二次創作小説(紙ほか)
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- 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ☆番外編☆
- 日時: 2013/06/11 21:53
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=past&no=24538
【読者の皆様へ レッドからの挨拶】
初めまして、レッドです!
ダンボール戦機Wシリーズの小説を描いております。
本来ならば、【バン×ヒロと怨炎の幻想】の番外編を執筆する予定でした。
スレが1000になり、過去ログに入ってしまいました。というわけで、新シリーズとしてリニューアルさせることにいたしました。
上記の参照に【バン×ヒロと怨炎の幻想】の小説のアドレスを載せておきましたので、興味のある方はクリックして読んでくださいね♪
新シリーズはバンハルを中心にして取り巻く展開になります。
ハルはオリジナルキャラクターとして考えたのですが、ヒロインとして演じていただくことになります。
第2部として記念すべき第1作は!!
【バン×ハルと失われた過去】です。
前作の番外編で登場させることができなかったキャラクターとのコラボもこちらで登場させる予定です。
番外編では登場させることができず、申し訳ありませんでした。
そこで、番外編を描く代わりに新シリーズとしてスタートさせることにいたしました。
ダンボール戦機Wの主人公・山野バン、幼馴染の人見晴香を中心にして取り巻くオリジナルストーリーを展開させていけたらと思います。もちろん、ヒロたちも登場させる予定です!!
前作の本編で登場した山野健太&直太の兄弟も出演予定です。
今作では初登場となる山野リンという姉が物語の重要なキャラになるかと思われます。
【本編:ストーリー原案・構成】
第1章〜第5章:LBXバトル編
第6章〜第9章:廃墟ビル探検編
第10章〜第16章:謎かけ編
第17章〜第30章:オリキャラ登場編
第31章〜第60章:謎解き編(完結)
【番外編:ストーリー原案・構成】
第1章〜第5章:
第6章〜 :
ストーリーの進行具合によっては変更する可能性がありますので、ご了承ください。
【原作:完結した作品】
第1作:バン×ヒロと黒影の亡霊
本編は全20章で完結、番外編は全16章で完結しているぞ!
ダンボール戦機Wの小説を描くにあたり、記念すべき第1作はホラー×ミステリーを交えた本格的な謎解きアクションアドベンチャー!!
第2作:バン×ヒロと過去の追憶
前作の【黒影の亡霊】の続編となった待望の第2作!
本編は全30章で完結、番外編は第25章で完結しました。
全30章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。
ポイント:ナオが記憶喪失していることだけではなく、ハルの過去に隠されたエピソードも収録している。
番外編では初登場した聴覚障害を持つ少年・船津直紀を取り巻く展開を中心にストーリーを進めていく。
これまでにないオリジナルストーリーを展開させることで前にも増して、文章力を上げることでクオリティをパワーアップさせた。
第3作:バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ)
前作の【過去の追憶】の続編となった待望の新作!
本編は第40章で完結しました。番外編は第4章まで進んだが、完結できませんでした。
なので、番外編は新シリーズの小説でリニューアルに伴い、執筆させることにいたしました。
全40章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。
ポイント:バンの弟・山野健太&直太の兄弟が初登場していることだけではなく、2人の過去に共通点を持つところがある。
バンが兄としての役割を担うことで、2人の弟をどうやってサポートしていくかというところも見逃せない!!
バンを支える仲間たちとの絆を深めながら、友情と感動を送るという感じになるストーリーも手掛ける。
健太と直太に対するバンの強い思いにも注目してください!!
【お客様】
凛々(雪桜奇):私の小説に初コメしてくれた人です。凛と呼ばせてもらってるぜ…この子はイナイレの小説を書いておりまする!
この前、もう1つの小説に遊びに来てくれました。亜夢たん、なかなか可愛いぜ!!♪
タク:私の小説に初コメしてくれた人です。ダン戦シリーズの小説を読んでいて、凄く面白いと言ってくれました。本当にありがたいです♪ デュエマの小説を描いておりますぜ♪
シグレ:この小説に初コメしてくれた人です。友達だけど、ダン戦好きな人で気が合う! 2次(映像)でポケモン小説を描いておりますぜ♪ キョウヘイ君とヒュウさん、カッコイイ!! そして、メイちゃんもかわいい!!
赤獅子エンザ:この人はイナイレの小説を描いてますぜ♪ 友達だけど、イナイレ&ダン戦が好きで仲良くさせていただいてます♪
yumi:シエルが描いているポケモン小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、この小説に初めて来た人で仲良くさせていただいています♪
姫佳:この小説の展開が読めなくて、ハラハラドキドキしていると言った人・・・この子もイナゴの小説を書いてて、結構面白い! ティアラ&ラティア、ここちゃん、輝姫の主役4人・・・かわいいぜ!!
茅:楓が描いている黒子のバスケ小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、黒バスとサトミちゃんに関する小説を描いておりますぜ♪ 凛太君カッコイイ! オリキャラの水連ちゃんを出させていただいてます!!
