二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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とある彼らの逃走中2!〜天使の歌、悪魔の旋律〜
日時: 2016/04/02 23:11
名前: ユリカ (ID: vEgGwqGr)

サユリ「タイトルコールだよ!」
トキヤ「今回は逃走中第2作目となり、さらに作者さんが逃走者となります。彼らの活躍にも期待がかかりますね」
レン「舞台は音楽と水の都『アトランティス』。この神秘的で美しい街で彼らは逃げ回るよ」
ユリ「逃走者は既存メンバーは勿論、新ジャンルの皆も参加だよ!人気のスマブラファイターや学生、アーティストに加え作者さんとたーくさん!これだけでもワクワクするのさ!」
アイコ「黒くて怖ーいハンターから逃げ切って賞金を手に入れるのは果たして誰なのか!?ううっ、あたしドキドキしちゃうよ!」
ラクーナ「そろそろ始まるわね。ふふっ、楽しみね!」
凛「それでは、どうぞ…!」(緊張する…!)





皆さん、お久しぶりです。そして初めましての方は初めまして!ユリカです!いよいよ第2回逃走中始動です!今回もどうぞよろしくお願いします!そして本格的な執筆は4月後半からとなりますので、お楽しみに!





タグ:逃走中、クロスオーバー、アニメ、漫画、ゲーム、スマブラ、ぷよぷよ、ダンガンロンパ、ストライクウィッチーズ、世界樹の迷宮、ポップン、うたプリ、SB69、QMA、オリジナルキャラクター、キャラ崩壊要注意、オリジナル設定あり、カオス、裸族、NL、ゲストあり

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アラビアンナイト・シンドローム ( No.350 )
日時: 2016/05/06 16:50
名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)

平行線まっしぐらの酷い言葉の殴り合いをする浜千鳥チームだが、何とかメンバー全員が集合した。それを見計らい、インカムから音声が流れだす。



♪♪♪〜



YUMA[やっと揃ったか。長かったから待ちくたびれたぞ;…アシスタントのYUMAだ!浜千鳥さんとお前たちに情報を伝える!今回探索するのは町のはずれにあるアラビアパレスだ!その塔の最上階には連れ去られて幽閉されているお姫様がいる。ボスから彼女を救い出すことが今回の目的だ。でも閉じ込められている場所はボスの魔法によってダンジョンとなっているから、一筋縄とはいかないぞ」
浜千鳥「了解ッス。えっと、最上階ってことはそこへ向かえば問題ないッスね?」
エイヴ「そうです!モンスターも多いし攻撃力の高い中ボスもいるんで絶対油断しないように!それでは、皆さんの健闘を祈りますよー!」
ロッシュ「…そっか。ダンジョンを突破して、1番上にいるお姫様をボスから解放すれば良いんだな!」
蘭丸「ほー…。やることは分かったぜ。だけどよ、女を連れ去られて閉じ込めるとかふざけた真似してんじゃねえよ…!気に入らねえな…!!!」
リック(QMA)「ミッションとはいえそういう状況になっているのは心が痛むな;でも俺たちが解放すれば何も問題はない!」
矢島「賛成。だけどまず手始めに…。獄卒の奴からぶっ飛ばしていいか?」(^ω^#)
リック(QMA)「気持ちは分かるけど落ち着け!こいつこれでも味方だからな!?」





「レスキューミッション」囚われの姫を救い出せ!





シェゾ「今回のミッションは救出系か。こういうのは初めてだな」
紀葉「何かさ、ピーチ姫をクッパから救い出すマリオみたいだねwww」
パシフィカ「ああ、確かにちょっとだけ似ているかもね」
シアン「塔を上って攻略なんてワクワクするにゃーん!」
チルノ「だね!あたいも行ってみたい!」
にこ「それもそうだけど浜千鳥さんたち現地の衣装になってるじゃない!何だか物語の主人公になったみたいじゃない?ちょっと羨ましいわ!」
真斗「同意するぞ。黒崎さんも浜千鳥さんも皆よく合っていると思うぞ…!!!」
マヤ(リック、カッコ良い…///)
セシル「少しアグナを思い出しました!ファンタスティック!!!」
ソエル「…あの、浜千鳥さんと皆さんなんですけど、何だか戦う前から疲れていませんか…?;」
カミラ「そりゃ初っ端からいきなりああなったらそうなるのも無理ないわよ…。ちょっと心配だわ…;」
ユウキ・トーチ・八雲「獄卒の女装ひなビタは誰得なんでマジでやめろください」
晴哉「あれはマジでねえよwwwどうしてめうめうの恰好で来やがったしwww」
真理子「獄卒の珍行動に華ちゃんがマジおこだよwww」





