二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- とある彼らの逃走中2!〜天使の歌、悪魔の旋律〜
- 日時: 2016/04/02 23:11
- 名前: ユリカ (ID: vEgGwqGr)
サユリ「タイトルコールだよ!」
トキヤ「今回は逃走中第2作目となり、さらに作者さんが逃走者となります。彼らの活躍にも期待がかかりますね」
レン「舞台は音楽と水の都『アトランティス』。この神秘的で美しい街で彼らは逃げ回るよ」
ユリ「逃走者は既存メンバーは勿論、新ジャンルの皆も参加だよ!人気のスマブラファイターや学生、アーティストに加え作者さんとたーくさん!これだけでもワクワクするのさ!」
アイコ「黒くて怖ーいハンターから逃げ切って賞金を手に入れるのは果たして誰なのか!?ううっ、あたしドキドキしちゃうよ!」
ラクーナ「そろそろ始まるわね。ふふっ、楽しみね!」
凛「それでは、どうぞ…!」(緊張する…!)
皆さん、お久しぶりです。そして初めましての方は初めまして!ユリカです!いよいよ第2回逃走中始動です!今回もどうぞよろしくお願いします!そして本格的な執筆は4月後半からとなりますので、お楽しみに!
タグ:逃走中、クロスオーバー、アニメ、漫画、ゲーム、スマブラ、ぷよぷよ、ダンガンロンパ、ストライクウィッチーズ、世界樹の迷宮、ポップン、うたプリ、SB69、QMA、オリジナルキャラクター、キャラ崩壊要注意、オリジナル設定あり、カオス、裸族、NL、ゲストあり
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- 推理 ( No.280 )
- 日時: 2016/04/25 11:29
- 名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)
タイトルで完全にネタバレ。あと、話の内容が例によって長いです;
第3試合でハンター放出が確定してしまうも、ユウキらを責める者はいなかった。あのボスは非常にウザく、誰が当たっていても苦戦していたのは言うまでもない。むしろ因縁のあるステージ&ひどいボスに当たってしまったことを慰めたり同情する者が多かった…;それにまだ他の試合での挽回も可能だと全員は考え直す。…唯一仲間との戦闘が主であるアーサーは怒ったロッシュとリックに絞られていたが;
ユウキ「最悪だった…;にしてもアーサーの奴、大丈夫か?さっき凄い剣幕で怒られてたけど;」
ケン「ユウキ殿も災難でござった;アーサーは…あれは少し怒られれば反省してもう二度と同じ失態は起こさないだろう。根は善良だからな。ロッシュとリックは仲間の不手際でああなったのが余計許せなかったのだろう…;;;」
りんご「むしろあのメンバーでAランクに収まったのは良かったです;ユウキさん、これ以上引きずるとゲームにも影響が出るしせっかくの参加が楽しくなくなっちゃうので切り替えたほうが良いと思います;」
ユウキ「そう…だよな。皆、ごめん;」
阿「ユウキ殿、皆さん、もう落ち込まないでください!避けられなかった某たちにも非があります!あなただけのせいではありません!!!」
ティ「ユウキさん、俺たちは全然気にしてない。あとまだチャンスはあるしな!…悪い悪夢だと思って忘れたほうが良いぞ;」
クロウ「うんうん。…俺あのパートで選ばれてたら絶対ぶちギレてもっとランク下げてたと思う;」
フォックス「やらかした俺が言えるところじゃないけど、第4試合はこの流れを変えたいところだな…;」
反省&慰め合戦になっていたその時、アーサーがげんなりした顔で戻ってきたため、戦闘ミッションが再開される。あの様子だとおそらくこってり絞られたようだ。
YUMA「これで分かったと思うがこの戦闘ミッションはハンターの放出があるから気を引き締めて臨むように。他の奴らも他人事じゃないぞ?あと1度選ばれた奴も場合によってはもう1度戦う可能性がある。用心しておくように。…それでは、次の試合に移るぞ。司書、今回の舞台の説明を頼む」
司書(凛)「えっと…。次に逃走者が向かうのは私が務める図書館だ。ここには多くの書物や資料があるの。今日は立ち入り禁止のはずなんだけど、呪いがここにもかかるなんて…!」
次に逃走者が向かうのは西エリアにある巨大図書館。厳かな雰囲気の漂うこの図書館は読書好きの人は喜ぶスポットだが、そもそもここで戦闘はあるのだろうか…?
一同が疑問に思う中、今回は司書である凛がダーツを投げた。さて、図書館へ向かうのは…!?
