二次創作小説(紙ほか)

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【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ☆番外編☆
日時: 2013/06/11 21:53
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=past&no=24538

【読者の皆様へ レッドからの挨拶】

初めまして、レッドです!
ダンボール戦機Wシリーズの小説を描いております。
本来ならば、【バン×ヒロと怨炎の幻想】の番外編を執筆する予定でした。
スレが1000になり、過去ログに入ってしまいました。というわけで、新シリーズとしてリニューアルさせることにいたしました。
上記の参照に【バン×ヒロと怨炎の幻想】の小説のアドレスを載せておきましたので、興味のある方はクリックして読んでくださいね♪


新シリーズはバンハルを中心にして取り巻く展開になります。
ハルはオリジナルキャラクターとして考えたのですが、ヒロインとして演じていただくことになります。

第2部として記念すべき第1作は!!
【バン×ハルと失われた過去】です。

前作の番外編で登場させることができなかったキャラクターとのコラボもこちらで登場させる予定です。
番外編では登場させることができず、申し訳ありませんでした。

そこで、番外編を描く代わりに新シリーズとしてスタートさせることにいたしました。
ダンボール戦機Wの主人公・山野バン、幼馴染の人見晴香を中心にして取り巻くオリジナルストーリーを展開させていけたらと思います。もちろん、ヒロたちも登場させる予定です!!

前作の本編で登場した山野健太&直太の兄弟も出演予定です。
今作では初登場となる山野リンという姉が物語の重要なキャラになるかと思われます。

【本編:ストーリー原案・構成】

第1章〜第5章:LBXバトル編
第6章〜第9章:廃墟ビル探検編
第10章〜第16章:謎かけ編
第17章〜第30章:オリキャラ登場編
第31章〜第60章:謎解き編(完結)

【番外編:ストーリー原案・構成】

第1章〜第5章:
第6章〜   :

ストーリーの進行具合によっては変更する可能性がありますので、ご了承ください。


【原作:完結した作品】

第1作:バン×ヒロと黒影の亡霊

本編は全20章で完結、番外編は全16章で完結しているぞ!
ダンボール戦機Wの小説を描くにあたり、記念すべき第1作はホラー×ミステリーを交えた本格的な謎解きアクションアドベンチャー!!

第2作:バン×ヒロと過去の追憶

前作の【黒影の亡霊】の続編となった待望の第2作!
本編は全30章で完結、番外編は第25章で完結しました。
全30章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。

ポイント:ナオが記憶喪失していることだけではなく、ハルの過去に隠されたエピソードも収録している。
番外編では初登場した聴覚障害を持つ少年・船津直紀を取り巻く展開を中心にストーリーを進めていく。
これまでにないオリジナルストーリーを展開させることで前にも増して、文章力を上げることでクオリティをパワーアップさせた。

第3作:バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ)

前作の【過去の追憶】の続編となった待望の新作!
本編は第40章で完結しました。番外編は第4章まで進んだが、完結できませんでした。
なので、番外編は新シリーズの小説でリニューアルに伴い、執筆させることにいたしました。
全40章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。

ポイント:バンの弟・山野健太&直太の兄弟が初登場していることだけではなく、2人の過去に共通点を持つところがある。
バンが兄としての役割を担うことで、2人の弟をどうやってサポートしていくかというところも見逃せない!!
バンを支える仲間たちとの絆を深めながら、友情と感動を送るという感じになるストーリーも手掛ける。
健太と直太に対するバンの強い思いにも注目してください!!


【お客様】

凛々(雪桜奇):私の小説に初コメしてくれた人です。凛と呼ばせてもらってるぜ…この子はイナイレの小説を書いておりまする! 
この前、もう1つの小説に遊びに来てくれました。亜夢たん、なかなか可愛いぜ!!♪

タク:私の小説に初コメしてくれた人です。ダン戦シリーズの小説を読んでいて、凄く面白いと言ってくれました。本当にありがたいです♪ デュエマの小説を描いておりますぜ♪

シグレ:この小説に初コメしてくれた人です。友達だけど、ダン戦好きな人で気が合う! 2次(映像)でポケモン小説を描いておりますぜ♪ キョウヘイ君とヒュウさん、カッコイイ!! そして、メイちゃんもかわいい!!

赤獅子エンザ:この人はイナイレの小説を描いてますぜ♪ 友達だけど、イナイレ&ダン戦が好きで仲良くさせていただいてます♪

yumi:シエルが描いているポケモン小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、この小説に初めて来た人で仲良くさせていただいています♪

姫佳:この小説の展開が読めなくて、ハラハラドキドキしていると言った人・・・この子もイナゴの小説を書いてて、結構面白い! ティアラ&ラティア、ここちゃん、輝姫の主役4人・・・かわいいぜ!!

茅:楓が描いている黒子のバスケ小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、黒バスとサトミちゃんに関する小説を描いておりますぜ♪ 凛太君カッコイイ! オリキャラの水連ちゃんを出させていただいてます!!

聖:この小説に初めて来てくれた人だけど、ダン戦好きで気の合う親友です。友達として仲良くさせていただいてます♪

剣:姫佳の小説で知り合った友達。絵の才能があって凄い! バンハル漫画を描かせていただきました。文才がありすぎる…という言葉をいただき、凄く嬉しいです♪

凛那:剣の小説で知り合って仲良くなった友達。イナギャラの小説を書いておりますが、オリキャラがクールすぎてヤバい!(殴

【漫画】

バンハル >>604



【本編:キャラクター原案・構成】

本編の登場人物設定 >>1
バンたちの登場人物が設定されているぞ!
この小説に初めて来た人は読む前に目を通しておいてください。
健太&直太、姉のリン、イナイレの登場人物設定も収録されているので、それも含めて確認しておいてください。

青峰太陽の登場人物設定 >>11
茅が描いている黒子のバスケ小説で出ている青峰大輝の兄・太陽の登場人物設定が載っているぞ!
太陽と大輝のコンビに注目してください。

登場予定:第18章で登場します。

キョウヘイの登場人物設定 >>12
シグレが出してくれたオリキャラです。今作では本編に登場させることにしました。
キョウヘイの運動神経、バンたちとの共演に注目してくだされば幸いです。
ポケモンBW2主人公・キョウヘイの活躍に期待してください。

登場予定;第21章で登場します。

ヒュウ&メイの登場人物設定 >>13
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいという理由でキャラ応募してくれました。
キョウヘイとのコンビネーションを披露するので、大迫力のLBXバトルにも注目してください!

