二次創作小説（映像）※倉庫ログ
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- 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】
- 日時： 2018/07/26 17:13
- 名前： エボルト （ID: x40/.lqv）
某年某月某日。
『今日の日記は特に何も書くことはないのだが……些か困っている。
というのも、こうして何もない日常にありがたみを感じるのもまた人の性なのだが、むしろ自分は非日常の権化のような存在に囲まれ生活している。こんなにのほほんとしていていいのだろうか。
深海との戦いも終わりは見えないが、少し艦娘との暮らしにも目を向けていきたいと思う。』
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- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.79 )
- 日時： 2018/10/11 21:10
- 名前： エボルト （ID: s9PJfNZh）
【休息という名の】
提督「ふう……疲れた」
提督「上手くハマったみたいでよかった……久し振りだったからどうなることかと」
雷「司令官？ どうしたの？」ガチャ
提督「唐突だなおい……どうもしてないぞ」
雷「嘘。顔が疲れてるわよ。私の目は誤魔化せないんだから！」フフン
提督「……で、どうするつもりだ」
雷「こうするのよ！」
————
提督「あー……いい」
雷「でしょ？」モミモミ
提督「力足りるかなあとも思ったんだが……力加減がちょうどいい」
雷「それにしても、大分凝ってるんじゃない？」
提督「デスクワークだからな。あちこち凝るんだよ」
雷「こんなことしかできないけど……雷で一杯気持ちよくなってよね！」
提督「誤解を招くからその言い方はやめなさい」
————
提督「……馬乗りになられるのは初めてだ」
雷「だって、腰もやってあげなきゃと思って」モミモミ
提督「まあ、気持ちいいからいいんだが……」
雷「ふふ、でしょ？ 電も好きなのよ」
提督「電がか」
雷「そうよ。たまにやってあげてたら気に入っちゃったみたい」
提督「そいつは……まあ、納得だな」
雷「あ、司令官も気に入っちゃった？ 何なら毎日でもしてあげるわよ？」
提督「マッサージってそんな頻繁にするもんでもないだろう……」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.80 )
- 日時： 2018/10/12 22:28
- 名前： エボルト （ID: s9PJfNZh）
【憑依】
翔鶴「瑞鶴、起きて。朝よ」
瑞鶴「んー……翔鶴姉……」
翔鶴「はいこれ」スッ
瑞鶴「……何？ この服」
翔鶴「着てみてちょうだい？」
————
瑞鶴「翔鶴姉……これって……」
翔鶴「加賀さんがあなたにって」
瑞鶴「絶対翔鶴姉でしょ！ 狙ってるじゃんこれ！」
瑞鶴「深海鶴棲姫の服でしょうが！」
翔鶴「カツラもあったら完璧なんだけれど……」
瑞鶴「もういいよこれ以上は！ もー、悪ノリしすぎ！」
翔鶴「ごめんなさい……でも、そろそろ笑える程度になったかと思って」
瑞鶴「……」
翔鶴「いつまでも引きずってちゃいけないもの。笑い飛ばせるくらいがちょうどいいのよ」
瑞鶴「うーん、何か上手く言いくるめられてる気がする……」
翔鶴「それじゃ、提督にも見せに行きましょう？」
瑞鶴「やだよ！」
————
提督「よーし、お仕事お仕事」ガチャ
瑞鶴「……」ムスッ
提督「！？ 深海鶴棲姫……何だ瑞鶴か」
瑞鶴「何だって何さ……こんなの見せたくないのに」
提督「ふむ……不謹慎なことを言うようだが」
提督「案外似合ってないか？」
瑞鶴「……」
瑞鶴「……全機」
提督「あっ」
瑞鶴「全機爆装！ 目標、目の前の提督さん！ 地の果てまで追いかけて七面鳥にしちゃって！」ガシャッ
提督「おい翔鶴！ どこにいる翔鶴！ 瑞鶴を止めろ！ 翔……」
チュドォォォン
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.81 )
- 日時： 2018/10/13 20:29
- 名前： エボルト （ID: s9PJfNZh）
【格闘であります】
提督「なあ、あきつ丸」
あきつ丸「おや、提督殿。何でありますか？」
提督「陸軍は普段、どんな訓練をしてるんだ？」
あきつ丸「むむ、自分は陸軍とはいえ艦娘でありますから、その辺はあまり関知してないであります」
提督「そうか。体作りでもしてんのかね」
あきつ丸「体力が重要でありますからな。自分は格闘訓練程度ならやったでありますよ？」
提督「格闘か。陸軍は格闘強そうだよな」
あきつ丸「確かにそういう人も一定数いるでありますが、自分はそうでもないであります」
提督「なら、手合わせしてみようか？」
