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提督「艦娘達との日常」【艦これSS】
日時: 2018/07/26 17:13
名前: エボルト (ID: x40/.lqv)

某年某月某日。
『今日の日記は特に何も書くことはないのだが……些か困っている。
というのも、こうして何もない日常にありがたみを感じるのもまた人の性なのだが、むしろ自分は非日常の権化のような存在に囲まれ生活している。こんなにのほほんとしていていいのだろうか。
深海との戦いも終わりは見えないが、少し艦娘との暮らしにも目を向けていきたいと思う。』

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Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.9 )
日時: 2018/08/03 19:33
名前: エボルト (ID: x40/.lqv)

【大人気ない高速戦艦】

島風「提督ー! かけっこしよー!」バンッ
提督「ドアはノックしてから開けるように。で、かけっこだったな」
島風「おっ?」
提督「いいぞ、付き合ってやる。ちょうど暇だったしな」
島風「じゃあ早く行くよー!」グイグイ
提督「引っ張るな引っ張るな」

————

霧島「ん? あそこにいるのは司令……?」
金剛「Really!? 提督ー! バーニングラーブ!」ダッ
比叡「ああお姉様……行ってしまった……」
榛名「皆で行けばいいじゃないですか」
金剛「Hey提督! 何やってるネー?」
提督「見ての通りだ」ヒッパラレ
島風「おっそーい!」
金剛「かけっこデスカ! 精が出ますネー!」
提督「まあ、これから行く所だ」
比叡「司令……勝てるんですか?」
提督「普通に考えてみろ」
霧島「そうですね……私の計算結果とも一致します」
榛名「島風ちゃん、速いですからね」
金剛「ム、ワタシ達だって高速戦艦デスヨー!?」
提督「張り合うな金剛。お前らの高速ってのは意味が……」
金剛「高速が売りの者同士、勝負デス! ぜかまし!」
島風「えー、ってか私ぜかましじゃなーい!」

————

提督「……で、結局やるんだな」
島風「何か面白そうだったので!」
金剛「負けませんヨ」グッグッ
比叡「頑張れお姉様……」
榛名「霧島……そろそろ本当のことを……」
霧島「もう遅いわ……」
提督「じゃあ二人とも位置につけ。オンユアマークス」
島風「……」
金剛「……」
提督「セット」
パァンッ

————

島風「おっそーい!」
金剛「ハァ……ハァ……No way……」
島風「戦艦が私に勝てる訳無いよー!」
金剛「Why……ワタシは高速戦艦のはず……」
榛名「霧島……もう……」
霧島「ええ、そうね……司令、お願いします」
提督「ああ。金剛……確かにお前は高速戦艦だ。無論姉妹もな」
提督「だがそれはあくまで戦艦としての話。他の艦も含めて考えればお前達はそこまで速い訳ではない」
提督「そして島風は最速も最速、曲がりなりにも戦艦のお前では勝てなかった訳だ」
金剛「えぇ!?」ガーン
比叡「そんなぁ!?」
提督「あ、比叡も知らなかったのか」
霧島「知ってたのは私達だけのようね……榛名」
榛名「ええ……榛名も最初はちょっと戸惑いましたけど」
提督「てなわけでまあ、この勝負、島風の勝ちだ」
金剛「ぐぬぬ……ぜかまし! また今度勝負デース!」
島風「だから私ぜかましじゃなーい! ……まあ、勝負はしてあげても、いいよ」

————

Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.10 )
日時: 2018/08/04 21:29
名前: エボルト (ID: x40/.lqv)

【榛名はどこまで大丈夫なのか】

提督「ごめん榛名、お茶を淹れてくれないかな」
榛名「はい! 榛名は大丈夫です!」
提督「……」
提督「どこまで大丈夫なんだろうな」ボソッ
榛名「? 何か仰いましたか?」
提督「いや、何でもないよ」

