二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【銀魂】魔法の国からやって来た【夢小説】
日時: 2011/10/25 19:37
名前: アニホとミシン (ID: Qh0QXHw.)

夢小説好きの友人に「銀魂の夢小説書いて!」と頼まれて書いた作品です。
初めての夢小説なので可笑しいところも多々あると思いますが、よろしくお願いしたします!


〜目次〜


>>1 プロローグ
>>2->>9 第一話(1)『魔法の国からやって来た少女』
>>10->>20 第一話(2)『とある使い魔の奔走』
>>21->>23 第一話(3)『オーガVS万事屋銀ちゃん』
>>24->>31 第一話(4)『魔法使いもヒーローも遅れてやって来る』
>>32->>57 第二話(1)『武装警察真選組』
>>58->>62 第三話(1)『その男の名は』
>>63->>72 第三話(2)『花よりも団子よりも』
>>73->>82 第四話(1)『リーフレット・キルケゴール』
>>83->>93 第四話(2)『下着泥棒って懲役何年くらいなのかな』
>>96->>100 第五話(1)『和の祭に洋の姫』
>>101->>120 第五話(2)『かくして祭がやって来る』
>>121- 第五話(3)『眠れる姫君は夢を見る』

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Re: 【銀魂】魔法の国からやって来た【夢小説】 ( No.124 )
日時: 2011/10/25 19:18
名前: アニホとミシン ◆rWjtunSpWU (ID: Qh0QXHw.)

>>122 Sky様

あ、ハルピュイヤじゃなくてハルピュイアです(笑)
バトルロイヤルとバトルロワイアル、みたいな間違いもよくありますよねww
しまった、その壁があったか!←
ならば仕方がない……うちの弟を嫁に貰ってやってください(・ω・)つ反抗期の弟
男前な女の子は大好物なので問題ありません(キリッ

Re: 【銀魂】魔法の国からやって来た【夢小説】 ( No.125 )
日時: 2011/10/28 17:59
名前: アニホとミシン ◆rWjtunSpWU (ID: Qh0QXHw.)


     *     *     *


 ぐらり、と、絢爛な衣装に包まれた体が傾く。
 真っ黒な生地に真っ白なレースがよく映えた豪華なドレス。
パニエを内蔵したスカートのボリュームもかなりあって、どんな体勢でもふわりと花を逆さまにしたように膨らんでいた。
 眩暈がするほどのフリルに彩られた姫袖から伸びるのは触れれば折れてしまいそうに細い腕。
 纏うドレスのレースやフリルよりも白いその繊手からは、どくどくと、色鮮やかな血が流れ出ていた。
 白と赤の鮮烈すぎるコントラスト。
 その美しさに脳を揺さぶられたような衝撃を受けながら、河上万済は変装に使っていたマントを脱ぎ捨てた。

 成功した。
 いま使ったのは、人が気絶する限界ギリギリまで電圧を減らしたスタンガンだ。
 よほどか弱い子供にしか効かないはずなのだが、どうやらこの少女にはそれで充分だったらしい。
 多少の出血を伴うというデメリットもあるのだが。

 エスペランサの羽毛のように軽い体が地面に倒れる前に、壊れ物を扱うような丁寧さで受け止める。

「これが、斑鳩桔梗殿でござるか……」

 美しい。
 その一言を何度呟いても足りないほど、美しい少女だ。
 必要以上に綺麗でもはや人間にすら見えない。
 晋助が惚れたという彼女は本当にこの世の生き物なのだろうか。
 世界を滅ぼそうとする魔王がここにいたって、この少女だけは生かしておくはずだ。

Re: 【銀魂】魔法の国からやって来た【夢小説】 ( No.126 )
日時: 2011/10/28 18:34
名前: アニホとミシン ◆rWjtunSpWU (ID: Qh0QXHw.)

 写真で耐性をつけておいて良かった。

 心中でそう呟き、河上万済は少女の体を抱いたままスタスタと歩き始めた。
 移動しながらも出血した少女の腕に包帯を巻く。
 彼女のことはガラス細工の天使として扱えと、晋助に念を押されているのだ。

 周囲の人々はすでに逃げたのか影すらも見当たらない。
 ゆえに人目を憚ることもなく一分ほど進めば、あらかじめ用意していた車が見えた。
 運転席に座っているのは目立たないように変装した男。
 変態ロリコンこと武市変平太は、万済に抱きかかえられた少女を見て思わずといった感じで息を呑んだ。

「それが『真選組の姫君』こと斑鳩桔梗ですか……ああ、この美しさたるや! わざわざ面倒な歌舞伎町まで来た甲斐があったというものです!!」

 たっぷり三十秒ほど固まったかと思うと、一気に赤味を帯びた顔で叫び始める変平太。
 自称“子供好きのフェミニスト”な彼にとって、可憐と神秘を極めた少女の姿は刺激的すぎたらしい。
 あるいは幻想的すぎたのか。
 とにもかくにも騒がれると色々面倒なので、さっさと車に乗り込み運転しろと目で合図をする。
 サングラス越しにでも自分の意図がわかったらしい。
 未だに感激を隠しきれぬ形相ながらも彼はキーを回し、どこにでもあるような乗用車を発進させた。

「しかし、うちのリーダーが心酔するほどの美少女と聞いたから覚悟はしていたものの、まさかここまでとは……。想像を絶する美しさというのは本当にあるものなんですねぇ」
「桔梗殿の写真をあらかじめ見たのは、また子殿と拙者だけでござるからな。……『こいつを連れて来い』と写真を見せられたときはビックリしたでござるよ」

 色白の華奢な体つき、純銀の髪、何より印象的なのが、見た事のない絶世の美貌。
 あんな素晴らしい美貌が、この世に存在するなんて。
 写真を見せられたときの自分は、ただの写真だというのに、吸い込まれそうな不思議な心地を味わっていた。
 そして実物はそれ以上。
 彼女が自分の隣で眠っているというだけで、まるで天国にでも来たような錯覚を覚える。

Re: 【銀魂】魔法の国からやって来た【夢小説】 ( No.127 )
日時: 2011/10/28 23:06
名前: くろね子 (ID: NPMu05CX)  

文才ありすぎっ……ファンです、がんばってください!
姫姉様やリーフレット君ってイメージソングとかあるんですか?

Re: 【銀魂】魔法の国からやって来た【夢小説】 ( No.128 )
日時: 2011/10/29 11:03
名前: くろね子 (ID: ySP8nr/s)  

あと、オリキャラの募集とかってしてないんですか?


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