二次創作小説(紙ほか)

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【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ☆番外編☆
日時: 2013/06/11 21:53
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=past&no=24538

【読者の皆様へ レッドからの挨拶】

初めまして、レッドです!
ダンボール戦機Wシリーズの小説を描いております。
本来ならば、【バン×ヒロと怨炎の幻想】の番外編を執筆する予定でした。
スレが1000になり、過去ログに入ってしまいました。というわけで、新シリーズとしてリニューアルさせることにいたしました。
上記の参照に【バン×ヒロと怨炎の幻想】の小説のアドレスを載せておきましたので、興味のある方はクリックして読んでくださいね♪


新シリーズはバンハルを中心にして取り巻く展開になります。
ハルはオリジナルキャラクターとして考えたのですが、ヒロインとして演じていただくことになります。

第2部として記念すべき第1作は!!
【バン×ハルと失われた過去】です。

前作の番外編で登場させることができなかったキャラクターとのコラボもこちらで登場させる予定です。
番外編では登場させることができず、申し訳ありませんでした。

そこで、番外編を描く代わりに新シリーズとしてスタートさせることにいたしました。
ダンボール戦機Wの主人公・山野バン、幼馴染の人見晴香を中心にして取り巻くオリジナルストーリーを展開させていけたらと思います。もちろん、ヒロたちも登場させる予定です!!

前作の本編で登場した山野健太&直太の兄弟も出演予定です。
今作では初登場となる山野リンという姉が物語の重要なキャラになるかと思われます。

【本編:ストーリー原案・構成】

第1章〜第5章:LBXバトル編
第6章〜第9章:廃墟ビル探検編
第10章〜第16章:謎かけ編
第17章〜第30章:オリキャラ登場編
第31章〜第60章:謎解き編(完結)

【番外編:ストーリー原案・構成】

第1章〜第5章:
第6章〜   :

ストーリーの進行具合によっては変更する可能性がありますので、ご了承ください。


【原作:完結した作品】

第1作:バン×ヒロと黒影の亡霊

本編は全20章で完結、番外編は全16章で完結しているぞ!
ダンボール戦機Wの小説を描くにあたり、記念すべき第1作はホラー×ミステリーを交えた本格的な謎解きアクションアドベンチャー!!

第2作:バン×ヒロと過去の追憶

前作の【黒影の亡霊】の続編となった待望の第2作!
本編は全30章で完結、番外編は第25章で完結しました。
全30章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。

ポイント:ナオが記憶喪失していることだけではなく、ハルの過去に隠されたエピソードも収録している。
番外編では初登場した聴覚障害を持つ少年・船津直紀を取り巻く展開を中心にストーリーを進めていく。
これまでにないオリジナルストーリーを展開させることで前にも増して、文章力を上げることでクオリティをパワーアップさせた。

第3作:バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ)

前作の【過去の追憶】の続編となった待望の新作!
本編は第40章で完結しました。番外編は第4章まで進んだが、完結できませんでした。
なので、番外編は新シリーズの小説でリニューアルに伴い、執筆させることにいたしました。
全40章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。

ポイント:バンの弟・山野健太&直太の兄弟が初登場していることだけではなく、2人の過去に共通点を持つところがある。
バンが兄としての役割を担うことで、2人の弟をどうやってサポートしていくかというところも見逃せない!!
バンを支える仲間たちとの絆を深めながら、友情と感動を送るという感じになるストーリーも手掛ける。
健太と直太に対するバンの強い思いにも注目してください!!


【お客様】

凛々(雪桜奇):私の小説に初コメしてくれた人です。凛と呼ばせてもらってるぜ…この子はイナイレの小説を書いておりまする! 
この前、もう1つの小説に遊びに来てくれました。亜夢たん、なかなか可愛いぜ!!♪

タク:私の小説に初コメしてくれた人です。ダン戦シリーズの小説を読んでいて、凄く面白いと言ってくれました。本当にありがたいです♪ デュエマの小説を描いておりますぜ♪

シグレ:この小説に初コメしてくれた人です。友達だけど、ダン戦好きな人で気が合う! 2次(映像)でポケモン小説を描いておりますぜ♪ キョウヘイ君とヒュウさん、カッコイイ!! そして、メイちゃんもかわいい!!

赤獅子エンザ:この人はイナイレの小説を描いてますぜ♪ 友達だけど、イナイレ&ダン戦が好きで仲良くさせていただいてます♪

yumi:シエルが描いているポケモン小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、この小説に初めて来た人で仲良くさせていただいています♪

姫佳:この小説の展開が読めなくて、ハラハラドキドキしていると言った人・・・この子もイナゴの小説を書いてて、結構面白い! ティアラ&ラティア、ここちゃん、輝姫の主役4人・・・かわいいぜ!!

茅:楓が描いている黒子のバスケ小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、黒バスとサトミちゃんに関する小説を描いておりますぜ♪ 凛太君カッコイイ! オリキャラの水連ちゃんを出させていただいてます!!

聖:この小説に初めて来てくれた人だけど、ダン戦好きで気の合う親友です。友達として仲良くさせていただいてます♪

剣:姫佳の小説で知り合った友達。絵の才能があって凄い! バンハル漫画を描かせていただきました。文才がありすぎる…という言葉をいただき、凄く嬉しいです♪

凛那:剣の小説で知り合って仲良くなった友達。イナギャラの小説を書いておりますが、オリキャラがクールすぎてヤバい!(殴

【漫画】

バンハル >>604



【本編:キャラクター原案・構成】

本編の登場人物設定 >>1
バンたちの登場人物が設定されているぞ!
この小説に初めて来た人は読む前に目を通しておいてください。
健太&直太、姉のリン、イナイレの登場人物設定も収録されているので、それも含めて確認しておいてください。

青峰太陽の登場人物設定 >>11
茅が描いている黒子のバスケ小説で出ている青峰大輝の兄・太陽の登場人物設定が載っているぞ!
太陽と大輝のコンビに注目してください。

登場予定:第18章で登場します。

キョウヘイの登場人物設定 >>12
シグレが出してくれたオリキャラです。今作では本編に登場させることにしました。
キョウヘイの運動神経、バンたちとの共演に注目してくだされば幸いです。
ポケモンBW2主人公・キョウヘイの活躍に期待してください。

登場予定;第21章で登場します。

ヒュウ&メイの登場人物設定 >>13
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいという理由でキャラ応募してくれました。
キョウヘイとのコンビネーションを披露するので、大迫力のLBXバトルにも注目してください!

