二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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とある彼らの逃走中2!〜天使の歌、悪魔の旋律〜
日時: 2016/04/02 23:11
名前: ユリカ (ID: vEgGwqGr)

サユリ「タイトルコールだよ!」
トキヤ「今回は逃走中第2作目となり、さらに作者さんが逃走者となります。彼らの活躍にも期待がかかりますね」
レン「舞台は音楽と水の都『アトランティス』。この神秘的で美しい街で彼らは逃げ回るよ」
ユリ「逃走者は既存メンバーは勿論、新ジャンルの皆も参加だよ!人気のスマブラファイターや学生、アーティストに加え作者さんとたーくさん!これだけでもワクワクするのさ!」
アイコ「黒くて怖ーいハンターから逃げ切って賞金を手に入れるのは果たして誰なのか!?ううっ、あたしドキドキしちゃうよ!」
ラクーナ「そろそろ始まるわね。ふふっ、楽しみね!」
凛「それでは、どうぞ…!」(緊張する…!)





皆さん、お久しぶりです。そして初めましての方は初めまして!ユリカです!いよいよ第2回逃走中始動です!今回もどうぞよろしくお願いします!そして本格的な執筆は4月後半からとなりますので、お楽しみに!





タグ:逃走中、クロスオーバー、アニメ、漫画、ゲーム、スマブラ、ぷよぷよ、ダンガンロンパ、ストライクウィッチーズ、世界樹の迷宮、ポップン、うたプリ、SB69、QMA、オリジナルキャラクター、キャラ崩壊要注意、オリジナル設定あり、カオス、裸族、NL、ゲストあり

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セイレーン戦 ( No.240 )
日時: 2016/04/20 16:17
名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)

明久「とうとう2階まで来たね!…でもさ、あそこの水の向こうにある扉って…」
カミラ「関係あるんでしょうけど、でもまだ入れないみたいね。どうやって入るのかしら」
花陽「仕掛けがたくさんあって、くらくらしちゃうよ…。ダレカタスケテー!!!」
凛「凛も頭くらくらにゃー;」
エリーゼ「あたしもー;これ、ブレインタイプがいなかったらちょっとマズイよね?」
寿々姫「タロー殿とコリエンテ殿が八雲さんと組めて良かったですね;」
ナカジ「全くだっつーの;…これ、タローみたいな脳筋が集ってたら詰んでたな」
苗木「そうだね…;まあ美園さんはオリキャラチームの参謀だし、真斗君もカミュさんも行動面で安定してるしね」
翔「うん…;でもその2人知能指数は俺らの中でも高めのはずなのに、時々突拍子ないことし出すからな…;;;」
音也「うん、そうかも…。書道で『心のダム』とか、いきなり滝行に行きだすとか、階段から華麗にジャンプして滑りつつ登場とか…;わざとやってないところが恐ろしいよ…;;;」
シスター(ラクーナ)「ああ…;頭は良いけどわりとアホの子っていうタイプね;確かに天然組の子もそういうタイプが多いかも;」
りんご・那月・凛音「?」←該当者
高尾「真ちゃんもある意味そうかもwww頼りになるけど、結構抜けているところもあるっていうかwww…まあ、何でも超出来る奴よりはそっちの方が嫌味もなくていいんじゃね?」
ナカジ「ま、美園はしっかりしてるし(オリキャラチームの常識人1号だしな;)、コリエンテと真斗とカミュさんはともかく…。タローは本物のアホだけどな」(ぴしゃり
浜千鳥「…ナカジ君、容赦ないッスね…;」(こそこそ
シレーヌ(サユリ)「親しいからこそですよ;」(こそこそ





部屋に入ると水辺があるが、言うまでもなくそこはダメージゾーンなので避ける。奥には扉があるが進めない。が、水場の中央から何かが出現し、ゆっくりと一同の方へ向かっていく。それは冷気をまとった小さな氷であり、触れても特にダメージはない。



八雲「何だこれ?…あ、溶けた」
美園「使い道は何かないのかしら…?」
真斗「また出てきたな。どうやらあそこのパイプから発せられるもののようだ」
コリエンテ「ねえねえ、せっかくだから打ち返してみたらどうかな?」
タロー「そうだ!何かなるかも!…えーいっ!!!」



水の魔導師が自分のお気に入りであるサーフボードを利用し、氷を打ち返す。だが、この何気ない行動が道を切り開くことになる。



ピキピキピキ…!



