二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー!
- 日時: 2017/05/12 06:28
- 名前: 妖音ミユ(音願) (ID: MGNiK3vE)
うも!こんにちは〜(*`・ω・´*)ノ
妖音です!
3のスレがロックかけられてしまったらしく、書けないので、燐さんと相談し「4」をつくることにしました。
さて、このスレの説明でもしますか!
このスレは基本リレー小説を書いています。
まあ、たまにこのバカが番外編とか書きますがww
あ、感想よろしくおねがいします!ヨロ(`・ω・´)スク!
では、お願いします!!ヽ(*´∀`)ノ
あと、ここが設立するまで、アニメのほうでやっていたので、そちらの方も後で載せます。
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.125 )
- 日時: 2016/08/29 05:58
- 名前: ほたる (ID: RWarW6Jx)
メグミside
【音がいつもより不鮮明だ。】
ぼんやりとした意識の中でそう感じた。
気のせいなのかもしれない…、
しかしその"気のせい"は段々と"確実"に変わってゆく。
そして、ゆっくりと…ゆっくりと…瞳を開こうとする…。
しかし直ぐに、半端に開いた瞳を閉じてしまう。
怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い…ッッ!!
もしも瞳を開いた先に誰もいなかったら…?
もしも瞳を開いた先にはただ1人、自分しかいなかったら?
カノ(メグミ)「…ひー、くん…ッ…!」
あれ…?
ひーくんを呼ぶ自分の声に違和感を感じた。
ワタシの声ってこんなに低かったっけ…?
驚きのあまり目を開いてしまう。
カノ(メグミ)「ひぃぁ…ッッ!!」
…が…叫び声とともに両手でを覆い、蹲ってしまう。
おかしい、やっぱりおかしい…。
声が低めなだけじゃない。
常に両脇にある髪束の重みを感じない。
逆にあるのは短髪の時のような開放感。
目を覆い隠すのは自分よりも大きいゴツゴツした男の人の手…。
ナツ(リオ)「カノ…?じゃなかったね。
その様子だと…メグミか。」
ナツさんの声…?
でも違う。口調がナツさんじゃない。
ナツ(リオ)「大丈夫、みんないるから安心して?」
ナツさんの声でそんな事言われると違和感この上ない。
カノ(メグミ)「…ナツさん…?」
今度こそ目を開く。
カノ(メグミ)「…え、ワタシ…カノさ…ん?」
よく見慣れたその髪や服も…おちゃらけたその声も…他でもないカノさんのものだ。
でもこの体。
いや、カノさんの体なんだろうけど…。
どこか違和感がある…。
気のせいだといいんだけど…。
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.126 )
- 日時: 2016/08/31 00:46
- 名前: 燐 (ID: PZX6sAnA)
カノside
メグちゃんの体になってしまった僕は、2人が起きるまで特にすることもなかったので、女の子らしい細い手のひらをくるくると見つめたり、少し離れた場所で寝そべっている僕の体をボーッと眺めたりしていた。
それにしても、これは一体どういうことなんだろうか。霊の仕業、と言えばそのようにも捉えることもできるが、明らかにこれは魔法の類い。魔法を使える幽霊となればなかなか手強いかもしれない。
カノ「…ひー、くん…ッ…!」
突然聞こえた僕の声に、最悪だと落胆する。
神様ってほんとはいないんじゃないかなって最近よく思うんだ。あまりにも理不尽なことが多すぎて、ちょっとしんどい。
恐らく僕の体の中にいるのはメグちゃんで間違いないだろう。
メグちゃんは何か違和感に気づいたのか短い悲鳴を上げて手で顔を覆った。
中にいる人物が違うだけでなんともその人の印象が変わるようで、今の僕はとても小さく見えた。小さく蹲って少し震えている彼女にかける言葉が見つからない。
今僕が彼女の元に行くのは得策じゃないだろう。行っても自分の体が自分じゃない人によって動かされているところを見たら混乱するだろうし。これは皆同じだけど、特にメグちゃんなんかは。
ナツ(リオ)「カノ…?じゃなかったね。その様子だと…メグミか」
リオちゃんがメグちゃんの元までゆっくりと向かい、優しく声をかけた。
すると、わかりやすくメグちゃんはピシッと固まった。メグちゃんの目の前にはナツ。でも口調が全く違うから驚いてるねw
ナツ(リオ)「大丈夫、皆いるから安心して?」
カノ(メグミ)「…ナツさん…?」
いやいやいやww違和感ありすぎて逆におもしろいんだけどw
カノ(メグミ)「…え、ワタシ…カノさ…ん?」
メグちゃんは僕の体をペタペタと触り、顔がサーっと青くなった。
カノ(メグミ)「え!?カノ、さんは!?も、もしかして……消滅とか、しちゃったり……」
僕らが入れ替わっていることを知らないメグちゃんは、僕の魂がどこにいったのかとオロオロと周りを見渡した。
ここにいますよーっと。
メグミ(カノ)「はいはーい、メグちゃん僕はここだよー!」
カノ(メグミ)「…へ?ひやぁぁぁぁぁ、わ、ワタシ………これ、どういうことですか?」
