二次創作小説(紙ほか)
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- 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ☆番外編☆
- 日時: 2013/06/11 21:53
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=past&no=24538
【読者の皆様へ レッドからの挨拶】
初めまして、レッドです!
ダンボール戦機Wシリーズの小説を描いております。
本来ならば、【バン×ヒロと怨炎の幻想】の番外編を執筆する予定でした。
スレが1000になり、過去ログに入ってしまいました。というわけで、新シリーズとしてリニューアルさせることにいたしました。
上記の参照に【バン×ヒロと怨炎の幻想】の小説のアドレスを載せておきましたので、興味のある方はクリックして読んでくださいね♪
新シリーズはバンハルを中心にして取り巻く展開になります。
ハルはオリジナルキャラクターとして考えたのですが、ヒロインとして演じていただくことになります。
第2部として記念すべき第1作は!!
【バン×ハルと失われた過去】です。
前作の番外編で登場させることができなかったキャラクターとのコラボもこちらで登場させる予定です。
番外編では登場させることができず、申し訳ありませんでした。
そこで、番外編を描く代わりに新シリーズとしてスタートさせることにいたしました。
ダンボール戦機Wの主人公・山野バン、幼馴染の人見晴香を中心にして取り巻くオリジナルストーリーを展開させていけたらと思います。もちろん、ヒロたちも登場させる予定です!!
前作の本編で登場した山野健太&直太の兄弟も出演予定です。
今作では初登場となる山野リンという姉が物語の重要なキャラになるかと思われます。
【本編:ストーリー原案・構成】
第1章〜第5章:LBXバトル編
第6章〜第9章:廃墟ビル探検編
第10章〜第16章:謎かけ編
第17章〜第30章:オリキャラ登場編
第31章〜第60章:謎解き編(完結)
【番外編:ストーリー原案・構成】
第1章〜第5章:
第6章〜 :
ストーリーの進行具合によっては変更する可能性がありますので、ご了承ください。
【原作:完結した作品】
第1作:バン×ヒロと黒影の亡霊
本編は全20章で完結、番外編は全16章で完結しているぞ!
ダンボール戦機Wの小説を描くにあたり、記念すべき第1作はホラー×ミステリーを交えた本格的な謎解きアクションアドベンチャー!!
第2作:バン×ヒロと過去の追憶
前作の【黒影の亡霊】の続編となった待望の第2作!
本編は全30章で完結、番外編は第25章で完結しました。
全30章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。
ポイント:ナオが記憶喪失していることだけではなく、ハルの過去に隠されたエピソードも収録している。
番外編では初登場した聴覚障害を持つ少年・船津直紀を取り巻く展開を中心にストーリーを進めていく。
これまでにないオリジナルストーリーを展開させることで前にも増して、文章力を上げることでクオリティをパワーアップさせた。
第3作:バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ)
前作の【過去の追憶】の続編となった待望の新作!
本編は第40章で完結しました。番外編は第4章まで進んだが、完結できませんでした。
なので、番外編は新シリーズの小説でリニューアルに伴い、執筆させることにいたしました。
全40章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。
ポイント:バンの弟・山野健太&直太の兄弟が初登場していることだけではなく、2人の過去に共通点を持つところがある。
バンが兄としての役割を担うことで、2人の弟をどうやってサポートしていくかというところも見逃せない!!
バンを支える仲間たちとの絆を深めながら、友情と感動を送るという感じになるストーリーも手掛ける。
健太と直太に対するバンの強い思いにも注目してください!!
【お客様】
凛々(雪桜奇):私の小説に初コメしてくれた人です。凛と呼ばせてもらってるぜ…この子はイナイレの小説を書いておりまする!
この前、もう1つの小説に遊びに来てくれました。亜夢たん、なかなか可愛いぜ!!♪
タク:私の小説に初コメしてくれた人です。ダン戦シリーズの小説を読んでいて、凄く面白いと言ってくれました。本当にありがたいです♪ デュエマの小説を描いておりますぜ♪
シグレ:この小説に初コメしてくれた人です。友達だけど、ダン戦好きな人で気が合う! 2次(映像)でポケモン小説を描いておりますぜ♪ キョウヘイ君とヒュウさん、カッコイイ!! そして、メイちゃんもかわいい!!
赤獅子エンザ:この人はイナイレの小説を描いてますぜ♪ 友達だけど、イナイレ&ダン戦が好きで仲良くさせていただいてます♪
yumi:シエルが描いているポケモン小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、この小説に初めて来た人で仲良くさせていただいています♪
姫佳:この小説の展開が読めなくて、ハラハラドキドキしていると言った人・・・この子もイナゴの小説を書いてて、結構面白い! ティアラ&ラティア、ここちゃん、輝姫の主役4人・・・かわいいぜ!!
