダン戦好きで気の合う親友です。友達として仲良くさせていただいてます♪

剣:姫佳の小説で知り合った友達。絵の才能があって凄い! バンハル漫画を描かせていただきました。文才がありすぎる…という言葉をいただき、凄く嬉しいです♪

凛那:剣の小説で知り合って仲良くなった友達。イナギャラの小説を書いておりますが、オリキャラがクールすぎてヤバい!(殴

【漫画】

バンハル >>604



【本編:キャラクター原案・構成】

本編の登場人物設定 >>1
バンたちの登場人物が設定されているぞ!
この小説に初めて来た人は読む前に目を通しておいてください。
健太&直太、姉のリン、イナイレの登場人物設定も収録されているので、それも含めて確認しておいてください。

青峰太陽の登場人物設定 >>11
茅が描いている黒子のバスケ小説で出ている青峰大輝の兄・太陽の登場人物設定が載っているぞ!
太陽と大輝のコンビに注目してください。

登場予定:第18章で登場します。

キョウヘイの登場人物設定 >>12
シグレが出してくれたオリキャラです。今作では本編に登場させることにしました。
キョウヘイの運動神経、バンたちとの共演に注目してくだされば幸いです。
ポケモンBW2主人公・キョウヘイの活躍に期待してください。

登場予定;第21章で登場します。

ヒュウ&メイの登場人物設定 >>13
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいという理由でキャラ応募してくれました。
キョウヘイとのコンビネーションを披露するので、大迫力のLBXバトルにも注目してください!

登場予定:第21章で登場します。

優騎那のオリキャラについての登場人物設定 >>14
オリビア&シュリの姉妹コンビが前作の【過去の追憶】に続き、本編で再登場決定!!
急遽、2人を起用することにしました。

登場予定:第24章で登場しました。

無類シント&星目テツヤ&武闘フジ、3つのLBXについての登場人物設定 >>15
タクが出してくれたオリキャラです。番外編でバンたちと共演させたいという理由でキャラ応募してくれました。
シントたちの活躍に期待してください。タクのイメージに近づけるよう頑張って描いていきたいと思います。
3つのLBXについても一緒に載せてありますので、ゆっくりご覧下さい。

本編の登場人物設定2 >>42
早間綺羅、カレン・キャベルン、望月幸介&優、樋田優雅について載せています。
使用LBXは綺羅のみになりますので、ご了承ください。

富士本 優実の登場人物設定 >>57 
yumiが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいとのことでキャラ応募してくださいました。
今作では初登場となりますが、ユウミがどのようにして演じていくのかというところに注目してくだされば幸いです。

登場予定:第26章に登場します。

恵珠の登場人物設定 >>58
冬(冬ノ華 神ノ音)が出してくれたオリキャラです。
バンたちと共演したいという理由で応募してくださいました。
しかもメカニックという設定をつけていただき、私としても上手く描けるか分かりません。
やるからには頑張って描いていきたいと思いますので、彼の登場に期待してくだされば幸いです。

登場予定:第26章で優実と一緒に登場させる予定でしたが、恵寿はバンたちと合流した後に出させることになりました。

長月レオンの登場人物設定 >>59
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたい理由で応募してくれました。
イカロス・ライトというLBXに関する設定も載っております。アスペルガー症候群を患っておりますが、LBXの腕は果たして?
これからもレオンの活躍に期待してください。登場予定は第26章で出します。

橘 美咲の登場人物設定 >>60
伊莉寿が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
短編を描く前に美咲ちゃんのイメージを見た上で本編に登場させたいと思っています。
美咲ちゃんが輝姫や太陽たちと共演するのかも注目してくだされば幸いです♪

美咲ちゃんが登場する予定は早ければ、第27章あたりになります。
また、バンたちと共演させるのも楽しみにしてください!!

イナイレGO(天馬・太陽・マサキ・信助)の登場人物設定 >>61
天馬たち4人の登場人物設定が載っています。今作の本編でやっと登場することになりました。
4人の化身や必殺技も載せているので、それも含めてご覧ください。
第18章で登場しました。そこでサッカーバトルが展開されることになりそうです(笑)
サッカーバトルもできるだけ表現して描いていきたいので、よろしくお願いします!!

輝姫&ティアラ、一ノ瀬心愛(いちのせ ここな)の登場人物設定 >>62 
白炎輝姫&ティアラ・クルーガー&一ノ瀬心愛(通称ここ)の登場人物設定です。
輝姫とティアラは前作の【怨炎の幻想】では本編で登場いたしました。今作も引き続き、本編で登場させる予定です。
輝姫&ティアラの従姉妹コンビによる追いかけっこシーンにも注目してください♪
ここちゃんの活躍にも期待してくだされば幸いです。

登場予定:まだ未定です。めどが立ったら載せます。
輝姫&ティアラ、ここちゃんの活躍に期待してください!!

一ノ瀬心愛(通称ここ)が働いているカフェの設定 >>63
ここちゃんが働いているカフェのイメージです。私自身、上手く描けるかどうか分かりません。
でも、やるからには頑張って描きますぜ!!

