二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】
- 日時: 2018/07/26 17:13
- 名前: エボルト (ID: x40/.lqv)
某年某月某日。
『今日の日記は特に何も書くことはないのだが……些か困っている。
というのも、こうして何もない日常にありがたみを感じるのもまた人の性なのだが、むしろ自分は非日常の権化のような存在に囲まれ生活している。こんなにのほほんとしていていいのだろうか。
深海との戦いも終わりは見えないが、少し艦娘との暮らしにも目を向けていきたいと思う。』
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- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.114 )
- 日時: 2018/11/29 22:28
- 名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)
【何で私が】
提督「ビスマルクが飯を作らない?」
プリンツ「はい。ビスマルク姉様の性格上仕方ないんですが……」
プリンツ「このままずっとご飯を作らなかったら、お嫁に行った時に困ります!」
提督「どんな想定だよ」
提督「しかしまあ、そこまで言うなら手を貸してやらんでもない。ビスマルクを呼んできてくれ」
プリンツ「Danke! 呼んできます!」
————
ビスマルク「Guten tag. どうしたのかしら、わざわざ私を呼んで?」
提督「突然だがビスマルク、俺に飯を作ってくれないか?」
ビスマルク「本当に突然ね。どうしてよ」
提督「嫌か?」
ビスマルク「そうではないけれどそうとも言えるわ」
提督「……何で?」
ビスマルク「だって、何で私が作らなきゃいけないの? 私は戦艦ビスマルクよ?」キョトン
提督「……」
プリンツ「……」
プリンツ「ビスマルク姉様らしいといえば、らしいですね……」
提督「ほう、じゃあ」
ビスマルク「?」
提督「その『戦艦ビスマルク』とやらが、まさか料理の一つ作れないなんてことも、無いんだろうな?」
ビスマルク「ふっ……これが『イッポン取られた』ってやつかしら、中々の度胸してるじゃない。いいわよ、特別に腕を揮ってあげるわ」
プリンツ「Admiral……」ジーン
————
ビスマルク「出来たわよ、熱い内に召し上がれ」コトッ
提督「これは……カリーヴルスト、だったか」
ビスマルク「あら、詳しいのね」
提督「詳しいも何も、レーベもマックスもグラーフも、プリンツだって作れるからな。知ってるのは当然だと思うが」
ビスマルク「なら話は早いわね。心して食べるといいわ」
提督「……それはどういう……」
プリンツ「美味しい! 美味しいです!」モグモグ
提督「!?」
プリンツ「流石ビスマルク姉様! 一番上手いですよ!」
提督「……なるほどな。つまり、他とは比べ物にならないレベルって感じか?」
ビスマルク「その言い方は他の娘が可哀想よ。私はあくまで基本の作り方だけど、隠し味だの付け合わせだの、人によって作り方や味は変わるもの」
提督「ふっ……それじゃあ、いただこうかな」パクッ
————
間宮「あっ、ビスマルクさん!」
ビスマルク「ん……マミヤ。どうかした?」
間宮「いえ、提督からビスマルクさんのお料理のことを聞きまして」
間宮「よろしければ是非私にも、教えていただけませんか?」
ビスマルク「……いいわ。美味しいものは共有しないとね」
————
提督「あれでやっぱりちゃんとしてる所もあるんだよなあ」
プリンツ「そこがビスマルク姉様のいい所ですよ!」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.115 )
- 日時: 2018/12/02 20:36
- 名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)
【もっと私に頼っていいんだからね!】
雷「司令官! お昼よ!」ガチャ
提督「飯ならもう食ったぞ」
