コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- はじまりの物語 完結
- 日時: 2022/04/02 17:22
- 名前: 詩織 (ID: .DYzCgCx)
・〜・〜・〜・〜・〜・
赤い髪の少女は、不敵に笑った。
その瞳に諦めの色はない。
浮かぶのは、『希望』。きっと・・・彼も同じ瞳をしているはず。
今は顔の見えない少年を想った。
合わせた背中に感じる熱は‘信頼’と‘安心’を与えてくれる。
ぬくもりが伝わる。
君が、そこに居てくれる。
お互いそれだけで、強くなれる気がした。
『いくよ、シルファ?』
『了解、ラヴィン。』
囁くように交わされた会話を合図に、2人は地を蹴り飛び出した。
−−− 前だけを見つめて。
・〜・〜・〜・〜・〜・
はじめまして☆
小説を書くのは初挑戦(^^)
初心者なりに、まずは一話書ききること!・・を目標に頑張ります。
よろしければ、ぜひお付き合いくださいませ。
初めてで読みにくかったりするかもですが、
もし感想など頂けましたら、とってもうれしいです。
追加・・コメントいただいている作者さんのご紹介欄☆
☆せいやさん
言葉や文章がとても綺麗です。
表現が上手で、情景が浮かぶところが私は好きです。
☆ビタミンB2さん 「翼と自転車」
コメディ・ライトに書かれてます。軽快で、テンポが良くて、とっても読みやすいです。思わず笑っちゃうシーン多数。
☆あんずさん 「白銀の小鳥 From of the love」
素敵な短編集です。
優しく、でもその中にある強さが心に残る、暖かい文章です。
楽しい話から切ない話まで、表現が豊かで、そのメッセージにはいつも心を動かされます。
☆えみりあさん 複雑・ファジー「イノチノツバサ」
すごくかっこいい!丁寧な設定と文章で、感情移入して読んでしまいます。
☆星飯緋奈さん コメ・ライ「陰陽師ー紫鶴」
まず設定がすごい。私は設定だけでもかなりワクワクでした。
歴史もので、平安時代の雰囲気がびっくりするほど上手です。
☆てるてる522さん コメディ・ライト
たくさん執筆してらして、更新も早いので、すごいなぁと思ってます。
「〜Dolce〜Tarantella」は、読みやすく、可愛いお話です。
☆湯桁のろまさん コメディ・ライト
どれも空気感とか季節感とか、描写がすごく丁寧で素敵です。
私はストーリーも気になりますが、その文章を読むだけでも味があってとても楽しいです。
☆風花 彩花さん コメディ・ライト
とっても可愛らしいお話です。たくさん仲間がでてきて楽しそう。どうなっていくのかドキドキです。
☆いろはうたさん
とにかく文章力がすごいです。和も洋も、物語が本格的で惹きつけられます。表情や景色や温度が感じられる描写はさすがだなぁと思います。
☆ゴマ猫さん
短編も長編も素敵です。『雨と野良猫』はキャラクター達の会話の面白さもストーリーが読みやすいところも読んでいて楽しいです。
《 はじまりの物語 》
登場人物
ラヴィン・ドール・・ラズベリー色の赤毛の少女。好奇心旺盛な16歳。考えるより行動派。明るく素直、割と単純。今回の主人公。
シルファ・ライドネル・・銀色の髪の少年。魔法使いの名門ライドネル家の末弟、17歳。魔法の修行中。悩めるお年頃。
ジェイド・ドール・・ラヴィンの叔父。王都に店をもつ貿易商で、昔は兄であるラヴィンの父と世界中旅した冒険家。姪っ子ラブ。
アレン・・ジェイドの相棒。灰色の髪と瞳。性格、生い立ちは正反対だがジェイドのよき親友。
ラパス・・金髪、碧眼。体育会系の青年。元・王宮騎士団。ジェイドに憧れ護衛の仕事に転身。
ジェン・・漆黒の髪の青年。お兄さんというか「お母さん」。
研究には寝食忘れるタイプだが、それ以外は割とのんびり。
マリー・・見た目は10歳?くらいの少女。綺麗な水色の髪。ジェンの妹ということになっているが、本当は・・?