登場予定:第21章で登場します。

優騎那のオリキャラについての登場人物設定 >>14
オリビア&シュリの姉妹コンビが前作の【過去の追憶】に続き、本編で再登場決定!!
急遽、2人を起用することにしました。

登場予定:第24章で登場しました。

無類シント&星目テツヤ&武闘フジ、3つのLBXについての登場人物設定 >>15
タクが出してくれたオリキャラです。番外編でバンたちと共演させたいという理由でキャラ応募してくれました。
シントたちの活躍に期待してください。タクのイメージに近づけるよう頑張って描いていきたいと思います。
3つのLBXについても一緒に載せてありますので、ゆっくりご覧下さい。

本編の登場人物設定2 >>42
早間綺羅、カレン・キャベルン、望月幸介&優、樋田優雅について載せています。
使用LBXは綺羅のみになりますので、ご了承ください。

富士本 優実の登場人物設定 >>57 
yumiが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいとのことでキャラ応募してくださいました。
今作では初登場となりますが、ユウミがどのようにして演じていくのかというところに注目してくだされば幸いです。

登場予定:第26章に登場します。

恵珠の登場人物設定 >>58
冬(冬ノ華 神ノ音)が出してくれたオリキャラです。
バンたちと共演したいという理由で応募してくださいました。
しかもメカニックという設定をつけていただき、私としても上手く描けるか分かりません。
やるからには頑張って描いていきたいと思いますので、彼の登場に期待してくだされば幸いです。

登場予定:第26章で優実と一緒に登場させる予定でしたが、恵寿はバンたちと合流した後に出させることになりました。

長月レオンの登場人物設定 >>59
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたい理由で応募してくれました。
イカロス・ライトというLBXに関する設定も載っております。アスペルガー症候群を患っておりますが、LBXの腕は果たして?
これからもレオンの活躍に期待してください。登場予定は第26章で出します。

橘 美咲の登場人物設定 >>60
伊莉寿が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
短編を描く前に美咲ちゃんのイメージを見た上で本編に登場させたいと思っています。
美咲ちゃんが輝姫や太陽たちと共演するのかも注目してくだされば幸いです♪

美咲ちゃんが登場する予定は早ければ、第27章あたりになります。
また、バンたちと共演させるのも楽しみにしてください!!

イナイレGO(天馬・太陽・マサキ・信助)の登場人物設定 >>61
天馬たち4人の登場人物設定が載っています。今作の本編でやっと登場することになりました。
4人の化身や必殺技も載せているので、それも含めてご覧ください。
第18章で登場しました。そこでサッカーバトルが展開されることになりそうです(笑)
サッカーバトルもできるだけ表現して描いていきたいので、よろしくお願いします!!

輝姫&ティアラ、一ノ瀬心愛(いちのせ ここな)の登場人物設定 >>62 
白炎輝姫&ティアラ・クルーガー&一ノ瀬心愛(通称ここ)の登場人物設定です。
輝姫とティアラは前作の【怨炎の幻想】では本編で登場いたしました。今作も引き続き、本編で登場させる予定です。
輝姫&ティアラの従姉妹コンビによる追いかけっこシーンにも注目してください♪
ここちゃんの活躍にも期待してくだされば幸いです。

登場予定:まだ未定です。めどが立ったら載せます。
輝姫&ティアラ、ここちゃんの活躍に期待してください!!

一ノ瀬心愛(通称ここ)が働いているカフェの設定 >>63
ここちゃんが働いているカフェのイメージです。私自身、上手く描けるかどうか分かりません。
でも、やるからには頑張って描きますぜ!!

黄瀬 水連の登場人物設定 >>64
茅が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
水連ちゃん、マジで可愛すぎる! 黄瀬の妹ですが、水連の活躍に期待してください♪
第48章以降に出る可能性が高いので、しばらくお待ちください。

キョウヘイ・ヒュウ・メイVSシント・フジ・テツヤのLBXバトル設定 >>442
第60章のLBXバトルでお馴染みのオリキャラが出ます。
はたして、どのような展開を見せてくれるのか楽しみにしていてください!

人見 晴香の新型LBXについて >>495
ハルの新型LBXとなるブルーグリーンライトの設定が載っております。
ある人の形見となっていますが、その理由は…>>493のストーリーで明かされました。
この後、バンたちとのLBXバトルで使用する予定です。ハルがどんな思いを込めて、バトルを展開していくのか?
ハルの実力が気になる人もいますが、それまでお楽しみに!!

山野バン・大空ヒロ・長月レオン・人見晴香のLBXについて >>509
LBXバトルする前にまとめて描きました。レオンとハルのLBXは新型なので、どのように活躍するかは更新してからのお楽しみに!
バンヒロのコンビもなかなか見逃せないので、2人の息が合ったコンビネーション
によるバトルも見せ付けます。それでは、クライマックス直前のバトルスタート!!

番外編の登場人物設定 >>561
お馴染みのバンたちの他、新キャラクターも出ます。
リンの兄・小海諒平についても描かれているので、ストーリーを読む前にクリックして下さい。


【本編:目次(ストーリー進行具合)】

第1章 1人の少女・リンとの出会い >>3-4
第2章 居酒屋で行われるLBXバトル大会とは? >>5-7
第3章 LBXバトル大会Ⅰ ついに開幕!! >>8-10
第4章 LBXバトル大会Ⅱ 決勝戦での決着! >>16
第5章 LBXバトル大会Ⅲ 優勝は誰の手に? >>17-18
第6章 由美が語る、25年前におきた惨劇とは?>>19-20

第2部:廃墟ビル探検編(第7章〜第9章)

第7章 廃墟ビル探検Ⅰ リン&優の空手部コンビが見たものとは? >>21-22
第8章 廃墟ビル探検Ⅱ 秒殺の皇帝・海道ジン登場! >>24 >>26-29
第9章 リンの様子に違和感を感じたバン・・・その複雑な心境とは? >>35 >>37-41

第3部:謎かけ編(第10章〜第16章)

第10章 リンに忍び寄る影、その正体は? >>43
第11章 リンの幼馴染・早間綺羅、登場! >>44
第12章 ハルが河川敷で見つけたものとは? >>45-46 >>48
第13章 バンの幼馴染・樋田優雅、登場! 彼がついに発見したものとは? >>50-51
第14章 キラード団という謎の組織だと名乗る男から託された謎のメッセージと1つのヒントとは? >>52
第15章 ますます深まりつつある最大の謎・・・そこで掴んだ重要な手掛かりとは? >>53-55
第16章 囚われの身になったリンたちの安否は? >>56

第4部:オリキャラ登場編(第17章〜第30章)