カミュ「!?凍りついた、だと…!?おい連、何があった!?」
タロー「ええっ!?すっごい!?…えーと、俺はただ氷の塊を打ち返しただけなんだけど…」
八雲「…そうか!あの氷は水に触れると氷の足場を作る効果があるんだ!よしタロー、よくやったな」
タロー「えへへー!」
真斗「よくやったぞ。これで進むのがいくらか楽になった。…だが、邪魔な敵がいるな」
美園「こういうのは任せて。ミュージックロンド!」
八雲「狙いをつけて…ショット!!!」



タローの機転で道を見つけると魔札の作者と旋律紡ぎし少女は銃撃と音符を飛ばして敵を殲滅。邪魔な敵を倒すと、出る氷を水場に向けて打ち返しては足場を作り、新しい足場に移ってはまた氷を打ち返すと地道な作業を繰り返す。道中に離れた足場があり、そこによって宝箱から小さな鍵をついでに入手。無事に移動し終えると扉を開けて次に進む。
その先にある部屋は大量のモンスターがいたため、ミストを使用。水属性の強力なモンスターが大勢いたため苦戦するが、見事な連携で薙ぎ払いロックを解除!



八雲「精密射撃!!!」
タロー「タイタルウエーブ!!!」
真斗「聖川流剣術…。心音ノ斬!!!」
カミュ「アブソリュートゼロ!!!」
コリエンテ「しるきゃぷストローム!!!」
美園「ハーモニーウィスプ!パピエ・ア・ミュージック!!!」



マップで確認するとその先にあるのが最後の部屋。一体何があるのかと思うが、とりあえず扉を開けて入室。だが、そこにはあるものがあった。そこは大きな氷の部屋であり、部屋には厄介な氷の床と中央に一つの氷の塊があった。氷の中にはクランクがあった。そう、跳ね橋のクランクだ!



コリエンテ「やったあ!これで奥に進めるよー!!!」
カミュ「意外に長かったな…」
美園「ええ!これで3階に進めるといいわね…」(えっと、そろそろあの時間よね?
タロー「早くボスをやっつけちゃおうよ!」(スイッチは…あった!これを押せば…!!!



魔札の作者とST☆RISHの古風な御曹司が氷の中にあるクランクを取り出そうと氷を砕く中、タローと美園はレスキューミッションのためにイベントスイッチを起動。スイッチを起動させると、何もない所から場に巨大なゴーレムが出現した!?



にこ「…ええっ!?あのでっかいゴーレムは何よ!?」
サクラ「もしかしてトラップですか!?八雲さんたちが危ない…!」
ロージア「八雲さん、皆!避けて!!!」



アクアゴーレム「グオオオオオオオオオオー!!!!!」
八雲「!?…モンスターだと!?マズイぞ…!!!」
アクアゴーレム「グフオオオオオオオオオオー!!!!!」
6人「うわあああああー!!!!!」



出現した青きゴーレムの奇襲で大ダメージを食らってしまった一同。特にその攻撃のせいで真斗と美園とカミュは武器を落としてしまう!おまけに3人は連続して繰り出されたゴーレムの泡攻撃のせいで身動きが取れなくなる…。それに追い打ちをかけるかのごとく、アクアゴーレムが床に渾身のパンチ攻撃を繰り出した!



コリエンテ「八雲さん!皆!大丈夫…」
アクアゴーレム「ブオオオオオオオオオオー!!!!!」
タロー「八雲さん、危ない!!!」



この巨大モンスターの攻撃で足場は完全に崩れ、彼らはまっさかさまに落ちて行った…。モンスターの攻撃で水は凍り、凍った床をモンスターは砕き、彼らは奈落の底へと落ちていく…。果たして下は地獄なのか、それとも…!?
だが、目にしたのは予想外のものだった。そこは地下1階のさらに下にある神殿の地下水路。モンスターはそのまま水路に飛び込んで抵抗する間もなく沈んでいった。幸いにも動きのとれた八雲とタローとコリエンテは横の通路に落ちたが、他の3人は水路の水に着水する。体は水に触れていないものの、当然ながら流されてしまう…!