《 目次 》
序章 とおく聴こえるはじまりのおと >>000
第一章 赤毛の少女、王都へ行く >>001-002
第二章 ジェイド・ドールと噂の古城 >>003-007
第三章 シルファ・ライドネル、いつもの朝 >>008 >>013
第四章 出会いは冬の空の下 >>016-019 >>021-022
第五章 友達 >>024-025 >>027-028 >>030-031
第六章 動き出す歯車 〜ジェンとマリーの研究室〜>>033-035
動き出す歯車 〜ライドネル邸〜 >>036-037
第7章 石碑の謎解き 〜読めない魔法文字〜 >>039 >>040 >>041 >>042 >>045
第8章 夢 >>046-048
夢〜冬の終わり、帰り道。〜 >>049-050
第9章 真夜中の訪問者 >>051-055
第10章 旅支度 >>059-061 >>062-064
第11章 女神の守る村 〜エイベリーの石碑〜 >>065-067 >>068-069 >>070-071
第12章 『魔女の棲む山』〜入口、発見!〜>>074 〜森の中の急襲〜 >>075 >>076
〜女神エルスの子守唄〜 >>077 >>080 >>081 〜密会〜 >>082
目次Ⅱ >>141
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
序章 とおく聴こえるはじまりのおと
優しい風に、彼女の赤い髪が踊る。
季節は冬も終わりに近づく頃。
凍てつく寒さがほんの少しだけ緩み、窓から差し込む日差しは、微かに柔らかさを増した。
まだまだ春は遠かったが、町には厳しい冬からゆっくりと、季節の移り変わりを予感させる風が吹いている。
雲ひとつないその日は、青い空がどこまでも高かった。
太陽の光が、その透けるような赤い髪の上に降り注ぐ。
肩まである美しい赤毛をひとつに括り、旅支度を終えた彼女は家の前に立っていた。
「じゃあ皆・・、いってくるね。」
見送る人々を振り返る。
家族、友人・・とりわけ心配そうな顔でこちらを見つめている親友に、彼女は言った。
「だーいじょうぶだって、フリア。向こうにいけば、ジェイドおじさんの仕事仲間のひとたちがいるし、店の支店だってたくさんあるんだしさ。おじさんを見つけて、事情を確認したらすぐに戻ってくるから。」
親友には安心して待っていてほしいから、笑顔で語りかける。
「ほんとに?ほんとにすぐ帰ってくるのよ。無茶しちゃダメよ。」
フリアと呼ばれた少女は、腰まである薄茶色の髪を揺らし、赤毛の少女の右手をぎゅっと握る。紫色の瞳が、目の前の親友を映す。
「ラヴィン・・」
そっとつぶやく。
ラヴィンと呼ばれた彼女・・赤い髪の少女、ラヴィン・ドールは、そんな親友・フリアを愛しげに見つめた。
「ほんとだって。うん、無茶なことなんてしないよ。
そんな大げさなモンじゃないってー。ちょっとしたおつかいなんだからさ。すぐ帰ってくるよ。」
空いたほうの左手をひらひらと振り、へらっと笑った。
「そしたらさ、またいつもの丘でお茶しよう。向こうの街にはめずらしいお菓子があるよ。おみやげいっぱい買ってくるからさ。・・そのころには、ユリアンの花もきっと綺麗だよ。」
にかっと歯を見せて笑う。
ユリアンは、この地方の春に咲く美しい紫色の花で、二人がよく過ごす丘には毎年春になると満開に咲くのだ。
「だから、安心して待ってて。フリアとお茶するの、楽しみにしてるから、私。」
フリアの手を両手でそっと握り返しながら、ラヴィンは優しく言った。
そして手を離すと、よっこらしょ、と荷物を肩にかける。
「じゃあね・・。いってくる!」
気をつけていけよー、連絡よこすんだよ、早く戻ってこいよ、
皆の声を後ろに
軽く手を振りながら、彼女は歩きだした。
彼女は、彼女の目的のために旅立った。
まだ少し肌寒く、春が待ち遠しい季節の、ある晴れた朝のことだった。
これから起こることも、出会う人も・・・
少女はまだ何も知らない。
でも、今は、足取り軽く踏み出した一歩。
・・それは、とおく聴こえるはじまりのおと。
微かなそれに、少年はまだ気付かない。
ため息をつき、空を見上げる。
そんな彼の髪を風が揺らす。
風に運ばれ、出会うは人と人のものがたり。
冬の最中の春のように、未だ見ぬそれは何も見えず、何も聴こえず。
・・・けれど、確かにはじまっている。
とおい町の、小さな小さな はじまりの音・・
少年に届くのはもう少し先・・
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44
- 〜暗闇の中の声〜⑧ ( No.110 )