聖:この小説に初めて来てくれた人だけど、ダン戦好きで気の合う親友です。友達として仲良くさせていただいてます♪
剣:姫佳の小説で知り合った友達。絵の才能があって凄い! バンハル漫画を描かせていただきました。文才がありすぎる…という言葉をいただき、凄く嬉しいです♪
凛那:剣の小説で知り合って仲良くなった友達。イナギャラの小説を書いておりますが、オリキャラがクールすぎてヤバい!(殴
【漫画】
バンハル >>604
【本編:キャラクター原案・構成】
本編の登場人物設定 >>1
バンたちの登場人物が設定されているぞ!
この小説に初めて来た人は読む前に目を通しておいてください。
健太&直太、姉のリン、イナイレの登場人物設定も収録されているので、それも含めて確認しておいてください。
青峰太陽の登場人物設定 >>11
茅が描いている黒子のバスケ小説で出ている青峰大輝の兄・太陽の登場人物設定が載っているぞ!
太陽と大輝のコンビに注目してください。
登場予定:第18章で登場します。
キョウヘイの登場人物設定 >>12
シグレが出してくれたオリキャラです。今作では本編に登場させることにしました。
キョウヘイの運動神経、バンたちとの共演に注目してくだされば幸いです。
ポケモンBW2主人公・キョウヘイの活躍に期待してください。
登場予定;第21章で登場します。
ヒュウ&メイの登場人物設定 >>13
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいという理由でキャラ応募してくれました。
キョウヘイとのコンビネーションを披露するので、大迫力のLBXバトルにも注目してください!
登場予定:第21章で登場します。
優騎那のオリキャラについての登場人物設定 >>14
オリビア&シュリの姉妹コンビが前作の【過去の追憶】に続き、本編で再登場決定!!
急遽、2人を起用することにしました。
登場予定:第24章で登場しました。
無類シント&星目テツヤ&武闘フジ、3つのLBXについての登場人物設定 >>15
タクが出してくれたオリキャラです。番外編でバンたちと共演させたいという理由でキャラ応募してくれました。
シントたちの活躍に期待してください。タクのイメージに近づけるよう頑張って描いていきたいと思います。
3つのLBXについても一緒に載せてありますので、ゆっくりご覧下さい。
本編の登場人物設定2 >>42
早間綺羅、カレン・キャベルン、望月幸介&優、樋田優雅について載せています。
使用LBXは綺羅のみになりますので、ご了承ください。
富士本 優実の登場人物設定 >>57
yumiが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいとのことでキャラ応募してくださいました。
今作では初登場となりますが、ユウミがどのようにして演じていくのかというところに注目してくだされば幸いです。
登場予定:第26章に登場します。
恵珠の登場人物設定 >>58
冬(冬ノ華 神ノ音)が出してくれたオリキャラです。
バンたちと共演したいという理由で応募してくださいました。
しかもメカニックという設定をつけていただき、私としても上手く描けるか分かりません。
やるからには頑張って描いていきたいと思いますので、彼の登場に期待してくだされば幸いです。
登場予定:第26章で優実と一緒に登場させる予定でしたが、恵寿はバンたちと合流した後に出させることになりました。
長月レオンの登場人物設定 >>59
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたい理由で応募してくれました。
イカロス・ライトというLBXに関する設定も載っております。アスペルガー症候群を患っておりますが、LBXの腕は果たして?
これからもレオンの活躍に期待してください。登場予定は第26章で出します。
橘 美咲の登場人物設定 >>60
伊莉寿が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
短編を描く前に美咲ちゃんのイメージを見た上で本編に登場させたいと思っています。
美咲ちゃんが輝姫や太陽たちと共演するのかも注目してくだされば幸いです♪
美咲ちゃんが登場する予定は早ければ、第27章あたりになります。
また、バンたちと共演させるのも楽しみにしてください!!
イナイレGO(天馬・太陽・マサキ・信助)の登場人物設定 >>61
天馬たち4人の登場人物設定が載っています。今作の本編でやっと登場することになりました。
4人の化身や必殺技も載せているので、それも含めてご覧ください。
第18章で登場しました。そこでサッカーバトルが展開されることになりそうです(笑)
サッカーバトルもできるだけ表現して描いていきたいので、よろしくお願いします!!
輝姫&ティアラ、一ノ瀬心愛(いちのせ ここな)の登場人物設定 >>62
白炎輝姫&ティアラ・クルーガー&一ノ瀬心愛(通称ここ)の登場人物設定です。
輝姫とティアラは前作の【怨炎の幻想】では本編で登場いたしました。今作も引き続き、本編で登場させる予定です。
輝姫&ティアラの従姉妹コンビによる追いかけっこシーンにも注目してください♪
ここちゃんの活躍にも期待してくだされば幸いです。
登場予定:まだ未定です。めどが立ったら載せます。
輝姫&ティアラ、ここちゃんの活躍に期待してください!!
一ノ瀬心愛(通称ここ)が働いているカフェの設定 >>63
ここちゃんが働いているカフェのイメージです。私自身、上手く描けるかどうか分かりません。
でも、やるからには頑張って描きますぜ!!