司書(凛)「えっと…。抜間さん、ウィッチ、苗木誠、サーニャ・V・リトヴャク、マヤ、木幡奏!以上6人です!」
抜間さん「おっと…。いよいようちの出番が来ちゃったね…!」
ウィッチ「ここで私の出番ですのね?まあ、選ばれたのなら全力を尽くしますわ!」
苗木「僕の番か…!」
サーニャ「大事なところで選ばれた…!絶対負けないわ!」
マヤ「私!?え、これチームの初陣じゃない…!?」
奏「思ったより早かった…!行ってきます!」
今回もバラバラのパーティだったが、これはある意味では当たり。そう、各個人がそれぞれユニークな特技の持ち主だからだ。
抜間さんは初参戦ながら魔法と具現化能力を操る作者、ウィッチは扱いの難しい星の魔法と博識・分析スキルに長ける魔女、苗木はご存じ銃撃・砲撃魔法の使い手に加え推理と交渉術に長けるロンパチームのリーダー、サーニャは暗闇での戦闘に冴えるナイトウィッチ、マヤは日々知識を蓄え精進するマジックアカデミーの優等生、奏は弓型デバイズと光属性の魔法を使いこなす後方支援の理想型だ…!
リンク(抜)「作者、落ち着いてやれば平気だからな!」
渚「まずはアドバンテージだよね…。何をプレイするの?」
抜間さん「決めてるよ!今回はうちの推しバンであるDOS(ドロップアウト先生)から!曲は「東京サーモグラフィー」☆6で!うちはSBロッカーだから安心してね!」
ファーエ「お気に入りでいくのね。まあ、リラックスするにもそれが1番いいと思うわ」
ソエル「作者はSB69プレイしていますものね。…あ、始まりました!」
シュウ☆ゾー「抜間さんはDOS推しなんだね。『トライクロニカ』もだけど他の木属性バンドもよろしくね☆…今のを聞かせたらタツヤ君らが喜びそうだなー」
リンク(抜)うちの作者はすたばんも好きだぞー」
SB69をプレイしている抜間さんはお気に入りバンドの曲でスコアを稼ぐ。難なくプレイするとユリカサイドのキャラにバトンタッチ。「後は頼んだよ?」とウィンクして彼らを励ます。
苗木「さて、僕らのプレイだけど…。ウィッチさん、マヤさん、スコアはどのくらいあるかな?」
ウィッチ「私、ゲームはまあまあ得意ですのよ?スコアはそこそこですが、☆7もいけますわね」
マヤ「えっと…。ごめんなさい!最近始めたばかりだからあんまりスコアは高くないの…!☆4〜☆5が限界よ;」
苗木「うん、分かった。でも大丈夫だよ!皆無理ないレベルで閉店しない程度にやってくれれば良い!このメンバーなら確実にレアアイテムがいけるからね!」
マヤ「えっ?何で…?」
奏「大丈夫ですよマヤさん!さあ、プレイしましょう?」
ダンガンロンパの主人公の合図でプレイ開始。ちなみに苗木は今回「しにものぐるい」の「泣いてない」☆6、ウィッチは「シロラクロスカ?」の「9番目の「?」☆6、奏は主役バンド「プラズマジカ」の「青春はNon-Stop!」☆6、マヤはちょっと迷ったが最終的には「クリティクリスタ」の「あすいろ恋模様」☆5を選択した。勿論全員無事クリア。
何故レアアイテム確定?え、いやだって…www
- 推理 ( No.281 )
- 日時: 2016/04/25 12:42
- 名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)
町娘(アイコ)「へー、心配してたけどいい感じじゃん!にしてもまさかクリクリ選ぶなんてねー…。案外可愛いじゃん」(ニヤニヤ
硝子「あすいろ恋模様はユリカがかなり好きな曲らしいわ。他にはループしてるも可愛いよね」
アルル「ウィッチも絶叫調だねー!…いつもこうやって真面目にやってくれればいいんだけどね;」
翔「皆いい感じだな!…だけどさ、何でレアアイテム確定なんだ?スコアは悪くないけどよ…」
ロージア「…メンバー見なさい。すぐ分かるわ;」
翔「…あっ;」(察し)
それぞれ感想を言い合う中、全員あることに気付く。今回のメンバーはそれぞれ違った個性の持ち主だが、その中でも際立ったものがあり特にこのアドバンテージで生かされるものもあった。それは…。
サーニャ「よし、私の番が来たわね。どの曲を選ぼうかな…?」
真理子「ここは思い切って派手にやっちゃった方が良いよ!皆サーニャちゃんのプレイを見たいと思ってるだろうし!」
サーニャ「そうかな?…そうね!だったら出し惜しみなしで行くわ!!!」
全員(なんか気合入ってるんですけど!?)
