二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- メカクシ団の日常【カゲプロ】《リクエストください!!》
- 日時: 2018/01/27 19:47
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
ここは、パロディとネタを詰め合わせた、面白い短編集にするつもりです!
キャラは、メカクシ団とは書いていますができれば全キャラ出すつもりです。
あ、あとリクエストやコメントはいつでもお待ちしております!
気軽にお声掛けください!
《リクエスト》
シンタローとアヤノの恋愛【完結】
マリーちゃんが主人公のお話【完結】
メカクシ団の温泉旅行(ライバル団>>172も登場)【制作中】
キドの妹(木戸 琴美)が、ライバル団のNo.3とデート。
メカクシ団ボルカノ団>>172ドリマーズ団>>212で王様ゲーム
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- Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.32 )
- 日時: 2017/04/12 21:00
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
カ「カノです」
セ「セトっす」
シ「如月です」
エ「エネです」
シ・カ・セ・エ「「「『………………………………………』」」」
カ「えーっと…いままで…」
セ「このスレッドを…」
エ『しばらく放置して…』
シ「本当に…本当に…」
シ・カ・セ・エ「「「『すみませんでしたぁぁぁああぁぁあっっっ!!!!!!!!!!!!」」」』
シ「ちょっとした作者の事情似より、しばらく留守にしていました」
カ「毎日来るとかいう、嘘をついてごめんなさい…」
セ「カノほどではないっすけどね…」
カ「んー?セト?」
セ「じじじじ冗談っすよ!」
エ『まあまあ。ここは、悪魔で謝罪する場ですよ。ちゃんと謝りましょう』
シ「というか、これは作者本人が言うべきだろ?なんで俺らが…」
エ『ですよねー!私も思いました!なんで、私らがかわりに…ブツブツ」
シ「まぁな、どんだけメカクシ団といっても…謝罪までかよ…」
カ「ま、しょうがなくない?僕ら、おまけのメンバーでしょ?」
セ「じゃ、この謝罪すらおまけと同じって意味じゃないすか」
シ「だよな。謝罪=おまけってか…」
エ『…酷いですね』
シ・セ・カ「「「酷いし、ヤバイ」」」
エ『じゃ、ここで私らは抜けましょ?』
カ「さんせーい。行こう?シンタローくん、セト」
セ「分かったっす」
シ「おう…」
あ…。
行っちゃったよ…
ハッ!!!
…えっとぉ〜…
そのぉ〜…
カ・セ・エ・シ「「「『謝れ!!!!』」」」
はい…
本当にすみませんでしたぁぁぁああぁぁあっっっ!!!!!!!!!!!!
とりあえず、>>31の続きを急いで書いてきます!!
しばし、お待ちを…
- Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.33 )
- 日時: 2017/04/14 06:08
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
「まぁさ。俺も、全てを許せなんざ悠長なことは言わないよ」
そんなことを口先で言ってる割には、座ってるソファに悠々と体を預けて、胸を反らしてなんだか偉そうだ…
本当に思ってるのか…?
今の俺らは、向かい合っているソファに、片側をクロハ。もう片側に団員全員が集まっている。しかし、俺が真ん中なのが納得いかない。
俺が真ん中に座り、右にコノハ左にカノがいる。それ以外の団員はソファの後ろに隠れて、チラチラとこちらの方を覗いてはすぐに隠れてしまう。
怖いのは分かるけど…、俺も怖えーんだよ。
こいつのせいで俺は、何回…?何万回…?それぐらいの威力なのだ。
にしても、こいつの性格がどうであれこの態度はどうだろう?本当に反省しているのであれば、少しは態度に表すべきだと思う。
そんな素振りがないから、疑われるのも仕方がない気がする。
「ねえ。クロハくんはさ、なんでそんなことを考えたの?」
カノが体を前のめりにして、クロハに質問した。
確かに、そこは俺も気になっているところだった。
「いや…、その…な?」
手で口を隠し、少しだけ口籠った。
痛いところを突かれたのか?だったらカノナイス!
カノもそれに気付いたのか、ニィッと笑い始めた。
「え?なに?なんて言ってるか聞こえないけどー?」
カノがおどけてそう言うと、少しだけクロハがこちらを睨んできた。
でもそれは、殺意のこもったものではなく、ただただ純粋に恥ずかしいという顔だった。そんな顔も出来るのか…
クロハは、仕方なさそうに息を吐くと、分かったよ…と言った。
「実は、主を怒らせてしまってな…」
「もしかして、おばあちゃん?」
「ああ、女王の婆様だよ。薊様さ」
マリーが問いかけると、その質問にすんなり答えた。
主っていうのは、このカゲロウデイズを作った本人か?
