二次創作小説(紙ほか)
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- 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ☆番外編☆
- 日時: 2013/06/11 21:53
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=past&no=24538
【読者の皆様へ レッドからの挨拶】
初めまして、レッドです!
ダンボール戦機Wシリーズの小説を描いております。
本来ならば、【バン×ヒロと怨炎の幻想】の番外編を執筆する予定でした。
スレが1000になり、過去ログに入ってしまいました。というわけで、新シリーズとしてリニューアルさせることにいたしました。
上記の参照に【バン×ヒロと怨炎の幻想】の小説のアドレスを載せておきましたので、興味のある方はクリックして読んでくださいね♪
新シリーズはバンハルを中心にして取り巻く展開になります。
ハルはオリジナルキャラクターとして考えたのですが、ヒロインとして演じていただくことになります。
第2部として記念すべき第1作は!!
【バン×ハルと失われた過去】です。
前作の番外編で登場させることができなかったキャラクターとのコラボもこちらで登場させる予定です。
番外編では登場させることができず、申し訳ありませんでした。
そこで、番外編を描く代わりに新シリーズとしてスタートさせることにいたしました。
ダンボール戦機Wの主人公・山野バン、幼馴染の人見晴香を中心にして取り巻くオリジナルストーリーを展開させていけたらと思います。もちろん、ヒロたちも登場させる予定です!!
前作の本編で登場した山野健太&直太の兄弟も出演予定です。
今作では初登場となる山野リンという姉が物語の重要なキャラになるかと思われます。
【本編:ストーリー原案・構成】
第1章〜第5章:LBXバトル編
第6章〜第9章:廃墟ビル探検編
第10章〜第16章:謎かけ編
第17章〜第30章:オリキャラ登場編
第31章〜第60章:謎解き編(完結)
【番外編:ストーリー原案・構成】
第1章〜第5章:
第6章〜 :
ストーリーの進行具合によっては変更する可能性がありますので、ご了承ください。
【原作:完結した作品】
第1作:バン×ヒロと黒影の亡霊
本編は全20章で完結、番外編は全16章で完結しているぞ!
ダンボール戦機Wの小説を描くにあたり、記念すべき第1作はホラー×ミステリーを交えた本格的な謎解きアクションアドベンチャー!!
第2作:バン×ヒロと過去の追憶
前作の【黒影の亡霊】の続編となった待望の第2作!
本編は全30章で完結、番外編は第25章で完結しました。
全30章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。
ポイント:ナオが記憶喪失していることだけではなく、ハルの過去に隠されたエピソードも収録している。
番外編では初登場した聴覚障害を持つ少年・船津直紀を取り巻く展開を中心にストーリーを進めていく。
これまでにないオリジナルストーリーを展開させることで前にも増して、文章力を上げることでクオリティをパワーアップさせた。
第3作:バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ)
前作の【過去の追憶】の続編となった待望の新作!
本編は第40章で完結しました。番外編は第4章まで進んだが、完結できませんでした。
なので、番外編は新シリーズの小説でリニューアルに伴い、執筆させることにいたしました。
全40章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。
ポイント:バンの弟・山野健太&直太の兄弟が初登場していることだけではなく、2人の過去に共通点を持つところがある。
バンが兄としての役割を担うことで、2人の弟をどうやってサポートしていくかというところも見逃せない!!
バンを支える仲間たちとの絆を深めながら、友情と感動を送るという感じになるストーリーも手掛ける。
健太と直太に対するバンの強い思いにも注目してください!!
【お客様】
凛々(雪桜奇):私の小説に初コメしてくれた人です。凛と呼ばせてもらってるぜ…この子はイナイレの小説を書いておりまする!
この前、もう1つの小説に遊びに来てくれました。亜夢たん、なかなか可愛いぜ!!♪
タク:私の小説に初コメしてくれた人です。ダン戦シリーズの小説を読んでいて、凄く面白いと言ってくれました。本当にありがたいです♪ デュエマの小説を描いておりますぜ♪
シグレ:この小説に初コメしてくれた人です。友達だけど、ダン戦好きな人で気が合う! 2次(映像)でポケモン小説を描いておりますぜ♪ キョウヘイ君とヒュウさん、カッコイイ!! そして、メイちゃんもかわいい!!
赤獅子エンザ:この人はイナイレの小説を描いてますぜ♪ 友達だけど、イナイレ&ダン戦が好きで仲良くさせていただいてます♪
yumi:シエルが描いているポケモン小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、この小説に初めて来た人で仲良くさせていただいています♪
姫佳:この小説の展開が読めなくて、ハラハラドキドキしていると言った人・・・この子もイナゴの小説を書いてて、結構面白い! ティアラ&ラティア、ここちゃん、輝姫の主役4人・・・かわいいぜ!!
茅:楓が描いている黒子のバスケ小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、黒バスとサトミちゃんに関する小説を描いておりますぜ♪ 凛太君カッコイイ! オリキャラの水連ちゃんを出させていただいてます!!
聖:この小説に初めて来てくれた人だけど、ダン戦好きで気の合う親友です。友達として仲良くさせていただいてます♪
剣:姫佳の小説で知り合った友達。絵の才能があって凄い! バンハル漫画を描かせていただきました。文才がありすぎる…という言葉をいただき、凄く嬉しいです♪
凛那:剣の小説で知り合って仲良くなった友達。イナギャラの小説を書いておりますが、オリキャラがクールすぎてヤバい!(殴
【漫画】
バンハル >>604
【本編:キャラクター原案・構成】
本編の登場人物設定 >>1
バンたちの登場人物が設定されているぞ!