黄瀬 水連の登場人物設定 >>64
茅が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
水連ちゃん、マジで可愛すぎる! 黄瀬の妹ですが、水連の活躍に期待してください♪
第48章以降に出る可能性が高いので、しばらくお待ちください。
キョウヘイ・ヒュウ・メイVSシント・フジ・テツヤのLBXバトル設定 >>442
第60章のLBXバトルでお馴染みのオリキャラが出ます。
はたして、どのような展開を見せてくれるのか楽しみにしていてください!
人見 晴香の新型LBXについて >>495
ハルの新型LBXとなるブルーグリーンライトの設定が載っております。
ある人の形見となっていますが、その理由は…>>493のストーリーで明かされました。
この後、バンたちとのLBXバトルで使用する予定です。ハルがどんな思いを込めて、バトルを展開していくのか?
ハルの実力が気になる人もいますが、それまでお楽しみに!!
山野バン・大空ヒロ・長月レオン・人見晴香のLBXについて >>509
LBXバトルする前にまとめて描きました。レオンとハルのLBXは新型なので、どのように活躍するかは更新してからのお楽しみに!
バンヒロのコンビもなかなか見逃せないので、2人の息が合ったコンビネーション
によるバトルも見せ付けます。それでは、クライマックス直前のバトルスタート!!
番外編の登場人物設定 >>561
お馴染みのバンたちの他、新キャラクターも出ます。
リンの兄・小海諒平についても描かれているので、ストーリーを読む前にクリックして下さい。
【本編:目次(ストーリー進行具合)】
第1章 1人の少女・リンとの出会い >>3-4
第2章 居酒屋で行われるLBXバトル大会とは? >>5-7
第3章 LBXバトル大会Ⅰ ついに開幕!! >>8-10
第4章 LBXバトル大会Ⅱ 決勝戦での決着! >>16
第5章 LBXバトル大会Ⅲ 優勝は誰の手に? >>17-18
第6章 由美が語る、25年前におきた惨劇とは?>>19-20
第2部:廃墟ビル探検編(第7章〜第9章)
第7章 廃墟ビル探検Ⅰ リン&優の空手部コンビが見たものとは? >>21-22
第8章 廃墟ビル探検Ⅱ 秒殺の皇帝・海道ジン登場! >>24 >>26-29
第9章 リンの様子に違和感を感じたバン・・・その複雑な心境とは? >>35 >>37-41
第3部:謎かけ編(第10章〜第16章)
第10章 リンに忍び寄る影、その正体は? >>43
第11章 リンの幼馴染・早間綺羅、登場! >>44
第12章 ハルが河川敷で見つけたものとは? >>45-46 >>48
第13章 バンの幼馴染・樋田優雅、登場! 彼がついに発見したものとは? >>50-51
第14章 キラード団という謎の組織だと名乗る男から託された謎のメッセージと1つのヒントとは? >>52
第15章 ますます深まりつつある最大の謎・・・そこで掴んだ重要な手掛かりとは? >>53-55
第16章 囚われの身になったリンたちの安否は? >>56
第4部:オリキャラ登場編(第17章〜第30章)
第17章 立向居勇気&月島楓の幼馴染コンビ登場! >>65-66
第18章 西園信助・松風天馬・雨宮太陽・狩屋マサキの4人組、ただいま参上! >>67
第19章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(前編)・・・青峰兄弟&黄瀬、登場! >>68
第20章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(後編)・・・決着! >>69
第21章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(前編)・・・彼らが見たものとは? >>70-71
第22章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(中編)・・・LBXバトルで待ち受ける罠とは? >>72
第23章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(後編)・・・バン、ただいま参上!! >>73
第24章 オリビア&シュリの姉妹、ついに登場! 4年ぶりの再会 >>74
第25章 無類シント&星目テツヤ&武闘フジの小5コンビ、登場! >>75
第26章 富士本優実&長月レオン、登場! >>76
第27章 橘美咲、登場!(前編)・・・初の幽霊屋敷探検! >>77
第28章 橘美咲、登場!(中編)・・・地下室で見たものとは? >>78
第29章 橘美咲、登場!(後編)・・・ヒロ&レオン、ただいま参上! >>79
第30章 輝姫&ティアラ&一ノ瀬心愛の3人組、登場! >>80-81
第5部:謎解き編(第31章〜)
第31章 再会Ⅰ ハルに忍び寄る魔の手、その正体は? >>98
第32章 再会Ⅱ カレン・キャベルン登場、その目的とは? >>99
第33章 再会Ⅲ バンVSカレンの因縁対決 >>100-103
第34章 バンの様子に異変を感じた直紀、その違和感とは? >>104-105
第35章 バン&ハルの幼馴染・鶴見ナナミ、登場! >>106-107
第36章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(前編)・・・【Detective bar】に隠された秘密とは? >>108
第37章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(後編)・・・知り合った経緯とは? >>109-111
第38章 バンの様子に異変を察したハル・・・その真意とは? >>112-113
第39章 リン、望月兄弟&優雅の4人が誘拐されたことを知ったハル・・・バンの複雑な心境とは? >>114
