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メカクシ団の日常【カゲプロ】《リクエストください!!》
日時: 2018/01/27 19:47
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

ここは、パロディとネタを詰め合わせた、面白い短編集にするつもりです!
キャラは、メカクシ団とは書いていますができれば全キャラ出すつもりです。

あ、あとリクエストやコメントはいつでもお待ちしております!
気軽にお声掛けください!




《リクエスト》
シンタローとアヤノの恋愛【完結】
マリーちゃんが主人公のお話【完結】
メカクシ団の温泉旅行(ライバル団>>172も登場)【制作中】
キドの妹(木戸 琴美)が、ライバル団のNo.3とデート。
メカクシ団ボルカノ団>>172ドリマーズ団>>212で王様ゲーム

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Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.42 )
日時: 2017/04/22 06:50
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

5,喧嘩するほど仲が良い

今は、夏の香りが少しする初夏の昼下がり。
昼休みの教室には、不似合いなピコピコというゲーム音が響いていた。

そのゲームはシューティングゲームで、プレイしているのは貴音先輩だ。
見事なコントロール能力で、敵を1つ1つ完璧に消していく。その姿は、凄腕ゲーマーであるとともに、「閃光の舞姫エネ」という名がぴったりと合う。

今は、別のゲーマーさんとネットでローカル対戦を行っている。
大丈夫かな?と、心配になったけど貴音先輩は、1つも表情を変えず、もはや余裕の笑みすら浮かべていた。
そして、画面には「WIN」という、文字が躍った。
私はパチパチと手を叩き、貴音先輩の勝利を祝福した。

「は〜…、こんなのじゃ全然あいつに勝てない〜!!よっしゃ!もう一回!!」

そう言うと、また「始める」のボタンを押して、プレイし始めた。

すると…、その貴音先輩の背後から、そろりとシンタローが近づいた。
何してるんだろう…?邪魔しないかな…?

「わあっ!」
「きゃあ!」

貴音先輩は、甲高い悲鳴をあげて後ろを振り返った。
そこには、ニヤついたシンタローが貴音先輩を見ているだろう。
貴音先輩は、しばらく睨んでいたが、はっ!という顔つきになってすぐにゲームを再開した。

大丈夫かな?
と思っていたけど、すぐに「WIN」という文字が躍った。
ふぅ…と貴音先輩は息吐くと、シンタローの方をギッと睨みつけた。

「あんたねぇ!私があんたに勝つための自主練を邪魔するなんて卑怯よ!!」
「でも、榎本でも簡単に勝利するんだから、それは自主練とは言わないのでは?」
「あーもう!じゃ、どうすれば良いのよ!」
「俺のやり方を見て、そのしかたをよく見て、盗めば良いんだよ」
「なるほど…、じゃ、やってくれる?」
「いや。めんどくさいから良い」
「なんですって!?」

そう言うと、また2人の口喧嘩が始まった。
ふっかけたのはシンタローでしょう…?

私と遥先輩は顔を見合わせた。

「ほんと、貴音とシンタローくん仲が良いのか、悪いのか…」
「私も、そう思います…」

最初は仲よさげだったのに、なんで喧嘩に発展するのかな…?
どうにかならないかな…、あっ!そうだ!

「遥先輩!遥先輩!」
「ん、なあに?アヤノちゃん」

私が、考えた策を遥先輩にこっそりと話した。
その話を聞いていると、遥先輩はぱあっと顔を明るくした。

「いいねそれ!僕もやってみたい!」
「ですよね!じゃ、準備しましょ!」

私と遥先輩は、その策を実行するべく、2人を置いて教室から出た。


* * *

Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.43 )
日時: 2017/04/23 20:05
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

「全く…、あんたがいるとろくなことがないわ…」
「それはこっちの台詞だよ、榎本」
「もう、答える気もないわ…。ていうか、遥と文乃ちゃんは?」
「知るかよ」

しばらくすると、2人が出てきた。
喧嘩が収まった直後なのか、並んで歩いている割には、かなりの距離を保ってから、ぶつくさとぶっきらぼうに話している。
ほんと、こう見ると仲悪そうなんだよね。

遥先輩と私は、少し隅に隠れて様子を伺っていた。
以外と長くしてくれたおかげで、準備は万端だ。
あとは…、ちゃんと実行してくれるかどうかだな…

「姉ちゃ〜ん!これでいいの〜?」
「シー!修也!気づかれちゃうでしょ!?」
「あ、ごめん姉ちゃん」

私が考えた手立てはこうだ。
まず、つぼみと修也と幸助を呼んだ。そして、この3人にガラの悪い生徒のふりをして貰おうと思ったのだ。この子達ならやってくれそうだし。

やり方はこう!

1、私と遥先輩と貴音先輩と伸太郎の4人で帰る
2、途中でガラの悪い生徒(つぼみ、修也、幸助)が絡んでくる。
3、なんでかキレて襲いかかる。
4、私と遥先輩は人質に取られる。
5、ここで何かが起きる!

ていう感じ!!
これで、貴音先輩と伸太郎が仲良くなれると思う!!

2人ともよくわかんないけど、私とか遥先輩に何かあると、意気投合してウマが合うのに、いつもは合わないんだよね。
だから、これがあったら仲良くなれると思うんだけどな…
協力してくれた遥先輩とつぼみと修也と幸助には感謝だね!

「よーし!作戦開始〜!」
「「「「おーーー!!!!」」」」

放課後が待ち遠しいな♪

* * *

Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.44 )
日時: 2017/04/24 19:10
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

みーなさんっ!!!
朗報ですよーーーーーーーー!!!!!!!!!

…へ?
なんで『』←コレがないかって?
だって、いるのは世に名前を轟かす、我らがスーパー電脳プリティガールエネちゃんしかいないからです!!