茅:楓が描いている黒子のバスケ小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、黒バスとサトミちゃんに関する小説を描いておりますぜ♪ 凛太君カッコイイ! オリキャラの水連ちゃんを出させていただいてます!!
聖:この小説に初めて来てくれた人だけど、ダン戦好きで気の合う親友です。友達として仲良くさせていただいてます♪
剣:姫佳の小説で知り合った友達。絵の才能があって凄い! バンハル漫画を描かせていただきました。文才がありすぎる…という言葉をいただき、凄く嬉しいです♪
凛那:剣の小説で知り合って仲良くなった友達。イナギャラの小説を書いておりますが、オリキャラがクールすぎてヤバい!(殴
【漫画】
バンハル >>604
【本編:キャラクター原案・構成】
本編の登場人物設定 >>1
バンたちの登場人物が設定されているぞ!
この小説に初めて来た人は読む前に目を通しておいてください。
健太&直太、姉のリン、イナイレの登場人物設定も収録されているので、それも含めて確認しておいてください。
青峰太陽の登場人物設定 >>11
茅が描いている黒子のバスケ小説で出ている青峰大輝の兄・太陽の登場人物設定が載っているぞ!
太陽と大輝のコンビに注目してください。
登場予定:第18章で登場します。
キョウヘイの登場人物設定 >>12
シグレが出してくれたオリキャラです。今作では本編に登場させることにしました。
キョウヘイの運動神経、バンたちとの共演に注目してくだされば幸いです。
ポケモンBW2主人公・キョウヘイの活躍に期待してください。
登場予定;第21章で登場します。
ヒュウ&メイの登場人物設定 >>13
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいという理由でキャラ応募してくれました。
キョウヘイとのコンビネーションを披露するので、大迫力のLBXバトルにも注目してください!
登場予定:第21章で登場します。
優騎那のオリキャラについての登場人物設定 >>14
オリビア&シュリの姉妹コンビが前作の【過去の追憶】に続き、本編で再登場決定!!
急遽、2人を起用することにしました。
登場予定:第24章で登場しました。
無類シント&星目テツヤ&武闘フジ、3つのLBXについての登場人物設定 >>15
タクが出してくれたオリキャラです。番外編でバンたちと共演させたいという理由でキャラ応募してくれました。
シントたちの活躍に期待してください。タクのイメージに近づけるよう頑張って描いていきたいと思います。
3つのLBXについても一緒に載せてありますので、ゆっくりご覧下さい。
本編の登場人物設定2 >>42
早間綺羅、カレン・キャベルン、望月幸介&優、樋田優雅について載せています。
使用LBXは綺羅のみになりますので、ご了承ください。
富士本 優実の登場人物設定 >>57
yumiが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいとのことでキャラ応募してくださいました。
今作では初登場となりますが、ユウミがどのようにして演じていくのかというところに注目してくだされば幸いです。
登場予定:第26章に登場します。
恵珠の登場人物設定 >>58
冬(冬ノ華 神ノ音)が出してくれたオリキャラです。
バンたちと共演したいという理由で応募してくださいました。
しかもメカニックという設定をつけていただき、私としても上手く描けるか分かりません。
やるからには頑張って描いていきたいと思いますので、彼の登場に期待してくだされば幸いです。
登場予定:第26章で優実と一緒に登場させる予定でしたが、恵寿はバンたちと合流した後に出させることになりました。
長月レオンの登場人物設定 >>59
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたい理由で応募してくれました。
イカロス・ライトというLBXに関する設定も載っております。アスペルガー症候群を患っておりますが、LBXの腕は果たして?
これからもレオンの活躍に期待してください。登場予定は第26章で出します。
橘 美咲の登場人物設定 >>60
伊莉寿が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
短編を描く前に美咲ちゃんのイメージを見た上で本編に登場させたいと思っています。
美咲ちゃんが輝姫や太陽たちと共演するのかも注目してくだされば幸いです♪
美咲ちゃんが登場する予定は早ければ、第27章あたりになります。
また、バンたちと共演させるのも楽しみにしてください!!
イナイレGO(天馬・太陽・マサキ・信助)の登場人物設定 >>61
天馬たち4人の登場人物設定が載っています。今作の本編でやっと登場することになりました。
4人の化身や必殺技も載せているので、それも含めてご覧ください。
第18章で登場しました。そこでサッカーバトルが展開されることになりそうです(笑)
サッカーバトルもできるだけ表現して描いていきたいので、よろしくお願いします!!
輝姫&ティアラ、一ノ瀬心愛(いちのせ ここな)の登場人物設定 >>62
白炎輝姫&ティアラ・クルーガー&一ノ瀬心愛(通称ここ)の登場人物設定です。
輝姫とティアラは前作の【怨炎の幻想】では本編で登場いたしました。今作も引き続き、本編で登場させる予定です。
輝姫&ティアラの従姉妹コンビによる追いかけっこシーンにも注目してください♪
ここちゃんの活躍にも期待してくだされば幸いです。
登場予定:まだ未定です。めどが立ったら載せます。
輝姫&ティアラ、ここちゃんの活躍に期待してください!!
