二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- メカクシ団の日常【カゲプロ】《リクエストください!!》
- 日時: 2018/01/27 19:47
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
ここは、パロディとネタを詰め合わせた、面白い短編集にするつもりです!
キャラは、メカクシ団とは書いていますができれば全キャラ出すつもりです。
あ、あとリクエストやコメントはいつでもお待ちしております!
気軽にお声掛けください!
《リクエスト》
シンタローとアヤノの恋愛【完結】
マリーちゃんが主人公のお話【完結】
メカクシ団の温泉旅行(ライバル団>>172も登場)【制作中】
キドの妹(木戸 琴美)が、ライバル団のNo.3とデート。
メカクシ団ボルカノ団>>172ドリマーズ団>>212で王様ゲーム
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- Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.17 )
- 日時: 2017/03/30 19:31
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
「わ!?シンタローさん…すか?」
「シンタロー、どうしたの!?」
2人は思ったような反応をした。
大袈裟に驚き、焦ったように近寄ってきた。
2人とも心配そうな目で見ている…
え?何も思わねぇの?
「シンタローさん、頭どうにかしちゃったんすか?うさ耳なんかつけて…」
「そうだよ!シンタロー!らしくないよ!」
「はぁ!?」
「『ぶふぉっ!』」
セトとマリーは心配そうに見つめ、キドとエネは吹き出してしまった。
どうやら2人は、俺の精神がどうかしちまって、それでうさ耳なんかつけてるんだと思っているんだと思う。
まあ、無理もないけど…
なんか、怒りと恥ずかしさで…俺いっぱいいっぱいなんだけど…
とりあえず、ばれたからには2人に話さなきゃ。
俺はこの耳が、作り物じゃないこと。そして、俺だけじゃなくエネやキドも同じ症状が出ていること。もしかしたら、感染症の一種なのかもしれないこと。決して、精神がどうかしたわけじゃないこと!ここが1番のポイントだ。
セトとマリーはなるほどと、納得してないような顔つきで頷いた。
いや、納得してないだろ…
マリーは不思議そうに俺を見つめている。
「変だね。シンタローもエネちゃんもキドも違うお耳が生えてるよね。もしかして、なんか意味があるのかな?」
そういえば、そうだな。
俺も気にかかってたけど、キドは猫。俺はうさぎ。エネはとらと、種類がバラバラだ。きっと何かしらあるけど、わからないな…
「性格…」
「え?セト、何て言ったか?」
「性格じゃないすかね?それとあった動物の耳が生えているとか…」
「なるほどな…」
すると、セトの頭がもっこりとし始めた。
ん…?
セト自身は何も気づいていないらしく、顎に手を当て何かを考えている。
俺はそのセトの頭をじーっと見てみた。
すると、ぴょこんっ!と飛び出したのは、多分犬の耳。
そして、マリーの方にも目を向けてみると、マリーには小さな耳とツノまでもがある。これは、羊だ…。
「マリー、セト。お前らも生えてるぞ」
「ええっ!?」
「うそぉっ!?」
2人は焦って手を頭にやり、その耳に手が触れると力なく崩れた。
そんなにショックか…?
「「みんなのまえにでれないよぉ(っす)」」
と半泣きしている。
いや…、なわけないだろ…
とりあえず、セトの言っていた性格が鍵になりそうだな。
俺はスマホを取り出した。
「エネ、調べるぞ!」
『了解しましたー!』
これから、どんな結果が待ち受けているのか…
俺たちはまだ知りもしなかった。
* * *
- Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.18 )
- 日時: 2017/03/31 20:10
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
「じゃあ、キドからな。猫の…性格っと。お、出た出た」
セトとマリーとキドが俺の方に寄ってきて、どれどれと手元を覗いてきた。
俺は、1番上のサイトを押し、スクロールさせた。
そこには猫の生態、食べ物などが細かく書かれていた。
中盤あたりに来ると、性格のことについて書いてあった。
「へぇ、猫の性格は気まぐれで、綺麗好き、好奇心旺盛で警戒心が強い…か」
『まさに団長さんにぴったりですね!』
「そうか…?」
エネは猫耳の理由に、納得したようにうんうんと頷いた。
でもキドは、怪訝そうな顔つきで首を傾げた。
まあ、これも俺も頷けるな。キドの性格にそっくりだ。
マリーはすご〜い!とキドを見た。
「キドあってるよ!キドって、気分は日によって違うし、部屋は毎日片付けるし、全てにチャレンジ精神が強いし、仲間じゃない人にはカノの後ろとかに隠れているじゃん!」