黄瀬 水連の登場人物設定 >>64
茅が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
水連ちゃん、マジで可愛すぎる! 黄瀬の妹ですが、水連の活躍に期待してください♪
第48章以降に出る可能性が高いので、しばらくお待ちください。

キョウヘイ・ヒュウ・メイVSシント・フジ・テツヤのLBXバトル設定 >>442
第60章のLBXバトルでお馴染みのオリキャラが出ます。
はたして、どのような展開を見せてくれるのか楽しみにしていてください!

人見 晴香の新型LBXについて >>495
ハルの新型LBXとなるブルーグリーンライトの設定が載っております。
ある人の形見となっていますが、その理由は…>>493のストーリーで明かされました。
この後、バンたちとのLBXバトルで使用する予定です。ハルがどんな思いを込めて、バトルを展開していくのか?
ハルの実力が気になる人もいますが、それまでお楽しみに!!

山野バン・大空ヒロ・長月レオン・人見晴香のLBXについて >>509
LBXバトルする前にまとめて描きました。レオンとハルのLBXは新型なので、どのように活躍するかは更新してからのお楽しみに!
バンヒロのコンビもなかなか見逃せないので、2人の息が合ったコンビネーション
によるバトルも見せ付けます。それでは、クライマックス直前のバトルスタート!!

番外編の登場人物設定 >>561
お馴染みのバンたちの他、新キャラクターも出ます。
リンの兄・小海諒平についても描かれているので、ストーリーを読む前にクリックして下さい。


【本編:目次(ストーリー進行具合)】

第1章 1人の少女・リンとの出会い >>3-4
第2章 居酒屋で行われるLBXバトル大会とは? >>5-7
第3章 LBXバトル大会Ⅰ ついに開幕!! >>8-10
第4章 LBXバトル大会Ⅱ 決勝戦での決着! >>16
第5章 LBXバトル大会Ⅲ 優勝は誰の手に? >>17-18
第6章 由美が語る、25年前におきた惨劇とは?>>19-20

第2部:廃墟ビル探検編(第7章〜第9章)

第7章 廃墟ビル探検Ⅰ リン&優の空手部コンビが見たものとは? >>21-22
第8章 廃墟ビル探検Ⅱ 秒殺の皇帝・海道ジン登場! >>24 >>26-29
第9章 リンの様子に違和感を感じたバン・・・その複雑な心境とは? >>35 >>37-41

第3部:謎かけ編(第10章〜第16章)

第10章 リンに忍び寄る影、その正体は? >>43
第11章 リンの幼馴染・早間綺羅、登場! >>44
第12章 ハルが河川敷で見つけたものとは? >>45-46 >>48
第13章 バンの幼馴染・樋田優雅、登場! 彼がついに発見したものとは? >>50-51
第14章 キラード団という謎の組織だと名乗る男から託された謎のメッセージと1つのヒントとは? >>52
第15章 ますます深まりつつある最大の謎・・・そこで掴んだ重要な手掛かりとは? >>53-55
第16章 囚われの身になったリンたちの安否は? >>56

第4部:オリキャラ登場編(第17章〜第30章)

第17章 立向居勇気&月島楓の幼馴染コンビ登場! >>65-66
第18章 西園信助・松風天馬・雨宮太陽・狩屋マサキの4人組、ただいま参上! >>67
第19章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(前編)・・・青峰兄弟&黄瀬、登場! >>68
第20章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(後編)・・・決着! >>69
第21章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(前編)・・・彼らが見たものとは? >>70-71
第22章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(中編)・・・LBXバトルで待ち受ける罠とは? >>72
第23章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(後編)・・・バン、ただいま参上!! >>73
第24章 オリビア&シュリの姉妹、ついに登場! 4年ぶりの再会 >>74
第25章 無類シント&星目テツヤ&武闘フジの小5コンビ、登場! >>75
第26章 富士本優実&長月レオン、登場! >>76
第27章 橘美咲、登場!(前編)・・・初の幽霊屋敷探検! >>77
第28章 橘美咲、登場!(中編)・・・地下室で見たものとは? >>78
第29章 橘美咲、登場!(後編)・・・ヒロ&レオン、ただいま参上! >>79
第30章 輝姫&ティアラ&一ノ瀬心愛の3人組、登場! >>80-81

第5部:謎解き編(第31章〜)