第17章 立向居勇気&月島楓の幼馴染コンビ登場! >>65-66
第18章 西園信助・松風天馬・雨宮太陽・狩屋マサキの4人組、ただいま参上! >>67
第19章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(前編)・・・青峰兄弟&黄瀬、登場! >>68
第20章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(後編)・・・決着! >>69
第21章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(前編)・・・彼らが見たものとは? >>70-71
第22章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(中編)・・・LBXバトルで待ち受ける罠とは? >>72
第23章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(後編)・・・バン、ただいま参上!! >>73
第24章 オリビア&シュリの姉妹、ついに登場! 4年ぶりの再会 >>74
第25章 無類シント&星目テツヤ&武闘フジの小5コンビ、登場! >>75
第26章 富士本優実&長月レオン、登場! >>76
第27章 橘美咲、登場!(前編)・・・初の幽霊屋敷探検! >>77
第28章 橘美咲、登場!(中編)・・・地下室で見たものとは? >>78
第29章 橘美咲、登場!(後編)・・・ヒロ&レオン、ただいま参上! >>79
第30章 輝姫&ティアラ&一ノ瀬心愛の3人組、登場! >>80-81

第5部:謎解き編(第31章〜)

第31章 再会Ⅰ ハルに忍び寄る魔の手、その正体は? >>98
第32章 再会Ⅱ カレン・キャベルン登場、その目的とは? >>99
第33章 再会Ⅲ バンVSカレンの因縁対決 >>100-103
第34章 バンの様子に異変を感じた直紀、その違和感とは? >>104-105
第35章 バン&ハルの幼馴染・鶴見ナナミ、登場! >>106-107
第36章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(前編)・・・【Detective bar】に隠された秘密とは? >>108
第37章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(後編)・・・知り合った経緯とは? >>109-111
第38章 バンの様子に異変を察したハル・・・その真意とは? >>112-113
第39章 リン、望月兄弟&優雅の4人が誘拐されたことを知ったハル・・・バンの複雑な心境とは? >>114
第40章 ついに明かされる、リンの本当の過去・・・壮絶な出来事とは? >>115-117
第41章 キラード団のアジトに関する場所の謎を解明せよ! >>125 >>127-129
第42章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(前編)・・・キラード団のアジトの位置を掴め!>>130
第43章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(後編)・・・廃墟ビルで見つけた仕掛けとは? >>131-132
第44章 キラード団のアジトに乗り込んだバンたち、そこで待ち受ける展開とは? >>133
第45章 立向居直毅・青峰兄弟・黄瀬、ただいま参上! >>134-136
第46章 キラード団のアジトⅠ 催眠の部屋で待ち受ける罠とは? >>137
第47章 キラード団のアジトⅡ 謎の催眠術師・高遠遥一、登場! >>138
第48章 キラード団のアジトⅢ 1つの部屋に隠された謎を解き明かせ! >>155 >>163 >>189
第49章 蘇る過去の記憶Ⅰ ハルが絡んでいたという1つの事件とは? >>200 >>208
第50章 蘇る過去の記憶Ⅱ 奈良警部が言う、厄介な事件とは? >>226 >>230
第51章 囚われの身になったリンたちの居場所を掴め! >>246 >>258
第52章 バンたちがそこで見たものとはいったい・・・リンたちとの再会、そして----------- >>265
第53章 バンVSカレンの推理対決Ⅰ リンたちが誘拐された事件の謎を解き明かせ! >>278 >>281
第54章 バンVSカレンの推理対決Ⅱ 5年前に起きた誘拐事件の謎を解き明かせ! >>289 >>299
第55章 バンVSカレンの推理対決Ⅲ 最後の仕上げとなる誘拐事件の謎とは? >>304
第56章 ついに姿を現した真の黒幕・直野健一、真の目的とは? >>318
第57章 ついに記憶が戻った健太たち、その真実とは? >>335
第58章 黄瀬水蓮&富士本優実、ついに登場! >>361 >>387
第59章 決着、リンに対するバンの思いとは? >>390
第60章 再び平和を取り戻した日常、リンたちを揺るがす想い…それは何か? >>411 >>413 >>428 >>443 >>452 >>459 >>463 >>472 >>484 >>493 >>508 >>522

【番外編:目次(ストーリー進行具合)】

第1章 誘拐事件から1年後…リンの複雑な思い >>567
第2章 幽霊屋敷探検Ⅰ リンと優が気になりだしたものとは? >>572
第3章 幽霊屋敷探検Ⅱ 駅前で起きた出来事とは…ハル・ヒロ・ナオ参上! >>576
第4章 リンの様子に異変を感じたバン…その違和感とは? >>587-588
第5章 6年ぶりの再会(前編)…諒平の幼馴染・加藤未来、登場! >>593
第6章 6年ぶりの再会(中編)…諒平に対するリンの複雑な思いとは? >>598-599 >>610-611







これからも応援よろしくお願いします!

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.64 )
日時: 2012/12/16 14:25
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

名前:黄瀬 水蓮

歳<12歳、まだ小学生>

誕生日<9月10日>

顔<涼太に似て、顔立ちがいいから、美少女。金髪で目はオレンジ色。長い髪をいつもポニーテールにしてる。>

性格<しっかり者で涼太とは仲良しだが、時たまケンカをする。みんなのバスケを見るのが大好き!


追記:茅が出してくれたオリキャラです。黄瀬涼太の妹ですが、なかなか可愛い!
水連ちゃんが登場する予定はまだ決まってませんが、第48章以降になるかと思われます。
水連ちゃんの活躍に期待してくださいね!!

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.65 )
日時: 2012/12/16 14:34
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第17章 立向居勇気&月島楓の幼馴染コンビ登場!

(ストーリーモード:立向居)

その夜、1人の青年はミソラタウン駅前で誰かを待っていた。

(そういえば、兄貴・・・・・・来るのが遅いな)

俺の名前は立向居勇気。トキオ大学サッカー部でGKを務めている。
自宅に居た時、携帯がなったかと思えば・・・・・・次兄からの連絡だった。
長兄の涼気(りょうき)は聴覚障害のサッカークラブの打ち合わせがあるとかで出かけたのだ。

【勇気、代わりに直毅を迎えに行け。僕は行けないから】

涼気は苦笑しながら、慌てて自宅を出て行った。どうせ、またサッカーだろう。
そう思いながら、複雑な思いを抱きつつも駅前まで迎えに行ったというわけだ。

(兄貴、どこをほっつき歩いているんだか・・・・・・)