————

提督「ねえ榛名」
榛名「はい、何でしょう?」
提督「第六駆逐隊と一緒に遊んであげて」
榛名「はい! 榛名は大丈夫です!」

————

提督「ねえ榛名」
榛名「はい、何でしょう?」
提督「耳かきしてくれない?」
榛名「……? はい、提督がそう仰るなら。榛名は大丈夫です!」

————

提督「ねえ榛名」
榛名「はい、何でしょう?」
提督「大和の艤装着けてランニングしてきて」
榛名「……!? は、はい、榛名は大丈夫です……」

————

提督「ねえ榛名」
榛名「はい……何でしょう……?」ゼエゼエ
提督「……お疲れ。俺の飯、とりあえず食え」コトッ
榛名「ありがとうございます! 榛名、感激です!」

————

提督「ねえ榛名」
榛名「はい、何でしょう?」
提督「寂しいから今日一緒に寝てくれない? 添い寝」
榛名「!? は、はい、榛名は大丈夫、です……」カオマッカ

————

榛名「……」スヤスヤ
提督「……あれ?」
提督「特に何も試してなくない?」
提督「ただの甘々な生活だよね? 精々大和の艤装着けさせたくらいだよね?」
提督「俺今日一日何やってたの?」

————

Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.11 )
日時: 2018/08/04 21:52
名前: いちごの魔女 (ID: nkrYcvPM)

いちごの魔女です

ん?エボルトって仮面ライダービルドから来てるのですか?
まあとにかくお互い頑張りましょう。時間がよければうちの作品を見ても構いませんよ

Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.12 )
日時: 2018/08/05 19:46
名前: エボルト (ID: x40/.lqv)

>>11
いちごの魔女様
そうですね。仮面ライダーファンなので。
作品も見させて頂きます。お互い頑張りましょう。

Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.13 )
日時: 2018/08/05 20:51
名前: エボルト (ID: x40/.lqv)

【明石の工廠】

明石「あ、提督! 今日はどうしました?」
提督「建造だ。このレシピで頼む」バサッ
明石「分かりました! 少々お待ちください!」
提督「……あれ何?」スッ
明石「あれ? ……ああ、その、副産物と言いますか……」
提督「……危ないものではないよな?」
明石「それは大丈夫です。仮に危ないものだったとしても夕張さんも作ってるので私だけの責任では」
提督「はいはい責任逃れしない。工廠の責任者はお前だからな」
明石「はい……」
明石「あ、提督! そういうことなら!」
提督「何だ?」
明石「建造の待ち時間の間、見ていきません?」
提督「あの副産物達をか?」
明石「まあその、一杯あるので」
提督「……そうするか。『検閲』も兼ねてな」

————

提督「……これ何?」
明石「自動で周囲のみかんを検知して皮を剥く機械ですね」
提督「地味に欲しいんだけど」
明石「初春型の艤装を研究してたら……」

————

提督「……これは?」
明石「潜水カ級の模型ですね」
提督「純粋に気持ち悪い」
明石「あ、潜航機能も付けてますよ」
提督「よし、潜水艦の演習に使え」

————

提督「……何これ?」
明石「連装砲ちゃんマーク2ですね」
提督「連装砲ちゃん? 何で一体しかいないんだ?」
明石「その……試し撃ちしたら二体跡形も無く吹き飛んでしまいまして」
提督「とんでもない欠陥品じゃねえか」
明石「この一番大きいのもギリギリなので使えません」
提督「これ絶対島風に見せるなよ。泣くぞ」

————

提督「……この折れた刀みたいなのは?」
明石「天龍さんの刀を改良しようとしたんですけど……」
明石「色々斬って試してみた結果、カボチャで折れまして」
提督「面で叩いた方が威力高いよねそれ」
明石「豆腐に対しては切れ味抜群ですよ?」
提督「カボチャが斬れないなら包丁にもならないやん……」

————

提督「……このイ級の頭みたいなのは?」
明石「ああ、イ級の頭ですよ。以前龍田さんがぶった斬ったものですね」
提督「龍田そんなことしてたのかよ」
明石「ただの頭じゃありませんよ? ここに付けたトリガーを引くとですね」
提督「おう」
明石「目が光ります」ピカー
提督「最近工廠に幽霊が出るって駆逐艦が話してたけど、それだったのな」

————

提督「……これは?」
明石「さっきのみかんの派生ですね。自動で柿ピーを摘まんで口に入れてくれます」
提督「ほう。柿ピーだけ?」
明石「柿ピーにしか使えませんね」
提督「汎用性低すぎだろ」

————

提督「うん。もういいわ、お腹一杯」
明石「あれ? もういいんですか? まだまだあるんですけど」
提督「今度にしてくれ。あのイ級の爛々と輝く目が忘れられない」
明石「そうですか……あ、建造終わったみたいですね」
提督「そうだな……さて、誰が来るか……」
ナカチャンダヨー

————


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