複雑・ファジー小説

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Quiet Down!!
日時: 2011/06/25 15:16
名前: 水瀬 うらら (ID: 5iKNjYYF)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=form

皆さん、こんにちは。私、水瀬うらら(みなせうらら)と申します。
本日から不定期に小説を書かせて頂こうと思います。
この物語を書くきっかけになったのは、ずばり、小説を書くことを趣味の一環としていた私に、友人がリクエストをしてくれたからです。
いつかこの小説が、彼女に届く日が来ることを願います。
また、読者様からの感想やアドバイスなど、心よりお待ちにしております!

はちゃめちゃだったり、ぶっとんだ面も多々あるかと存じますが、
何卒、宜しくお願い致します!

Quiet Down!! お返事を書きました!→ベクトル様 ( No.95 )
日時: 2011/07/26 11:28
名前: 水瀬 うらら (ID: JNIclIHJ)

こんにちは!ベクトル様!

『面白い』!有り難うございます!

『良い性格』と言っていただけて、何よりです!
(蓮……君って、そういうキャラだったっけ?

はい!是非、いらして下さい!!
頑張ります!

第二十三話『異変を察する者。それは、副会長だった。』 ( No.96 )
日時: 2012/03/13 17:07
名前: 水瀬 うらら (ID: G0MTleJU)

 窓の外は七月だというのに雨が降っている。霧雨、と言うのが正しいだろうか。
 昨日のカレーはあの後大盛況だった。蓮の奴、おかわりまでしやがって。くっ我が家の経済が狂う。でも本当は、そんな影響を及ぼす一家団欒が楽しかったりする。
 また次回やれないかな……。
 俺の考えごとの中に、水野さんのあのリアクションに対する疑問は欠落していた。しばし自分の世界に浸る。

「あの燈兎さんが欠席するだなんて……」

「その悲しそうな顔は止めろ。お前は霧島さんのファンか」
「燈兎さんファンクラブの副会長です!」
「そんなのあったのか!」
 というか、会長は誰なんだ。問い詰めたくなったが、これ以上話を逸らすわけにもいかず、止む無く追及は止めにする。
「まぁ……でも遅刻ならともかく、欠席って珍しいよな」
 結局、そんなこんなで放課後になってしまった。普段の霧島さんなら、遅刻をしてでも欠席は阻止するとはずだけど。そう天井を見上げた。
「……あたし、ちょっと先、帰る」
「え?水野さ」
「じゃあね」
 水野さんは鞄を肩に引っ提げ、教室を後にした。蓮は眉根を寄せる。
「……オレも心配だから、ちょっくら……」
「俺はどうすれば?」
「帰ってな」
 蓮までも退場してしまった。一瞬、蓮の姿が水野さんのストーカーに視えた俺は立ち上がった。
「待て! 俺も行く!」
「やだね」
 蓮の声には少し笑いが混じっていた。
 昇降口へと駆けていく。以前、あの双子の兄妹がしていたように。

第二十四話『止まない、雨』 ( No.97 )
日時: 2011/07/26 11:47
名前: 水瀬 うらら (ID: JNIclIHJ)

 大粒の雨が滝のように、激しく降っている。道路には既に何箇所か、巨大な水たまり
が出現している。
 傘を差しているというのに、あまり意味がない。台風の前触れなのだろうか。
 俺がとある交差点まで、蓮と走っていると、
「くそっ……どこにいるんだよ。燈兎。」
 傘も差さず、全身、ずぶ濡れになりながら、手で水滴を拭っている、水野さんを見つけた。
「みっちょん!」
 蓮がゆっくりと水野さんに歩み寄る。
「……ん?宮城、なんでここに」
「俺らも、霧島さんを探していたんです」
 俺が、はっきりそう告げると、水野さんは、恥ずかしそうに、頭を掻いた。
「悪いね、シノっち」
「気にしな……」

 トゥルルルルル……

 水野さんの着ている制服のポケットから、電子音が響く。水野さんは顔色を変えて、すぐさま、携帯電話を取り出した。ボタンを押す。
「——はい、水野。——いないです、か。分かりました。迷惑をかけて、すみません。では」
 水野さんは携帯電話のディスプレイを閉じた。
「どうしたんですか?」
「あぁ……あたしの元いた中学校に電話してみたんだ。いない、ってさ。」
 水野さんは、溜め息をつく。俺は、どうしたらいいか分からなくて、自分の傘を差しだそうとした。が。
「もしかしたら、あそこにいるかもしれない!」
 水野さんは突如、横断歩道に向かって、走り出した。
「……約束したんだ!あたしは……あたしは……あいつと!」
「みっちょん!どこ行く気さ!」
 蓮とともに、後を追う。走るのに邪魔なので、俺は、走りながら、傘を閉じた。折り畳み傘にしておけば……と今更ながら思った。

「燈兎、ここにいたんだね」
「柚子……」
 霧島さんは驚いていた。紺の傘を差しているところを見るに、ずっとここにいたらしい。
「まさか、この学園の屋上にいるだなんて、思いもしなかったよ」
 水野さんは、「昇降口の靴まで、こっちに持ってきてたから、気づかないしね」と意味もなく、自身の肩についた、水滴を払った。
 そう、今、俺たちは、物月学園の屋上にいる。誰も、こんな土砂降りの日に、屋上へだなんて行きたがらないから、発見に時間がかかったのである。
 風の吹き荒れる、ここは、危険だ。直ぐに校内に入った方が身のためだろう。
 そう言おうとしたが、生憎、水野さんに静かに手で制された。
 霧島さんは、どんよりとした灰色の雲を、見つめていた。
「ねえ、柚子」
「……」
「あの日も、こんな感じだったよね」
「…………そうだな」
 水野さんは、片手で拳を作る。昨日、夕食のメニューがカレーライスだと知った時の水野さんを見つめていた、霧島さんのように。どこか、辛そうな顔で。そして、語り出す。
 ————雨はまだ、止みそうにない。

『Quiet Down!!』のコメディがお好きな読者様へ ( No.98 )
日時: 2011/07/26 12:15
名前: 水瀬 うらら (ID: JNIclIHJ)

こんにちは。読者の皆様。
いつも読みにいらして下さり、誠に有り難うございます。

では、本題に移りたいと思います。
実は、次回から、話の雰囲気が、シリアスver.に切り替わります。

『シリアスver.は苦手かも知れない。』
と感じた方は、
無理にお読みにならなくても、構いません。
あまり、本編に深く関わる、というストーリーでもないので。

以上です。クリックして下さり、有り難うございました!
これからも、どうぞ宜しくお願い致します!


追記

ですが、
『出来れば……読んでいただきたいな……。』
という想いも……。すみません。失言でした。

シリアスが苦手な方。私の場合、他の方よりも、比較的、軽めに執筆する予定です。
『シリアスを克服したい!』
という人がいらっしゃるのならば、試しに、二十五話をお読みになって下さい。

Re: Quiet Down!! ( No.99 )
日時: 2011/07/26 13:24
名前: コーダ (ID: uCV9N75p)

 どうも〜!私、コーダと申します!
 なんと!?これからシリアス展開に入っていくのですか!?私、シリアス大好きです(笑)
 小説を執筆していると、なぜか無意識にシリアスになっていく私ですので、全く問題ありません!
 むしろ、あのメンバーがシリアスになったらどうなってしまうのか!?という興味が……(笑)
 それでは、これからも執筆頑張ってください!応援しています!


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