登場予定:第21章で登場します。

優騎那のオリキャラについての登場人物設定 >>14
オリビア&シュリの姉妹コンビが前作の【過去の追憶】に続き、本編で再登場決定!!
急遽、2人を起用することにしました。

登場予定:第24章で登場しました。

無類シント&星目テツヤ&武闘フジ、3つのLBXについての登場人物設定 >>15
タクが出してくれたオリキャラです。番外編でバンたちと共演させたいという理由でキャラ応募してくれました。
シントたちの活躍に期待してください。タクのイメージに近づけるよう頑張って描いていきたいと思います。
3つのLBXについても一緒に載せてありますので、ゆっくりご覧下さい。

本編の登場人物設定2 >>42
早間綺羅、カレン・キャベルン、望月幸介&優、樋田優雅について載せています。
使用LBXは綺羅のみになりますので、ご了承ください。

富士本 優実の登場人物設定 >>57 
yumiが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいとのことでキャラ応募してくださいました。
今作では初登場となりますが、ユウミがどのようにして演じていくのかというところに注目してくだされば幸いです。

登場予定:第26章に登場します。

恵珠の登場人物設定 >>58
冬(冬ノ華 神ノ音)が出してくれたオリキャラです。
バンたちと共演したいという理由で応募してくださいました。
しかもメカニックという設定をつけていただき、私としても上手く描けるか分かりません。
やるからには頑張って描いていきたいと思いますので、彼の登場に期待してくだされば幸いです。

登場予定:第26章で優実と一緒に登場させる予定でしたが、恵寿はバンたちと合流した後に出させることになりました。

長月レオンの登場人物設定 >>59
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたい理由で応募してくれました。
イカロス・ライトというLBXに関する設定も載っております。アスペルガー症候群を患っておりますが、LBXの腕は果たして?
これからもレオンの活躍に期待してください。登場予定は第26章で出します。

橘 美咲の登場人物設定 >>60
伊莉寿が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
短編を描く前に美咲ちゃんのイメージを見た上で本編に登場させたいと思っています。
美咲ちゃんが輝姫や太陽たちと共演するのかも注目してくだされば幸いです♪

美咲ちゃんが登場する予定は早ければ、第27章あたりになります。
また、バンたちと共演させるのも楽しみにしてください!!

イナイレGO(天馬・太陽・マサキ・信助)の登場人物設定 >>61
天馬たち4人の登場人物設定が載っています。今作の本編でやっと登場することになりました。
4人の化身や必殺技も載せているので、それも含めてご覧ください。
第18章で登場しました。そこでサッカーバトルが展開されることになりそうです(笑)
サッカーバトルもできるだけ表現して描いていきたいので、よろしくお願いします!!

輝姫&ティアラ、一ノ瀬心愛(いちのせ ここな)の登場人物設定 >>62 
白炎輝姫&ティアラ・クルーガー&一ノ瀬心愛(通称ここ)の登場人物設定です。
輝姫とティアラは前作の【怨炎の幻想】では本編で登場いたしました。今作も引き続き、本編で登場させる予定です。
輝姫&ティアラの従姉妹コンビによる追いかけっこシーンにも注目してください♪
ここちゃんの活躍にも期待してくだされば幸いです。

登場予定:まだ未定です。めどが立ったら載せます。
輝姫&ティアラ、ここちゃんの活躍に期待してください!!

一ノ瀬心愛(通称ここ)が働いているカフェの設定 >>63
ここちゃんが働いているカフェのイメージです。私自身、上手く描けるかどうか分かりません。
でも、やるからには頑張って描きますぜ!!

黄瀬 水連の登場人物設定 >>64
茅が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
水連ちゃん、マジで可愛すぎる! 黄瀬の妹ですが、水連の活躍に期待してください♪
第48章以降に出る可能性が高いので、しばらくお待ちください。

キョウヘイ・ヒュウ・メイVSシント・フジ・テツヤのLBXバトル設定 >>442
第60章のLBXバトルでお馴染みのオリキャラが出ます。
はたして、どのような展開を見せてくれるのか楽しみにしていてください!

人見 晴香の新型LBXについて >>495
ハルの新型LBXとなるブルーグリーンライトの設定が載っております。
ある人の形見となっていますが、その理由は…>>493のストーリーで明かされました。
この後、バンたちとのLBXバトルで使用する予定です。ハルがどんな思いを込めて、バトルを展開していくのか?
ハルの実力が気になる人もいますが、それまでお楽しみに!!

山野バン・大空ヒロ・長月レオン・人見晴香のLBXについて >>509
LBXバトルする前にまとめて描きました。レオンとハルのLBXは新型なので、どのように活躍するかは更新してからのお楽しみに!
バンヒロのコンビもなかなか見逃せないので、2人の息が合ったコンビネーション
によるバトルも見せ付けます。それでは、クライマックス直前のバトルスタート!!

番外編の登場人物設定 >>561
お馴染みのバンたちの他、新キャラクターも出ます。
リンの兄・小海諒平についても描かれているので、ストーリーを読む前にクリックして下さい。


【本編:目次(ストーリー進行具合)】

第1章 1人の少女・リンとの出会い >>3-4
第2章 居酒屋で行われるLBXバトル大会とは? >>5-7
第3章 LBXバトル大会Ⅰ ついに開幕!! >>8-10
第4章 LBXバトル大会Ⅱ 決勝戦での決着! >>16
第5章 LBXバトル大会Ⅲ 優勝は誰の手に? >>17-18
第6章 由美が語る、25年前におきた惨劇とは?>>19-20

第2部:廃墟ビル探検編(第7章〜第9章)

第7章 廃墟ビル探検Ⅰ リン&優の空手部コンビが見たものとは? >>21-22
第8章 廃墟ビル探検Ⅱ 秒殺の皇帝・海道ジン登場! >>24 >>26-29
第9章 リンの様子に違和感を感じたバン・・・その複雑な心境とは? >>35 >>37-41

第3部:謎かけ編(第10章〜第16章)