浜千鳥「…あ、町にもお触れが出てるッスね。『姫を救いし者には財宝を進呈する』…さらわれたのはここのお姫様で間違いないと思う」
ロッシュ「ダンジョンとなる塔は…あ、思ったより近くにあるな!あそこの吊り橋を渡った先の扉に…!」
蘭丸「んだったら話は早いだろ。さっさと渡っちまおうぜ!」
矢島「よし、橋が落ちないうちに…!」



目当ての建物を見つけようと町を捜索していた6人だが、その外れに吊り橋を発見。その先にいかにもという禍々しいオーラを放つ塔を見つけ、一同は喜ぶ。吊り橋は古いものだったが、6人渡り切るには問題ないと判断。急いで渡ろうとしたが…。



獄卒「皆早いよ!?きょきょー!!!」
蘭丸「おいテメェさっさと渡れ!見張りの奴もいるかもしれねえ…」
獄卒「待ってよー…きょきょー!!?」
浜千鳥「橋が…!?獄卒、紐に掴まって!絶対手を離すな!!!」



何とワンテンポ遅れた獄卒が完全に渡り切る前に吊り橋が崩れ落ちた!いきなりの試練に6人は驚くも、獄卒は何とか頑丈な紐に必死でしがみつく。だがこうしていられるのも時間の問題。今すぐ彼を助け出さないといけない…。



矢島「これ絶対見張りか何かの仕業だろ!ふざけんな!!!」
リック(QMA)「獄卒、少しだけ耐えろ!氷魔法で一時的に橋を架ける!…得意属性じゃないから少し不安だが、やるしかない…!!!」
ロッシュ「リック、俺もスピアインボルブで合わせる!この距離だと15秒あれば出来るからそれまで耐えろ…!!!」
獄卒「大丈夫だよ!スキルや魔力の消費はご法度でしょ!?戦いは始まっていないんだよ!敵が来る前に変なところで使っちゃだめだよ!!!」
浜千鳥「何言ってるんスか!?このままだとあんた落ちるッスよ!?助けるから待って…」
獄卒「大丈夫!ここはボクの力で何とか出来るから!見ててよ…!!!」





獄卒「必殺!勇樹羅炉気通十☆帆都斗猛怒おおおおおおおおおおー!!!!!」
浜千鳥・ロッシュ・蘭丸・リック(QMA)・矢島「」
全員「オナラロケットで脱出しやがったああああああああああー!!!!?」



すみません、こいつは持ち歩いてたマッチの火とオナラエネルギーを合わせてオナラロケットで脱出しやがりましたよこの野郎OTLセリフはカッコ良いのに裸族技のせいで全部台無しじゃねーか。幸か不幸かオナラロケットの威力は凄まじく、まっすぐ向こう岸で茫然としている仲間のもとへ合流…;ちなみに言うまでもないとは思いますが、セリフのアレは「オナラロケット・ホットモード」と読みます(知るか)。…あ、マッチを擦った吊り橋が燃えながら落ちた。



獄卒「どう?これが緊急脱出用の裸族技だよ!裸族のオナラパワーとマッチがあれば誰でも簡単に習得できる初心者用の裸族技だから今度の裸族講座でもぜひ取り上げて…」
ロッシュ「お前は何をやらかしとんじゃああああああああああー!?自力で脱出したのは安心したが、もっと普通の方法でやれよ!?他に方法はもっとあるだろ!?」
蘭丸「テメェそれは自分を助けようとした仲間を拒んでまで出すほどの技かよ!?ちっともカッコ良くねーよ!!!」





浜千鳥さんマジでごめんなさいOTL…5人が可哀想だ…;

アラビアンナイト・シンドローム ( No.351 )
日時: 2016/05/06 18:00
名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)

ダンジョン攻略?



暫く獄卒のアホ過ぎる脱出劇に全員ツッコミを入れていたが、このままだと大幅なタイムロスになると思い直してさっさとダンジョンに入る。というより裸族相手にツッコミに優れるメンバーが集うとこうなるんだな。さて、肝心のダンジョンだが…。



テレサ軍団「キー!」
ロッシュ「スラッシュ!ロングスラスト!ブレインレンド!!!」
テレサ軍団「キキー…」
ロッシュ「まとめて突破成功!次だ次!!!」



ゴブリン軍団「グオオオオオー!!!!!」
蘭丸「はっ、来やがったな!…ブライトロード!!!」
ゴブリン軍団「グオオ…」
蘭丸「ざまあねえな…。一昨日来やがれ!!!」