兄の直毅のことが心配で迎えに来たのはいいとして、帰宅時間を過ぎているようにしか思えない。
どこかで酔い潰れて寝ていたなんてことはないだろうか。

「おーい、勇気ィ!」

改札口を通り過ぎ、手を振りながら歩いてきた青年を見て駆け寄る。
紛れもなく、兄の立向居直毅だった。その様子を見る限り、酒を飲んだのだろう。

「酒臭いよ、兄貴。どれだけ飲んだの?」
「んー・・・・・・飲んだって言うか、かなり? へへへ・・・・・・」
「兄貴、飲み過ぎだよ。さっさと帰ろう」

そう言いながら、直毅の右手を肩に乗せて背負う。
直毅は顔をしかめながら、不満そうに俺を見て呟いた。

「なんだよ、俺のこと・・・・・バカにしてんの?」
「は? そんなこと言ってないのに、勘違いすんな。このバカ兄貴」
「なんだよ、その言い方・・・・・・ムカつくんだけど、マジで」
「あーそんなこと言ってる暇があったら、涼気兄さんに言っといてよ」

酒浸りの日々を送って過ごしている直毅兄さんはいつも面倒くさがりで酒を飲むことしか頭にないことが多い。
それでも、涼気兄さんは直毅のことを誰よりも理解していた。その時に3人で東京暮らしを楽しみながら過ごそうっていう話になった。

(直毅があれだけ飲むなんて・・・・・・何か嫌なことでもあったのか)

直毅が酒を飲んでいる時は何か嫌なことがある場合だった。
それに限らず、関わることのない両親とは微妙な仲だと思う。
もしかして、酒場で何か言われたのかと思いながら考えつつも首を傾げた。

「兄貴」
「あぁ? なんだよ、勇気ィ・・・・・・」

直毅はヒックと呻きながら、顔をしかめる。もしかしたら、何かあったのだろうか。
何かありそうな感じがしてならなかったので、無言で直毅を見つめた。

「兄貴、酒場で何かあったの?」
「あん? 嫌なことなんてねえよ」
「ないなら、何で飲んでるわけ?」
「飲みすぎて、何が悪いんだよー飲ませてくれたって良いじゃねえかよォ・・・・・・」

涼気からメールが来て、俺を迎えに行かせたからって言い出す始末。
それでも、家族という存在を改めて認識したらしい。就職してからも酒浸りになって帰ることが多くなった直毅は仕事先でも人間関係が難しいようだ。

「兄貴、仕事先で飲み会があるなら言ってよ」
「おー悪い、涼気兄さんには言ったからいいけどなー」
「いや、良くないよ。そういう時は俺にも言ってよ。メールしてくれていいから」

涼気だけ話しやすいらしくて、俺はとっつきにくいということか。
まあ、直毅にとって涼気は大切な兄だという存在だと認めているのだろう。

「・・・・・・兄貴?」

ふと、直毅が大人しくなったかと思えば・・・・・・様子を見たら、穏やかな寝息を立てながら熟睡モードに入っていた。

「マジかよ・・・・・・」

いつの間にか知らない間に寝入ってしまうとは・・・・・・本当に参ったなぁーと思いながら背負いなおす。
仕方がないと思った俺はため息をつく。直毅を背負いながら、帰路についた。


数分後、やっとの思いで自宅に着いた。酔い潰れて寝ていた直毅を起こす。

「直毅、起きて。家に着いたよ」
「んぅ・・・・・・」
「直毅ってば、いい加減に起きろよ」
「ぅぅん・・・・・・」

少し身じろいでから目を覚ました直毅。
家に着いたようだと察したのか、俺から離れて歩く。

「ちょっ、ふらつきながら歩くの止めろよ」
「良いじゃん、自力で歩けるからさー」

玄関前まで歩いたかと思えば、見事な酔っ払いになっていた。
そこで仕方なく、玄関のドアの鍵を使って開けた。

「ほら、さっさと入りなよ」
「ただいまー・・・・・・っとォ」

ふらつきながら、靴を脱いで上がる直毅の背中を見送った。
居間に入ると、サッカーの打ち合わせに行っていたはずの長兄・涼気が待っていた。

「お帰り、直毅。勇気もお疲れ」
「うん、ありがとー」

涼気は溜息をつきながら、直毅を見やって言い放つ。

「直毅、少しは懲りたか?」
「あー? 何のことォ?」

前に起きたことはすっかり忘れているらしく、記憶力のない直毅を見くびらないようにしていた。
涼気も呆れながら、腕を組んで突っ込んだ。

「おまえ、前に何かしでかしたの忘れたの?」
「何もしてねーよ、俺は寝るからいいや」

面倒くさそうに言いながら、ソファベッドに寝転んだかと思えばすぐに寝てしまった。
そんな兄の様子を見て呆れた俺たちは顔を見合わせた。

「本当に困ったな、もう・・・・・・」
「参ったな、直毅は面倒くさがりだからな。何もしたがらなくて嫌がるかもな」

サッカーする時は別に嫌がらずに相手してくれるのだが、サッカーや酒以外のことになると、必ずと言っていいほど面倒くさがりなのだ。

(あれで困らせたらどうしようもないもんな)

そう思いながら考え込んでいたその時、携帯が鳴った。
慌てて携帯を取り出すと、ミソラ高校の西園信助からだった。

「こんばんは、勇気先輩。お久しぶりです!」
「おお、信助か。急にどうした?」

後輩の信助が電話してきたのは、他でもない用件があってきたのだという。
サッカーに関する件なのかと思いながら考えた。

「はい。今度の週末、空いてますか?」
「空いてるけど、それがどうかしたのか?」

話を聞くと、雨宮太陽・松風天馬・狩屋マサキ・信助の4人で誰かとサッカーバトルしたいっていう話が出た。
その時に俺のことを思い出して、わざわざ電話してきたというのだ。

「なるほどね・・・・・・うーん、俺も暇だから相手してやるよ」
「えっ、良いんですか?」
「ああ、その代わり・・・・・・俺のチーム編成もあるから、4対4でいいかな?」
「はい、それでお願いします」
「ああ、分かった。週末って言っても、土日のどっちか空いてる?」
「土曜日ですね。午後が空いてたので、大丈夫ですよ」

土曜日にサッカーバトルしたいというのなら、お手合わせできそうだ。
こっちは誰を連れて行くか悩むけど、とりあえず聞いてみた方が良いかもしれない。

「ふうっ・・・・・・」
「勇気、どうした?」
「涼気兄さん、直毅を連れてっていい?」
「週末のサッカーバトルか?」
「ああ、それもあるけど・・・・・・酒が抜けていれば良いだけの話だけどね」
「なるほどな・・・・・・・」

後は直毅を連れて行ったほうが良さそうだ。

(でも、直毅はサッカーやってないから鈍ってるかもしれない)

それでも、引き受けてくれたら良いという話があれば大丈夫だ。
涼気と直毅がいれば楽勝かもしれないが、涼気はサッカークラブの試合があるらしくて行けそうもない。

(誰か知り合いはいたかな・・・・・・)

