二次創作小説(紙ほか)
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- FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー!
- 日時: 2017/05/12 06:28
- 名前: 妖音ミユ(音願) (ID: MGNiK3vE)
うも!こんにちは〜(*`・ω・´*)ノ
妖音です!
3のスレがロックかけられてしまったらしく、書けないので、燐さんと相談し「4」をつくることにしました。
さて、このスレの説明でもしますか!
このスレは基本リレー小説を書いています。
まあ、たまにこのバカが番外編とか書きますがww
あ、感想よろしくおねがいします!ヨロ(`・ω・´)スク!
では、お願いします!!ヽ(*´∀`)ノ
あと、ここが設立するまで、アニメのほうでやっていたので、そちらの方も後で載せます。
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.115 )
- 日時: 2016/08/03 17:08
- 名前: ほたる (ID: 0O230GMv)
メグミside
ワタシ達はアイリアさんの言葉で止まったはずなのに…
なのに…後ろを向いてもアイリアはんはいなく、ルーシィさんまでもがいなくなっていた。
なんで…どうして…
怖くてプルプル震えてしまう。
グレイさんには申し訳ないけどもう少し捕まらせてもらおう…。
そうでもしてないと腰が抜けて歩けなくなっちゃいそうだ。
ガタ!!
メグミ「ひゃぁっ!」
不意に何処からかかすかに音が聞こえてくる。
滅竜魔道士特有の無駄に良い耳がこういう時嫌になる…。
ワタシだけ驚いて声を上げてしまうから…。
…強くなるって決めたのになぁ…。
ナツ「おいルーシィ!アイリアー!!」
カノ「これも例の幽霊の仕業なのかな?」
もしもこのまま2人が見つからなかったら…。
そう思うとさらに怖くなり、グレイさんに抱きつく腕の力を強めてしまう。
もう誰も失いたくないのに…。
…何も…もう…誰も…。
そんな思いが頭の中でぐるぐるして目元が痛くなる…。
不意に前感じたような…目がクランベリーのように紅くなった時のような目の痛みを感じた。
しかし、それはほんの一瞬だったようですぐに収まった。
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.116 )
- 日時: 2016/08/08 21:58
- 名前: 燐 (ID: PZX6sAnA)
カノside
館までの道のりは、如何にもこの先幽霊が出ますよと言わんばかりの有様だった。
森の奥に進んでいくにつれ雲が広がっていき、昼なのにまるで夜のような暗さ。何もいないはずの茂みからガサガサと物音が聞こえたり、何もいないと思っていた場所から烏がバサバサと飛び去っていったりと、僕らの不安を煽るには十分すぎるものだった。
怖がりなメグちゃんはガタガタと震えて涙目で、ルーシィちゃんもメグちゃんの手をしっかりと握りしめてびくびくと周りを警戒していた。
リオ「あ…橋だ」
アイリア「今にも落ちそうですね…」
橋の先には目的である館が見えたのでどうやらこの道で合っていたらしい。実は僕、思ったよりも歩く距離が長く、この道で合ってるのかなとか思ってたんだ。よかったよかった。
辺りを見回しても特に道らしき道はなかったので、これが館へと続く唯一の道なのだろう。
そうと決まれば早いもので、腹を括ってどんどんと橋を渡る。多少の揺れは感じるが渡れないほどでもなく、思っていたより簡単に渡り終えることができた。
その後も皆も着々と橋を渡り終え、残りがルーシィちゃんとメグちゃんになった。
カノ「あちゃー、誰か残って一緒に行ってあげればよかったかなぁ?」
ナツ「ルーシィとメグミおっせーなー!」
2人が橋を半分程渡った時、橋の綱の部分がミシリと嫌な音を立てた。
あ、これはやばいなと思った時にはもう遅く、ブチッという音とともに橋の綱が切れてしまった。
ルーシィ「嘘でしょぉ!?」
メグミ「ひぃやぁ!え、あああぁぁぁぁッ!!」
結果としては、2人は仲良く手を繋ぎながら全速力で崩れかけの橋を無事渡り終えた。
ただ、2人のSAN値をかなり削って。
リオ「あー……帰りのことは帰りに考えよっか」
カノ「…うん、賛成」
もうこの時点で皆分かっていたのだ。ここは、絶対に出ると。
.
.
