二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- レッドレイヴン —からっぽの人形—
- 日時: 2012/05/11 17:40
- 名前: 黒猫 (ID: okEdKXH3)
- 参照: http://www,kuroneko.cc/novel
小説、書きまーす。
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- Re: レッドレイヴン ( No.104 )
- 日時: 2012/04/05 17:29
- 名前: 黒猫 (ID: jJL3NZcM)
アンディは来た道を戻る。その間、リリーは楽しそうに話す。
「でね、その子は本が好きでね。昔、いたずらで落書きしたら川に落とされたんだよ」
どうやら、昔からライアーはひどいらしい。
「どこで知り合ったのさ?」
リリーはにっこりと笑った。
「え〜と、知り合いのキャシーっていう人が拾ってきたの」
「キャシー?」
「すごい人なんだ。刀鍛冶をしていて、すっごく強かった人。あなたに少し似ているよ」
その人がライアーの保護者だった人のようだ。刀鍛冶をしていたなんて珍しい。
「あのね、あたしの親友はとっても優しいんだ。他の人には厳しいけどね。だから、自分に嘘をつくの。1人で抱え込んでしまうんだ」
アンディは、ライアーがうずくまって寝ている姿を思い出した。
リリーはひまわりのように笑うと、
「でも、今は1人じゃないみたいだね。あなたのような友達もいるみたいだし、よかったよかった」
アンディはリリーを見て、ライアーの事を考えた。
(ライアーにはもったいない友達じゃないかな?)
- Re: レッドレイヴン ( No.105 )
- 日時: 2012/04/05 21:34
- 名前: 黒猫 (ID: XsTmunS8)
そのあと、いろいろとリリーの口からライアーの思い出話を聞いた。
どことなく、雰囲気はノアに似ている。
「あとね…?」
リリーは顔を上げた。アンディは勘でその場をよける。先ほど、アンディが立っていたところに、シャルルが突き刺さる。
「アンディ、見つけた!…リリー?」
「ノア?ってことは!」
リリーはライアーを見つけると、走り出した。
ライアーは…全力で逃げた。ノアとアンディは顔を見合わせると、2人を追いかけた。
「おい、俺を助けてからいけ!」
シャルルの叫びは誰にも相手にされなかった。
- Re: レッドレイヴン ( No.106 )
- 日時: 2012/04/06 08:41
- 名前: ジロ (ID: IAQru7qe)
おお(◎0◎)進んでた(><)
ライアーにかわいい親友がいたんですね・・・
シャルルの扱いに笑いました(^▽^)
続きが気になります(汗)
- Re: レッドレイヴン ( No.107 )
- 日時: 2012/04/06 16:20
- 名前: 黒猫 (ID: XsTmunS8)
(何故、あいつが〈首狩り屋〉といる!!)
ライアーは自分の仕事を忘れて走った。ケースが邪魔で仕方がない。
逢いたくなかった。よりによって、スキャッグスがこの町にある、この状況でどうしてあってしまったのだろうか。
ライアーが唇をかみしめた。と同時に、リリーに体当たりされ顔面から地面に突っ込んだ。
「っ!」
仮面の上から顔を押さえ、痛みに体を震わせるライアーをリリーが取り押さえる。
「なんで逃げるのよ!!」
「っ…触るな」
自分でも驚くくらい冷たい声を出す。傷ついた顔をするリリー。それはそうだろう。長い間会っていなかった親友に拒絶ともいえる態度を取られたのだから。
(…最低だ)
自己嫌悪に陥りながらも、リリーを突き飛ばす。
そして、また逃げるように走った。
- Re: レッドレイヴン ( No.108 )
- 日時: 2012/04/06 17:02
- 名前: 霜月 (ID: yIVvsUU5)
おお!
かなり進んでる♪
ライア—の保護者を一度、拝みに行きたいっ…!
読み終わって、そう思いましたw
続き、気になります!(とくにライア—が。)
がんばってくださいな♪
楽しみにしてるんで!
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