ガイコツ軍団「ガガガガガ…!」
リック(QMA)「来たな。…落ち着け。いつも通りやれば大丈夫だ」
ガイコツ軍団「ガアアアアアー!!!!!」
リック(QMA)「正拳突き!下段払い!!!」
ガイコツ軍団「ギャアアアアアー!!!!!」
リック(QMA)「ふう…。雷轟波を使うまでもなかったな」



サーチャー「キイイイイー!?」
シュタール「キョエエエー!?」
スカルジャー「グオオ…グブベッ!!?」
矢島「空飛ぼうが這おうが爪で引っ掻こうが何だってんだ!あたしらには時間がないんだよ!…それでも刃向かってくるなら…」(ギロリ
モンスター軍団「……;」
矢島「あたしの拳で全員まとめて葬ってやらああああああああああー!!!!!」
モンスター軍団「ピイイイイー!!!!!」
矢島「自分から襲ってきたくせに尻尾巻いて逃げてんじゃねえよ。まったく…」



浜千鳥「皆が次々やっつけてくれるから後衛としては対応しやすいッスね。…ん?」
イーグル「……」
浜千鳥「ロッシュ12時!蘭丸3時!リック6時!華ちゃん9時!!!」
イーグル「!?」
ロッシュ「さすが浜千鳥さん!助かった、ありがとう!!!」
浜千鳥「どーも!…遠くから鷲掴みにしようとしても無駄ッスよ?私がちゃーんと見守っているからね?あ、鷲だけに?」
イーグル「……;」
浜千鳥「さーて、私もちょっくら暴れるッスよ!ショックボールシュート!!!」
イーグル「グギイイイイイイイイイー!!!!!」



獄卒「ハウリングで混乱させるよー!うっきょきょきょー!!!」
グレートリザード「キイッ!?」
スティールバッド「キキキー!?」
獄卒「成功だよ!…さあ、ボクの裸舞を受けてね!裸族パワーをチャージ!!!」
グレートリザード・スティールバッド「キキキキキ…キキ?」
獄卒「ボクのお尻はプリプリプップップ!獄卒君のおケツボンバああああああああああー!!!!!」
グレートリザード・スティールバッド「グギャアああああああああー!!!!!」(獄卒のケツを押し付けられる



エピテメウス「……」
蘭丸「チッ、機械系の敵かよ…。全然ROCKじゃねえ…」
ロッシュ「入口を塞いでいるみたいだ。ああいうのには雷属性が効くから…。蘭丸、矢島。お前たちが囮になってくれ。そうして…」
矢島「分かった。リックと浜千鳥さんの魔法にお前のスピアインボルブを掛け合わせて一気に仕留めるんだな」
ロッシュ「そういうことだ!…全員配置について作戦開始!!!」
蘭丸「オラこのデカブツが!んなところでじっとしてんじゃねえよ!さっさとかかって来やがれ!!!」
エピテメウス「…!」
矢島「っと…。ここにおびき寄せて…!!!」
エピテメウス「!」
リック(QMA)「サンダガ!!!」
浜千鳥「サンダーボルトシュート!!!」
ロッシュ「からのスピアインボルブじゃあああああー!!!!!」
エピテメウス「グガアアアアアアアアアー!!!!!」
蘭丸「うっし!上手く行き過ぎて怖いくらいだな…!!!」



元が攻撃力の高いメンバーが多いせいか、雑魚敵程度は目でもない。攻撃を仕掛けて一撃粉砕した後はさっさと移動して突破。時折厄介な攻撃方法を仕掛けてくるものには浜千鳥の合図と的確な指示でかわして見事な反撃を食らわせる。このおかげかあっという間に敵が殲滅され、例え残ったわずかな敵も彼ら6人を恐れて自ら逃げ出す有様だった…。