ふと思い出しながら、バスケ部の後輩に知り合いがいたことに気づいた。
青峰太陽がいることを思い出し、後輩なら引き受けてくれるかもしれないということだ。

「青峰なら大丈夫かもしれないな」
「誰だ、その青峰っていうのは?」
「青峰太陽だよ。あいつはバスケやってんだけど、運動神経が抜群だから大丈夫だぜ」

青峰太陽は俺と親交が深く、その弟の大輝も仲良くしてくれている。
それならば、翌日に持ちかけてみた方が良さそうだということで決まった。

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.66 )
日時: 2012/12/16 14:37
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

翌日、トキオ大学でいつものように授業を受けた後の昼休みに楓を連れて行った。

「勇気、急に私を連れてきてどうしたの?」
「あいつのところに行くんだよ」
「ああ、太陽ね。それがどうかしたの?」
「実は・・・・・・・」

昨夜、信助から電話がかかってきたことを話した。週末の土曜日にやることが決まり、一緒にやってくれそうな人を思い出しながら考えた上で苦渋の決断を下すしかなかった。

「だから、青峰しかいないということになるんだ」
「なるほどねーそれで、体育館にいる太陽を呼び寄せるってことね」

つまり、スポーツ万能である青峰太陽しかいない。彼はなんたって、奇跡の世代の1人である青峰大輝の兄だ。

「そういうことだ。太陽に頼むしかないから、俺の話を聞いてくれるかどうか分からないな」
「太陽なら大丈夫じゃない?」

楓は笑って、俺を見る。青峰ならできそうな感じがしてならなかった。
なぜなら、あいつはバスケ馬鹿なのだ。大輝もその1人であるが、バスケの実力は持ってしても、俺の実力を上回るほどの能力を発揮してしまう。

(太陽も大輝もなかなか実力はあるけど、サッカーできそうなのが太陽しかいないっていうのはどうだかな)

そう思いながら、楓を連れて体育館に向かった。



数分後、体育館に着いた俺は周りを見回しながら探す。
ふと、キュッキュッと音を鳴らしながら動く青年の姿が目に入った。

「あれは・・・・・・」

紛れもなく、青峰太陽だった。顔は大輝よりはマシだけど、ちょっと肌が黒い。
髪型はボーイッシュな感じになっていて、青い髪を靡かせている。目は両目ともに太陽の色に近い黄色になっていて、綺麗さを感じさせないオーラを醸し出している。

(太陽のヤツ、よくやってるなー)

キュッキュッと音を鳴らしながら、ダムダムとバスケットボールを叩きつつも見事なボール捌きを操ってからシュート体勢に入った。

「おっ・・・・・」

同時に太陽はボールを持ったまま走りこみ、ジャンプした後に左手で置くようにしてレイアップシュートを決めた。

「凄い、太陽!」
「あっ、バカ・・・・・・」

楓が急に声を出したので、すかさずフォローしようとした。その時はもう既に遅し。
とっくに気づいた楓は顔を青ざめながら、俺に向かってうなだれる。

「勇気、太陽に気づかれちゃった・・・・・・」
「はぁ・・・・・・ったく、しょうがないな」

2人で苦笑しながら、顔を見合わせていた。その様子に気づいた太陽がボールを持ったまま駆け寄る。

「よっ、たちむー。急に来て、どうしたの?」
「太陽、週末の土曜日は空いてる?」
「週末の土曜っすか? 空いてますけど・・・・・・」

太陽は俺を見ながら、怪訝そうに首を傾げる。
楓が突っ込みながら話しかけてくれた。

「サッカーバトルやってくれない?」
「俺が? 何で?」
「4対4のチームバトルでやるんだけど、おまえもどうだ?」
「チームバトル? 面白そうだな、大輝も一緒に連れてきてやろうぜ」
「そう言うと思っていたよ。太陽、サッカーはどれくらいできそう?」
「まあ、ある程度はできますよ。たちむーがそこまで言うなら、俺も協力してやるぜ」

太陽もあっさり受け入れてくれたので、快く引き受けてくれることに感謝した。
青峰兄弟をチームに入れることができたのは良いとして、もう1つの問題が深まる。
それは兄の直毅についてだ。直毅が承諾するかどうかも分からないまま、聞けそうにもなかったのだ。

「うーん・・・・・・」
「どうしたんすか、何かあったの?」
「直毅のことで悩んでるんだよなぁ・・・・・・」

その台詞を聞き逃さなかったのか、楓が俺を見て突っ込みをかける。

「なんで悩んでるの?」
「酒浸りになってる兄貴の状態を考えれば、サッカーできるかどうかも分からないよな」
「あーそれは一理あるかもね。太陽、誰か知り合いはいない?」
「あっ、黄瀬ならどうですかね? あいつ、模倣できる能力を持ってたから運動神経は抜群だぜ」

青峰の知り合いに奇跡の世代の1人である黄瀬涼太がいたことを思い出す。
そういえば、前に会ったことがあったのを思い出した。確か、大輝が連れてきてくれたんだ。
その時にバスケの練習相手になって付き合ってあげたのを覚えている。

「じゃあ、直毅がダメになったときのことも考えて・・・・・・黄瀬も呼び寄せるしかないな」
「そういうことなら、俺に任せときな! 大輝には俺から言っておく」
「悪いな、太陽。大輝にもよろしく言っといてくれ」
「おう、じゃあなー」

そう言って、太陽はバスケの練習に戻った。後は直毅に話してみるだけか。
ちょっと複雑かもしれないが、夜になってから自宅で待ち伏せて聞くしかない。



やがて、時間が経って・・・・・・夜11時ちょうど。
寝静まる頃、俺は部屋で直毅が帰ってくるまで待っていた。
すると、どこからか物音がして振り返ると・・・・・・部屋のドアが開いたかと思えば、直毅がふらつきながら帰ってきた。

「ウーイ、勇気ィ・・・帰ったぞォ〜」
「やっぱり飲んだんだな。ほら立って」
「んー・・・・・・」

直毅を背負いながら、ベッドに寝かす。どこで飲んだのかも知らないし、きっと飲みすぎていたのだろう。
へべれけに酔っ払って帰ってきて、聞きたいことがあるのになーと思いながら顰めた。

「直毅」
「んー・・・・・・なんだよ、俺は眠いっつーの」
「週末の土曜、空いてる?」
「土曜日ィ? 何なんだよ、もう・・・・・・」
「サッカーバトルやるんだけど、直毅も一緒にやらない?」

