ダーク・ファンタジー小説
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- 人食い病(ゾンビもの)
- 日時: 2016/09/13 14:25
- 名前: 斎藤メロン (ID: k7pNoPCO)
はじめまして、メロンです。
ゾンビもの投稿します。グロ描写などがあるので、苦手な方はご遠慮くださいね。
あ、ちなみに作品に登場する地域、団体名等はすべてフィクションであり、現実に存在しません!
——————プロローグ——————
北海道某所。大晦日の前々日私たちは実家で年を越そうとある町に向かっていた。
周りを山々に囲まれた町の名前は「布浸町」(ふしみちょう)。人口2万人、高齢者はその20%を占めている錆びれた町である。
夫の実家である布浸に行く旅路、彼女は不機嫌だった。
都会生まれの彼女にとって田舎へ向かうことは苦痛でしかなかったのだ。
そしてもうひとつ…。
彼女は何か嫌な予感をしていた。
彼女の名前は小田真由美(おだまゆみ)。本作の主人公である。
>>1
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.6 )
- 日時: 2012/04/14 20:36
- 名前: ひいらぎ ゆあ (ID: uH7nvZPH)
初めまして、ひいらぎゆあです!
「ゲェム。」「我ら暗殺隊★」とゆう
小説を書いています。
この話、ちょーおもろいですね!
続きはやく読みたいです!
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.7 )
- 日時: 2012/04/15 22:40
- 名前: 斉藤メロン (ID: .1vW5oTT)
ひいらぎさんありがとうございます(^3^)/
そういっていただけるとありがたいです。これからもよろしく!
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.8 )
- 日時: 2012/04/21 18:24
- 名前: 兵士2 (ID: aUi6IQQT)
ウム。コノショウセツハホンモノカモ。
ツヅキガタノシミダ。
どうも兵士2です。はじめてとうこうしたので掲示板に友達がいないのですが、もしよければ私の小説をご参照願えませんか。
あと、この小説は結構面白いです。出版社に売り込みをしてみてはいかが(冗談)。
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.9 )
- 日時: 2012/04/22 02:44
- 名前: 斉藤メロン (ID: Fa9NiHx5)
二等兵さんありがとうございます(^3^)/
面白いって言っていただけで感謝です。兵士さんの作品も是非見させて頂きますね(^-^)
- Re: 人食い病(ゾンビもの) ( No.10 )
- 日時: 2012/04/22 03:16
- 名前: 斉藤メロン (ID: G1aoRKsm)
どれぐらい走らせただろう…。
もうすぐだと思いっていた町にはまだ着かない。
真由美の運転する車には幸弘は乗っていなかった。
彼女は幸弘が最後に言った言葉を頭の中で何度も復唱していた。
警察に行って助けを呼ぶ。
警察に行って助けを呼ぶ。
警察に行って助けを呼ぶ。
吹雪で路面は雪が積もり、時折何かを轢いたようにガタンと揺れる。
弘美は眉間にしわを寄せた母親に不安を感じながら質問する。
ねぇ?パパはなんで置いてきちゃったの?
真由美は答える事が出来ずに沈黙し、弘美もそれ以上聞き返さなかった。
しかし、弘美の言葉を引き金に真由美の目頭は熱くなり、頬を滴が流れる。
「ママ泣いてるの?」
真由美は視界が見えなくなり、まもなく車はゆっくりと減速し、停車する。
言葉にならない声が漏れる。
真由美は罪悪感で一杯だった。
「ママ泣かないで。」
弘美は真由美の頭を優しく撫でると「私がいるから怖くないよ。」と言った。
真由美は震える手で強く愛娘を抱きしめ号泣する。
泣き続けている間、弘美はずっと母親の頭を撫で続けていた。
しばらくすると弘美を離し、涙を拭う。
「弘美、大丈夫よ。大丈夫だから…。」
再びハンドルを握ると吹雪は弱まり、視界は良好になっていた。
そして、道路の脇には「ようこそ布浸町へ!」と書かれた錆びだらけの看板が見えた。
幸弘を助けなくては。
真由美は弘美を見ると、すぐに正面を向き、車を走らせた。
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