この小説に初めて来た人は読む前に目を通しておいてください。
健太&直太、姉のリン、イナイレの登場人物設定も収録されているので、それも含めて確認しておいてください。
青峰太陽の登場人物設定 >>11
茅が描いている黒子のバスケ小説で出ている青峰大輝の兄・太陽の登場人物設定が載っているぞ!
太陽と大輝のコンビに注目してください。
登場予定:第18章で登場します。
キョウヘイの登場人物設定 >>12
シグレが出してくれたオリキャラです。今作では本編に登場させることにしました。
キョウヘイの運動神経、バンたちとの共演に注目してくだされば幸いです。
ポケモンBW2主人公・キョウヘイの活躍に期待してください。
登場予定;第21章で登場します。
ヒュウ&メイの登場人物設定 >>13
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいという理由でキャラ応募してくれました。
キョウヘイとのコンビネーションを披露するので、大迫力のLBXバトルにも注目してください!
登場予定:第21章で登場します。
優騎那のオリキャラについての登場人物設定 >>14
オリビア&シュリの姉妹コンビが前作の【過去の追憶】に続き、本編で再登場決定!!
急遽、2人を起用することにしました。
登場予定:第24章で登場しました。
無類シント&星目テツヤ&武闘フジ、3つのLBXについての登場人物設定 >>15
タクが出してくれたオリキャラです。番外編でバンたちと共演させたいという理由でキャラ応募してくれました。
シントたちの活躍に期待してください。タクのイメージに近づけるよう頑張って描いていきたいと思います。
3つのLBXについても一緒に載せてありますので、ゆっくりご覧下さい。
本編の登場人物設定2 >>42
早間綺羅、カレン・キャベルン、望月幸介&優、樋田優雅について載せています。
使用LBXは綺羅のみになりますので、ご了承ください。
富士本 優実の登場人物設定 >>57
yumiが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいとのことでキャラ応募してくださいました。
今作では初登場となりますが、ユウミがどのようにして演じていくのかというところに注目してくだされば幸いです。
登場予定:第26章に登場します。
恵珠の登場人物設定 >>58
冬(冬ノ華 神ノ音)が出してくれたオリキャラです。
バンたちと共演したいという理由で応募してくださいました。
しかもメカニックという設定をつけていただき、私としても上手く描けるか分かりません。
やるからには頑張って描いていきたいと思いますので、彼の登場に期待してくだされば幸いです。
登場予定:第26章で優実と一緒に登場させる予定でしたが、恵寿はバンたちと合流した後に出させることになりました。
長月レオンの登場人物設定 >>59
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたい理由で応募してくれました。
イカロス・ライトというLBXに関する設定も載っております。アスペルガー症候群を患っておりますが、LBXの腕は果たして?
これからもレオンの活躍に期待してください。登場予定は第26章で出します。
橘 美咲の登場人物設定 >>60
伊莉寿が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
短編を描く前に美咲ちゃんのイメージを見た上で本編に登場させたいと思っています。
美咲ちゃんが輝姫や太陽たちと共演するのかも注目してくだされば幸いです♪
美咲ちゃんが登場する予定は早ければ、第27章あたりになります。
また、バンたちと共演させるのも楽しみにしてください!!
イナイレGO(天馬・太陽・マサキ・信助)の登場人物設定 >>61
天馬たち4人の登場人物設定が載っています。今作の本編でやっと登場することになりました。
4人の化身や必殺技も載せているので、それも含めてご覧ください。
第18章で登場しました。そこでサッカーバトルが展開されることになりそうです(笑)
サッカーバトルもできるだけ表現して描いていきたいので、よろしくお願いします!!
輝姫&ティアラ、一ノ瀬心愛(いちのせ ここな)の登場人物設定 >>62
白炎輝姫&ティアラ・クルーガー&一ノ瀬心愛(通称ここ)の登場人物設定です。
輝姫とティアラは前作の【怨炎の幻想】では本編で登場いたしました。今作も引き続き、本編で登場させる予定です。
輝姫&ティアラの従姉妹コンビによる追いかけっこシーンにも注目してください♪
ここちゃんの活躍にも期待してくだされば幸いです。
登場予定:まだ未定です。めどが立ったら載せます。
輝姫&ティアラ、ここちゃんの活躍に期待してください!!
一ノ瀬心愛(通称ここ)が働いているカフェの設定 >>63
ここちゃんが働いているカフェのイメージです。私自身、上手く描けるかどうか分かりません。
でも、やるからには頑張って描きますぜ!!
黄瀬 水連の登場人物設定 >>64
茅が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
水連ちゃん、マジで可愛すぎる! 黄瀬の妹ですが、水連の活躍に期待してください♪
第48章以降に出る可能性が高いので、しばらくお待ちください。
キョウヘイ・ヒュウ・メイVSシント・フジ・テツヤのLBXバトル設定 >>442
第60章のLBXバトルでお馴染みのオリキャラが出ます。
はたして、どのような展開を見せてくれるのか楽しみにしていてください!
人見 晴香の新型LBXについて >>495
ハルの新型LBXとなるブルーグリーンライトの設定が載っております。
ある人の形見となっていますが、その理由は…>>493のストーリーで明かされました。
この後、バンたちとのLBXバトルで使用する予定です。ハルがどんな思いを込めて、バトルを展開していくのか?
ハルの実力が気になる人もいますが、それまでお楽しみに!!
山野バン・大空ヒロ・長月レオン・人見晴香のLBXについて >>509
LBXバトルする前にまとめて描きました。レオンとハルのLBXは新型なので、どのように活躍するかは更新してからのお楽しみに!
バンヒロのコンビもなかなか見逃せないので、2人の息が合ったコンビネーション
によるバトルも見せ付けます。それでは、クライマックス直前のバトルスタート!!