メグミ(カノ)「んー、なんか皆入れ替わっちゃったみたいだね」
メグちゃんは所謂お姉さん座りで、入れ替わった…?とぽけーっと遠い目になる。
さてと…ここは先手必勝かな。
メグミ(カノ)「メグちゃん、何か気持ち悪いとかない?」
カノ(メグミ)「気持ち悪い、ですか…?………とくにないですよ?」
おっと…今の間はどういう意味かなー。
メグミ(カノ)「いやぁ、僕もさっき列車でちょっと酔っちゃって気持ち悪かったからさ」
カノ(メグミ)「そうなんですか!特に問題ないですよ」
僕の体で、声で、顔でニコニコと笑うメグちゃんに、まぁひとまずこれでいいかと僕も笑った。
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.127 )
- 日時: 2016/08/31 11:19
- 名前: ほたる (ID: RWarW6Jx)
メグミside
入れ替わり…。
そんな非現実なことを目の前にして驚かずにはいられなかった。
まああっちの世界だったらこの世界そのものが非現実なのだろうけど…。
メグミ(カノ)「メグちゃん、何か気持ち悪いとかない?」
カノ(メグミ)「気持ち悪い、ですか…?………とくにないですよ?」
音の不鮮明さと言い表すことの出来ない違和感を感じたが、それはきっと入れ替わった体になれてないから…何か言って迷惑もかけたくないので、とりあえずそう考えることにした。
メグミ(カノ)「いやぁ、僕もさっき列車でちょっと酔っちゃって気持ち悪かったからさ」
カノ(メグミ)「そうなんですか!特に問題ないですよ」
そうか、酔いか。
ワタシは全て納得したように笑ってみせる。
…でも本当は…。
ワタシは治癒魔法の使い手故か体調関係にはそこそこ敏感なほうだと思う。
他人のほんのちょっとの不調に気づけたりもする。
だからわかるんだ…ワタシが感じたのは酔ったとかそういうのじゃない。
でもここでそれを言ってしまったら…。
その後の展開は容易に想像できる。
こんなふうに人を騙すのは良くないかもしれない…
でも時にはついたほうがいい嘘だってあるんだ。騙した方がいいことだってあるんだ。
だからワタシは笑顔の裏にすべてを隠した。
そういえばグミはどちら側にいるのだろう…?
ワタシと一緒に来ていたら嬉しいのだが…。
心の中でグミを呼ぶが返答はない。
ただ寝てるだけ?…いやいつもあるはずのグミの気配(?)が感じられないのだ。
カノ(メグミ)「…カノさん!」
メグミ(カノ)「ん?どうしたの?」
カノ(メグミ)「え…と…そっちにグミ…いませんか…?心の中で問いかければ多分出てくるんですけど…。」
グミがカノさんの方にいたらどうしよう…あの子変なことするよ絶対…。
と若干冷や冷やしながら答えを待つ。
メグミ(カノ)「う〜ん、多分いないなぁ…。」
カノ(メグミ)「そうですか…すみません…!ありがとうございます。」
ペコっと頭下げてお礼をいう。
…あれ…じゃあ一体グミはどこに…?
???『 あ。あ…テステス。聞こえますか?魔道士の皆さん。』
思わずビクッと体を揺らしてしまう。
どこからか突然声が聞こえてきたのだ、驚かずにはいられないだろう。
声を出さなかっただけ褒めて欲しい。
ルーシィ(エルザ)「誰だ!」
???『 心優しい悪戯好きの幽霊さんです〜。』
ワタシの知ってる幽霊はこんなお気楽じゃないよ!?
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.128 )
- 日時: 2016/09/04 15:45
- 名前: 燐 (ID: PZX6sAnA)
カノside
???『心優しい悪戯好きの幽霊さんです〜』
雰囲気にはとてもじゃないが似合わないくらいの陽気な声に、僕らはどこか違和感を覚えながら声の聞こえる方へと振り向いた。
部屋の右端にある5mはあるだろう大きな本棚の上、そのど真ん中に肌の白い少女がちょこんと座っているのを見つける。足をぱたぱたぶらぶらと動かし、口が弧を描くようににんまりと笑う彼女からは生気が感じられず、そしてあまりにも白すぎた。
あぁ、この子本物だ。よくよく見たらちょっと透けてるし。
アイラ『皆さん起きましたねー?えー、コホン、あーあー…皆さん初めまして、私の名前はアイラ!見ての通り幽霊です!』
「「「………………」」」
メグミ(カノ)「……え、いやいやいやいや!!え!?そんなに簡単に出てきちゃっていいの!?え、えぇ!!?」
あ、ちょっと突っ込みが追いつかないや。
幽霊ことアイラちゃんは、8〜10歳前後の女の子で、白に紅い花柄のワンピースを着ており、足は裸足。あ、足はちゃんとあるんだ。
髪はボブより少し長いくらいで、恐らく黒髪。おめめぱっちりの可愛らしい女の子。
メグミ(カノ)「…で、アイラちゃんはどうして僕らをここに呼んだの?あ、それと僕らが入れ替わってる理由、知らないかなぁ?」
カノ(メグミ)「ひっ、かカノさん!そんなに気軽に話しかけちゃっていいんですか!!?」
メグちゃんは僕の服をぎゅっと掴んで涙目になっていた。
ルーシィちゃんも慌てていて、会話できる幽霊はやばいとか何とか。いや、でも僕だってそれぐらい知ってるよ?
