ダーク・ファンタジー小説
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- 人食い病(ゾンビもの)
- 日時: 2016/09/13 14:25
- 名前: 斎藤メロン (ID: k7pNoPCO)
はじめまして、メロンです。
ゾンビもの投稿します。グロ描写などがあるので、苦手な方はご遠慮くださいね。
あ、ちなみに作品に登場する地域、団体名等はすべてフィクションであり、現実に存在しません!
——————プロローグ——————
北海道某所。大晦日の前々日私たちは実家で年を越そうとある町に向かっていた。
周りを山々に囲まれた町の名前は「布浸町」(ふしみちょう)。人口2万人、高齢者はその20%を占めている錆びれた町である。
夫の実家である布浸に行く旅路、彼女は不機嫌だった。
都会生まれの彼女にとって田舎へ向かうことは苦痛でしかなかったのだ。
そしてもうひとつ…。
彼女は何か嫌な予感をしていた。
彼女の名前は小田真由美(おだまゆみ)。本作の主人公である。
>>1
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.138 )
- 日時: 2016/01/07 02:11
- 名前: エリーナ (ID: xhrme0sm)
更新まだですか?更新楽しみにしてます!!
- Re: 人食もの) ( No.139 )
- 日時: 2016/01/08 08:40
- 名前: 馬坂りおん (ID: M1RDs2BR)
めろん大福うめぇぇぇ
おれっちはいちご派だったけど今はメロンもいいっすね
みるく餅もすきやで
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.140 )
- 日時: 2016/01/14 13:19
- 名前: 斉藤メロン (ID: q9W3Aa/j)
エリーナさん
きなこ餅さん
ありがとうございます!
またちゃんと更新します。(ToT)
あ、あと大福餅さん!
あんまり甘いのばっかり食べると虫歯になりますよ!(笑)
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.141 )
- 日時: 2016/01/14 13:46
- 名前: 斉藤メロン (ID: q9W3Aa/j)
「無理ですよ。ここに奴等が集中してるんです。さっき助かったのも奇跡みたいなもんなんですよ。突っ切っても奴等に捕まるのが目に見えてる。」
真由美は辺りを見回した。
「なぜ、この辺りには奴等がいないの?」
たし確かにこの建物を囲む周囲にはやつらの姿がなかった。
速水は窓に近づき、道に横たわってるバスを指差した。
「この通りの道は一本道、後ろは崖、手前は高いフェンスに囲まれてる。だから奴等が行き来できる一本道をバスで塞いだんです。あそことあそこ。苦労しましたよ。」
「運転は出来たのか?」
「動かすぐらい出来ましたよ。」
福井が笑う。
「バスを横転させてうまく塞ぐくらいだから出来るな。」
「ちょ、ちょっと待ってください。まさか…」
速水に焦りがみえる。
真由美は福井が考えていることが理解できた。
「バスを使うのね。」
「そういうことだ。」
速水は一層焦った様に、意気投合している二人を交互に見渡す。
「ちょっと、ちょっとさっきの話聞いてました?バスは動かせたとしてもその後が問題だ。あそこを見てください。」
かけ駆け足で窓に近づき、バスの向こうを指差す。
そこには大群といって良いほどの奴等がうごめいている。
この通りを抜けるには奴等を何とかしないといけない。
大群でバスのスピードが落ち、除雪されていない雪に足を取られ動けなくなれば、バスに奴等が押し寄せ三人は死ぬことになる。
そのその事を速水は二人に必死に説明した。
しかし、福井は冷静だった。
「ここの建物の間はそこまで離れていないよな。」
「…そうですね。五件先までならあの板で移動できます。」
「十分だ。さて、面白くなってきた。さぁ、皆様陽動作戦といこうじゃないか。」
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.142 )
- 日時: 2016/01/14 20:26
- 名前: 斉藤メロン (ID: lU2b9h8R)
どうしてもバスは必要だ。
除雪車は障害を排除して進めるが、なにより速度が遅い、大群にはすぐに追いつかれてしまう。
一番の問題は運転できる人間が三人の中には居ないことだが…
バスはその点、速度があるし、ある程度の障害なら突破できる。
問題は大群だ。
奴等が束になれば、バスは発進できてもその後ですぐに奴等に止められしまう。
そこで陽動作戦だ。
一人が建物つだいのやつらの大群の後ろに回る。
そこで奴等の注意をひく。
十分に引きけたら急いで建物づたいにバスまで戻り発進し突破する。
福井が二人に作戦を伝える。
「色々問題がありますよ。やるにしても五件先の建物内に奴等がいたらどうするんです?まずは偵察しましょう。」
「ダメだ確認する時間がない。出たとこ勝負。やるしかないんだ。…安心しろ私がいく。銃とトランシーバーを」
速水は唖然としていた。
しかし、諦めたのかテーブルに置いてあった猟銃とトランシーバーを福井に渡した。
「やるしかないんですね…。あんたはいつそうなんだ。」
トランシーバーと猟銃を受け取った福井の手に上から真由美の手が重なった。
「貸して。私がやるわ。」
「貴方はダメだ。危険すぎる。」
真由美の手にさらに福井の手が重なる。
「奴等を引きつけておけば良いんでしょ?それなら一度やってるわ。それに…もう足手まといは嫌なの」
そういうと真由美は福井から銃とトランシーバーを奪い取るようにして屋上をかけ上がっていった。
あぜんとする二人。
そのうち速水がぽつりという。
「やっぱり似てますねあの人。先輩の元奥さんに」
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