那月「真斗君!?園ちゃん!?ミューちゃん先輩!?」
セシル「ぎにゃあああああー!?3人が流されてしまいました…!!?」
蘭丸「おい、これ難易度高くないか…!?」
舞園「どうなっちゃうんですか…!?」
凛音「八雲さん、お願い!3人を助けて…!!!」
日向(…頑張れ、八雲さん…!!!)



八雲「タロー、ありがとな!おかげで助かった…!」
タロー「とっさの判断だったんだけど、良かった…!コリエンテちゃんも大丈夫!?」
コリエンテ「うん…。だけど、真斗と美園とカミュが…!?どうしよう!?このままだと3人とも流されちゃう!!!」
八雲「落ち着け!…3人共武器を持ってないよな?どうする!?それよりここは…」
タロー「えっと…。パイプがたくさんあるね。もしかしてだけど、ここは水の量を調整する場所なんじゃないかな?前ナカジが言ってたんだよね…」
コリエンテ「なら皆を助けられるかも…1あたし、何かないか探してくる!!!」



仲間の緊急事態を察した雫のギタリストは何かないか必死で探し、小型のジェットボートと太い縄のロープを見つける。ロープはしっかりした素材でできており、強く握っても破れそうになかった。彼らの落とした武器を回収するとボートに乗り込み…!



八雲「早く行かないと危ない!タロー、ボートの運転を頼むぞ!コリエンテは3人を見つけ次第教えろ!」
タロー「任せて!ジェットボードはハワイにいたとき運転してたからね…!」
コリエンテ「うん!…待ってて!今行くからね!!!」





「レスキューミッション」流された真斗とカミュと美園を救え!





パシフィカ「作者、お願い…!皆を助けてあげて…!!!」
音也「八雲さん、お願い…!」
矢島・真理子「…!」





八雲さんのレスキューミッション

セイレーン戦 ( No.241 )
日時: 2016/04/20 17:17
名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)

BGM:世界樹の迷宮3「荒れ狂う波浪の果て」



タロー「スピード全開!いっくよー!!!」
コリエンテ「前方注意!進めー!!!」
八雲「オラあああああー!!!!!」



ジェットボートで進む彼らは流氷のかけらや障害物、カーブを乗り越えて進む!急カーブを回避して進むと前方にはQUARTET NIGHTの伯爵がいた。彼は泡の魔法の影響を受けていたが、何とか左腕だけは動かせる状態だった。



カミュ「魔札の作者…!!!」
八雲「分かってる!コリエンテ!ロープの用意を!」
タロー「ギリギリまで引き付けるよ…!」
コリエンテ「カミュ!右腕出して!絶対変に動かさないでね!」



タローがフルスピードでロープの届く範囲へと進み、コリエンテが彼に向かってロープを放る!無事に手繰り寄せ、ロープを掴んだことを確認するとコリエンテは水鉄砲を放って泡を溶かす!手順の整った八雲はロープを引き寄せる!



八雲「今から引き上げるからな!絶対無駄な動きをすんじゃねえぞ!!!」



大の男を引き上げるのには苦労したが、コリエンテと力を合わせて何とかジェットボートに引き上げる!無事に引き上げ終わるとほっと息をつく。



カミュ「…助かった。礼を言うぞ…」
八雲「良いってことよ。戻るぞ!…おいタロー、どうした?」
タロー「ちょっとマズイことになってる…!この先に水量調節用のプロペラがあるんだけどさ、急いで助けないとそれに2人が…!!!」
コリエンテ「嘘でしょ!?タイムリミットがあるなんて…敵が!」
カミュ「駆除なら俺に任せろ!ブリザード!フリーズランサー!!!」



時間制限があることに焦る4人は大急ぎで先に進む。だが前方にコウモリの群れが出現し、さらに流氷の数が増していた…。最悪なことに多くある流氷の奥には旋律紡ぎし少女と彼女を狙うソードフィッシュが…!



