ダーク・ファンタジー小説

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スキルワールド
日時: 2019/02/24 17:59
名前: マシュ&マロ (ID: R9GAA8IU)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode=view&no=1029

 どうも、マシュ&マロです

 この小説は『スキル』と呼ばれる能力を持つ者が存在する世界を題材にしたファンタジー作品です。
{自分の文才はかなり低いですが、諦めずに書こうと思っています}



※注意書き※

・オリキャラの募集はリクエスト掲示板でやっています。

・小説への意見や指摘は、リクエスト掲示板にあるスレットへお願いします

・作者は投稿が遅かったりしますので、ご了承下さい

・スキルワールドの説明などはリクエスト掲示板にありますので興味のある方はお読み下さい


それでは小説スタートッ!!



 第一幕『黒奈友間という少年』
 >>64


 第二幕『一人の裏切り者』
 (前半)>>102

Re: スキルワールド ( No.49 )
日時: 2018/07/08 19:19
名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)


 ここは真夜中の港、そして今ここは荒れていた


 ズバァァアァアアンッ!!


 「無茶苦茶だなジャッキーは?」

 「そういう君はどうなんだい?」

 「んっ、ああ俺はただの見学人って感じだな」

 「そう言わず、どうかな? 湯水くんは君の彼女さんと戦ってて不在だし、本音を言って体を動かしたいと思ってるんだよ」

 「やっぱ展開的にそうなる?、ってかジャッキーは彼女じゃねぇぞ!」

 「・・・そうか、ではさっそく始めるとしよう」

 そう言って双方とも身構える、それと普通に考えれば大男こと吉川よしかわの方が体格的には有利だがどうなのだろうか?

 「スキル『発電』ッ!!、こりゃあ最初っから本気の方が良いかもな」

 「君がそう思うならそうすれば良いよ」

 「お前って掴みにくい奴だな、何ていうか否定しないよな」

 「ただ否定したところで何も変わらないと思ってるだけだよ」

 「そうかよ、じゃあフルスロットルでいくぜっ!!」

 たちまち全身が強く発光したかと思うと、雷神を思わせる姿へと変貌した

 「神々しい姿だね、まるで雷神様だ」

 「そうかよ、こちとら燃費が悪くて充電がもう少しで切れそうなんだよ。だからサッサッと勝負を着ける」

 「では、こちらも本気というものを出させて頂きましょうか」

 そう言ったかと思うと吉川の姿が変貌していき恐ろしい鬼へと変身した

 「フー、フー、フー、やっぱり鬼というのは高揚感があるな」

 「そんじゃ殺るか?」

 「それでは、お手合わせ願いましょう((バッ」




 バァアァアァンッ!!


 先手を取ったのは吉川、そして京八の首には吉川の蹴りがメリ込んでいた

 「こりゃあ首がミシミシすんな....。だけど、そんな程度だな」

 「・・・・・・?」

 「前置きしとくが、俺のはちと痛ぇからな ((グッ」


 ドガァァアアアアアンッ!!!


 「!!...、グアッ!」

 「痛ぇだろ?、そんじゃ少しの間でも寝てな」

 そう言って吉川にもう一撃を顔面に叩き込む京八、吉川の方は呆気なく倉庫の壁まで飛ばされ気絶して倒れ込んだ


 「フー、これでこっちは一件落ちゃ...く..。」

 京八は立ち眩みがして姿が元に戻る、そしてあまりの立ち眩みで床に尻もちをついてしまった

 「や、やっぱ反動がキツいな...。ちょっと休...む..。((バタッ」

 全てを言い終わる前に眠ってしまった京八、ところで誰かのことを忘れている気がするが気のせいかな?

Re: スキルワールド ( No.50 )
日時: 2018/07/11 23:48
名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)