第10章 リンに忍び寄る影、その正体は? >>43
第11章 リンの幼馴染・早間綺羅、登場! >>44
第12章 ハルが河川敷で見つけたものとは? >>45-46 >>48
第13章 バンの幼馴染・樋田優雅、登場! 彼がついに発見したものとは? >>50-51
第14章 キラード団という謎の組織だと名乗る男から託された謎のメッセージと1つのヒントとは? >>52
第15章 ますます深まりつつある最大の謎・・・そこで掴んだ重要な手掛かりとは? >>53-55
第16章 囚われの身になったリンたちの安否は? >>56

第4部:オリキャラ登場編(第17章〜第30章)

第17章 立向居勇気&月島楓の幼馴染コンビ登場! >>65-66
第18章 西園信助・松風天馬・雨宮太陽・狩屋マサキの4人組、ただいま参上! >>67
第19章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(前編)・・・青峰兄弟&黄瀬、登場! >>68
第20章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(後編)・・・決着! >>69
第21章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(前編)・・・彼らが見たものとは? >>70-71
第22章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(中編)・・・LBXバトルで待ち受ける罠とは? >>72
第23章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(後編)・・・バン、ただいま参上!! >>73
第24章 オリビア&シュリの姉妹、ついに登場! 4年ぶりの再会 >>74
第25章 無類シント&星目テツヤ&武闘フジの小5コンビ、登場! >>75
第26章 富士本優実&長月レオン、登場! >>76
第27章 橘美咲、登場!(前編)・・・初の幽霊屋敷探検! >>77
第28章 橘美咲、登場!(中編)・・・地下室で見たものとは? >>78
第29章 橘美咲、登場!(後編)・・・ヒロ&レオン、ただいま参上! >>79
第30章 輝姫&ティアラ&一ノ瀬心愛の3人組、登場! >>80-81

第5部:謎解き編(第31章〜)

第31章 再会Ⅰ ハルに忍び寄る魔の手、その正体は? >>98
第32章 再会Ⅱ カレン・キャベルン登場、その目的とは? >>99
第33章 再会Ⅲ バンVSカレンの因縁対決 >>100-103
第34章 バンの様子に異変を感じた直紀、その違和感とは? >>104-105
第35章 バン&ハルの幼馴染・鶴見ナナミ、登場! >>106-107
第36章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(前編)・・・【Detective bar】に隠された秘密とは? >>108
第37章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(後編)・・・知り合った経緯とは? >>109-111
第38章 バンの様子に異変を察したハル・・・その真意とは? >>112-113
第39章 リン、望月兄弟&優雅の4人が誘拐されたことを知ったハル・・・バンの複雑な心境とは? >>114
第40章 ついに明かされる、リンの本当の過去・・・壮絶な出来事とは? >>115-117
第41章 キラード団のアジトに関する場所の謎を解明せよ! >>125 >>127-129
第42章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(前編)・・・キラード団のアジトの位置を掴め!>>130
第43章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(後編)・・・廃墟ビルで見つけた仕掛けとは? >>131-132
第44章 キラード団のアジトに乗り込んだバンたち、そこで待ち受ける展開とは? >>133
第45章 立向居直毅・青峰兄弟・黄瀬、ただいま参上! >>134-136
第46章 キラード団のアジトⅠ 催眠の部屋で待ち受ける罠とは? >>137
第47章 キラード団のアジトⅡ 謎の催眠術師・高遠遥一、登場! >>138
第48章 キラード団のアジトⅢ 1つの部屋に隠された謎を解き明かせ! >>155 >>163 >>189
第49章 蘇る過去の記憶Ⅰ ハルが絡んでいたという1つの事件とは? >>200 >>208
第50章 蘇る過去の記憶Ⅱ 奈良警部が言う、厄介な事件とは? >>226 >>230
第51章 囚われの身になったリンたちの居場所を掴め! >>246 >>258
第52章 バンたちがそこで見たものとはいったい・・・リンたちとの再会、そして----------- >>265
第53章 バンVSカレンの推理対決Ⅰ リンたちが誘拐された事件の謎を解き明かせ! >>278 >>281
第54章 バンVSカレンの推理対決Ⅱ 5年前に起きた誘拐事件の謎を解き明かせ! >>289 >>299
第55章 バンVSカレンの推理対決Ⅲ 最後の仕上げとなる誘拐事件の謎とは? >>304
第56章 ついに姿を現した真の黒幕・直野健一、真の目的とは? >>318
第57章 ついに記憶が戻った健太たち、その真実とは? >>335
第58章 黄瀬水蓮&富士本優実、ついに登場! >>361 >>387
第59章 決着、リンに対するバンの思いとは? >>390
第60章 再び平和を取り戻した日常、リンたちを揺るがす想い…それは何か? >>411 >>413 >>428 >>443 >>452 >>459 >>463 >>472 >>484 >>493 >>508 >>522

【番外編:目次(ストーリー進行具合)】

第1章 誘拐事件から1年後…リンの複雑な思い >>567
第2章 幽霊屋敷探検Ⅰ リンと優が気になりだしたものとは? >>572
第3章 幽霊屋敷探検Ⅱ 駅前で起きた出来事とは…ハル・ヒロ・ナオ参上! >>576
第4章 リンの様子に異変を感じたバン…その違和感とは? >>587-588
第5章 6年ぶりの再会(前編)…諒平の幼馴染・加藤未来、登場! >>593
第6章 6年ぶりの再会(中編)…諒平に対するリンの複雑な思いとは? >>598-599 >>610-611







これからも応援よろしくお願いします!

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.69 )
日時: 2012/12/16 14:45
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第20章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(後編)・・・決着!

(ストーリーモード:立向居)

俺はチームのメンバー3人と円陣を組んだ。

「信助に負けないようにしなきゃな! 俺たちも本気で行くぞ!!」

キャプテンらしく、思いっきり叫んだ。

「「「おおっ!」」」

青峰太陽・大輝の兄弟、立向居直毅が思いっきり叫ぶ。3人とも気合が入っているみたいだ。
そこで俺はGK、青峰兄弟にはFWを務めることになった。黄瀬はオールラウンダーということで、MF・DFの両方を任せることにした。

「俺はGKをやるから、太陽と大輝はFWをやれ。直毅はMF・DFをやってくれるか」
「えー何で俺が2つもやらなきゃいけないんだよー?」

直毅は文句を言いつつも、コクリと素直に頷いた。
太陽が直毅の頭を殴って、文句を言い放つ。

「直毅君、勇気が言ってくれたんだからよ。そう言うなっての!」
「何するんだ、太陽! 殴るなんて止めろよー」
「うるせぇ、ゴタゴタ言ってねーでサッカーバトルやろうぜ」
「あっ、ちょっと・・・・・・」

