二次創作小説(新・総合)
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- ニチジョウクンポケット:天悪サクセス
- 日時: 2024/06/16 21:01
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: slzqu/cu)
※この小説シリーズは『日常系クロスオーバー小説』をメインとした物語です。というか、前スレ『クロスでカオスな日常ものがたりっ!』のリニューアルバージョンです
※クロスオーバー二次創作なので様々な作品を取り扱います。それ故原作作品のネタバレや、原作に派生した捏造設定も多く含まれる可能性があります
※更に「性格入れ替え」キャラの登場によるキャラ崩壊、純粋に手がけた結果のキャラ崩壊もございます
※主にキャラクターの関係性の捏造も含まれます。苦手な方は本当にご注意ください
※天悪(作者)も出てきます
※設定がガバになる可能性もございます
※更新頻度はかなり不安定です。かなり速かったり遅かったりします
※感想やキャラの貸し出し申請などは小説更新以降はいつでも受け付けますが作者やキャラ、他の作者さんなどの誹謗中傷コメは一切受け付けられません。また、『天悪オリジナルの小説のネタや描写の無断転載を禁止』しております。ご了承ください
これらの注意点がありますのでこの項目の時点で、又は小説を見てどこか引く所があればすぐさまブラウザバックをお願いします…本当に特殊ですので…
【以下、目次】
「(第一話なのに)こんなゆるくて大丈夫か? 」
>>2
「アンケートで唯一票がなかった選択をやるよ(クズ作者)」
>>3
「超次元スゴロク ヴィエルジュ」
※骨眼鏡さんとkonakun.さんとのコラボ回!
>>7-12 >>15-17 >>20 >>24
「第二回天悪版料理対決 〜発狂物語Ⅱ〜 」
※琴葉姫さんとのコラボ回!
>>27-31 >>34-36 >>39-42 >>46-48 >>54-56 >>61-63 >>66-67 >>71-76 >>80-88
「特別責務を受け入れた少年少女の後日譚」
>>91-93
「南国という名の天国に行こう」
>>97-98
「メリディス:カキコ版学級裁判ちゃぷたーわん」
>>101-106
「メリディス:カキコ版学級裁判ちゃぷたーつー」
>>107-111
「自由研究カッコチョウジゲン」
>>114-115 >>120-124
「幼児退行してる文録(裏)とシャミ子(裏)の夢想旅行」
※幼児退行ネタが含まれますので注意!
>>125-126
「天悪サイド昔話&童話パロ:はらはらコース」
>>127-128
「琴葉姫さんの誕生日をカキコでも祝い隊」
>>129
「メリディス:カキコ版学級裁判ちゃぷたーすりー」
>>132-136
「大晦日なので天悪サイドでもコピペネタをやる」
>>137
「そういやそろそろバレンタインっすね」
>>142
「弊サイドいち兄(表)は女子力が高いようです」
>>143-144
「桜並木前線〜柊サイドのクロスカプの皆さんと一緒〜 」
※柊さんとのコラボ回!
>>145-146 >>149-153
「第三回天悪版料理対決 〜発狂物語Ⅲ〜」
※柊さんとウィオさんとのコラボ回!
>>154-159 >>166-168 >>171-172 >>175-176 >>179-180 >>183-184 >>187-188 >>191-192 >>198-199 >>202-203 >>206-207 >>213-214 >>217-223
「夏風邪さんの誕生日をカキコで祝い隊」
>>210
「メリーディストピア長編・四月馬鹿編予告」
>>226
「天悪サイド版99人の壁パロ〜忍たま編〜」
>>227-228
「天悪サイド版99人の壁パロ〜文豪とアルケミスト編」
>>229-230
「琴葉姫サイドの文アル太宰治先生の誕生日を祝い隊」
>>234
「そういや今までジュンブラネタやってなかったのでやる」
>>238
「天悪サイド版99人の壁パロ〜琴葉姫サイド編〜」
※琴葉姫さんとのコラボ回!
>>239-241
「コピペネタ第二弾が出た……だと……!?」
>>244-245
「ナナカマドちゃん(裏)のキャラクエ風ss」
>>246-248
「天悪サイド版99人の壁パロ〜フラワーナイトガール編〜」
>>249-252
「ツワブキちゃん(裏)のキャラクエ風ss」
>>253-255
「またまた!コピペネタss大混戦」
>>259-260
「スイートピーちゃん(裏)のキャラクエ風ss」
>>261-263
「ジュンブラサクランボちゃん(表)のキャラクエ風ss」
>>264-266
「第四回天悪版料理対決 〜発狂物語IV〜」
>>267-268 >>274-276 >>281-283 >>286-287 >>292-293 >>298-299 >>305-307 >>319-321 >>324-326
「妖怪 つづかな僧(裏) verメリーディストピア」
>>303-304
「メリディス:カキコ版学級裁判ちゃぷたーふぉー」
※たけジアンさん、琴葉姫さんとのコラボ回!