雷「えっと、そうじゃなくて」
提督「では何だ? 今日は仕事もあんまり無いぞ」
雷「そうじゃなくて……」
提督「……その手に持ってるのは? まさか」
雷「よくぞ聞いてくれました! 耳かきよ!」
提督「……ああ、俺がしたことはあってもお前がしたことは無かったな」
雷「そういうことよ! 仕事が無いなら尚更都合がいいし、早速始めるわよ!」
提督「また急展開だが……まあ、任せるとしよう」
雷「これでも結構上手いんだから! 期待するといいわ!」
————
雷「はい、おいで」ポンポン
提督「……いいの? 膝枕って絵面的にやばくない?」
雷「はいはい、細かいことは気にしないの」グイッ
提督「おわ、ちょ」ポスン
雷「さあ、始めるわよ」モミモミ
提督「マッサージからか、分かってるな」
雷「耳には沢山ツボがあるから、しっかり揉んであげるといいのよ」モミモミ
雷「気持ちいい?」
提督「ああ。雷の手、温かいな」
雷「もう、いきなり何? 照れるじゃない」
————
雷「それじゃあ、中に入れてくわよ」ススス
雷「んーと……司令官、自分にするのはあんまり多くないのかしら?」
提督「まあ、気付けばやってないってのが実情だな」
雷「いいのよ。そっちの方が私もやりがいがあるわ!」カリッ
雷「手前はそうでもないけど……奥の方は結構あるわね」カリッカリッ
提督「上手いな」
雷「言ったでしょ? 期待してって」
提督「期待以上だ」
雷「嬉しいわ」カリッ
雷「んっ、これね」コツッコツッ
提督「いけるか?」
雷「任せて。でも動かないでね……よいしょ」パリッ
雷「んー……」パリパリ
雷「はいっ」パリリッ
提督「おっ、いったか」
雷「ふー、いいのが取れたわ」
————
雷「はい、それじゃ反対側ね」
提督「おう、じゃあ場所を……」ムク
雷「待って! そんなことしなくていいわ!」
雷「その場で転がればいいじゃない」
提督「……そうか。じゃあお言葉に甘えて」ゴロン
雷「そうそう、それでいいのよ。じゃあ始めるわ」カリッ
提督「……」
雷「んー……お腹に顔が向いてると少し変な感じね……」カリッ
提督「……」
雷「……司令官?」
提督「ん、何だ?」
雷「もしかして眠いの?」
提督「いや、そういう訳では無いんだが……」
雷「そう……眠たくなくても、司令官がリラックスするためにこうしてるんだから、遠慮しなくていいんだからね?」ナデナデ
提督「ああ……ありがとう」
————
雷「……っていうことがあったの」
電「羨ましいのです」
暁「わ、私だって耳かきくらいできるわ!」
響「暁は何に対して張り合ってるんだい……?」
雷「ふふ……司令官の幸せは私の幸せなんだから。もっと私を頼ってくれちゃっていいんだから!」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.116 )
- 日時: 2018/12/05 23:22
- 名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)
【夢枕】
曙「はー……寒っむ」
提督「大丈夫か、曙」ファサッ
曙「クソ提督……毛布?」
提督「全く、冷えてきたんだから寒いなら言え。俺の曙が風邪でも引いたらどうする」
曙「……アンタのものになった覚えは……」
曙「……っ」
提督「?」
曙「ね、ねえクソ提督」
曙「私っ」
————
曙「……疲れてんのかな」パチッ
曙「はー全く……夢の中ってのは荒唐無稽だから困るわ」
曙「でも……」ギュッ
漣「何の夢を見ていたのですかな〜?」ノゾキ
曙「うっさい蹴っ飛ばすわよ」
漣「おー怖っ」モゾモゾ
曙「……何で入ってくんのよ、動きだけは無駄に器用ね」
漣「そりゃーまあ、一体どんだけぼのやんと一緒にいると思ってんの?」
曙「それは関係無くない?」
漣「ふむ、今宵のぼのやんは手応えが無いね」
曙「うっさいわよ、あとぼのやんはやめなさい」
漣「……どーせご主人様のことなんでしょ?」ニヤニヤ
曙「……だから何だってのよ」
漣「正直、いつまでもアプローチしないぼのやんに飽き飽きでして」
曙「……それ、知ってて言ってるの?」
漣「知ってて? 何を?」
