二次創作小説(紙ほか)

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FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー!
日時: 2017/05/12 06:28
名前: 妖音ミユ(音願) (ID: MGNiK3vE)

うも!こんにちは〜(*`・ω・´*)ノ
妖音です!

3のスレがロックかけられてしまったらしく、書けないので、燐さんと相談し「4」をつくることにしました。

さて、このスレの説明でもしますか!
このスレは基本リレー小説を書いています。
まあ、たまにこのバカが番外編とか書きますがww

あ、感想よろしくおねがいします!ヨロ(`・ω・´)スク!
では、お願いします!!ヽ(*´∀`)ノ

あと、ここが設立するまで、アニメのほうでやっていたので、そちらの方も後で載せます。

Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.100 )
日時: 2016/07/15 20:23
名前: 燐(珠洲音燐) (ID: PZX6sAnA)

カノside

「いやいやいや!紫苑ちゃん何あれ!?」


人間と呼ぶにはほど遠い、異形な姿をした怪物に僕は愕然とする。
一般人がこの場にいたら即卒倒するであろう瘴気のような禍々しい霧に包まれたそいつは、これもまた人間とはかけ離れた雄叫びを上げた。


「麒麟のように大きくありたい、獏のように、象のように強くありたいと憧れた怪物だよ。…そして、元は人間。」

「人間が…怪物に…?」


唇を噛み締めている紫苑ちゃんの横で、ジャンポーレ君が険しい顔をして教えてくれたことは、僕らにとって大きな衝撃となった。
あくまでも僕らがいるこの世界は、魔法を使うことの出来る魔導師がいて、人の言葉を話す猫のようなエクシードもいるが、__この時点で普通ではないかもしれないのだが__未だかつて人間が怪物になったという話は聞いたことがなかった。

……いや、僕達が知らないだけで本当はあったかもしれない。
僕達だけが知らない、ということではなく、世間一般には知らされていない隠蔽された事実が。


「ごちゃごちゃ言ってないで戦うよ!じゃなきゃ私達が殺られる!メグ、いくよ!」

「はい!」


リオちゃんの目が語っている。今はコイツを片付けろ、話はその後だ、と。
そんな普段通りのリオちゃんを見て安心したのか、僕はいつものように笑う。


「僕もいるんだから忘れないでよー?」


いつものようにケラケラと。

Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.101 )
日時: 2016/07/15 21:04
名前: ほたる (ID: RWarW6Jx)

メグミside


メグミ「ひゃぁ…ッッ!!」

怪物に近寄るとあまりの怖さに情けない声が漏れてしまう。



…でも以前のワタシならきっとここで涙が出ていた…。
きっとワタシはこの場から逃げていた…。



少しだけど成長できている…。
ワタシだって成長できている…。



グミじゃなくたって戦えるって証明しろ!



メグミ「音楽魔法…!」

魔法が解き放たれていく…。
グミになっていたせいか魔法を使うのが久しぶりに感じる…。

メグミ「舞音…!!」


音楽が舞い出す…、


ワタシの魔力が高まっていく…。


そうだこれがワタシの魔法だ…。


メグミ「音竜の咆哮ッッ!!」


ワタシは怪物めがけて咆哮をぶち込んだ。


心無しか以前より魔法も強くなったように感じる。

Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.102 )
日時: 2016/07/20 08:22
名前: 燐 (ID: aOQVtgWR)

カノside


「火竜の鉄拳!!」


メグちゃんの咆哮が決まると同時にナツがガネシュダの背後に周り、炎を纏わせた拳を象の頭にめり込ませる。


「紫苑ちゃん、何かあいつの弱点とかあるの?」

「えっと、確かガネシュダは1度5人の勇者に倒されていたはず…そうだ!4人がそれぞれ麒麟、獏、象、人間を同時に攻撃して、残りの1人がガネシュダ全体を攻撃するの!」

「でも、5人の息がピッタリ合って、尚且つ全力で技を叩き込まないと倒せないよ。コンマ1秒のずれでも、あいつは倒せない。だからガネシュダは厄介なんだ」


本当に厄介そのものなんだろう、ジャンポーレ君のガネシュダを見る目はとても忌々しそうだ。
…あぁ、そんな顔されたら____ぶっ潰したくなるよね…?