>>312-318
取り扱い作品:ダンガンロンパシリーズ/忍たま乱太郎/ハイキュー!!/しずくちゃん/ポケットモンスターシリーズ/ぷよぷよシリーズ/おしりたんてい/ダンベル何キロ持てる?/カードキャプターさくら/うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。/しろくまカフェ/鬼灯の冷徹/イナズマイレブン/まちカドまぞく/pop'n music/東方見文録/刀剣乱舞/艦隊これくしょん-艦これ-/文豪とアルケミスト/妖怪ウォッチシリーズ/フラワーナイトガール(随時増える可能性あり)
※2020年11月26日頃再スタート
- Re: 第二回天悪版料理対決 〜発狂物語Ⅱ〜 ( No.88 )
- 日時: 2021/07/01 22:16
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)
文録(表)「ったくよー、なんでこの学園都市無駄に娯楽施設が多いんだよ。掃除大変じゃねーか!」ゴシゴシ
不二咲(裏)「いやーでもプリンプタウン(表)よりはまだマシですよぉ?」ゴシゴシ
りすくま(表)「込み入った場所の掃除も一興……終わったあとに実験ができるとなお良いのだが……」キュッキュッ
天悪「うぉぉぉぉぉーーーー!!ゴミの分別は任せんしゃーーーーい!!!」ダダダダダッ!
料理対決の日から二日後が経った日……先述の通り、文録(表)と不二咲(裏)とりすくま(表)と天悪のお仕置きはメリーディストピアの一部世界の大掃除だ。とはいっても、固定審査員である琴葉姫さんとアーサー、ケロちゃんズとシロクマ(表)にサタン(裏)、更には本人たちの希望でアズールとイデアとエレシュキガルも四人のサポートに入っており、現場監督である王馬(裏)と小松田(表)もそうなのだが、大掃除は一つの場所で一日かける形で、三日にかけてこまめな休憩もありながら行われる。場所は一日目に希望ヶ峰学園(裏)、二日目にプリンプタウン(表)、そして三日目は天悪の創造した世界である学園都市部だ。最初はみな乗り気では決してなかったが、掃除に励むにつれて、ノリノリになっている者も半数いるのがわかるだろう。更に……
王馬(裏)「みんなっ!そろそろ休憩しないかな?これ、オレ達で用意したスポーツドリンクだよ!」グシャッ!
不二咲(裏)「うわぁぁぁ!?待って王馬君(裏)!?スポーツドリンクはありがたいけれど、二本握りつぶしちゃってるよぉーーー!??」
王馬(裏)「あぁっ!?ごめん!みんながお掃除楽しそうにしてるのが嬉しすぎてつい……!!」
小松田(表)「じゃあ僕が代わりに渡しまーす……うわぁぁぁぁぁっ!??」ズルッ!バシャン!
文録(表)「おいいいいいい!???だからお前はあんま動くなってーーーーー!???」
小松田(表)「あーー!ごめんなさーい…!」
文録(表)「全くよー……ふざける余裕もねぇじゃねぇかー…!」←小松田(表)の手当&周囲の掃除中
琴葉姫「なんだか文録さん(表)と不二咲ちゃん(裏)が真面目になってきてるな」←
アーサー(琴葉姫)「あー……これも現場監督の二人のおかげなんだよな……ありがたいというか何と言うか………」
王馬(裏)と小松田(表)のドジのおかげか、不二咲(裏)と文録(表)が面倒見よくなっており、 真面目に掃除に取り組んでくれているのだ!そのおかげで大掃除もだいぶ捗ってきており(?)、学園都市部の掃除ももうすぐ終わりそうだ……!