そう、高ランクゲーマー(プロ)のナイトウィッチがいるからだ。彼女はジャンル問わずゲームに精通しており、同時にゲームを極めている。ゲーマー組がいる時点でレアアイテム確定だと悟った一同はせっかくということもあり、彼女のプレイを見ることにする。
サーニャ「うーん、曲は…。徒然にしようかな。『彩る夢は神風の如く』☆8で!この曲は好きだし、絶対マスターコンボを狙うわよ!それじゃあスタート!」
ヴァッサ(トキヤ)「…あの、少しいいですか?彼女のプレイの腕前や指捌きがもはや怖いくらい何ですけど;今までのメンバー1ですよね?」
コリエンテ「ううっー…!SB69キャラでもあの神捌きは中々出来ない…!ちょっと嫉妬しちゃうよ!」
晴哉「真理子ちゃんはまだしもサーニャは音ゲーマーじゃないよな?それなのにあれって一体…!?」
真理子「あたしたちゲーマーはどんなジャンルのゲームでも恐れずプレイするよ!それこそが真のゲーマー!ただしさすがに年齢制限は守るからねwwwあとギャルゲーや乙女ゲーやエロゲーはやらないwww」
七海「私も恋愛ゲームは苦手だけど色々なものをプレイするよ。一昔前のものやシンプルなのが好きかな」
葉月「やっぱりゲーマーのプレイはいいね!見ていて気持ちよくなるなーwww」
蘭丸「…おい、宣言通りあいつマスコンクリアしやがったぞ;」
レオン「俺たちがわいわい盛り上がってる間にあっさりと…。すっげえ!!!」
シャロン「彼女、絶対マロン先生と気が合いますわね;」
ギャラリーを沸かせたゲーマーはプレイ終了し、仲間とハイタッチ。ここまで来ると支給アイテムにも期待がかかる。さて、肝心のアイテムは…?
ブランク・スケッチブックを入手しました!
抜間さん「スケッチブックだ!絵を描くうちには馴染み深いものだよ!…でも効果は何だろ?」
ウィッチ「『白いスケッチブック』という意味ですわね。効果は持ち主の呼び掛けに応えてヒントが記される。ただし3回まで」
苗木「完全に戦闘とは関係ないアイテムだよね…」(…まさか;)
サーニャ「3回までってことは、タイミングを間違えると大変なことになりそうね」(…嫌な予感が…;)
マヤ「どう影響してくるのかしら…?」
奏「使いどころをよく考えて利用しましょう!」
一部のメンバーが嫌な予感を察する中、身内や逃走者やゲストは抜間さんのチームを応援する。
リンク(抜)「作者、戦闘ミッションは初めてで不安だとは思うが、全力を尽くしてくれ!」
渚「僕たち4人もここで見守っているからね…!」
ファーエ「しっかりやるのよ!SNS団の皆も見ているわ!」
ソエル「作者の無事をお祈りします…!!!」
抜間さん「んもー、4人共!ちょっと大げさだよー;」
アルル「ウィッチ、しっかりねー!」
シェゾ「頼むからふざけて抜間さんたちに迷惑かけんじゃねえぞ」
ウィッチ「分かっていますわ。こういう場面ですし、さすがにおふざけはしませんわよwww」
宮藤「サーニャちゃん、頑張れー!」
真理子「サーニャちゃん!奏ちゃん!2人なら大丈夫!頑張れ頑張れー!!!」
サーニャ「ありがとう真理子ちゃん、芳佳ちゃん!」
日向「苗木、無理はするなよ!お前の力を出し切ればよい!」
狛枝「苗木君、君の希望が「狛枝は黙れ」ひどくない!?わざわざ遮るなんて…!?」
舞園「苗木君、自分の力を出し切って皆さんを支えてくださいね!」
苗木「うん、ありがとう…!」
町娘(アイコ)「マヤ、絶対負けないでね!ちゃんと帰ってきてね!!!」
