二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】
- 日時: 2018/07/26 17:13
- 名前: エボルト (ID: x40/.lqv)
某年某月某日。
『今日の日記は特に何も書くことはないのだが……些か困っている。
というのも、こうして何もない日常にありがたみを感じるのもまた人の性なのだが、むしろ自分は非日常の権化のような存在に囲まれ生活している。こんなにのほほんとしていていいのだろうか。
深海との戦いも終わりは見えないが、少し艦娘との暮らしにも目を向けていきたいと思う。』
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- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.14 )
- 日時: 2018/08/06 16:50
- 名前: 洋輝 (ID: a0p/ia.h)
初めまして、洋輝という者です。
エボルトさんの小説は読んで、とても分かりやすいですし、面白いです。
もし、時間があれば予想クイズのご参加をお願いします!
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.15 )
- 日時: 2018/08/06 17:52
- 名前: エボルト (ID: x40/.lqv)
>>14
洋輝様
感想ありがとうございます。励みになります。
そちらの作品に参加させていただきました。面白そうです。
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.16 )
- 日時: 2018/08/06 18:49
- 名前: エボルト (ID: x40/.lqv)
【天龍幼稚園】
天龍「よーしチビ共、遠征の準備は出来たかー?」
龍田「何かあったら今の内に言ってね〜」
暁「大丈夫よ! 子供扱いしないでよね!」
響「天龍さんは心配性だね」
雷「あなた達、私に頼ってもいいのよ?」
電「旗艦は天龍さんなのです……」
龍田「……大丈夫そうね〜」
天龍「言いたい放題じゃねえか……うし、出撃するぞ!」
提督『気を付けてな』ザザッ
天龍「分かってらい」
————
雷「一杯資源取れたわ!」
響「ハラショー」
電「司令官さん、きっと喜ぶのです」
暁「また撫でてもらおうかしら……」ボソッ
龍田「ねえ天龍ちゃん?」
天龍「あん? 何だよ龍田」
龍田「まるで遠足みたいね〜」
天龍「なっ……今に始まったことでもねえだろ?」
龍田「いいえ〜。阿武隈ちゃんとかだとこうはならないかもよ〜?」
天龍「……確かに、な」
————
阿武隈「ぶぇっくしょい!」
鬼怒「風邪?」
阿武隈「うーん……あたし的に全然OKじゃない感じがする……」
————
龍田「提督も言ってたわよ〜。まるで引率の先生みたいだって〜」
天龍「提督……そんな事を……」
龍田「まあいいわ〜。資源も回収したことだし、早く帰りましょ〜?」
天龍「そうだな……ったく、あいつ……」
————
天龍「……?」
龍田「……天龍ちゃん、何か見えたの?」
天龍「全員止まれ」ピタッ
暁「な、何よ?」
雷「鎮守府までもうすぐよ?」
電「でも、ここで止まったってことは……」
響「敵だね」
龍田「……天龍ちゃん、何が見える?」
天龍「見た感じ巡洋艦隊だな。重巡リ級に雷巡チ級……遠征帰りにゃちとキツいな」
龍田「……提督。提督」
提督『どうした、龍田か』ザザッ
龍田「今遠征帰りなんだけれど……近海に敵艦隊を発見したわ」
提督『敵艦隊? 構成は?』
龍田「暗くなってきたから詳しくは分からないわ……天龍ちゃんによると巡洋艦隊らしいわ」
提督『そうか……よし、遠征隊は敵艦隊に見つからないようにしつつ、大回りで帰投しろ。その艦隊はこちらから殲滅隊を送る』
龍田「了解よ」プツッ
龍田「……聞いてたでしょ、天龍ちゃん?」
天龍「ああ。よし、相手の後尾から回り込んで帰投するぞ」
電「で、でも……」
天龍「どうした? 何かあるのか?」
響「……後尾、ちょうど小島があるよ。近付きすぎると座礁する」
天龍「何だって!? ……くそっ、前を通るしか無い訳か」
龍田「前を通ると確実に見つかるわ。これ以上鎮守府に近付ける訳にもいかないし……」
