二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】
- 日時: 2018/07/26 17:13
- 名前: エボルト (ID: x40/.lqv)
某年某月某日。
『今日の日記は特に何も書くことはないのだが……些か困っている。
というのも、こうして何もない日常にありがたみを感じるのもまた人の性なのだが、むしろ自分は非日常の権化のような存在に囲まれ生活している。こんなにのほほんとしていていいのだろうか。
深海との戦いも終わりは見えないが、少し艦娘との暮らしにも目を向けていきたいと思う。』
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- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.109 )
- 日時: 2018/11/14 22:18
- 名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)
【素敵な時間を】
ハチ「提督」ガチャ
提督「はっちゃんか。どうした?」
ハチ「これ、借りてた本」
提督「おお、そうか。面白かったろ?」
ハチ「とっても……別のも読みたいです」
提督「そこの本棚に入ってるぞ……何だったら、ここで読んで行っても」
ハチ「いいんですか?」
提督「ああ。気の向くままに」
ハチ「Danke」
提督「……ただ、ちゃんとした服は着てきて?」
————
提督「そいつはまた洒落た服だな」
ハチ「冬場はこれ着てるから……」
ハチ「それにしても、提督も本当に本好きですね」
提督「活字を読むのはいいことだ。紙の本には紙の本にしか無い良さがある」
ハチ「分かります」
提督「読書は人を豊かにしてくれるからな。面白い本に出会った時の感動は忘れられん」
ハチ「ふふ」クスッ
ハチ「……はっちゃんも、話が合う人がいて嬉しい」
————
ハチ「……次」
提督「読書スピード速くね?」
ハチ「伊達に読書家じゃないから」
提督「まあ、そのくらいがちょうどいいわな。どんどん読むことが大事だ。ほれ、次」
ハチ「Danke」
————
ハチ「あれ何?」ユビサシ
ハチ「辞典じゃないし……でもあんなに分厚い本、見たことないです」
提督「ああ、分厚い本を書くことで有名な人だよ」
提督「文庫になってもかなりの厚さだし、ハードカバーに至ってはもはや鈍器だ」
ハチ「世の中色んな人がいますね……」
提督「読む? あれ」
ハチ「はい、お願いします」
提督「まず読むのも一苦労だが、頑張れよ」
ハチ「大丈夫。だって」
ハチ「沢山本読んで、沢山提督とお話したいから」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.110 )
- 日時: 2018/11/17 22:18
- 名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)
【人選】
卯月「ってことで、司令官にドッキリして欲しいぴょん!」
大淀「……内容からして、私じゃなくてもいいのでは?」
卯月「ええっと……そうそう! 大淀がやった方がリアリティあるって霞が言ってたぴょん」
大淀「仕方ありませんね」ガタッ
————
提督「ふう……一段落か」ノビー
提督「どうだ大淀、そろそろ飯でも」クルッ
大淀「動かないでください」チャキッ
提督「……!」ピタッ
提督「どういうつもりだ」
大淀「答える義務はありません」
提督「俺を撃ってどうする」
大淀「あなたが鎮守府の頭だからに決まってるじゃありませんか」
提督「目的が見えねえな。俺を殺した所で、お前がどうこうできるとは思えないが」
大淀「殺されると分かっているなら、伝える必要はありませんね」
提督「……いいや、殺されんさ」
大淀「はい?」
提督「お前じゃ俺は殺せない」
大淀「随分饒舌ですね……その認識は間違っていますよ」
大淀「これ以上話しても無駄です、辞世の句はありますか」
提督「無いよ」ガタッ
大淀「っ!?」ビクッ
————
大淀「……中々、やりますね……っ」
提督「まあ、ガチのやつだと思ってたからな……悪い、怪我してないか?」
大淀「お気遣い感謝します、大丈夫ですよ」
提督「全く……お前がドッキリなんて柄じゃないと思うんだが、誰かに唆されたか?」
大淀「卯月さんと霞ちゃんに……」
提督「霞? 卯月はともかく、霞もか?」
大淀「卯月さんから伝え聞いただけですが……」
霞「……ちょっと、何やってんのよアンタ達」ガチャッ
霞「何か凄い音聞こえたから来てみれば……って、何よアンタ。顔近いわよクズ司令官」
提督「ちょっと聞きたいことがな」
————
提督「……で、霞を出せば大淀が断れないと踏んで出任せを言ったと……」
卯月「ぴょん……」
提督「節度は持って欲しいもんだが……どこからそのドッキリのアイデアが湧いて来んのかね」
提督「俺より考えるの得意じゃねえか……」
卯月「ゆ、許してくれるぴょん?」
提督「そいつは大淀次第だな」ニヤニヤ
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.111 )
- 日時: 2018/11/18 23:04
- 名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)
【深海ノ整備】
戦艦棲姫「アラ、随分熱心ネ、港湾」
港湾棲姫「エエ。私ノト、後ハホッポノ要塞モ整備シナキャイケナイカラ」
戦艦棲姫「フウン……ア、ソウダ」