「主は、カゲロウデイズ…終わらない世界を創り上げたんだ」
タイミング良く、クロハが言ってくれた。
やっぱりそうか…
「で、なんで怒らせちゃったの?謝った?」
コノハが、不思議と心配を混ぜたみたいな表情で、首を傾げながら聞いてきた。
クロハは照れたように頭を掻いている。
「いや…な?主の、大事な娘がいるんだよ…」
「もしかして…シオンお母さん?!」
「ああ、女王の母上だよ。で、その娘にちょっとした悪戯をしたんだ。悪気はなく、ちょっとした遊び心で…そしたら、ボロクソに怒られて、メカクシ団に入って心いきを学んで来い!それまで帰ってくるな!という始末さ…」
正直な話…
めちゃめちゃくだらねぇ!!
なにその理由!?というか、その主も主だわ!こっちに放り込んでくんな!!
みんなもそう思っているのか、苦々しい顔でクロハを見つめていた。
「お願いだ…メカクシ団に入れてくれ…」
クロハは、深々と頭を下げた。
* * *
- Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.34 )
- 日時: 2017/04/14 17:28
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
「だってよ…団長よ?」
俺は後ろを振り返って、そこにいるであろうキドに話しかけた。
キドはちょうど俺の真後ろにいて、フードを目深に被り、体を小さく縮ませて、怯えたようにカタカタと小刻みに震えていた。俺の呼びかけに、ビクッ!と反応すると、青白い顔でこちらをゆっくりと振り返った。
「すっ…好きにしろっ!!…お、れには…か、関係…ないっ!!」
そう言うとプイッと後ろを向いた。
何度か呼びかけたが、もうこっちを二度と振り返らなかった。
え〜…
ちょっと。キド、悪魔で団長だぞ?
この状況を冷静に判断して、決断をくださないと…一体誰がするんだよ…
ちなみに、俺にはそんな能力なんてない。
だからこそなのに…
俺が、わたわたとしていると、隣にいたカノがトントンと肩を叩いた。
「ねえ、多数決ってどう?」
「多数決?」
「うん。入れるかどうか、みんなに聞くの!そうしないと…ほらぁ…」
「…そうだな」
俺とカノの視線の先は、先程から下げた頭を上げないクロハ。
なんだか、あんなに逆ことのできない人物で、俺らにとっては憎むべき相手が、こうも惨めに頭を下げていたら、かわいそうにもなる。
疲労かどうか知らないけど、手がブルブルと震えている。それでも、ずっとその体制。反省してはいるようだ…
俺ははぁっ…と息を吐き出すと、みんなの顔を見回した。
「クロハが…団員になることに…反対の人…」
その時に、視界の端に映ったクロハの手がぎゅっと力強く握られた事に、俺は気づいた。
そのせいで、手をあげるのが億劫になった。
結局誰も手を上げなかった。
「次…クロハが団員になることに…賛成の人…」
おずおずとみんな手を上げた。もちろん、俺もだ。
マリーは最後まで躊躇っていたけど、あのクロハを見たからだろう。チラリと見ると、スッと手を上げた。
「…下ろしていいぞ」
クロハを見てみると、顔を上げてはいたけど表情は全く晴れていなかった。
あの時もずっと、頭を下げていたのであろう。見えてなかったのか…
でも、喜んでほしいな…
「クロハ…泣いても笑ってもこれを受け入れろよ」
「分かってる…」
クロハは悲しそうに目を伏せた。
ここまで純粋で健気なのに、あんな行動を取るなんて微塵も思えなかった。
「クロハを…新しい団員として…」
すると、謎の緊迫感が襲った。
クロハは神妙な面持ちで結果を待っている。
「迎え入れます」
「えっ…!!」
クロハの顔は一変し、ぱあっと明るくなった。キラキラとした瞳でこちらを見ている。
そんなものを見ていると、ふっと頬が緩んだ。
みんなも、クスクスと嬉しそうに微笑んでいる。
俺は、クロハに向かって手を差し出した。
「ようこそ!メカクシ団へ」
クロハは、笑顔で俺の手を取ると、ありがとう…と静かに言った。
* * *
- Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.35 )
- 日時: 2017/04/14 21:49
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
「クロハ!お皿に料理を盛り付けてくれ!」
「今行く!!」
「クロハさん!これ運ぶの手伝ってくださいっす!!」
「分かった!!」
「クロハく〜ん、そこの雑誌とって〜」
「たまには、自分でとれよ…はい」
「クロハ〜!造花作りしよ?」
「ええ、是非!」
「クロハさん!このポーズ良くないですか?」
「ああ、可愛いな」
