二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- イッシュにて。
- 日時: 2018/04/29 11:26
- 名前: りゅーっち (ID: dfKYMG8n)
スプラと同時並行で進めていきます。
そして、なにしろ大分前に考えてた話なので曖昧です。おかしいです。
忘れてました。
※それなりに、重たいお話になることがあります
設定をば。
[トウヤ] セッカシティ出身。この作品で旅にでる少年。元引きこもり。なのに、メチャクチャ頭がいい。チェレン、ベルと幼馴染み。ポケモンの心を読むことができる。なにか秘密持ち…?
一人称→オレ 二人称→オマエ、あんた
[ベル][チェレン]原作と同じ感じ。
[ハチク]この話の意外なキーパーソン。トウヤの過去を知る。結構若い…?(´・ω・)
設定、古いな…変更少しかけました。
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- Re: イッシュにて。 ( No.150 )
- 日時: 2017/03/11 20:56
- 名前: りゅーっち (ID: y9FxUFsG)
《Another》
コトネ「うーん……見事にタイミング逃した気がするのよねー…あんまりこっちに入れるわけじゃないんだけどなぁ…」
シッポウシティのポケモンセンターの一角。1人の少女が電話ーポケギアだろうか…イッシュでは見かけない機種だーをしている。
『仕方がないだろう、相手の都合があわないのならば、早々に帰ってこい。こっちもあまりいい状況とは言えない』
「……わかってるって。頼んでてごめんね、“シルバー”」
シルバー『…いいさ、戻ってくるまでの辛抱だ。少しくらいならまだもつさ』「……ありがと。…?」
コトネ「ごめんシル…切るわ」『!?おい!コト』
暗闇の中に、影を見つける。
コトネ「…あなた、何者?」
「……」
コトネ「答えて… ……!?」
口に血の味を覚える。短刀だろうか、鋭利なもので切れたらしい。
「…君には用はない」コトネ「関係ないわ。規則で銃刀類を持ち歩くのは禁止されているはずだけど?」
「残念、君がいる地方とは違う。この地方はOKなんだ。だから僕は…」
月の光で、顔が見えた。
「殺してでも…トウヤを手に入れる」
光に照らされる十字架。刃の先が、月の光を反射する。うっすら赤く見えるのはコトネの血痕だろう。黒いコートの下には、画材らしきものも見えた。
コトネ「…おぞましいものね」
胸元のポケットから手帳を取り出す。
コトネ「あなたを泳がせては危険ね…悪いけど、付いてきてもらえる?あたし、警察なの」「……」
黒コートの男が、にやりと笑う。
「そんなもの……断るに、決まっているだろう?」コトネ「っ…!」
今度は手の甲に痛みが来た。見るとやはり、切られている。
「はは…はははははは!!!!トウヤには劣るが、あんたもなかなかだな!!!」コトネ「あーあ…おぞましいったらありゃしない」
コトネ「デンリュウ」
ボールを放り投げる。中から出てきたのは、イッシュではやはり見かけないポケモンだった。
コトネ「かみなりパンチ」
- Re: イッシュにて。 ( No.151 )
- 日時: 2017/03/13 23:07
- 名前: りゅーっち (ID: Iohw8dVU)
トキ「……ぃ、おい、起きろって!トウヤ!!」トウヤ「…?」
頭痛がする中、目を覚ます。視界がまだくらむ中目を開けると、トキが顔を真っ青にしてトウヤをゆすっていた。起きたことを確認したトキに手を引かれ部屋をでる。
トウヤ「…!これは……」
トキ「血痕…にしか見えねぇよな?どういう事かわかるか?」
白い床に異常なまでに目立つ血の赤。面積はあまり広くはないが、ところどころに点々とあるのは少し不気味だ。
トウヤ「わからない…一体、どうして…」
トキ「オレだってわかんねーよ、でも…ほれ、時計 」
トキがトウヤに時計を手渡す。時計を見ると、現在9時半。予定の時間よりまだ30分はやい。
トウヤ「…時間…か」トキ「そーゆうと思った」
トキがそう呟くと同時に、後ろの扉が開き、イルミアとレイトが顔を出す。
イルミア「ふわぁぁ…トウヤくんに、トキくん…?」レイト「2人とも……何かあったの?」
イルミアが目を擦りながら、レイトが心配そうな顔で二人を見る。
その二人の目線を気にしながら、トウヤとトキが顔を見合わせる。そして頷きあった後。
トキ「いや…なんでもねーよ」
トウヤ「あぁ、そろそろ時間だし。行こうか」
- Re: イッシュにて。 ( No.152 )
- 日時: 2017/03/15 23:49
