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提督「艦娘達との日常」【艦これSS】
日時: 2018/07/26 17:13
名前: エボルト (ID: x40/.lqv)

某年某月某日。
『今日の日記は特に何も書くことはないのだが……些か困っている。
というのも、こうして何もない日常にありがたみを感じるのもまた人の性なのだが、むしろ自分は非日常の権化のような存在に囲まれ生活している。こんなにのほほんとしていていいのだろうか。
深海との戦いも終わりは見えないが、少し艦娘との暮らしにも目を向けていきたいと思う。』

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Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.29 )
日時: 2018/08/19 19:02
名前: エボルト (ID: x40/.lqv)

【暑さ対策】

提督「暑い」
吹雪「夏なんですから暑いのは当たり前ですよ」
提督「艦娘は半袖も多いからいいよなあ……クールビズとかできない?」
吹雪「確かに『UNIFORM』で『NAKED』を選べば上の服を脱ぐことができますけど……上半身裸では迷彩効果も発揮できない上にスタミナの減りも早くなりますよ」
提督「上半身裸とは一言も言ってないけどな。あと俺は某蛇でもない」
吹雪「でも暑いのは事実ですよね。どうしましょう」
提督「艦娘は何か独自にしてないのか? 暑さ対策」
吹雪「大和さんがたまにラムネ配ってますね。あと間宮さんのアイスのメニューが増えました」
提督「そう言えば金剛がアイスティーに切り替えてたな。最初は目を疑った」
吹雪「やっぱり冷たい食べ物や飲み物ですよね」
提督「……そうか」ハッ
吹雪「どうかしましたか?」
提督「冷たい食べ物と言ったら、あれだろ」
吹雪「あれ? 何ですかあれって」
提督「かき氷だよ」ドン

————

提督「てことで、かき氷機を用意した」
吹雪「一応、氷も大量に持ってきました……」
提督「よし、じゃあアナウンスをかけろ」
吹雪「何てですか?」
提督「かき氷が食いたい奴は執務室に来いってな」

————

ガヤガヤ
提督「激凍心火! グリスブリザード! ガキガキガキガキガキーン!」ガキガキ
明石「……ブリザードナックルも作りましょうか?」
提督「いやいいわ。はい、かき氷」
明石「あ、ありがとうございます」
提督「ほら、ちゃんと並べよ」
島風「おっそーい!」
白露「いっちばーん!」
提督「並べって。あと既に一番じゃねえからな」
大淀「案外、盛況ですね」シャクシャク
提督「こんなになるとは思わなかったよ。食い終わったら手伝ってくれ」
大淀「はい、分かりました」

————

曙「仕方ないから、貰ってあげるわよ……かき氷」
漣「あれれ? 放送聞いた瞬間ダッシュで来た人は誰かな?」
曙「うっさい!」
日向「なあ、瑞雲が乗ってるものはないのか?」
伊勢「あるわけないでしょ……」
山城「うっ……頭が……不幸だわ……」
扶桑「ただの食べ過ぎね……」
利根「む、細かくて食べづらい……筑摩〜筑摩〜!」
筑摩「はい、大丈夫ですよ」
北上「んー、たまにはかき氷ってのもいいねー」
大井「北上さんのかき氷……北上さんのかき氷……」

————

提督「疲れた」
吹雪「お疲れ様です……」
提督「いやでも皆来てくれたからな。喜んでくれて良かった良かった」
吹雪「司令官はいい人ですね。そんな司令官に」コトッ
提督「……かき氷?」
吹雪「はい。良かったらどうぞ」
提督「……ありがとな」

————

Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.30 )
日時: 2018/08/20 20:09
名前: エボルト (ID: x40/.lqv)

【レディーvsホラー映画】

提督「え、暁ってホラー映画見れたの?」
暁「そ、それくらい見れるわよ! 子供扱いしないでよね!」
響「……」
雷「……」
電「……」
暁「な、何で皆黙ってるのよ!」
提督「……」ニヤニヤ
響「暁」
雷「頑張ってね!」
電「知らないのです……」
暁「え? え? ちょっと、どういう意味? ねえったら! あっ、置いて行かないでよぉ!」
提督「……見るか。最近暑いしな」
暁「……あ……」