『黒ニセさん!私をそこのpcに移してくれませんか?』
「いいぞ」
「クロハ〜、人形作んのちょっと手伝って」
「はいはい」
「クロハ…ネギマいる?」
「食う食う!」
クロハが団員となってから、しばらく経った。
今になっては、みんなの人気者だ。
クロハは、根は物凄く優しくて真面目だった。
だから、実際自分の役目と言えど殺すのはきつかったらしい。だから、1年ほど落ち込んでいた時期も、あったとか…なかったとか…
入ったばっかりの時は、みんな遠慮していたけど、クロハが積極的に来るものだから、みんな慣れてしまった。
最近では、クロハにほぼほぼ頼りっきりだ。
ーコンコン
「ん?誰か来た…?」
騒がしいアジトの中、かすかに聞こえたノック音。
みんなには聞こえなかったらしく、クロハと楽しく会話をしている。
しょうがない…
俺はため息をつくと、アジトの入り口に向かった。
「はーい?」
「クロハはおるか?」
「…はい?」
扉の目の前にいたのは、なんか…黒くて小さなもこもこ。身長は、多分ヒビヤと同じくらい。
この髪型、物凄く見覚えがある気がする…
洋服は今では来てなさそうな、着物だ。一体誰なんだろう。
「あの…、すみません。誰ですか?」
コミュ症の自分にしては、噛まずにハキハキと言えるようになったことには、今だに拍手したいぐらい嬉しい。
その人物は、首を傾げて言った。
「なんだ、聞いてないのか?…私は薊さ。これで充分か?」
え…?薊?
は…?え?!
俺の頭の中は、軽いパニックに陥った。
あのクロハをボロクソにしたやつだ…そいつがいまここに…!?
その、薊というやつはふぅ〜…と息を吐き出した。
「ま、細かいことは後だ。クロハはいるんだな?」
「あ…ちょっ!!」
俺の静止も聞かず、薊はするりとかわすとずんずんと奥に入っていった。
俺は急いでその背中を追いかけた。
薊は、みんなの場所に来るとぐるりとあたりを見回した。
団員全員の好奇と疑いの目に、全く動じる様子もなかった。
そして、クロハのもとに寄った。
「クロハ、帰るぞ」
「主…」
クロハは、驚いた顔でそいつを見つめていた。
* * *
- Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.36 )
- 日時: 2017/04/15 01:13
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
「お前は誰だ?俺たちの団員に何の用だ?」
キドがかなりの低音ボイスで言う。怒っていることは、誰の目にも明らかだった。
他の団員も、同じ気持ちなのか冷たい目で見つめている。
そんなことお構いなしの薊は、スッとクロハの手を掴み、グイッと引っ張り出した。しかし、寸でのところで、マリーに止められた。
クロハは驚いていたけど、薊は特に表情を変えなかった。
「クロハを…連れてかないで…」
「茉莉…、分かっておるだろう?私が誰なのか、お前には…」
そう言うと、マリーはキュッと口を結んだ。どうやら図星を突かれたようだ。でも、クロハを掴んだ手は、離すような動きは無い。
他のみんなも、クロハの手を掴み向こうに行かせないようにしている。
クロハは感動して、少し涙ぐんでしまった。お前、そんな表情出来るんだな…
薊は仕方なさそうに息を吐くと、目を閉じた。
「目を隠す」
目を開けるのと同時にそう言った。目が赤く輝きだした。
その瞬間、薊とクロハの姿は瞬きする前に、そこに何もなかったかのように、消え失せた。
みんなは、クロハを掴んでいた手を見つめ、残念そうにその手を見つめていた。
例え、あんなに俺らにひどいことをした奴でも…長い間同じ場で過ごして仕舞えば、愛着も湧いてくる。いつか来るとは思っていたが、少し、辛いかもな…
「おばあちゃん…連れてっちゃった…」
マリーは涙声で言った。
この声は本当に悲しそうで、クロハがいなくなった寂しさを感じ取ることができた。
その声に胸打たれ、何人か啜り泣き始めた…
俺も…視界がだんだん歪んできた…
鳴呼…らしく無いな…
そんなことを思って心のなかでは笑っても、外はボロボロと涙を溢していた。
本当に悲しかった。それは俺だけじゃ無い。みんなだ。
みんな、遠慮することなく、泣き始めた。この悲しみを全てぶちまけた。もう…もう…クロハは…
戻って…来ない…
「ただいま」
「「「「「「「「『…はい?』」」」」」」」」
悲しい雰囲気のなか、それをぶち壊したハスキーボイス。
まるで、空気を読んでくれなかった。もうちょっと余韻に浸させろやっ!!って感じだけど…その声の方向には、困ったように微笑んだ薊と、嬉しそうに笑っているクロハがそこにいた。
* * *
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