「…そ、そうだな…うん」
キドは苦い顔で頷いた。やっぱり、知られたくないよな…
マリーは「?」と不思議そうに見つめている。マリーには悪気がないから、ほんと辛いよな…
「次、俺っす!俺!」
「分かったよ…、えーと、犬の…性格っと」
セトが、興奮して嬉しそうなので、セトのリクエストに応えてやった。
てきとうに、上のサイトを押した。
猫の時と同様、生態や食べ物などが載っていて、こっちは終盤あたりで、性格のことについて書いてあった。
「えーと、犬はパートナー意識が高く、従順で親しみやすい。そして、飼い主に深い愛情を注ぐのか…。まさにセトだな」
「えへへ、ありがとうっす!」
セトは嬉しそうに笑っているけど、俺はいい意味と悪い意味を含めてのセトだなって言ったんだけどな…
ま、知らぬが仏だ。
マリーも「ほんとにセトだー!すご〜い!」と喜んでいる。
セトは「マリーもきっといいものっすよー!」と、抱え上げ高い高いしている。
マリーは、嬉しいと恥ずかしさが混じったような表情で、笑っている。
リア充爆ぜろ…イケメン爆ぜろ…
そんな俺とは裏腹に、キドとエネは和んだ顔で見ている。
早く次に移ろう…
「じゃ、次はマリーをs(((「ぎゃああぁぁぁぁぁああぁあああぁぁぁっ!!!!!!!!!!!」…モモ?」
女の子にしては品のない、悲鳴をあげたな。流石モモ。悪い意味で。
ダダダダダダダッ!と大きな音がして、モモがこっちに近づいてきた。
モモは俺らの前に来ると、頭を指差しながらきた。
「私の頭に、ウサギの耳が…っ!!…って、セトさんも団長さんもマリーちゃんもお兄ちゃんもエネちゃんも!?じゃあ、もしかして…!!」
モモはパッと後ろを振り返った。
後ろには確かカノがいたな。
「カノさんもだ…!!」
チラリと見えたカノの頭には、狐の耳が生えていた。
カノもか…
これじゃあ、ヒビヤとコノハまで影響するかもな…
俺はゴクリと唾を飲み込んだ。
* * *
- Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.19 )
- 日時: 2017/04/01 07:11
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
「とりあえず、モモ。ヒビヤとコノハには生えていないのか?」
「ん?生えてるよ。ヒビヤくんは気絶して、コノハさんは面白そうに触っているよ?」
「……」
どうやら、メカクシ団全員に獣の耳が生えてしまっているらしい。
しかも、この耳があるからといって、元々の耳が無くなったわけではない。実際これは、生えているだけなので、なんの意味もなしてないのだ。
エネにさえ生えてしまうから、どんな病気なのか全く。
まずはみんなで、最初の集まっていた所に戻ることにした。
ここは元から狭いし、あんまり人数がいるとぎゅうぎゅうになってしまう。
とりあえず、そこから出てカノを起こして、集まった場所へ行った。
カノは他のみんなも生えているのを見て、腹を抱えて笑っていたが、自分にもあると気付くと焦り始めた。
何これ、面白い。
集まっていた場所へ来た。
確かにコノハは面白そうに笑って、なんだろうな?クマかな?その耳を触っている。
それに対して、ヒビヤは隣で力なく横たわっている。
モモが揺さ振ったり、声をかけたりしてなんとかヒビヤも起きた。
「これは、メカクシ団きっての大事件だぞ」
さっきまで馬鹿にしていたカノも、今では真剣な顔つきになっている。
「そして、先ほどセトがこの耳の生える理由について、その動物の性格が関係するのではと提案してくれた。今はまだ途中の段階なんだ」
「ちなみに、誰と誰を調べましたか?団長さん」
『団長さんとつなぎさんを調べましたよ。…調査結果聞きますか?』
エネがそう言うと、殆どのみんながうんと大きく縦に頷いた。
カノなんか面白そうに結果が言われるのを待っている。セトは少し照れているけど、キドは苦い顔をしてカノを睨みつけている。
エネは得意げになって画面の中で、えっへんと胸を張った。
「しょーがないですね。じゃあ、ご主人あとお願いします!』
「なんでだよ!?」
『私、忘れちゃいました…。記憶力のいいご主人は覚えてますよね?』
「分かったよ…」
エネに変わり俺が言うことになってしまった。
「キドの耳に生えているのは猫。猫は気まぐれで綺麗好き。そして、好奇心旺盛で警戒心が強いのが特徴なんだって」
俺がそう言うと、みんながうんうんと納得したように頷いた。
カノだけは、吹き出していたけどな。ま、キドにアッパーくらって今、痛そうに腹抑えているよ。
「セトの耳に生えているのは犬。犬はパートナー意識が高く、従順で親しみやすい。そして、飼い主に深い愛情を注ぐんだ」
そう言うと、みんなうんうんと頷いた。
やっぱり性格っていうのは鍵かもな。
「次は私とお兄ちゃんでいこうよ!」
「えー…」
「いいじゃん早く!」
「分かったよ…」
俺と、モモは物の見事にウサギの耳が生えている。
2人とも、同じのが生えているのは俺とモモだけ。まぁ、多分兄妹だからなんだろうけど。
俺は、インターネットを開き、「うさぎ 性格」で調べてみた