町娘(ユリ)「QMA組の代表として頑張れー!」
カルマ(ユーリ)(おいアイコ、ユリ。今のお前たちはエキストラなのだから過剰な接触はNGだぞ?…気持ちは分かるがな)
レオン「マヤ、頑張れよー!」
ルキア「落ち着いていけばいいからねー!」
シャロン「そういえばこれがチームの初陣ですわね?」
セリオス「そうだな…。まあ緊張しないで取り組めばよい」
マヤ「う、うん、頑張るわ…!!!」
矢島「震えてるけど大丈夫か;…奏、しっかりいけよ!」
美園「奏ちゃん、頑張って!」
凛音「私たちもここで応援しているからね!」
ユウキ「奏ちゃん、俺も応援してるからね!頑張ってね!気を付けて「ユウキ、めっちゃ応援に力入ってない!?」うるせーな!奏ちゃんの出番なんだから当ったり前だろ!!!」
奏「ありがとうございます!恩に着ります!」
身内の応援を受けて気合を入れなおす6人だったが、ここであることに気付く。絶対いるべきキャラが2人いない。一部は気付いたが、それと同時に彼らが近づいてくる。
霧切「このミッション、少し嫌な予感がするわ。あなたも気付いているでしょう?だから苗木君に少しおまじないをかけてあげる。…絶対無事に帰って来るのよ?」
苗木「…うん。僕もそんな気がする。ありがとう、霧切さん」
リック(QMA)「マヤ、震えてるぞ!?大丈夫か!?手を出してくれ。こんなことしか出来ないしチームの初陣だから不安に思うのは分かるが…。マヤなら絶対大丈夫だ。自身を持って臨んでくれ」
マヤ「え、ええ!ありがとう…///」(手が!リックの手が…///)
いい雰囲気に一同は和む。だが…。
抜間さん「まさか戦闘前に良い雰囲気を拝めるとは思ってなかったよ…!マジでごちです。さーて、スケッチスケッチっと」(ガリガリ
のりは・晴哉「ナエギリとリクマヤマジぷめえええええええええー!!!!!今回参加して良かったぜイヤッハああああああああああああああああああー!!!!!」(鼻血&荒ぶるダンシング
ユウキ「さっき傷心だった俺もナエギリとでSAN値完全回復だぜイヤッハあああああああああー!!!!!」(完全復活&荒ぶるダンシング
ユリカ「今日もNLで白米10杯いける」←鼻血流しながら壁をガンガン殴る
葉月「ちょwww皆荒ぶらないでwwwつかNL好きの作者さんが怖いwwwファーwww」
ゆめひめ「同感ですwww皆さん怖いwwwあとすっごいwww」
羽清「今回来て正解だった…」<●><●>&カメラに写真を収める
実渕「羽清ちゃん、私も手伝うわ。メモリーはまだあるわよ」<●><●>
紀葉「」←笑顔で鼻血を流しながら聖女のような笑みで天に召される
リョウマ「ちょwww何だこの光景www作者さんが一斉に荒ぶりだしたんだがwww」
エリーゼ「うちの氷波ちゃんの反応が見たいwww絶対鼻血の海の中で天に召されるwww」
YUMA「というよりwwwのりはサイドの紀葉が死んでないかwww」
ウィッチ「あら、本当ですわwww鼻血による大量出血死なんて洒落になりませんし、リザレクションをかけておきましょうかwww」
エイヴ「これが最近増殖しつつあるNL厨の荒ぶりようですかwwwすっごいことになってるんですがwww」
シェゾ・ナカジ・リンク(抜)「これから試合なのにふざけてるとまとめてシバくぞおめえらああああああああああー!!!!!」
一部は問題のある抜間さんのチーム。この後何とか転送されたが、彼らはこの試合で全く笑えない出来事が起こることを知らない…!