曙「アイツは鈍感な訳じゃない。アイツに好意を寄せてる艦娘だって絶対いるはず」
漣「ふむふむ」
曙「でもね、アイツは『平等』なの」
漣「あー……何となく分かりみ……」
曙「一番近い認識は多分『家族』なんじゃないかと思うわ」
漣「つまり、ご主人様は皆のことを家族みたいに捉えてるから、アプローチしても意味が無いと」
曙「いつから私がアイツのこと好きな前提なのよ」
漣「変な所で素直じゃないんだから。認めちゃってもいいんじゃない?」
曙「多分、ずっと認めないわね」
漣「ほう」
曙「そう……私がどう思ってようと、アイツにとって私は曙で、家族なんだと思う。だから、いいの」
曙「ああやって、夢の中で、一緒に過ごせるだけでも」
漣「……さりげなく夢の内容暴露してるけど、それおkなの?」
曙「……きっと深夜テンションってやつよ。早く寝なさい」
漣「ほいほーい」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.117 )
- 日時: 2018/12/09 20:13
- 名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)
【流行りのアレ】
北上「提督ー」ガチャ
提督「北上か……珍しいな、どうした?」
北上「スマ〇ラやろ」
提督「おう……え?」
北上「こんな寒い日にはおこたでスマブ〇に限るよねー」ウンウン
提督「……」
北上「おっけー、じゃ持ってくるねー」ガチャ
提督「……ま、いいか」
————
北上「提督持ちキャラ何ー?」
提督「俺か? マリオだな、他にもいるけど」
北上「おー、マリオ使いって何か強そうだねー。あたしはカービィかな」
提督「お前はフィットレとか使いそうだと思ってた」
北上「フィットレは球磨姉だわ」
提督「まじで!?」
————
望月「あー……キャラ解放まじだりぃんだけど」カチャカチャ
文月「司令官ス〇ブラやってたよ〜」
望月「まじ? 気分転換に行こうかなー」
望月「司令官強いかなー」
————
提督「よっと」
北上「やらしーポンプの使い方するねー」
提督「お前のハンマー怖いからな」
北上「お、じゃあ近付いちゃいましょうかねー」
提督「迂闊だな、投げるぞ」
北上「あ、ちょ」
提督「空中! ほらメテオ!」ドーン
北上「うええ……強くね?」
提督「マリオも持ちキャラとは言え使いこなせる訳ではないんだよなあ」
————
望月「おいーっす。司令官、〇マブラやろー」ガチャ
提督「お、今度は望月か。いいぞ」
北上「やろやろー」
望月「北上さんもか……多い方がいいよね」
望月「じゃ、手加減無しで頼むよ」
提督「言ったな? じゃあ俺はベヨネッタ……」
北上「……流石に大人気なくない?」
提督「ファルコンで行きます」
北上「そうそう、大人しくランチ食ってりゃいいの。あたしは変わらずカービィね」
望月「あたしロボットー」
————
提督「ねえお前ら徒党組んでない?」
北上「何のことかなー」
望月「気のせいじゃねーの?」
提督「望月のビームが絶妙に北上に当たらずに俺に当たってるんだけど?」
北上「シールド張ればいいじゃん」
提督「張ったよ、お前に投げられたよ」
提督「全く……あんまり大人を舐めるなよ」
北上「望月! 溜め解除して!」
望月「うぇっ?」
提督「ファルコン!」
望月「やばっ……」
提督「パァァァンチ!」ドーン
北上「あー、一緒に言う人なのね」
————
大井「あの、北上さんがボコボコにされたと聞いたんですが」ガチャ
提督「部屋から出てねえのに何で知ってんだよ」
大井「それはどうでもいいです、私が北上さんの仇を取ってみせます」
提督「ほう、とあらば俺も手加減はしな……」
大井「そうですか」ベヨネタァ
提督「……タイマン?」
大井「もちろん」
提督「……そうか」ムラビトォ
————
大井「ほらほらどうしたんですか提督! 手も足も出ていませんよ!?」
提督「くっ……ああ、確かにベヨネッタは強い……だがな」
提督「強いのはあくまでベヨネッタだ。使う奴によっては勝てるんだよ」
大井「何ですって?」
提督「こういうことさ」サクッサクッ
大井「っ!? むらびとの落とし穴!?」