あきつ丸「提督殿は強いと伺ってるであります……自分でいいのなら」
————
ザワザワ
長門「私が一方的にやられたんだ……あきつ丸に敵うのか？」
陸奥「陸軍は未知数よ……」
提督「準備はいいか？」
あきつ丸「バッチリであります」コキッコキッ
響「……あれは謙遜してるだけだ、かなり強い」
電「でも、司令官さんもとっても強いのです」
提督「行くぞ」ヒュッ
あきつ丸「遅いでありますなぁ」パシッ
木曾「防いだ！ ……あのスピードを」
提督「中々、やるみたいだな」サッ
あきつ丸「いいや、自分などまだまだであります」ヒュッ
提督「危ねえ……っ」
鈴谷「あちゃー、提督が押されてるね」
熊野「まだ分かりませんわ」
提督「よっと」ササッ
長門「！ ……あれは投げの体勢か」
陸奥「あれは初見では難しいわね」
あきつ丸「うんっ！？」バシィッ
提督「ふう……ちょっと慌てたぞ」
あきつ丸「これが噂に聞く提督殿の投げでありますな……なるほど、確かに速い……見切れなかったであります」ムクリ
提督「再戦するか？」
あきつ丸「……上等であります」
————
提督「そらっ」ヒュッ
あきつ丸「今度はこっちの番であります」サッ
あきつ丸「喰らうであります！」ガキッ
提督「っ！？ 関節技か……！」
あきつ丸「これで動けないであります！」
天龍「決まったか……」
龍田「提督〜、もうちょっといけない〜？」
提督「……関節技っ」ガシッ
提督「程度でっ」サッ
提督「捕らえたと」ササッ
提督「思うなぁ！」バシィッ
あきつ丸「ふぐっ！？」
提督「ふう……これでも一応それなりの立場なんでね、万が一のために拘束抜けを覚えていてよかったよ」
あきつ丸「はあ……完敗であります」
提督「陸軍、中々強いじゃないか」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.82 )
- 日時： 2018/10/14 22:19
- 名前： エボルト （ID: s9PJfNZh）
【超兵器】
ドォォォン
提督「！？」ガタッ
提督「何だ今の音！？ 工廠か！？」
提督「明石か！」ダッ
————
明石「できました提督！」
提督「何が起きたか説明しろ」
明石「できたんですよ、新兵器が！」
提督「新兵器……？」
明石「これです！」ガション
提督「……おい、それって」
明石「波動ほ……」
提督「待て！ それ以上言うな……」
明石「とにかく、これを使えばどんな相手でもイチコロです！」
提督「味方もイチコロだよ」
————
明石「というわけで実射です！」ワクワク
提督「演習場でやらせるわけにもいかないので、周辺海域で」
明石「対閃光ゴーグルはしましたか？」
提督「したよ」
明石「エネルギー充填！ 20%、40%、60%……」
提督「本当に大丈夫なのか、これ……」
明石「80%……100%！ 安全装置解除！」
明石「発射ぁ！」
ズドォォォォォン
提督「うおっ」
————
明石「あちゃー、衝撃に耐えられず壊れちゃいましたね」
提督「むしろそんなのホイホイ使わないでくれよ。もし鎮守府の方角にでも撃ったらどうなる」
明石「それもそうですねー……あ、いっそのことこれを搭載するための艦を」
提督「やめて」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.83 )
- 日時： 2018/10/15 19:39
- 名前： エボルト （ID: s9PJfNZh）
【耳かき】
雷「……」コクッコクッ
提督「……雷？」
雷「はっ！ ……寝てない、寝てないわよ！」
提督「寝てただろ……疲れてんじゃないのか？ ここの所遠征続きだったし、そろそろいい時間だしな」
雷「そんなことないわ！ 司令官こそどうなの？」
提督「俺のことはいい……雷、こっちこい」
————
雷「何で私に膝枕なのかしら？ 私はする方がいいわ！」
提督「そう言うな。疲れてるんだから大人しくしてろ。それとこの前の礼だ」
雷「むぅ……」
提督「まあいいだろ、たまには。ついでに耳かきしてやるよ」
雷「できるの、司令官？」
提督「それくらいはできるさ」
雷「ふーん……じゃあ、たまにはお願いしてもいいかしら……？」
提督「どんとこい」
————
提督「……」カリッカリッ
雷「んん……」
提督「……」カリッ
雷「んぅっ」ピクン
提督「動くなよ。危ないぞ」
雷「だ、だって……」
提督「まあ気持ちは分からんでもない」カリッカリッ
雷「……気持ちいいわ、司令官……」
提督「そいつはよかった」カリッ
雷「ん……くぅ……」
————
提督「次、反対側……おい、雷？」
雷「……」スースー
提督「寝たか……可愛い奴め」ナデナデ
雷「ふふ……」
————
電「み、見ちゃったのです……」
暁「……今度私もやってもらおうかしら……」
響「ハラショー」
————
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