第40章 ついに明かされる、リンの本当の過去・・・壮絶な出来事とは? >>115-117
第41章 キラード団のアジトに関する場所の謎を解明せよ! >>125 >>127-129
第42章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(前編)・・・キラード団のアジトの位置を掴め!>>130
第43章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(後編)・・・廃墟ビルで見つけた仕掛けとは? >>131-132
第44章 キラード団のアジトに乗り込んだバンたち、そこで待ち受ける展開とは? >>133
第45章 立向居直毅・青峰兄弟・黄瀬、ただいま参上! >>134-136
第46章 キラード団のアジトⅠ 催眠の部屋で待ち受ける罠とは? >>137
第47章 キラード団のアジトⅡ 謎の催眠術師・高遠遥一、登場! >>138
第48章 キラード団のアジトⅢ 1つの部屋に隠された謎を解き明かせ! >>155 >>163 >>189
第49章 蘇る過去の記憶Ⅰ ハルが絡んでいたという1つの事件とは? >>200 >>208
第50章 蘇る過去の記憶Ⅱ 奈良警部が言う、厄介な事件とは? >>226 >>230
第51章 囚われの身になったリンたちの居場所を掴め! >>246 >>258
第52章 バンたちがそこで見たものとはいったい・・・リンたちとの再会、そして----------- >>265
第53章 バンVSカレンの推理対決Ⅰ リンたちが誘拐された事件の謎を解き明かせ! >>278 >>281
第54章 バンVSカレンの推理対決Ⅱ 5年前に起きた誘拐事件の謎を解き明かせ! >>289 >>299
第55章 バンVSカレンの推理対決Ⅲ 最後の仕上げとなる誘拐事件の謎とは? >>304
第56章 ついに姿を現した真の黒幕・直野健一、真の目的とは? >>318
第57章 ついに記憶が戻った健太たち、その真実とは? >>335
第58章 黄瀬水蓮&富士本優実、ついに登場! >>361 >>387
第59章 決着、リンに対するバンの思いとは? >>390
第60章 再び平和を取り戻した日常、リンたちを揺るがす想い…それは何か? >>411 >>413 >>428 >>443 >>452 >>459 >>463 >>472 >>484 >>493 >>508 >>522
【番外編:目次(ストーリー進行具合)】
第1章 誘拐事件から1年後…リンの複雑な思い >>567
第2章 幽霊屋敷探検Ⅰ リンと優が気になりだしたものとは? >>572
第3章 幽霊屋敷探検Ⅱ 駅前で起きた出来事とは…ハル・ヒロ・ナオ参上! >>576
第4章 リンの様子に異変を感じたバン…その違和感とは? >>587-588
第5章 6年ぶりの再会(前編)…諒平の幼馴染・加藤未来、登場! >>593
第6章 6年ぶりの再会(中編)…諒平に対するリンの複雑な思いとは? >>598-599 >>610-611
これからも応援よろしくお願いします!
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.54 )
- 日時: 2012/12/16 13:29
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
2時間目を終えた頃には昼休みになっていた。
まだ爆睡していた俺は気持ち良さそうに寝ていた。
「バン、起きてよ」
「・・・・・・んー?」
ハルに強く揺すられ、徐々に意識が覚醒したのと同時に起き上がる。
周りを見回すと・・・ガラーンとしていて、いつの間にか知らない間に終わっていたようだ。
「・・・んが・・・?」
眠そうに顔を上げ、隣の席に座っているハルを見つめる。
彼女は呆れながら、俺の頬を軽く叩いた。
「バン、いつまで寝てんのよ。2限の授業はもう終わったよ」
ハルに促され、CCMを取り出して画面に映っている時計を見る。
気付けば、12時30分になっていた・・・そっか、昼になってたんだ。
「・・・昼か・・・?」
眠そうに呟きながら問いかける。彼女は苦笑して頷いた。
「何度も起こしたんだけど、なかなか起きなくてさ」
「俺、そんなに爆睡してた?」
「うん、かなり寝てたよ」
やっぱり起きなかったのか・・・どうりで爆睡しちまったな。
ハルに申し訳ないことをしたなと言いつつ、1限の課題レポートはもう出したから良いかということで食堂に向かうことにした。
「食堂に行こうか」
「うん、大丈夫?」
「何が?」
眠そうに立ち上がり、机の下にあったショルダーバックをしょって講義室の階段を降りながら言う。
ハルが俺の頬を人差し指でゆっくり突きながら話してくれた。
「この前みたいにドアにぶつからないようにしなさいよ」
「俺だって寝惚けてるわけじゃないんだよ?」
そう言いながら歩いていたその時、ドアに手をかけようとしたのと同時に顔をぶつけた。
「いでっ!」
寝惚けながら歩いていたせいでまた講義室のドアにぶつけるなんて・・・俺は情けないことに顔を覆いながら溜息をつく。
そんな俺を見た彼女は呆れながら、腰に手を当てて言った。
「またぶつかっちゃうなんて・・・バン、しっかりしなさいよ!」
ハルに背中を叩かれ、一緒に講義室のドアを開けて出た。
結局、食堂で昼飯を食べることになった。
「何を食べようか?」
「そうだなぁ・・・俺は牛丼にするよ」
「私も同じで良いや」
ハルと一緒に牛丼を注文し、席が開いているテーブルに着いて座る。
その時、聞きなれた声が聞こえた。
「こんにちは、バンさん! 僕たちも一緒に座っていいですか?」
ヒロが食器を乗せたトレーを持ちながら、ナオと一緒にやってきた。
ナオもハルの後輩ということもあって、空手部のチームメイトとして接している。
「ああ、いいよ」
向かい側の席に座り、俺と対峙しながら食べ始めた。
ナオも同時にハルと話しながら食べているようだ。