美園「ううっ…」



八雲「早く助けないとあいつがやられる!だけど、流氷のせいで先に進めない…!!!」
タロー「八雲さん!俺のサーフボード!それ使って!!!」
カミュ「助太刀だ!アイスフィールド!!!」



一瞬躊躇う魔札の作者にタローが愛用しているサーフボードを使えと放り投げる。サーフボードの方向にはQUARTET NIGHTの伯爵の力で凍らせた水路があり、サーフボードにしがみついた八雲が愛用のショットガンを手に勢いよく滑り出す!コリエンテから手渡されたロープを伝い、流氷を蹴散らし徐々に美園の方角へと近づく!



八雲「俺の力を舐めるな!ダブルアクション!!!」
コウモリ「ピイイイイイー!!!!!」



サーフボードとロープの連携で移動しつつ、敵を銃撃で蹴散らし、遂に少女の元に…!彼女は満身創痍の状態であり、あと数回の攻撃でダウンしそうだった…。それを見た八雲はトライデントホーンをチャージし、高威力の弾丸を打ち出す!



ソードフィッシュ「キイイイイ…」
八雲「どきやがれ!チャージサンダー!!!」
ソードフィッシュ「キイイイイー!!!」
美園「八雲さん…!」
八雲「遅れて悪かった!ジェットボートに戻るぞ!」



彼女の救出に成功し、残るは真斗のみ。お礼を言い終わる前にボートへと戻る。だが彼の姿は見当たらず、嫌な予感のする彼らは急いで前へと進む。八雲はサーフボードとロープを上手く利用し、ジェットボードの運転はタロー、後の3人は見張りと敵の殲滅に専念する。ここからは水の流れが一気に増し、進むことさえ厳しくなる…。だが、もたもたしていると真斗が危ない…!



八雲「真斗、どこだ…!?」
コリエンテ「八雲さん、あれ!!!」
真斗「誰か、助けてくれ…!!!」



遂に最後の仲間を見つけた。彼はプロペラに巻き込まれまいと必死に壁にしがみついていた。だが魔法の影響で体は泡に囚われ、力もあまり出ず限界が近づいていた…。これを見た瞬間、待機組は悲鳴を上げる…!



タロー「ヤバい!真斗、体力の限界が近くなってる…!」
カミュ「聖川…!!!」
八雲「今いくぞ真斗!待ってろ!!!」
コリエンテ「ユニコーンブルー!足場はこれで!」
美園「サポートします!パルティシオンロード!!!」



仲間のサポートもあり、一時的に足場が出来た。泡が凍りつつあることに気付いた八雲はそれを溶かすため、弱めのファイアショットを壁に連発。それは壁中心に広がり、氷と化した泡を溶かす!



真斗「ありがとうございます…!」
八雲「例を言うのは後だ!このままだと俺たちはプロペラに巻き込まれて体ごと切り刻まれる…!ボートはまだこっちに来れないのか!?ん?足場が…!!!」



あと少しのところで真斗を救出した八雲。だがタローらの乗るボートはまだ少し遠くにあり、早く乗ろうと八雲は走る!だが水流の流れは速く、足場も消えかけ流氷も少ない。その上、真斗を背負っている状態のため行動がワンテンポ遅れている…!





待機している全員(八雲さん…!!!)





八雲「ここで諦めてたまるか!この戦闘ミッションは俺だけじゃない!タロー!真斗!カミュ!コリエンテ!美園!こいつら全員揃って初めてクリアなんだ!誰1人欠けさせるもんかああああああああああー!!!!!」





人間の秘められた力はご存じだろうか?人は追いつめられると自分でも信じられないほどの強烈な力を開放する。
八雲は戦闘ミッションを心待ちにしており、必ず攻略したいという思いが強かった。始めは長い執筆歴のある作者ということで注目され、プレッシャーは大きかった。が、信頼できる仲間とその仲間のピンチに彼は覚醒し、より強い力が宿った。その時はあまり記憶にないが、邪魔する敵をトライデントホーンで撃ちのめし、真斗を背負った状態で移動する彼は鬼気迫るものがあった…。
最終的に近付いたボードに最後の力を振り絞ってよじ登り、乗り移った…!