 「チッ! クソがッ!」

 「アンタが弱いからでしょ」

 そう言ったジャッキーの目の前には悪態をついているボロボロの湯水がいた

 「お前、アイツとは桁が違うじゃねぇかよ」

 「あら、友間のことかしら? 残念だけど友間を倒したらしいけど、私と友間とじゃ経験も実力も違うのよ」

 「ああそうかよ、なら俺も奥の手だ!」

 そう言ったかと思うと湯水の手に紫色をした煙が吹き出してジャッキーを包み込み、湯水の方は思わず笑みをこぼした

 「ふ〜ん、催眠ガスみたいなモノかしら?」

 「はっ?」

 ジャッキーの声が聞こえたかと思うと煙の中からジャッキー本人が現れた

 「悪いけど、怒ってる時の私にこんなモノは目眩ましにすらならないわよ」

 「チッ!、なら次の手を ((ドゴッ!」

 ジャッキーの怒りの鉄拳が炸裂して湯水を吹き飛ばす、そしてこう言った

 「うっさいわね!、私はシセラを捜すのに必死なのよ!」

 「お、おい待て、待てよ!」

 湯水がそう言ったのを構わず無視して立ち去ろうとするジャッキー、それに激怒した湯水はポケットから“あるモノ”を取り出した

 「フザケンナッ!! ((ブスッ!」

 「んっ?、!!....まさかアンタ!、“ソレ”って!」

 湯水の腕には緑色の液体が入った注射器が刺されており、その様子にジャッキーは驚いていた

 「そうだよ、違法薬品“トリガー”だよ」

 「バカ!、ソレがどんなに危険なのか分かってんの!?」

 ジャッキーが慌てて言ったのも束の間、湯水の体がヒクヒクと痙攣したかと思うと突然として止まった

 「ヘハッ! ヘハハハハッ!!」

 「もう!、何でシセラを助けるのにコイツの相手しなきゃならないの?」

 そう言うジャッキーの目の前には目の血走っている湯水がいたのであった


 [〜 場所は変わって 〜]


 「お〜い、シセラ〜! 居るの〜?」

 今、友間と蘇芳は新たな倉庫へと移動しシセラを捜索していた、すると・・・・・・。

 「シセラ!!、良かった生きてて!」

 気絶してはいるが友間の目線の先にはシセラが椅子に座らされていた、客観的に見れば怪しく思えるだろうが友間は蘇芳の制止も聞かずにシセラへと走り寄った

 「シセラ! シセラ!、大丈夫!?意識はある!?」

 「うぅ〜、友..間さん....?」

 「よし、じゃあこんな場所から早く出よ・・・。」

 「おやおや、こんな場所とは聞き捨てならないよぉ〜」

 「土神っ! 何処だ!?」

 友間が周りを見回したと同時に倉庫の扉が音を立てて閉じてしまい、倉庫にある上の階から誰かが降りてきた

 「折角のゲームなんだし、ヒロインをラスボスから自力で奪い返すってのはどうだい?」

 「そ、それはちょっと遠慮したいのですがぁ〜」

 「う〜む、それは残念だ。まあ君らを生きて帰らす気は微塵すらも無いけどね」

 「そうだと思ってました」

 「ちょっと友間!、悠長に話してる前にシセラを連れて逃げなくちゃ!」

 「それを、させると思うかい?」

 土神のその声が聞こえたかと思うと常識外れな脚力で友間へと飛び出してきて重い蹴りを放つと友間を蹴り飛ばした

 「ドガッ!)) うっ! 性質<炎>ッ!!」

 「やっと殺る気になってくれたかい?」

 「ああ、今のでお前を殴り飛ばす覚悟が整ったよ」

 「ふふ、良い目だね、それでこそゲームの楽しみがあるってものだよね」

 「友間!、まずはシセラの確保からしてっ! シセラにまで被害が及んだらジャッキーが黙ってないよ!」

 「確かに、それじゃあ準備は良いかな蘇芳?」

 「『赤き精彩ブラッティーレイン』ッ!!、こっちも準備万端よ」

 スキルを発動した蘇芳は親指の爪で手首を切ると、そこから大量の血が吹き出して固まると血で作られた剣に変化した

 「それって面白いスキルだな蘇芳」

 「どうも友間、じゃあ土神のことは任せるわよ」

 「OK蘇芳、それとラスボス戦の開幕だ」

Re: スキルワールド ( No.51 )
日時: 2018/08/14 17:26
名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)



 土神は思っていたより強かった。そして今は空中に放り出されたところだった


 「ガシャン!)) ぐっ!、畜生」

 「そう怒るもんじゃないよ、ただ君との力の差があり過ぎただけなんだよ」

 「へー、良いこと聞きましたよ」

 友間は皮肉を込めて言ったあと、体から吹き出した炎を強めて土神に向かって飛び出していった

 「おっと、危ないね ((スカッ」

 「オリャァアァアァアッ!!」


 ーードガンッ!!


 猛攻のすえに土神の腹に気合いの一撃が喰らわされた、だが土神は痛みに顔が歪むどころか笑ったのだ

 「フフフフフ、ハァハハハハハ!」

 「(な、何だコイツ、炎で殴られたってのに熱くないの?)」

 友間は土神の笑ってる隙を突いて止めることなく拳で殴り続けた。そして最後にトドメの炎の一撃を放とうとした時だった

 「ガシ!)) いい加減にしてくれるかな〜?」

 「う!、放..しやがれ、悪党」

 「あっ?、今何て言った?」

 「悪...党って、言ったんだよ」

 その言葉が気に触れたのか土神の表情がキツくなり首を絞めている手にも力が入っていく

 「(く、苦しい!、でも蘇芳はシセラと一緒に逃げられたみたいだね)」

 「人のことより、まずは自分のことを考えといた方が良いよ」

 「だ...い丈夫です.....奥...の手があるん...で..」

 「ほう、それはそれは楽しみだね。だけど君はもう死ぬんだよ?」

 ーーボギッ!!