不二咲(裏)「あっ!そうだ、今日この掃除が終わったら僕達は自由になれますよぉ!」
文録(表)「おっ、そうだな!うし、最後までやり切ってやるぜぇ!!」
りすくま(表)「ふむ、もうすぐこの一時も終わりか……わたくしとしては、まだまだこの面々で愛を深めたかったのだがね」
天悪「私もまだまだいけそうだけどなー。もったいなーい」
サタン(裏)「これ…一応お仕置きなんだけどな……そういう事言うと納得いってない人に怒られるからやめとこう?」
アズール(琴葉姫)「おや、天悪さんはまだまだ掃除がやりたいと?そういう事なら僕にお任せを!ちょうどうちの学園長が、ナイトレイブンカレッジ内が最近掃除の手入れが行き届いていないと嘆かれていましたので……僕の推薦でこちらの世界でも大掃除を始めるのはどうでしょう?」
天悪「えっっっ!??いいのっ!????」
文録(表)「おいっ!?おいおいおい!??なに勝手に決めてんだよ!?俺はごめんだぞ!!ごめんだからな!??」
不二咲(裏)「僕も嫌ですよぉー!せっかくお仕置きが終わると思ってたのにーー!」
りすくま(表)「まぁまぁお二人共。これもお仕置きであるならば、受け入れて自身を見つめ直す機会にするのはどうでしょう? ……天悪くんも、そうしてくれないかね?」
天悪「うん!!見つめ直す見つめ直す!! わーい!!琴葉姫さんサイドの世界に行けるぞーーーっ!!」
アズール(琴葉姫)「僕の想定とかなり反応が異なりますが……まぁいいでしょう!ナイトレイブンカレッジの清掃は明日になりますが、よろしく頼みますよ?」
エレシュキガル(琴葉姫)「アズール君…もしかしたらこの提案は天悪さんを時の政府から助けた対価なのかしら?」
イデア(琴葉姫)「イキイキしてるねぇ、アズール氏〜w」
王馬(裏)「あっ、明日はアズールちゃん達の通うナイトレイブンカレッジに行くんだって!小松田ちゃん(表)、明日も楽しみだね!」
小松田(表)「うんっ!明日こそはみんなのサポートできるように頑張るぞ〜!」
ただ、アズールがこの時のためにサポートを名乗り出たのか、天悪を時の政府から守った対価として自分たちの通うナイトレイブンカレッジの清掃も任せてきた!?天悪は完全に乗り気であるため申請を受け入れ、王馬(裏)と小松田(表)、そしてりすくま(表)も乗り気になっているため逃げ切れそうにないと悟り、一気にブルーになった文録(表)と不二咲(裏)であった………
ここは時の政府の管轄下にあり、全ての時を治めておられる「時の帝王」様が管理なされている「ジパング」。私、紅菜詰は帝王様直々の呼び出しにより、この場にある「時の団地」へと来ていた。私が帝王様にお呼ばれされることとなった原因はわかる。私の推測が正しければ、私にとって厳しい内容の話になるだろう。
帝王(東方見文録)「馬鹿者!審神者の素質を試す試験中に私情で取り乱すとは何事じゃ!」
菜詰「大変申し訳ありません、帝王様」
やはりあの日、私が奴を前にして感情を露にしてしまったことで、三人の時の漂着者の収監に失敗してしまった事が原因であったようだ。帝王様から厳しい叱咤の言葉を頂く。私がかしづいて謝罪を述べると、帝王様は更に叱咤の言葉を続けられる。
帝王「お前が彼の者から受けた痛みは余も見ていたからよくわかっておるつもりじゃ。しかし、あの場でお前が怒りをぶつけても問題は解決できんのじゃぞ」
菜詰「は。仰られる通りです…」
帝王様が仰られている通り、あの時の私はまだまだ未熟だった。いや、それもあるが奴への憎悪がそれほど大きくなっていたと言うべきか。私は感情をコントロールしきることができず、そのせいで奴を取り逃がす形となってしまった。それにより全体にも迷惑をかけてしまっている……反省すべき点は山積みだった。
帝王「しかし、お前の働きはこれまで見事であったからのう。余は神じゃ。今回お前に下す処置は、3日間の自宅謹慎とする。3日の間に気分を改めるようにな!」
菜詰「は。寛大なご処置に感謝申し上げます」
しかし、帝王様は寛大にもミスを犯した私への処罰を軽いものに指定された。私は帝王様の命によりその場を後にし、また改めて決意するのだ………
藍太郎、必ずお前の思い出を取り戻して見せるからな。
以下、後書き↓
以上で前途多難でありながらも有難く書かせて頂いた、琴葉姫さんとのコラボ版料理対決は終了となります!!今回は読者の皆様からの支えもあったため、かなり張り切らせて頂きましたが………