直毅に話しかけたら、うとうとしつつも眠そうに見つめた。
何か目が据わっていて、あからさまに俺を見ているかのような目つきをしている。

「な、直毅?」
「サッカーやってねーし、そんな俺が出ていいのかぁ?」
「別に良いよ。直毅のやりたいポジジョンで良いし、俺は直毅と一緒にやりたいんだ」

直毅に直訴しながら頼み込んだ。もちろん、予定がないことを祈っている。
すると、身じろいだのかと思えば・・・・・・直毅は眠そうに上半身を起こす。

「こんな俺でいいの? 本気を出しても知らねーぞォ?」
「別に良いよ。直毅が一緒にいてくれたら、俺はそれで十分だよ」
「そういうことなら引き受けても良いぜ」

直毅はヒックと呻きながら、俺を見て頷いた。
想像以上に快諾したことが良かったのか、直毅は上機嫌になっている。
思ったよりやってくれそうな予感がしてならなかったのは気のせいか。

「そうか。ちょうど良かった、4対4のチームバトルやるんだけどさ」
「あーそっか、チームバトルやんのかぁ・・・・・・」
「何、やりたくないの?」
「いや、別にそう言ってるわけじゃねえ。俺が言いたいのはなぁ・・・・・・」

ヒックと呻きながら言う直毅は顔を顰めつつも、俺を見て呟く。
同時に突っ伏して、深い眠りに落ちてしまった。直毅の寝入りを見たら驚くのは久しぶりだった。

「直毅?」
「すー・・・・・・すかー・・・・・・・」

酒を飲んだのが効いたらしく、睡魔に襲われて寝入ってしまったのか。
あるいは飲みすぎていたのかもしれないが、週末の土曜日の決戦が楽しみになってきた。

(よーし、信助たちに勝たないとダメだな)

気合を入れなくてどうする!
自分がチームをまとめなきゃいけないので、しっかりやるだけ。

(週末の土曜日の決戦が楽しみだな)

俺は窓の外に映った光景を見つめながら、土曜日のチームバトルに思いを馳せた。
勝負することはサッカーも楽しむこと、それが唯一の救いだ。本気を出し合っていかないといけないので、全力を出し切っていくつもりでいる。

(やるからには頑張らないと!)

その思いを胸に入れ、気持ちを高めようとしていた。
勝負の時が迫ろうとしている・・・・・・サッカーバトル対決を制するのはどちらなのか?

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.67 )
日時: 2012/12/16 14:39
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第18章 西園信助・松風天馬・雨宮太陽・狩屋マサキの4人組、ただいま参上!

(ストーリーモード:信助)

土曜日の午後、僕は天馬たちと一緒に河川敷のグラウンドで仲良く話しながら待っていた。

「いよいよだね、天馬!」
「ああ、立向居さんが連れてくるチームっていうのが気になるけど、誰だろうね?」

天馬と会話しながら、サッカーボールを蹴っていた。
僕たちの会話を聞いていた狩屋と雨宮太陽くんが突っ込んで言う。

「そういえば、雨宮ってそういうの好きじゃないのか?」
「何を言ってるんだ、こっちは応援に来てくれる人がいるから頑張れるんだぜ」
「雨宮、俺の言ってること分かるのかよ?」
「マサキくんはそういうところに突っ込みを入れるからね」

太陽は苦笑しながら、オレンジの髪を靡かせて呟いた。
あれから3年経つのかと思えば、立向居さんが僕のGK特訓に付き合ってくれたおかげで何とかなった。

「狩屋、そういうところに突っ込まなくても良いんじゃないの?」
「何だと、天馬ァー俺をバカにしやがって!」

ギャーギャーと騒ぎながら追いかけっこを始めた天馬と狩屋。
太陽と僕は顔を見合わせながら、思わず苦笑してしまった。

「まあ、こんなこともあるよね」
「でも、今回のサッカーバトルは誰が出るのかも気になるね」
「そうだね。今回のサッカーバトルは僕がGKやるよ」
「うん、任せたよ! 信助君の活躍、僕も期待してるから!」

太陽とガッチリ握手を酌み交わしながら、草むらの上に乗って見つめている1人の少女のところに向かう。

「輝姫ちゃん!」
「あ、信助君・・・・・・久しぶりだね」

この子は白炎輝姫ちゃんと言って、雨宮太陽の幼馴染なんだ。
髪型は腰辺りまである白髪の超ロングヘアーになっている。左目が水色、右目が黄色のオッドアイである。
背は低いが、太陽より少し低いくらいで痩せている。肌は透き通るように白い。
ただし、サッカーをする時は赤いリボンでツインテールになる。太陽から貰ったオレンジの石と黄色の石がはめ込んであるペンダントをいつもつけている。

「輝姫、応援に来なくても良かったんじゃないの?」
「ふぇぇ、それ言うの酷くない? だって、太陽のサッカー見るの久しぶりだもん」
「確かに輝姫は高校進学してからやってないもんな、サッカーするの好きか?」
「うん、好きだけど・・・・・・今日は立向居さんでしょ?」

輝姫は太陽と会話を交わしながら、楽しそうに話し込んでいる。
幼馴染だからこそ分かる、何かを感じさせないオーラを纏っていそうな太陽を見ていると安心するのだろう。

「そうなんだけど、そのチームのメンバーが気になるね」
「でも、立向居さんって信助くんの特訓に付き合ってくれた先輩でしょ?」

輝姫は僕に振って話しかけてくれた。確かに立向居さんは僕の先輩にあたる人だけど、GKとしての素質を見抜いてくれたことがあったのを思い出す。

(そういえば、勇気先輩が僕のGKとしての才能を見抜いた人だった)

あの時、立向居さんがいなければ・・・・・・今の僕はいなかった。
でも、あの人がいたから頑張れたのもあったし・・・・・・天馬たちの励ましによって、化身を完成させることができた。

「うん、そうだよ。天馬たちがいたから頑張れたというのもあるけどね」
「今日は信助くんの化身が見られそうな気がするけど、私も応援してるよ」
「輝姫ちゃん、僕の活躍に期待してて!」

ニッと微笑みながら、輝姫に向かって笑った。その様子を見ていた太陽が見計らったのか、河川敷の上を見上げる。

「おっと、どうやら来たようだな」
「えっ? 来たって・・・・・・・」

河川敷の上にいる青年を見て驚く。見覚えのある青年・立向居勇気がいた。
その背後には知らない人たちが3人くらい突っ立っている。

「お待たせ、信助」
「勇気先輩! 遅いですよー」
「ごめん、ちょっとチーム編成に手間取っちゃってね」

勇気先輩は草むらを降りながら、河川敷のフィールドに立った。
その背後にいる人たちを見る限り、身長が高い人ばっかりだ。

「あれ? 大輝?」

髪が青色になっていて、ボーイッシュな感じになっている青年を見て驚いた。
東京都内の桐皇学園高校に進学した青峰大輝とは保育園時代の幼馴染で仲が良かった。
まさか、サッカーバトルで再会するとは想像していなかったのだ。