直毅が太陽の後を追いかけ、位置に着いた。
ゴールのところに居た俺と青峰大輝は顔を見合わせながらも思わず苦笑した。

「まあ、しょうがねーか。太陽も直毅と一緒にやれるのがと楽しみで仕方なかったんじゃねーの?」

確かに直毅と太陽は大学進学してから、サッカー部のチームメイトだった。
それで、俺も直毅を誘ってやるのも良いかなって思っていたのだ。

「まあ、仕方ないかもしれないな。とりあえず、サッカーバトルやろうか」
「そうだな、位置についてやらねーとな」
「ああ! 気合を入れて頑張らないとな!」

俺はパンッと両手で頬を叩いて、気合を入れた。
キックオフの時間が迫ってきて、これから試合が始まろうとしている。



【西園 信助チーム】    【立向居 勇気チーム】

GK:西園 信助      GK:立向居 勇気
DF:狩屋 マサキ     DF:立向居 直毅
MF:雨宮 太陽      FW:青峰 太陽
FW:松風 天馬      FW:青峰 大輝


両チームはそれぞれの位置に着いた。後攻は西園信助チーム。
ボールを持つのは、雨宮太陽と松風天馬の2人。

「さて、そろそろ本気を出すか」
「そうだな、太陽。俺たちの力を見せ付けようぜ!」

同時にキックオフ開始の合図が鳴った。天馬の左足からボールが太陽に渡されたのと同時に開始された。

「じゃあ、こっちからいくぞ!」

太陽が走りこみながら、ボールを蹴っていく。その反対に直毅と大輝が走る。
その守備攻撃を見切ったのか、太陽はジャンプして、ボールをキープした。

「なっ・・・・・・!?」

大輝と直毅は目を丸くして驚いた。太陽の本気によるテクニックを見せ付けられた。
太陽は得意のパックステップでボールを操りながら、2人をかわしていく。
同時に天馬の姿が見え、太陽は天馬にセンタリングしながらパスする。

「天馬、任せたよ!」
「おおっ、ナイスパス!!」

そこで待ち構えていた青峰太陽が天馬の近くまで迫ってきた。
その時、天馬は必殺技を発動する。

【そよかぜステップ】

そよ風のように、颯爽と守備をすり抜けるドリブル技。天馬はそれを発動したことで、相手を置き去りにした。

「なっ・・・・・・!?」

青峰太陽は呆然とした表情で後ろに回された天馬を見る。
天馬の実力もなかなかのものだ。だが、ここからはゴールさせない!

「さぁ、来い!」

天馬に向かって叫ぶ。しかし、天馬はそこまで来ていた雨宮太陽にパックパスする。
そのボールを受け取った雨宮太陽は満足そうに頷き、コクリと無言で頷いた。

「それじゃあ、行きますよ。勇気先輩、僕の化身シュートを受け止められるかな?」
「よく言うぜ、望むところだ。かかってこい!」

俺もそろそろ、化身を出してゴールキーパー技を使って食い止めるつもりだ。
すると、太陽は思いっきり叫びながら発動した。

「うぉぉぉっ!」

背中から現れた化身の姿を見て驚く。神々しい輝きを放つ4本腕の化身。
天上で燃え滾り、地上に光を降り注ぐ・・・つまり、太陽の超エネルギーで敵を討つのだろう。

「すげぇ・・・・・・これが雨宮太陽の化身か」
「本気を出しますよ! それでは行きます!!」

雨宮太陽は烈火のごとく、化身必殺技を発動する!

【サンシャインフォース】

宇宙を超えて届く太陽の光。それを可能にする太陽の超パワー!
むき出しの太陽エネルギーで放つ、宇宙規模の爆熱シュートだ!!

「ハァァァッ!」

太陽はボールを蹴って、強烈なシュートを放つ。
その様子を見ていた俺も受けてたって、化身発動した。

「うぉぉぉっ!」

必殺技を発動し、その背中から魔王のようなものが現れる。

【マオウ・ザ・ハンド】

両手をクロスさせて発動する技、これはFFIの時に使ったことがある。
それを発動して、両手で受け止める。

「ぐ、ぐっ・・・・・・・」

なんてパワーだ・・・・・・・自分で受け止められるかも分からない。
その瞬間、バウンドしてボールはゴールに突き刺さった。

「やられたな・・・・・・・」

太陽の実力を見て、すぐに納得した。
両手がまるで痺れてきたかのような感覚。
まさに雨宮太陽は『10年に一度の天才』と称される人物だ。

「やった、勝ったよ!」
「ふぅー僕のシュートを受けとめられるか分かんなかったな」

後半戦は終了し、1−0で西園信助チームの勝利。
その健闘を称えながら、仲良く話していたその時だった。

「あっ、いたいた!」

聞きなれた声がして、振り返るとサンパイザーを被った少年がいた。
その背後には、少年の友達だと思われる男女2人組。

「キョウヘイじゃないか。どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたもないですよ! そんなことより大変です!!」
「大変って、何があったんだ?」

キョウヘイたちが言う、大変なことっていうのはいったい?
そう思いながら、訝しげに聞いていたその時だ。キョウヘイが興奮しまくりに話し始めた。

「昨夜、バンさんを見かけたんです!」
「バン? あいつは学校に来てないはずじゃ・・・・・・なぁ、太陽?」

トキオ大学で一緒の後輩・青峰太陽に問いかける。
太陽もコクリと無言で頷き、バンが来てないことは間違いないはずだ。
キョウヘイがバンを見かけたって・・・・・・いったい、どういうことなのか?

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.70 )
日時: 2012/12/16 14:47
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第21章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(前編)・・・彼らが見たものとは?

