二次創作小説(紙ほか)
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- FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー!
- 日時: 2017/05/12 06:28
- 名前: 妖音ミユ(音願) (ID: MGNiK3vE)
うも!こんにちは〜(*`・ω・´*)ノ
妖音です!
3のスレがロックかけられてしまったらしく、書けないので、燐さんと相談し「4」をつくることにしました。
さて、このスレの説明でもしますか!
このスレは基本リレー小説を書いています。
まあ、たまにこのバカが番外編とか書きますがww
あ、感想よろしくおねがいします!ヨロ(`・ω・´)スク!
では、お願いします!!ヽ(*´∀`)ノ
あと、ここが設立するまで、アニメのほうでやっていたので、そちらの方も後で載せます。
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.160 )
- 日時: 2017/01/06 19:52
- 名前: 燐 (ID: PZX6sAnA)
カノside
カノ「……君は愛されてたんだね、アーサー王。僕は君が羨ましいよ…ほんと、嫌になっちゃうくらいに」
分厚く真っ白なグリムノートに映る上座下座のない円卓。そこで笑いながら話をするアーサー王ことアーサー・ペンドラゴンとベディヴィエール。その情景は実に楽しそうで、見てるこちらまで楽しくなるような、そんな日常の1枚。きっと、大したことはしていない。していないからこその、日常の風景。
パラパラ漫画のようにチカチカと移り行く絵本の中で、彼はよく笑っていたように思う。そしてそれと同じぐらい悲しそうな顔もしていた。
僕は彼女を追いかけることができなかった。というか、僕には彼女を追いかける資格なんてない。
きっと彼女は初めからわかっていたんだ。でもそれに気付かないフリをしていてくれた。無意識の優しさがこんなに辛いなんて知らなかったし、知りたくもなかった。
メグちゃんは、泣いていた。僕が泣かせたんだ。
僕が油断してふらふら歩いてたから、きっと彼女は心配してくれたんだろう。そして僕に触れたが最後、今までの努力がぱあだ。
気付かないフリをしてくれていた君に、僕は気付かないフリをしていたんだ。僕はそうやって逃げた。みっともなく恥も何もかも捨てて逃げ出した。それでも彼女は優しいから、それでもいいやと笑ってくれたんだ。
カノ「……わかんねぇよ、どうしたらよかった?…俺、馬鹿だからさぁ、言われたことしかできねーんだよ。なぁ、樹ィ教えてくれよ…!」
机に突っ伏して拳を握り締める。こんな時に頼る相棒さえも、今は隣にいない。自業自得だとわかっていても、どうにもならないこの状況は意外としんどいものだ。
目が熱くなったから勢いよく上を向いて誤魔化した。それは紙袋に溜めた俺の涙。恐らくもうタプタプで、あと一滴でも落ちればすぐに零れて流れ出してしまいそうな、ふにゃふにゃになった紙袋。
『他人を気にする優しさも嘘も、全部全部、後悔としてその人を縛り付けるものになるんですよ』
わかってる。わかってはいるんだ。だけれどそれを、その砦を突破らってしまったら。
そうしたらもう____。
カノ「…………よし、探しに行こっかな」
パンッと頬を両手で引っぱたいて椅子から立ち上がる。
このマグノリアで人探しをするなんて無謀なこと、僕には到底できっこない。だから僕は本に頼る。
出しっぱなしにしてあったグリムノートには小さくfin.の文字。それは物語の終わりで、新しい扉への第一歩である。
今の僕にぴったりじゃないかとひとつ伸びをする。湿っぽいシリアスな雰囲気はおしまい!僕には似合わないしね。気持ちを切り替えて今のことは綺麗さっぱり忘れてしまおう。
赤ずきんの【ヴィランズ】を借りて鼻がよくきくようになった僕はマカロンの美味しさを思い出し、ご機嫌でお店を出たのであった。
.
.
カノ「え、は……!?」
メグちゃんを探し始めて恐らく数分。メグちゃんが放つドラゴンスレイヤー特有の匂いにつられて路地裏まで辿り着いた僕は思わぬ場面に遭遇することになった。
メグミ「ひーくん、ひーくんッ…!!」
ひーくん「いい加減泣きやめよねりぃー。俺が泣かせてるみたいじゃん」
言葉とは裏腹にとても優しそうな声でくすくすと笑いながらメグちゃんの頭を撫でる彼は紛れもなく、僕がつい先程化けたひーくんだった。
恐らく向こうは僕に気付いていない。というか、この状況で気付かれてもどう対処すればいいのかよくわからない。
お願いだから気づかないでほしいなーなんて思いながら、ひーくんを見る。やっぱり爽やかな好青年そのものだし、はっきり言ってイケメンだ。
さて、どうしたものか。僕は早くギルドに戻ってこの桃色のラクリマを置きたい。けれどこの人がいては話が長くなり、なかなかギルドに戻れそうにない。
ならばいっそギルドに来てもらうのはどうだろうか。我ながら名案を思いついたとばかりにクスリと笑みが零れる。
カノ「メグちゃんやっと見つけたよー。あ、どうもこんにちは。僕はカノ、君の名前を教えてくれないかな?」
さぁ好青年君、ご同行願おうか…?
“そしたらもう、立ち直れない気がするんだ”
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.161 )
- 日時: 2017/01/06 20:02
- 名前: すみみ (ID: cfr4zh/q)
初めましてすみみです。
この小説はほたるさんと燐さんは協力して二人で小説を書いてるんですか?
