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- 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】
- 日時: 2018/07/26 17:13
- 名前: エボルト (ID: x40/.lqv)
某年某月某日。
『今日の日記は特に何も書くことはないのだが……些か困っている。
というのも、こうして何もない日常にありがたみを感じるのもまた人の性なのだが、むしろ自分は非日常の権化のような存在に囲まれ生活している。こんなにのほほんとしていていいのだろうか。
深海との戦いも終わりは見えないが、少し艦娘との暮らしにも目を向けていきたいと思う。』
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- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.34 )
- 日時: 2018/08/24 21:33
- 名前: エボルト (ID: x40/.lqv)
【白露がいっちばーん!】
白露「うーん……」
時雨「どうしたんだい?」
白露「いや、あたしってさ、いつも『いっちばーん』って言ってるじゃん」
時雨「うん? それがどうかしたのかい?」
白露「あたしが一番なものって、どれくらいあるのかなあって」
時雨「何を言ってるのやら。一番じゃなくても言ってるのが白露だと思うよ」
白露「微妙に釈然としないなあ……」
————
白露「一番艦」
時雨「うん、確かにそうだね」
白露「やった!」
時雨「改白露型なんてのもあるしね。そこは誇っていいと思うよ」
————
白露「運の値」
時雨「あ、それは僕の方が高いね」
白露「幸運のお裾分けとかできない?」
時雨「それができたら、どんなにいいだろうね……」
————
白露「スタイル」
時雨「村雨がいるね」
白露「村雨はおっきいだけじゃん! あたしの方がバランス取れて……」
時雨「村雨は釣り合ってるよ。あの大きさにね」
白露「そんな……」
時雨「大きさだけで言ったら夕立も」
白露「もうやめてえ!」
————
白露「火力」
時雨「某ソロモンの悪夢がいるね」
夕立「呼んだっぽい?」ヒョコ
時雨「ううん」
夕立「っぽい!」ヒョコ
時雨「夕立に……特に夜戦火力で敵う人は鎮守府でもそんなにいないんじゃないかな? 今は白露型の中での話だけど」
————
白露「ええと……希少価値」
時雨「適当になってきたね。この場合は春雨かな?」
白露「春雨の希少価値って何さ!?」
時雨「自分で言っておいてそれかい!?」
————
白露「ドジっ娘」
時雨「五月雨を妹に持っていてよく言えるね」
白露「あたしだってタンカーにぶつかったし……」
時雨「誇ることでもないよね」
————
白露「礼儀正しい!」
時雨「海風の方が上じゃないかな? そもそも白露はあまり礼儀とかそういうのに頓着なさそうだけど」
白露「それを言われると何とも……」
————
白露「父性をくすぐる!」
時雨「山風にパパって言われるのと白露にパパって言われるの、どっちが良いのかな?」
白露「あ……うん」
時雨「白露の水着も中々だったけどね……」
白露「え、それ父性とか関係ある?」
————
白露「うるさい!」
時雨「最早長所ですらなくなってきたね」
白露「どおよ! これなら!」
時雨「江風は山風によくうるさいって言われてるね」
白露「あ、あたしだっていっちばーんいっちばーんうるさくて……」
時雨「そう、それだよ」
白露「え?」
時雨「白露は誰よりも一番であることを誇りに思っているのさ。誰よりもね」
時雨「一番を推した回数は、一番だよ」
白露「や……やったああああああ!!」
時雨「ふふ……姉ながら単純だなあ……」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.35 )
- 日時: 2018/08/25 19:43
- 名前: エボルト (ID: x40/.lqv)
【ボクっ娘艦隊】
時雨「ボクっ娘と言っても……」
最上「気付いたらこの一人称だし、あんまり気にしないよね」
レーべ「そういえば、一回だけこの6人で出撃したことがあるよね」
松風「そうだね、司令官のお遊びらしいけど」
皐月「皆で一杯相手の艦載機墜としたよね!」
初月「そうだな。全員の対空能力がかなり高かったからだろう」
時雨「相手のヲ級、涙目になってたけどね……」
最上「ボク以外駆逐艦なのに、大した戦果だって提督も言ってたよ」
初月「そうか……少し嬉しいな」
松風「その後しばらく、飛龍さんが航空戦の張り合いが無いって言ってたなあ」
皐月「艦載機無くなっちゃったんだよ、きっと!」
レーべ「あり得るね……」
————
最上「そうだ、皆でご飯でも食べない?」
松風「それはまたどうしてだい?」