- 名前: りゅーっち (ID: Iohw8dVU)
少し時間を変えて部屋をでる。廊下には何事も無かったかのように白い床が広がっていた。
トウヤ「……」トキ「トウヤ」
トキがぼそぼそと小声で話しかける。
トキ「あれ…なんであったんだろうな……」
トウヤ「さぁ…俺にもよくわからない」
ふと、頬に痛みを感じた。
その部分を手で触ってみると、先ほどの床の汚れと同じ、赤い液体が手のひらにつく。
トウヤ「……!」と「っ…!んだよ…十字架?」
「あれ、首元狙ったはずだけど……手元がくるったのかな?」
トウヤの顔が青ざめる。
トウヤ「……その、声は…!」
ニクル「やぁ……久しぶり、トウヤ“君”」
ニタァと笑う。その笑顔が不気味だった。
しかも、彼の顔には血が(返り血なのだろうか…)ついていた。それが一層彼の狂気をひきたてる。
トキ「おい…その血、なんだよ…」ニクル「…あぁ、これ?」
ニクル「僕に刃向かってきた警察官…だったかな。確か、コトネって言ってたな」
先ほどのトウヤと同じく、トキとレイトの顔も真っ青に染まる。
レイト「…そんな……」トキ「……」
レイトが、イルミアを庇うように身を乗り出す。
ニクル「僕はトウヤの、真紅に染まっているであろう心臓を見たいんだ…他の人ではダメ、君じゃないと……!」
またニクルが不気味に嗤う。服のポケットから新たな十字架を出すと、真っ直ぐトウヤに向ける。トウヤは…動かない。動けないというのが妥当だろうか。
と、そのとき。
ニクルの腕が、動きが、一瞬にしてとまり、目は大きく見開かれた。
「……だーかーら、させないって言っているでしょ、ちゃんと人の話聞きなさいよ」
- Re: イッシュにて。 ( No.153 )
- 日時: 2017/03/18 23:33
- 名前: りゅーっち (ID: UxbhFITm)
声が聞こえた直後、ニクルが羽交い締めにされていた。
「あれだけであたしがやられるとでも?死ぬとでも?ばっかじゃないの?」
話しているのは女の子。なのに小さな体で頭一つ分ほど大きいニクルの動きをとめている。
しかも、余裕で。
息一つ乱さず、ニクルを縛り続けている。
「ただ…女の子の顔に傷を付けたことは反省なさい」
ニクルが抵抗をやめる。どうやら気絶してしまったようだ。
トウヤ「…」トキ「あんた……」
レイト「コトネ、さん……?」
その少女は、一息つくと満面の笑みで振り返ってきた。
コトネ「そう!2人は久しぶり、君は…!やっと会えたね!あ、あなたははじめましてね!」トウヤ・イルミア「……?」
イルミアが呆然とするなか、レイトがトウヤに耳打ちする。
レイト「…前に言ってた、君が寝込んでる時にきたお客さん。博士さんに聞いたら、名前教えてくれて」
トキ「てか、大丈夫なのかよ!?」コトネ「あぁ、これ?」
コトネが指で頬の傷をなぞる。それからまた先ほどの笑みにもどり、トキをみる。
コトネ「ほら、この通り!大丈夫よ!!こんなの日常茶飯事だからっ!」トキ「いやあっちゃいけないだろ!?」
二人がぎゃんぎゃん言い出す。顔を顰めたトウヤが止めようとした時、コトネのポケギアが鳴り出した。
コトネ「ごめん、ちょっと…ぁ、シル?さっきはごめんねー、急に切っちゃってー…君たち」
コトネがポケギアを耳に当てながら言う。
コトネ「先、進んでて?…また、話を伺わせてもらうわ。……あぁ、ごめんなさい?ちょっと話してただけ。…うん、合流出来たよ。でも、1回戻るわ……それじゃ」
ポケギアを閉じて、自身のバッグに引っ掛ける。
コトネ「じゃあ、旅、頑張ってね。…あぁ、この地方ではこう言うんだっけ?」
コトネ「ベストウィッシュ…良い旅を」
- Re: イッシュにて。ちょい短め ( No.154 )
- 日時: 2017/03/21 23:32
- 名前: りゅーっち (ID: Iohw8dVU)
4人がさってしまった後。コトネはぽつんと1人立っていた。
コトネ「ーーとは言ったものの……操られているというのなら話は別ね。あの…プラズマ団だっけ……厄介みたいね。これは用心しないとあっちにも被害が出かねないわ…」
考える仕草をする。足元から黄色いポケモンが見上げていた。
コトネ「……ぁあ、ごめんね、ピチュー。そろそろ帰らないとね」
ピチューと呼ばれたポケモンが元気に鳴く。そしてコトネの肩にぴょこんとのった。
コトネ「…さ、帰るとしましょうかね……」
トキ「何だったんだろーなー……てかなんでトウヤを狙ってたんだ?」
トウヤ「俺にも分からないさ…理不尽極まりない…」レイト「確かに……」
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