今回の作者さんの5人がNL厨or腐った女子(アシスタントのYUMAさんも)、6人がギャグとカオス大好物組(アシスタントのYUMAさんも)ですwww何これwww
- 推理 ( No.282 )
- 日時: 2016/04/25 13:56
- 名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)
抜間さん「いったいな、リンクったらもう!…そういや苗木。あんた、今回両手両腕に花だね!ウィッチにサーニャにマヤに奏ちゃん!皆可愛いし綺麗どころじゃん!全国のヘタレがギリギリしそう。…あ、うちのことはカウントしなくていいからねwww」
ウィッチ「ヘタレギリギリには完全同意ですわwww…あれ?そういえば『紅一点』の対義語って中々ありませんわね?」
苗木「あのねえ…;」
サーニャ「この図書館広いのね。…あっ!あそこに今月のゲーム雑誌が!?そういうのも置いてあるの!?」
マヤ「ゲーム雑誌置いてある図書室って珍しい;…でも、本当に広いわね。マジックアカデミーの図書室も広いけど…」
奏「ああ、あそこは広そうですもんね。たくさんの魔法に関する資料が置いてありそうですし…通信です!」
♪♪♪〜
YUMA「アシスタントのYUMAだ。横にはエイヴさんもいる。あらかじめ伝えるが、抜間さんたちに警告しておく。ミッションが始まり次第私たちとの連絡は一切取れなくなるからな」
抜間さん「マジですか!?何で!?」
エイヴ「何でかっていうと、えっと…。呪いがかけられたのは本の中なんです。これで分かりましたよね?」
苗木「分かりました。本の世界に影響は与えるなってことか…」
YUMA「察しがいいな。まあ、そういうことだ。あとこのミッションの難易度はかなり高い。全員で抜間さんのサポートをし、最善の結果を出すよう努力しろ。伝えるのはここまでだ。では、健闘を祈るぞ!」
マヤ「…ずいぶん厄介そうね;まずは呪いのかけられた本を探さないとダメかな?」
サーニャ「うん。その本を皆で探そう!」
ワープホールで飛ばされた図書館の中には多くの本や資料があった。壁や机にも本があり、数が多いので苦戦はしたが全員で力を合わせて探す。…と、ウィッチが2階からある本を見つけた。その本は微かに光を放っており、魔力を感じるもの。間違いなく今回のミッションに関係あるだろう…。
ウィッチ「もしかしてですけど、この本でしょうか?」
苗木「うん、多分これで間違いない。小説みたいだね」
抜間さん「推理小説かー…。えっと、タイトルは『バレエ劇団エスメラルダ殺人事件』。登場人物は主人公の探偵トワルと…」
抜間さん「ドルチェ…」
ユリカ「待機している皆とゲストにはあらかじめ伝えておきますけど、今回のミッションは本の登場人物になりきって進めていくものです。しかもこれは推理小説が元になっているので、流血表現や人が死ぬシーンがあります。あらかじめ注意してくださいね?」
サクラ「ひっ…!?」
那月「人が、死ぬ…!?」
真姫「ずいぶん本格的なのね…」
ルフリ「嫌な予感がしますね…」
トーチ「サクラ、落ち着け。…どうなるんだ…!?」
抜間さん「うーん?…あれ、うちは…?」
目を覚ますと絵描きの作者・抜間さんはベッドの上にいた。何が起きたのかはよく分からないが、自身の武器であるマジックスペルペンとアイテムのスケッチブックはあった。魔法を使おうとしたが能力は制限されており、当分は戦闘がないのが分かる。さらに部屋にあった鏡に映った自分の姿を見て呆然となる。そこには洒落たベレー帽とケープを羽織り、丈の長いキュロットを穿いた自分が映っていたからだ…。衣装がいつの間にか変化していることに驚くも、彼女の部屋に誰かが入ってきた。
???「トワル様、お時間よろしいでしょうか?」
抜間さん「うん?」
目の前に現れたのは小奇麗な身なりの若い執事。微笑んで対応する彼だが、絵描きの作者には彼のことは全く分からない。だが、ここで聞きなれた声が彼女に助け舟を出す。
奏「ぬ…トワルさんはまだちょっと疲れているの。今までの長旅の疲れがあるから…。ね、お姉ちゃん?」
マヤ「うんうん。今までずっと歩いてきたものね。トワルさんも私もお兄ちゃんたちもひいひい言いながらここまで来たから…;」