一ノ瀬心愛(通称ここ)が働いているカフェの設定 >>63
ここちゃんが働いているカフェのイメージです。私自身、上手く描けるかどうか分かりません。
でも、やるからには頑張って描きますぜ!!
黄瀬 水連の登場人物設定 >>64
茅が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
水連ちゃん、マジで可愛すぎる! 黄瀬の妹ですが、水連の活躍に期待してください♪
第48章以降に出る可能性が高いので、しばらくお待ちください。
キョウヘイ・ヒュウ・メイVSシント・フジ・テツヤのLBXバトル設定 >>442
第60章のLBXバトルでお馴染みのオリキャラが出ます。
はたして、どのような展開を見せてくれるのか楽しみにしていてください!
人見 晴香の新型LBXについて >>495
ハルの新型LBXとなるブルーグリーンライトの設定が載っております。
ある人の形見となっていますが、その理由は…>>493のストーリーで明かされました。
この後、バンたちとのLBXバトルで使用する予定です。ハルがどんな思いを込めて、バトルを展開していくのか?
ハルの実力が気になる人もいますが、それまでお楽しみに!!
山野バン・大空ヒロ・長月レオン・人見晴香のLBXについて >>509
LBXバトルする前にまとめて描きました。レオンとハルのLBXは新型なので、どのように活躍するかは更新してからのお楽しみに!
バンヒロのコンビもなかなか見逃せないので、2人の息が合ったコンビネーション
によるバトルも見せ付けます。それでは、クライマックス直前のバトルスタート!!
番外編の登場人物設定 >>561
お馴染みのバンたちの他、新キャラクターも出ます。
リンの兄・小海諒平についても描かれているので、ストーリーを読む前にクリックして下さい。
【本編:目次(ストーリー進行具合)】
第1章 1人の少女・リンとの出会い >>3-4
第2章 居酒屋で行われるLBXバトル大会とは? >>5-7
第3章 LBXバトル大会Ⅰ ついに開幕!! >>8-10
第4章 LBXバトル大会Ⅱ 決勝戦での決着! >>16
第5章 LBXバトル大会Ⅲ 優勝は誰の手に? >>17-18
第6章 由美が語る、25年前におきた惨劇とは?>>19-20
第2部:廃墟ビル探検編(第7章〜第9章)
第7章 廃墟ビル探検Ⅰ リン&優の空手部コンビが見たものとは? >>21-22
第8章 廃墟ビル探検Ⅱ 秒殺の皇帝・海道ジン登場! >>24 >>26-29
第9章 リンの様子に違和感を感じたバン・・・その複雑な心境とは? >>35 >>37-41
第3部:謎かけ編(第10章〜第16章)
第10章 リンに忍び寄る影、その正体は? >>43
第11章 リンの幼馴染・早間綺羅、登場! >>44
第12章 ハルが河川敷で見つけたものとは? >>45-46 >>48
第13章 バンの幼馴染・樋田優雅、登場! 彼がついに発見したものとは? >>50-51
第14章 キラード団という謎の組織だと名乗る男から託された謎のメッセージと1つのヒントとは? >>52
第15章 ますます深まりつつある最大の謎・・・そこで掴んだ重要な手掛かりとは? >>53-55
第16章 囚われの身になったリンたちの安否は? >>56
第4部:オリキャラ登場編(第17章〜第30章)
第17章 立向居勇気&月島楓の幼馴染コンビ登場! >>65-66
第18章 西園信助・松風天馬・雨宮太陽・狩屋マサキの4人組、ただいま参上! >>67
第19章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(前編)・・・青峰兄弟&黄瀬、登場! >>68
第20章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(後編)・・・決着! >>69
第21章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(前編)・・・彼らが見たものとは? >>70-71
第22章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(中編)・・・LBXバトルで待ち受ける罠とは? >>72
第23章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(後編)・・・バン、ただいま参上!! >>73
第24章 オリビア&シュリの姉妹、ついに登場! 4年ぶりの再会 >>74
第25章 無類シント&星目テツヤ&武闘フジの小5コンビ、登場! >>75
第26章 富士本優実&長月レオン、登場! >>76
第27章 橘美咲、登場!(前編)・・・初の幽霊屋敷探検! >>77
第28章 橘美咲、登場!(中編)・・・地下室で見たものとは? >>78
第29章 橘美咲、登場!(後編)・・・ヒロ&レオン、ただいま参上! >>79
第30章 輝姫&ティアラ&一ノ瀬心愛の3人組、登場! >>80-81
第5部:謎解き編(第31章〜)
第31章 再会Ⅰ ハルに忍び寄る魔の手、その正体は? >>98
第32章 再会Ⅱ カレン・キャベルン登場、その目的とは? >>99
第33章 再会Ⅲ バンVSカレンの因縁対決 >>100-103
第34章 バンの様子に異変を感じた直紀、その違和感とは? >>104-105
第35章 バン&ハルの幼馴染・鶴見ナナミ、登場! >>106-107