番外編の登場人物設定 >>561
お馴染みのバンたちの他、新キャラクターも出ます。
リンの兄・小海諒平についても描かれているので、ストーリーを読む前にクリックして下さい。
【本編:目次(ストーリー進行具合)】
第1章 1人の少女・リンとの出会い >>3-4
第2章 居酒屋で行われるLBXバトル大会とは? >>5-7
第3章 LBXバトル大会Ⅰ ついに開幕!! >>8-10
第4章 LBXバトル大会Ⅱ 決勝戦での決着! >>16
第5章 LBXバトル大会Ⅲ 優勝は誰の手に? >>17-18
第6章 由美が語る、25年前におきた惨劇とは?>>19-20
第2部:廃墟ビル探検編(第7章〜第9章)
第7章 廃墟ビル探検Ⅰ リン&優の空手部コンビが見たものとは? >>21-22
第8章 廃墟ビル探検Ⅱ 秒殺の皇帝・海道ジン登場! >>24 >>26-29
第9章 リンの様子に違和感を感じたバン・・・その複雑な心境とは? >>35 >>37-41
第3部:謎かけ編(第10章〜第16章)
第10章 リンに忍び寄る影、その正体は? >>43
第11章 リンの幼馴染・早間綺羅、登場! >>44
第12章 ハルが河川敷で見つけたものとは? >>45-46 >>48
第13章 バンの幼馴染・樋田優雅、登場! 彼がついに発見したものとは? >>50-51
第14章 キラード団という謎の組織だと名乗る男から託された謎のメッセージと1つのヒントとは? >>52
第15章 ますます深まりつつある最大の謎・・・そこで掴んだ重要な手掛かりとは? >>53-55
第16章 囚われの身になったリンたちの安否は? >>56
第4部:オリキャラ登場編(第17章〜第30章)
第17章 立向居勇気&月島楓の幼馴染コンビ登場! >>65-66
第18章 西園信助・松風天馬・雨宮太陽・狩屋マサキの4人組、ただいま参上! >>67
第19章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(前編)・・・青峰兄弟&黄瀬、登場! >>68
第20章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(後編)・・・決着! >>69
第21章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(前編)・・・彼らが見たものとは? >>70-71
第22章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(中編)・・・LBXバトルで待ち受ける罠とは? >>72
第23章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(後編)・・・バン、ただいま参上!! >>73
第24章 オリビア&シュリの姉妹、ついに登場! 4年ぶりの再会 >>74
第25章 無類シント&星目テツヤ&武闘フジの小5コンビ、登場! >>75
第26章 富士本優実&長月レオン、登場! >>76
第27章 橘美咲、登場!(前編)・・・初の幽霊屋敷探検! >>77
第28章 橘美咲、登場!(中編)・・・地下室で見たものとは? >>78
第29章 橘美咲、登場!(後編)・・・ヒロ&レオン、ただいま参上! >>79
第30章 輝姫&ティアラ&一ノ瀬心愛の3人組、登場! >>80-81
第5部:謎解き編(第31章〜)
第31章 再会Ⅰ ハルに忍び寄る魔の手、その正体は? >>98
第32章 再会Ⅱ カレン・キャベルン登場、その目的とは? >>99
第33章 再会Ⅲ バンVSカレンの因縁対決 >>100-103
第34章 バンの様子に異変を感じた直紀、その違和感とは? >>104-105
第35章 バン&ハルの幼馴染・鶴見ナナミ、登場! >>106-107
第36章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(前編)・・・【Detective bar】に隠された秘密とは? >>108
第37章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(後編)・・・知り合った経緯とは? >>109-111
第38章 バンの様子に異変を察したハル・・・その真意とは? >>112-113
第39章 リン、望月兄弟&優雅の4人が誘拐されたことを知ったハル・・・バンの複雑な心境とは? >>114
第40章 ついに明かされる、リンの本当の過去・・・壮絶な出来事とは? >>115-117
第41章 キラード団のアジトに関する場所の謎を解明せよ! >>125 >>127-129
第42章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(前編)・・・キラード団のアジトの位置を掴め!>>130
第43章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(後編)・・・廃墟ビルで見つけた仕掛けとは? >>131-132
第44章 キラード団のアジトに乗り込んだバンたち、そこで待ち受ける展開とは? >>133
第45章 立向居直毅・青峰兄弟・黄瀬、ただいま参上! >>134-136
第46章 キラード団のアジトⅠ 催眠の部屋で待ち受ける罠とは? >>137
第47章 キラード団のアジトⅡ 謎の催眠術師・高遠遥一、登場! >>138
第48章 キラード団のアジトⅢ 1つの部屋に隠された謎を解き明かせ! >>155 >>163 >>189
第49章 蘇る過去の記憶Ⅰ ハルが絡んでいたという1つの事件とは? >>200 >>208
第50章 蘇る過去の記憶Ⅱ 奈良警部が言う、厄介な事件とは? >>226 >>230
第51章 囚われの身になったリンたちの居場所を掴め! >>246 >>258
第52章 バンたちがそこで見たものとはいったい・・・リンたちとの再会、そして----------- >>265
第53章 バンVSカレンの推理対決Ⅰ リンたちが誘拐された事件の謎を解き明かせ! >>278 >>281
第54章 バンVSカレンの推理対決Ⅱ 5年前に起きた誘拐事件の謎を解き明かせ! >>289 >>299
第55章 バンVSカレンの推理対決Ⅲ 最後の仕上げとなる誘拐事件の謎とは? >>304
第56章 ついに姿を現した真の黒幕・直野健一、真の目的とは? >>318
第57章 ついに記憶が戻った健太たち、その真実とは? >>335
第58章 黄瀬水蓮&富士本優実、ついに登場! >>361 >>387
第59章 決着、リンに対するバンの思いとは? >>390
第60章 再び平和を取り戻した日常、リンたちを揺るがす想い…それは何か? >>411 >>413 >>428 >>443 >>452 >>459 >>463 >>472 >>484 >>493 >>508 >>522
【番外編:目次(ストーリー進行具合)】
第1章 誘拐事件から1年後…リンの複雑な思い >>567
第2章 幽霊屋敷探検Ⅰ リンと優が気になりだしたものとは? >>572
第3章 幽霊屋敷探検Ⅱ 駅前で起きた出来事とは…ハル・ヒロ・ナオ参上! >>576
第4章 リンの様子に異変を感じたバン…その違和感とは? >>587-588
第5章 6年ぶりの再会(前編)…諒平の幼馴染・加藤未来、登場! >>593
第6章 6年ぶりの再会(中編)…諒平に対するリンの複雑な思いとは? >>598-599 >>610-611
これからも応援よろしくお願いします!