第31章 再会Ⅰ ハルに忍び寄る魔の手、その正体は? >>98
第32章 再会Ⅱ カレン・キャベルン登場、その目的とは? >>99
第33章 再会Ⅲ バンVSカレンの因縁対決 >>100-103
第34章 バンの様子に異変を感じた直紀、その違和感とは? >>104-105
第35章 バン&ハルの幼馴染・鶴見ナナミ、登場! >>106-107
第36章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(前編)・・・【Detective bar】に隠された秘密とは? >>108
第37章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(後編)・・・知り合った経緯とは? >>109-111
第38章 バンの様子に異変を察したハル・・・その真意とは? >>112-113
第39章 リン、望月兄弟&優雅の4人が誘拐されたことを知ったハル・・・バンの複雑な心境とは? >>114
第40章 ついに明かされる、リンの本当の過去・・・壮絶な出来事とは? >>115-117
第41章 キラード団のアジトに関する場所の謎を解明せよ! >>125 >>127-129
第42章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(前編)・・・キラード団のアジトの位置を掴め!>>130
第43章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(後編)・・・廃墟ビルで見つけた仕掛けとは? >>131-132
第44章 キラード団のアジトに乗り込んだバンたち、そこで待ち受ける展開とは? >>133
第45章 立向居直毅・青峰兄弟・黄瀬、ただいま参上! >>134-136
第46章 キラード団のアジトⅠ 催眠の部屋で待ち受ける罠とは? >>137
第47章 キラード団のアジトⅡ 謎の催眠術師・高遠遥一、登場! >>138
第48章 キラード団のアジトⅢ 1つの部屋に隠された謎を解き明かせ! >>155 >>163 >>189
第49章 蘇る過去の記憶Ⅰ ハルが絡んでいたという1つの事件とは? >>200 >>208
第50章 蘇る過去の記憶Ⅱ 奈良警部が言う、厄介な事件とは? >>226 >>230
第51章 囚われの身になったリンたちの居場所を掴め! >>246 >>258
第52章 バンたちがそこで見たものとはいったい・・・リンたちとの再会、そして----------- >>265
第53章 バンVSカレンの推理対決Ⅰ リンたちが誘拐された事件の謎を解き明かせ! >>278 >>281
第54章 バンVSカレンの推理対決Ⅱ 5年前に起きた誘拐事件の謎を解き明かせ! >>289 >>299
第55章 バンVSカレンの推理対決Ⅲ 最後の仕上げとなる誘拐事件の謎とは? >>304
第56章 ついに姿を現した真の黒幕・直野健一、真の目的とは? >>318
第57章 ついに記憶が戻った健太たち、その真実とは? >>335
第58章 黄瀬水蓮&富士本優実、ついに登場! >>361 >>387
第59章 決着、リンに対するバンの思いとは? >>390
第60章 再び平和を取り戻した日常、リンたちを揺るがす想い…それは何か? >>411 >>413 >>428 >>443 >>452 >>459 >>463 >>472 >>484 >>493 >>508 >>522

【番外編:目次(ストーリー進行具合)】

第1章 誘拐事件から1年後…リンの複雑な思い >>567
第2章 幽霊屋敷探検Ⅰ リンと優が気になりだしたものとは? >>572
第3章 幽霊屋敷探検Ⅱ 駅前で起きた出来事とは…ハル・ヒロ・ナオ参上! >>576
第4章 リンの様子に異変を感じたバン…その違和感とは? >>587-588
第5章 6年ぶりの再会(前編)…諒平の幼馴染・加藤未来、登場! >>593
第6章 6年ぶりの再会(中編)…諒平に対するリンの複雑な思いとは? >>598-599 >>610-611







これからも応援よろしくお願いします!

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.14 )
日時: 2012/12/15 20:54
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

優騎那のオリキャラを紹介します!!
本編に出演する予定の2人です!!

名前:優樹菜・オリビア・プリンス
性別:女
年齢:17歳
身長:166cm
ポジション:DF
容姿
肘にぎりぎり届かないマリンブルーの髪。
昔は低い位置でツインテールにしていたが、現在はショートヘアーになっている。
アメジストのような色をした目。
カワイイ系と綺麗系の中間の顔立ち。

性格
誰にも敬意を払い、礼儀正しい。
その性分は口調にも表れ、上方言葉でしゃべる。
無礼な態度を取られた相手には徹底的に無礼に接する。
サッカーフィールドの上では言葉を選ばず、相手を傷つけてしまうことがある。

備考
・母が日本人で、父がイギリス人のハーフ
・母はかつて一世を風靡したサッカー選手だった
・女性であるがゆえに公式戦に出られなかった母の無念を背負い、サッカーを始め、今や"難攻の女帝"と呼ばれるようになった
・異名の通り、未だオリビアの守りを突破できた選手はいない
・余計なひと言には平手打ちで返事をする
・オリビアの平手打ちは一度喰らえば、3日間腫れが引かない

サンボイ
「嫁ぐ相手などどなたでも構いませぬ。その男がうつけであったなら、わたくしは平手打ちをして離縁するのみにございます」
「山野殿、わたくしの顔に何かついておりますか?」
「顔が好みなのは海道殿です。不躾なお方……」
「サッカーはようございます。スパイクを履いてユニフォームを着て左サイドバックに立っているわたくしは誰よりも自由です」

オリビアの口調
・男子は苗字の後に"殿"をつけて呼び、女子は下の名前の後に"様"をつけて呼ぶ

「灰原殿、海道殿、山野殿をどうにかしてくれませぬか?先ほどから眼差しがうっとおしいのです」
「お強いのですね。ラン様は」

私物
・サッカーボール
・スパイク
・ユニフォーム
・LBX
・黄色いカチューシャ

黄色いカチューシャは髪を降ろしている時にしている




【オリビアのLBXについて】

名前:ヴァルキュリア

目に見えないほどに速いスピードを誇る。
サッカーでオリビアの守りを破った選手がいないようにヴァルキュリアのガードを突破したプレイヤーは未だ現れていない。
機体の色は全体的に青。
三面六手の鬼神、阿修羅をもとにしたデザイン。
武器はライフルを使用。

必殺ファンクション【アメジストアロー】
紫の蛍火が集まって三本の矢が一本の矢になり、相手の機体に向けて撃ち出される

秘密の私物
・薙刀

身を守るときや、温厚柔和なオリビアが怒った時は怒らせた相手に薙刀で襲い掛かる。(殺さない)
どこにしまってあるのかはわからないが、気づけばオリビアが振るっている



名前:葉月・シュリアンヌ・プリンス
性別:女
年齢:18歳(ミソラニ中学中退)
身長:159cm

容姿
絹のように滑らかな黒髪に、しっとり艶めくきれいな肌。
他の色が邪魔をしない黒い目の日本美人。
オレンジの着物に、赤の帯を絞めて、銀のかんざしを髪にさしている。

