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提督「艦娘達との日常」【艦これSS】
日時: 2018/07/26 17:13
名前: エボルト (ID: x40/.lqv)

某年某月某日。
『今日の日記は特に何も書くことはないのだが……些か困っている。
というのも、こうして何もない日常にありがたみを感じるのもまた人の性なのだが、むしろ自分は非日常の権化のような存在に囲まれ生活している。こんなにのほほんとしていていいのだろうか。
深海との戦いも終わりは見えないが、少し艦娘との暮らしにも目を向けていきたいと思う。』

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Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.69 )
日時: 2018/10/01 21:21
名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)

【抗争】

提督「だから違うだろ、分かってないな」
青葉「司令官こそ分かってません!」
古鷹「どうかしたんですか?」ガチャ
提督「お、古鷹いいところに! 聞いてくれよ青葉が……」
青葉「司令官ったら全く分かってないんです! 助けてください!」
古鷹「え、ええっと……」

————

古鷹「……鍋の締め?」
提督「ああ。そろそろ寒くなってくる時期だしと話してたんだ」
青葉「そしたら締めの話になって、お互い好みが違うことが判明して……」
提督「鍋の締めはラーメンだろ」
青葉「うどんです! 何回言えば分かるんですか!」
提督「分からないな。あの縮れ麺にスープが絡み付いてるのをすするのが至高だろう」
青葉「いーえ! うどんなら単体でどんな鍋にも最高の調和を見せてくれます!」
提督「ならラーメンは調和などいらん。鍋ごとに違う味が楽しめるとも言えるぞ」
青葉「変わらないクオリティーの良さが分からないみたいですね」
古鷹「……」
提督「古鷹はどう思う?」クルッ
古鷹「え!?」
青葉「もちろんうどんですよね!」キラキラ
古鷹「えーっと……」
古鷹「雑炊……」
提督「雑炊だとッ!?」
青葉「その発想は無かったッ!」
古鷹「普通、鍋の締めは雑炊では……?」
提督「いや決してそんなことはないが……ラーメンかうどんかに囚われていたらしいな」
提督「青葉! 鍋だ鍋! 雑炊すんぞ!」
青葉「はい!」ピュー
古鷹「……加古も、呼んでいいですか?」
提督「ああ。ついでに衣笠もな」

————

Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.70 )
日時: 2018/10/02 20:05
名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)

【深海ノ秋刀魚事情】

戦艦棲姫「ソロソロ秋刀魚ノ季節ネ」
集積地棲姫「ドウセ今年モアタシガ調理スンダロ? 全ク、感謝シロヨナ」
戦艦棲姫「アラ、ソウダッタワネ」
飛行場姫「今年ハ例年ヨリ不漁ダケレド、ドウスルツモリ?」
戦艦棲姫「珍シク離島棲姫モ頑張ッテクレテルワ。ソロソロ戻ッテクルハズヨ」
飛行場姫「ソレハ楽シミネ〜」

————

離島棲姫「フウ……マアマアッテ所ヨ」ドサッ
戦艦棲姫「アリガトウ、コレデ今年モ遠慮セズ秋刀魚ガ食ベラレルワァ」
飛行場姫「航空機モ大分使ッタノヨ?」
飛行場姫「アチラ様モ目的ハ同ジミタイデネ、スルーシテクレタケド……」
戦艦棲姫「アラ……ゴ苦労ダッタワネ」

————

北方棲姫「小骨ガ多イノ」
港湾棲姫「ナラ刺身ネ。刺身モ美味シイワヨ?」
北方棲姫「食ベルノ!」
空母棲姫「チョット、イ級トカ混ジッテルンダケド?」
離島棲姫「アラ、ソウ? 随伴モ一緒ニ獲ッチャッタカシラネ」
集積地棲姫「エエ、アタシ気付カナカッタンダケド」
離島棲姫「タマニアルコトヨ」
空母棲姫「アッタラ困ルデショウガ」
戦艦棲姫「ソウイエバ、南方チャンハドコカシラ?」
飛行場姫「哨戒シテタワヨ。呼ンダカラスグ来ルト思ウワ」
戦艦棲姫「ソウ。アノ娘秋刀魚好キダカラ喜ブデショウネ」

————

南方棲戦姫「秋刀魚ダァーッ!」
離島棲姫「頑張ッテ獲ッテキタンダカラ。感謝シテヨネ」
南方棲戦姫「マサカ今年モ秋刀魚ガ食ベレルナンテ……」
離島棲姫「……聞イテナイワネ」
戦艦棲姫「マアマア、食ベサセテアゲマショ?」
南方棲戦姫「美味イ!」

————

Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.71 )
日時: 2018/10/03 21:48
名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)

【鎮守府の秋刀魚事情】

提督「今年も変わらず秋刀魚が獲れたようだな」
吹雪「はい。鎮守府全体を賄うには事足ります」
提督「では……」
提督「焼くぞ」

————

鳳翔「提督、お上手ですね」
提督「そりゃ慣れてくるさ、もう何回もやってる」
鳳翔「刺身の捌きも見事でしたよ。誰かに習ったのですか?」
提督「昔、料理趣味の友人にな」
多摩「秋刀魚にゃー!」
提督「まだ焼いてる! 帰れ!」