- 日時: 2016/01/05 00:35
- 名前: 詩織 (ID: aiwVW5fp)
「・・おっ!?」
ラヴィンの叫びと同じタイミングで、小さな影がジェンの腕の中へ飛び込んできた。
どんっ、という軽い衝撃を感じ、思わず視線を下げる。
そして。
「・・・マリーっ!」
腕の中の少女の名を呼んだ。
「お前っ・・、良かった、無事だったんだな!!」
ジェンの言葉にこくんと頷くと、マリーはぎゅううっとしがみつく腕に力を込めた。
そんなマリーをジェンは優しく抱きとめてやる。
そっと頭を撫でながら、もう一度「良かった」と繰り返した。
「シルファ!大丈夫だった?怪我はない?!」
駆け寄ってきた少年の、自分へと差し出された手を握り返しながら。
ラヴィンは心配そうに声をかける。
「大丈夫。僕はなんともないよ!マリーも無事。それよりそっちは?君は大丈夫?」
掴んだラヴィンの手を力強く引き上げながら、シルファも気遣うように彼女を覗き込んだ。
「私も大丈夫!良かったぁ。みんな無事なんだね。」
いつもと変わらぬ屈託のない笑顔を見て、シルファもほっと安堵のため息をもらした。
(良かった。うん、やっぱりほっとするな、ラヴィンが笑ってくれると。)
つられて自分も笑ってしまう。
「ジェンも。元気そうで良かった!」
ジェンとマリーを振り返り、声をかける。
「ああ、お前も。無事で何よりだ。——— ところで、ここはどこなんだ?さっきの俺たちを飛ばした魔法みたいなヤツと関係あるのか?」
「そうなんだ。実はさ、僕たち・・。」
シルファはマリーと目を見合わせると、これまでの経緯を話した。
倒れていた場所、謎の壁画、この不思議な部屋のこと。
自分たちの導き出した答え・・。
それに合わせて、ジェンとラヴィンも自分たちの経緯を説明する。
彼らの飛ばされた先が見知らぬ森の中だったと聞き、シルファとマリーは「やっぱり!!」と興奮気味に頷いた。
「あの壁画の通りだ。あれは、ここにかけられた魔法を表した絵だったんだ!」
「私も見てみたいなぁ、その壁画!」
全員無事だったという安堵感も手伝って、4人はお互いの話に興味津々。
「あ、そうだ。こっちもね、ノエルさんにもいろいろ聞いてきたんだよ!ここの魔女伝説のこととか、ファリスロイヤとの関係とか。」
「ファリスロイヤ?」
「それって、この前社長さんが言ってた“あの”お城のこと?」
シルファとマリーが不思議そうな顔をする。
ラヴィンはノエルから聞いた昔ばなしを2人に詳しく話して聞かせる。
シルファが感心したように言った。
「へぇ。そんな話が残ってるんだ。でも、実際にこんな場所が残っている以上・・、その時代に何か起きたのは間違いなさそうだよね。」
ふむふむと頷いていたシルファ。だが急に何か思い出したような顔で、はたと動きを止めた。
「・・って、そういえば!2人ともどうやってここまで来たの?なんでいきなり空中から・・。」
その質問に、ジェンとラヴィンも思い出したように「あ!」叫んで辺りを見回す。
「そうだ!あいつどこに・・。」
「あ!あそこ!」
ラヴィンの指さす方向に視線を向けると、そこに、あの男は居た。
壁に寄りかかり腕を組んだ姿勢のまま、4人を見ている。
まるで、4人がお互いの状況を把握するまで待っていたようだ。
「誰?」
マリーがジェンの服を掴んだまま顔を上げる。
シルファも同じ疑問を込めた目でジェンとラヴィンを見るが、2人とも困ったように首を傾げた。
「それが・・、俺たちにもよく分からないんだ。」
「でも、私たちに何か言いたいことがあるみたいなの。ここに連れてきてくれたのは、あの人なんだよ。・・人・・なのかもよく分かんないけど。」
再び4人が男に目を向けると、それまでじっと黙って壁に持たれていた彼が腕を解いた。
そうしてゆっくりと、こちらに近づいてくる。
緊張感が漂い、一瞬空気が張り詰めた。
あと少し、というところまで来て、男は足を止める。
静かに腰を落とし、片ひざを地面につけた姿勢で顔を上げた。
その視線の先には ————。
(・・私?)
マリーはどきっとして両手を握り締めた。
すると。
(そうだ。君に・・、君の力を貸して欲しい。)
「え?!」
思わず驚きの声がでた。
まるで頭に直接響いてくるような、低い声が聞こえたからだ。
「え?何?・・誰?」
「どうした?マリー。」
きょろきょろと辺りを見回すマリーに、ジェンが声をかける。
「今の声・・。」
「声?」
ジェンはラヴィンとシルファを見た。
2人ともふるふると首を振る。
「何も聞こえないよ?」
「どしたのマリー?なんか聞こえた?」
3人の様子に、マリーは男を振り返る。
(私にしか聴こえないの?この「声」は・・、あなた・・なの?)