カノ「ナツ、メグちゃん、2人の臭いとか残ってる?」
ナツ「……いや、残ってねーな」
ナツは鼻をスンスンと動かし、んーと唸った。
腕を組んで何かを考えていたエルザちゃんがふぅ、と一息つき、ピシャリと言い放つ。探すぞ、と。
それに対して誰も異論はなく、とりあえず2人以外全員いるかどうか確認することになった。
エルザ「エルザ・スカーレットだ。次はリオ」
リオ「はーい。リオ・マクダネル、ちゃんといるよー。次グレイね」
グレイ「グレイ・フルバスターだ。次はメグミ」
メグミ「あ、メグミです!次、カノさんで」
カノ「はいはーい、鹿野修哉でーす。次はナツ」
ナツ「ナツ・ドラグニルだ!次はハッピー!」
「「「………………」」」
…あれ、え?
ナツ「ハッピー!?はぁ!?」
グレイ「レオもいねーぞ!?」
メグミ「うぇっ、もうやだー!!」
えぇー何これ怖っ!
そしてふと町で聞いたこの屋敷の噂が頭によぎる。
___昔からその森では神隠しが多かったとか____
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.117 )
- 日時: 2016/08/08 22:49
- 名前: ほたる (ID: RWarW6Jx)
メグミside
匂いだって残ってない…
さっきまで声を聞いていた…。
この森では神隠しが起こるって聞いてたけど、
昔ママから聞いた神隠しとはちょっと違う気がする…。
確か神隠しって…
メグミ「…精神状態が危うい人がなりやすい…。」
突然言葉を発したせいか、皆の視線が集まる。
たしかにルーシィさんは…納得が行く。
でも他の人は…?
リオ「もしかして神隠しのこと?」
メグミ「え、はい…小さい頃…聞いた話なんですけど…。」
この中でもずば抜けて聡明なリオさんは主語がなくても理解してくれたようだ。
怖くて震えた声しか出すことの出来ないワタシにはとてもありがたい。
カノ「でもそれだと今明らかに一番ヤバイメグちゃんがいるのおかしいよね?」
グレイ「確かにな、もしかしたら次はメグミかも………………………………………冗談だって。」
メグミ「…いやぁ…!」
こんなとこで1人になったら確実にここに住み着くことになるよ!?
ワタシも幽霊になっちゃうんだぁぁあ!!(泣)
エルザ「…ふむ…神隠しではないと考えた方が妥当か…。」
リオ「いや…神様だって気まぐれかもよ?必ずしも精神状態が危うい人を選ぶとは限らない…。」
レオさんがいなくなったこともあり、ただでさえ暗いのがさらに暗くなりもう誰が誰だかもわからない状態となっていた。
…これじゃあ誰かがいなくなっても気づけない…。
本当の恐怖がこれからだということを今のワタシは知るよしもない…。
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.118 )
- 日時: 2016/08/10 23:36
- 名前: 燐 (ID: PZX6sAnA)
カノside
リオ「…おじゃましまーす」
立て付けの悪い重い扉を押して屋敷の中へ入ると中は思っていたよりも遥かに広く、暗かった。
扉が締まり外の明かりが無くなった今、相手は当然、自分の両手すらまともに見ることができない暗さに僕は少し戸惑った。
エルザ「暗いな…ナツ、炎で辺りを照らしてくれ」
ナツ「はいよーっ」
ボォッとナツの両手に炎が灯ると、辛うじて相手の顔が見えるまでには改善できた。それでもだいぶと暗く、このまま歩くのは少し危険だ。
さてどうするかと思案していた時、突然部屋の電気がついたかと思えるような強い光が灯る。そして、何度か聞いたことのある甘ったるい声がした。
レオ「やぁルーシィ、お困りのようだね」
ルーシィ「レオ!そうよ、貴方がいたんだった!」
グレイ「んじゃあ、明かりについてはこれで解決だな」
カノ「ちょっと部屋とか見て回る?結構あるっぽいけど…」
玄関というには広すぎる大広間の左右2箇所に大きな螺旋階段があり、2階には沢山の部屋があるようだ。ふたつの螺旋階段に挟まれるような形になって少し奥の方にも階段がひとつあった。
アイリア「じゃあ、部屋をひとつづつ見ていきましょうか」
有無を言わせない疑問形ではない言い方に、メグちゃんはそろそろ泣きそうだった。…ちょっとかわいそうになったので、一応のためと笑顔を伝授しておいた。