戦艦棲姫「集積地ニ頼ンデミタラ? ドウセ暇デショウシ」
港湾棲姫「ソレハ名案ダケド、アナタ普段アノ子ヲドンナ目デ見テルノカシラ?」
————
集積地棲姫「……デ、アタシニコレヲヤレト?」
港湾棲姫「申シ訳無イケレド、頼メルカシラ。ホッポノ分モアルカラ」
集積地棲姫「アイツノモ? ……ッタク、ショウガナイナァ」
港湾棲姫「助カルワ」
————
集積地棲姫「全ク、港湾ハトモカク北方棲姫……整備クライ自分デヤレヨナ」
集積地棲姫「アイツモ早ク飛行場姫ミタイニナッテ欲シイモンダ……」
集積地棲姫「……デモ、アアナッタラ可愛ゲガ無イヨナア」
集積地棲姫「……コンナ役目モ、捨テタモンジャナイヨナ」
————
集積地棲姫「ホラヨ、終ワッタゼ」
港湾棲姫「アリガトウ、助カッタワ」
北方棲姫「ピカピカナノ」
港湾棲姫「ホッポ、チャントオ礼言ッテ?」
北方棲姫「アリガトウ!」
集積地棲姫「エッ……イ、イイッテコトヨ」
集積地棲姫「マタヤッテヤッテモ……」ボソッ
戦艦棲姫「フフ……」チラッ
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.112 )
- 日時: 2018/11/21 23:55
- 名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)
【瑞雲教開祖】
提督「日向ってどこまで瑞雲で釣れると思う?」
伊勢「そんなこと私に聞かれても……」
提督「気になって夜しか眠れないんだ。やるぞ」
伊勢「それ問題無くない?」
————
日向「うん……いい朝だ。こんないい日には瑞雲を飛ばして……ん?」
日向「何だこれは……大量の瑞雲が整然と並んでいる?」
日向「どこまで続いているんだ……とにかく、回収しなければ」サッサッ
————
伊勢「引っ掛かったけど?」
提督「ここからだ。あいつの瑞雲への愛が分かる」
————
日向「瑞雲教の名において……瑞雲は全て回収する」サッサッ
日向「ん、終わりが見えてきたな」
日向「あれは……」
————
伊勢「あれって……!」
提督「そ、ジャンボパフェを終点に置いておきました」
伊勢「ねえねえ、日向が食べなかったら食べていいですか?」
提督「食べなかったらな」
伊勢「お願い日向、食べないで……!」
————
日向「ふうん……パフェか」ジロジロ
日向「特別な瑞雲という訳でもなさそうだ」
日向「……なら私がこれに構う意味は無いな」クルッ
日向「私は瑞雲教開祖。瑞雲こそが私の生き甲斐」スタスタ
————
伊勢「やった!」
提督「大量の瑞雲を抱えながら歩いていく日向は実にシュールだった」
伊勢「うーん、美味しい!」モグモグ
提督「……こいつもこいつで甘味で釣れるんじゃね?」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.113 )
- 日時: 2018/11/26 22:37
- 名前: エボルト (ID: s9PJfNZh)
【季節の変わり目】
提督「寒いな、最近」
吹雪「ですね」
提督「お前らは大丈夫なのか? 俺はこの時期特に気を付けないとなあ」
吹雪「どういうことですか?」
提督「季節の変わり目は油断するとすぐ体調崩すからな。気を付けねえと」
吹雪「そうですねー、艦娘は丈夫ですけど、風邪引くときは引きますからねー……くしょんっ!」
提督「おいおい、言ったそばからかよ」
吹雪「うう、すみません」チーン
————
時雨「ごめん提督、のど飴持ってないかな」ガチャ
提督「あるけど。何だってのど飴なんだ?」
時雨「夕立が……」
夕立「喉がイガイガするっぽい」
提督「あちゃー、乾燥してるからな。口呼吸をなるべく控えて……」
提督「ん? 口呼吸……犬……夕立……?」
時雨「あんまり深く考えちゃダメだよ」
提督「そ、そうか……ほい、のど飴」
時雨「ありがとう。行くよ夕立」
夕立「ぽい!」コロコロ
————
川内「ヒャッハー!」
提督「それ隼鷹の持ちネタだけどな。で、君の活動時間にはまだ早くないですかね?」
川内「いいじゃん別に! 日の入りが早いってことは夜が長いんだよ!」
提督「夜が長いからどうした」
川内「いつもより多く夜戦ができるじゃん!」
提督「夜戦もただじゃないんだぞ」
川内「分かってるよ! でもしたいし!」
提督「子供か。とりあえずお前はたまに苦情入るんだから大人しくしてろ」
川内「え? 何の苦情?」
提督「自覚無しかよ!」
————
谷風「へっくしょい! ……うー、この時期は辛いねぇ」チーン
浜風「……もう少し品のあるくしゃみを……」
磯風「体調が勝れないのか? ならこの私が体にいいものでも作って」
浦風「分かった分かった、ウチと一緒に作ろな」
磯風「む、手伝ってくれるのか? それはありがたいな、感謝する」
浜風「グッジョブです浦風」ボソッ
浦風「誰かがやらないかんのじゃ……」ボソッ
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提督「ふう……そろそろ雪でも降るのかね」
提督「積もるときは積もるからな……できることが増えるな」
提督「……もしかしたらあちらさんも風邪引いてたりしてな」ハハ
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南方棲戦姫「ハックション!」
戦艦棲姫「アラ、大丈夫?」
南方棲戦姫「誰カニ噂デモサレテルノカ……」
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