————

提督「む、まだ大人しいな……まあ最初はこんなもんか」
暁「大丈夫……レディーなんだからこのくらい……」
提督「まだ何も起こってないからな?」

————

提督「おっ、ここからが山場だな。面白くなってきた」
暁「……」ギュッ
提督「袖掴まれてんなぁ……」
暁「……」ガクガク

————

ウワァァァ!! クルナァァァ!!
ギャァァァ!!
暁「きゃああああああああっ!!?」ダキッ
提督「見せんの間違えたかな」ダキツカレ
暁「うう……」
提督「おいどうしたレディーよ。大丈夫じゃなかったのか?」
暁「ぐすっ……」

————

暁「……」ゲッソリ
響「おかえり」
電「酷い目に遭ったみたいなのです」
雷「意地張るからよ! さあ、もう遅いし寝ましょ?」
暁「うん……」

————

提督「……」カツカツ
提督「まあこれからどういう状況になるかは大体分かってるから、こうしていつもはやらない鎮守府の見回りをしている訳だけど」
提督「ん、あれは……」テラシ
暁「ぴゃっ!?」
提督「どうした? こんな夜中に……あ、トイレはあっちだぞ」
暁「し、知ってるわよ! その……くらい……」
提督「じゃ、早く済ませて戻るんだぞ」
暁「……ま、待って!」ガシッ
提督「ん?」
暁「……」
提督「黙ってちゃ分からんぞ」
暁「い……一緒に……」
提督「一緒に?」
暁「とっ……と……トイレ……」カァァッ
提督「おう、分かったぞ」
提督「……っべー……笑ってたの見えてないよな……可愛すぎだろ……」ボソッ
暁「な……何か言った?」
提督「いいや何も」

————

Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.31 )
日時: 2018/08/21 18:03
名前: エボルト (ID: x40/.lqv)

【ドッキリっぽい!】

夕立「ドッキリしたいっぽい!」
提督「は?」
夕立「だから、ドッキリしたいっぽい!」
提督「いやうん、それは分かったから」
夕立「じゃあやっていいっぽい?」
提督「うーん……誰に?」
夕立「時雨っぽい」
提督「時雨か……何するの?」
夕立「夕立が轟沈したって言うっぽい! ちゃんと考えてきたっぽい!」
提督「縁起でもないことを……まあ、とやかくは言えんが……」
夕立「提督さんも協力してくれるっぽい?」
提督「……やりすぎるなよ」
夕立「了解っぽい!」

————

提督「じゃあ夕立はどこかに隠れてないとな……クローゼットでいいか?」
夕立「いいっぽい〜」
提督「じゃ、入ってろ。やめたいなら出てこい」
夕立「はいっぽい」ガチャッ

————

時雨「提督、ちょっといいかな?」
提督「時雨か……何だ?」
時雨「今朝から夕立が見当たらないんだけど……知らないかい?」
提督「……」
時雨「提督?」
提督「時雨。お前に話さなければならないことがある」
時雨「何だい、改まって」
提督「夕立は轟沈した」
時雨「……」
提督「俺も気付かなかった……早朝に単騎で出撃したようだ。原因は不明だが」
時雨「……そう」
提督「……すまない。俺が早く気付いていれば」
時雨「ああ、いいんだよ」
提督「え?」
時雨「全部分かってるからさ」
提督「時雨?」
時雨「ほら夕立、そこにいるんだろう? バレないとでも思った?」
提督「時雨、お前……」
時雨「提督も嘘が下手だね。僕が夕立と、そして提督とどれだけ一緒にいると思ってるんだい?」
夕立「ぽい〜……」ガチャッ
提督「お前って奴は……大したもんだな」
時雨「目が泳ぎ過ぎさ。完全に嘘をついてる人の顔だったよ」
時雨「それに夕立も……匂いで分かるからね」
夕立「匂いっぽい?」
時雨「そう。夕立の匂いなんてすぐ分かるよ」
提督「お前、ちょっと怖いぞ……」
時雨「誰でもじゃないよ? 夕立と提督だけさ」
提督「俺もかよ」
夕立「提督さん、夕立お腹空いたっぽい」
時雨「あはは、それじゃあ僕もお供するよ」
提督「そうだな……食いに行くか」
夕立「ぽい!」

————

Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.32 )
日時: 2018/08/22 19:06
名前: エボルト (ID: x40/.lqv)