第36章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(前編)・・・【Detective bar】に隠された秘密とは? >>108
第37章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(後編)・・・知り合った経緯とは? >>109-111
第38章 バンの様子に異変を察したハル・・・その真意とは? >>112-113
第39章 リン、望月兄弟&優雅の4人が誘拐されたことを知ったハル・・・バンの複雑な心境とは? >>114
第40章 ついに明かされる、リンの本当の過去・・・壮絶な出来事とは? >>115-117
第41章 キラード団のアジトに関する場所の謎を解明せよ! >>125 >>127-129
第42章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(前編)・・・キラード団のアジトの位置を掴め!>>130
第43章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(後編)・・・廃墟ビルで見つけた仕掛けとは? >>131-132
第44章 キラード団のアジトに乗り込んだバンたち、そこで待ち受ける展開とは? >>133
第45章 立向居直毅・青峰兄弟・黄瀬、ただいま参上! >>134-136
第46章 キラード団のアジトⅠ 催眠の部屋で待ち受ける罠とは? >>137
第47章 キラード団のアジトⅡ 謎の催眠術師・高遠遥一、登場! >>138
第48章 キラード団のアジトⅢ 1つの部屋に隠された謎を解き明かせ! >>155 >>163 >>189
第49章 蘇る過去の記憶Ⅰ ハルが絡んでいたという1つの事件とは? >>200 >>208
第50章 蘇る過去の記憶Ⅱ 奈良警部が言う、厄介な事件とは? >>226 >>230
第51章 囚われの身になったリンたちの居場所を掴め! >>246 >>258
第52章 バンたちがそこで見たものとはいったい・・・リンたちとの再会、そして----------- >>265
第53章 バンVSカレンの推理対決Ⅰ リンたちが誘拐された事件の謎を解き明かせ! >>278 >>281
第54章 バンVSカレンの推理対決Ⅱ 5年前に起きた誘拐事件の謎を解き明かせ! >>289 >>299
第55章 バンVSカレンの推理対決Ⅲ 最後の仕上げとなる誘拐事件の謎とは? >>304
第56章 ついに姿を現した真の黒幕・直野健一、真の目的とは? >>318
第57章 ついに記憶が戻った健太たち、その真実とは? >>335
第58章 黄瀬水蓮&富士本優実、ついに登場! >>361 >>387
第59章 決着、リンに対するバンの思いとは? >>390
第60章 再び平和を取り戻した日常、リンたちを揺るがす想い…それは何か? >>411 >>413 >>428 >>443 >>452 >>459 >>463 >>472 >>484 >>493 >>508 >>522
【番外編:目次(ストーリー進行具合)】
第1章 誘拐事件から1年後…リンの複雑な思い >>567
第2章 幽霊屋敷探検Ⅰ リンと優が気になりだしたものとは? >>572
第3章 幽霊屋敷探検Ⅱ 駅前で起きた出来事とは…ハル・ヒロ・ナオ参上! >>576
第4章 リンの様子に異変を感じたバン…その違和感とは? >>587-588
第5章 6年ぶりの再会(前編)…諒平の幼馴染・加藤未来、登場! >>593
第6章 6年ぶりの再会(中編)…諒平に対するリンの複雑な思いとは? >>598-599 >>610-611
これからも応援よろしくお願いします!
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.49 )
- 日時: 2012/12/16 13:08
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
>>47 姫佳
正解!
ここですよー(笑)
さぁ、頑張って描いていきますか!
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.50 )
- 日時: 2012/12/16 13:18
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第13章 バンの幼馴染・樋田優雅、登場! 彼がついに発見したものとは?
(ストーリーモード:優雅)
1時間くらい前、酔い潰れた友人の望月幸介を連れて背負いながら歩いていた。
「ったく、望月のヤツ・・・・・・」
あっさりと酔い潰れて寝ちまうし、困らせてくれるのは毎回のこと。
それでも、兄として優のことが心配でたまらなかったのだろう。
「まあ、どうにかなる問題じゃないな・・・・・・うん?」
たまたま通りかかった駐車場に1台の車が止められていることに気付く。
どう見ても明らかに不審な感じがしてならなかった。
「あの車・・・・・・」
何か乗せられていそうな気がするけど、気のせいかと思ったその時。
後ろの席に誰かが乗せられているのを発見して、その1台の黒い車に駆け寄る。
「・・・・・・っ!?」
後ろの席を覗いてみると、2人の少女が乗せられていた。
2人とも高校生のようだが、その2人の顔に見覚えがあった。
(リンちゃんと優ちゃん!?)