わずかに距離を置き自分を見つめる男に、マリーは恐る恐る、心の中で語りかけてみた。
すると、再び「声」が聞こえた。
(そうだ。今の俺では力が足りない。君たち全員に聞こえるように話すのは難しい。だが、俺にはどうしても・・、君たちに伝えたいことがあるんだ。君の力を・・その幻獣の魔力を、少しでいい、俺に貸してくれないか。)
「っ?!なんでそれを?」
マリーと男の様子に、いち早く事態を察知したのはやはりシルファだった。
「マリー!離れて!」
鋭く叫ぶとマリーを下がらせ、自分が男の前に立つ。
マリーを腕に庇いながら、ジェンもゆっくりと立ち上がる。
その間も男はマリーから視線を離さず、マリーもまた、黙ったまま目を大きく見開いて男を見つめていた。
「マリー?」
不安げにかけられるラヴィンの声に、黙っていたマリーが静かに口を開いた。
「大丈夫。」
「え?」
驚いて振り向く彼らの間をすり抜けて、マリーはゆっくりと男の前まで進み出る。
「ありがと、シルファ。でも、大丈夫。このひと、悪い人じゃないわ。分かるの、私。」
大丈夫。
落ち着いた声でそう言うと、マリーは男と向き合った。
そんなマリーの頭に、あの「声」が言った。
(ありがとう。)
「どうすればいいの?」
心配そうに皆が見つめるなか、マリーが聞くと、男はそっと右手を差し出した。手のひらを上に向けて広げる。
(ここに、君の手を。)
「分かったわ。」
テレパシーのような、声のない『会話』。
けれど、マリーにはなぜか分かった。
(この人、私と同じ魔力を持っている———。)
何故だか分からない。きっと本能のような部分で、マリーはこの男の力を理解していた。
自分たちに、敵意がないことも。
男の大きな手に、自分の小さな手をそっと重ねる。
「きゃっ?!」
一瞬、手のひらがカッと熱くなる。
強力な閃光が部屋中に広がり、あたりはそのまま真っ白な光に包まれた。
「ええっ?!」
「わっ」
「マリーっ!」
思わず叫んで目を覆う。あまりの眩しさに、それ以上は誰も何も言えなかった。
しばらくして・・。
光が去ったあと、恐る恐る目を開ける。まだ視界がチカチカしていた。
「ん・・、何が起きたの?」
「マリー!大丈夫か?」
「うん。大丈夫よ。」
目を開けた先には、先ほどと変わらずあの男が居た。
だが、先ほどまでの無表情とは違う。
ホッとしたような、それでいて驚きが隠せないでいるような、入り混じった表情を浮かべていた。
そのままマリーを見つめると、ふ、と笑ってその手をとる。
「ありがとう。幻獣の力を持つ少女。」
言いながら、騎士の礼をとった。
「俺の名はトーヤ。正直・・、まだ信じられない。こんなところで、古代魔法の使い手に出会えるなんて。君の魔力のお陰で、俺はこうして君たちと話ができる。本当にありがとう。」
(さっきまでと全然違う。急に、人らしくなった・・。)
身体はまだ透けた姿のままだった。
だが、表情はずっと豊かになり、笑って礼をいう男をみて、ラヴィンはそんな風に思った。
「私の、魔力?」
「そう。古代幻獣の力。俺の持つ古代魔法の力と同じだから、すぐに分かった。」
そう言うと、後ろのラヴィンにも声をかける。
「あんたも、悪かったな怖がらせて。俺もずいぶん長いことここから離れられなくて、魔力が弱ってたから。この子の力をかりなければ話しかけれなかったんだ。」
急に話しかけられて、ラヴィンはプルプルと首を振る。
そんな彼女を見て笑ったあと。
栗色の髪の男は、彼らに言った。
「頼む。俺にはどうしても、伝えたいことがあるんだ。どうか・・、聞いてくれないか。」
ほのかに照らされた暗闇の中、男の声が静かに響いた。
- 第14章 ファリスロイヤ昔語り 〜 あの日、君がいた場所 ( No.111 )
- 日時: 2016/01/01 16:52
- 名前: 詩織 (ID: jIh6lVAe)
第14章 ファリスロイヤ昔語り 〜 あの日、君がいた場所 〜
「まず、何から話せばいいのか・・。悪い。聞いてくれって頼んでおいて。ずっと、誰かに伝えたかったのはホントなんだ。けどまさか本当にこんなチャンスに恵まれるなんて思ってなかったから。これもきっと、女神の導きなんだろうな。」
『トーヤ』
そう名乗った彼は、少し戸惑ったように切り出した。
「女神って、エルス様のこと?」
ラヴィンの問いに、トーヤは頷いた。
「そうだ。女神エルス。俺はまだ身体を持って生きていた頃、女神エルスを祀る神殿で護衛騎士をしていた。」