「皆、今の聞いてたー?」


かなりの声量で皆に確認をとると、各々攻撃を追加しながら返事を返してくれた。


「最後の1人の勇者、つまり5人目の勇者の役は…リオちゃん、お願いできる?」

「うん。てか、そのつもりだった!」


リオちゃんは攻撃の手を休めずににやりと口角を上げる。思わず僕もつられて笑ってしまう。
あぁ楽しい、久しぶりの感覚に僕の心は徐々に心酔していく。
そしてそのまま少し煽るように勇者を促していく。


「4人の勇者は、僕とメグちゃんとアイリアちゃん、それと…ナツ、いけるよね?」

「はい!」

「だから、カノさんちゃん付けやめてくださいって!!」

「ったりめーだ!」


____ここまでは思い描いてたシナリオと同じ。そしてここからも、同じだ。
僕は大まかな作戦を伝える。作戦、というより、至極簡単な殺り方と言った方が正しいのか。
皆の準備が整ったら、ナツを基準に僕とメグちゃんとアイリアちゃんが同時に全力で攻撃する。恐らくナツは人と合わせるのにあまり向いていないので、逆にナツを基準にすることにした。そして僕らの攻撃が決まった瞬間、リオちゃんに最期を決めてもらう。
難易度が高いものでもいとも簡単にできるようにシナリオ(台本)を描いていく。
強いて言うのであれば、リオちゃんの攻撃のタイミングが少しややこしいことだろう。5人目の勇者の攻撃は、他の4人の攻撃が決まってからでないといけないのだ。まぁ、リオちゃんのことだ、そのあたりはわかっているだろう。
僕はもう1度皆の殺る気を焚きつけるように誘導する。


「みんなー…できるよね?」


リオちゃんは僕の意図がわかっているらしく、…これぞ誘導尋問…と冷めた目で僕を見る。
いやぁ、やってみると楽しいもんだよ?なーんにも知らない無邪気な仔犬みたいに目をキラキラさせて尻尾まで振って。あぁ本当に、楽しい。


「主演劇場、『赤ずきん』よりヴィランズ(悪役)【狼】。主演、鹿野修哉」


主演劇場の分厚い本が風もないのにパラパラと捲れ、ある1ページで止まる。真っ白い何も描かれていない紙に、演目と悪役の狼の絵が浮かび上がると、本はまたどこかへと消えていった。
そしてそれを見届けると、僕は狼男になっていた。頭にはギザギザした耳が生え、お尻のあたりには短い尻尾が生えた。手は鉤爪の如く鋭い爪とドラゴンスレイヤー同等の鋭い嗅覚。そして、ずば抜けた脚力。


「んじゃーやろうか!」

Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.103 )
日時: 2016/07/20 21:20
名前: ほたる (ID: RWarW6Jx)

メグミside



カノさんが合図をすると皆動き出す。
皆同時に攻撃…少しのズレも許されない…。
ここは火力の大きいナツさんに合わせるべきだろう。
誰かに合わせるって考えないとワタシだけずれちゃいそうで怖いな…。

メグミ「桜音竜の咆哮!」

今更だがカノさんの魔法は新しいものなのだろうか…?
当然ながら今のワタシには聞く余裕もないのだが…。

そういえば、最近気づいたことなのだけど、どうやらこの魔法は安定性にかけるらしい。
そりゃあ二つの滅竜を一気に使っているのだから当たり前と言ったら当たり前かもしれない…。


少しでも気を抜いたら魔法が意思をもったかのように暴走しそうだ…。
威力としてはワタシの使役できる範囲では高いほうなのに勿体ない…。


こんなこと、本来なら今考えるべきではないのだけども、
弱気で何かと逃げがちなワタシはそんなくだらないことでも考えていないと意識しすぎて失敗しそうだ…。




四つの攻撃が綺麗に交差する。


そのあまりの威力にワタシは現実に戻される。
威力が強すぎるため反射的に目を瞑ってしまった為、その瞬間は見れなかったが…


最後にリオさんがガネシュダに向き合う。
向き合ったのはほんの一瞬だけだったが、滅竜魔導師独特の動体視力でなんとか捉えることが出来た。


リオさんが自身の魔法をガネシュダに撃ち込む。

リオさんの魔法もこれまた威力が強い。
ワタシ達の魔法の威力と合わさり、大きな風が吹き起こる。

確実に決まった…

ワタシはそう思った。

Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.104 )
日時: 2016/07/22 20:52
名前: 燐 (ID: PZX6sAnA)