執事風の男「それはそれは、大変失礼致しました。変なタイミングで呼び出しをかけてしまったことをお許しください」
抜間さん「ううん、うちは全く気にしてないよ。むしろ招待されただけでも光栄なことだしね。今回はありがとうございます」
執事風の男「こちらこそ、あなた様の推理は小耳にはさんでおりました。私はこの劇団の者であり団長であるリソルート様にお仕えしておりますジュストと申します。どうぞお見知りおきを」
抜間さん「うん、ありがとう。うちはトワル。絵描きをやりながら探偵をしていてね、『夜の狼』や『暗殺少年』とかの作品があるんだ。そこにいるのはうちが昔から一緒の妖精!ま、妖精っていっても等身大なんだけどね?今いるのはマーヤとカナデだよ」
ジュスト「はい、その作品のことは有名ですのでよく知っております。マーヤ様もカナデ様もどうぞお見知りおきを。…それでは、私は下で準備をして参りますので、支度ができ次第降りていらして下さい」
マヤ・奏「はーい!」
アシストのおかげで会話をつないだため不自然なところはなかった。横にいる味方を見ると、彼女たちも衣装も変化しており可愛らしい妖精の髪飾りとドレス姿だった(ちなみにマヤが水色、奏がピンク)。
抜間さん「ふう、助かった!ありがとねマヤ、奏ちゃん?」
マヤ「いいえ、こちらこそ!…にしても驚いたわ。衣装がこうなるなんて;オンエアを見たアイコに散々からかわれそうで怖いわ;…ど、どうかな?」
奏「マヤさん似合ってますよ!とても可愛いです!えっと、私たちは妖精の兄弟みたいです。少なくとも私が末っ子で…。あ、苗木さんが1番お兄さんの設定なんですね;」
抜間さん「奏ちゃんのは年齢にも合ってるしね。にしても苗木が長男ってマジかwww…あと、うちって絵描きの探偵なんだ」
そう、彼女の役は絵描きの探偵トワル。設定は著名な画家であると同時に探偵業も生業にしており、過去に多くの事件を解決している。彼女には助手として妖精の5兄弟がおり、的確なアシストと手助けをする切れ者なのだ(ある一定の場まで出せるのは2人まで)。
- 推理 ( No.283 )
- 日時: 2016/04/25 14:55
- 名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)
抜間さん「んじゃさ、今の状況を確かめたいから手伝ってくれる?」
マヤ「ええ。誰がいるのか確認しないといけませんね」
3人は何があっても本の内容について行けるようにスケッチブックに情報を書き込む。ある程度調べると、どこかから美味しそうな香りが漂って来た。匂いを辿って行くとそこは食堂であり、焼きたてのクロワッサンと美味しいジャムととろとろのオムレツと新鮮なサラダが並んでいるのが分かり、思わず舌鼓を打つ。
食堂には先ほど会ったジュストのほかに多くの人がいた。まずこの劇団の人物であることに間違いないだろう。
抜間さん「すっごく美味しそう!…あ、皆さんおはようございますー」
ジュスト「トワル様、マーヤ様、カナデ様。旦那様、トワル様たちがお見えになりましたよ」
リソルート「おお、君がトワル君か!ワシはこの劇団の団長のリソルートだ。まあ、ゆっくりくつろいで行ってくれ!はっははは!!!」
ナイスミドルの男性「俺は演出家のレガートだ。今は台本をチェックしている。邪魔をするな」
金髪で美人の女性「ふーん、あなたたちが巷で有名な探偵とその助手の妖精?ま、何でもいいわ。あたしはエレジア。この劇団のプリマドンナよ」
髪を1つに束ねた男「こんな土地によく来てくれたなー!あ、俺はピエットだ!自由に座ってくれよ?」
艶のある黒髪の色男「おや、中々素敵な探偵さんと可愛らしい妖精さんたちじゃないか。魅惑の子猫ちゃんたち、俺はヴィーヴォ。良かったらこの俺と後で一踊りでもしないかい?」
マヤ「え、えっと、遠慮しておきます…;」(何だか苦手なタイプ;リック…!)
奏「お、お姉ちゃんが言うなら私も…;」(レンさんとは全然違うような…。ちょっと嫌だな…)
ヴィーヴォ「おやおや、照れているのかい?残念だ」
エレジア「ちょっと、あんまり出しゃばらないでよ?この劇団のプリモウェールはジュストなんだからね?」
抜間さん「2人は恥ずかしがり屋さんなの。軽いナンパは通用しないよー?つかマーヤには好きな子がいるからね?…ってジュストはプリモウェールなの!?すごいじゃん!!!」