「生きてた頃って・・、やっぱりあなた・・そのぅ・・。」
言いにくそうに尋ねるラヴィンに、トーヤは苦笑いを浮かべる。
「そうだよ。俺はもう、とっくの昔に死んでる。正確な年数なんて忘れたけどな。もう何百年も昔のことだし。あんたが怖がる『亡霊』ってやつさ。」
「うう〜〜、ご、ごめんなさい。」
「いや、いいって。俺だってまさか自分がこんなんなるとは思ってなかったし。ま、正確に言えば魔法の反作用によって存在する思念体なんだけど。」
「魔法の反作用?」
シルファが尋ねた。
「ああ。ものすごく特殊な魔法の、な。神殿の長と巫女長にだけ伝わる古代魔法だ。俺は訳あって、“あの時”使われた魔法の影響を受けている。・・今でも。」
「ちょっといいか?聞きたいんだが。」
ジェンが小さく手を挙げる。
今、彼らは皆で床に座り込み、トーヤの話を聞いていた。
「えっと、トーヤ、だったよな。さっきマリーに話しかけた時も、自分の力を『古代魔法』、マリーの力を『古代幻獣の力』と言ったそうだが。」
「ああ。」
「俺たちから見たら、君だって相当昔の時代を生きていたんだろう?なんでそう呼ぶんだ?」
「俺たちの時代でもそう呼んでいたからだ。」
トーヤが答えた。
「俺のいた時代は、ここからたかだか数百年前。それに比べて『古代』と呼ばれる時代は数千年以上昔に遡る。それこそ神々がいたとされる神話の時代だ。俺の言う『古代魔法』ってのは、俺たちが守る女神の神殿の中で、秘術として代々その長と長が選んだ巫女長だけに伝えられてきた魔法の力。俺たちの時代でさえ、すでに古代魔法と呼ばれていた代物だ。世の中に魔法使いはたくさんいたが、一般的に使われていたのは今とさほど変わらない系統の魔法だった。『古代魔法』はそれとは別。『特別』なんだ。」
「・・・」
シルファは自分のノートを取り出すと、ペラペラとめくってみた。
「この文字は、そんな昔のものだったんだ。」
シルファの呟きに、トーヤはノートに目を向けながら言った。
「そうそう。その文字を調べに来んだよな、あんたたちは。」
どうして知ってるんだろう?
そんな疑問を浮かべたシルファの顔を見て、トーヤは笑った。
「ずっと見てたんだよ、ここに入ってきた時から。俺はここからは出られないけど、この中のことならなんでも分かる。思念体だからな、移動も簡単だ。」
「そうなんだ!全然気付かなかった。」
「そっちから、俺の姿は見えないからな。強力な魔法だったが、長い年月の中でゆっくりと力は薄れてきている。本来はこんな風に接触できるはずはないんだ。けど、その子の魔力のお陰で、姿を見せ、今はこうして話もできてる。あんたたちがここに来てくれたから。」
そう言ってマリーを見て笑顔を浮かべた。
「で?私たちに聞いて欲しい話っていうのは?どうして、私たちだったの?」
ラヴィンの問いに、トーヤは4人を見回していった。
「まずはもちろん、俺と同じ魔力を持つ彼女がいた事。どうしても、その力を借りたかった。それから、あんたたちなら興味を持つんじゃないかと思ったんだ。」
「興味?」
トーヤが頷く。
「あんたたち、古代魔法の謎を解きにきたんだろ?それに俺とは違う力だが、魔法使いも混ざってる。」
そこでちらりとシルファを見た。
「あんたたちが調べようとしていることと、俺が聞いて欲しい話は、多分・・、いや、絶対に繋がってる。だから俺の話に興味を持ってもらえるんじゃないかと思ったんだ。あとは・・。」
「あとは?」
「俺の勘。」
「勘?!」
首を傾げるラヴィン。
「ずっと見てたけど、あんたらは悪いやつじゃない。盗賊の類とか、ましてやここの力を狙う”あいつら”とも違う。今、このタイミングでここに来てくれたことも・・きっと女神の導きだと、俺は信じてる。だから、聞いて欲しいと思ったんだ。あんたらには迷惑かもしれないが・・、俺にはもう、他に術がない。」
そこまで言うと、トーヤは4人に頭を下げた。
「頼む。俺に、力を貸して欲しい。」
その声は真剣そのもので。彼の必死さに4人はお互い顔を見合わせる。
小さく頷き合って、トーヤへと視線を戻した。
「まず、話してみてよ。僕らで出来ることなら、力になれるかもしれないよ。」
シルファの言葉に、トーヤは顔を上げる。
その顔には、ほっとしたような色が滲んでいた。
「ねぇ。」
そんな彼に問いかけたのは、マリーだ。
「さっきあなた、古代魔法は特別な人だけが使えるって言ったわよね。あなたはその魔法の影響を受けてしまって、ここにいるって。」
「ああ、そうだ。」