望月を寝かせ、顔を覗いて見る。どうやら、2人とも気を失っているようだ。
その様子を見る限り、何かあったことは間違いなく読み取れた。
「何で、あの2人が車に乗ってるんだ?」
乗せられていたことから考えると、空手部の帰りに誰かと遭遇した可能性が高い。
その様子だと何かあったことは確からしく、2人に呼びかけるのも躊躇ってしまう。
「待てよ、もしかして---------------------」
呼びかけに応じないとしたら、意識を失っているかもしれない。
もしかしたら、事件に巻き込まれたのではないか。
(バンに連絡してみる必要がありそうだ)
CCMを取り出し、アドレス帳を開く。幼馴染の山野バンに連絡してみた。
『はい?』
男性の声が聞こえたので、バンだと分かる。
リンたちを見つけたことを話さなければいけない。
「あっ、バン! 望月の妹、知らないか?」
『優ちゃんのこと? 知らないなー』
「やっぱり? 望月のヤツ、酔いつぶれちゃって。電話したんだけど、出なくてさ」
望月を連れて帰る前、望月家に連絡してみたが・・・・・・なかなか繋がらなかった。
どうりで繋がらなくて、何かおかしいと思っていたのだ。
『望月を起こせるか?』
「起こせないんだよ、爆睡しちまってるんだ」
『爆睡? ったく、のんきに酒を飲んでる暇なんかないだろォ!』
「そう言うなって・・・・・・だが、妙なのはここからだ」
『妙なことってなんだよ?』
目の前で妙なことが起きているのは間違いない。
1台の車にリンと優が乗せられているのだ。
「あの1台の車が駐車場に止まってる。黒い車のようだけど、その中に誰がいたと思う?」
バンに質問しながら、疑問を投げかけてみた。
状況を把握して考え込むバンは顎に手をやりながら、物思いに耽る。
少し経ってから、ある結論に至ったようで何かを悟った。
『おい、ちょっと待て・・・・・・まさか、あの2人が乗せられてんのか?』
「ああ、そのまさかだよ・・・・・・」
リンと優が乗せられていることに気付いていなかったようだ。
バンは状況を察したのか、何か起きそうな予感がしていたのだろう。
『そんな・・・・・・』
俯き加減にしてうなだれるバンを見ていて、本気で妹のことを心配していたようだと悟った。
「リンちゃんは家にいないのか?」
『ああ、まだ帰ってないけど・・・・・・』
「帰ってない? まさか・・・・・・・・」
黒い車の中に乗せられているリンを見て驚く。
じゃあ、最初から閉じ込められていたということになるのか。
では、どうやって誘拐しようとしたのか。そこが気になるところだ。
『優雅・・・・・・何か気付いたことでもあるのか?』
「んー・・・・・・特に気付いたことはないけど、何で2人が捕まってんのかなって」
俺は2人の様子を見て心配しつつ、チラリと見やる。
もしかしたら、ヤバいことになっているかもしれないな・・・とんでもないことに巻き込まれる可能性が高い。
「もしかしたら・・・何かヤバいことになってるかもしれないぞ」
『え?』
バンは驚きながら、俺に向かって聞き返す。
どうも嫌な予感がしてならない。というより、この2人を助け出したほうが手っ取り早いかもしれない。
『どういうことだよ?』
「何かとんでもないことに巻き込まれそうな予感がしてならない」
望月を見やりながら、顔をしかめて言う。
やっぱり感づいていたようだ。先に閉じ込められているリンたちを助け出すことが先決だろう。
『とんでもないことだぁ?』
「・・・ああ。あの2人の様子を見る限り、縄で両手を縛られちまってるしな。もしかしたら厄介なことになるかもしれないぜ?」
そう言いながら答えたその時、後ろから黒い影が現れる。
「・・・っ!?」
後ろを振り返った瞬間、黒ずくめの服を纏った1人の女性と1人の少年が立っていた。
こいつら、いったい何者なんだ?
(こいつら、いったい・・・・・・)
そう思いながら、2人組の男女を見た。
もしかして、こいつらがリンたちを誘拐した犯人?