あとさぁメグちゃん、一応それ僕の体なんだけどね?自分の涙目で怯えてる姿見るのすっごい恥ずかしいんだけど…。
アイラ「ここに皆を集めた理由は、アイラと遊んで欲しいから!!」
あ、全然喋ってもいける感じだね。
会話も通じる、体もだるくないし、寒気もしない。うん、大丈夫。
アイラ「あ、そうそう!皆を入れ替えたのもアイラ達だよ〜!」
ナツ(リオ)「アイラ…達?」
アイラ「うん!アイラと、アイラの友達!」
からからと無邪気にはしゃぐアイラちゃんをよそに、僕らは青い顔をしたまま一度集まって話を始めた。
エルザ(アイリア)「ちょっとまってくださいよ!?何人いるんですか幽霊!!」
リオ(ルーシィ)「てか何で皆そんなに冷静なのよ!?」
カノ(メグミ)「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏……」
アイラちゃんは聞こえているのかいないのかよくわからないが、さっきと同じように足をぶらぶらと揺らしていた。
左手でぎゅっと僕の服を掴んで、右手は自分の拳を握っているメグちゃんの頭を撫でようとして、少し躊躇する。
行き場を失った手を宙に浮かせたまま僕は固まる。何が悲しくて自分の頭を撫で撫でしなきゃいけないんだ、と。
それでも、僕が彼女を笑顔にしなければいけないという使命感だけが残り、結局頭をポンポンと叩くことで任務をこなした。
メグちゃんのふわふわの髪とは全く違う髪質。くるくる、さらさら。
メグちゃんはおずおずというようにゆっくりと頭を上げる。
メグミ(カノ)「そんなにずっと握りしめてて痛くない?手」
僕は見上げる形でメグちゃんと視線を合わせ、メグちゃんの右手をそっと握る。
その瞬間。
《ひゅーっ!やりますねぇ!》
頭と心に同時に響く少女の声に僕は思わず固まって、え、という言葉が小さく零れてしまう。
え……誰!?メグちゃん体の中で何飼ってんの!?
……あ、違う。彼女は多分、
メグミ(カノ)「(……グミちゃん、であってるよね?)」
グミ《せいかーい!》
さっきメグちゃんが話していた、グミちゃんだ。
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.129 )
- 日時: 2016/09/04 19:53
- 名前: ほたる (ID: RWarW6Jx)
グミside
やっとメグミとお話できる〜っと思ったのになんでメグミじゃないんだか…。
グミ『でもボクのメグミでもあるんだからあんまり触んないでよねぇ〜?』
なんだこいつ…的なことを考えているのだろうか?
グミはメグミの人格の一つだろうと…。
いつボクとメグミが同じ…一つだと言った…?
あくまでボクはボクだしメグミはメグミだ。
ボクがメグミに恋してもおかしくはないだろう?
…な〜んてな。
アイラ「え〜とアイラ達と"鬼ごっこ"して欲しいの!」
アイラ「ただの鬼ごっこじゃつまんないからぁ〜、
ルールとして
1 アイラ達に1回捕まったらメカクシでーす!
アイラ達の魔法でだから解けないよ〜?
2 3回捕まえられたら…お目目ちょーだい?」
ロリのくせにものすごいことをいうな…ロリのくせに…。
カノ(メグミ)「そんなの…。」
リオ(ルーシィ)「いやよ…そんなの…。」
ロリのくせに(3回目)。
それよりもボクはメグミが心配だ。
こんな時に側にいてやれないのがもどかしい…。
暗い所の怖さはボクも知っているから…。
アイラ「じゃあアイラが1分数えたらスタートね〜?いくよ〜いーち!にー!…」
ナツ(リオ)「…とりあえず入れ替わった同士で行動した方が良さそうね。
いつ戻るかも分からないし、捕まりそうになったら最悪戦闘…そう考えたら入れ替わった同士でいた方が戦いやすいと思う。」
早口にリオさんが言う。
そして皆入れ替わったもの同士で一目散に走り出した。
メグミside
メグミ(カノ)「…じゃあ僕らも行こっか?」
カノ(メグミ)「…は、はぃ…。」
情けなく…掠れた声がでる。
怖い…。さっきリオさんが"最悪戦闘"といったが正直こんな状態で魔法なんて使えない。
自分のならまだしも…。
まあ最初に自分達の所に来る確率も低いのだが…。
『みぃ〜つけたぁ…うふふ…。 』
少し高めの少女のような声があたりに響きわたる…。
…そうワタシはこういう悪運は強いのだ…。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40