二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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レッドレイヴン  —からっぽの人形—
日時: 2012/05/11 17:40
名前: 黒猫 (ID: okEdKXH3)
参照: http://www,kuroneko.cc/novel

 小説、書きまーす。
 

  

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Re: レッドレイヴン ( No.74 )
日時: 2012/03/29 20:13
名前: 黒猫 (ID: XsTmunS8)

 アンディはシャルルに連れられ、路地に向かった。
 「まったく、どうしてお前はこんな時にいないんだよ!!ライアーの実力だってわからないのに」
 「まだ銃声が聞こえているから、生きてるよ」
 「そういう問題じゃないだろ!殺し屋は人を殺すことにかけて、自分の命とプライドをかけているんだぞ。そんな殺しのエキスパートと、初仕事で戦っているライアーがかわいそうになって」
 シャルルは角を曲がると同時に、言葉を止めた。
 そこでは、ライアーが銃を壊した後だった。
 「遅い」
 ライアーはやってきたアンディに文句を言う。
 アンディはライアーの手に握られている短刀を凝視した。
 (これだけで壊したのか)
 普段のアンディだったら速やかに処刑をしていただろう。しかし、今日は違った。

 「アンディ!!」

 シャルルの悲鳴が聞こえた。
 見ると、すぐそばにナイフが飛んできた。
 (避けられない!)
 身構えたアンディの目の前でナイフは…信じられないことに止まった。誰の手にも支えられずに、宙で停止している。
 「何をやっている。速く処刑しろ」
 ライアーの声で、ケースからギロチンを出した。

Re: レッドレイヴン ( No.75 )
日時: 2012/03/29 16:11
名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)

 読んでくれたんですか?
それは嬉しいです!有難うございます♪

 そういえば、私もこのサイトでレッドレイヴンの小説を載せてみようと思っています。
まだ中途半端なので、ちゃんと話が続くかは分からないんですけど(笑)

Re: レッドレイヴン ( No.76 )
日時: 2012/03/29 16:31
名前: 霜月 (ID: 4tgQeMR/)

ひ、久しぶりにきたら、めっちゃすすんでたーーーーーっ!!!

どうも、お久しぶりです。

すごくおもしろしったです。
さすが、黒猫さんです!
つ、つづきがちょー気になりますっ!

アンディがかっこいい…!
黒猫さんはどのキャラが好きですか??

Re: レッドレイヴン ( No.77 )
日時: 2012/03/29 18:54
名前: 黒猫 (ID: XsTmunS8)

 「…あれがボクの力だ」
 ライアーは駅のホームで列車を待ちながら話した。
 「物体操作能力というかな。視界に入ったものと、半径5m以内の物を操ることができるんだ。まぁ、背後の物は”これを操る”と自分が操りたいものは操れないがね。適当に操れる物を操ると言ったところだ」
 アンディが反応しないので、ライアーは続ける。
 「でも、力が完成したところで精神的な面で捨てられた。だから、リバースナンバーじゃない」 
 「…だよ」
 アンディはライアーをにらんだ。
 「どうして僕がリバースナンバーなんだよ!」
 境遇は似ているのに、どうして自分だけがリバースナンバーなのだろうか。
 それは、嫉妬に近いものなのだろう。自分と同じ力があるのに、自分だけが武器だという。
 アンディはそれに気づき、顔をそむけた。
 「…ごめん。くだらないことで怒鳴っ」
 「君は自分で、あそこから出ようと思ったのか?」
 突然の問いにアンディは首をかしげた。
 「そうだけど…」
 「すごいな」
 「え?」
 ライアーは目を丸くしたアンディに、
 「ボクはある少女に助け出されて、出てきた。自分からは出てこれなかった。それを君は自分でそう思って出てきた。それはすごいことだと思う」
 慰めではなく、心からそう思っているのだろう。その言葉は、アンディの黒い感情を霧散させた。
 初めてそんなことを言われた。レッドレイヴンは政府の機関、世間からも嫌われている。そんな中でもアンディは特に嫌われている。時には、露骨に嫌味を言われたこともあった。
 アンディはそれらに慣れているが、こんなふうに褒められたことはない。
 アンディは赤くなった顔を隠すように、再び顔をそむけた。
 

Re: レッドレイヴン ( No.78 )
日時: 2012/03/29 20:19
名前: 黒猫 (ID: XsTmunS8)

 香菜さん、霜月さん、ありがとうございます!!
 
 香菜さん、小説楽しみにしています。載せたら教えてください!

 
 霜月さんの小説も気になっています。なので、「赤い鴉」頑張ってください!あと、僕もアンディが好きです。可愛いですよね!


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