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.4 )
- 日時: 2012/12/15 20:33
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
数分後に河川敷を経て、俺たちはミソラタウン駅前に着いた。
周りを見回しながら探していたその時、聞きなれない声が聞こえた。
「あのー・・・・・・直井さんが言ってた、山野バンさんでしょうか?」
声がした方向を振り返ると、見知らぬ女の子がいた。
この子が健太と直太の姉だと推測できた。
「そうだよ。俺は山野バン、よろしくな!」
「私は小海リンって言います。よろしくお願いします」
小海?
もしかして、実の両親が死ぬ前に使っていた旧姓なのか。
そう考えれば、山野に変わることも有り得る。
「小海って・・・・・・」
「はい、実の両親が使ってたんですけど・・・・・・今は山野に変わるよう言われたので、これからは山野家でお世話になります」
リンは頷きながら、俺を見て答える。
山野リンに変わるんだということが分かったなら、親に伝える必要がありそうだ。
(リンは妹だから、仲良くしていきたいと思うんだよな)
身長は165cmくらいだろうか、背はハルより少し低い。
服装はカジュアル系を好み、そのファッションを生かしたものになっている。
靴は緑のスニーカーを履いており、性格は大人しくて優しそうな感じだ。
「リン、これからは山野家の一員だ。よろしくな、それから普通に喋っていいぞ」
「うんっ! よろしくね、バン兄さん」
リンは俺を見て頷きながら、納得してくれた。
そこに居たハルはリンに向かって自己紹介した。
「私は人見晴香だよ。私のことはハルって呼んでね!」
「ハルさん!? もしかして、空手の都大会で優勝したハルさんですよね!!」
目をキラーンと輝きながら、ハルに近寄って駆け寄る。
リンの突発なところを見て呆れていたが、意外なことに突っ込みやすくなるのだろうか。
「リン、どうしたんだよ?」
「あ、ごめんね。バン兄さんは知らないと思うんだけど、私は空手やってたの!!」
リンが空手やっていたことを知らなかった。
じゃあ、ハルに憧れて始めていたということになるのか。
「空手やってたのか?」
「うん、小海リンの名で空手やってたけどね」
誰も知らない者はいないと言わせるほどの実力派だと有望視されていたらしい。
リンは幼い頃から空手に嗜んできたこともあり、ハルに憧れて鍛えるようになったのだという。
「だから、ミソラ学園高校でも空手やってるのよ」
「へぇ・・・・・・」
俺はリンの意外な一面が見れて良かったとつくづく思った。
こいつが空手やってたなら、どうりで強いわけだと納得できる。
(どうりで空手をやってたのか、ハルに憧れるわけだな)
リンの意外なところが見れたから良かった。
でも、大人しそうなのにしっかりしていそうな印象が残っている。
「リン、俺の家に行こうか?」
「うんっ!!」
リンの様子を見かねたハルがクイクイッと手招きした。
ハルに手招きされたリンはすぐに歩み寄る。
「何ですか、ハルさん?」
「リン、バンを見張った方が良いかもよ?」
ハル、なんてこと言い出すんだ!!
まったく、俺を困らせてくれるなよ。
こっちがヤバいことになりそうだから、後ずさりするしかなかった。
「ハル、おまえなぁ・・・・・・」
「だって、バンがアレをやらかしたらまずいでしょ?」
ハルの言うアレが何なのか分かった。
酒を飲み過ぎて寝てしまう俺の様子を見ていたからこそ分かる。
それが奏したのか、俺の弱点を掴んでいると言っても過言ではない。
「飲み過ぎても良いじゃんか」
「ダメ! 良くない!!」
「なんだよ、別に良いじゃないかぁ-------------」
ハルに追い掛け回されながら走り回っていた。
ギャーギャー叫びながら追いかけるハルを見て微笑ましく見つめる。
幼馴染がいるからこそ、信頼できる仲間がいるのだということに感謝した。
「このバカ、バン!!」
「ギャハハハ!! 追いかけてみろよ」
そう言いながら追いかけっこして遊んでいた。
そんな俺たちの様子を見たリンはクスクス笑っていた。
「なんだよ、リン」
「ごめん、こんなに仲良しだと思ってなかった」
リンが謝るのを見て納得した。
確かにリンから見れば、まさに仲良しだと言えるだろう。
「じゃあ、そろそろ行こうか」
追いかけっこを止めて、俺たちは踵を返した。
「うん、そうだね!」
リンは満足そうに頷き、俺たちの後を追うようにして走り出す。
ミソラタウン駅を出て、河川敷を通った後は山野家に戻ったのだった。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.5 )
- 日時: 2012/12/15 20:34
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第2章 居酒屋で行われるLBXバトル大会とは?