町娘(アイコ)「うわあ、すっごーい!あっという間に倒しちゃった!」
町娘(ユリ)「ほおおおおおー!?あれだけの数をあっという間に!?…あ、次のフロアでも同じだー!!!」
サーニャ「あの有様を見てたら『ゼルダ無双』で大勢の敵軍団を滅茶苦茶に突破した時を思い出したわ…;」
翔「入口部分のごたごたタイムロス分は巻き返せたな!…いや、俺もあの場にいたら絶対ツッコん出たと思うけど;」
アグニ(烈)「なあ、これって明らかにオーバーキルだろ;ある意味雑魚敵が可哀想になってきたんだけど…;」
渚「雑魚敵には絶対浜千鳥さんたち6人が鬼か悪魔かそれ以上に見えているだろうね;」
コリエンテ「実際矢島ちゃんの凄みがヤバいwwwそこらのチンピラが絶対裸足で逃げ出すwww」
美園「いつもいつも思ってることではあるけど、矢島のセリフって一人称なかったら完全に男性側よね…;まあ昔からああだから私は慣れてるけど;」
花陽「こういう機会はあまりないから浜千鳥さんがちょっと楽しそう…。皆への指示やアシストもしっかりしてるし…!」
羽清「だねー。今回のメンバーバランスはどうかなと思ったけど、いい感じに攻略出来てると思うわ」
スミス「…あのー、一部おかしい倒し方をしている人がいるんですけど…;;;」
りんご「むしろ真面目な戦闘シーンにしれっと混ざっているのが気になります…;」



獄卒「あのロボットっぽい敵はボクのカム着火オナラインフェルノでやっつけられるのにー!?」
矢島「ま と も な 倒 し 方 を し や が れ」(^ω^#)
リック(QMA)「お、ダンジョンが明るくなったな。日の光が通るようになったのか…!」
浜千鳥「…ん?向こう側に扉があるッスね?」





戦闘シーンはいつも頭を悩ませながら書いています。個性も出したいし迫力も出したいしで最後まで迷う。

アラビアンナイト・シンドローム ( No.352 )
日時: 2016/05/06 18:58
名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)

扉が…。



進む彼らの目の前には2つの大きな扉が立ち塞がり、一旦立ち止まる。良く観察したのち、1つの扉に全員で入ろうとしたが開かない。もしかしなくても人数制限系かと察し、これと似た状況にあまり良い思い出がないハイランダーの戦士はOTL状態に。



ロッシュ「すごく嫌なことを思い出したぞオイ」OTL
矢島「ああ、アレか…。アレはあたしも確かにビビったし嫌だったな…;」
浜千鳥「時間制限系ミッションは嫌ッスよね;しかもあの時は確かアレだったから…;」
蘭丸「まあそれはそうだが…。昔と同じことはさすがにないだろ。一体何が目的だ…!?」
リック(QMA)「全員で入れないことは確定か…。ということは、一旦分かれさせて…。うーん、分からない;」
獄卒「うん?…あっ、皆!ドアの隙間から向こうが少しだけ覗けるよ!!!」
5人「え、マジで?」



あさきの軍人の言葉を受け、浜千鳥チームは隙間から向こうの様子を伺う。見ると、1つの扉にはいかにもガラの悪そうな盗賊の集まりが金貨や宝石の山を囲んで酒盛り中。もう片方の扉には1つの磨かれたランプがあり、それ以外には何もない…。



浜千鳥「あいつら、何だか嫌な感じッスねー…」
蘭丸「ああいうのはどうせ、奪った金に物言わせて勝手に生きてる輩だな。…チッ!!!」
リック(QMA)「油断しているみたいだが、人数が多いのとナイフがちらついているのが引っ掛かるな…」
矢島「あれは全員で突破すれば目でもない相手だと思うが、人数分けなきゃいけないのが気になるよな;」
ロッシュ「後ランプ1個しかない部屋も気になる…。静かで何もなさそうに見えるのが逆に怖い…。ああいうダンジョンって絶対何か裏があるんだよ…!!!」



見たものから情報を整理し、これからどうしようか話し合う浜千鳥のチーム。普通なら人数が多い盗賊軍団のいる扉に多く人を投入するのがセオリーだが、ハイランダーの戦士は多くのダンジョンを攻略してきた冒険者であり、経験から絶対何か厄介なものがあるという。他のメンバーも確かに嫌な予感がしているため、どうすればよいか迷うが…。



獄卒「むむむー…。来たよ!あの盗賊たちは怠けて訓練をしていないからボクたちみたいな戦士の相手じゃない!特に防御力は貧弱だよ!だから大した人数で挑まなくても大丈夫だと思う!鍛え抜かれた裸族スカウターがボクや皆にそう告げている…!!!」
リック(QMA)「すまない、それって信用して良い情報なのか!?」
矢島「ううん…。確かにそう鍛えているようには見えないけどな…」
獄卒「それにあれは絶対奪ったお金や宝物だよ!しかも悪い金持ちから奪ったものじゃなくて、普通の人たちを困らせたり騙したりして奪ったものだ!そんなことをする奴らはこのボクが許しては置けない!ボクの裸族技の鉄槌を食らわせてやるううううううううううー!!!!!」(バターン!
蘭丸「オイコラテメェ待ちやがれ…勝手に入りやがったああああああああああー!!!!?」
浜千鳥「獄卒は何してるんスかああああああああああー!!!!?」
リック(QMA)「あいつは一体何考えているんだ!?もし返り討ちにでもあったらどうするんだよ!?うわっ、もう扉が開かない!?」(ガチャガチャ
浜千鳥「これじゃあもしもの時に助けられないじゃないッスかあああああああああー!!!!!」(泣)