最上「折角共通の話題があるんだし、さ。それに……」チラッ
時雨「それに?」チラッ
初月「……なぜ僕を見る?」
レーべ「あっ……なるほど」
皐月「気付いてない初月ちゃん、可愛いね!」
初月「僕が可愛い? 冗談はよしてくれ」
最上「てことで、さ」
時雨「そうだね……提督と瑞鳳のフォローも限界があるしね……」
————
初月「……何だ、この珍妙な機械は」
レーべ「回転寿司、来たこと無いんだ……」
最上「にしても提督、本当に時雨の事信頼してるんだね。外出するって言っただけで了解されたんでしょ?」
時雨「まあ、場所とかはちゃんと言うけどね。あれでも心配性だから」
松風「大規模作戦中はちょっとだけソワソワしてるしね」
皐月「そんな司令官も可愛いよ!」
初月「どれを取ってもいいのか? これ」
時雨「あっ、そうだね。提督がお金出してくれたから、遠慮はしなくていいよ」
最上「お金まで出してくれたんだ……」
皐月「一杯食べようよ!」
レーべ「そうだね。僕も久し振りのスシだよ」
松風「しばらく食べてなかったなあ。ここは沢山食べないと」
初月「ああ……姉さん達も誘えばよかったか……」
————
提督「楽しんできたようだな」
時雨「うん。ごめんね、お金まで出してもらっちゃって」
提督「何、あれくらいはどうということはない。お前達が楽しければ、それが一番だよ」
時雨「……ふふ。優しいね、提督は」
提督「面と向かって言われるとな」
時雨「本音だよ。あ、最上からもありがとうって」
提督「そうか。……もう遅い、寝たらどうだ」
時雨「うん? そんな時間でもないようだけど」
提督「まだ仕事があるんでな。いても楽しくないぞ」
時雨「……今日は充分楽しんださ。提督の仕事を手伝ったっていいでしょ?」
提督「……こりゃ一本取られたな」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.36 )
- 日時: 2018/08/26 20:04
- 名前: エボルト (ID: x40/.lqv)
【お返しだよ】
提督「……」カキカキ
時雨「提督」ガチャ
提督「ん、時雨か。どうした?」
時雨「いや、夕立を見かけてないかい?」
提督「夕立? そういえば今日は見てないな」
時雨「……そう。邪魔したね」ガチャ
提督「いきなりどうしたんだ、あいつ……」
————
時雨「提督ッ!」ガチャ
提督「うおっ、今度はどうした!?」
時雨「ゆっ、夕立が……夕立が……」
提督「夕立がどうした!?」
時雨「いいから一緒に来て!」グイッ
提督「んんっ!?」
————
提督「お前達の部屋で何が……」
時雨「……」ガチャ
夕立「」チマミレ
提督「夕立!? おいっ、大丈夫か!?」
時雨「夕立……」グスッ
提督「おい、夕立! 夕立!」
時雨「……」
提督「……時雨? 何を笑ってる?」
時雨「ふふっ……いや、まさか引っ掛かるなんて思ってなかったからさ」
提督「引っ掛かる? ……まさか」
夕立「ぽい……夕立お腹空いたっぽい……」ムクリ
提督「ああ……そういうことか……」
時雨「この間、ドッキリされたからね。今度は僕からのドッキリだよ」
夕立「時雨が奢ってくれるって言うからやったっぽい」
提督「おい時雨、夕立悪い奴に捕まったりしないかな?」
時雨「……こうも簡単に釣られるのは、姉として……ね」
時雨「まあ、提督も大概なんだけど」
提督「してやられたよ」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.37 )
- 日時: 2018/08/27 18:55
- 名前: エボルト (ID: OLpT7hrD)
【人は簡単には変わらない】
比叡「司令! 今日のカレーです!」
提督「どれどれ……」モグッ
比叡「……」ドキドキ
提督「……美味いじゃないか! すっかり上達したな!」
比叡「そ、そうですか? ありがとうございます!」
金剛「……」ジー
————
金剛「Hey提督! 比叡は確実に上達してるようデスネー」
提督「ああ。嬉しい限りだよ」
金剛「ですが比叡がああも上手くなっているのに、ワタシ達が黙ってる訳にもいきマセン」
提督「つまり何が言いたい」
金剛「明日、金剛型で料理勝負をしマス!」
提督「……はい?」
————
金剛「準備万端ネ!」
榛名「よく分からないことに巻き込まれてますが、榛名は大丈夫です!」
霧島「さりげなくディスるわね……」
比叡「料理でも! 負けません!」
提督「……で、金剛。細かいことは決めてるのか?」
金剛「勿論デス!」フフーン
金剛「昨日提督はカレーを食べてるのでカレーは無しデス。お題自体は自由デス……提督に食べてもらって、最終的に評価をしてもらいマス!」
提督「気は進まないが……まあ、乗り掛かった船だ。やろう」
比叡「う、カレーは無しですか……でも! この比叡、全力で行きます!」
————
榛名「提督、どうぞ……!」
提督「最初の完成は榛名か。どれ……うおっ!?」