「けど、あなた自身の魔力は?あなたも、持っているわよね、私と『同じ魔力』。」
「え?」
マリーの言葉に、シルファは2人を交互に見つめた。
マリーには分かるのだ。
トーヤの魔力は、ただ影響を受けたものではなくもともと彼の中に宿っている彼自身の魔力だと。
そしてそれは、マリーと同じ、彼の言葉を借りれば限られた人間しか使いこなせないはずの『古代魔法』の力。
「あなたは騎士だと言った。あなたの時代では、騎士もみんな、魔法を使えるの?」
マリーの問いに、しばらく黙って考えていたトーヤだが。
「なかなか鋭いな、お嬢ちゃん。」
「マリー、よ。」
「そっか。じゃあマリー。単刀直入に言えば、確かに俺も魔法が使える。あの時代でも貴重な、古代魔法の使い手だ。けど、騎士が誰でも使えた訳じゃない。むしろ俺が特別だな。」
そう言うと、静かに立ち上がる。
4人の視線が集まる中、彼は部屋の隅・・、あの少女の絵のあるところまで歩いていくと、振り返って言った。
「あんたたち、さっき、ファリスロイヤの話をしてたよな。何故あの城が滅びたのか・・、知ってるか?」
唐突な質問に、きょとんとした顔のラヴィンが答える。
「ええっと、確か、ある当主の代に一族内部の裏切りによって・・じゃなかったっけ?」
「うん、確かそう言ってたわよね、社長さん。」
「あ!あとは『魔女』!魔女の呪いのせいで町も城も滅びてしまったってノエルさんが言ってたよね!」
勢いよくジェンを見ると、彼も大きく頷いた。
「ああ、疫病や災害をもたらした『魔女』って話だったな。ここに封印されたって伝説の、女神エルスにそっくりな若い娘・・。」
「え、それって・・。」
トーヤの立つ場所。足元には、そっと置かれた、あの絵画。
描かれている、エルスそっくりの少女。
「あれが、魔女?」
シルファは呟く。
トーヤの顔を見る。唇を引き結び、その瞳はなぜか暗く翳っているように見えた。
(・・・?)
「そうだ。これはお前たちの言う『魔女』の肖像。ファリスロイヤを滅ぼした、残虐非道の伝説の魔女だ。」
そこまで言うと、意を決したように、トーヤは4人を見つめた。
「俺の本当の名は、トーヤ・クラウン・ファリス。その裏切った一族の人間というのは、多分、俺のことだろう。そして話というのはこの『魔女』リーメイルのこと。」
トーヤの声に力がこもる。
「俺の願いは、彼女を解放することだ。この、魔法の呪縛から・・!」
- 第14章 ファリスロイヤ昔語り 〜 あの日、君がいた場所 ( No.112 )
- 日時: 2016/01/01 18:17
- 名前: 詩織 (ID: jIh6lVAe)
———— 私ね、この花が大好きなの。
そう言って微笑む彼女の顔があまりにも幸せそうだったから。
思わず見蕩れてしまう。
けれど、それを悟られたくなくて。
ついついぶっきらぼうな言葉を返した。
———ふぅん。別に、俺から見たらただの花だけどな。
彼の返事に「もぅ、情緒がないんだから」と頬を膨らませ、しかしそれも長く続かずに、彼女はクスクスと笑いだした。
素直じゃない彼の、それは単なる照れ隠しだと、長い付き合いの中で十分わかっていたからだ。
「・・なんだよ。」
低い声で言いながら、横目で自分を睨んでいる彼。
その表情は、傍から見れば騎士様というよりガラの悪い傭兵である。
「ふふ、なんでもなーい。」
笑ったまま、彼女はしゃがみこむと、美しい花に顔を近づけその香りを吸い込んだ。
「いいにおい。」
そんな彼女の後ろ姿を眺める彼の瞳は、その態度とは裏腹にずいぶん優しいものだった。
風に、花が揺れる。
この地にもやっと届き始めた春の風が、花とともに、そっと2人の髪を揺らして通り過ぎていった ————
暖かい記憶。
だがしかし、それは一瞬で消えた。
『あの日』。
真っ黒な雲が彼の地を覆い、流れるのは、血の赤。
「駄目だ!!お前は逃げろ!」
叫ぶ声も、もはや彼女には届かない。
「ごめんね。ありがとう・・・、さよなら。」
彼女の顔は、いつものように、優しく微笑んでいた。
———— それが、最後の彼女の記憶 ————
一瞬のような短い間に浮かんで消えた記憶を、トーヤは振り払う。
そして、目の前の4人を見た。
トーヤの言葉に、皆一様に戸惑いの表情。
(当たり前か。)
そう、当たり前だ。自分は、魔女とともにあの地を滅びへと導いた罪人だ。
・・少なくとも、表側の歴史では。
そう自嘲気味になりそうな自分を奮い立たせ、彼らを見つめる。
(さっき自分で言っただろ、もう、俺にはこれしか道はないんだ!)