獄卒、裸族スカウターで敵を分析して1人で突っ込む(笑)。普通ではあり得ない行動に浜千鳥と蘭丸とリック(QMA)は絶叫し、他2人のこめかみには青筋が浮かぶ…。が、ふと考え直したロッシュが言葉を発する。



ロッシュ「…ごめん皆、ちょっと待ってくれ。確かに俺も何やらかしとんじゃあいつはと思ったけど…。多分獄卒はあの強盗軍団を倒せるよ」
浜千鳥・蘭丸・リック(QMA)「ゑ?」
矢島「おいちょっとロッシュ待て!?何で…あ!?なあ、まさか…;;;」
ロッシュ「理由は2つ。まず獄卒が(一応)実力者だということ。あいつは確かにアホでおバカな裸族だが、実力は相応にある。普通の技やスキルはいい感じだし、威力も保証されるしな。…つまりあいつの強さは信頼出来るものなんだよ」
蘭丸「…まあ、そりゃそうだな。普通の方法だけで倒せば良いのによ」(^ω^#)
リック(QMA)「むしろ何で裸族技を混ぜようとするんだ…;俺たちのツッコミが間に合わないからやめてくれ;…2つ目は?」
ロッシュ「2つ目は『相手が裸族の存在を知らない』ことだ。浜千鳥さん、もし裸族が裸族技をかまそうとしてきたらどうする?」
浜千鳥「え!?いきなり何を聞くんスか…ってそりゃ勿論逃げるッス。裸族技の餌食になるのはゴメンだし、何気に裸族技の威力はバカにならないものが多いのは分かるッス。ケツから出したきゅうりが鉄筋コンクリートをぶち抜く威力って何…;」
ロッシュ「俺も聞きたい;でも相手はそれを知らない。ただ服を脱いでバカなことをやらかす露出狂の変態にしか思わない。だから不用意に近づいて…;;;」
蘭丸「裸族技の被害に遭うんですね分かります」
リック(QMA)「ズボンを引きちぎられたりこんにゃくをスキャンされたりするんですね分かります」
浜千鳥「むしろそれ以上のヤバい目を見るんですね分かるッス。…でも、それでもヤバいッスよ!だって相手はなまっていたとしてもあんなにいるんスよ!?もし囲まれちゃったら…!?」
矢島「…それはあたしも考えたんだけどさ、裸族の耐久力はそれなりに高いんだよ。あいつら服脱いで戦ってるのもやたら多いし(ちゃんと服着ろよ)、あたしらカオスクラッシャー組に毎度毎度シバかれてるから厳しい攻撃やオシオキに直面している。逆に言えばちょっとやそっとの攻撃じゃ奴らは動じない。…あたしはあんたらより奴らとの付き合いは長いんだ。…逆に聞くけど奴らの武器は見る限り小さなナイフだ。あの程度で裸族がくたばると思うか?」
浜千鳥・蘭丸・リック(QMA)「いや、思わない」(即答)



裸族への謎の信頼があり、単騎特攻しても獄卒は大丈夫だと踏んだ一同。長く裸族と過ごして来たからこその判断である(何だこれは)。その証拠に扉の向こうからは…。





強盗A「ひえええええー!!!!?何か裸の七三分けドウラン変態野郎が中枢部に突入して来たあああああああああー!!!!?」
強盗B「冗談だろ!?だって俺らは48人い…ぶぎゅぐぉええええええええええー!!!!?」
獄卒「とうとうおかしらのところに来たね!裸舞による鉄槌を受けろ!必殺☆こんにゃく水平ジャンピングシュートおおおおおおおおおおー!!!!!」
強盗のおかしら「ひいいいいいー!?変態がこんにゃくスライダーでV字開脚ジャンプして水平に飛んできやがったああああああああああー!!!!?」



聞こえてくるのは獄卒の雄叫びと強盗たちの泣き叫びと悲鳴と神に許しを乞う声と最後の断末魔(死んでない)のに…;これを聞き流しつつ、他の5人はもう1つの扉へと向かう準備をした後、場を後にする。



5人(強盗たちよ、恨むなら俺らじゃなくて獄卒がこの場にあたったクジ運を恨め!お前らのことは忘れない!…3分くらいは!!!)