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.162 )
- 日時: 2017/01/06 22:17
- 名前: ほたる (ID: AbL0kmNG)
メグミside
メグミ「…ひーくん…ッッ!…ひぃく…ん…!」
氷雨「はいはい、ここにいるから〜。
…で、誰なの…?お前をこんなに泣かせたのは…?」
ポンポンとワタシの頭を撫でるその手が暖かくて…大好きで…。
ワタシは何回もその手に助けられたんだ…。
ひーくんはワタシが泣くときまって「誰が泣かせた?」と聞く。
昔からそれが当たり前で…
でもいつしかそれが当たり前じゃなくなってて…。
一人ぼっちな気がしてずっと怖くて…。
どこかで欲してたんだ…こういう…甘えられる場所を…。
どこかで期待していたんだ…ひーくんが…いつか次元を超えてワタシを迎えに来てくれるんじゃないかって…。
メグミ「…つ…らかった……! …苦しかったよぉ…!」
氷雨「そっかそっか…。」
氷雨「俺も寂しかったよ…。」
メグミ「え…?」
氷雨「いじりがいのあるやついなくて!
迷子ごっこもできないしなぁー!」
メグミ「もぉ!」
その意地悪さは健在のようで…そんな所にも安心してしまう…。
氷雨「まあ…よく頑張ったな?」
ひーくんが両手を広げる。
…これも昔から変わらない…。
広げられた腕の中に思いっきり突っ込むとひーくんが包み込んでくれる。
でも……ワタシがあっちにいた頃よりも少し背が伸びちゃったせいで少し突っ込みにくくなっちゃったなぁ…。
メグミ「ひーくん、ひーくんッ…!!」
次から次へと溢れ出す大量の涙。
ひーくん「いい加減泣きやめよねりぃー。俺が泣かせてるみたいじゃん」
そんな意地悪な風にひーくんは言うけど
ほんとは誰よりも優しいって知ってるから…
ワタシの事置いてかないって知ってるから…
だからその優しさに…ついつい甘えてしまうんだ…。
【お願い、今だけは甘えさせて…?】
ワタシよりもうずっと…高くなってしまったその胸に顔をうずめると、
近くでアスファルトを蹴る…人間の足音が聞こえてきた。
滅竜魔導師特有の聴覚や嗅覚でその人物は特定できたものの先程のこともあり、なんとなく気まずくてその名を呼ぶことはしなかった。
カノ「メグちゃんやっと見つけたよー。あ、どうもこんにちは。僕はカノ、君の名前を教えてくれないかな?」
氷雨「ァア?誰だお前、ねりぃの知り合いか?」
カノさんの問いに機嫌の悪そうな声で答える。
ひーくん…時雨さんの事もあって年上の男の人…好きじゃないんだろうな…。(多分嫌いって訳では無いと思うケド…)
これはワタシの勝手な見解に過ぎないのだが…。
カノ「うん、そうだよ〜。」
明るく…先程のことなど無かったかのように振る舞うカノさん。
その作ったような笑顔が時雨さんと…彼の兄と被ったのか…
ワタシを抱きしめていた腕を解くとワタシを庇うように前に立つ。
あ…これやばいんじゃ…。
メグミ「ひ、ひーくん…カノさんは…!」
ワタシが必死にカノさんは仲間なことを伝えようとするが、時既に遅くひーくんはカノさんに詰め寄り口を開いていた。
氷雨「北見 氷雨。 ねりぃの幼馴染みですけど何か問題でも?」
やってしまった…思わず顔に手を当ててしまう。
メグミ「カノさんは同じギルドの人で良い人だから!ひーくんそんなに喧嘩腰にならないで!」
カノさんに近づくひーくんの腕を引っ張りこちらに引き寄せる。
がひーくんはそれがご不満なようでカノさんをキッとにらみ続ける。
氷雨「だってコイツの笑い方時雨に似てんだもん。」
ひーくんのお義兄さん、時雨さんは言い方は悪くなってしまうが…よくに言う猫かぶりというヤツだ。
なんでも完璧に出来て…常に笑顔を絶やさない…。
時雨さんが来てからお父さんはひーくんを蔑ろにするようになって、本来ひーくんが継ぐはずだった病院も何時しか時雨さんが継ぐことに…。
そのせいかひーくんはすっかり時雨さんのことが嫌いになっていた。
それでもワタシはただ…羨ましいと思った…。
ワタシには評価をしてくれる両親や嫌いになれる兄弟がいないのだから…。
メグミ「はいはい。もういいから早くギルド行くよ?
カノさん…すみません…こういう子なんで許してあげてください…。」
カノ「え、あ…うん!じゃあ行こっか。」
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メグミ「え、じゃあひーくんはもう魔法が使えるの?」
氷雨「ん、まあなんとなく…。」
ギルドまでの道を歩き仲間らひーくんの話を聞いた。
ひーくんは気づいたらこの世界にいたこと。
ギルドやこの世界の仕組みについては船着場の人から教えてもらったこと。
ひーくんは既に魔法を使えるということ。
どのような魔法か聞きたいところだが、ここは街中であり万が一魔法の出力の調節に失敗したら大惨事になる為、それはまた今度の楽しみにとっておくことにした。
メグミ「でもまさかひーくんに会えるなんて思わなかったよ。」
氷雨「まあな。」
未だに現実かどうか疑ってしまうほど。
自分の頬をひっぱると微かに走る痛みがこれは現実だと訴えてくる。
また…なにより握られた手のひらの温もりがこれは現実だと教えてくれるんだ…。
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.163 )
- 日時: 2017/01/06 22:19
- 名前: ほたる (ID: AbL0kmNG)
はじめまして!ほたるです。
はい!リレー小説という形を取らせていただいております。
メンバーはあと2人います。
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.164 )
- 日時: 2017/01/06 22:41
- 名前: すみみ (ID: cfr4zh/q)
後二人ですか!すごいですね!
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