「信助じゃねーか、こんなところで何やってんだ?」
「何って、僕たちはサッカーバトルに出るために来てるんだよ」
「ほー兄貴が言ってた例のアレか。久しぶりだな、信助」
「大輝こそ、こんなところでやってんのかと思ったら・・・・・・」
「まあ、やるからには手加減しないぜ。信助のサッカーしてるところが見たいから、やってやるよ」

大輝は僕の頭をくしゃくしゃ撫でながらも優しく話しかける。
後ろの黄色い髪の人が気になったので、大輝に聞いてみた。

「あのさ、後ろの黄色い人は誰?」
「ああ、黄瀬のことか。黄瀬涼太って言ってな、俺の同級生で中学の時にバスケ部で知り合って仲良くなったんだ」
「へぇーじゃあ、黄瀬くんとは高校で一緒?」
「いや、高校は別々だ。あいつは神奈川の海常高校に通ってんだ」

なるほど、高校は別々ということか。高校進学してからも、たまにメールする仲だというので、友人関係になっているようだ。

「なるほどね、大輝の友達と仲良くなりたいね」
「バカ、なーに言ってんだ。信助もそこそこ伸びたんじゃねぇか?」
「そう? 僕はGKやってるからね。まあ、勇気先輩のおかげでもあるんだけど・・・・・・」
「勇気とは仲がいいって言ってたな、兄貴が」

大輝は思い出したのか、苦笑しつつも天馬たちの方を見やる。
天然パーマの天馬を見て思わず気になったのか、僕に質問してきた。

「おい、あの天然パーマもおまえの友達?」
「そうだよ。あいつは松風天馬って言って、仲がいいよ」
「へー天然パーマなくせにしてサッカーやんのかよ」
「まあ、天馬の実力を見たことがないから分かんないだろうね」
「何言ってんだ、俺もそいつらの実力を見ておきたいくらいだぜ」
「よく言うよ。天馬たちのスピードについてこれるかな?」

ワイワイガヤガヤ騒ぎながら、ふざけあっていた僕と大輝のところに黄瀬くんが歩み寄った。

「どもー青峰っちの幼馴染っスか?」
「うん、そうだけど・・・・・・」
「俺、黄瀬涼太って言います。よろしくねー」
「僕は西園信助。こちらこそよろしく!」

お互いに握手を固めた後、大輝が黄瀬くんに突っ込みを入れて殴った。

「気安く話しかけんじゃねーぞ、黄瀬ェ!」
「いってぇ〜何するんスか、青峰っち!!」
「ゴタゴタ言ってねーで、さっさとサッカーバトルの前に何か練習しろ!」
「そう言われても、太陽くんが挨拶しに行けって言うし・・・・・・」

黄瀬くんは両手で頭を抱えながら、顔を顰めた。
そんな彼の様子を見た僕は大輝に落ち着くよう話しかける。

「大輝、落ち着いて。黄瀬くんも悪気があってやったわけじゃないんだから、そこは許してあげてよ?」
「そこが良くねえんだよ、黄瀬。まあ、元チームメートとしてのコンビを見せ付けてやらねーとな」

大輝は僕に向かって、自信満々に言って睨みつける。
同時に黄瀬も立ち直り、僕に向かって言い放った。

「まあ、やるからには俺らのコンビネーションでスピードを上げてやるっスよ。青峰っち、今日はよろしくな」
「へっ、黄瀬のサッカーセンスも悪くねえな。なら、俺も本気を出さないとな」
「よく言うよ。2人とも、僕を甘く見ないでよ」

熱く語りながら話しかけていたその時、立向居さんが2人を呼ぶ。

「大輝、黄瀬! そろそろ準備しとけ」
「あっ、はーい! じゃあ、俺らはそろそろ準備するんで」

黄瀬は手を振りながら、立向居のところに向かった。
大輝も黄瀬に続いて、後を追うかのようにして立ち去る。
2人を見送った僕は雨宮と一緒にグラウンドへ戻って、天馬たちと円陣を組んだ。

「雷門、ファイト!」

僕が気合を入れながら、天馬たちに向かって話しかける。
天馬・太陽・マサキの3人も頷き、思いっきり叫んだ。

「「「雷門、ファイトッ!」」」

同時に4人で思いっきり、大声を上げて叫ぶ。

「「「「オーッ!」」」」

試合の刻が迫ろうとしている、まさにサッカーバトルが始まろうとしている。
果たして、信助チームVS立向居チームのサッカーバトルはどんな展開になるのか?

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.68 )
日時: 2012/12/16 14:43
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第19章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(前編)・・・青峰兄弟&黄瀬、登場!

(ストーリーモード:立向居)

俺はチームのメンバー3人と円陣を組んだ。

「信助に負けないようにしなきゃな! 俺たちも本気で行くぞ!!」

キャプテンらしく、思いっきり叫んだ。

「「「おおっ!」」」

青峰太陽・大輝の兄弟、黄瀬涼太が思いっきり叫ぶ。3人とも気合が入っているみたいだ。
そこで俺はGK、青峰兄弟にはFWを務めることになった。黄瀬はオールラウンダーということで、MF・DFの両方を任せることにした。

「俺はGKをやるから、太陽と大輝はFWをやれ。黄瀬はMF・DFをやってくれるか」
「えー何で俺が2つもやらなきゃいけないんスかー?」

黄瀬は文句を言いつつも、コクリと素直に頷いた。
大輝が黄瀬の頭を殴って、文句を言い放つ。

「黄瀬、勇気が言ってくれたんだからよ。そう言うなっての!」
「何するんスか、青峰っち! 殴るなんて止めろよー」
「うるせぇ、ゴタゴタ言ってねーでサッカーバトルやろうぜ」
「あっ、ちょっと・・・・・・」

黄瀬が大輝の後を追いかけ、位置に着いた。
ゴールのところに居た俺と青峰太陽は顔を見合わせながらも思わず苦笑した。

「まあ、しょうがねーか。大輝は元チームメイトだった黄瀬とやれるのが楽しみで仕方なかったんじゃねーの?」

確かに大輝と黄瀬は中学時代、バスケ部で一緒だったらしい。
それで、俺も2人を誘ってやるのも良いかなって思っていたのだ。

「まあ、仕方ないかもしれないな。とりあえず、サッカーバトルやろうか」
「そうだな、位置についてやらねーとな」
「ああ! 気合を入れて頑張らないとな!」

俺はパンッと両手で頬を叩いて、気合を入れた。
キックオフの時間が迫ってきて、これから試合が始まろうとしている。



【西園 信助チーム】    【立向居 勇気チーム】

GK:西園 信助      GK:立向居 勇気
DF:狩屋 マサキ     DF(MF):黄瀬 涼太
MF:雨宮 太陽      FW:青峰 太陽
FW:松風 天馬      FW:青峰 大輝