レスキューミッションクリア





美園「八雲さん、ありがとうございます…!それと、ごめんなさい…」
カミュ「…その底力、この目で見届けたぞ…!!!」





BGMは世界樹の大航海クエストより。八雲さん、ごめんなさい;

セイレーン戦 ( No.242 )
日時: 2016/04/20 17:57
名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)

その後はボートで流れに逆らい、安全な足場を見つける。現在の状況を確認すると全員満身創痍であり、一刻も早い回復が必要。どうやって上に戻ろうかと悩んでいる時に緊急用の魔方陣があった。それは自分が行きたい場所に行ける優れた魔方陣。行き先は言うまでもなく水位調整マシン前。
そこからは水位を1階に調節して回復ポイントで万全の態勢を整える。アクアゴーレムが凍らせた足場はすっかり溶けており、元の水へと戻っていた…。2階へ行きクランクで架け橋を渡れるようにすると移動開始。敵が現れたものの、ここまで進んできた彼らには目でもなかった。全員倒すと扉が開き、そこにはレーザーとスイッチが…。



真斗「温度を変化させることのできるスイッチのようだな。これは…?」
美園「向きはあの噴水の方…。え…;」
八雲「おい…。まさか、噴水の水を凍らせて登れって言うんじゃないだろうな?」
カミュ「…いや、そのようだな。あれは上手いこと上下に噴出している。狙えば…!」



氷のレーザーを利用し、噴水の水を凍らせにかかる。始めは低い位置で狙い、レーザーが当たるとそこから水は凍り始める…。次も挑戦するが、位置が高すぎたためやり直し。今度は温水のレーザーとなり、凍りついた水を溶かしていく…。何度か失敗はあったものの、遂に3階への足場が完成!



八雲「これで3階に行けるぞ!絶対最後の仕掛けがあるはずだ…!」



3階につくと予想通りスイッチが2つあり、それは今まで手にした鍵で作動するものとなっていた。鍵を差し込んだ6人はそれぞれスイッチを作動させる!



6人「せーの!!!」



ゴゴゴゴゴ…



スイッチが作動した瞬間、天井から光が差す。太陽の光は暖かく、水と氷の空間で戦ってきた彼らにとっては身に染みる温かさだった…。そしてその光は1階に届き…!



タロー「やったあ!扉を覆ってた氷が解けたよ!!!」
コリエンテ「やっとだー!ここまで、長かったよー;」



カルマ(ユーリ)「これで最後か?」
スミス「はい…。いよいよこれでボス戦に…!!!」



八雲「…次でボス戦だな。お前たち、準備はいいか?」
タロー「もっちろん!俺は大丈夫だよー!!!」
真斗「皆に助けられたこの身で出来ることは1つ…。全力を尽くし、ボスを撃破する…!!!」
カミュ「ここまで来たのなら引き下がる道理などない!俺たちが全て蹴散らしてくれる!!!」
コリエンテ「最後の最後だね!よーし!思いっきりやるぞー!!!」
美園「変なことをしなければ勝てると思う…。ベストを尽くしましょう!」



扉を開けると、そこは美しい水の祭壇だった。その空間はまさに人魚の女神を祭るにふさわしいものとなっており、全員がため息をつく。神聖な空間に全員の背筋が伸びる中、歌声と人影が…。



コリエンテ「何だろ、この歌…。とっても綺麗…」
カミュ「おい、あそこに誰かいるぞ!?」



そこに現れたのは年半ばの美しい人魚姫だった…。パシフィカを成長させた姿を思わせる金髪の美しい人魚姫に全員釘づけになる。彼女は歌いながら手招きし、空間を踊るように進む…。



八雲「パシフィカが成長すればこういう感じになるのか?…なあ、お前がこの神殿の主なのか?」
人魚「……」
八雲「ついてこいって、言っているのか…?」
人魚「……」



八雲は人魚の少女に導かれるように先へ進む。彼女の歌声は美しく、音楽に関係している全員でも聞き惚れるものだった。…だが、ある程度巣進んだ瞬間、旋律紡ぎし少女とST☆RISHの古風な御曹司はあることに気付く!