ジュスト「いえいえ、そのようなことは…」
その時、厨房から誰かが出てきた。そこにいたのは優しそうな初老の女性とマヤと同年代ぐらいの少女。少女は可愛いというよりは綺麗な美少女という表現が似合う。
ジュスト「奥様、ドルチェ様。おはようございます」
初老の女性「おはよう。あらあら、あなたが探偵のトワルさんね?私はアモーレ。そこにいる団長は私の主人よ?ふふっ♪」
ドルチェ「…私はドルチェ。団長の娘」(ぷいっ
抜間さん「アモーレさんとドルチェちゃんだね?よろしくねー」
ドルチェ「…別に。つかあんたって本当に探偵なの?全然そんな風には見えないんだけど?」
抜間さん「え!?」(いや、確かに探偵じゃないけどね)
リソルート「こら、ドルチェ!…すまない、あの子は少し人見知りでな。昔はもう少し元気だったんだが…」
抜間さん「いえいえ、気にしてないですよ」
ドルチェにきつい一言を言われた抜間さんだが、特に気にしていなかった。ここである話題を投げかける。
マヤ「でもすごいです!まさかトワルさんが劇団エスメラルダの舞台を見れるなんて…!」
ピエット「別にそうでもないぜ?今回のは新作の練習と感想が欲しいだけだからな?」
ヴィーヴォ「一般の人の意見も聞きたいんだ」
エレジア「ま、そうね。それで白羽が立ったのがあなただったって訳。団長はあなたの噂を聞いて気に入ったみたいだったし」
リソルート「ああ、そうだ!特に代表作である『夜の狼』はワシのお気に入りでな!緑の毛並をした勇ましい狼とそれに寄り添うメスの狼の夫婦愛が良く描かれていて美しい!」
奏「うん、そうですよね!私もあの絵はお気に入りなの!」(…あの、これって…;)
抜間さん「うちは幸運の持ち主みたいだね?今回はしっかり見せてもらいますよ!」(ちょwwwここでも夜も狼ネタがwww)
ドルチェ「良かったじゃん、私たちのダンスをただで見れて?」
リック(QMA)「……」(イラッ
ユウキ「あの男、奏ちゃんを怖がらせてんじゃねえよ」(^ω^#)
真斗「不機嫌になっているようだな。まあ気持ちは分かる;…マヤと木幡を誘惑した男は神宮寺を数百倍不届き者にしたもののようだな」
ウォーレン(レン)「ちょっと?さすがに俺あんなにひどくないよ?;」
リンク(抜)「分かってるから落ち着け;…にしてもまさか戦闘ミッションでもアレがネタになってるとか、ふざけんじゃねえよ」(^ω^#)
美園「ドンマイ;…ねえ、今回の登場人物の名前って全部音楽用語から取られてない?」
シアン「え、そうなの?何にゃん?」
那月「それって、ドルチェ(優しく、柔らかく)とかアモーレ(愛情豊かに)のことですよね?確かにぜーんぶ音楽用語です!」
ミシェル「バレエなのに音楽用語なんて…;あと、劇団の名前は本当にあったバレエ戯曲から取ったみたいね」
明久「えっと…。プリモウェールって何?;」
実渕「プリモウェールっていうのは別称プリマドンナ…舞台の主人公のことね。男性だとそういう呼び方になるのよ。ちなみにプリマドンナは女性の場合の名前ね」
チルノ「やっぱりレオ姉は詳しいねー!」
まりまり「お姉さんばりすごか!」
高尾「ちょwwwその人男だからwww」
抜間さん(どうやらうちは団長であるリソルートの目に留まって招待された。ここは劇団が所有する島であり、行けるのは船だけ。館にはうちらが止まっている部屋の他に…)
BGM:チャイコフスキー「くるみ割り人形」
パートナーや劇団員の話で情報を得た彼女はスケッチブックに情報を書き込み、情報を整理していく。自分たちは劇団長の目に留まり、特別ゲストとして招待されたそうだ。現在彼女らは現在宿泊している施設にあるホールにいる。そこには歌やバレエを披露するステージがあった。抜間さんはホールの1番良い席に座っており、傍らには仲良く談笑するマヤと奏がいる。周囲には劇団員たちがおり、現在ステージでスポットライトを浴びているのは…。
ジュスト「…!」(ジャンプしたのちターン
抜間さん(凄い!控えめで落ち着いているいつもの姿とは別人みたい…!あいつはまさに本物のダンサーだ!)
主役である執事の青年の演技に全員釘づけになる。彼のしなやかかつ美しい動きと生気溢れる表情と確かなテクニックと高い表現力に誰もが魅了される…!
