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メカクシ団の日常【カゲプロ】《リクエストください!!》
日時: 2018/01/27 19:47
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

ここは、パロディとネタを詰め合わせた、面白い短編集にするつもりです!
キャラは、メカクシ団とは書いていますができれば全キャラ出すつもりです。

あ、あとリクエストやコメントはいつでもお待ちしております!
気軽にお声掛けください!




《リクエスト》
シンタローとアヤノの恋愛【完結】
マリーちゃんが主人公のお話【完結】
メカクシ団の温泉旅行(ライバル団>>172も登場)【制作中】
キドの妹(木戸 琴美)が、ライバル団のNo.3とデート。
メカクシ団ボルカノ団>>172ドリマーズ団>>212で王様ゲーム

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Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.62 )
日時: 2017/05/02 20:54
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

どうしようどうしようと焦る俺の背後から、聞き覚えのある声が聞こえた。
それは、眠そうにあくびをすると、のんびりな口調で言った。

「お兄ちゃん…、早くどけて……よ…ね」

それはモモだった。
モモは、こちらをじーっと凝視している。カッと目を見開き、一心にこちらを見る姿は、正直ホラーだった。
モモは片手を頬の近くに持ってくると、頬を摘み引っ張ってぐりっと捻った。
案の定痛い痛い!!と喚くと、涙目で頬を摘むのをやめた。
赤くなった頬を、さすりながらモモはボソッと言った。

「ゆ、夢じゃない…また猫耳生えてる…」
「…俺が言いたいよ…」

モモは未だに信じられないと、目を泳がせていた。


【ーしばらくしてー】


「寝てたら生えてたの!?」
「ああ、しかみょ(しかも)言葉みゃで(言葉まで)おかしくてさ」
「へ、へぇ〜…」

モモは引きつった顔で笑いながら、目を逸らした。
お前…今ドン引いたな。ま、わかる気もするけど…

モモは俺から一定の距離を保ちつつ、不思議そうに首を傾げた。

「変だね?前は、うさ耳だったでしょ?で、猫耳は団長さんだったよね…」

確かに、言われてみるとそうだ。
前回は、うさ耳が生えてきた。(3,猫耳が生える病!? より)だけど、今回は猫耳だ。
前みたいに、性格…って訳ではなさそうだな…

モモはうーんと唸った。

「しかも、私にも影響ないし…なんだろうね?」

確かに、前は感染症みたいに広がっていた。
なのに、今回は影響ないどころか、特にこれといった変化もない…。

またもやモモは首を捻った。

「その代わり…って感じで、症状も悪化してるし…」

確かに、何気に猫に近くなっているからな…
爪は異常なほど伸びたし、ヒゲは生えるし、尻尾も生えるし、言葉もにゃとかみゃとかだし。
なんなんだよ!

はあ〜…と大きな溜息をついた。
モモは暫く、首を捻っていたがすぐにポンっと手を叩いた。
なんだ…?

「お兄ちゃん!いい案がある!!」
「え!?にゃ、ニャンだ!!(な、なんだ!!)」

モモはビシッと俺に向かって指を指すと、自信満々に言った。

「困った時のメカクシ団だよ!!」

そうやってドヤ顔でいう妹を、俺は呆れた目で見ていた。

* * *

Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.63 )
日時: 2017/05/03 07:21
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

「馬鹿か!おみゃえは(お前は)!!どうやって、行けっていうんだよ!」
「フード被ればいいじゃん。持ってるでしょ?黒いフードのやつ」
「でみょ(でも)、尻尾とかつみぇ(爪)とかは?」
「尻尾は上向きにするようにして、フード付きシャツの上から、ジャージ着ればいい!爪は、袖口に隠せばいいよ!」
「でみょ(でも)、ヒゲが…」
「そんなものマスクで隠れる!!ほら、準備して!行くよ!」

なんでかモモは、イライラしたように立ち上がると、自分も用意してくると部屋を出て行った。
こんな時にモモの言う通りにしないと、タイキックを喰らわせられる。
流石にそれはごめんだから、言われた通りの装備にする。

着替え終わり、部屋から出ようとするとモモが扉を開けた。
俺は、少しモモに近づこうとした足を止めた。

「?…おにいちゃん行くよ!」
「はい…」

だって、空いた着から見える、こいつのシャツには「かわいい」って書いてあるし、フードの胸の部分には「兄命」って書いてるんだよ!!
流石の俺でも、本当だったら引くぞ!
なんかもう、狙ってんのか本心なのか…モモが怖いよ〜!!

モモに引きずられるようにして、俺はメカクシ団アジトへと連れられた。
「107」のドアの前で、俺はピタリと動きを止め、モモに言った。

「おにぇがいだから(お願いだから)、風邪って言ってくれ」
「え、ヤダ」

そう一刀両断に言うと、ガチャリとドアを開け、嫌がる俺を無理やり中に入れた。
其処には、楽しそうに会話するキドとセトとカノとマリー。
しかし、カノがまたマリーをからかっているらしく、マリーの表情が険しい。

キドがこちらに気づき、驚いた目でこちらを見た。

「よう、如月に…シンタロー…?」

俺は、キドの発言にこくりとうなずいた。
他のみんなの目も向けられ、みんな驚いた表情になった。
しかし、カノだけはぶふぉ!と吹き出した。

「なにそれwなんかあったのシンタロー君ww」

俺はその発言にこくこくと頷く。
モモは、言わないのが焦れったいらしく、貧乏ゆすりをしている。俺がずっと、首を振ったり、うなずいたりの繰り返しで、痺れが来たのか、モモがバッ!とフードを脱がした。