「もしかして、リンたちを誘拐した犯人なのか?」
「そうだ、邪魔者には消えてもらうよ・・・・・・・」
少年はヒヒヒ・・・・・・と不気味な声を出しながら笑う。
しかも嫌な予感がしてならない・・・バンには悪いけど、CCMの通話を切っちまった方が良さそうだな。
(こいつらに挟まれてしまった以上、逃げ場がない・・・・・・)
この2人組の男女に挟まれて逃げられなくしてしまった以上、ここで戦うしかない。
そうなれば、こいつらを捻り潰すしかない。
「確かに挟まれちゃあ、僕が戦うしかないようだな」
そう言いながら呟いたその時、眠そうな声が聞こえた。
「ふぁー・・・・・・なんだよ、騒がしいな」
「望月!」
酔い潰れて寝ていた望月幸介が目覚めて、俺の前に立っていた。
のんきに突っ立っている場合じゃないだろうと突っ込みながら溜息をつく。
「望月、優ちゃんが誘拐されてんぞ」
「またまた冗談を言って〜・・・・・・こいつら、何者だァ?」
「分かんないけど、やってやるしかないな」
「ああ、そのつもりだ!」
望月と組みながら、戦いに挑むことにした。
戦いの火蓋は切って落とされた。
戦いに突入しようとした瞬間、1人の男の動きが思ったより素早くて身動きが取れない。
その同時に1人の少年は無言でスタンガンを出してきた。
(スタンガン・・・!?)
じゃあ、リンの首についていた痕はスタンガンで気絶させるためだったのか!
そういうことなら抵抗するしかない・・・そう考えた俺は必死で抵抗しようとした。
「優雅!」
望月が叫んだ瞬間、俺の首に何かが当てられるような気がした。
しかもビリッと痺れて、意識が朦朧としてきた。
「ぐっ・・・ぐあああああ!」
スタンガンのダメージを受けて倒れ込んだ瞬間、意識を失った。
その同時にCCMが転がり込んだ。
「・・・っ!」
望月は困惑気味に2人組の男女を見つめる。
この状況では埒があかない・・・こんな時にどうしたら良いのか。
(優雅がやられたままじゃ、僕もやられてしまう!)
こいつら・・・優たちを攫って、何をするつもりなのか?
そう思いながら、2人組の男女に向かって殴りかかった。
「うらぁぁぁ----------------!!」
その同時に叫んだかと思えば、いきなり攻撃を避けられてしまう。
不意を突かれた瞬間、僕の首に何かが当てられた。
「ぐああっ!」
そう、まるで何かが痺れるような感覚だ。やっぱりスタンガンを使ってやったのだろう。
(バン・・・優雅・・・)
そう思いながら、意識を失って倒れ込んだ。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.51 )
- 日時: 2012/12/16 13:20
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
(ストーリーモード:バン)
その頃、自宅にいた俺はハルと一緒に佇んでいた。
電話の向こうから微妙な物音が聞こえたので、俺はすぐに叫んだ。
「おい、優雅?」
まさか、さっき聞いた物音は・・・もしかして、犯人らしき人物にやられて意識を失ったのか?
そう思いながら、優雅たちの身に何かあったのだと察する。
「どうした、優雅!?」
もう1度、試しに呼びかけてみた。まったく反応しないということは、やっぱり意識を失ってしまっているということになる。
『おまえが・・・山野バンだな?』
不意に電話の向こうから聞き覚えのない声がした。
その声を聞いた瞬間、嫌な予感がしそうでならなかった。
「そうだけど・・・おまえは誰だ?」
俺は訝しげに顔をしかめながら、疑問を投げかける。
いったい、何者なんだ?
『キラード団だ』
キラード団って・・・何なんだよ、こいつら!
リンと優を攫ったのも、優雅たちを気絶させたのも・・・全てはこいつらの仕業なのか?
「おまえたちがリンたちを誘拐したのか?」
『そういうことさ。あの2人のガキを取り返してほしければ、俺たちが出す暗号を解いてもらおうか?』
その言葉を聞いた瞬間、ハルと顔を見合わせる。
「暗号って言われても・・・・・・」
「ああ、あの時と似てるな」
去年の事件と酷似しているけど、その謎とやらを解いてやるしかなさそうだ。
ハルは俺を見て、無言で頷く。
「分かったよ・・・その暗号とやらを解けば、リンたちがいる場所に行けるんだろ?」
『そういうことだ、察しが良いな』
そんなことで褒められても嬉しくない。
そう思いながら溜息をつく。
「分かったよ、その暗号を解いてやるよ」
仕方がない・・・ヤツらの要求を飲んで暗号を解いてやることにした。
キラード団が出す暗号の問題とはいったい?
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.52 )
- 日時: 2012/12/16 13:23
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第14章 キラード団という謎の組織だと名乗る男から託された謎の暗号メッセージと1つのヒントとは?
(ストーリーモード:バン)
バンはキラード団という謎の組織の者だと名乗る男からあることを聞こうとしていたのだった。
「さあ、その暗号メッセージとやらを話してもらおうか」
「ククク・・・良いだろう」
男は電話の向こうで笑いながら答えた。
俺はその暗号メッセージが気になっていた。
きっと、リンたちを誘拐した上で監禁させるつもりだろう。
「東京の町外れにある廃工場だ・・・」
その男は不気味な笑みを浮かべながら話しかけてきた。
こいつ・・・何を言っているんだ?