「頼む、話を聞いて欲しい。」
そんなトーヤに、答えたのはマリーだった。
真っ直ぐ、彼を見つめている。
「トーヤさん。私、聞くわよ?言ったよね、私には分かるって。あなた、悪い人じゃないもの。どんな事情があったのか分からないけど・・まずは話してみて。ちゃんと聞くから。」
シルファもラヴィンも、マリーの強い言葉に驚きの表情を浮かべた。
けれど一番驚いたのは、やはりジェンである。
(マリーが、初対面の相手にこんなにちゃんと向き合うなんて。)
シルファに、過去を話したことは先ほど聞いていた。
きっとそのことが、彼女の心に小さな変化をもたらしているんだろう。
そんなマリーの姿に、シルファもラヴィンも顔を見合わせて小さく頷く。
気持ちは決まったようだ。
「うん。私も聞くよ。マリーが言うんだもんね。」
「魔女の解放・・って、どういうこと?君と彼女に、何があったの?」
そんな彼らに、トーヤはありがとう、と笑みを浮かべたあと、奥の壁を指さした。
「俺が話すより、見てもらったほうが早いだろ。」
「え?見るって・・。」
言いながらトーヤが何か唱えて手を動かす。
「わあああっ!なにこれ!なにこれっ!」
「っ!すごい・・。」
声を上げるラヴィンとシルファの横で、ジェンとマリーも思わずその光景に見入っていた。
「これは・・、あなたの使う『古代魔法』?」
彼がかけた魔法。
薄暗い部屋の中、光とともに、壁一面に映し出される風景。
まるで実際にその場にいるような、リアルな景色が、そこに映されていた。
「ああ。神殿に伝えられる投影魔法だ。これから、ここに映るのは、俺たちが生きていた時代。あの日、何があったのか・・、どうしてもあんたたちの目で見て欲しい。」
そう言ってトーヤが手を動かすと、光は強さを増し、4人はまるでタイムスリップするかのように、その世界の中へと引き込まれていった。
- ファリスロイヤ昔語り 〜 君に捧ぐ花の色は 〜 ( No.113 )
- 日時: 2016/01/03 19:23
- 名前: 詩織 (ID: aiwVW5fp)
ファリスロイヤ昔語り 〜 君に捧ぐ花の色は 〜
雨上がりの青空の下。
道端に、小さな女の子がしゃがんでいた。
マリーよりも、ずっとずっと幼い少女。
可愛らしいその小さな女の子は、昨日の雨でできた水たまりを覗き込んでいる。
映っているのは高く澄んだ青空と、こちらを見ている自分の顔。
少女が顔の向きを変えると、その金色の髪が揺れ、小さな赤いリボンが見えた。
それを見て、嬉しそうに笑う。
今朝結わえて貰ったリボンは、彼女のお気に入りだった。
「え?」
その時、水たまりに映る自分の後ろに、小さな人影が現れた。
かと思った瞬間、髪をひっぱられる。
「痛っ。」
するりとリボンが解ける感触。
振り返ればそこには、意地悪な顔で笑う小さな男の子の姿。
「ちょっと!何するの。返して!」
リボンを取り返そうと手をバタつかせる女の子。
けれど残念なことに、男の子のほうが少しだけ、彼女よりも背が高かった。
「やだね。取れるもんなら取ってみろよ。」
にやりと笑って手をあちらこちらと動かしながら彼女をかわす男の子。
だがその時。
「あっ!」
突然の風にさらわれて、リボンは空高く舞い上がる。
そのまま宙を彷徨ったあと、近くにあった木の枝の上にくたりと引っかかってしまった。
小さな子どもの手が届く場所ではない。
しばらく呆然とその様子を見ていた男の子は、ゆっくりと、気まずそうに女の子に視線を向ける。
「〜〜〜!」
眉を八の字にした女の子の、綺麗な紅い瞳にはあっという間に涙が盛り上がっていく。
今まさに、溢れる寸前。
「あちゃー。やっちゃったねぇ。」
目の前に映し出される世界を眺めて、シルファが小さく呟いた。
隣のラヴィンもあららーと苦笑する。
「この年頃ってなかなか素直になれなかったりするんだよね。ね、あの男の子、もしかしてあの女の子が好きなのかなぁ。かまいたくって意地悪しちゃうってよくあるもんねー。」
言いながら、何気なく後ろを振り返ると、腕を組んで前を見つめるトーヤと目があった。が、なぜか彼は黙ったまま、憮然とした顔でプイと横を向いてしまう。
「?」
どうしたんだろうと思いつつ、視線を前に戻すと。
ついに涙を溢れさせた少女が、真っ赤な顔で少年を突き飛ばすシーンが目に飛び込んできた。
「もうっ!なんでいっつもいっつもイジワルするの?だいっきらい!トーヤのバカぁ!!!」
思いっきり叫んで駆け出す女の子。
あとに残されたのは、道端に突き飛ばされて座り込んだまま途方に暮れる男の子。
「え・・。」
「トーヤって・・、トーヤ?」
目を丸くして振り向く彼らに、見られた本人、トーヤは苦虫を噛み潰したような顔で言い捨てた。