「ヒロ、おまえに聞きたいことがあるんだけど・・・大丈夫か?」
「うん? 別に良いですけどォ・・・」
ヒロは怪訝そうに首を傾げながら、俺を見る。
ちょ・・・そんな目で見つめられても困るじゃないか。
そう思いながら溜息をつき、昨日のことを聞き出す。
「昨日、河川敷で何か騒がしいことはなかったか?」
「うーん・・・騒がしいって言えば、何か騒いでたかなぁ・・・」
ヒロは腕を組みながら、思わず首を傾げる。
やっぱり、ヒロたちも気付いていないのか。
「そっかぁ・・・何時頃に聞いたか覚えてる?」
「確か、夜の8時頃か9時頃だったはず・・・っていうか、何でそんなこと聞くんですかぁー?」
ヒロに問い詰められ、なんて答えたら良いのか分からずにいた。
彼のことだから、鋭い洞察力を発揮する可能性が高い。
「いや、質問しただけだから気にすんなよ」
「・・・? それなら良いんですけど、何かあったんですか?」
「何でもないよ。ただ、質問しただけだからな」
ヒロは首を傾げていたが、すぐに納得してくれた。
それよりも気になるのは謎の組織から出された暗号・・・その謎を解き明かさなきゃいけないのだ。
(うーん・・・・・・何か暗号の謎を解くことができればなぁー)
だが、暗号の謎を解くことができるのか?
手掛かりを掴むにも、なかなか聞く時間が取れそうにない。
目の前にハルがいるのは良いとして、問題はトキオシアのどこかにある廃工場を探さなければならない。
「うーん・・・廃工場か」
そう言いながら呟いた瞬間、ヒロを見つめる。
廃工場の場所さえ掴めば、楽なんだけど・・・どうやって掴んだら良いのか分からない。
頭を抱えながら、顔をしかめた俺はメモ帳を取り出す。
「・・・・・・」
「バンさん?」
ヒロの呼びかけに気付き、すぐに応答する。
「なんだ?」
「メモ帳を取り出して、急にどうしたんですか?」
「あー・・・うん、ちょっとな。気にしないで良いよ」
答えるのが面倒だったので、彼に言うのはどうかと思った。
手掛かりを掴まなければならないことに変わりはない。
(リンや優までもがキラード団に攫われた可能性があるなら・・・望月たちと一緒にいるかもしれない)
そう考えれば、キラード団という謎の組織が事件の鍵を握っている。
もし、そうだとしたら・・・キラード団という謎の組織を作ったのは誰なのか気になる。
それに電話で聞いた男の声・・・その特徴を考えると直紀に似た大柄な男だろうか。
(もしかして、リンたちも事件に巻き込まれた可能性が高いだろうな)
リンたちも何か事件に巻き込まれた可能性があると見ている。
しかし、有力な手掛かりをつかめないでいるのは確かだ。
「バン、さっきから何を考え込んでんのよ?」
「あっ・・・いや、別に何でもない」
余計に考えたら、ハルやヒロたちと一緒に居る時間を失ってしまいそうで怖い。
隣の席に座っていたハルは俺を見て思わず首を傾げる。
「さっきから様子がおかしいよ?」
「そ、そうかぁー?」
ハルに指摘された瞬間、リンのことを思うあまり、謎解きに熱中したようだ。
まぁ、そこまで熱中するのは良いけれども・・・今は3限から始まる授業に専念した方が良いだろう。
「牛丼も食べ終えたし、そろそろ片付けちまおうぜ」
「うん、そうだね!」
ハルは満足そうに頷き、食堂の返却カウンターに牛丼を乗せた皿を戻しに行った。
同時に片づけを終えた瞬間、俺たちは3限の講義室に行くことにした。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.55 )
- 日時: 2012/12/16 13:31
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
放課後、帰り道をゆっくり歩いていた。
俺は昨日の出来事を思い返してみる。
(そういや、リンがいないんだったな・・・)
昨日は酒飲んだり、お互いに健太たちとふざけあいながらも楽しく話すことができた。
酒を飲んで寝た頃には、既に戻ってこなかった・・・気付けば、やっと起きたのが11時ちょうど。
(その時、俺はベッドにダイブして寝転がっていた・・・)
その後に優雅から連絡が来て、リンが誘拐されたことをやっと知った。
現時点で何が起きたのかという状況を飲み込めないでいたし、優雅から聞いた話だと大学近くの駐車場に止められていたんだよな。
(あの時、酒を飲まなければ済んだかもしれないのに・・・)
頭を抱えながら、酒を飲まなきゃ良かったとつくづく思う。
そんなことを思っていても仕方がない・・・誰か目撃した人はいないかな。
そう思いながら考え込んでいたその時、後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
「あら、バン君じゃない!」
後ろを振り返ると近所に住むお喋り好きの白井さんだった。
この人は女の人だけど、よく喋るんだよね・・・俺も結構、仲良くしてもらっているから話しやすいんだ。
「白井のおばさん、こんにちは!」
「バン君、大学の帰り?」
「うん、そうだよ。ところで、おばさん・・・」
俺は頭をポリポリ掻きながら、白井さんを見て聞くことにした。
この人が見た可能性も高いし、話を聞けるかもしれない。
「んー?」
「昨日の夜、河川敷とかで何か起きなかった?」
試しに聞いてみると・・・白井のおばさんは腕を組みながら思い出していた。
おっ、その様子だと何か知っていそうだ。
「そういえば、2人組の男女がリンちゃんの前に立ちはだがっていたのを見かけたわ」
「それ、何時頃だったか覚えてる?」
「確か、9時〜10時頃だったと思うな」
俺が起きる2時間前か・・・ということは河川敷とかで何か起きた可能性が高いということになる。
白井のおばさんはその時に雑音らしきものを聞いたという。
「そういえば、河川敷で見てたんだけど・・・あの2人組のうち、1人はリンちゃんより背が高くて、体格がガッチリしていたわ。もう1人は女みたいで、背は低いはずだよ」
2人組の男女?