(ストーリーモード;立向居)

俺たちはキョウヘイたちを見て、思わず首を傾げていた。

「バンを見たって、どういうことだ?」
「俺たち、見たんですよ!!」

キョウヘイは興奮しまくりに顔を顰めながらまくし立てる。
その様子を見ていたハリーセン頭の少年が拳骨でキョウヘイの頭を殴った。

「いい加減にしろ、キョウヘイ! 落ち着けって言ってんだろっ!!」
「いってぇー! 何すんだよ、ヒュウ兄!!」
「落ち着かないのが悪い。その前に落ち着きを取り戻せ」

ヒュウの言葉を聞き入れたのか、素直に落ち着かせてから深呼吸した。
やっとの思いで落ち着かせた後、キョウヘイは改まった姿勢で話し始める。

「昨日、バンさんを見かけたんです」
「昨日の夜か?」
「はい。その前に皆さんの自己紹介とかしてもらっていいですか?」

キョウヘイに言われて思い出したのか、信助たちを見やった。
確かにまだ自己紹介してないな。そう思った俺はみんなを見回しながら頷く。

「ああ、じゃあ雷門チームからだ」

俺の言葉を聞いたのか、信助・天馬・マサキ・太陽の4人組が前に出た。
信助が人懐っこく話しかけたのをきっかけに、4人の自己紹介が始まる。

「僕は西園信助! こちらこそよろしくね」
「俺は松風天馬、よろしく!」
「俺は狩屋マサキ。よろしく・・・・・・」
「僕は雨宮太陽、よろしく!」

雷門チームに続いて、青峰兄弟&黄瀬の自己紹介。

「俺は青峰太陽! よろしくな!!」
「俺、青峰大輝。太陽の弟だけど、よろしくな」
「俺は黄瀬涼太。青峰っち・・・・・つまり、大輝の同級生っス。よろしくっス」

7人の自己紹介が終わった時点で輝姫の自己紹介を始める。
輝姫はオドオドしながら、キョウヘイたちを見て話しかけた。

「は、初めまして! 私は・・・は、白炎輝姫です!! よろしくね!!」

彼女は恥ずかしがり屋なので、仕方がないのだろう。
輝姫の自己紹介が済ませた後はキョウヘイたちの自己紹介だ。

「俺はキョウヘイ! よろしくね!」

髪型は若干、寝癖っぽい感じになっている。モンスターボールのマークが入った赤いサンバイザーがトレードマークだ。
服装は上下にランニングウェアを着用。肩にスポーティーなバッグをしょっている。

「あたしはメイ! よろしくね!」

髪型はお団子ツインテールが特徴になっている。
最後はハリーセン頭が特徴になっている青年。いかにも熱血漢だ。

「俺はヒュウ、よろしくなッ!」
「ヒュウ兄は俺の幼馴染なんだ。仲良くしてくれよな!」

キョウヘイはヒュウと幼馴染であることを強調する。
メイとの関係は友人みたいなものだろう。

「まあ、隣に居るのは俺の兄貴だ」
「立向居直毅ってんだ。よろしくな」

酒の入ったボトルを開けて飲んでいる直毅。
運動した後は酒を飲むくらいになっているほど、良い気分になったのだろう。
その様子を見ていたキョウヘイが何か思い出したのか、すぐに叫んだ。

「あーっ!」

直毅の持っていた酒のボトルを見て思い出したのだろう。
何か気づいたことでもあるのか、直毅は首を傾げる。

「お、なんだァ・・・・・・キョウヘイ、俺のボトル見て叫んでよ」
「バンさんが酒を飲んでた時に使ってたアレ・・・・・でも、それと違うか」
「アレって、もしかして・・・・・・・」

俺はバンの好きな酒のことを思い出しながら考え込んだ。
確か、バンは缶ビールと焼酎を好んでいたような気がする。
居酒屋で飲む時は日本酒を飲んでいたような記憶があったのだ。

「缶ビールじゃなかったか?」
「そう、それですよ! 確か、そんな感じでした」
「だけど、何でバンを見つけたって言い切れるんだよ?」

俺は腕を組みながら、思わず首を傾げて見つめた。
キョウヘイたちのことだから、何か理由があるのだろうか。
それとも些細なことで気になったことでもあるのか、キョウヘイは顔を伏せた。

「でも、本当なんです! 俺たちの話を聞いてください」
「良いだろう、俺たちでよければ話を聞く」
「ありがとうございます。実は・・・・・・」

キョウヘイは改まった態度を示しながら、少しずつ語り始めた。
事の発端は昨日の夜に遡る。そこでとんでもないことが起きたというのだ。

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.71 )
日時: 2012/12/16 14:50
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

(ストーリーモード:キョウヘイ)

事の発端は昨夜に遡る。俺たちはそこで意外な人物と出くわすことになったのだ。
8時ちょうど、いつものように3人でLBXバトルして遊んだ帰り。
トキオシティのメインストリートから駅に向かう途中、微妙な物音を聞いた。

『ガタッ』

その物音を聞いた瞬間、ビクッと怯えながら振り返る。
何事もなかったかのように、シーンと静まり返った。何か微妙だと思わせる瞬間だ。

「どうした、キョウヘイ?」
「さっき、どこからか物音が聞こえてこなかったか?」

2人に問い詰めながら、首を傾げつつも質問する。
ヒュウとメイは顔を見合わせながら、無言で首を横に振った。

「聞こえてなかった・・・・・・・ってこと?」
「そうだ。でも、気のせいじゃないの?」
「うん、ヒュウさんの言うとおりだよ。そこで気づかれたとしてもおかしくないわけだよね」

メイはメインストリートの間にある裏道らしきところを指差しながら頷く。
しかし、気になったことがある。さっき、そこで聞いた微妙な物音・・・・・・どう見ても明らかに嫌な予感がする。

「嫌な予感がするんだよ・・・・・・・」

2人を見ながら、納得がいかないかのようにしつつも腕を組んだ。
とりあえず、裏道みたいなところに入って捜査しながら歩くしかない。

「じゃあ、あそこの裏道を通って行ってみようぜ」
「ちょっと待て、キョウヘイ!」
「なんだよ、ヒュウ兄?」
「あそこの裏道、裏通りに面してんだぞ」
「裏通りだろうが、裏道だろうが・・・・・・そんなことはどうでも良いだろォ! さっさと行くぞ」

ヒュウとメイを置いてけぼりにして、果敢に走り出しながら突き進む。
その様子を見た2人は顔をしかめながら、俺の後を追いかけた。

「待てって、キョウヘイ!」
「あたしたちを置いてけぼりにしないでよー!!」

慎重に裏道を突き進みながら、曲がりくねった道を歩いていく。
ある程度、進んだところでどうにかなるものではないが・・・・・・今回はLBXも持ってきているので、いつでも対応できるように準備するつもりでいたのだ。