性格
京都出身ということもあり、はんなりと落ち着いている。
京都弁で話し、少女ながらに妖艶さをかもし出すのが得意。
うるさい人と大阪府民が嫌い。

備考
・結構京都なまり
・祖母から日舞を教わっている
・祖父から将棋を習っている
・叔母から琴を習っている
・シュリ、または葉月と呼ばれる

サンボイ
「海道はん、あんたみたいな人がうちは好きどす。色事の意味とは違います」
「シュリと呼んでもろうても、葉月と呼んでもろうても構いまへん。そんなんどうでもよろし」
「あんたに一度おうたことがあるような気がしてならんのどす」
「オリビアに惚れるアホはいくつもおる。大抵はオリビアにふさわしゅうないカス。うちもオリビアも、そういう男は顔だけでわかるんや」

【シュリのLBXについて】
シュリ「うちかて、LBXプレイヤーどすえ」

名前:メサイア
使用武器:鎌

テクニックしかないと言っていい機体。
弱そうな性能だが、テクニックの強さで順応する。
だから、相手の機体がどれだけ早くても、どれだけパワーがあってもメサイアには通用しない。
金剛力士像をデザインしている。

必殺ファンクション【嵐の踊り子】
白い着物の女性の残像が現れ、嵐をまとう鎌で切り裂く。


追記:優騎那が出してくれたオリキャラです。前作の番外編では出せなくてごめんなさい!
本編で活躍させていただく予定ですので、楽しみにしていてください!!


前作の【バン×ヒロと過去の追憶】では本編に出演。
今作の本編も出演しますので、どんな展開を繰り広げるのかお楽しみに♪
このプリンス家は酒飲みが多いので、小説を読むときはできるだけ注意して読んでください!!
これからも応援よろしくお願いします♪

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.15 )
日時: 2012/12/15 20:55
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

まずはシントから。

名前:無頼シント(ぶらい しんと)

年齢:11歳(小5)

容姿:ツンツンした髪型に茶髪。赤いバンダナを巻いている。服装は黒いシャツにパーカーを着用。

特徴:正義あふれる熱血漢。基本、勉強はまずまずだが、戦略ゲームでは即興で勝ち方、戦法を考える等、頭が冴えている。スポーツ万能でよく助っ人に呼ばれる。一方で不器用の為、折り紙でツルすら折れない。

身長:148.6㎝

サンボイ:「まだだ!あきらめるには早すぎる!!」

     「やったァ!!問題無いな!次に行くぞ!」
   
     「この野郎ォ・・・。善悪の判断もできねえのかッ!!」


 次はテツヤです。

名前:星目テツヤ(ほしめ てつや)

年齢:10歳(小5)

容姿:黒髪に整った顔をしている。服装はフード付きトレーナーを着用している。

特徴:爽やかな外見とは裏腹に超毒舌家。普段は冷静沈着だが、キレると相手の足腰が立たなくなるほど暴言を吐く。頭がとても良い。また、ボケを連発するシントやフジに鉄拳制裁を与える。

身長:146.9㎝

サンボイ:「クズが何人束になろうが、俺に勝てるわけがない。」

     「100点だな。ただし、満点は1000点だがな!」

     「知っているか?デュエマは熱くなった方の負けだ。」

 最後はフジ!

名前:武闘フジ(ぶとう ふじ)

年齢:11歳(小5)

容姿:銀に染めた髪が特徴的。目には隈が出来ている。服装は基本、ポロシャツを着ている。(長袖)

特徴:喧嘩っ早く、血の気の多い性格。しかし、卑怯な戦いだけは、絶対に認めない。合気道や、空手、ボクシングをかじっているため、戦闘能力はとても高い。また、少し金銭感覚が鈍い。

身長:150.3㎝

サンボイ:「卑怯者!喧嘩にもルールがあるんだよ!!」

     「いや〜小遣いが余ってな。100万円ほど学校の遊具の追加に使ったのさ。それでもまだ1000万円残ってらあ。」

     「敵に告ぐ!ここは、退いた方が賢明だと思うが。」



【フジのLBX】

LBX名:ボルケイア

フレーム:ブロウラー

特徴:燃える溶岩をイメージして作られた。武器のボルケーノ・キャノンは、バズーカ型の武器で、とても重いがパワー重視のボルケイアには楽々抱えることが出来る。容姿は、若干ハカイオーに似ているが、胸部の牙王砲が付いていないなど、違う所が多い。また、近距離戦にも向いているが、ボルケーノ・キャノンが両手持ちの為、武器を捨てて、体技で戦った方が無難。

必殺ファンクション:ボルケーノ・ブラスター
バズーカ砲から、大量のエネルギーを真上に打ち出し、相手の方に落下させる。味方LBXも気をつけないと、巻き込まれる事がある。


【テツヤのLBX】

LBX名:レヴィアタン

フレーム:ワイルド

特徴:水陸両用LBX。空想上の魚人、サハギンをイメージして作られた。武器のレヴィアランスは、突くも良し、投げるも良しの万能武器。レヴィアタン自体は近距離専用。魚の尾びれをイメージした尻尾が付いていて、これで泳ぐことが可能で、走るより早い。