ひとつめの部屋は、この屋敷には不釣り合いのような少し小汚い部屋だった。それもそのはずで、その部屋にはモップやバケツ、箒に雑巾など、掃除道具しか置いていなかったのだ。恐らくここは掃除道具の置き場だったのだろう。
あちらこちらに蜘蛛の巣が張っており、部屋もホコリ臭かった。
ふたつめの部屋は何の変哲もないただの空き部屋で、所々に観葉植物が置いてある程度の簡素な場所だった。
驚くほどに何もなかったので、少し油断していたのだ。油断は禁物とは良く言ったもので、僕はこれから気をつけようと心に誓ったほどだ。
そして問題のみっつめの部屋。この部屋は、前のふたつの部屋とは違い、物が沢山置いてあった。
まずはベッド。4つのベッドが等間隔で置いてあり、ある所にはフランス人形。ある所には脱ぎかけと思われる服や靴が散乱していた。
極めつけは、布団についている茶色い染み。この染みは布団だけでなく、脱ぎかけの服や壁、床にもついていた。
そしてこの部屋には窓がなかった。いや、正確には窓はあったが、鉄格子がはまっていたのだ。何故、そんなものは知らない。だけど言えることがひとつ。
ここには4人の子供がそれとなく暮らしており、欲しいものもちゃんとあった。ただ、4人は太陽の光が入らない鉄格子付きの窓の部屋で暮らし、至るところで血が流れるような生活をしていた。そう、ただそれだけの、話。
ルーシィ「ねぇ、これちょっとやばくない…!?」
リオ「一旦部屋から出るか」
ドアに1番近い場所に立っていたグレイ&メグちゃんがドアノブを捻った。
メグミ「……え?」
グレイ「は?何かこれ開かねーんだけど…」
アイリア「え、嘘!?」
グレイとアイリアちゃんはドアノブを壊れそうなほどガチャガチャと回すが、ドアはピクリとも動かない。アイリアちゃんはドアノブを諦め、ドア本体をバンバンと叩き始めた。
ルーシィ「嘘…閉じ込め、られた…?」
ルーシィちゃんが引きつった笑みを零した時、不意にガシャン、と硝子の割れる音がした。
カノ「!?皆、静かにして!」
皆は相当焦っているのか、僕の一声でピタリと動きを止めた。
.
.
実の所ここからはよく覚えていない。
ただ、あの後尋常じゃないようなポルターガイスト現象が起き、終いには子供や赤ん坊の泣き声や悲鳴が部屋に響き渡ったのは覚えている。
皆死にものぐるいでドアを蹴破り、走ってここまで逃げてきたのだ。
ルーシィちゃんだけなら、腰を抜かしてあの場にまだ取り残されていると思えるのだが、アイリアちゃんもいないとなると状況は変わる。
というか、もう1度あの部屋に行く勇気はない。
そして今、無事にここまで逃げてきた仲間の内2人が姿を消した。
カノ「…神隠し、ねぇ……」
エルザ「よし、皆手を繋ぐぞ」
え、状況判断早すぎでしょ、エルザちゃん。
- Re: 【見てくださ】FAIRYTAILの小説書きましょう♪ふぉー! ( No.119 )
- 日時: 2016/08/12 13:51
- 名前: ほたる (ID: Ork/qs2g)
メグミside
エルザ「よし、皆手を繋ぐぞ」
相変わらず判断力、そして指揮力の高いエルザさん。
それはまるで大好きだった近所のお兄ちゃんのようだ…。
斜め前の家に住む5つ上のお兄ちゃん、優しくて大好きだった…はずなんだけどお兄ちゃんの見た目とか名前とかはいまいち思い出せない。
小さい頃だったから当たり前かもしれないけど…。
…でもなにかひっかかるんだ…。
…とまあそんな事はさておきどうやら今のところは全員無事のようだ。
全員手をつないでいる。
手をつないでいれば確実だろう。
離れたらすぐわかるし、まず離れることは無い。
エルザ「よし、全員いるな。」
リオ「でも手をつないでいるからと言って全員いるって証明にならない。」
カノ「確かにさっきもアイリアちゃんの声で止まったはずなのに本人はいなかったしね。」
エルザ「定期的に確認しあおう。」
グレイ「そうだな。」
そんなこんなで定期的にたがいのなまえをよびあっている。
しかし、ワタシ達は長い間何も起こらず平和だった為忘れていたのだ…。
この屋敷が"そういう屋敷"だということを…。
ナツ「うぉぉぉッッ!!?」
最初に異変に気付き後ろを振り返ったのはナツさん。
その声に全員が立ち止まると聞こえてくる『ポタッ…ポタッ…』という音。
だんだん近づいてくる謎の音。
恐る恐る後ろを振り返るとそこには…
…真っ赤に染まった生首が…
メグミ「いやぁぁぁぁぁぁッッ!!」
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