メインストリートの間にある裏道を突き進んだ一番奥のあたりに古ぼけた廃墟ビルが突っ立っていた。
その前に見知らぬ少年がいることに気づき、声をかけようとする。

「あの・・・・・・」

声をかけようとしたその時、ヒュウが何かに気づいて叫ぶ。

「ちょっと待て、キョウヘイ。あいつ、何か変だ」
「・・・・・・え? 変って・・・・・・・」

少年の顔を見ると、虚ろな表情を表していることが伺えた。
しかも過去に何らかの関わりがあるということも有り得るのだ。
あれだけ暗い表情を表しているということは、何か理由が有りそうだと考える。

「確かに様子がおかしいな・・・・・・」
「だろ? 何か変だぞ」

ヒュウ兄と話しながら、その場に佇んでいたその時だった。
メイが少年を見て、何かに気づいて叫びながらも思い出して言った。

「あれ、あの子・・・・・・5年前に行方不明になったって言う、早間綺羅?」
「メイ知ってるの?」
「知ってるも何も・・・・・・テレビのニュース見てないの?」

メイは呆れながら、俺たちを見て思わず苦笑しつつも話してくれた。
彼は早間綺羅・・・・・・5年前、何者かによって誘拐されたというのだ。
その後はどこに行ったかも分からず、行方不明になっていたとされる。

「そのキラが目の前にいるなんて有り得ないよね」
「確かに虚ろな目つきをしているし、何かあったのかもしれないな」
「とりあえず、声をかけてみた方が手っ取り早くないか?」

目の前にいる少年・早間綺羅に声をかけようとしたその時。
彼は俺たちを見て気づいたのか、いきなりDキューブを展開させた。

「何のつもりだ、キラ」
「へぇ、俺の名前を知っているとはな・・・・・・・」

Dキューブのジオラマは地中海遺跡。そこでLBXバトルをするつもりなのだろう。
その様子を見て、顔を見合わせた俺たちはコクリと頷く。

「キョウヘイ君・・・」
「どうする、キョウヘイ?」
「こうなったら・・・・・・やるしかないな、俺たちのLBXで倒すぞ」

俺はCCMと愛用のLBXを出した。ここまで来たら、勝負するしかない。

「行くぞ、ブライト!」

イプシロンに近い青色のLBXを繰り出した。フレームタイプはナイトフレームだ。
右手に双刄クリムゾンエッジを構えながら突っ立っている。そのウェポンは槍系の武器で色は全体的に青だ。

「フェアリールージュ、行ってきて!」
「いけっ、暗黒騎士アキレス!」

メイはフェアリールージュ、ヒュウは暗黒騎士アキレスを繰り出した。
フェアリールージュのフレームタイプはストライダーフレームだ。つまり、フェアリーのピンク版である。
両手に冥刄コガラスマルというナックルを持ちながら構える。
アキレスはアキレスのブラックバーションと言っていいほど、フレームはナイトフレームになっていた。
左手にアキレスシールドという盾、右手にアキレスランスという武器を持っている。色はどちらも黒。

「とにかく、LBXバトルするしかないけど・・・・・・」
「言っておく、俺は怒るぜッ!」

メイとヒュウは顔をしかめながら、怒りを含めた表情を表していた。
2人の様子を見て納得したのか、俺はすぐにLBXバトルに挑むことにした。

「それじゃあ、行くぜ!」

その言葉が言い放ったのと同時にLBXバトルが開始された。
キョウヘイ&ヒュウ&メイVSキラ(早間 綺羅)とのLBXバトル対決はどうなるのか?

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.72 )
日時: 2012/12/16 14:53
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第22章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(中編)・・・LBXバトルで待ち受ける罠とは?

(ストーリーモード:キョウヘイ)

俺たちは昨夜の帰りに寄った裏道の一番奥にあった廃墟ビル前で早間綺羅と出会った。
そこでキラはDキューブを展開して、LBXバトルを申し込んできた。
キラはダークケートスを繰り出しながら、CCMを持ったまま佇んでいる。

「何のつもりだ、キラ」
「へぇ、俺の名前を知っているとはな・・・・・・・」

Dキューブのジオラマは地中海遺跡。そこでLBXバトルをするつもりなのだろう。
その様子を見て、顔を見合わせた俺たちはコクリと頷く。

「キョウヘイ君・・・」
「どうする、キョウヘイ?」
「こうなったら・・・・・・やるしかないな、俺たちのLBXで倒すぞ」

俺はCCMと愛用のLBXを出した。ここまで来たら、勝負するしかない。

「行くぞ、ブライト!」

イプシロンに近い青色のLBXを繰り出した。フレームタイプはナイトフレームだ。
右手に双刄クリムゾンエッジを構えながら突っ立っている。そのウェポンは槍系の武器で色は全体的に青だ。

「フェアリールージュ、行ってきて!」
「いけっ、暗黒騎士アキレス!」

メイはフェアリールージュ、ヒュウは暗黒騎士アキレスを繰り出した。
フェアリールージュのフレームタイプはストライダーフレームだ。つまり、フェアリーのピンク版である。
両手に冥刄コガラスマルというナックルを持ちながら構える。
アキレスはアキレスのブラックバーションと言っていいほど、フレームはナイトフレームになっていた。
左手にアキレスシールドという盾、右手にアキレスランスという武器を持っている。色はどちらも黒。

「とにかく、LBXバトルするしかないけど・・・・・・」
「言っておく、俺は怒るぜッ!」

メイとヒュウは顔をしかめながら、怒りを含めた表情を表していた。
2人の様子を見て納得したのか、俺はすぐにLBXバトルに挑むことにした。

「それじゃあ、行くぜ!」

その言葉が言い放ったのと同時にLBXバトルが開始された。



【バトルスタート!】

ブライトはグリムゾンエッジという槍を持ちながら、ダークケートスに向かって突っ込んだ。
すると、ダークケートスは素早く攻撃をかわした。まるで、身軽だということを感じさせない邪悪なオーラを纏っているかのようだ。

「くっ、かわしたか!」

顔をしかめながら見つめていたその時。ダークケートスの背後に回ったヒュウのLBX・暗黒騎士アキレスがアキレスランスを持ちながら叩き込んだ。

「よしっ!」
「ヒュウ兄、ナイス!」
「やってやらぁ、そこで叩き込むぞ!」

2人で叩き込もうかと意気込んでいたその時、キラは不気味な笑みを浮かべながら呟いた。

「それはどうかな・・・・・・ククク」
「何だと! やってみなきゃ分からないだろ!!」

ヒュウが言った瞬間、ダークケートスの猛追に追い込まれてしまう。
俺たちはすかさず、CCMを操作しながら猛追をかわそうとするが・・・・・・思ったよりもスピードが早く、翻弄されるかもしれないと言っていいほどになっていた。