天龍「だからってこのまま放っておいたら俺達はここで通行止めだ。もう大分暗いから、提督も援護に空母は使えない」
天龍「しかもここにいたらいずれ見つかる。そうなりゃ資源もパァだ」
龍田「……じゃあ正面突破するとして、誰が殿をするの?」
天龍「……それは、俺の仕事だ」
龍田「……そう」
天龍「……ああ。だから龍田は、チビ共を守って鎮守府まで行ってくれ。俺が注意を引く」
龍田「無事に戻ってきてね?」
天龍「約束する」
天龍「……おい、暁!」
暁「ぴゃっ!? 何?」
天龍「お前、探照灯持ってたよな? 少し貸してくれ」
暁「え……? い、いいけど……」カチャッ
天龍「ありがとな」
天龍「ほら龍田。行け」
龍田「……分かったわ。気を付けてね」
————
リ級「前方、敵艦隊……」
チ級「ドウシマスカ?」
リ級「モチロン、攻撃ヲ……ン?」
チ級「左舷ヨリ探照灯!」
天龍「行かせるかよっ!」
リ級「軽巡ゴトキガ……ヤレッ!」
チ級「ハッ!」バシュッ
天龍「魚雷か……甘えよ!」サッ
チ級「避ケラレタ!?」
リ級「コノ暗イ中、避ケルトハ……ヤルナ」
リ級「ナラ、コノ砲撃ハドウダ!? 行クゾ!」ドォンッ
チ級「当タレ!」ドォンッ
天龍「んおっ……あっぶねえ」
リ級「チッ、夾叉カ……」
チ級「魚雷次発装填、完了デス」
リ級「今ダ。撃テ」
チ級「ハッ!」バシュッ
天龍「まずい、さっきの衝撃で……」
天龍「くっ!」ドォォォン
リ級「直前二何トカ避ケタカ……」
チ級「シカシ、動キニ疲レガ見エテキマシタ」
リ級「アア。ドウヤラドコカカラ帰ッテキタラシイ。コノママ仕留メ……!?」ドォォォン
チ級「右舷ヨリ砲撃!」
リ級「マサカ、増援カ!?」
那智「待たせたな」
球磨「一人でとんだ無理するクマ」
木曾「案外無事じゃないか」
提督『大丈夫か天龍。龍田から色々聞いた』ザザッ
天龍「おお……着いたのか」
提督『お前のお陰でな。後は援護に任せておけ』
那智「ふっ、逃がすものか」ドォンッ
球磨「舐めるなクマー! 木曾、魚雷撃つクマ!」ドォンッ
木曾「はいよ!」バシュッ
リ級「クソッ……覚エテ……イロ……」
チ級「雷巡ノ私ガ……魚雷二……」
————
那智「提督、帰投したぞ。天龍も一緒だ」
提督「おお……天龍! よく無事だったな!」
天龍「まあ、俺だからな」フフン
球磨「でも結構防戦だったクマ」
天龍「余計なこと言うんじゃねえ!」
木曾「だが本当に一人で立ち向かうとはな。これが男気か」
天龍「俺艦娘なのに……」
提督「……もう天龍幼稚園とは呼べないな」
天龍「ん? そんなこと言ってたのか?」
提督「あ……いやそれはだな」
天龍「俺のいない所で好き勝手言いやがって……」
提督「ほ、ほら龍田が心配してるぞ天龍」
天龍「それは後だ! とりあえず殴らせろ!」ダッ
天龍「俺を何だと思ってんだあああ!!」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.17 )
- 日時: 2018/08/07 19:31
- 名前: エボルト (ID: x40/.lqv)
【敵艦との殴り合い】
長門「敵艦との殴り合いなら任せておけ」
提督「……毎度思うけどさ、それって本当に殴ってる訳じゃないよね?」
長門「む、興味があるのか? 試してみるか? 格闘ならば自信があるぞ」
提督「やだよ痛そうだし」
長門「それでも一提督か。私は駆逐艦を守るため日々鍛練を……」
提督「今とんでもないこと聞こえたぞ。戦艦が駆逐艦守ってどうすんだ」
長門「物理的な意味ではないぞ。安心感だとかそういった面での話だ」
提督「ビッグセブンって大変なんだな」
長門「そうとも。このビッグセブンの格闘、とくと味わえ」
提督「え、何でやる流れになってんの?」
————
ザワザワ
夕立「素敵なパーティーが始まるっぽい?」
時雨「多分夕立の想像してるものとは大分違うんじゃないかな」
球磨「提督も無茶するクマ。長門と取組なんてするもんじゃないクマ」
陸奥「提督……長門は強いわよ?」
提督「知ってる」
長門「覚悟はいいか? 提督」
提督「ああ。早くしろ」
長門「大した余裕だな。ビッグセブンの力、見せてやろう!」ダッ
提督「……」スッ
長門「!?」バキィッ
睦月「な、何が起こったにゃし!?」
吹雪「一連の動作は見えなかったけど……長門さんが飛びかかった瞬間に司令官が長門さんを床に投げ飛ばしたね」
睦月「痛そうにゃしぃ……」
長門「ぐ……やるじゃないか提督。隠してたのか?」