【一航戦の急に歌う方】

赤城「え、歌を作りたい?」
加賀「ええ」
赤城「どうしたんですか急に。ご飯が足りませんでしたか?」
加賀「違うけど頂くわ」モグモグ
赤城「それで、何で急に歌なんか?」
加賀「そう、それはあの時……」

————

那珂「那珂ちゃん歌いまーす!」
パチパチ
瑞鶴「……!」ワクワク
加賀「……」ジー

————

加賀「まあその、あの軽巡に触発されて」
赤城「瑞鶴さんと仲良くしたいとかでしょうね」ボソッ
加賀「何か言いました?」
赤城「いいえ」
赤城「でもとにかく、歌を作るならまず作詞しないとですよ」
加賀「それもそうね。やってみるわ」

————

加賀「やはり私の名前は入れるべきね……あっ、それじゃあ赤城さんの名前も入れないと」
加賀「あの軽巡のようにポップなものは私には合わないわ……思い切って歌謡曲風に」
加賀「リズムもばっちり。あとは録るだけね」

————

霧島「え? 歌を録って欲しい?」
加賀「ええ。ダメかしら」
霧島「いいですよ。断る理由なんてありません」
加賀「そう。感謝するわ」
霧島「それじゃあ、機材の準備をしますので」

————

霧島「マイクの調子、大丈夫? チェック、ワン・ツー……」
加賀「大丈夫なようね。始めてもいいかしら」
霧島「オッケーです。いつでもどうぞ」
加賀「それでは……一航戦加賀、歌います!」クワッ
デデン!
加賀「〜〜♪」
霧島「な、う、上手い……物凄く……!」
霧島「加賀さんにこんな才能があったなんて……」

————

加賀「ふう……良い感じに録れたかしら?」
霧島「ええ。綺麗な歌声でした」
加賀「そう、ありがとう」
霧島「ちなみにタイトルは?」
加賀「タイトル……そうね」
加賀「『加賀岬』かしら」

————

赤城「わあ、凄い出来ですね!」
加賀「やりました」
赤城「CDを配ったりはしないんですか?」
加賀「それは……うぅん……考えておきます」

————

Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.33 )
日時: 2018/08/23 19:41
名前: エボルト (ID: x40/.lqv)

【五航戦の急に踊る方】

翔鶴「瑞鶴、ちょっといい?」
瑞鶴「ん、何? 翔鶴姉」
翔鶴「加賀さんにお願いしてCD貰ってきたの。一緒に聴いてみない?」
瑞鶴「CDって、何のCD?」
翔鶴「加賀さん、曲を作ったんだって。それで、興味があったからお願いしてみたの」
瑞鶴「へえ……あの加賀さんが」
翔鶴「聴きましょ?」
瑞鶴「……うん」
デデン!

————

瑞鶴「普通に上手いじゃん。どんなのかと思ってたけど」
翔鶴「そうね。瑞鶴も歌ってみたら?」
瑞鶴「な、何言ってんの!? やらないよ!?」
翔鶴「ふふ、冗談よ。じゃあ、用事があるからちょっと出てくるわね」
瑞鶴「うん」

————

瑞鶴「あの人、歌もできたんだ……ほんと、何でもできちゃうじゃん」
瑞鶴「……癖になるなぁ、このリズム……」
瑞鶴「あっ……これ……」ノリノリ
瑞鶴「もお……ダンスは舞風ちゃんの……専売特許じゃん……」
瑞鶴「何やってんだろ、あたし……」

————

瑞鶴「……いや、これはこれで楽しいかも」ズイズイ
瑞鶴「ストレス発散? なのかな、これ……」ズイズイ
瑞鶴「加賀さんの前ではできないよね……」ズイズイ
翔鶴「ただい……」ガチャッ
瑞鶴「っ!?」ズイ…
翔鶴「……お楽しみだったかしら」
瑞鶴「あ、いや、これは……」ワタワタ

————

加賀「はっ……くしょん!」
赤城「あれ? 風邪ですか?」
加賀「いいえ……何も」
赤城「……食べますか?」
加賀「ええ、頂きます」モグモグ
加賀「あの五航戦……まさか瑞鶴さんに聴かせてないでしょうね」
赤城「あ、翔鶴さんから聞いたんですけど」
加賀「はい」
赤城「瑞鶴さんがノリノリで踊ってたとか」
加賀「!?」ブフッ

————


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