まさかの獄卒無双wwwすっげえwww

アラビアンナイト・シンドローム ( No.353 )
日時: 2016/05/07 11:11
名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)

一方…。



5人揃っていることを確認し、もう片方の扉を開ける。そこは広い空間であり、隙間から覗いたように1つの磨き抜かれたランプがあった。ほかに何かないか確認する一同だが、見当たらない…。



蘭丸「すっげえ罠くせえ…;;;」
リック(QMA)「まさかとは思うが、俺たちハズレクジを引いたのか…?;」
矢島「もう裸族っていう特大のハズレクジ引かされてるけどな」
浜千鳥「ここを突破するにはあのランプを開放しなきゃいけないみたいッスね」
ロッシュ「うーん、絶対何かあるのは間違いないけど…;浜千鳥さん、皆、武器を構えてくれ」



作者がサンダースナイパーライフルで標準を合わせ、他3人が構えたことを確認すると、意を決してハイランダーの戦士はランプを擦る。そういや何かのアニメでこういうものがあったなと思いながらも浜千鳥は決して目を離さない。やがて十分擦ったランプから紫色の煙が上がり、同時に空気を震わす重々しい声が響く…。



ロッシュ「お前は誰だ!」
ジーニー「我が名はジーニー…。長きに渡って封印されし異形の力を持つ者…。お前たち、我が主ではないな…?」
浜千鳥「主って、もしかしてここのボスのことッスかね…?」
ジーニー「この城が我が主のもの、侵入者は決して見過ごす訳にはいかない…。我の秘められし力で侵入者たちに鉄槌を…!」
蘭丸「はっ、ゴタゴタ抜かしてんじゃねえよ!俺らは変な脅しなんか屈したりしねえ。テメェなんか5分で片づけてやるよ!!!」
ジーニー「ほう、普通は我の姿に怯え許しを請う者ばかりなのだが…。今回は少しは楽しめる連中のようだ。良かろう、我も己の力を全て開放し、お前たちを蹂躙してくれる…!!!」
リック(QMA)「禍々しいオーラだな。…来い!!!」
矢島「お前なんかすぐランプ送りにしてやんよ!浜千鳥さん、準備を!」
浜千鳥「勿論ッス!皆、早くやっつけて獄卒と合流するッスよ…!!!」
ジーニー「随分威勢の良い侵入者たちだ。だが我の真の力に恐れ戦き、泣いて許しを請わないことだ…!!!」





ジーニー「これこそが最上級の『裸ンプの精霊』・ジーニーの真の力だあああああー!!!!!」(最低限の布面積の黄金のブーメランパンツ一丁
浜千鳥・ロッシュ・蘭丸・リック(QMA)・矢島「」
全員(  Д )      ゜ ゜





すみません、中ボスが裸族って一体どういうことですか?これ酷過ぎる試合だろオイ。緊迫感あるシリアスな中ボス戦が今ので100%台無しになっちまったよこの野郎。つかアラビアの町にも裸族っていたんですか?今までずっと振り回されてきた浜千鳥さん一行に何この仕打ち?



リック(QMA)「え…;何だこの展開…;;;」
ジーニー「どうした?我の真の姿に恐れ慄いたか?」
浜千鳥「いや、ある意味ではかなり慄いてるッス」
ロッシュ「つか名作アラジンのメインキャラを模したボスが裸族ってどういうことだよオイ!?アラジンの作者やアラジンを見ているちびっこたち、夢の国の某アトラクションに乗ってる人たちに謝れやあああああー!?」
蘭丸「んなアラジンなんて真正面からお断りだよコンチキショウが!…おい、矢島?どうs…」
矢島「何で敵も味方も裸族なんだよアンチキショウがあああああー!!!!!んなふざけた試合なんて誰も望んでねえよボケええええええええええー!!!!!」(▼益▼##########)
ロッシュ「おいヤバいぞ!?矢島が今までの怒りを完全に爆発させて暴れ始めた!?今すぐ止めろ!!!」
リック(QMA)「落ち着け!気持ちは分かるし俺もどうしてこうなったんだと思ってる!だから暴れるなー!?」
蘭丸「おいテメェ能力強化発動すんな!?野郎3人がかりで抑え込むのがやっとって何だよ!?;」
矢島「フーッ!フーッ!フーッ!」



ここで完全に怒りが爆発してしまった黒髪の少女が我を忘れて暴れだし、フィールドがどんどん破壊される。慌ててロッシュと蘭丸とリック(QMA)が止めにかかるも能力強化発動中なので3人がかりで抑え込むのがやっと。一方浜千鳥は崩れる壁や障害を何とか避けつつも、分析機能のあるゴーグルのおかげであるものを見つける!