必殺ファンクション:エナジー・スピアー
レヴィアランスにエネルギーを溜め、一気に投げつける。レヴィアランスが細身の為、空気の抵抗が少ないので、威力は高くなる。

【シントのLBX】

LBX名:プロキオン

フレーム:ナイト

特徴:イプシロンの原型LBX。量産されていないため、一人だけ、所持者がいるらしい。イプシロンより攻撃的で機動力が高かったが、防御面がとても弱く、お蔵入りになっていた。しかし、その攻撃力の高さは異常で守りの固いブルドを素手の一撃で倒すほど。武器はプロキオンソードで盾はプロキオンバックラーだ。容姿はイプシロンの色違いで、赤くカラーリングされており、さらに羽が付いていて、長時間飛行が可能である。

必殺ファンクション:プロキオン・ストーム
回転で竜巻を起こし、巻き込まれた相手に斬撃を喰らわせる。

三人の特徴:三人とも、本物のクリーチャーが封じられてある、リアルカードからクリーチャーを召喚する事が出来る。そして、実体化させることが出来る(リアルカードを扱うには、それ相応の実力が必要)


【リアルカード召喚時のセリフについて】

①シントの場合

「行くぜ、召喚!【鬼カイザー『滅』】!」

②テツヤの場合

「現れよ!召喚、【常勝ディス・オプティマス】!」

③フジの場合

「ゼロに染まれ!召喚!【『武』の頂マキシマム・ザ・マックス】!」

 召喚条件は特にありませんが、一度召喚したら、しばらく実体化できません。(つまり、使い手に負担が掛かるの言うことになっている)

 参考にするなら、カミカゼ伝の第五話の最後を読めば分かります。

追記:タクが出してくれたオリキャラです。前作の番外編では出せなくてごめんなさい!!
今作の本編で活躍させるので、3人の登場に期待してください!!
どのような展開で登場するかはお楽しみに♪

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.16 )
日時: 2012/12/15 20:58
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第4章 LBXバトル大会Ⅱ 決勝戦での決着!

(ストーリーモード:バン)

深夜2時ちょうど、決勝の舞台に立った4人のファイナリストが出揃う。
スポットライトが当てられ、これから決勝戦で行われるバトルロワイヤルが始まろうとしている。

「さあ、待ちに待った決勝戦! A〜Dブロックの予選を勝ち抜いた代表者が出揃ったぞ!!」

アナウンスの声が聞こえてきて、まさに事実上の決勝戦が始まるのだということが伺えた。
ここまで来たからには、絶対に優勝するつもりだ。

「Aブロック代表、金居修哉! 未知数の実力を秘めているが、決勝ではどのような戦いを見せてくれるのか?」

金居という青年は手を振りながら、観客に向かって挨拶していた。

(こいつ、余裕たっぷりじゃないか)

ヒックと呻きながら、酒を飲んだせいか酔いが回るのは気のせいだろうか。
それとも、決勝という舞台で戦うのは久しぶりな気がした。

「Bブロック代表、藤原京平(ふじはら きょうへい)! Bブロックの予選では猪突猛進で突き進みながら突破したぞ!!」

スポットライトに当てられたところを見る限り、ヒロが言っていた不良グループのリーダーなのだろう。
しかも体格が良くて、ガッチリとしているわりには暴れん坊な感じがした。

(こいつが、ヒロの言ってたヤツか・・・・・・)

目つきは悪そうだが、何かヤンキーみたいな感じがするのは気のせいかと思うくらいにしか感じ取れなかった。

「Cブロック代表、山野バン! 第3回アルテミスのチャンピオンであり、優勝したことのある実力派だ!!」

スポットライトが自分の所に当てられた瞬間、ワァァァァ------------と歓声がどよめいた。
やっぱり、チャンピオンだから有名人になったのだと思いながら感じた。
俺は笑顔で手を振りながら挨拶した。

「最後、Dブロックを勝ち抜いたのは-----------------------------」

スポットライトに女性の姿が映り、当てられた瞬間-------------------
外国人のようだと思いながら、誰なのかと思って考え込んだ。

(はて、あの女性・・・・・・)

どこかで見たことがあるような気がしてならない。
大学に居る時、ハルが何か言っていたような気もするが・・・・・・後で聞いてみることにした。

「カレン・キャベルン!! イタリアからやってきたが、実力は果たしてどうなのか?」

颯爽とした登場にカレンと呼ばれた女性は笑みを浮かべながら、微笑みつつも手を振った。
あれ、奈良警部じゃなかったのか・・・・・・おかしいな、テレビを見た時は確かに出ていた。

(この女性、何か気になるな・・・・・・)

なりすましていた可能性もあると見て考える。
奈良警部は何らかの罠に陥ったとしか思えない。

「カレン選手は奈良さんに代わり、出場することにいたしました」

アナウンスを聞いたのと同時に目を丸くして驚く俺たち。
カレンが奈良警部の代わりに出場だって?