榛名「ど、どうしました!?」
提督「これは……眩しすぎて直視出来んっ!」
提督「これ程の料理が作れるとは……何か入れたのか?」
榛名「え、えと……」
榛名「その……愛、です……」カァァッ
金剛「榛名! 抜け駆けはダメネー!」
霧島「お姉様、まだ完成してないじゃないですか」
提督「では……頂こう」モグッ
榛名「……」
提督「……素晴らしい。『肉じゃが』の範疇を越えている」
榛名「そ、それって……」
提督「恐らく、榛名が一番美味い」
金剛「Hey提督! 決定は全員のを食べてからにするネ!」
提督「ああ、そのつもりだが……美味い、美味すぎる」モグモグ
————
金剛「出来たネー! ワタシの渾身のバーニングラブ!」
提督「これは……見たことがあるな。フィッシュ&チップスか」
金剛「本場のイギリス料理ネ!」
提督「イギリス料理、か……うん、頂こう」モグッ
金剛「どうデスカ!?」
提督「うん……何と言ったらいいのか」
提督「決して、決して不味い訳じゃないんだが……何故だろう、天ぷらの方が美味しいと思う」
金剛「Oh……そうデスカ」
提督「だが一つ思ったことが」
金剛「……何デスカ?」
提督「お前は多分、イギリス料理にこだわらなければ美味く作れる」
金剛「そう……デスカ……」ガクッ
比叡「お姉様にとってイギリスは魂ですからね……」
————
霧島「では司令、私の品を」
提督「そぼろ丼か。小さい頃はよく食べた」モグッ
霧島「どうでしょうか?」
提督「んー……美味いね」
霧島「良かった……!」
提督「ただまあ、榛名みたいにめちゃくちゃ美味いって訳でもないかな。レシピ通りに作りすぎてるんだ」
霧島「なっ……レシピが悪いのですか?」
提督「いいや。むしろ基本のレシピは一番大事だ。ただ、もう一押しが足りなかったな」
霧島「そうですか……精進しますね」
————
比叡「最後は私です!」
提督「……何? これ」
比叡「カレーはルール上無理だったので、シンプルにオムライスにしました!」
提督「オムライス……? 物体Xの間違いじゃないか……?」ボソッ
比叡「? 何か?」
提督「いいや何も。さあ、頂こう」モグッ
提督「……」
提督「しまった……」
比叡「どうですか!?」
提督「……ごめん。美味くは、ない」
比叡「そう、ですか……」
提督「あまり気を落とさないでくれ。カレーの美味さは本物だったし、今回は仕方ない」
比叡「……はい!」
提督「……」
————
提督「榛名が圧倒的正妻力で一位、霧島が安定の美味さで二位、金剛は……魂がずれてて三位。比叡……うん……」
提督「そういえばあいつに教えたの、カレーだけだった……そりゃ他の料理はそのままに決まってる」
提督「……あいつを変えるのは無理そうだな」
————
- Re: 提督「艦娘達との日常」【艦これSS】 ( No.38 )
- 日時: 2018/08/28 20:06
- 名前: エボルト (ID: x40/.lqv)
【深海ノ生活】
北方棲姫「オ姉チャン」
港湾棲姫「アラ、ドウシタノ? ホッポ」
北方棲姫「遊ンデー」
港湾棲姫「ンー……ゴメンナサイ、今手ガ離セナイノヨ」
北方棲姫「エエー……」
港湾棲姫「集積地棲姫ノ部屋二行ったら、遊ンデクレルカモシレナイワネ」
北方棲姫「ワカッタ」テクテク
港湾棲姫「集積地モ、ホッポト関ワレバ少シハ変ワルカモシレナイワ」
————
北方棲姫「集積地オ姉チャン」ガチャ
集積地棲姫「ア? ンダヨ、北方棲姫カヨ……」
北方棲姫「遊ンデクレルッテ港湾オ姉チャンガ言ッテタ」
集積地棲姫「港湾? アノ野郎……アタシハ子守リナンカ出来ナイッテノニ」
北方棲姫「……」キラキラ
集積地棲姫「グ……ソンナ目デ見ルナヨナ……」
集積地棲姫「デモマア……ウン、コイツヲ使ウカ」ガサゴソ
北方棲姫「?」
集積地棲姫「コレ、オ前二ヤルヨ」ポイッ
北方棲姫「コレ……」パシッ
北方棲姫「ゼロダ!」
集積地棲姫「チャチナ模型ダケドナ……ソレデ遊ンデロ」
北方棲姫「ワーイ!」ピュー
集積地棲姫「……子供ハ苦手ダヨ」
————
戦艦棲姫「フフ……図ッタワネ、港湾棲姫」
港湾棲姫「戦艦棲姫……サア、ナンノコトカシラ」
戦艦棲姫「ホッポヲ使ッテ集積地棲姫ガ馴染メルヨウニシテヤロウトハネ」
港湾棲姫「ドウカシラネ。私ハタダ、可愛イ妹ヲ遊ビニヤッタダケヨ」
戦艦棲姫「ソウ……アラ、アレホッポジャナイ?」
港湾棲姫「ホントダワ」
北方棲姫「オ姉チャン! 集積地オ姉チャンカラゼロ貰ッタ!」
港湾棲姫「良カッタワネ〜」ナデナデ
戦艦棲姫「フーン、アノ集積地棲姫ガ、ネェ……」
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集積地棲姫「ブェックショイ!」
集積地棲姫「ウウ……噂サレテンナ……」
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