二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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イッシュにて。
日時: 2018/04/29 11:26
名前: りゅーっち (ID: dfKYMG8n)

スプラと同時並行で進めていきます。
そして、なにしろ大分前に考えてた話なので曖昧です。おかしいです。

忘れてました。

※それなりに、重たいお話になることがあります

設定をば。

[トウヤ] セッカシティ出身。この作品で旅にでる少年。元引きこもり。なのに、メチャクチャ頭がいい。チェレン、ベルと幼馴染み。ポケモンの心を読むことができる。なにか秘密持ち…?
一人称→オレ 二人称→オマエ、あんた

[ベル][チェレン]原作と同じ感じ。

[ハチク]この話の意外なキーパーソン。トウヤの過去を知る。結構若い…?(´・ω・)

設定、古いな…変更少しかけました。

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Re: イッシュにて。(2次) ( No.90 )
日時: 2016/12/30 14:15
名前: りゅーっち (ID: Iohw8dVU)

トウヤ「……!見えたッ!」
炎の中に人影を見かける。どうやらまだ幼いらしいが、何かを大切そうに抱え込んでいる。
トウヤ「……子供、か…?」「……だれ?」
男の子が抱えていたのは、その子よりさらに幼い女の子だった。
「……ひゅうの、いもうと。……たすけてあげて」
か細い声で、少年が呟く。
トウヤ「……よし。こい」「…………え?」
トウヤはうずくまってる子供たちを抱えて、外に出た。これで大丈夫。そう思った矢先……
「まだっ!まだ、せりながのこってるっ!!!」
外に既に避難していた少年が青ざめた顔で大きく叫んだ。
トウヤ「……!?なにっ…」
外からはまた静止の声が聞こえる。それには耳を貸さない。

……見つけたッ!
火元と思われるキッチンに、丸まっている少女。さきほどの少年が言っていた子に違いない。
天井に大きな穴が空いている。恐らく上の階から落ちたのだろう。
トウヤ「……ここまでこれるか?」「……あし、いたい…」
どうやら足をくじいているらしく、歩くのはどうも困難なようだった。駆け寄る。抱え込んだとき。
トウヤ「……っ!!」頭上に、燃え盛る木版が落ちてきた。
かすった程度だったが、足に痛みが走る。火傷をしたのだろう。
それでも。
トウヤ「……っ出、口!!」出ようとした瞬間。右から大きな音が聞こえた。物が落ちてくる音。
さきほどの消防隊員だった。
「ぐ……!…せ、セリナは無事…なんだな…良かった…きみ、その子を…た、のむ…」トウヤ「……!」
足がすくんだ。こうならないためにやって来たのではないのか。自分の無力さに呆れる。
トウヤ「………… …!」
さすがにこれ以上いるのは危険だと判断し、その場を去る。

Re: イッシュにて。(2次) ( No.91 )
日時: 2016/12/31 18:49
名前: りゅーっち (ID: Iohw8dVU)

トウヤ「……後味の悪い…」
森を抜ける。眼前には視界に入り切らないほどの大きな橋が広がっている。
橋の先には次の町ーーヒウンシティが見えている。
トウヤ「これを渡るのか……渡れるかな…」
一抹の不安をかんじながら、橋に足を運ぶーーー




トウヤ「着いた……疲れた…」チラーミィ【マスター、お疲れ様ー】
街にはいって、看板の前。とりあえず、ポケモンセンターを目指す。


《ヒウン、ポケモンセンターにて。》
トウヤ「……明日から、回ろうな。さすがに、疲れたわ……」
ワシボン【ぼくは、構いませんよ。皆さんにもよりますが……】
ユニラン【ユニランもいいよ。チャオ、たたかおー!】チャオブー【うん!ユニとたたかうー!】
トウヤ「そうか…なら、バトルフィールド、いくか」

Re: イッシュにて。(2次) ( No.92 )
日時: 2017/01/02 08:55
名前: りゅーっち (ID: ix3k25.E)