「くそっ、そこまで追い込まれたら・・・・・・」
「しょうがねえ、あれをやるしかねーか!」
「それなら接近戦、あるいはそこに近づいて叩き込むしかないわ」

3人で話し合いながら頷いた瞬間、キラを見ながら睨みつけた。
とりあえず、やるだけのことはできるだけやってからにしようか。

「行くぞ、ブライト!」

ブライトはクリムゾンエッジを持ちながら、ダークケートスを追い詰めるようにして突っ込みながら殴りかける。
同時にヒュウが見計らった後にアキレスを使って操作していく。

「いけっ、アキレス!」

アキレスはアキレスランスを使いながら、果敢にダークケートスを追い詰めていく。
その様子を見て、攻撃するタイミングを取っていたメイはコクリと頷く。

「よし、一気に畳み掛けるわよ!」
「一か八かだな・・・・・・メイ、任せたぜ!」

そう言った後、メイを見て頷いた。
メイはフェアリールージュを操作しながら、ダークケートスに向かって言い放つ。

「必殺ファンクション!」

メイが言い放ったのと同時にフェアリールージュの必殺ファンクションが発動された。

【シャイニングクロー】

両手のコガラスマルにエネルギーを溜め、ダークケートスに向かって連打攻撃する。
その炎はダークケートスを燃やし尽くすに違いなかった。

「よし、いける!」

3人で勝利を確信したその時。キラは不気味な笑みを浮かべながら、ニヤリと笑った。

「それはどうかな?」
「何っ!?」

Dキューブのジオラマにいるダークケートスを見た。すると、煙から現れたダークケートスは盾で守っていたのだ。

「なっ・・・・・・」

その様子を見て驚く俺たちは目を見張った。
フェアリールージュの攻撃をかわした・・・・・・だと!?
いや、それは有り得ない。いくらなんでも倒すということが不可能になってしまうのではないか。

「くそっ・・・・・・」
「さぁ、こっちから反撃だ!」

ダークケートスを操りながら、果敢に猛追していく。
ついに追い込まれた俺たちも必死で対応する。その時、ヒュウのアキレスがダークケートスによって倒される。

「ああっ、アキレス!」

暗黒騎士アキレスはブレイクオーバーして倒れこんでしまった。
残るはブライトとフェアリールージュの2体。窮地に追い込まれた俺たちは顔を顰めた。

「くそっ、どうする?」
「あのLBX、何かヤバいよ・・・・・・・」
「ここまできたらやるしかねえだろ! 行くぞ、ブライト!!」

ブライトを使って、ダークケートスに向かって突っ込んだ。
しかし、素早いスピードでブライトを翻弄させる。その後にフェアリールージュの前まで追い詰める。

「ヤバい!」

フェアリールージュのところまで行こうとしたが、もう既に遅し。
ダークケートスは右手でフェアリールージュの首を掴んでいた。

「ちょっと離してよ! LBXを潰すつもりなの?」
「うるせえ! そんなのはどうだって良いんだよ!!」

キラは怒り狂ったかのような態度を示しながら、狂気に駆られたかのような表情を表した。
その様子を見て躊躇っていたその時、目の前に何かが現れた。

「うわっ!」

よく見てみると、白いLBXが目の前にいた。そのLBXはイカロス・ゼロ。
もしかして、あの人のLBXなのか?

「そこまでだ。LBXを潰すなんて良くないぜェ・・・・・・」

背後から現れた青年を見て驚きを隠せなかった。
目の前にいたのは、第3回アルテミスのチャンピオン・山野バンだった。

「えっ・・・・・・あなたって、まさか! アルテミスにいた山野バンさん!?」

クセ毛のある寝癖、それにイケメンなところを見ると紛れもなくバンさんだ。
顔が赤いところを見る限り、酒を飲んだのだろう。その証拠に酔っ払っている。
なぜ、彼が目の前にいるのか気になったが・・・・・・それは後で聞くことにした。

「その女の子のLBXを離せ。じゃないと・・・俺が叩き倒してやるよ?」
「ちっ・・・・・・・」

顔をしかめながら、キラはCCMを操作する。
ダークケートスはフェアリールージュを手放した。

「邪魔が入ったか・・・・・・」

LBXバトルを強制終了して、それぞれ自分のLBXを肩に乗せる。
キラは無言でDキューブを元に戻して、足早に立ち去っていった。彼を見送ったキョウヘイたちは溜息をついた。

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去(改) ( No.73 )
日時: 2012/12/16 14:56
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第23章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(後編)・・・バン、ただいま参上!!

(ストーリーモード:キョウヘイ)

俺たちはそこで出くわした山野バンと一緒にいた。
バンはそこに置いてあった缶ビールを取った後、それを煽って飲んだ。

「キョウヘイって言ったっけ。いつか会ったよな」
「バンさん、キタジマ模型店で見かけたことがあるんですか?」
「ああ。酒を飲む前に立ち寄ることが多いから、たまたま通りかかってさ」

バンはヒックと呻きながら、周りを見渡す。
俺たちを見回した後、溜息をついて言った。

「中学生がこんな時間までほっつき歩いてるんじゃないぞォー」
「ご、ごめんなさい。微妙な物音が聞こえたんで、気づいたら・・・」
「ふぅん・・・・・・それで、ここにやってきたのかぁー」