(いや、それはありえない・・・・・・)

違和感を感じるけど、今は決勝戦に集中するしかない。
その時、ゴゴゴ・・・・・・と派手な物音がしたかと思いきや、決勝のバトルフィールドが目の前に現れた。

「あっ、これは・・・・・・」

決勝の舞台は現代都市。そのフィールドの中で戦うことになる。
バトルロワイヤルならば、Cブロック代表として頑張らなきゃいけない。

(ヒロは寝ちまってるから、俺が代わりに出たんだよな)

まあ、ヒロの分まで頑張らなきゃダメだと思いながら考え込んだ。
そんなことよりも決勝に挑戦するしかないのだから!!

「いけ、Gレックス!!」
「行くんだ、グラディエーター!!」
「行くぞ、イカロス・ゼロ!!」
「行ってきな、ブラックパンドラ!!」

それぞれ繰り出した4体のLBXは、そのフィールド上に立った。
バトルロワイヤル制による決勝戦がついにスタート!!


【バトルスタート!】

Gレックスはイカロス・ゼロに向かって襲い掛かる。
そのタイミングを見計らった瞬間、俺はカカカッとCCMを打ち込んだ。

「くっ!!」

イカロス・ゼロは羽をパタパタしながらも攻撃をかわした。
槍と盾を持ちながらかわしていくのだが、そうはいかない。

「俺の力を甘く見てるよな?」
「何だと?」
「チャンピオンだからってなめんなよ?」

そう言いながら、積極的にCCMを打ち込んだ。
イカロス・ゼロはGレックスの背後に回りこんだかと思いきや、槍でGレックスの胸部を突き刺す。

「あっ・・・・・・!」

ダメージを受けたGレックスはブレイクオーバーして倒れ込んだ。
まずは1人目を倒した・・・・・・金居は悔しがっていたが、満足そうに納得しているかのような表情をして頷く。

(よし、残るは-----------------------)

カレンと藤原の2人だ。2人のLBXを見る限り、なかなか手強い感じだ。
ならば、こっちから行くしかない・・・・・・そうと決まれば、さっそく実行開始だ。

「行くぞ、イカロス・ゼロ!!」

イカロス・ゼロを操作しながら、慎重に追い詰めていく。
カレンは見計らったのを機に、イカロス・ゼロが襲い掛かったというタイミングを見破る。

「なっ、かわした!?」

ブラックパンドラ、何か微妙な感じだけど・・・・・・なかなか手応えがありそうだ。
イカロス・ゼロと戦えるのなら、全力を出し切るしかない。
その時、藤原の声が聞こえた。

「そうはいかねーぞ!!」

グラディエーターが襲い掛かってきたので、一瞬の隙を見逃さすにCCMを打ち込んだ。
イカロス・ゼロはスピードを上げて、攻撃をかわした。

「なっ!?」

藤原は目を丸くして驚きを隠せない。
そう、イカロス・ゼロは俺の新型LBXでもある。
俺の大切なものだから、負けるわけにはいかないのだ。

「そうはさせないよ!」

そう言い放った瞬間、藤原を捉える。
CCMを打ち込みながら、イカロス・ゼロを操作していく。
イカロス・ゼロは槍と盾を持ちながら、フィールドの中を走り出す。

「速い!!」

藤原はイカロス・ゼロのスピードに全くついていけず、動揺を隠せない。
その隙を突いた瞬間、イカロス・ゼロは槍でグラディエーターを倒した。
すると、グラディエーターはブレイクオーバーして倒れ込んだ。

「負けた・・・・・・・」

藤原は呆然とした目で見つめながらうなだれた。
決勝で残ったのは、俺とカレンの2人だ。

「山野バン、勝負しなさいよ!!」
「ああ、望むところだ!!」

カレンとの対決、果たして優勝はどちらの手に渡るのか?

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.17 )
日時: 2012/12/15 21:06
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第5章 LBXバトル大会Ⅲ 優勝は誰の手に?

(ストーリーモード:バン)

決勝戦は藤原と金居が破れ、残ったのはバンとカレンの2人。
今から2人によるLBXバトル対決が始まろうとしている。

「山野バン、絶対に負けないからね!」
「ああ、望むところだ! かかってこい!!」

ここまで来たら勝負するしかない。
どっちが優勝するかはまだ分からないのに、ワクワクさせてくれそうな予感がした。
ヒロの分まで勝たないといけないのに、負けるわけにはいかない。

(あの女性、いったい何者なのか知らないけど・・・・・・決勝戦が終わったら話を聞かせてもらうか)

そう思いながら見つめていたその時、何か違和感を感じた。
ブラックパンドラはもしかして、カレン自身が作ったオリジナルものではないか。

(そう考えれば、何かありそうだぞ・・・・・・)

嫌な予感がしそうな気がするのは確かだし、今は集中しないといけない。

「行くぞ!」

再び、戦いの火蓋が切って落とされた。





【LBXバトルスタート!】

ブラックパンドラは両手にブラックデスペレイドエッジというナックルの武器を構えながら、イカロス・ゼロに襲い掛かってきた。

「そうは行くか!!」

カカカッとCCMを素早く打ち込んだ。
イカロス・ゼロのスピードが素早くなり、ブラックパンドラの猛追を凌いでかわす。

「くっ、思ったより以上にやるねぇ・・・・・・」

顔をしかめながら呟くカレン。
彼女を見て思わず、CCMを打ち込みながら操作していく。
イカロス・ゼロは槍と盾を構えながら、ブラックパンドラの猛追を凌いだ後にフッと姿を消した。

「なっ、消えた!?」

カレンはどこにいるのか検討がつかず、途方に暮れていた。

(危ないところだった、一瞬でやられそうになるぜ)

イカロス・ゼロは現代都市内にあるビルの屋上に立っていた。
その様子を伺いながら、CCMでブラックパンドラを捉える。

(隙を突くなら・・・・・・・今だ!)