- 推理 ( No.284 )
- 日時: 2016/04/25 15:43
- 名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)
レガート「……」
抜間さん「あの人怖っ!?」
リソルート「確かに彼は厳しいが、それと同時に舞台に強い情熱をかけている男なんだ。だからこそ演出家として成功しているし、元はプロのダンサーだったんだよ」
アモーレ「うん、そうね。それと私も昔はプリマドンナだったのよ。…マーヤちゃんもカナデちゃんもとっても可愛らしいし、レッスンを積めばすぐステージに上がれると思う!ねえ、ちょっと考えてみないかしら?」
マヤ「え、ええっ!?わわ、私は、そんな…!!!」
奏「お姉ちゃんはまだしも私にバレエの才能なんてないよ!?アモーレさん、買い被りすぎです!?」
アモーレ「…そうね、いきなりごめんなさい。ちょっと調子に乗っちゃったわ。今のは忘れて…」
レガート「…ジュスト、いいぞ。少し休め。次はドルチェとピエットとヴィーヴォだ。準備をしろ」
ジュスト「ありがとうございます!」
ピエット「ほーい。んじゃ、いくか」
ドルチェ「…ジュスト、これ」
出番の終わった青年にドルチェは飲み物を渡す。主役の男が恋い慕う相手を忘れられず踊るシーンからから次は若い娘を取り合う2人の男のシーンに移るそうだ。
奏「お姉ちゃん、ジュストさんとってもカッコ良かったね!いつもの落ち着いている姿とは全然違った…!!!」
マヤ「ええ、そうね。私もびっくりしたわ!あれだけ素敵ならきっと多くの女性から声を掛けられるんでしょうね…」
奏「うんうん。…でもお姉ちゃんは心を奪われたらダメだよ!お姉ちゃんにはもうあの人がいるんだから!」
マヤ「ちょ!?カナデ、何を言ってるの!?彼は良い友達で…!!!」
奏「またまたそんなことを言って!お姉ちゃんがあの人のことが大好きなのは知ってるんだから!」
マヤ「も、もう!カナデ、あんまりお姉ちゃんをからかうものじゃないの!!!」
奏「えへへ、ごめんなさい;…ねえ、あのシャンデリアってとても綺麗じゃない?」
アモーレ「いいところに目を付けたわね。あのシャンデリアはワイヤーで吊るされてるの。200㎏あるのよ?」
マヤ「へえ…。手入れの時はどうしているんですか?」
リソルート「地下にリールがあるからそれで調整しているのさ」
マヤ「なるほど…」
レガート「おい、私語は慎め!」
矢島「…今思ったんだけど奏のタメ口って全く聞けないからレアだな;」
風雅「そういやそうだね。周りにいるのが年上ばっかりだから…;にしても姉妹役っていうのもあって凄く生き生きしてるね」
パシフィカ「まるで本当の姉妹みたいね」
カミラ「微笑ましいわね。ふふっ」
リック(QMA)(マヤの好きな人!?誰だ…!?アカデミーの誰か?レオン?セリオス?まさかハルト?それともクロスオーバーの誰かか!?そういや最近は武器の指導でロッシュとよくいたよな!?まさか…!!?)
妖精になりきる味方が仲良さげに会話をしたり待機組が思い返したり雑談したり青少年らしい悩みにふけるする中、1人の人物は違っていた。
抜間さん(何これ…!?嫌な予感がする…!!!)
何事もなく進むリハーサルの光景だが、絵描きの作者は不自然に思う。周りを見ると指導をするレガート、自分や妖精に説明をする劇団長夫婦、出番の用意をする劇団員たち、壁に寄り掛かるエレジア、ステージを見るジュスト…。このありふれた光景が不気味に思える…!
ヴィーヴォ「まずは俺が1人で踊るんだよね?」
レガート「ああ。その次にピエットとドルチェの出番がある。お前たちは準備をしておけ」
ピエット「はいはい」
次にマヤと奏を誘惑しようとした劇団員がステージに立つ。彼のダンスは悪くはないが、主演のジュストと比較するとぐっと質が落ちる。1人で踊る彼はこの次の構成を考えていた。
ヴィーヴォ(次はこのシャンデリアの下へ躍り出る…。そして少し踊って退場した後でまた出番が…)
ガシャアアアアアアアアアアーン!!!!!
舞台上でシャンデリアを仰ぎ見た瞬間、彼の下にシャンデリアが落下した。それはあまりに非日常的であり、一瞬の出来事であった。
重さ200キログラムのシャンデリアの下敷きになったバレエダンサーは目を大きく見開いたまま潰され、息絶えた。その光景はあまりにも惨く、悲劇のダンサーとして人生の幕を下ろすには相応しいものだった…。
アモーレ「きゃあああああー!!!!!」
暫くしてアモーレの絶叫で全員が我に返る。警告通りに人が死ぬシーンがあるとはいえ、これには逃走者達やゲストも言葉を失う…。
ジュスト「酷い…。どうして、こんな…!?」
リソルート「ジュスト君、しっかりするんだ!」
人が死ぬ場面を見た執事はまさに顔面蒼白という言葉が相応しい状態になっており、普段の落ち着きを失っていた。主であるリソルートが声を掛けるが、震えている彼には届いていない…。
アモーレ「あなた、もう練習は中止にした方がいいと思うわ!」
エレジア「死人が出るなんて…!」
事故で死人が出たことに衝撃を受ける一同はすぐに島から出ようとする。ところが…。
ピエット「おいふざけんな!台風が接近しているって何だよ!?」
ドルチェ「あと3日は出られないの…!?」
最悪なことに島には台風が迫っており、足止めされる。館には強い風が吹き荒れ、一同を不安にされる水流が降り注ぐ…。
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