 首の折れた音がして土神の手が緩む、すると次の瞬間には友間が爆発した


 「なっ・・・・・・。」


 爆発は倉庫全体を震わせる程の大きさがあった、最も爆発地点の近くにいた土神は吹き飛ばされた

 「ゲッホ!ゲホ!ゲホ! く、苦しかったぁ」

 煙の中から人影が現れると友間の声だと分かった、しかし何で生きているのだろうか

 「スキル使用中は死なないって効果があって良かった」

 「面白いスキルだね、なら今のが奥の手なのかい?」

 「!!....えっ!、まだ生き ((ドガッ」

 生きてることを実感していたのも束の間に、まだ煙が充満してる中で友間の背に痛みが走って吹き飛ばされた

 「ガシャン!)) グッ!、ったくお前もお前で不死身なのか?」

 「いやいや、ただ自分のスキルで体をちょっと操作しただけさ」

 段々と煙が晴れてくると土神の姿が見えてきたが、驚く程に土神の肉体がムキムキになっており友間の心は不安で重くなった

 「さあ、ゲームの続きをしようか」

Re: スキルワールド ( No.52 )
日時: 2018/07/16 20:38
名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)



 目の前にいる人物は化け物だった、そして今この瞬間にまた友間は死んだ


 ーーボギッ!!


 「また首の骨が折れられたな」

 「まったく、そろそろ殺されようとは思わないのかい?」

 「いえ、逆に心が燃えてきました」

 「ハハハハ、体も燃えてるのに心まで燃えてるとはね」

 とは言ったものの金剛力士像の如く肉体になった土神に、友間のパンチなど効くはずもなく炎の熱すら厚い筋肉のせいで無意味に等しかった

 「どうした?、ボス戦なんだからボスと戦うに相応しい戦い方をしてくれよ?」

 「・・・・・・いちょう、最後の手段なら残ってますよ....。」

 「また自爆かい?、だけど一度君が試したけど生きてたけどね」

 「それよりも良い方法です」

 「じゃあ試してみなよ、逃げも隠れもせずに正面から受け止めてあげるよ」

 「(しめた! この瞬間を待ってたんだよ、確実に土神に当てられる瞬間をな)」

 友間はスーツが筋肉ではち切れそうな土神から目を離すと右腕に意識を集中させた


 「(右腕が壊れない程度に力を注いでるイメージを・・・・・・。)」


 すると友間の体から炎が消え、逆に右腕には血のように赤く燃える炎が吹き出した

 「ほお、これは凄いじゃないか友間くん」

 「そういうのは一発喰らってからお願いします」

 そう言うと友間は走り出したが土神は相変わらず立ったまま動かない、そしてこれが最初で最後のチャンスかもしれない


 「喰ゥラえェェェーーーッ!!」


 ーードガンッ!!


 右腕の拳が当たった瞬間は何事もなかったが、続いて拳から土神に向けて爆発のような炎が吹き出して土神の肉体を焼き貫いたのであった

 「ァアッ!!、ぎゃああぁあぁぁっ!!」

 苦痛の叫びを挙げて地面に倒れながらも腹に空いた大穴を抑えようとする土神、それとは対照的に静かな友間は気絶寸前だった

 「(や、ヤバイ...体が重いし目の前が見えにくくなってきた、でも自分はまだ死ねない)」

 土神の最後までを見届けようと友間は気合いと根性で土神の方を向いた、だが次の瞬間には顔が青ざめた


 ーードガンッ!!


 「ガシャン!)) うっ! 脇腹の骨が」


 左の脇腹辺りを抑える友間、スキルを使用すれば一瞬で修復するがそんな力は残っていない

 「これは流石の自分でも危なかったよ、まさか体を焼き貫かれるとはね」

 その声の主は何を隠そう土神本人であった、そして土神自身は悠然と立っており腹に空いた穴は肉の塊が塞いでいた

 「お前...何者だよ、それか不死身かもな...。」

 「いやいや、不死身ではないけど近いかもしれないね」

 「やっぱ...化け物だな、お前」

 「そうだ、君とのお別れの前に何のスキルなのか教えておいてあげようかな・・・・・・。」

Re: スキルワールド ( No.53 )
日時: 2018/07/18 18:50
名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)