琴葉姫さん、大変申し訳ありませんでしたーーーーー!!!(´;ω;`) 天悪のやらかしのせいで大変な役目をやることとなってしまい、それによりアクシデントにも見舞われてしまいましたが、それでも喜んで読んでいただいたのは感謝してもしきれません… !今回は琴葉姫さんの意向もあり、新ルールを導入させて頂きましたが、今回の課題も見えてきましたし、また 気持ちを新たにして様々な描写に挑戦しつつ、キャラの持ち味を理解して書いていきたいと思います。
さて、今回はもちろんメインは料理対決ですが、最後の方で刀剣乱舞と艦隊これくしょん-艦これ-のジャンル入りもありました。ただ、これまでの天悪作品と違い、天悪にとってキツいような描写もありましたが…… もし描写が未熟でしたら申し訳ないのですが、天悪"自身"が今後どう成長していくか、そしてメリーディストピアの世界観の謎も描けて行けるか、応援して下さると幸いです(実は天悪サイドでは刀剣乱舞と東方見文録の一部世界観がクロスオーバーってたりします。今後もそういう設定が色濃く出るので注意!)。
前の話から他作者さんとのコラボが連続しておりますが、新ルールも入れての料理対決でのコラボに応じて下さり、嫁のアーサーと共に体を張ってくださったり ゲストキャラも送ってくださった琴葉姫さん。救援や物資を送って下さり、一部の方は応募内容に応じてくれた読者の皆様。そしてここまで読んでいただいた読者の皆様。誠にありがとうございました!(もしあの子の出番少なくね???とかこの状況でこうはなんねーわ等思わせてしまったら申し訳ありません(´;ω;`) もしそういった点がありましたらこっそり教えてください(´;ω;`) 凹みはしますが修正しますので……)この料理対決を満足して読んでいただけると幸いです。
さて、今後メリーディストピアはどうなっていくのか……?次回もお楽しみに!
感想OK!
- Re: ニチジョウクンポケット:天悪サクセス ( No.89 )
- 日時: 2021/07/01 22:38
- 名前: 桜木霊歌 (ID: xIyfMsXL)
こんにちわ!桜木霊歌です!
霊歌「今回は結果発表!皆頑張ったね!」
優「にしても2回も天悪さんが関わっていたなんて・・・」
霊歌「私でもそこまではしないよ?・・・あれ?キルデスビジネスってどっかで聞いたことが・・・;」
優「・・・僕の前であの番組の事を話題に出すのはやめてほしい・・・」←幼馴染兼親友が勝手に履歴書を提出したことでキルデスビジネスに参加する羽目になった
霊歌「そういえば陽斗(優の幼馴染兼親友)が勝手に応募したんだっけ?」
優「陽斗、完全に余計なお世話です・・・陽斗には飛び蹴りをかましてあげましまけれども・・・!でも、和やかに終わる雰囲気じゃ無いですよ・・・!」
霊歌「わからないよ・・・!何でいきなりそんなことになるのか!納得できる理由じゃないし、私だって少しの交流くらいで天悪さんの事、何もわからない時だってあるよ!でも、彼女が優しい素敵な人だってことは分かるから!」
優「天悪さんと文禄さん達の連行はなくなりましたが、嫌な予感がします・・・」
次回も楽しみに待っています!
PS こちらも日常を投稿しました!時間があれば見てください!
- Re: 感想返信サクセス ( No.90 )
- 日時: 2021/07/06 21:53
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)
豚神(裏)「感想返信!いっちゃうよー!」
>桜木霊歌さん
天悪「第二回天悪サイド料理対決も、結果発表まで無事に(無事とは言ってない)終えられることができました!挑戦者達や役目をこなしたみんなへの労いのお言葉、誠にありがとうございます!」
ケロちゃん(表)「せやけど……天悪…寂しいからって挑戦者の替え玉やったりまた別の挑戦者と一緒に奇跡料理作ろうとすんのはやめーや……」
ケロちゃん(裏)「寂しいにしたとしてももっと方法があったはずなんだが……」
天悪「でへへー! あっ……そうだった、優くんはリアルのキルデスビジネスに参加したことあったんだっけ💦申し訳ないな……因縁の番組のこと話題にしちゃって💦」←しかもよりによってキルビジしかルルブを用意できてない
シロクマ(表)「陽斗くんも、これ以上に優くんを困らせないようにね💦 それにしても、時の政府の役人の皆さん……特に紅さんは、どうして天悪さんを"罪人"と見て、敵視していたのかな……天悪さんが過去跳躍の能力を使えるようになった以上の怒りを感じ取れたし……」
サタン(裏)「うん、あそこまで天悪を罵るほどのことが起きたと考えられるけど……霊歌も天悪のことを大事に思ってくれてるし、僕達もよく、天悪に巻き込まれる事はあるけれど、あの子が誰かを大切に思う時もあるんだってわかるからね」