バンは訝しげに俺を見て、缶ビールを煽る。
そういえば、バンさんがやってきた理由を聞いてなかった。

「バンさん、何でここに来たんですか?」
「キョウヘイ、おまえが言ってたのと同じだよ。飲んだ帰り、駅までの道を歩いてたら・・・音が聞こえたんだ」

どうりでLBXバトルしてることが分かったのか。バンさんには敵わないな。
それにしても、あの早間綺羅という少年のことが気になる。

「キラっていうヤツのことが気になるな」
「そいつとは初めて会ったのか?」

バンさんの問いに無言で頷きながら、顔を見合わせた。
キラは何かしでかしそうな感じがしてならなかったから、嫌な予感がしたのを覚えている。

「はい、そうです」
「なるほどなぁ・・・・・・」

バンさんは缶ビールを煽って飲んだ後、空になったのを確認するとスーパーの袋に入れて閉まった。

「バンさん、助けてくれてありがとうございます」
「いいって。ここにいるのは危険だから、続きはメインストリートの方で聞くよ」

ザワザワとしてきた裏道の不気味さを感じさせない風が吹いてくる。
俺たちはバンさんと一緒に来た道を辿って、トキオシティのメインストリートに戻った。



場所は打って変わり、トキオシティのメインストリート。
やっとの思いで裏道を脱出した俺たちは申し訳なさそうにバンさんを見つめた。

「バンさん、すみませんでした」
「いや、そんなことは気にしなくていいからさ。そういえば、自己紹介してなかったな」

バンさんは苦笑しつつも、自己紹介しそびれたことを言って反省した。
それでも、俺たちはバンさんが目の前に現れたことが嬉しかった。

「俺は山野バン。よろしくな!」
「俺はキョウヘイって言います。よろしくお願いします!」
「俺はヒュウって言いますッ! よろしくッス!」
「あたしはメイ。よろしくお願いします!!」

お互いに自己紹介した後、バンさんは腕を組んだ。
何か考え込んでいたようにして見つめつつ、思い出しているようだ。

「早間綺羅・・・・・・どっかで聞いたな」
「バンさん、キラのこと知ってるんですか?」
「知ってるも何も・・・・・・これを見てくれ」

バンさんはポケットからあるものを取り出した。それは赤い布巾着・・・中に何か入っているのだろうか。
その中から取り出し、そこに現れたのは1枚のプリクラ。そこにはキラらしき少年と見知らぬ少女が写っていた。

「キラみたいですね。その隣にいるのは?」
「ああ、俺の妹だ。名前はリンって言うんだけど、会わなかったか?」

山野リンという少女の名前に聞き覚えがあった。
俺とメイは顔を見合わせながら、まさか・・・というような感じで顔を青ざめる。

「リンさんって、たまにキタジマ模型店に来たことのある人だ」
「えっ、知ってるのかぁー?」

バンさんは目を丸くしながら、リンの写真を見て驚いた。
どうやら兄弟だということが分かったので、その時のことを話すことにした。

「はい。リンさんと話したことがありますよ、何度か会ってるから」
「でも、最近になって・・・・・・見かけないからどうしたのかと思ってたんですよ」

俺とメイはバンさんに話しながら、リンが来ていないことを強調する。
ヒュウもリンのことは知っていたので、何かと気にかけていたのだろう。

「キョウヘイたちがリンと知り合いだったなんて思わなかったな」
「ええっ、どういうことですか?」

バンさんは俺たちと出会うまで知らなかったということになるのか。
あるいは、リンのことを知っている人物に会っておかないといけなかったのかもしれない。

「リンは・・・・・・誘拐されてしまったんだ」
「誘拐された!? それって、いったい・・・・・・」
「キラード団っていう謎の組織がリンの他に3人も捕まえて誘拐したんだ」
「じゃあ、バンさんはそいつらを追って捜査しているってことですか?」
「ああ、そういうことになるな。でも、ヤツらが何かしでかすかも分かったもんじゃない」

キラード団っていう謎の組織が気になる。でも、そんなことしたら・・・許せないと思う。
俺はバンさんを見て、ムカッと来たのか・・・顔を顰めて言い放つ。

「絶対に許せない! リンさんを攫うなんて・・・・・・俺が叩き倒す!!」
「キョウヘイ、その気持ちは嬉しいけど・・・・・・相手は組織だから、迂闊に手を出さないほうがいいと思うぞ」
「でもっ・・・・・・」

言いかけたのを見計らったのか、バンさんは俺の頭を優しく撫でた。
メイとヒュウは苦笑しながら、顔を見合わせる。

「俺たちも手伝いますよ!」
「その申し出は嬉しいけど、俺だけで十分だ」
「えっ・・・・・・バンさん、もしかして1人でやる気なんですか?」
「ああ、そうだけど? そこまで言ったら、あいつらに心配かけてしまうからな」

バンさんの言う、あいつらって・・・誰なのか分かった。
きっと、勇気さんたちのことを考えて気遣っているのだろうか。

「もしかして、勇気さんたちのことですか?」
「立向居のこと知ってんの?」
「はい。たまにサッカーしてるところに出くわすことが何度もあったので、友達になってます」
「なるほどなぁ・・・・・・ま、あいつらには心配かけたくないからな」

バンさんは腕時計を見ながら、こんな時間かと呟いた。

「こんな時間まで過ごしたのは久しぶりだな、そろそろ帰るか」
「あ、そうですね・・・・・・・」

気づけば、時間は11時ちょうど。
バンさんが送ってくれるというので、一緒に歩いて帰った。



そして、現在に戻る。その経緯を話し終えた俺は話のまとめを締めくくった。

「・・・というわけで、バンさんに会ったってことなんです」
「なるほどなぁ、どうりでバンのこと知っていたのか」

立向居勇気は腕を組みながら、思わず首を傾げる。
何があったのかというところまでは分からないが、リンのことを思い出していたようだ。
バンさんの様子を見て、少し納得するところがあったけど・・・何か気になった。

「何か気になるな・・・・・・」
「えっ、どういうことですか?」

勇気さんを見て驚きながら、首を傾げる。
すると、彼は顔を顰めながらも質問を投げかけた。

「話を聞いていて、気になったけど・・・・・・早間綺羅という少年は5年前の事件で行方不明になったという子だよね?」

キラのことが気になっていたのか、話を聞いていて引っかかったことがあるというのだ。

「何か引っかかるんだよ。あの少年、リンちゃんの知り合いとしか思えない」
「知り合いだと思ってたんですか? 実は俺たちも気になってて・・・・・・」
「うん。みんなでバンの家に乗り込みたいところだけど・・・・・・」

勇気さんが言いかけたその時、河川敷の上から聞き覚えのない声が聞こえた。

「立向居殿、お久しゅうございます」

その声を聞いて確信した勇気さんは上を見上げて驚く。
俺たちもその視線を追って、上を見上げた。すると、そこにいたのは2人の少女。

(この人たち・・・・・・いったい、誰なんだ?)

目の前に現れた、2人の少女の正体は?


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