「お兄ちゃんは、猫になったんです!!」

そう言うと、みんなの目が驚きで見開かれた。

* * *

Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.64 )
日時: 2017/05/03 23:28
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

「え、え…し、シンタロー…ねねねねね猫…っに!」

キド、戸惑いすぎだ。

「シンタローさん…ご愁傷様っす…」

セト、俺は死んでない、生きてるぞ。

「ぷぷっwシンタロー君wwなwにwそwれwあははははははwww」

カノ、笑いすぎだ。

「シンタロー…、魚…食べたいよね?…ゴメン、ないの…ごめんなさいっ!」

マリー、別に魚はいらないぞ。

バレタとしても、何にも言わない俺にモモはまた、代わりに語り出した。

「今回は、ちょっと違うんです!これ見てください!」

モモはマスクを取った。

「ヒゲも生えてきたり。他にも…」

次は袖を引っ張って、手を見せた。

「爪が伸びたり。他にも…」

次はジャージを脱がせ、後ろを向かせた。

「尻尾も生えたり、言葉がおかしかったり…もうすぐしたら、猫になりますよ!!」

その発言に、さすがみんなも深刻に思ったんだろう。
カノも笑うのをやめ、顎に手を当て首を捻っている。

そんな中、マリーがおずおずと言ってきた。

「そういえば、感染症…とかじゃないの?前みたいに…」

俺は、その言葉に首を振った。
もしも、感染症だったら、モモはもうとっくに猫人間になっていたはずだ。
でも、現状だと、なっていない。

つまりは、感染症のリスクは低いことになる。

次にカノがまた、ニヤニヤとした表情で言ってきた。

「ちなみにさ、言葉ってどんな感じなの?」
面白そうに言ってくるのは、かなり苛立ったが、そこは飲み込んだ。
そして、とくに「ニャ」とか「ミャ」になる、な行とま行を言った。

「にゃ、にぃ、にゅ、にぇ、にょ、みゃ、みぃ、みゅ、みぇ、みょ…こんにゃ(こんな)感じだよ」

その言葉に、カノはまた吹き出した。
そして、うるさいとキドに殴られ、いたそうに腹を押さえた。
はっwざまぁ…ww

すると、心配そうにセトが寄ってきた。

「大丈夫すか…?体に異常は…ないっすか?」
「ああ特にぃ、にゃいぞ(ないぞ)。ありがとう」

そうっすかとセトは、少しだけ心配そうに笑った。
しかしまたこの喋り方に、カノが笑い出し、次はキドにキックで男の大事なとこ…察してください。そこを潰された。
カノはその場所を押さえ、本当に痛そうに呻き声を上げると、その場にうずくまった。自業自得だよ…

キドは困ったように息を吐いた。

「とにかく、解決策を探すぞ…」

キドは、ホワイトボードへ近寄って行った。

「名づけて、《シンタローの猫耳を無くそう作戦!》だ」

黒いマーカーで、大きく書いた。そのあとに、ホワイトボードをバンッと叩き、一気に言葉を緊迫とさせた。

* * *

Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.65 )
日時: 2017/05/05 08:42
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

「ま、いろいろ試してみるか。なんか案があるやつ」
「はい」
「よし、ヒビヤ!……来てたのか」

キドの言う通り、その後ろにはコノハとヒビヤがいた。
どうやらまだ来たばっかりらしく、後ろのドアが開いている。

ヒビヤは特に変な行動も取らず、冷静な口調で言った。

「除去手術」
「金がかかる、却下だ」

除去手術が、最初に出てきたのもそうだけど、何故に金がかかるからと言って却下したキド!?
キドはため息をつくと、ホワイトボードに「予算ゼロ円でできるもの」と書き加えた。その後しばらく考えたあと、「最終手段 除去手術」と書いて、丸で囲った。
あ…、何もなかったら俺痴態晒しに、病院行くのか…
でも、変な研究機関に連れてかれたらいやだな〜…俺、もう人間として生きてけなくなる…

すると、コノハが俺に近寄って行き、頭を撫でた。
何だか心地よくて、コノハに擦り寄って行った。

「シンタロー、気持ち良い?」
「うん…みょの凄く(物凄く)…はっ!」

俺はバッとみんなの方を振り返った。あの天然コンビ(セトとマリー)以外、引きつった顔でこっちを見ている…
しかし、ヒビヤだけは興味深そうに近寄って行った。

「へー…、なんか猫に動きそっくりだね…ふーん…」

ジロジロと上から下まで、見てくる。
な…なんか、恥ずかしい…

次はあの天然コンビも近寄ってきた。

「私もシンタロー触る〜!」
「俺も良いっすかね?」

そう言って頭を大きな手と、それより小さな手で撫でられた。
よく分からないけど、何だか気持ち良いんだよな…
なんか、ふわふわしてほんわかしてて…なんか夢見心地に…

いつの間にか俺は天然コンビに近寄って行って、擦り寄っていた。
それにビクッと体が動いたが、嬉しそうに笑うと、お腹とか背中も撫で出した。
ああ…きもちいいな…

すると、その場を正すような咳払いが聞こえた。

「お取込み中、申し訳ないが…案を考えてくれないか?」

キドの呆れたような声が聞こえた。

「あ…はい」

俺は顔を赤くして、答えた。
そして、まだ足りない顔つきをしている、天然トリオ(セトとマリーとコノハ)から離れ、その場に座った。

キドは満足そうに頷くと、また話に戻った。

「じゃ、案があるやつ」
「はいはーい!!」
「お。誰だ?」

高々と手を挙げたのは…

Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.66 )
日時: 2017/05/05 09:24
名前: ミルキー (ID: gKP4noKB)

シンタローとアヤノの恋愛か、日常がみたいです!


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