提督「機会が無かったんでな」
長門「ふん……今は不覚を取ったが……次はどうだ!?」ヒュン
提督「っ……」パシッ
長門「ほらほらほら!」ヒュンヒュンヒュン
提督「……」パシパシパシ
長門「どうした提督! この長門に防戦いっぽっ!?」バキィッ
長門「ぐおお……またか……」
陸奥「長門があそこまで……提督、どんな体勢や状況からでも瞬時に投げてくる……」
提督「これでも提督だからな。刺客とかの対策さ。尤も、艦娘には極力使わないけどな」
提督「しかも今日は何だか調子がいいんでね。普段はこうもいかないかもしれないな」コキッコキッ
長門「ふふふ……面白いな」
提督「多分今ならタイマンじゃ俺には勝てんぞ」
長門「なるほど。敵は身近にいるとは本当のことだったか」
提督「だろう? これに懲りたら……」
長門「……川内っ!」
川内「はーい!」シュタッ
提督「む!? ニンジャ!」
川内「提督に勝ったら夜戦させてくれるって長門さんが!」ヒュッ
提督「長門ワレェ!」パシッ
川内「私は長門さんより速いよ! どうかなっ!」
提督「ちっ……あんまりやりたくなかったが……」
川内「どうしたのどうしたの!?」
提督「ミゾオチ・ゴーメン!」ゴスッ
川内「わ……ワザマエ……!」バタッ
神通「ご迷惑をおかけしました……」ズルズル
陸奥「ほら長門も行くよ」
長門「ま、待て! 私は駆逐艦の前で格好いい演出をだな!」
陸奥「はいはい、川内ちゃん使ってる時点で帳消しよ」
提督「じゃ。陸奥、後は頼んだ」
陸奥「はぁい」
————
提督「痛つつ……久々に体動かすと筋肉痛が……」
吹雪「……肩、揉みましょうか?」
提督「頼みます……」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.18 )
- 日時: 2018/08/08 19:22
- 名前: エボルト (ID: x40/.lqv)
【眼鏡艦隊】
霧島「はっちゃんの眼鏡、おしゃれよね。もしかしてドイツ製?」
ハチ「アハト……そういう訳じゃないです。ちゃんと日本製ですよ」
鳥海「でも、フレームの色が際立ってて似合ってますよ」
ハチ「Danke」
大淀「そういえば、鳥海さんはフレーム無しですもんね」
鳥海「そうなんです。初対面の人とかは眼鏡してるって気付いてもらえないんです」
望月「なー、ローマさんはさー、やっぱイタリア物なの? その眼鏡」
香取「確かに珍しい形……」
ローマ「これ? 勿論よ。大切に本国から持ってきました」
巻雲「やっぱりー、眼鏡って大切ですよね! 人に触られたりするとちょっと嫌ですねー」
望月「あー、ある。うちの姉妹はあんまそういうのいないからいいけどさー」
霧島「私は戦闘で傷付くことが多少……」
大淀「霧島さんは前線なので、仕方ないですよね」
ローマ「霧島は眼鏡外すとどうなるの?」
霧島「あぁ……えぇ……まあ、その」
鳥海「多分、ローマさんが想像している感じで合ってますよ」
ローマ「そう……そんな気はしてたわ」
霧島「私って普段どう見られてるのかしら……」
望月「なー巻雲」ゴニョゴニョ
巻雲「何ですかー?」ゴニョゴニョ
望月「あー言ってるけどさ、鳥海さんも外したら結構なんだってよ」
巻雲「そうなんですかー!? あぁでも、分かる気もします……」
鳥海「楽しそうに何のお話ですか?」ヌッ
望月「別にー」
大淀「ハチさんは潜水艦ですけど、眼鏡の手入れはどうしてるんですか?」
香取「気になりますね。潮でレンズがべたついたりは?」
ハチ「します、結構。なので、帰ってきたらすぐに念入りに洗います」
————
ワイワイ
武蔵「何やら楽しそうなことをしているな」
大淀「あっ」
霧島「何だかんだ、武蔵さんも眼鏡してましたね……」
武蔵「ああ、しかし華奢過ぎる。フレームが曲がることもざらでな……」
霧島「いっそ、武蔵さんも太めのフレームにします?」
武蔵「む、それもいいかもな。戦闘中にいちいち眼鏡に気を取られる訳にもいかないからな」
大淀「明石さんに相談すればできるかもしれませんね」
————
望月「ふぁ……眠みー……」
望月「あれ、眼鏡……」ガサッ
文月「一回してみたかったの〜」メガネ
望月「文月……酔うからやめとけー」
文月「大丈……う、うぅ〜ん……」フラッ
望月「言わんこっちゃない」スチャッ
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