 「スキルの名前は『細胞コントローラー』、簡単に言っちゃえば自身の体の細胞全てを操れる、こんな風にね」

 すると土神の左手が岩のようにデコボコとなり灰色の塊と化した

 「今のは左手の細胞を操作して硬化させたんだ、これはどのぐらいの威力になるんだろうね」

 「うわッと! ((ドガン!」

 友間は気合いで何とか避けることができたが、もし避けられなかったなら先程までいた所のようになっていただろう

 「ハァ ハァ ハァ ハァ.....けっこう頑張ったつもりだったんだけど、アンタには勝てそうにないみたいだな」

 「そういう事。もし君からダメージを負ったとしても、細胞を新しく作っちゃえば済んじゃう話しなんだよね」

 「そうですか....。だけど俺にも俺なりの戦い方があるんですよ。“性質<炎>”」

 スキルを発動した友間だが、体から炎が燃え上がるどころか右腕に弱々しい炎が灯っただけだった

 「そんな炎でボスを倒すつもりかい?、だったら面白い冗談だね」

 「悪いですけど、お前を全力で倒すつもりです」

 「面白い! 冗談より面白いことを聞けたよ」

 「それはどうも・・・・・・。」

 友間は飛び出そうと腰を屈めた、だがその瞬間に土神の背後から蘇芳が現れたかと思うと自身の血で作られた剣を両手で勢いよく降り下ろしたのであった


 ーーバキンッ!!


 血の刃は土神の肉を抉り切るどころか硬い肌に弾かれて後ろへと高らかに跳んでいってしまった


 「えっ!・・・・・、え〜と....ハロ〜?」

 「蘇芳! 何で戻って来たの?、シセラはどうしたの!?」

 すると蘇芳の後ろからシセラが現れて、友間にこう言った

 「た、助けに....来たんで、..す」

 「それに仲間を助けるために仲間を犠牲には出来ないからね」

 「感動的な友情の話をする前に、誰かを忘れてないかい」

 「ええ、そこんところは大丈夫よ」

 そう言って蘇芳は後ろにいるシセラに目で合図を送るとシセラは片手を差し出した、そして蘇芳はその手を血の剣の破片で突き刺した

 「ッ!!、シセラッ!」

 友間は一瞬だけ取り乱したがシセラの覚悟のある目を見たことで我に帰ると、シセラは土神の背に向かって飛び付いた

 「なっ、シセラちゃんから抱きついてくれるとは嬉しいね」

 嬉しそうな土神をよそに、友間は走り寄ってきた蘇芳に信じられない程の力で倉庫の外へと運ばれていった

 「あっ! しまった、二人が逃げてしまっ・・・・・・」

 「覚悟して...下さいね.....。」



 “苦痛ノ解放”ッ!!



 土神の言葉は最後まで言う前に、シセラを中心とした爆発が起こり音と光が全てを包み込んだのであった


 ーードッガアァァアアアンッ!!





 ・・・・・・・。





 どのくらい時間が経っただろうか、友間はのしかかってる瓦礫をどうにかどかすと辺りを見回した

 「えっ・・・・。蘇芳?、シセラ?」

 「う〜ん、いたたた。まさかここまでの威力があったなんて」

 「蘇芳!?、良かった生きてて!!」

 「あーもーちょっと離れてよ友間、ところでシセラは?」

 友間は今までシセラの姿があった場所を見てみた、だが瓦礫の山が積もっているだけだった

 「ま、まさかね、そんなはずは・・・・。」

 だが瓦礫が降り注いできたはずなので生きてるかと考えれば難しいかもしれない、しかしそんな考えを拒絶するかのように友間は立ち上がると瓦礫の山へとヨタヨタと近寄ってみたところ瓦礫の山から声が聞こえた

 「だから言ったじゃないか、君では勝てないって」

 「ゾクッ)) まだ生きてるのか!?」

 そう思わず友間が言うと、瓦礫の山から人影が姿を現した

 「ヤッホー♪、それとシセラちゃんは生きてるよ〜」

 そう言って気絶しているシセラを見えるように片手で掲げる土神、化け物にも思える相手を前に友間は恐怖とは別の感情が沸き立った

 「・・・・・その手....、離せや」

 「んっ?、離せ? どうしてだい?」

 「その手を!、シセラから離せやッ!!」

 そう友間は叫んだかと思うと右腕に弱々しく燃えていた炎が全身に燃え移り、炎が全身から燃え盛ったのであった

 「まだ挑むつもりかい?、結局は全員殺されるというのに?」

 「そんなのは俺の知った事じゃねぇ!、俺はお前を焼き殺すっ!」

 どこから言葉が出てくるのかは分からなかったが友間はもう目の前の土神だけを見ていた、そんな友間の脳裏に声が響いてきた

 (「友間様、私です!エンです!」)

 「(えっ!、エン? どうしたの?)」

 (「今こそ、スキルの本領を発揮する時です!、さあ何かを大声で叫んで下さい」)

 「(何かって言われても....。んーじゃあ、シセラの真似になるかもしれないけど、借りるよシセラ・・・・・。)」


 “性質ノ解放”ッ!!


 そう辺りを震わせる程に叫んだ友間。そして次の瞬間、ジェット噴射のように全身から炎が吹き出し真夜中の夜を昼間へと変えた


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