二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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レッドレイヴン  —からっぽの人形—
日時: 2012/05/11 17:40
名前: 黒猫 (ID: okEdKXH3)
参照: http://www,kuroneko.cc/novel

 小説、書きまーす。
 

  

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Re: レッドレイヴン ( No.53 )
日時: 2012/03/19 14:11
名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)

 はい。昔は、小説カキコで鋼の錬金術師の方を。
今は小説家になろうというサイトでその続きを書いています。

 イラストも少し描いていますがまだまだ未熟で、それなりに少しずつ頑張ってます。

 黒猫さんも、頑張って下さい。

Re: レッドレイヴン ( No.54 )
日時: 2012/03/19 14:26
名前: 黒猫 (ID: XsTmunS8)

 ウォルターはライアーの手の中にある銃に目を丸くした。
 「おい、それって…」
 「スキャッグスだ」
 ライアーは不思議そうに首をかしげた。
 「知らないのか……政府の情報力もたいしたことないな」
 「アンディ、こいつの口を針と糸で縫ってやれ!!!」
 シャルルが怒鳴る。気持ちは分からなくないが、アンディはシャルルをなだめた。
 ウォルターはライアーに聞こうとした。その前にライアーが口を開く。
 「答えは?」
 「まだやるの?」
 ライアーはうなずいた。
 「ヒントはこいつらが言った」
 「…な、仲間割れ」
 ライアーはぼそっと、
 「不正解」
 つぶやいた。
 

Re: レッドレイヴン ( No.55 )
日時: 2012/05/20 08:18
名前: 黒猫 (ID: 0/Gr9X75)

 「最近のスキャッグス狩りはスキャッグスを使う。毒を以て毒を制すとは、まさにこのことだと思わないか?」
 アンディたちが答えないので、ライアーは続けた。
 「ボクはこいつらに追われていた。だから、身代わりを置いて身を守ったのだよ」
 「身代わり…」
 「スキャッグスの所有者」
 つまりライアーは、スキャッグス狩りを使ってスキャッグスを壊していたのだ。
 シャルルは妙に納得してしまった。これならスキャッグス狩りがあったところでライアーの姿が目撃される説明がつく。
 「さて、ボクの頼みを聞いてもらおうか。ボクの頼みは、スキャッグス狩りを止めてもらいたいのだよ」
 「止めるだと?」
 「このローエンを縄張りとするユートリー一家は、スキャッグスを所有している。そこにこいつらは乗り込むつもりだ」
 シャルルは、バカなとつぶやく。
 「そんな情報はないぞ!」
 「そんなんだから、たいしたことないと言われるのだよ」
 「それを言ったのはお前だぞ!!」
 ライアーは話をそらすように、
 「とにかく、君たちはゲームに負けた。それに、悪い話ではないだろ。まぁ、君たちがこの町から死人を出したいというのなら、話は別だがな」
 そこでいったん言葉を止めた。
 「おそらく…無関係な人間が5,6人死に、君たちの仕事は増えるだろう。そして、そのとき思うだろうね」
 ライアーは、固まっているアンディたちに、はっきりと言った。


 「あの時、ライアーの頼みを聞いていればよかった…と」

 ウォルターは舌打ちをした。
 「くそっ!わかった。そいつらのアジトを教えろ。あとそのスキャッグスを渡せ」
 “待ってました”と言わんばかしにライアーは地図とスキャッグスを渡す。
 「がんばって止めてこい」
 「何偉そうに命令してんだ!お前も来るんだ」
 

Re: レッドレイヴン ( No.56 )
日時: 2012/03/19 15:14
名前: 黒猫 (ID: XsTmunS8)

 シャルルはおとなしく2人についてきているライアーを盗み見た。
 これが終わったら、本部に連れていて行って構わないとライアーは言った。何を考えているのか、さっぱりわからない。
 (バカではないようだ。しかも、身体能力も高い)
 心理的誘導に長けている。身のこなしの速さと跳躍力はアンディよりも良い。
 (こいつ…何者なんだ?)
 普通の人間とは口が裂けても言えない。
 ライアーはシャルルのほうを向いた。
 仮面が厚いため、目が見えない。シャルルは思わず、目をそらした。

Re: レッドレイヴン ( No.57 )
日時: 2012/03/19 15:21
名前: 黒猫 (ID: XsTmunS8)

 着いたところは、屋上に大きな看板が付いた酒場だった。店の前にノアが隠れるように座っていた。
 「ライアー、遅い!」
 「いろいろとあってね。そっちはうまくいったようだな」
 ライアーは手をひらひらと振った。まるで犬猫を追い払うようなしぐさだ。
 「さっさと壊しに行け」
 ウォルターはアンディの頭に手を置いた。
 「こいつの見張り、よろしく」
 そういうと、酒場に入っていった。
 


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