美園「八雲さん、目を覚まして!!!」
八雲「え…?」



次の瞬間けたたましく響く咆哮を聞きながら、八雲は真斗に抱えられ移動していた。同時にタローがサーフボードをぶつけて攻撃しているのとコリエンテがミストを飛ばして利用したのが分かった。一瞬の出来事に驚くも、QUARTET NIGHTの伯爵が奥で通信しているのに気付く。



カミュ「…そうか。見守りし作者エイヴよ、礼を言うぞ。…魔札の作者八雲!その姿に惑わされるな!お前は歌で幻覚を見ていた!!!」
八雲「幻覚…!?」



ふと自分がいたところを見やると、そこにいたのは人魚姫は人魚姫でも悪として出てきそうなモンスターだった。下半身は巨大な魚のようであり、上半身はタコとイソギンチャクが合わさったような醜い姿であり、大量の触手を唸らせて逃走者たちを捕えようとしている…!見るとある触手の先には八雲が見た愛らしい人魚の姿があり、あれでおびき寄せて八雲をたいらげるつもりだったのだろう…。その歌には幻覚を見せる力があり、一瞬逃走者たちも騙されかけた…!



美園「セイレーンの歌は漁師を惑わせ、海へと導く破滅の歌…!このモンスターも歌を使って、私たちを食べようとしていたのね…!!!」
タロー「あの可愛い偽物の姿で俺たちを騙そうとしたんだ!」
コリエンテ「あなたの世界にいるパシフィカって子に似てたから、八雲さんにはより効果が強かったみたい…!」
八雲「マジかよ…!?」
真斗「八雲さん、こいつを倒せば俺たちの戦いは終わりです!参りましょう…!!!」



ボスの元ネタはアリエルの魔女(タコみたいな姿)と世界樹3のイソギンチャクから。イソギンチャクマジ硬いやめて怖い

セイレーン戦 ( No.243 )
日時: 2016/04/20 18:36
名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)

実際セイレーンは人魚の姿をした魔女。その歌で多くの漁師や航海をしていた海賊が海に沈んだと言われている…;



BGM:世界樹の迷宮3「戦乱 剣を掲げ誇りを胸に」



万全の状態でボスに挑む八雲チームの6人。まず手始めに逃走者たちを捕えようとする触手を払いのけ、タローがサーフボードで強烈な一撃をお見舞い。それに続き真斗が刀で斬りつけ、カミュがレイピアで追撃する。



セイレーン「ガアアアアアアアアアー!!!!!」
八雲「まずあの触手が邪魔だな…。動きを封じるか、全部切り落とそうか」
美園「強化術をかけて…!ウォーターエンハンス!!!」
コリエンテ「ありがとう!このメンバーならほぼ全員生かせるね!」



うねる触手を狙い、滅したり切り落としていく一同。だがセイレーンもやられっぱなしとはいかない。水を飛ばしたり氷の破片を大量に償還したり超音波で一同を苦しめる!その攻撃は凄まじく、かつてのオクタヴィアを強化させたものを彷彿とさせた…。



真斗「くっ…!動きが見えんぞ…!?」
八雲「真斗、落ち着け!水が大量放水された…!!!」
タロー「これじゃあ攻撃が効かないよー!?」



水のベールで攻撃を防ごうとするセイレーン。勢いよく吹き出す水の防御壁は厄介であり、こっちの攻撃が通らなくなる…!



真斗(落ち着け…。こういう時のために心眼スキルを極めてきたんだ…!精神統一…)



真斗「そこだ!聖川流剣術…!蒼炎ブレイブハート!!!」
セイレーン「グギャア!!!」



カミュ「偽の姿でつられるか、この愚民が!」
セイレーン「…!」
カミュ「この俺に氷属性は効かんぞ?純潔なる愛!…aspiration!!!」
セイレーン「ギャアー!!!」
カミュ「ふん。…お、触手が切り落とされたな」



コリエンテ「スパイダーラブ!Dekarion's Ark!!!」
セイレーン「グルル…!ガアアアアアー!!!!!」
美園「コリエンテ、危ない!ルフラン!!!」
コリエンテ「緊急回避っと!ありがとうね!…それじゃ、ちょっときついのいっとく?『シークレットマインド』!!!」
セイレーン「ギャガア!!!」
美園「追撃は忘れずに?その身に刻みなさい!エレジー!プリズムミュージック!!!」
セイレーン「ギャアアアー!!!」