* * *
- Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.20 )
- 日時: 2017/04/01 09:14
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
「お、でた。えーと?うさぎの性格は…臆病者で賢く好奇心旺盛で、縄張り意識が強いです。また、飼い主には物凄く甘えん坊になります…何これ」
『ぶっはぁっ!!』
俺がうさぎの性格について、そのまま書いてあることを読み上げると、エネは堪らず吹き出した。
それはエネだけでなく、ほぼほぼ全員が笑うのを堪えている。
ただ、俺とモモは首を傾げた。
「なんか…、お兄ちゃんと私を混ぜたものみたいだね…」
「そうだな…」
俺に合わない性格はモモだし、モモに合わない性格は俺だ。しかも、2人とも共通する性格もある。
「臆病者は…、お兄ちゃんかな?コミュ症だし」
「いや、お前もだろ。カメラ向けられると、いつもテンパるじゃん」
「そっか…」
モモは、納得したように頷いた。
「で、賢いのは…お兄ちゃんだね」
「…そうかもな」
自慢ではないが、俺はIQ168だ。
「好奇心旺盛なのは…、私?」
「そうだな。小さい頃よく迷子になってたし…」
「そうなんだ…」
モモは目につくものは、すぐに見にいく悪い癖がある。
「甘えん坊も…私かな?」
「明らかにお前だろ。お母さんに甘えまくりじゃないか」
「そんなことないもん!!」
モモは今だに親のすねかじりだ。ま、俺ほどじゃないけどな…
「縄張り意識が強いのは…私もお兄ちゃんもでしょ?」
「ああ、俺は自分のテリトリーに入られるのは断固拒否だ」
「私もそうかも…」
特にあのウィルスには困る。
と、ここまで俺とモモとで自己分析をし、結果あっていることが分かった。
この間、誰も話しかけようともしなかったから、しーんと静まり返り、俺とモモの声だけが聞こえていた。
「ねぇ、なんでこんな耳が生えるのさ。意味わかんないんだけど…」
耳が生えてかなりショックなのか、キレ気味のヒビヤ。
少し怖いと思ってしまった、自分のスキルの弱さにちょっとへこんでしまった。
「まあまあ、ヒビヤ君だけじゃないし、僕らも生えてるんだよ〜?」
カノは笑顔でヒビヤに話しかけ、自分にも生えている耳を指差した。
それで、少しは落ちていたのか、ヒビヤは目を伏せた。
ちょっとキレてるし、早めに済ませようかな…
「じゃ、次ヒビヤな」
『このガキンチョはなんの動物ですか?ご主人』
「多分狼だ。えーと、狼…性格っと」
文字を打ち、検索の文字を押した。
すると、ズラーッと並んだサイト。俺はてきとうに1番上を押した。
* * *
- Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.21 )
- 日時: 2017/04/02 16:00
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
「狼の性格は…縄張り意識が強く、グループ内でいざこざが起こると、孤立してしまうことが多々ある。まだ、飽きっぽい性格なので、たまに獲物を追いかけるのをやめてしまうことがある…。ってさ」
正直読み上げてみて、微妙な感じだ…
ヒビヤはあんまり俺らと話さないから、しっくりくるようなこないようななんだか、そんな感じなのである。
だから、誰もがうんと言える状況ではなく、みんなうーん?という感じに、首を傾げていた。
「まんま僕じゃん。間違ってないよ」
え…?!
みんなびっくりしてヒビヤを見た。
え?!そうなの?!
みんな驚愕の事実を目の当たりにしたような表情をしている。いや、実際驚愕の事実だったけど!
でも、本人が認めるなんてなんとも珍しい。
しかも、ヒビヤだしな。
とりあえず1度聞いてみよう。
「お前は、縄張り意識が強いのか?」
「うん。僕の秘密は誰も知らないし」
「じゃ、孤立しやすいのか?」
「うん。田舎からきた田舎もんだからさ、都会では結構孤立しちゃうよ」
「あ、じゃ、飽きっぽいのは?」
「そうだって言ってるでしょ?だから、少し短気なんだよ」
苛立たせてしまったのか、ヒビヤはムスッとした顔つきになった。
ちょっと恐ろしさを感じてしまった俺は、ここでいうのをやめることにした。
ほんと、メンタルの強さが小学生以下ってどうよ…めっちゃ悲しい…
『ほら!ご主人!次は、マリーさんをしてください!』
「分かったよ…」
『ちなみに動物は?』
「羊だよ。調べるからちょっと黙ってろ」
『はぁーい』
俺は「羊 性格」と急いで打った。
そして、適当なサイトを開いた。
だんだんと情報が少なくなってきていて、しかも細かく書いてあるものは難しい表現が沢山ある。
それが丁度俺が開いているものだった。
とりあえず頭の中で、自己変換して、分かりやすいものにした。
そして、頭の中でしっかりと整理させて、何回もリピートしてから話し始めた。
* * *
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