提督「喰らえ! 横スマァ!」ドーン
大井「そんな……私が……」
————
望月「司令官ー」
提督「何だ?」
望月「司令官とスマ〇ラしたいっての、一杯来てるよ」
提督「……いいだろう、こういう日があっても」
提督「楽しくなってきたよ」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.118 )
- 日時: 2018/12/13 21:46
- 名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)
【ボッコボコにしてやんよ】
天龍「オラァ! 提督!」バン
提督「お、天龍か」
天龍「聞いたぜ! 俺と勝負しろ!」
提督「タイマンか?」
天龍「いや、龍田もいるぜ」
龍田「天龍ちゃんがやりたいって言うから〜」
提督「構わん。まとめてかかってこい」
天龍「へっ、今に泣かしてやるぜ!」
————
提督「天龍はマルスか」
天龍「おう。ふふ、俺のマーベラスコンビネーションが怖いか」
龍田「あら、提督はアイクなのね〜」
提督「せっかく天龍がマルスだからな。ここは乗らねえと」
龍田「私はピカチュウで〜」
天龍「流すなよ……」
————
天龍「オラァ! オラオラオラ!」
提督「お前さっきからそれしか言ってなくない?」
天龍「うるせえ! 龍田!」
龍田「はいは〜い」
提督「投げから下Bか……ピカチュウを熟知しているな」
提督「だが遅い。着地待ちで噴火だ」
龍田「あっ」
天龍「龍田!」
提督「お前はダメージ受けすぎ。ほい上スマ」ドーン
天龍「ああっ!?」
天龍「一人で10体はまだ遠いのか……」
————
赤城「楽しそうですね」
加賀「流石に気分が高揚します」
赤城「私達が勝ったら……そうですね、間宮券お願いします!」
提督「君達には失望したよ」
————
赤城「では私はピット君で」
提督「弓繋がりか?」
加賀「そう言うのなら、私はリンクで行くわ」
提督「む、俺もここで負ける訳にはいかねえんだ……よし、俺はスネークだ」
————
加賀「……ニキータが鬱陶しいわ」
赤城「無防備です! 寄って吹っ飛ばし……」
提督「そこC4置いてあるからな」ドーン
赤城「そんな!」
加賀「よくも赤城さんを……」ギリッ
加賀「投げで……あっ、フックショットじゃない……?」
提督「ほいRPG」ドーン
————
時雨「やあ、面白そうだね」
夕立「あたし達もやるっぽい!」
提督「よし、受けて立とうじゃないか」
————
提督「てか、やったことあるのか?」
時雨「もちろんさ。ほとんど皆やったことあるんじゃないかな」
夕立「面白いっぽい」
時雨「でも、他の皆みたいにそんなに強くはないけどね。提督が強いっていうのは聞いてるよ」
提督「俺も子供の頃からやってるからな……」
時雨「むらびとでベヨネッタ倒すとか聞いたことないけどね」
提督「俺はルカリオにするか」
時雨「ふうん、じゃあ僕はゲッコウガかな」
夕立「夕立メタナイトにするっぽい!」
————
提督「そらっ」
時雨「甘いね」
提督「そうか、ゲッコウガだから下Bでカウンターだな……」
夕立「浮いたら夕立が行くっぽい!」
提督「痛い痛い」
提督「だが……ありがとよ」
時雨「いきなりどうしたんだい?」
提督「そろそろダメージが溜まってくる頃合いだからな。ルカリオの真価はここからさ」
時雨「……! なるほどね」
夕立「どういうことっぽい?」
時雨「なるべく早く倒すよ」
夕立「わ、分かったっぽい!」
提督「お返しだ! かげぶんしん!」ドーン
夕立「ぽい!?」
時雨「やっぱり威力が段違いになるね……でも、そろそろ終わりだよ」
提督「横Bだな、見えてるぞ」
時雨「もう遅いよ!」
提督「遅いのはお前だ!」サッ
時雨「避けた!?」
提督「喰らえ! 溜めておいたはどうだん!」ドーン
————
時雨「強いね……」
提督「まあ、ゲーム好きだからな」
時雨「意外だね……ん、いや、そうでもないね」
時雨「何だか、そんな顔をしているよ」
提督「好きな物は分かっちまうんだよ」
————
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