(ストーリーモード:バン&ヒロ)
リンが来てから1週間経った頃、ヒロから懇願されてしまった。
「バンさん、LBXバトルに出てくれませんか!」
「え、何で俺なの?」
大学の食堂でハルと話していた時、ヒロが泣きそうな顔をしてやってきた。
これは何かある・・・・・絶対に何かありそうだと思って、優しく問いかける。
「ヒロ、何があったんだ?」
声をかけながら、何かあったことは確かなようでヒロを見つめる。
そこにいたヒロの幼馴染・ナオも心配そうに言う。
「そういえば、ケンカしたんだもんね」
「ケンカ?」
ナオの言葉を聞いて驚くハル。
ヒロがケンカしたって・・・・・・いったい、どういうことなのか。
俯き加減にしてうなだれているヒロを見て、ナオに聞くことにする。
「ナオ、どういうことなんだ?」
「話すと長いんですけどね・・・・・・」
ナオはヒロを見て、訝しげに話そうかと思いながら悩んでいた。
どうやら、何か事情ありだと察した俺はハルと顔を見合わせながら頷く。
「とりあえず、話を聞かせてもらっていいか?」
「はい・・・・・・」
ナオはヒロの隣に座って、溜息をついた。
ポツリポツリとゆっくり話し始める。
「実は-------------------------」
うなだれたまま、ナオを見つめるヒロ。
その様子を見て心配そうに見つめていた。
事の発端は1週間前に遡る。たまたま通りかかった居酒屋で酒を飲んでいた時のことだった。
「プパーッ、酒を飲むに限るね!」
ゴクゴクとビールを飲み干した瞬間、幼馴染のナオを見つめて言う。
ナオは呆れ顔で僕を見て躊躇いながら、思わず苦笑した。
「何でこうなるのよ!」
「良いじゃん、酒を飲んでいれば落ち着くだけだよ」
「落ち着くって・・・・・・あんたねぇ、どんだけ飲めば気が済むの!」
ホント、バンさんに似たねーって言うし、僕をからかってくるナオ。
彼女と一緒に居ると、なぜか和んじゃうような気がしてならない。
僕は酒を飲みたかったので、試しに飲んでいたけれど・・・・・・少しずつ酔いが回ってきた。
「まぁ、飲み過ぎはよくないけどね」
「そりゃ、確かにそうでしょ!」
ナオに突っ込まれながらも笑い返した。
居酒屋で酒を飲むのは初めてだけど、ここはLBXバトルもできるということになっている。
「そういえば、ナオ・・・・・・ここに連れてきたのは---------------」
なぜなのかと言おうとした瞬間、店の中に悪質な連中が入ってきた。
そいつらはゾロゾロと大人数で奥の方に向かった。
「----------ん?」
僕とナオは悪質な連中を見て、向こう側はLBXバトルができる場所になっているはずだと思い返してみる。
ここ最近、噂で聞いたけれど・・・・・・居酒屋荒らしというか、LBXバトル破りをしてくる連中がやってくるらしい。
「あいつら、何をするつもりかしら?」
「さぁ・・・・・・放っておけば良いんじゃないか?」
苦笑しながら、ビールの入ったジョッキを持って飲んだ。
ナオは納得がいかないようで、怪訝そうに首を傾げていた。
「うーん・・・・・・・」
「何か納得がいかない?」
ナオを見て問いかけると、コクリと頷いた。
僕は向こう側を見つめながら、無言でビールを飲んでいた。
2時間後、いつの間にか知らない間に酔い潰れてしまった。
机に突っ伏して、気持ち良さそうに爆睡していた。
「---------------だから、LBXバトルしてる人の邪魔なんかしないで!!」
聞き覚えのある、怒りを含めた声が耳に入ってきた。
徐々に意識が戻り、重そうな瞼をゆっくり開ける。
「・・・・・・んー・・・?」
ぼんやりとした視界にナオの姿が映った。
その前に居るのは、悪質な連中のリーダーだと思われる人物。
2人の間に何があったのか分からないが、眠そうに上半身を起こした。
「なんだよ、うるさいなぁ・・・・・・・」
そう言って呟いた瞬間、ナオが振り返った。
僕が目を覚ましたのを見て、やっと気付いた。
「ヒロ!」
「あのな、ナオに手を出さないでくれないかなあ?」
フラリと立ち上がりながら、ナオの前まで近づく。
悪質な連中のリーダーは僕を見た瞬間、目を丸くして驚いた。
「お、おまえは大空ヒロォ!?」
「いかにも、この僕が大空ヒロだ。第四回アルテミスのファイナリストさ」
中1のときに参加したアルテミスで初の決勝進出を果たした実力派の1人として有名になっていた。
僕はその時が初めてだったけど、バンさんと戦ったことが懐かしく思えた。
「ちょうどいい、目の前にファイナリストがいるならぁ・・・・・・俺たちと勝負しろ!!」
「勝負? 僕はLBXを持ってないから無理なんだ」
-----------------とは言ったものの、バッグの中に入っている。
その時、背後にいた女の人が僕の首を絞めてきた。
「がっ・・・・・・!?」
「ファイナリストだからって・・・・・・調子に乗るんじゃないよ!!」
この女・・・・・・よくも僕の首を絞めようとするなんて、絶対に許さない!!