そいつらがキラード団の一味だという可能性が高まってきた。
当時はどんな服装をしていたかも気になってきたので、おばさんに聞いてみることにした。
「あのさぁ・・・そいつらがどんな服装してたか覚えてる?」
「確か、黒ずくめだったなぁ・・・暗くて分かんなかったけど、後ろに何かのマークがつけられていたのは間違いないわ」
黒ずくめねぇ・・・当時は夜だったから、どんな服装を着ていたのか分からなかったんだ。
じゃあ、服の後ろにつけられていたマークはキラード団という謎の組織を示すものなのか?
「犯人がスタンガンを使ったところは見た?」
「あ、それ見た! リンちゃんたちの首にスタンガンを突きつけて気絶させたところなら目撃したわ」
「本当か? その時、リンはどうしてた?」
「確か、男のことを『キラ』って呼んでた」
キラという名前に聞き覚えがあった。リンの知り合いなんだろうか。
(リンのお守りに入っていた写真に写っていた少年か。あの子が何らかの理由で事件に関与しているのか?)
リンは首にスタンガンのダメージを受け、気絶させられた。
ということは計画的に犯行を企て、その車の中に入れて連れ出そうとしていたのか。
「やっぱり・・・この時点でリンたちは誘拐されたということになるのか」
「そうみたいね。バン君、これからどうするつもり?」
「大丈夫、俺が事件の謎を解き明かしてやるさ」
リンを救い出すために謎を解き明かさなきゃいけない。
あの4人を救出するのは時間がかかると思うが・・・その前に暗号の謎を解き明かすしかない。
そう考えれば、4人が囚われている場所を特定することができる。
「おばさん、俺の話を聞いてくれてサンキューな!」
「えっ・・・」
「じゃあ、俺は帰るからさ!」
白井さんと別れた俺は自宅に向かって走り出した。
何としても解き明かしてやる!!
(リン、待ってろよ。必ず助け出すからな!)
意気込みながら、自宅に戻ったところまでは良かったが・・・その前に謎解きしなきゃいけないかもしれない。
まず、今までの出来事と白井さんから聞いた目撃証言を元にして考えよう。
(昨夜、俺が起きたのは夜中の11時ちょうど・・・)
俺は酒を飲んで寝てしまった。その時、声がして眠そうに目を覚ますとハルたちがいたんだ。
スポーツバッグを持ってきてくれたハルから話を聞いて、リンが攫われたことを知るのに時間がかかった。
(その後、優雅から連絡が来たんだよな)
その時に優雅から連絡が来て、リンと優が誘拐されたことを知る。
(その時、優雅は望月と一緒にいた・・・近くの駐車場に止められていた1台の不審な車の中に2人が入れられていることに気付いた)
1台の車が止められていたのは確かなはずだ。
しかし、その証拠を掴むにはどうしたら良いか考えた。
更に優雅たちを襲ったとされる人物・・・同一犯の可能性が高いと見て良いだろう。
(白井さんが目撃したとされる時間は夜9時〜10時までの間だったな。俺が起きる1〜2時間前ということになる)
白井さんが目撃した時間とヒロがどこかにいた時に騒音らしき雑音を聞いた時間が一致しそうだ。
確か、2人組の特徴について聞いたけど・・・1人はリンより背が高くガッチリしていて、もう1人はその男よりも低いというが、身長はリンと同じ感じだと言っていた。
(それにキラード団とかいう謎の組織の存在が気になるな・・・)
確か、白井さんはこんなことを言っていた。
黒ずくめの服を着ていて、当時は暗くて分からなかった。
しかし、服の裏に何かデザインしたものがつけられていたことから考えると・・・キラード団の一味そのものがデザインした可能性が高い。
(じゃあ、何のためにリンたちを狙おうとしているんだ?)