カノside


僕ら4人の攻撃が無事に決まり、もの凄い衝撃波と共に吹き飛ばされる中、僕はリオちゃんをチラリと見た。流石リオちゃんというべきか、何の迷いも寸分の間違いもなくガネシュダに渾身の一撃を叩き込んでくれた。それは想像以上の攻撃力で、僕の背筋はひやりと冷たくなった。嬉しい誤算というやつだ。…ただ、思ったよりも衝撃波は強いのは計算外だった。
そう、計算外だったのはこれだけだったはずなのだ。


カノ「いててて…ふぃー、思ったより飛ばされたねー。皆大丈夫?」


衝撃波により吹き飛ばされた僕の体は、ガネシュダとの決闘の地より50m程離れた岩壁にめり込んでいた。それはもう、めっこりと。
ナツは僕よりも状況が酷く、どうしてそうなったのか顔だけ岩壁にめり込んでおり、現在進行形でハッピーに引っこ抜いてもらっている。
アイリアちゃんは僕ほどめり込んではいないが、僕と同じような状況下にあり、もう何これやだ…とげんなりと顔を曇らせていた。
唯一めり込みを免れたメグちゃんは僕達を見てオロオロしていた。正にカオス。


カノ「メグちゃーん、僕とアイリアちゃんのこと抜いてくれない?」


そうお願いすると、メグちゃんははっとしたように目を見開き、そうだ、私がしっかりしなくちゃ…!!と頬をパンッと叩いた。
いや、それよりも早く抜いてよ…

無事岩壁から脱出すると、思ったより頭を強くぶつけたのか少しふらつく。クラクラと眩暈のような感覚に吐き気がこみ上げるが、慣れればどうってことない。


それに僕は頑丈な方なのだ。これくらい何ともない。
この痛みも、この楽しい感情も、きっと皆の優しさに甘えている僕の罪悪感。そう、きっとそうだ。


はーびっくりした、というアイリアちゃんの声に現実へと引き戻された僕は、そうだねーと服についた砂埃を軽く払いながら言った。


アイリア「カノさんだけですよ、もろに岩にぶつかったの。よそ見でもしなけりゃぶつからなかったでしょう?」

カノ「え、いやいや、あの馬鹿ナツ見てみなよ!?絶対気づいてなかったよ!w」


と、僕は今一度ハッピーに引っこ抜いて貰っているナツを見て笑う。ナツはまだアタマが抜けていないが、俺は気づいてたぞー!!と手足をバタバタとさせて、ナツやめてぇっ!とハッピーに怒られていた。
まぁ、確かによそ見はしてたし油断もしてた。だって、僕が作ったシナリオが覆されることなんてそうそうないんだから。


ハッピー「ふんぬーっ!!」
ナツ「うぉっ!?」


ハッピーの頑張りのおかげでスポンッと景気のいい音と共にナツの頭が抜けたところで、僕らは駆け足でリオちゃんの元へ行く。
巻き起こった砂埃などが漸く落ち着きを取り戻し、黒焦げになっているであろう巨体に近づく。砂埃が完全に晴れた頃には、案の定ガネシュダが煤にまみれて横向けに倒れていた。


ナツ「いやー、思ったより手応えなかったなー!な、ハッピー!」

ハッピー「あい!」

アイリア「そうですね、伝説の怪物、というわりには呆気なかったような…」

メグミ「そ、そうでしょうか…?」


ま、そんなもんなんじゃない?そんな言葉は僕の口から零れることはなかった。


リオ「ッ!?皆伏せろッ!!」


リオちゃんの一喝を聞き、ほぼ条件反射で体を伏せる。と同時に鎌鼬のような鋭い風が僕らの頭上を通り過ぎ、僕らが先程までめり込んでいた岩壁を真っ二つに切り裂いた。
先程感じた禍々しい魔力とは別の、下卑た妖しい魔力に、思わず顔がにやける。

先程、僕は自分の描いたシナリオはそうそう覆されることがないと言った。だからといって、覆されたことがないとも言っていないし、覆されるのが嫌いだとも言っていない。寧ろ覆された時のあの興奮を僕は忘れたことがない。
そして今まさにシナリオが覆されたことによって、僕のボルテージは最高潮になっている、といっても過言ではない。

ただ、今のこの状況は宜しくない。大変宜しくない。


カノ「…ジャンポーレくーん?どういうことかなー?」


僕は引き攣った笑みを浮かべながら、ギギギっと顔を後ろへと動かした。

そしてここでひとつ。
この引き攣った笑みは、決してこの状況に驚きパニクってできた笑みではない。興奮しきった顔を何とか取り繕っているのだ。あえて他人の目を欺かずに、このスリルを味わうために____


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