ダーク・ファンタジー小説

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人食い病(ゾンビもの)
日時: 2016/09/13 14:25
名前: 斎藤メロン (ID: k7pNoPCO)

はじめまして、メロンです。
ゾンビもの投稿します。グロ描写などがあるので、苦手な方はご遠慮くださいね。
あ、ちなみに作品に登場する地域、団体名等はすべてフィクションであり、現実に存在しません!

——————プロローグ——————

北海道某所。大晦日の前々日私たちは実家で年を越そうとある町に向かっていた。

周りを山々に囲まれた町の名前は「布浸町」(ふしみちょう)。人口2万人、高齢者はその20%を占めている錆びれた町である。

夫の実家である布浸に行く旅路、彼女は不機嫌だった。
都会生まれの彼女にとって田舎へ向かうことは苦痛でしかなかったのだ。
そしてもうひとつ…。

彼女は何か嫌な予感をしていた。

彼女の名前は小田真由美(おだまゆみ)。本作の主人公である。

>>1


Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.36 )
日時: 2013/01/20 22:53
名前: 斎藤メロン (ID: YNBvTGT8)

お久しぶりです!

叶さんしばらく来てなかったのにコメントありがとうございます( ^ω^ )

自分で文章力すごいと悪い意味では思った事ありますね!
これ書いて読み返した時もうわぁーとおもいながらもそのままにしましたし

また書きますのでごひいきに( ^ω^ )

Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.37 )
日時: 2013/01/20 23:27
名前: 斎藤メロン (ID: YNBvTGT8)

この建物は町の中でも人里離れたところにあるようで、奴らは滅多にここへは迷い込まないという。

くるといっても時折トンネルから出てきたはぐれモノが生きた臭いを嗅ぎつけてやってくる程度だという。

だからこそ、トンネルから真由美が出てきたこと、そしてそれを追うかなりの数の奴らが追いかけて来たのをみた時は本当に驚いたと老人は語った。

なにしろ二人はあのトンネルから頃合いを見て逃げ出そうとしていたからだ。

しかし、あんな数の奴らを見たらもうあそこからの脱出は不可能に近い。

二人は悩んでいた。

Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.38 )
日時: 2013/01/25 06:45
名前: コーラマスター ◆4oV.043d76 (ID: Ug45cB3V)

はじめまして!コーラマスターという者です。
とっても面白いですね。ついつい見入ってしまいました。
グロ描写も少なめなので夜も眠れました(笑)

真由美さんたちはどうやってあそこから逃げ出すんでしょうか。
更新が楽しみです。がんばってください。

Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.39 )
日時: 2013/01/25 23:42
名前: 斎藤メロン (ID: Qx4JmDlZ)

コーらマスターさんありがとうございます!

これからも遅くはありますが、頑張って作って行きますので!
よろしくお願いしますね(^^)

Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.40 )
日時: 2013/01/31 01:51
名前: 斎藤メロン (ID: o1hCwV2S)

その時に、老人は思い出したように「そうだった。」と言う。

「なんだよ、じーちゃん」

「さっきまでラジオをいじっていたんだがな。ラジオで大見山スキー場で救助活動してるから生存者は大見山スキー場に来い。と流れていた。」

大見山スキー場とは、布浸町唯一のスキー場で、大見山の燐山に遊園地と一緒に建てられたレジャー施設だ。

昔、布浸町が栄えていた時に、町をさらに活性させようと建てたものなのだが、勢いで建てた当初は良かったものの、布浸町が廃れるにつれてその施設にも人がこなくなり、維持費等が原因で昨年遊園地は閉鎖、スキー場は他の市が買い取り運営する事となった。

スキー場はまだ需要があり、隣国韓国等からやってくる客も多いとか。

あそこは丘にあるうえ、布浸町でも住宅地が極めて少ない地域に建てられているため奴らの数も少ない。
生存確率はそこにいた方が高いと武志は語る
しかし、そう言った後、彼はすぐに困った顔をしていた。

「だけど、ココからスキー場までは端と端だから、車がなけりゃ無理だべ。」

武志のいうとおり、現在の場所は布浸町の南側にあり、スキー場は北側。布浸町は町といっても細長く、ココからスキー場までいくにはかなりの時間がかかる。

車があればなんとかなるが、徒歩となると、しかも奴らの少ないルートを歩くのはかなりの時間と体力を使う。現実的に不可能だ。

また二人を頭を抱える。

真由美はその時、ある事を思い出した。

「あっ…車。」

「なんだよ?車…。」

真由美と武志は見合う。二人はアイコンタクトで考えている事が合致した。

「そ、そうか、忘れてたよ!じいちゃん。車あるじゃん。」

そう、真由美はココにくる際、車を運転してきた。
そして使える車はこの家の目の前に停まっているのだ、

だめかと思った脱出の糸口はこんな近くに転がっていた。
これは喜ばずにはいられない。まさに灯台元暗しだ。


「おぉ!やっぱりあなたは救世主だよ。」

老人も歓喜し、真由美の手を握った。

真由美も喜びでほころぶ、





が、しかし真由美はさらに重大な事を思い出す。

「あ!ねぇ、ちなみにスキー場までは何キロ!?」


「ここからなら、ひと気のないところ通って25キロぐらいかの?」


「…ごめんなさい。多分ガソリンがもたない。」

真由美が家についた時、すでにガソリンは無くなりかけていたのだ…。


かすかに見えた希望の光はまた暗闇に隠れてしまった。








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