リンたちを狙おうとしているのには、何らかの理由があるはずだ。
キラード団はいったい、何を目論んで企てようとしているのか?
(キラード団は何の計画を企て、リンたちを攫ってまでどうするつもりなんだ?)
そこが掴めなくて、事件のキーワードとなるものが全くない。
何か重要な手掛かりになるものがないか・・・そこをどうにかすることができないのか。
(くそっ・・・リンはスタンガンを押し付けられて、気絶させられたんだ)
この2人を誘拐するのには時間がかからなかったのかもしれないが・・・どうやって場所を特定できたのか気になる。
ハルたちにも心配かけさせたくないので、1人で調べるしかない。
「うーん・・・目撃証言が出たのは良かったけど、問題はあの暗号メッセージとたった1つだけのヒントかぁー」
腕を組みながら考え込んだ俺は溜息をついた。
確かに目撃証言が出されたのは良かったとして、問題はその場所を示す暗号に関する謎を解き明かさないといけない。
「くそっ・・・何としても謎を解き明かさないといけないんだ!」
そう言って呟きながらも、リンのことが気掛かりでならなかった。
でも、この謎は深まりつつある・・・なんて言えば良いんだろうか、今までにない史上最大の謎と言っていいのではないか。
「とにかく考えなくては・・・」
俺はベッドに横たわりながら、謎解き手帳と呼ばれるメモ帳に記された手掛かりに関するメモを見て謎解きに取り組むことにした。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.56 )
- 日時: 2012/12/16 13:33
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第16章 囚われの身になったリンたちの安否は?
(ストーリーモード:リン)
その夜、トキオシティのどこかにある廃工場の中はアジトになっていた。
アジトというよりは組織の一員のほとんどが埋め尽くされているといっていいところだろう。
その地下室にある牢屋のようなものに閉じ込められてしまっていることに気付かずにいた。
「・・・ン、リン!」
聞きなれた声を聞き、うぅんと唸りながらも顔を顰めた。
ようやく、意識が徐々に戻った私は眠そうに上半身を起こす。
ふと、ボンヤリとした視界に親友の望月優の姿が映った。
「うっ、優・・・ここはどこ?」
「よく分かんない・・・目覚めたら、こんなところにいたよ」
「そっかぁ・・・痛っ!」
スタンガンのダメージを受けた時の傷が疼く。
そうか・・・あの時、見知らぬ男にスタンガンを突きつけられて気絶したのを思い出した。
周りを見回すと・・・見覚えのある人が1人いた。
「リン、目が覚めたか!」
「幸介さん? 何でこんなところに?」
幸介さんと見知らぬ青年がその場に佇んでいた。
(そういえば、この青年は誰だろう?)
そう思いながら考え込んでいると、いきなり話しかけられた。
「君がバンの妹?」
「あ、はい・・・そうですけど・・・」
「やっぱり、そうだったのか! 自己紹介してなかったね」
青年はニッコリと笑いながら話しかけてくれた。
バン兄さんと幸介さんの知り合いだろうか。
「俺は樋田優雅って言うんだ。よろしくね! バンの同級生で仲良くさせてもらってるんだ」
バン兄さんのこと知っているのか!
どうりで知り合いだったんだ。
「私は山野リンです。よろしくお願いします」
「うん・・・それより、縄で縛られてるみたいだよ」
優雅さんに指摘され、後ろを見ると縄で両手を縛られていた。
いつの間にか知らない間に縛られていたのか・・・こんなところまで誘拐されてしまうなんて思わなかった。
「優雅さんたちは何でここに?」
「俺たち、大学近くの駐車場を通りかかってね・・・その時に1台の不審な車が止まっていたんだ」
「1台の車?」
そういえば、私たちが河川敷にいたとき・・・そんなのは止まっていなかったような気がした。
でも、優雅さんたちは私たちが車の中に閉じ込められていることを察して助け出そうとしたのだろう。
「うん、その車の中を覗いたら・・・君たちが寝かされていたんで、これはどうなってるんだと思ってね。バンに連絡したら、心当たりがないって言ってたから誘拐されたんだと気付いたよ」
やっぱり誘拐されてたんだ!
じゃあ、私たちだけじゃなく・・・優雅さんたちも一緒に誘拐されたのか!!
「でも、ここはどこなの?」
私は周りを見回しながら呟く。優も不安そうに周りを見つめていた。
地下室のような場所に閉じ込められていて、私たちが中に入っているのは牢屋だ。
こんな場所に閉じ込めておいてどうするつもりだ?
(それにしても、何か不気味だなぁ・・・・・・)
そう思いながら考え込んでいたその時、地下室のドアが開いた。
『ギギーッ・・・』
そこに現れたのは、見覚えのある青年だった。
早間綺羅だと気づき、私はやっと自分に置かれている状況を把握する。
「よう・・・やっとお目覚めかよ」
「キラ、あんたが何でこんなところにいるの?」
私は変わり果てたキラの姿を見て、気になることがあったのだ。
あの頃の記憶に残っているキラの表情が歪んでいるのは間違いなく読み取れた。
キラはククク・・・と不気味な笑みを浮かべた。
「何がおかしいの?」
「リン・・・・・久しぶりだな、こんなところで再会できるとはね」
キラに言われて、再会できたのは確かだった。それでも、しばらく見ないうちに何があったのかと質問しようと思っていた。
「キラ・・・・・・」
何か嫌な予感がしそうでならなかった・・・バン兄さんには心配かけてしまいそうで怖い。
「どうして、私たちを攫ったの?」
「ボスに命令されてな・・・その事で話を聞いて知ったんだ」
「・・・ボス?」
ボスがいるということは・・・・・・つまり、何かの組織に入っているのだ。
ここは何かのアジトなのか?