僕は少し力を入れて、肘で突いて弾き返した。
「ゲボッ・・・・・・何するんだよ?」
「あたしたちはね・・・・・・」
そいつらがいったい何者なのか知らない。
ナオが何か思い出したらしく、すぐに叫んだ。
「あ------------------! 思い出した、LBXバトルを邪魔して荒らそうとする連中はあんたたちだったのね!!」
こいつらがLBXバトルを邪魔して荒らす連中・・・・・・ということは、最近になって出没するようになったという例の不良グループか。
「なるほどね、おまえたちがLBXバトルを邪魔して荒らす連中か」
ナオが言った言葉を聞いて納得できた。
こいつらが荒らそうとするのには何か理由があるはずだ。
「テメェ・・・・・・俺らの邪魔をすんじゃねえ!!」
リーダーの男に頬を殴られてしまい、身体が仰け反った。
酔っているためか、なぜか痛みを感じない。
「酔っ払いが口を出すんじゃねえ!!」
「邪魔なのは、そっちだろォ・・・・・・」
フラフラと立ち上がり、そいつの前まで近寄る。
同時に右手で思いっきり殴り返した。
「おまえたちに邪魔されたら、雰囲気を壊されるのが嫌なんだよ」
そう言って言い放った瞬間、顔をしかめながら立ち上がった男はカッとなった。
挑発すれば、キレられるのは当然・・・・・・売られたケンカは必ず買う主義だ。
「テメェ------------------------」
殴られてしまいそうになりかけた瞬間、ガシッと握る音がした。
振り返ると、1人の青年がそいつの右手を握っていた。
「そこまでだ。決着はLBXバトルで勝負したら?」
背は僕より少し高いが、髪型はベッカムヘアーで色は茶色に近い。
目は青になっていて、容姿はイケメンになっている。
服装はカジュアル系ファッションを好んでいる。靴は青に近いイメージのものを愛用しながら履いているといったところか。
「チッ・・・・・・1週間後の夜にここで勝負だ!!」
「ああ、望むところだ!!」
そう言って答えた後、そいつらはゾロゾロと店を出て行った。
ケンカが収まったかと思いきや、ナオに突っ込まれた。
「このバカ、ヒロ!!」
バコンッ!!
怒りの拳骨による一撃必殺が繰り出されて、頭にタクティカルヒットした。
「いってぇ----------------------」
「ヒロ、あんたさぁ・・・・・・ケンカはダメじゃない!!」
「だって、向こうが突っかかってきたんだからさぁ・・・・・・」
ヒックと呻きながら、顔をしかめた。
ナオに説教されるなんて・・・・・・嫌だけど、そこはしょうがない。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.6 )
- 日時: 2012/12/15 20:36
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
隣に居た青年を見た瞬間、お礼を言おうと思った。
「さっきは助けてくれてありがとうございました」
「いや、別に良いんだ。無事でよかったよ」
青年は苦笑しながら、僕たちが座っていた席の向かい側に座る。
その青年の名前を聞いてなかったので、話を聞くことにした。
「そういえば、自己紹介するの遅れたね」
「うん、僕は河東ハヅキって言うんだ。トキオ大学の3年生だ」
トキオ大学の3年?
僕らより先輩だったなんて、想像していなかった。
学部のこととか聞いてなかった気がする。
「ハヅキさんって言うんですか。僕は大空ヒロって言います」
「私は小野奈緒美です。ヒロの幼馴染ですが、私のことはナオって呼んでください」
自己紹介した後、気になったことがあった。
なぜ、ハヅキさんがここにやってきた理由を尋ねる。
「そういえば、ハヅキさんはどうして、ここに来たんですか?」
「ああ・・・・・・この居酒屋にLBXバトルできるスペースが設置されているって聞いて、LBXバトルやってみようかと思ったんだ」
LBXバトルができるんだという話は幼馴染で同級生の荒幡直登から聞いていた。
僕とナオはLBXバトルに興味を持っていたが、しばらくやっていないこともあって悩んでいた。
「そしたら、悪質な連中が荒らしに来たっていう騒ぎが出ていて・・・・・・君たちがケンカに加わったところを目撃したんだ」
ハヅキさんは苦笑しながら、僕たちを見て思い出す。
日本酒を嗜みながら飲んでいる彼を見つめながら、溜息をついた。
「バンさんに話そうか悩むなぁ・・・・・・」
「なんだ、バンのこと知っているのか?」
ハヅキさんの口から放たれた瞬間、バンさんのことを知っていそうな予感がしてならなかった。
トキオ大学の3年生ということは、バンさんと同級生っていうことになるのか。
「バンさんのこと知っているんですか?」
「ああ、知ってるよ!! 教育学部の特別支援コースに入ってるから、会えば話すことが多いね」
教育学部の特別支援コースに入っているということは船津直紀さんとも知り合いということになるのか。
どうりで知り合いがまた増えちゃったというわけだ。
「なるほどね・・・・・・・」
「1週間後の夜、ここでLBXバトル大会が開かれることは知ってる?」
「大会?」
LBXバトル大会?