浜千鳥「ちょ、皆!今分析したんだけどあの壁に何か埋まってるッス!それがカギになるんじゃないッスか!?」
リック(QMA)「浜千鳥さん、それは本当か!?だったらこいつを振り切って脱出できるかもしれない!というか今すぐ脱出したい!!!」
ロッシュ「おい矢島!怒るのは分かるけど今は落ち着け!とりあえず今はあれを引っ張り出せ!」
矢島「はあ、はあ…。取り乱したのは悪い;ってあれのことか!?こんなふざけたものから逃れられるなら…!!!」(引っ張り出す
蘭丸「これは…。絨毯かよ?しかもデカいな…」



見つけたのはいかにも高級そうな絨毯。元ネタが元ネタなのでまさかと思い全員飛び乗るとふわりと浮き、彼らを乗せて部屋をすり抜けた!その先にはほぼ無傷の獄卒がおり、魔法のじゅうたんに乗った浜千鳥たちを見て驚く。



獄卒「うきょー!浜千鳥さんに皆、遅かったねー?ってそれは何?」
浜千鳥「話は後で!早く乗って!!!」
リック(QMA)「これ飛ぶんだよな!?だったらすぐボスのいる最上階に迎えると思う…!!!」
蘭丸「マジかよ!?だったらラッキーじゃねえか!んじゃさっさと向かっちまおうぜ…」



6人全員合流したのち、飛ぶ絨毯で目指す最上階まで向かう。これで危機は完全に去ったと思われた。





ジーニー「待てえええええー!!!!!戦いを放棄して逃げ出すとは何たる恥だ!我と一戦交えろおおおおおおおおおおー!!!!!」
ロッシュ「うぎゃあああああー!!!!?裸ンプの精が追いかけてきやがったああああああああああー!!!!?」





ケン「一言申して良いか?…この試合、果てしなくロッシュらの胃が心配なのだが…;」
奏「ギャグとカオス大好物組の人たちなら問題ないんでしょうけど、今あそこにいるのは裸族の獄卒の他は皆真面目な人たち…;」
アルル「皆絶対地獄を見てるよね?」
真姫「試合が終わったら皆別の意味で医務室送りになりそうなんだけど?」
カミュ「さすがにこればかりは黒崎に同情せざるを得んぞ…;」
マヤ「リック、お願い…!無事に帰ってきて…!!!」
コリエンテ「ヤバいwww矢島ちゃんがぶちギレちゃったwww」
ゆめひめ「中ボスが裸族ってこれまたひどい試合なんだけどwwwある意味戦ってみたかったかもwww」
のりは「私も賛成www浜千鳥さんの代わりに行ってみたかったなーwww」
ナカジ「ギャグカオス組はゲラゲラ笑ってんじゃねえよ!!!」





これはひどい

アラビアンナイト・シンドローム ( No.354 )
日時: 2016/05/07 13:39
名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)

反撃タイム



獄卒「あれは…!?まさかアラビアの町の伝説の裸族と語り継がれてきた裸ンプの精霊・ジーニー…!?」
ジーニー「むむっ!?そこにおるのは七三分けドウランがチャームポイント・裸族界のお茶目な軍人である獄卒殿…!?」
蘭丸「テメェら、何でお互いのことを知ってやがるんだよ!?しかもガラスの仮面で出てきたあの顔をすんな!!?;」
ジーニー「フフフフフ…。裸舞を極めし者との戦いは心躍るもの…!」
獄卒「クックック…。まさかボクに挑もうとする者がいるなんてね…!」
浜千鳥「この絵面は普通にないよね;…っていつの間にか勝負下着姿になってるうううううー!!!!?」



目を離した隙に味方の裸族はいつの間にか勝負下着姿(黒スケスケ&ピンクのリボンがサイドに)になってました。しかもどういう訳か、両手にガムテープを持って睨み合っていた。おい、そのガムテープで何をする気だ。それを見ているうちに、浜千鳥ら真面目なチームのメンバーは徐々にこの状況に怒りを覚える。どうして自分たちの試合はこんなことになっているんだ?前まではどれもちゃんとしたものだったじゃないか。自分たちだって真面目な試合で戦いたかったのに…。



リック(QMA)「どうしてこうなったんだよ…。ふざけるな…!」
蘭丸「セシルと真斗とカミュはまともな試合だったくせに…!」
浜千鳥「私ももっとちゃんとしたものに出たかったッス…!!!」
ロッシュ「理不尽にもほどがあるだろ…!!!」
矢島「……」(とても良い笑顔で微笑む