トウヤ「さ、てと……」
2匹をフィールドに出す。準備万端だ。
戦うのはユニランとチャオブー。相性的に不利だと思ったのは内緒だ。ポケモンたちのやる気を削ぐわけにはいかない。
トウヤ「……見ておくから、自由にたたかってみな?……実を言うと指示するのも疲れる…」
その言葉を聞いて2匹は悲しそうなかおをする。無理をさせてしまった、と……
トウヤは苦笑いをして答える。
トウヤ「……お前達のせいじゃないから。バトルに集中したらいい。どの道戦い方は見ておきたいからな」
トウヤはそこまで言うと、座り込んでしまった。ジョーイさんがすかさず駆け寄って来るが、それを聞かず、目の前のフィールドを見続ける。
チャオブーが火の粉を繰り出した。それに合わせてユニランが光の壁をはる。
火の粉は相殺…とまでは行かなかったが、かなりダメージを抑えられてユニランに命中した。元から特防の高いユニランには、あまりダメージが入ったようには見えなかった。
すかさずチャオブーはニトロチャージを繰り出す。ユニランはそれを難なく避けた。チャオブーのスピードが上がる。これを幾度か繰り返した後……
ユニランは、トリックルームをフィールド上に張った。
トウヤ(……ほう。なるほど)
チャオブーのスピードが最高に早くなったのを見極めて、敢えてスピードの遅い方から攻撃できるようにトリックルームをはる。今までに類を見ない戦法を、たった今目の前で、トレーナーの指示なく繰り出すユニラン。それがどれだけ凄いかは、よく分かる。
もちろん、今までのスピードが使えなくなったチャオブーは焦っている。トレーナーの指示があればもう少し落ち着くのだろうが、勝負はもう目に見えていた。
ユニランが二度、念力をかける。相性を突いたバトルスタイル。チャオブーは弱点を突かれてあっという間に戦闘不能になってしまった。

Re: イッシュにて。(2次) ( No.93 )
日時: 2017/01/03 16:04
名前: りゅーっち (ID: C9n6E2JV)

トウヤ「……」
トウヤは感嘆していた。想像通り、では無かったのだ。ここまでノーダメージでトレーナーの指示無しにこんな戦法を編み出したユニラン。これに知を持つトレーナーが居ればどれだけ強くなるのだろうか。
見事、としか言いようがなかった。
ユニラン【ねぇ!どうだったっ?!ユニラン、つよいでしょっ!!】チャオブー【マスター…びっくりしたよぉ】
トウヤ「……!あ。あぁ、悪い…とりあえず、回復して休もうか」
ユニラン【あぁー!もしかしてユニランのすごいとこみてなかったの!!?】
チャオブー【ぼくだってがんばったのに!】
2匹にすごい剣幕で迫られる。それを手を前に出し苦笑いをしながら
トウヤ「わかったわかった。ちゃんと見てたから。後で話すから、な?」2匹【……むぅ…】
……しばらくその押し問答で、やっと落ち着いた頃には2匹はすやすやと寝息を立てていた。
そっと彼らをボールに戻す。
トウヤ「……お疲れ、さて…

いい加減、休むか……」


珍しくベッドまでたどり着くことが出来たので、ワシボンに疲れきった2匹の入ったボールを渡してベッドに潜り込む。
するとチラーミィがボールから出て、毛布の中に入ってくる。
敢えてなのか、何も言わない。
トウヤも、何も言わず迎え入れた。

Re: イッシュにて。(2次) ( No.94 )
日時: 2017/01/05 19:36
名前: りゅーっち (ID: Iohw8dVU)

とりあえずチラーミィを可愛く書きすぎた……(笑)

次の日の朝。
トウヤ「……ぅん…」チラーミィ【ふわぁぁ…】
ポケモンセンターの支給する寮の1室。日当たりが良いようで、部屋には朝日が差し込んでいた。
ワシボン【マスター、チラーミィ、おはようございます。チャオたちは回復して貰ってます】トウヤ「ん、すまないな」
トウヤがベッドから立ち上がり、ワシボンの方に歩み寄ったとき。
不意に、ドアを叩く音が聞こえた、それもグーで。
「おいっ!キザ厨二やろぉ!!いるんだろ!出てきやがれ!」「こらこら、全く…」
……うん、朝から騒がしい。
他の部屋のトレーナーから苦情が来るが、「あぁ!?オレはこいつに用があんだよ!」聞く耳なし。
トウヤ「うるさい」
ドアを開けてまずグーで1発。やはり彼らはトウヤの思っていた奴らだった。
トキ「てん、めっ!!いきなり殴んなよ!」レイト「いや、悪いのトキの方だよ?」
トウヤ「レイト、連絡するよう言ったはずだが…?」
レイト「したんだけど…さすがに寝てたかな?」
知らない情報を耳にして、すかさずライブキャスターをチェックする。
午前3時。こんな時間に起きてるはずが無い。
トキ「別にいいだろんなこと!てかおい!「トウヤだ」……トウヤ!オレを旅に連れていきやがれっ!!」


トウヤ「……は?」


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