両チームはそれぞれの位置に着いた。先攻は立向居勇気チーム。
ボールを持つのは、黄瀬と青峰太陽の2人。

「さて、そろそろ本気を出しますか」
「そうだな、黄瀬。俺たちの力を見せ付けてやろうぜ!」

同時にキックオフ開始の合図が鳴った。黄瀬の左足からボールが太陽に渡されたのと同時に開始された。

「じゃあ、こっちからいくぞ!」

太陽が走りこみながら、ボールを蹴っていく。その反対に天馬が走る。
その守備攻撃を見切ったのか、太陽はジャンプして、ボールをキープした。

「はあっ!」

同時に両足でボールを挟みながら、天馬のスライティングタックルをかわした。
呆然と見つめる天馬は太陽のテクニックを見て驚きを隠せなかった。

(この人、凄いテクニックを持っている・・・・・・)

一方、ボールを持っていた太陽から黄瀬にパスして攻撃を続けていた。
黄瀬はボールを蹴りながら、走りこんでいく。その様子を見て、狩屋が立ちはだかった。

「そうは行くか!」
「フッ・・・・・・それはどうかな?」

黄瀬の笑みを見て驚き、呆然として見つめる狩屋。
その隙を見逃さなかったかのようにして、黄瀬は得意の足による見事なテクニックで翻弄させる。
その卓越したテクニックを見て、高校生とは思えない能力を発揮しているかのようで見とれてしまいそうになった。

「俺のテクニックに見とれちゃいけないよー」
「あっ・・・・・・!」

不意を突かれた狩屋は背後に黄瀬が走り去るのを見逃してしまう。
黄瀬はゴール前まで近づいてきた青峰太陽にボールを蹴って、センタリングしてパスする。

「それっ、任せたぜ・・・・・・太陽っち!」
「よし、ナイスパス!」

左足でボールを受け取り、目の前まで迫ってきたゴールに向かって走り出す。
その前まで追いかけてきた少年・雨宮太陽が立ちふさがる。

「そうはさせない!」
「おっと、雨宮くんだっけ? 俺のテクニックを見抜けるかな?」
「フフッ・・・・・・それはどうかな?」

自信満々に言う青峰太陽を見て、雨宮太陽は冷静に汲み取った。
2人の太陽によるサッカーテクニック対決が始まろうとしていたのだ。
GKとして見ていたが、太陽の運動神経は類まれなるものではない。
なぜなら、太陽は状況によって異なる能力を発揮することができる。

「それはどうかな?」
「勇気さん、どういうことっスか?」
「黄瀬、おまえはまだ気づいてないだろうけど・・・・・・太陽は運動神経が良いだけじゃない。なぜなら----------」

俺が呟いたのと同時に状況が一変に変わる。
青峰太陽VS雨宮太陽のサッカーバトルはどうなるのかも見逃せない。
2人の対決はなかなか見られないものだからこそ分かる、真剣勝負だと言えるのだ。

「何か面白くなりそうっスね」
「ああ。黄瀬、太陽の背後に回れ」
「えっ、何でっスか?」
「あいつのサポートをできるだけやれ」
「やれだというなら、俺は何でもやります」

黄瀬は笑いながら、太陽の元へ駆け寄っていく。
彼の背中を見守りながら、俺はGKとしてゴールを守ることを誓った。

(あとは任せたぞ、太陽・・・・・・)

太陽の運動能力にかけるしかなかったのだ。
運動神経抜群の2人に任せるしかないし、俺たちは何としても勝たないといけない。



一方、青峰太陽VS雨宮太陽のサッカーバトルはポールをキープできるか否やにかかっていた。

「くっ・・・・・・」

青峰太陽は顔をしかめながら、両足を駆使しつつも上手くキープしようとする。
それでも諦めずに食いしばる雨宮太陽は果敢に奪い取ろうとする姿勢を見せていた。

「そうはいくか!」

たぁぁぁぁ------------------っと叫びながら、右足を駆使して果敢にスライティングタックルを仕掛ける。
咄嗟に気づいた青峰太陽は右足で空中へ向かって、思いっきり蹴った。

「それっ!」

同時に青峰太陽は思いっきりジャンプして、ヘディングでボールをぶつけてパスした。
その先には、黄瀬涼太が待ち構えていたかのように受け取った。

「太陽っち、ナイスパス!」

右足で受け取ったかと思えば、ゴール前で待機しながら駆け寄る青峰大輝。
その様子を見かねたのと同時にセンタリングして、ボールを渡す。

「青峰っち、任せたっスよ!」
「おう、サンキューな、黄瀬!」

果敢にゴールへ向かって走り出す大輝。
その様子を見ていた信助が両手でパンと叩いてから、思いっきり叫んだ。

「来い!」

信助の声を聞いて納得した大輝は左足を振り上げて蹴った。
同時にボールは強烈にまっすぐゴールへと向かっていく。

「いっけえええええ------------------------!」

信助はすぐに何かを発動した。

「うおおおおおおおおおおおっ!」

背中から現れた化身---------------それは護星神タイタニアスだった。
『絶対に守る!』という思いが具現化したものであり、超巨大な腕を持つ化身である。
全身に底知れぬパワーが漲ってくる。その様子を見た大輝は目を丸くして驚く。

「なんだ、あれは!?」

彼の化身を見るのは初めてだったりする。その時、信助は化身必殺技を発動した。

【マジン・ザ・ハンド】

武闘家のように構えて、パワーを溜める。同時に振りかぶって、豪快に張り手を繰り出した。
片腕のみで防ぐパワーはまさに、魔神のごとく!

「マジで受け止めやがった・・・・・・」

青峰大輝と太陽は顔を見合わせながら、目を丸くしていた。
信助は右手でボールを持って、ニヤリと笑った。

「大輝、ここからが本当の勝負だよ!」
「へっ、よく言ってくれるぜ。だったら、こっちも果敢に仕掛けるからな!」
「ああ、そのつもりで思いっきりかかってこい!」

大輝と信助はお互いに健闘を誓いながら笑いあった。
その様子を見ていた青峰太陽も満足そうに頷く。

「ああ、俺たちも負けないようにして頑張るからな!」
「うん、太陽もね! さぁ、行くぞ!!」

信助はボールを放って、右足を振り上げて蹴った。
そのボールは松風天馬のところに届き、それを受け取る。

「信助、ナイスパス!」

狩屋とパスしながら走り出す天馬。
天馬の様子を見ながら、ゴールを守りつつも構える。

(天馬、かかってこいよ!)

その思いを胸に入れ、プレーに集中するべく守りきろうと決意する。
前半は攻防による死闘が続いたが、45分になって終了した。


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