ハヅキが言うには、ゼネラルレギュレーションによるダブルバトルが行われるそうだ。
そのダブルバトルは2VS2によるもので、強いて言えばアメリカで行われたBCエクストラスに似ている。
「大会があったなんて知らなかった・・・・・・」
「僕も知らなかった・・・・・・・」
確かに知らなかったので、LBXバトルさえあれば叩きのめしてやろうじゃないか。
そう思った瞬間、ハヅキさんの口から意外な言葉が出た。
「ヒロ、バンと一緒に出たらどうだ?」
「ば、バンさんと一緒に!?」
そんな無茶な・・・・・・・バンさんとはしばらくコンビを組んでいないから、一緒に出るのはどうかと思う。
それでも、ケンカしたことが原因に繋がるのならば・・・・・・せっかくだから出ることにしようかと思った。
「じゃあ、バンさんを誘ってみます」
「うん、そうした方が良いよ」
その会話を聞きながら、様子を見ていたナオはあんぐりと口を開いていた。
開いた口が塞がらないというのは、この事だろう。
「ちょ、ヒロ・・・・・・」
「とりあえず、出るよ!!」
やる気が漲ってきたので、ヤツらを叩きのめしたいという思いが次第に強くなった。
-----------というわけで、LBXバトル大会に参戦するハメになってしまったのだ。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.7 )
- 日時: 2012/12/15 20:37
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
ヒロやナオから事の次第を聞き終わったものの、なんて言えば良いか分からなくなった。
ハヅキに勧められて、LBXバトルに参戦することになったのは良いとして・・・・・・悪質な連中を叩きのめしてやりたいという気持ちは何となく分かった。
「うーん・・・・・・何かよく分かんないけどさ、そいつらは荒らしに来ることが多いのか?」
「はい・・・・・・お店の人たちも悩んでいたらしいです」
うなだれたまま、顔をしかめて答えるヒロ。
お店の人たちからも詳しい話を聞いて見る価値がありそうだ。
「でも、そいつらがしたことは許せないよね!」
ハルがガツンと腕を鳴らして怒る。
確かによく考えたら、ケンカに至った理由さえ分かれば解決するのは間違いない。
でも、これは何か理由があるかもしれない・・・・・・そいつらがLBXバトルの邪魔を荒らすところを止めるしかないようだ。
「うーん、ダブルバトルでやるのも良いけど・・・・・・」
「え、ダメですか!?」
ヒロに突っ込まれ、あまりにも泣きそうな顔をして甘えてきた。
大会に出るのは久しぶりだから、俺も一緒に食い止めることにした。
「いや、ダメとは言ってないよ。せっかくだから、俺も一緒に出るよ」
やれやれと言ったようなしぐさをして、顔をしかめる。
その様子を見て、ヒロとのコンビを組むのは中学時代以来なので息の合ったコンビネーションを発揮することができるか。
「バンさん、一緒に出てくれるんですか!」
「悪さをする連中のことは許せないから、俺も出るつもりだ」
ヒロに促され、LBXバトルに参戦する表明を見せたところまでは良かった。
ハルやナオも溜息をついて、2人も一緒に付き添いで来てもらうことになった。
「しょうがないね、私もバンのことが心配だからさ。一緒に行こう」
「ああ、そうだな・・・・・・」
ハルを見て呟きながら答えていたが、そいつらを叩きのめすということに変わりはない。
ヒロと一緒に組みながら、勝負するしかない・・・・・・ぶっつけ本番で戦うしか方法はないので、俺はイカロス・ゼロのことを思い出す。
(イカロス・ゼロで叩きのめしてやれば大丈夫だ。後はフォースとの合体を実現させていけば、何とかなるはずだ)
イカロス・ゼロとイカロス・フォースのコンビネーションを見せつけてやりたい。
ヒロのことが心配だったが、立ち直れば良いだけの話だと思って信じるしかなかった。
「ヒロ、俺たちで叩きのめそうぜ」
「バンさん・・・・・・っ、はい!!」
ヒロの目にやる気が漲ってきたのか、LBXバトルする気になったようで悪いヤツらを叩きのめしてやるつもりだ。
やがて、時間が経過して夜になろうとしていた。
俺たちはヒロの案内で例の居酒屋に向かうことになった。
「居酒屋でLBXバトルができるっていう場所があるらしいけど、それは本当か?」
「はい。そこで酒を飲みながら、LBXバトルを楽しむことができます」
ヒロの話によれば、最近になってオープンしたばかりだという。
そこで聞きつけたナオが行ってみたいと言い出したのがきっかけで、そこに行ったところまでは良かった。
しかし、例のLBXバトル破りを実行する不良グループがやってきたということもあって、微妙な状況らしい。
「なるほどな・・・・・・」
「でも、ヤツらがこの大会に出るとは思えないんですけど・・・・・・」
ヒロはうーんと唸りながら、腕を組んだ。
確かにヤツらが来てもおかしくない状況だが・・・・・・問題はLBXバトル大会で何か起きることも有り得る。
「まあ、例のヤツらが来るわけなんかないしさ」
「ですよね・・・・・・ハルさんやハヅキさん、直紀さんも一緒ですしね」
背後に居るハヅキや船津直紀も後をついてきていたので、暇だったそうだ。
直紀はハヅキに誘われて、LBXバトル大会には参加するか否や迷っているそうだ。
「おいおい、ヒロォ・・・・・・僕が参加すると決まったわけじゃないぞ」
直紀はヒロを見て思わず苦笑しつつも、ブラックオルテガを持っている。
大会に出るなら、ハヅキと一緒に参加すれば良いことではないか。
「でも、ティアラさんから聞いたけど・・・不良グループが現れるって言うことしか聞かされてないんだ」
「ああ、そいつらが1週間前に来たそうだ・・・・・・それで、1週間後の今日、ヤツらが大会に出ると踏んで待つしかないって思ったわけさ」
ヒロから聞いた話を簡潔にして纏めながら、直紀に説明した。
その説明を聞いた直紀は納得したらしく、ハヅキを見る。
「そういうことか、だから例のLBXバトル大会に出るってわけだな」
「ああ、そうだよ。でも、ヤツらが出るとは限らないぞ」
このLBXバトル大会を実施するのは良いとして、ヤツらが来るとは思えなかった。
それでも、行ってみないことには分からない・・・・・・とりあえず、その居酒屋に向かう。
数分後、1つのビルの前に到着した。
ビルは7階建てになっていて、昔から存在していたらしい。