幸い敵の中ボスは獄卒が(裸族同士の戦闘とはいえ)上手く抑え込んでいる。今まで通り隙をついて一気にダメージを与えれば短時間での撃破が見込めるだろう。それを察したハイランダーの戦士は全員にあるスキルを施す。
武器を構えなおす中、奴らの戦いはクライマックスに差し掛かり…。



獄卒「これでとどめだ!世界樹の秘境に封じられし古の魔法!我夢手柄婦うううううー!!!!!」
ジーニー「ぐおおおおおー!!!!!我夢手柄婦の魔力がああああああああああー!!!!!」
リンク「何じゃこりゃああああああああああー!!!!?」
左右田「ガムテープで縛られてうっとりしてんじゃねえよ!?」
文「何ですかこれwwwランプの精霊がヘブン状態にwww」



ステージ上のモニターには裸族の軍人が裸ンプの精霊をガムテープでSMに使われるような亀甲縛りにしていた。ガムテープには聖なる魔力が流れており、拘束に使われている文具製品の効果を上げる。…って中ボスは気持ちよさそうな顔をするなし。だが、その表情もあっという間に崩れることになる。





ロッシュ「『ブラッドウェポン』と『血の暴走』発動!野郎共、突っ込めええええええええええー!!!!!」
浜千鳥「どうせならもっとまともな試合で皆と戦いたかったッスよ!つか少ない戦闘で2回味方が裸族って何なんだああああああああああー!!!!!」
蘭丸「初参戦でこれって何じゃあああああー!?せっかく楽しみにしてた戦闘がこれって何だよ!?っざけんじゃねえええええええええー!!!!!」
リック(QMA)「こればかりは俺も許さない!せっかくスキルアップと交流のために参加した逃走中での試合がこうなるなんて、ふざけるなああああああああああー!!!!!」
矢島「とりあえずお前はさっさとくたばれやああああああああああー!!!!!」
ジーニー「ぐぶぎょえどごちょおおおおおおおおおおー!!!!!」





ガムテープによる縛り状態を利用し、浜千鳥ら5人が全員特攻。しかも相手が自由な行動がとれていないことを逆手に取ったうえで完全に利用し、全員男の大事なところに連続で容赦なく攻撃を叩き込む有様(笑)。当然この一斉攻撃に耐えられる訳はなく、中ボスである裸ンプの精霊はあっけなく転がり落ちていった…。裸族ボスの退治成功に一同グータッチで健闘を称え合う。ちょっとやりすぎかもしれないが、全員ここまで振り回され続けたのだから許してあげてほしい。





音也「うわあ…;皆がすっごく怒っているんだけど…;;;」
クロウ「当たり前だろ。つかあの状況だったら俺は最初の橋のところで切れてる」
タクミ「むしろ全員あそこまでよく耐えた…;」
凛「浜千鳥さんがあんな風になるのは滅多にないにゃー;」
レオン「リックがぶちギレた…;うっへえ…;;;」
ヴァッサ(トキヤ)「えげつないですがGJです。…しかし少しだけ引っかかりますね。少し見えましたが、皆さんの目が赤く光っていたような…?」
ミシェル「あ、良いところに気が付いたわね。あのスキルは攻撃力を大きく上げる代わりに体力を消耗するのよ。それに加えて性格も少し攻撃的になる作用があるみたい」(これはユリカの独自解釈であり、元ネタとは異なります)
明久「いや、一部は怒りっぽいからどうかと思うけど、ちょっとどころじゃなかったような…;」
リック「それだけの状況だったってことだろ。…皆マジでGJ」(親指を立てる





その後は飛行系の敵が彼らの行く先を遮るも、連携の良さと攻撃力の高さで楽々突破。不意打ちを仕掛けてくる敵にも浜千鳥のサーチ能力と指示能力、リーダー格の指揮がしっかりしているとその程度の敵では太刀打ち不可能。やがて全員を乗せて飛ぶ絨毯はまっすぐ進み、いよいよ最上階へとたどり着いた!!!



浜千鳥「やっと着いたッス;…皆、ここがボス戦だと思うッス。準備は良い?」
ロッシュ「ああ、勿論だ!これで全部終わるぞ…!!!」
蘭丸「どんなのが来ても問題ねえ!かかって来やがれ!!!」
リック(QMA)「ここまで長かったな。最後は決める…!!!」
獄卒「Sランクを取るよ!うっきょきょー!!!」
矢島「んじゃ、入るぞ!」





皆怒ったwww次はボス


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