「ああ、そうだよ。昔の俺だ。ふん、どーせガキだよ。いっつもあいつ泣かしてばっかで。」
最初の無口で張り詰めた様子とは少し違う。
この微笑ましい映像を共有しているからだろうか。これが本来の彼自身なのかもしれない。
その拗ねたような口調に、思わずラヴィンは笑ってしまった。
(なんだ、怖くないじゃん、この人。)
今の雰囲気はまさに自分たちと同世代のものだ。
(生きていた時代が違っても、普通の男の子だったのかなぁ。この人も。)
ラヴィンがそんな事を考えている隣から、シルファが問いかけた。
「金色の髪に紅い瞳。あの女の子、その絵の子だよね?あの子が・・、『リーメイル』?」
「そうだ。あいつはリーメイル。女神の神殿で暮らしていた、俺の幼馴染だ。」
そんな話をする間に、場面はどこかの建物の中へと移っていた。
白い石造りの建物の、大きな部屋の扉が開く。
中にいた人々が一斉に外へと出てくるところだった。
緑の庭に面した廊下を、部屋から出てきた人々がぞろぞろと歩いていく。
よく見るとそれは皆女性ばかりであり、同じような白い布地のひらひらとした衣装を身に付けていた。
「あ!あの女の子。」
マリーが指し示す方をみると、そこには先ほどの小さな女の子が他の女性たちに混じって歩いていた。
うつむき加減で歩いていた少女・リーメイルはふと、何かに気づいたかのように顔を上げ立ち止まる。
そのままきょろきょろと辺りを見回した。
「トーヤ?」
少し離れた木の陰に、先ほどケンカしたばかりの幼馴染の姿を見つける。
近づいてきた彼女に、ぶすっとした顔のまま、トーヤは片手を突き出した。
「ん。」
「え?」
黙って突きつけられた彼の手を見て、リーメイルは目を丸くする。
そこに握られていたのは、風に舞った赤いリボン。
「どうしたの?これ。」
質問には答えずに、ただリボンを突きつける彼をまじまじと見るリーメイル。
よく見ると手や足にはいくつも擦り傷があり、服はあちこちに泥が跳ねていて。
「とってきてくれたの?」
あんな高い木だったのに。
「いいから。さっさとしろよ。いらねぇの?」
つっけんどんに言って、無理やり彼女の手にリボンを押し付けた。
「あ、ありがとう。」
慌ててリボンを受け取ると、もう一度彼の顔を見た。そして。
「ぷっ・・、あははっ。」
リーメイルは思わず笑いだした。
「なんだよ!せっかく取ってきてやったのに!いらねぇんなら返せよな。」
笑われて、トーヤは顔を赤くして怒る。
「だって。鼻のとこ、こすったでしょ。泥ついてる。あははっ、変なかお!」
「っなんだとこの!」
思わず片手を振り上げる。
けれどリーメイルの笑いは止まらない。
ほんと、素直じゃない。イジワルだし。すぐ怒るし。
でも、こういう優しいとこもある・・・んだけど・・言ったら怒るから、言わないもん。
クスクスと笑い続けるリーメイル。
「いい加減にしろよ、おま・・。」
「いい加減にするのはお前だ、このバカ。」
低い声とともに、トーヤの頭上から大きなゲンコツが降ってきた。
ゴツン。
かなりいい音が響く。
「い、いってー!」
「し、神殿長さま!」
頭を抱えて叫ぶトーヤ。リーメイルも笑うのをやめ、慌てて頭を下げる。
そんな彼らを上から見下ろして、神殿長と呼ばれた男性はふう、とため息を吐いた。
「トーヤ。ここの区画は巫女たちの祈りの間だからお前は近づいてはならんと、何度言ったら分かるんだ。また勝手に入り込んで。」
ふん、とトーヤはそっぽを向く。
怒られて、素直に謝れるような性格ではなかった。
「この。ちゃんと聞いてるのか。どうせまたリーメイルにちょっかい出しにきたんだろ、この悪ガキめ。」
言いながら、ふてくされているトーヤの耳を掴んで引っ張った。
そんな彼に向かって。暴れながら、トーヤが叫ぶ。
「いて!いてーって!なにすんだよ、このクソ親父!」
- Re: はじまりの物語 ( No.114 )
- 日時: 2016/01/04 15:41
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://www.kakiko.cc/mydesign/index.php?mode
こんにちは〜♪
小説大会の銅賞入賞オメデトウ御座います!!
やはり素晴らしい小説だなぁと感じました^^
文才が有る方は羨ましいなぁなんて思ってる自分も居ます(笑)
前、読んだ所から最新更新まで読みました。
やはりとても面白い小説で、設定も描写も全部素晴らしいなって思ってます(`・ω・´)
此れからも更新等頑張って下さい^^
また来ますね〜。
お邪魔しました(*^^)v
byてるてる522
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44
この掲示板は過去ログ化されています。