「ここが例の居酒屋がやってるっていうビル?」
「はい。そこの地下にあるんです」
ヒロの案内で地下に通じる階段を見つけて、ゆっくり下りる。
そこが地下になっていて、その階段を下りれば玄関のドアらしきものがある。
「このドアを開ければ良いわけか」
ギギーッとドアを開けて入った瞬間、目の前に現れた光景を見て驚く。
アンティークみたいな感じになっていて、イメージとしてはイギリス・ロンドンでよく見かけるパブみたいなところだった。
「すげえ・・・・・・」
「でしょ? だから、この店は繁盛してて、それなりに人気があるっていう噂が出てました」
なるほど、この繁盛ぶりをみれば飲みに来る人たちがたくさん来るというわけだ。
そこで、店の人に聞いてみようかということになった。
「あのーすみません、ここでLBXバトル大会が開かれると聞いて来たんですが・・・・・・」
「ああ、それでしたら・・・・・・この奥にLBXバトルスペースがあります。受付はここで申し込みすれば良いですよ」
ヒロの言ったとおり、左奥にLBXバトルスペースが存在しているようだ。
とりあえず、受付で俺とヒロはさっそく申し込みすることにした。
「LBXバトル大会に出たいので、参加登録をお願いします」
CCMを出して、スキャナーと呼ばれるものに乗せた。
画面に俺とヒロの写真が映り、登録完了したことを知らせるものになっていた。
「山野バン様と大空ヒロ様のお2人ですね。登録完了しました」
登録完了を済ませた後、CCMを受け取った。
どこで飲めば良いのか分からなかったので、お店の人に聞いた。
「そういえば、どこで観戦すれば良いんですか?」
「ああ、席に座りながらテレビ観戦していただくことになります」
「席に座るって・・・・・・」
「付き添いの方は参加者と一緒に席に座って、酒を飲みながら楽しんでください」
店員により案内された席に座り、メニューを見ながら考える。
俺とハヅキは焼き鳥と日本酒、直紀とヒロはビールとコロッケ定食、ハルとナオはカルピスサワーとハンバーグセットを注文した。
「飲み放題もあるから良いんですけどね・・・・・・」
ヒロは苦笑しながら、周りを眺める。
いろんな人たちがいるので、ここで待ちながら飲むのも良いだろう。
でも、今後はどうなってしまうのかも分からないから気を引き締めていかないといけない。
「ヒロ、俺たちで絶対に勝とうな」
「はいっ!! 僕たちのコンビネーションを見せつけてやりましょう」
意気込みながら、やる気を出しているヒロ。
やる気を出せば、お互いに協力し合いながら戦うしかない。
俺たちは居酒屋で開催されるLBXバトル大会に挑むことにした。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.8 )
- 日時: 2012/12/15 20:38
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第3章 LBXバトル大会Ⅰ ついに開幕!!
(ストーリーモード:バン)
居酒屋にやってきた俺たちは出場登録を済ませ、店員により案内された席に座っていた。
「バン、そろそろ始まるんじゃないの?」
「ああ、確かに始まるな」
時間はオールで夜8時から深夜3時までだと言っていた。
参加者は多いとのことで、AブロックからDブロックに分かれて戦うそうだ。
「店員さんが言ってたから、どのブロックになるか分かんないな」
「そうだね・・・・・・あっ!」
ハルが言ったのと同時に電気がフッと消えた。
スポットライトが当てられ、店長らしき人物がマイクを持って現れる。
「えーお待たせしました。ここで初のLBXバトル大会を行うことになり、果たして優勝は誰の手に渡るのか!」
ワァァァ--------------------------と観客の歓声が上がった。
何か盛り上がってきているな、これから始まるんだと思うと気を引き締める。
店長はテレビのモニター画面に向けてリモコンを押した。
「この大会のルールを説明します。レギュレーションはゼネラルレギュレーションになりますが、2人組によるLBXバトルが展開されます。続いて、出場者の中に注目するチームを紹介しましょう」
画面に全65チームが現れ、1回戦から決勝戦まで載っている。
しかも、Aブロック〜Dブロックの4つに分かれて戦う仕組みになっている。
「Aブロックは猛者揃いで、激しいバトルが展開されます。注目すべきチームは内藤豪太チームと金居修哉チーム!!」
2つのチームが紹介され、実力は確かなようで手強いかもしれない。
続いて、Bブロックは例の不良グループによるチームが現れた。
「こいつらが例の不良グループ?」
しかも体格が良くて、ガッチリしている男がリーダー格のようだ。
隣に居るのは、小柄な男で冷酷な性格を持っていそうな感じだ。
「そうです。1週間前に会ったヤツらだけど、何か微妙だな・・・・・・」
ヒロが首を傾げながら呟いたのを見て納得する。
そういうことなら、ヒロが怒るのも頷けるわけだ。
「そいつらが決勝に出てこない限り、勝たないといけない」
「そうですね! 僕らのチームはCかDみたいですね」
Cブロックは山野バンチームが注目される。
第三回アルテミスチャンピオン・山野バンと第4回アルテミスのファイナリスト・大空ヒロが出場することを伝えた。
「Cブロックは山野バンチームです! 何とアルテミスに出場経験がある2人が参戦することになりました!!」
ワァァァァ--------------------------と歓声がどよめき、人気があることを伺わせる。
俺たち、今も何か人気がありそうだからなぁ・・・・・・大学生になった今でも人気者になっている。
Dブロックの出場者も現れたが、そういう者はいなかったらしい。
「まずは予選を勝ち抜いてもらい、各ブロックを突破したチームは決勝に進むことができます。決勝は代表者によるバトルロワイヤルを行います」
各ブロックを勝ち抜いた猛者が出られるのは決勝、つまりファイナルステージ。
そこまで行かなきゃいけないので、ヒロとのコンビネーションを上手く合わせておけば良いだけの話だ。
「ヒロ、絶対に決勝まで行こうな」
「はいっ!!」
健闘を誓いながら、酒を酌み交わす。
やるしかないので、ここまで来たら勝負するつもりでいる。
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