————

磯風「なぜ私を呼ばなかったのだ」モグモグ
比叡「水臭いですよ司令。言ってくださればお手伝いしたのに」モグモグ
提督「いやお前らは……うん……」
飛龍「なーんか敵さんの艦載機が妙な動きしててさー、やっぱあっちも秋刀魚探してたっぽいんだよねー」モグモグ
蒼龍「考えることは皆同じだねー」モグモグ
時雨「秋刀魚は久し振りだなあ……美味しいかい夕立?」モグモグ
夕立「ぽい!」モグモグ
プリンツ「これが日本のサン・マー……美味しい!」モグモグ
レーベ「……普通に言えないのかなあ、あれ?」モグモグ
マックス「気にしたら負けよ」モグモグ
ビスマルク「やっぱり日本の魚は刺身よね! スシにはできないの?」モグモグ
北上「いやー旬だと脂が乗ってて美味しいねえ」モグモグ
大井「大根おろしはこちらに!」ササッ
北上「ありがとー。ほらほら、大井っちも食べなよー」

————

吹雪「司令官は料理お上手ですね」モグモグ
提督「いいや、鳳翔や間宮には敵わんよ」モグモグ
鳳翔「謙遜なさらずに。本当にお上手ですよ」モグモグ
提督「そうか? まあ秋刀魚なんて旬の時期しか食わないしな、気合いが入っちまうのかもしれないな」
吹雪「何にせよ、美味しい秋刀魚が食べれて良かったです!」
鳳翔「そうですね……ふふ」

————

Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.72 )
日時: 2018/10/04 19:38
名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)

【名前が覚えられない】

阿武隈「そういえば……」
提督「どうした阿武隈」
阿武隈「あたしの名前、間違えたことないですよね」
提督「まあ……名前を間違うのはあまり良くないからな」
阿武隈「江風ちゃんの時も初見で間違えませんでしたし……」
提督「むしろあいつが噛んでたけどな。『間違えなンなよ』ってな」
阿武隈「可愛かったですねー……」
提督「……まあ、似たような名前だと覚えづらいことはあるな」
提督「昔はな……」

————

提督「これは……」ペラ
提督「翔鶴、瑞鶴、瑞鳳、鳳翔、祥鳳、大鳳……」
提督「空母は一体何なんだ……名前似すぎだろ」
提督「特に鳳翔と祥鳳って何だよ! 入れ換えただけじゃねえか!」バン

————

提督「こんなことがあったな」
阿武隈「あちゃー、それはつらいですね」
提督「名前の読み間違えや書き間違えはともかく、他人と混同するのはいただけないからな。頑張って覚えたよ」
阿武隈「そういえば、最近暁ちゃんがあたしの名前を正しく書いてくれるようになったんですよ」
提督「ああ、俺が教えたんだ。漢字の勉強がてらな」
阿武隈「へえ……漢字が得意なんですか?」
提督「そこそこな。少なくともお前ら全員の名前を読み書きできる程度にはな」
阿武隈「江風ちゃんをすぐ読めるのは充分凄いんじゃないですか……?」

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Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.73 )
日時: 2018/10/05 22:13
名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)

【世論調査】

青葉「ども! 青葉です!」
青葉「突然ですが皆さん、司令官のことをどう思っていますか!?」
青葉「今回はこの青葉が皆さんに『世論調査』をしたく存じます!」

————

金剛「もっちろん大好きネー! バーニングラーブ!」
比叡「司令はカレーを教えてくれました! 金剛お姉様の次くらいに好きです!」
榛名「たまに……夢に出てきます……」
霧島「すいません、新しいマイク買ってくれませんか?」

————

赤城「え、提督のことを?」
赤城「そうですね……沢山食べさせてくれるので好きですね」
加賀「一時的とはいえ食事制限をかけたこと、忘れてませんよ」
加賀「それから……あのパフェは気分が高揚しました」

————

時雨「うーん……提督をね……」
時雨「上手く言えないなあ……お父さんとお兄さんの中間みたいな感じかな?」
時雨「でも、やっぱり提督は提督さ。大好きだよ」
夕立「進水日に素敵なパーティーしてくれるっぽい! 凄く嬉しかったっぽい!」

————

吹雪「え、司令官ですか?」
吹雪「そうですね……真面目そうに見えてあんまりそうでもなくて、でもやっぱり真面目な人ですね」
吹雪「一番最初からの付き合いですし、一緒にいて楽しい人ですね」

————

山風「少し……好き……かな」
江風「!? おい、海風の姉貴!」ヒソヒソ
海風「ええ、あの人見知りの山風が……」ヒソヒソ

————

長門「やるときはやる、しっかりとした人間だな。信頼が置ける」
長門「だからこそ、もう少し駆逐艦との接触の機会を増やして欲しいんだが……」
陸奥「ごめんなさいね〜……」

————

翔鶴「お世話になってばかりです……何か返せるといいんですけど」
瑞鶴「提督さんには……うん、色々やってもらったしね。翔鶴姉と同じくらい、好き、かな」

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瑞鳳「一緒に玉子焼き作ってる時が最高に楽しいんだよねー……」
瑞鳳「あ、青葉、玉子焼き食べてく?」

————

明石「面白くて何だかんだ寛大な人ですね」
明石「お陰でのびのび暮らせてますね!」
夕張「色々理解もありますしね。いい人です」

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扶桑「私達のこともしっかり目にかけてくれて……素敵な人ね」
山城「時雨と扶桑姉様に何かあったら許さないんだから……」

————

鳳翔「そうですね。もう長いお付き合いになりますが、変わらずお慕いしていますよ」
鳳翔「あの人、常に色々なことを考えてくれているんですよ」

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大和「お会いした時から、素敵な人だと思っていました。武蔵もお世話になっているみたいですし」
武蔵「世話……か。その表現は疑問だが、確かに相棒はいい人間だな」

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青葉「いや〜、司令官慕われてますね!」
青葉「え、青葉がどう思ってるか、ですか?」
青葉「……秘密です!」

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