「・・・廃工場だと?」
「・・・ああ。ヒントは1つだけだ」
その言葉を聞いた男は俺に対し、謎のメッセージを残していたようだった。
(ヒントが・・・1つだけってどういうことだ?)
男の言葉を聞いて、何か引っかかった。嫌な予感がしそうだ。
そのヒントとはいったい、何なのか気になってきた。
「そのヒントを教えてもらおうか」
「・・・ああ。トキオシアのどこかにある」
トキオシアのどこかにある・・・だとォ?
男は俺に対し、意味不明なヒントを出してきた。
「もしかして、その場所を示しているのか?」
俺は思わず叫びながらビックリして答えた。
男はククク・・・と笑いながら、不気味な笑みを浮かべた。
「その通りだ。そのヒントを元にして暗号メッセージを解いてから、その場所に来るんだな」
男はククク・・・と不気味な笑みを浮かべながら答えた。
くそっ・・・その謎を解かなければ、リンたちが囚われている場所に辿りつけないのか!
「・・・分かったよ。それを元にして解けば良いんだろう・・・いつまでに解けばいい?」
「1週間後だ・・・その夜の10時ちょうどにその場所へ来い」
男は締切日を言って答えた後、CCMの通話を切った。それに対し、俺は何が起きたのか分からずにいた。
いったい、リンたちに何があったのか理解できない。
「くそっ・・・1週間後までに解かなきゃならないのか」
受話器を切った後、俺はCCMを握り締めたまま、顔をしかめて呟いた。
ハルは心配そうに顔を覗きこんだ。
「バン・・・・・・」
「くそ、暗号を出されちまうんだよ!」
「こうなっちゃったんだし、しょうがないって」
「何がしょうがないんだよ! リンたちが攫われたんだぞォ〜?」
幼馴染のハルに突っ込みながら言うのがやっとだった。それにしても気になることがいくつかある。
キラード団っていう謎の組織のことも気になる。どうして、ヤツらがリンたちの命を狙おうとしているのか?
「トキオシアのどこかにある廃工場ねぇ・・・」
その男が残したと思われる暗号メッセージとたった1つだけ残されたヒントを元にして考え込んだが、そこがどうしても分からない。
「うーん、よく分かんないなー」
「でも、その謎と暗号を解かなきゃダメだよね。気が済むまで解くしかなさそうだね」
ハルはコクリと頷きながら、腕を組んで呟く。
考え事をしていてもしょうがないので、ベッドにダイブして倒れこんだ。
「バン?」
「まあ、キラード団っていうヤツらのことは明日から調べておくさ」
「諦めたわけじゃないんだね、あまり無理しない方が良いよ」
「ああ、分かってる・・・・・・・油断は禁物だからな」
ベッドに横たわったまま、目を閉じる。時間が経つと意識がまどろんできて、深い眠りに落ちた。
バンはその暗号メッセージとたった1つだけ残されたヒントを元にして謎解きに挑むことを決意した。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.53 )
- 日時: 2012/12/16 13:27
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第15章 ますます深まりつつある最大の謎・・・そこで掴んだ重要な手掛かりとは?
(ストーリーモード:バン)
翌朝、チュンチュンと雀の鳴く声が外から聞こえる。
カーテンの隙間から光が漏れているが、その証拠に太陽が昇ったのだろう。
「・・・・・・んー・・・」
眠そうに上半身を起こし、ボーッとしながら周りを眺める。
ふと、隣で寝ていたはずのハルがいないことに気づく。
(あれ、いない・・・・・・)
もしかして、彼女は1階の居間で料理しているのだろうか。
まぁ、朝飯を食えば大丈夫だなっていうのが率直な感想だろう。
「・・・何も考えられねぇや・・・」
リンが誘拐された事といい、望月(幸介&優)たちの安否も気になる。
それに謎の組織が残した暗号メッセージを解かなきゃいけないため、慎重に調べなければならないというのが現状だ。
「こんな時、何をすりゃ良いんだよ・・・」
ふわぁーと欠伸しながら、枕元に置かれているCCMを見つめる。
そういや、リンたちはどうなったんだろうか・・・その後、気絶させられていたみたいだから攫われた可能性も有り得る。
(とりあえず、ヒロにも聞いてみた方が良いかもしれない)
彼なら何か知っているかもしれないし、昨日は部活で行けないって言っていた。
俺が酒を飲んで寝ていた頃には、部活から戻ってきていたはずだ。
「昨日、酒飲んだのが効いたかなぁ・・・」
少しだけ頭痛がする・・・2日酔いにはなっていないが、親譲りの酒強さと言ったら良いだろうか。
頭を抱えながら溜息をついていたその時、CCMの着信音が鳴った。