カカカッとCCMを打ち込みながら、タイミングを窺った。
その瞬間、ブラックパンドラの背後に回りこんだ。

「なっ、速い!」
「だったら、そろそろ行くぜ!!」

CCMを打ち込みながら、イカロス・ゼロを操作した。
その時、必殺ファンクションを発動する。

「必殺ファンクション!」

CCMの画面に必殺ファンクションが現れる。

【ホーリーランス】

槍先に溜めたエネルギーを使い、イカロス・ゼロはジャンプして一気に解き放った。
隙を突かれてしまったブラックパンドラ・・・・・・その胸部に突き刺さる。

「あっ!」

そのダメージを受けたブラックパンドラはブレイクオーバーして倒れ込んだ。

「優勝は・・・・・・・山野バンだ!」

アナウンスの声がしたのと同時にワァァァ-----------------------と歓声がどよめく。
カレンはうなだれたまま、顔を顰める。

「よっしゃあ!」

右手で拳を突き上げて、ガッツポーズした。
その時、バトルスペースの入り口側から聞き覚えのある声が聞こえた。

「カレン・キャベルン、そこまでだ!」

そこに現れたのは、警視庁で働いている奈良雄図だった。
奈良警部、こんなところで何をやってるんだ?

「奈良警部、何やってるんですか?」
「おお、バンじゃないか!」

奈良警部は溜息をつき、カレンを見て捉えた。
同時に警視庁の手帳を見せて言い放つ。

「カレン・キャベルン、イタリア警察から逮捕容疑が出ている」
「ククク、バレてしまっては仕方がない。このヴィーナスを捕らえることができるかな?」
「なんだと!?」

奈良警部が言い放ったのと同時に何か放った。
すると、いきなり光が現れて、ピカッと明るくなった。
両手で覆いながら、顔を顰める。

(これは・・・・・・閃光弾!?)

光が消えた瞬間、カレンの姿が見えないことに気付いた。
何が起きようとしているのか、俺たちにはまだ分からない。

「くそ、逃がしたか!」

奈良警部は悔しそうに顔をしかめながら、その場を立ち去った。

(どういうことだ?)

カレンの目的そのものが分からない。そこが謎だと思えたのは気のせいか。
その帰り道、ハルと一緒に肩を並べながら歩いていた。

「バン、奈良警部が来てたよね?」
「あっ・・・・・・ああ、うん」

確かに来ていたけど、カレンが何か事件に関係があるのか。
それとも何か知られたくないことでもあったのか、この大会に参加していたのかもしれない。
そう考えると、奈良警部は何か事情を把握している可能性が高い。

「何で来てたの?」
「さあな、それは俺にも分かんないぜ」

肩をすくめながら、両手をズボンに入れたまま歩いて答える。
ハルはうーんと唸りながら、何か納得いかないかのような顔で見つめた。

「な、なんだよ?」
「だって、バトルスペースの方から光が漏れてたんだもん」
「ああ、あれか・・・・・・閃光弾だ」

その言葉が放たれた瞬間、ハルは歩を止めて固まった。
いきなり固まったかと思いきや、目を丸くしていた。

「ええええええええ!?」

それ、本当なのかと言いたそうな顔をして驚く。
突然のことだったんだから、しょうがない。

「何で閃光弾?」
「それがよく分かんないんだよ」
「はあ? どういうこと?」

ハルが首を傾げながら、俺に顔を向けた。
確かにどういうことなのかは分からないが、ただ1つだけ言えることはある。

「なあ、ハル・・・カレンがもし、何かの事件に関わってたとしたら・・・おかしくないよな?」

ハルに問い詰めてみる。
彼女は腕を組みながら考え込み、顔をしかめた。

「うん、確かに有り得るよね」
「でも、何か引っかかるんだよ」
「引っかかる?」

そう、何か引っかかるような気がした。
ハルが何か言ってたことを思い出そうとするが、それは無理だった。
だが、確信できることがあるとすれば・・・・・・1つだけしかない。