(そういえば、牢屋もその組織が施したものなのか?)
「ボスって、誰よ!」
「ククク・・・そこまでは何も教えねェよ」
「何だとォ!」
いきなりキレた優雅は怒りを抑える気になれなかった。
カッとなってキレる優雅さんを抑えようとする幸介の声が聞こえた。
「優雅、キレるの止めろ!」
「幸介・・・」
幸介に窘められ、優雅は怒りを抑えることに集中することができた。
それよりも気になるのは、ボスという存在・・・そいつが私たちのことを知っているのか?
「俺たちを気絶させたのも、君たちが仕組んだんだね?」
優雅さんがそいつに向かって話しかける。
キラは姿勢を正さないが、無言で頷く。
「あぁ、そうだ・・・俺たちが仕組んだのさ」
「そういうことか。おまえたち、いったい・・・何を企んでいるんだ?」
優雅さんの問いに答えようとせず、キラはクルリと踵を返して歩く。
地下室のドアが開かれたのと同時に無言で黙りこくったまま、廊下に出た。
「だんまりかよ!」
廊下に出たキラを見送った後、怒りが収まらないままになっていた優雅は顔を顰める。
幸介さんが冷静に話しかけた。
「ここはもしかしたら、何かの組織かもしれねえな」
「えっ、どういうこと?」
優は幸介さんが言ったのを見て驚く。なぜ、あんなに冷静でいられるのか分からなかった。
彼は周りを見回しながら、私たちに問う。
「最近、何か噂で聞いたけどよ・・・キラード団とかいう組織ができたらしいみたいだな」
キラード団って・・・じゃあ、キラは昨日の夜に私たちを襲ったというのか!
でも、キラード団ってどういう組織なのか知らない。
「そいつらのアジトっていうことも考えられるな」
優雅さんが頷きながら、俺たちを見回す。
確かに優雅さんの言う通りかもしれない・・・もしかしたら、ヤツらのアジトっていうことも有り得る。
「バンたちがここに来るまで信じて待とうよ」
優雅さんが言ってくれたので、私は優と顔を見合わせる。
幸介もコクリと頷く。後はバン兄さんに任せるしかない。
(バン兄さん・・・後は頼んだよ)
リンたちはその思いを胸に入れ、バンたちが助けに来るのを信じて待つことにしたのだった。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.57 )
- 日時: 2012/12/16 13:47
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
名前:富士本 優実(フジモト ユウミ)
性別:女
年齢:12(伝説の方では2712歳w)
性格:性格はころころと変わる、普通は明るくて優しいけど怖がり、空気な存在、無視されると何回も名前を呼んだり泣く
容素:腰まで延びた髪を一つ結びにしている、目は普通、ピンク色の長袖ワンピースの下に黒色のスパッツをはいてる、右肩にはとある模様がある、能力を発動すると赤い目と髪の毛になる
能力:怒ると衝撃波を出す、瞬間移動ができる、動物と話せる(髪の色と目の色が赤になる)
サンボイ
「私富士本優実!ユウミって呼んでね」
「私に殺されたい?」
「ポケモンバトルなら強いんだけどなぁ」
「今無視した!?無視したよね!?」
追記:前に書いていた小説でも出させていただきましたが、能力が発揮してくれればいいなって思っています。
優実の活躍に期待してください。残る2つの能力は第48章〜の連載開始に伴い、出る可能性ありです。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.58 )
- 日時: 2017/05/28 13:43
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: 3i70snR8)
名前 恵珠名字は無い!←
性別 男
年齢 15歳
性格 冷静で取り乱すことは全くと言って良い程無い。只、皮肉屋で一言何か言えば相手は怒るか、落ち込むかのどちらか。
良い事を言おうとしても最終的には貶してしまっている。本人も気付いていて、少し落ち込んでいる。その為、最近は言わない様にしている。堅苦しい、真面目。
備考 LBXは持っていない。とは言え、バンたちに魅せられて持ってはいないが、戦略等を教えている。あと、メカ系を作りのが趣味だった為、修理等も出来る。言えばプラモを作るのが好きだった。
運動神経はいい。人並み外れた運動神経を誇っていて、護衛用にナイフを持ち歩いている。何故かは答えてくれない。
サンプルボイス
「僕の名前は恵珠と申します。宜しくお願いします」
「僕の意見に何か問題でも?」
「彼奴等の戦い方は好かない。汚いだけだ……」
追記:冬が出してくれたオリキャラです。恵寿はオリキャラの中で最後に出る予定です。
恵寿の活躍に期待してください。頭脳明晰なところに注目してください!
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