「・・・ん?」
眠そうに枕元に置いてあるCCMを取り出し、テレビ電話の通話ボタンを押した。
画面に映し出されたのは・・・幼馴染のハルだった。
「おはよ、バン! 今、起きてるー?」
「あぁ、おはよう・・・うん、起きたところだよー」
眠そうに立ち上がり、部屋を出た。俺は階段を降り、居間に向かった。
そこに行くと、運よく料理していたハルが俺に気づいて、手を振ってくれた。
「おはよー!」
「おはよ、ハル・・・・・」
笑いながら、手を上げて返す。彼女の姿を見て、溜息をつく。
「おまえなぁ・・・こんな朝早くから起きなくても良いじゃないか」
「えへへ、何か料理したくなってさー」
ハルは笑いながら、俺を見て答えてくれた。
そういえば、ハルの料理はいつ食べてもおいしいんだよな。
(ハルは料理ができるから良いんだよな。俺の嫁になっても良いくらいだけどなぁー)
居間で椅子に座りながら、眠い目を擦って朝飯ができるまで待っていた。
朝飯はご飯とスクランブルエッグだ。
「はい、できたよ」
ハルがスクランブルエッグを乗せた皿とご飯を乗せたお茶碗を持ってきた。
その2つがテーブルに置かれたのと同時に挨拶した。
「いただきます・・・」
ふわぁーと欠伸しながらうとうとしつつ、ゆっくり食べる。
そんな俺の様子を見たハルは苦笑しながら溜息をつく。
「まだ眠いの?」
「ぅん・・・」
モグモグ食べながら言う俺を見て思わず苦笑した。
ハル、そこまで苦笑しなくて良いのになぁ・・・っていうか、このスクランブルエッグおいしいな!
「おいしい・・・」
「でしょ? だてに料理してないからね」
ハルは笑いながら、ご飯を食べる。
確かに料理の上手さには舌を巻かれてしまう。
「そっかぁ・・・」
朝飯をゆっくり食べながら、ハルと楽しく話せた。
しばらくして、ご飯を食べ終えて食器を下げる。
「ごちそうさまでした!」
食べ終えた後、洗面所で顔を洗ったり、歯磨きしたりして用意を整えた。
大学で授業に出すレポートもあって、その準備もちゃんとしていたのだ。
「バン、学校に行く用意できた?」
「あぁ・・・そろそろ行こうか」
眠そうに目を擦りつつ、玄関のドアの鍵を閉めた。
ハルと一緒にトキオ大学へ向かった。
大学に着いた途端、1限の授業がもうすぐ始まることに気付いた。
ハルに促され、講義室に入った俺は一番後ろの席に着く。
「バン、眠いなら寝たら?」
「ふわぁー・・・うん、そうする。始まったら起こしといてくれないか?」
「うん、分かった。1限が始まったら起こすね」
机に突っ伏したのと同時に睡魔が迫ってきたので、目を閉じた。
深い眠りに落ちた瞬間、転寝してしまいそうになるほど爆睡した。
数分後、ハルが俺の肩を優しく叩いて起こしてくれた。
「バン、先生が来たよ」
「んぅ・・・」
眠そうに身じろぎながら、ゆっくり顔を上げる。
ふと、教壇に教授が立っていることに気付いた俺は眠そうに欠伸する。
「ふぁ・・・」
「バン、授業のレポートできた?」
ハルが授業に出す課題レポートを机に置いて呟く。
俺も飲み会に行く前、ちゃんとやってきたから大丈夫だ。
「うん、飲み会に行く前にやってきたから大丈夫だぜ」
バッグから課題レポートの入ったファイルを取り出し、机に置いた。
何とか仕上げたものの、しっかり課題をこなさなきゃならないことには驚いた。
大学進学してから約3年が経つのか・・・そういや、立向居も教育学部で一緒だったな。
「バン、おはよう」
隣の席から聞き覚えのある声がしたので、振り返ると直紀だった。
直紀もギリギリでここに着いたのだろうか。
「直紀、おはよっ!」
「うん、ハルもね! バン・・・今も眠いのかい?」
直紀は苦笑しつつ、バッグから課題レポートを取り出して机に置く。
結構、そのことを言われるのが嫌なんだけど・・・まぁ、そこはしょうがない。
「うん、ちょっとな・・・ノートテイカーの人は?」
「もうすぐ来るはずなんだけど・・・あっ、来た!」
ノートテイカーは立向居だった。
暇な時に直紀とコミュニケーションを取りたいという理由で自らノートテイカーになったという。
「立向居も結構、気合が入ってんな」
「そうか? 俺は直紀のために役立ちたいと思えば、何でもできるんだよ」
手書きで通訳しながらサポートするという役割を担っている。
直紀に頼み込んだ方がやりやすいかな・・・と思いながら問いかける。
「俺が途中で寝てたら・・・そのノートテイクの紙を見せてくれない?」
「良いけど・・・先生の言ってること分かるの?」
直紀に指摘され、思わず苦笑しながら頷く。
何とかなりそうだから大丈夫だと思っていたのだ。
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