「もしかして、奈良警部は何か知っていそうだよな」
「あ、それも有り得る!!」

ハルも何か事情を察したらしく、明日の午後に2人で警視庁に行って聞くのもありだと言い張った。

「警視庁で話を聞きに行こうよ!」
「でも、明日は直井さんや由美さんがいるかどうか分からないぞ」
「とりあえず、行ってみるだけでも良いじゃん!!」

確かにハルの言うとおり、行ってみる価値はありそうだ。
何か捜査しているのならば、奈良警部から詳しい話を聞いてみた方が良いだろう。

「そうだな、明日の午後に行ってみるか」
「うん、そうした方が良いよ!!」

ハルの意見に頷き、警視庁に行ってみようかということに至った。




翌日の午後、俺はハルと一緒に警視庁を訪ねた。

「奈良警部、いるのかな?」
「いたら良いんだけどな・・・・・・」

苦笑しながら呟いた瞬間、聞きなれた声がした。

「あら、バン君じゃない!」

警視庁の捜査一課で働いている大谷由美だった。
久しぶりに会うので、何だか懐かしく思えた。

「久しぶりです、由美さん」
「あ、ハルちゃんもいらっしゃい。2人揃って、急にどうしたの?」

由美さんは俺たちを見て、首を傾げる。
ハルが由美さんに向かって話した。

「由美さん、奈良警部はいますか?」
「奈良警部ね、今は会議中でいないのよ」

溜息をつき、奈良警部は何だかんだで忙しいらしいと話してくれた。
それでも納得がいかないハルは由美さんに突っ込んだ。

「由美さん、私たちの話を聞いてください」
「えっ・・・・・・私でよければ良いけど、応接室で聞こうか?」
「はい! そういうことだから良いよね、バン?」

ハルは話す気満々のようで、俺を捉えながら睨みつける。
その睨み付け方、凄く怖いんだけど・・・・・・・そう思いながら、顔を顰めた。

「ああ、良いよ」
「うん。じゃあ、応接室に行こうか」

由美さんに促され、俺たちは警視庁の中に入った。

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.18 )
日時: 2012/12/15 21:09
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

警視庁内にある応接室に通された俺たちは椅子に座り、向かい側の席に座った由美さんをみる。

「さて、急に聞きたいこととかあるの?」
「由美さんはご存知ないですか?」

ハルが直接、言い切ったのを見て思わず苦笑する。
確かに由美さんは何も知らないはずがないと思っていたのだから。

「何を?」

由美さんはいったい、何のことかと思いながら問いかける。
ハルとアイコンタクトをとり、お互いに頷き合う。

「この写真を見てもらえませんか?」

ハルが差し出したCCMの画面に映っている写真。
その写真には、カレン・キャベルンの姿が映っていたのだ。

「カレン・キャベルン!?」
「知ってるんですか?」

ハルは由美さんを見て聞き返す。
その様子を見る限り、何か知っていそうな感じだ。

「バン君とハルちゃん、どこで撮ったの?」
「俺たち、LBXバトル大会の会場に来てて・・・・・・その時に撮りました」
「LBXバトル大会!?」

どういうことだと言わんばかりに俺たちを見つめる。
確かにLBXバトル大会で見かけたし、決勝戦で戦ったから知っていた。

「何でLBXバトル大会?」
「ヒロに誘われて行ったんですけど・・・・・・あいつ、その不良グループを叩きのめしたいとかで参加するって言って、俺を誘ってくれました」

ヒロは由美の従兄弟に当たり、弟のような存在でもある。
その話を聞いたら、ヒロのことで説教されるかもしれないと思った。
由美は腕を組みながら、うーんと唸って考え込んでいた。

「なるほどね、ヒロが酔い潰れて帰ってきた理由が分かったわ」
「は? 今朝、何かあったんですか?」

由美さんに聞くとヒロは自宅に帰ってくるなり、玄関の床に倒れ込んで寝てしまったそうだ。
起こしてもなかなか起きないから、部屋まで連れて行ったが・・・・・・当の本人は酔い潰れていたため、完全に爆睡していたらしい。

「へぇ、あのヒロが床で寝るなんて珍しいな」
「あれでも大変だったのよ、酔っ払って帰ってくることは想像してたけど・・・・・・どんだけ飲んだのよ、もう!」

由美さんは呆れながら、ヒロを気遣って溜息をついた。
カレン・キャベルンのことで何か知っているようなら、話を聞きたい。

「話を戻すわね。カレン・キャベルンはイタリア警察から捜査依頼を受けていたとき、国際指名手配されていたそうよ」

国際指名手配?
何の事件を起こして逃げ回っているというのか?

「国際指名手配されていたって・・・どういうことなんですか?」
「そういえば、消える時に閃光弾を使って去るというのがあるよね」

閃光弾を使ったというところなら、確かに目撃した。
でも、ヴィーナスってどういう意味を示しているんだろう?

「はい。俺も目撃したんですよ、奈良警部も一緒に居たから分かります」
「マジで見たの?」
「はい・・・・・・奈良警部がやってきた時、いきなり閃光弾を出して逃げ切ったみたいです」

記憶を探って思い出しながら答える。
あの時、カレンは間違いなく閃光弾を出して消えた。
目の前から消えて、どこに逃げたのかも分からない状況になっていたのだ。

「なるほどね・・・・・・ある事件との繋がりがあると見て、逃亡先の日本に潜んでいた可能性が高いって聞いたわ」

逃亡先を日本に絞って、そこで何を企てようとしているのか。
そこが何となく引っかかるという由美さんはある事件について話してくれた。

「ある事件というのは、イタリアのマフィアという組織が起こしたものでね・・・・・・今から25年前に遡るんだけど、当時はイタリアのマフィアがいくつもの存在していたのね」

25年前、当時のマフィアにはいくつもの組織が存在していたという。
たくさんあったマフィアの組織は少なからずとも、血の繋がったファミリーでないとやっていけなかったそうだ。

「そのマフィアの組織の1つであるファミリーにカレンの父親らしき人物が入っていたらしいのよ」
「父親がマフィアに?」
「そう・・・・・だけど、ここからが問題の事件ね」

由美さんが言うには、25年前に起きた惨劇が関係しているのだという。

「25年前の・・・・・・惨劇?」

由美が語る、25年前の惨劇とはいったい?


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