ご主人…ですか?
死にました。死因不明です。
まさに、死ンタローですね〜。

あ!やっぱこっちのほうが面白いですか!?

それでは、現場にいるエネさんに話を聞いてみましょう。エネさーん!

はい、こちらは
二次オタコミュ症ヒキニート童貞の如月伸太郎氏(18)が昨夜未明、いつの間にか死亡してしまった自宅です。
死因は不明。他殺か自殺かも不明だそうです。
周りの人から聞いてみると、評判も悪く彼もそれを気にしていたそうです。
警察は、自殺の線で捜査を行っているということです。
現場は以上です。

どうですどうです!?
やはり、エネちゃんに掛かればこーんなもの全然平気です〜。楽勝楽勝♪

…ん?
朗報を教えろ…?

あーーーーーーーーーっっ!!!!!!!!!!!
忘れてたあああああああああーーーーーーっっっ!!!!!!!!!!!!

えっと、朗報っていうのは、このスレ主がやっとリアルタイムも落ち着き、毎日更新出来るようになったってことです!!
なので、楽しみにして欲しいとのことです!!
ていうか、これ楽しみにしている方いるんですかね?1回も声かけてもらってないですからね〜(笑)

ま、そういうことだけなのでバイバーイ♪
次からは、>>43の続きだよ〜!!そのままお待ちください!!

Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.45 )
日時: 2017/04/24 22:04
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

キーンコーンカーンコーン

「きた…!!」

最後の授業も、帰りの学活も終わり、放課後を告げるチャイムが鳴った。
つぼみと修也と幸助には、私達がいつも通る通学路の途中にいて貰った。ちゃんと、人目も少ないところだから、まず誰にも見つかる事はない。

こんな私でも、こーんな素敵なものが浮かぶんだよ!!
伸太郎後で、褒めてくれるかな?
ま、それより作戦決行だー!!

まずは、伸太郎を帰りに誘うところから!
大抵伸太郎は、勉強を教えて欲しいからというと、一緒に帰ることを許してくれる。だから、今回はこの手を使わせてもらうね!
ごめんね!伸太郎…

「ねえねえ、伸太郎」
「ん?」
「勉強を教えて欲しいから、一緒に帰ろ?」
「ああ、いいぞ。何の教科?」
「あ、あの…理科…かな?」
「聞かれてもわかんねーよ。とりあえず、理科な?」
「う、うん。それでいいよ」

な、何とか誘い出すこと成功!!
あとは、遥先輩と貴音先輩と合流するだけだ!!

にしても…苦手な理科か。少しだけ、やだなあ…

「あ、文乃ちゃん!伸太郎くん!」

しばらく、2人で歩いていると、後ろから声がかかった。
後ろを振り返ると、貴音先輩遥先輩だった。遥先輩は、こちらに向かって笑顔で手を振っている。

「奇遇だね〜、今から帰るの?」
「はい、そうです」
「いいね、僕らも一緒でいい?」
「はい!もちろん!」

勘のいい伸太郎に、悟られないようにあえて、途中でたまたまあった感じを出した。
少し2人から距離を置いて、少しずつ後ろに行くようにした。
2人から、距離が開いてから、遥先輩に耳打ちをした。

「遥先輩。くれぐれも、馴れ馴れしく接してはダメですよ?」
「分かってる、捕まったら怯えればいいんでしょ?」
「はい、そうです!ありがとうございます!」
「遥〜!文乃ちゃ〜ん!何やってんのー、そろそろ帰るよー!」

そうこうしているうちに、靴箱についたらしく、貴音先輩が呼び出してくれた。
遥先輩と、もう一度軽く口頭で確認してから、貴音先輩の元へと寄って行った。
あー、楽しみだなあ♪

* * *

Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.46 )
日時: 2017/04/25 19:52
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

「だから、塩化コバルト紙は水に反応して桃色になるんだよ!!」
「え?元から桃色なんじゃないの?」
「違えよ!!元々は青で、水っていう液体に反応するんだよ!!中学で習ったろうが!!」
「ちょっとあんた、言い過ぎよ。もうちょっと優しく言えないの?全く…」

伸太郎に教えてもらっている理科。
早々から私が分かんなくて、怒鳴られてしまっていると、貴音先輩が気遣って止めてくれた。
でも…そんなこと言ったら。
伸太郎は…

「それ、榎本には言われたくねーわ。わー、嫌だな〜」
「なんですってぇ…!?」

私の勉強は何処へやら。
2人で激しく口論を始めた。

伸太郎も伸太郎だけど、貴音先輩も貴音先輩だから何も言えないんだよね。
また、喧嘩始めちゃったよ〜…

「貴音、伸太郎君。それぐらいにしてくれる?」
「…分かりました」
「分かったわよ…」

大抵、遥先輩が間に割って入って終わりになる。
でも、その間じゅうずっとそっぽ向いてるから、決まって気まずい雰囲気が流れる。
うー…
早く、つぼみたちのところに来ないかな〜…

そんなことを考えて歩いていたら近づいていたらしく、遥先輩に肩を叩かれた。

「もうすぐだよ。文乃ちゃん」
「そうですね…」

今更だけど、なんか緊張してきた。
ま、私が緊張しても意味ないけどね。多分、1番緊張しているのは、つぼみと修也と幸助だろうな〜…。

つぼみは、隠れちゃわないかな〜…
修也は変なヘマを起こさないかな〜…
幸助は泣いちゃわないかな〜…

あー、心配事しかないな〜…
ま、上手くいくことを考えていようっと。

「ちょっといいかな〜?お兄さんお姉さんがた〜?」

そういう修也の声が目の前から聞こえた。

* * *


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