タロー「ピュアウォーター!…やった!これで触手が全部なくなったよ!」
八雲「あとは本体への攻撃だけだな?んじゃ、これでも食らえ!『ショック』発動!!!」
セイレーン「ガアアアアアー!!!!!」
タロー「麻痺状態成功!この調子でどんどん攻めるぞー!!!」



途中からアクアミストの効果は完全に切れ、セイレーンの水魔法の応酬を食らう。しかし6人全員が互いをカバーしあうかのように動く。ある者は前に出て攻撃発動までの囮になったり、ある者は相手の行動を割り出して指示を出したり、またある者は味方の攻撃を皮切りにタイミング良くダメージを与える。
水で視界は遮られ、体は悲鳴を上げかける。だが、遂に…!



八雲「『チェイサー』乱舞!…最後にガンナー最終奥義発動!『至高の魔弾』だ!食らえ!!!」
セイレーン「グギャアアアアアアアアアアー!!!!!」



最後にショットガンの強烈な弾幕がモンスターに命中し、大きく吹っ飛ばされる。呪いが完全に解けた人魚は泡に包まれ、元の姿であるパシフィカ似の美しい少女へと様変わり。ぱっちり目を開けた彼女は6人を見渡し、そして驚く。



セイレーン「あれ…?私は?…まさか人間を襲って…!?」
タロー「ちょっと悪い夢を見ていたんだよ!大丈夫!君はもう大丈夫だからね!!!」
カミュ「誰しもやむを得ないことはあるものだ。顔を上げろ。…してしまったことは仕方のないことだ。前を向け!そしてこれからのことを考えろ」
コリエンテ「そうそう!あたしたちは全然平気!あなたは何も悪くないんだからね?」
美園「ええ…。悪いのはあなたに呪いをかけたあの黒幕よ!」
セイレーン「あなたたちが助けてくれたのね。ありがとう!…アトランティスから来たの?」
真斗「そうだが…。何か関係あるのか?」
セイレーン「アトランティスは美しい歌の街。だけど、もうすぐ災厄が降りかかるわ…。かつて人魚に愛されたあの街は、もうすぐ大変なことになる…。海の禍いであるリヴァイアサタンが街を、そして海を呪うわ…!」
八雲「リヴァイアサタン!?それって…!?」
セイレーン「奴を鎮め、癒すことが出来るのは人魚の血を継ぎし心美しい者の歌声…。素敵な戦士の皆さん、そのことを忘れないでね?そうすれば…きっと、アトランティスは救われるわ」



最後に遺した人魚の言葉。後々重要になるのかと6人はセイレーンの言葉をかみしめる。やがてセイレーンは本物の美しい歌声で逃走者たちの傷を癒し、歌は神殿を元の美しいものへと変化させていく…。やがて彼女は全員の周りをくるくると踊り、大きな綺麗な泡で彼らを包む。最後に見たのはセイレーンの癒しの笑顔。泡に包まれた彼らは元の場所へと転送された…。



ミッションコンプリート!





次で最後

セイレーン戦 ( No.244 )
日時: 2016/04/20 19:35
名前: ユリカ (ID: yOB.1d3z)

