ダーク・ファンタジー小説
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- 人食い病(ゾンビもの)
- 日時: 2016/09/13 14:25
- 名前: 斎藤メロン (ID: k7pNoPCO)
はじめまして、メロンです。
ゾンビもの投稿します。グロ描写などがあるので、苦手な方はご遠慮くださいね。
あ、ちなみに作品に登場する地域、団体名等はすべてフィクションであり、現実に存在しません!
——————プロローグ——————
北海道某所。大晦日の前々日私たちは実家で年を越そうとある町に向かっていた。
周りを山々に囲まれた町の名前は「布浸町」(ふしみちょう)。人口2万人、高齢者はその20%を占めている錆びれた町である。
夫の実家である布浸に行く旅路、彼女は不機嫌だった。
都会生まれの彼女にとって田舎へ向かうことは苦痛でしかなかったのだ。
そしてもうひとつ…。
彼女は何か嫌な予感をしていた。
彼女の名前は小田真由美(おだまゆみ)。本作の主人公である。
>>1
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.16 )
- 日時: 2012/05/07 21:09
- 名前: ひいらぎ ゆあ (ID: f0vmnBR9)
きゃぁぁぁぁあ!
こっ、こわぁっ!
やっばーい…
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.17 )
- 日時: 2012/05/13 22:57
- 名前: 斉藤メロン (ID: 06in9.NX)
ひいらぎさん(´・ω・`)
ありがとうございます!これからの展開に期待していてください!!
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.18 )
- 日時: 2012/05/13 23:16
- 名前: 斉藤メロン (ID: fE.voQXi)
それの存在が真由美に近づくにつれ、徐々にその輪郭が鮮明になる。
やはり家族を襲ったあの男と同じ存在。
それを真由美は直感で理解した。
トンネルの外の人影は小走りでこちらに近づいてくる。
トンネルの中の奴等はのろのろとゆっくり近づいてきていた。
真由美は弘美をしっかりと抱き締め、軽自動車に向かって走る。
助手席に弘美を座らせ、運転席に飛び乗る。
「弘美シートベルトして!」
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.19 )
- 日時: 2012/06/05 00:51
- 名前: 斉藤メロン (ID: .bb/xHHq)
すぐに車のエンジンをかける。
すぐにギアをローにいれるが、焦りが伝わり車はエンストしてしまった。
それと
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.20 )
- 日時: 2012/09/06 02:03
- 名前: 斎藤メロン (ID: kaY8Y1HD)
それと同時に奴らは緩慢な動きをやめ、小走りのような速度で真由美達との距離を大きく縮め始める。
「かかれ、かかれ!」
奴らの一人がサイドミラーに手をつけたのと同時に車はエンジン音を響かせた。
真由美はアクセルを目一杯踏み込み車は急発進する。
ガードレールに強く衝突しながらもトンネルの出口に向かい猛スピードで車は向かっていた。
奴らとの距離がドンドンと開いていくのをルームミラーで確認して真由美は安堵した。
「ママ。今の人達なんなの?」
「分からないよ。」
「いっぱい怪我してたよ。なんで?」
「分からないけど、関わっちゃいけない人達よ。」
トンネルを抜けたがまだ地獄の門を抜けただけ。布府侵町の夜は更けたばかりである。
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