パシフィカ「クリアしたわ…!」
全員「わあああああー!!!!!」



ステージに戻ってきた逃走者たちを見やり、彼らはわっと歓声を上げる。特に関係の深い人物たちは一斉に戦いを終えたものへと駆け寄る。



八雲「色々大変だった…。パシフィカ、ただいま…」
パシフィカ「おかえり、作者…!とってもカッコ良かった!あなたみたいな人が作者で私は幸せよ…!!!」
ナカジ「オイコラバカタロー!2回連続で変な心配掛けてんじゃねえよ!ちっとは見てる奴らのことも考えやがれ!!!」
タロー「えー、何!?ナカジ理不尽過ぎるよー!!!」
硝子「無理もないわ;ナカジ君、ずっとモニターを見ながらそわそわしてたもの…;」
風雅「素直じゃないよね、あはは…;」
音也「マサー!カミュ先輩ー!おかえり!無事で良かったよおおおおおー!!!」
蘭丸「真斗テメェマジでふざけんな!変な心配掛けやがって…・!カミュもだよ!2人して何してんだテメェらは!!!」
那月「真斗君もミューちゃん先輩も園ちゃんも無事で良かったです…!うわあああああー!!!」
セシル「マサトがプロペラに引きずり込まれなくて良かったです…!カミュもイジワルですが、やっぱりいないと寂しいです…!うわあああああー!!!!!」
翔「ヤバかった…!見てるこっちもヒヤヒヤしたんだけど…;」
奏「先輩、無事で良かったです…!!!」
凛音「美園ちゃんもカミュさんも、無事で良かったあああああー!!!うわあああああーん!!!」
矢島「美園、あんたら、こいつらに謝れよ?死にそうな顔でモニター見てたのもいるからな?」
真斗「そうだな…;一十木、四ノ宮、来栖、愛島、黒崎さん…。ご心配をおかけし、申し訳ありませんでした」
カミュ「おい、天宮いい加減離れろ…。身動きが取れんぞ…;」
コリエンテ「でもまあ、これで一件落着だよね!」
美園「そうね。…間違いなく1番の失敗はここで見ている人たちを心配させてしまったことね…;」
真理子「んじゃ、皆に謝ろうね?」
ミシェル・霧切(何だかすごいデジャヴを感じる;)



無茶をしたせいで関係者に怒られた一同。少し反省しつつ、結果発表を待つ…。



YUMA「お疲れ様。それでは、結果発表だ。クリアタイムは30:67。味方との連携はS!ダメージはB!行動力はS!ファインプレーはS!よって…」





YUMA「判定はSランク。ハンター放出成功阻止だ」
6人「やった!」
全員「わあああああー!!!!!」





八雲チームの結果:Sランク ハンター放出成功阻止成功





タロー「今回も疲れたー;でも、やり甲斐あった!八雲さん、皆!これが戦闘ミッションだよ!どうだった?」
八雲「すっげえ疲れた;…でも、クリア出来て良かった」
真斗「あのような危険な目に遭うのはもうごめんだがな;…だが、貴重な経験が出来たと思う。この6人だったからこそこうしてハンター放出阻止が達成出来たのだろう」
カミュ「体が痛むぞ…;まあ、気分は悪くない」
コリエンテ「初めての経験でどうなるかと思ったけど、良い方向になって良かった!雫の皆は見ててくれるかな?」
美園「きっと見てくれてるわよ。…ちょっと魔力を使い過ぎたかな?次に備えないと…!」



作者チームの意地を見せ、ハンター放出阻止に成功した八雲。この調子で戦闘ミッションはクリア出来るのだろうか?



「ボス情報」セイレーン
呪いによって醜い姿へと変貌した人魚族。本来の姿は上級の人魚族であり、祀られている存在。その美しい歌声は何者をも魅了する。
見た目は美しい人魚だが、本性はタコとイソギンチャクが合わさったかのような不気味なモンスター。元の姿である人魚族の姿でおびき寄せ、ターゲットを触手で捉えて捕食する。人魚族の神殿を乗っ取り、逃走者たちに襲いかかった。攻撃方法や触手を生かしたものや水や氷を利用したものであり、持久戦は必至なので要注意。



アクションとダンジョン攻略をメインにして執筆したいと思い、こういうパートになりました。モチーフにしたのは憧れの作者さんの逃走中であったあの試合。水系ダンジョンは美しいけどトラウマが多いんだよな…;最初に持ってきたテイルズのBGMは神です。一度機会があればどうぞ聞いてみてはいかがでしょう?世界樹は難易度高いけど曲は大好き。今回持って来た2曲も戦闘シーンに相応しい勇ましくも美しい音楽です。メンバー選抜はトライデントホーンの麻痺状態を上手く生かせそうなキャラ…水属性攻撃が得意なキャラと思いつき、いつの間にかこの5人で固定されてました;タロー、コリエンテのアホの子組と真斗、カミュの真面目おかしい組を書くのがとにかく楽しいこの頃www美園はこのメンツでよく振り回されなかったよwww





テイルズのあのBGMは神だった…!感想OKです


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