ケロちゃん(裏)「柊さんサイドの信長達の説得もあって、天悪と文録達が連行されることはなくなったものの……恐らく時の政府側も、三人……特に天悪に対しての罪とやらを許したわけではないことだろう……こちらも警戒する必要がありそうだ……」
ケロちゃん(表)「霊歌はんと優!心配ありがとな!ワイらも今後何が起こるかわからんにしても、今日も元気に活躍するからなー! 霊歌はんの日常小説も、落ち着き次第見に行くからよろしゅうなー!」
- Re: 特別責務を受け入れた少年少女の後日譚 ( No.91 )
- 日時: 2021/07/06 21:59
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)
※今回から諸事情により、いつもと違う形式でお送りします。もし見にくく感じられたらすみません!基本的に地の文(キャラの心情)メインでお送りしますので、いつもとまた異なる天悪サイドの日常をお楽しみくださいますよう……
ここは希望ヶ峰学園。高校生であり、希望に溢れるとされる類まれなる才能と功績を持つ者が通うことのできる学園……その希望ヶ峰学園……(裏)の方の希望ヶ峰学園に、ワタシは帰ってくることができました。
ああ、自己紹介が必要ですね!ワタシは「入間美兎(裏)」。超高校級の発明家として認められたためにこの希望ヶ峰学園に通っている女子高生です。ワタシの将来の見立て通りだったら、今後は発明家として、「寝ながらシリーズ」の周知と繁栄のため、より精進していくつもり……目標はそれだけのはずでしたけど……この度、計算外の出来事が起こりました。先日の料理対決にて突然、漣さん(裏)(後にこっそりこちらの鎮守府へと顔を覗かせてきた天悪さん曰く"(裏)"の存在であるそうです)がワタシを鎮守府へと迎えに来たようで、その際ワタシは艦娘のみなさんと共に深海棲艦と戦う"提督"となったのです。そのためにワタシは、提督として鎮守府で行う基本的なことを一通り学び、出撃も慣れるまで行った上で、数日前から学園もとい自らやメリーディストピアの世界へと戻れるようになったのですが……
ワタシがどのように向こうから周知され、提督と認定されるよう許可が取れたのか……その理由を任務娘さんに聞いてみると、どうやら上の方々が希望ヶ峰学園学園長(裏)と、料理対決が開催される5日ほど前から交渉されていたようであり、より良い艦娘の指導者を求めていたためか「超高校級」の才能を持つ高校生の力をどうしても欲していた上層部の方の意見を呑み、学園長(裏)はその候補の中でワタシを選出したようでした。確かにワタシは発明家なので、工作員としても活動ができる自信がありますが……それ以外にもワタシに艦娘のみなさんと直接関わるに値する資格があると認識されたのなら、とても嬉しいことです。ワタシも艦娘のみなさんと共に戦ったり、触れ合ったりできるようになって嬉しいですし。
そんな訳で提督としての業務を覚えてきたところでメリーディストピアへ帰還することができるようになったのですが、行き来できるようになった日からの宿題がいくつかあるのです。その一つが………
「あっ、入間さん(裏)!おかえりなさい、今日も学園に来られる日なんだね」
「白銀さん(裏)!はい、今日は演習のみでしたから、それで艦娘のみなさんも休憩を取っているので!……あっ!豚足先輩(裏)とも一緒にワタシの提督としての制服を製作し終えてくれたのですか!?」
「うん。既存の女性用提督制服から、なるべく軍の規則に外れなさそうな程度にアレンジを少し取り入れてみたんだけど、早速着てみてくれないかな?」
「き……気に入らなかったからといって、俺の目の前で乱雑に捨てる真似はよせよな………」
「いくらなんでもそんな真似はしません!! というより、豚足先輩(裏)が十神先輩(裏)の演技をするのは久しぶり……引いていえば作中では初めてではありませんか?」
「あはは、豚足先輩(裏)にしては珍しいよね💦」
そう、提督になるにあたって、提督としての制服を着る必要があるんです。ただワタシは提督用の既存の制服を着るにしても、ワタシの頭脳を最大限に発揮できそうにないと判断していますし、かといって自分が衣服についての知識に詳しくないものなので、白銀さん(裏)にお願いしてみたのですが……どうやら豚足先輩(裏)とも協力して、制服ができあがったようですね!ワタシはお二人にお礼を言いながら女子更衣室へ向かい、そこで着替え終わった後で二人の元へ戻って参りました。そこでこの作っていただいた制服の感想を残すことにします……
「素晴らしいですよ!ワタシの元の制服を意識して型を作ってくれたんですか!?サイズが元の制服とピッタリですし、左腕の拘束具がワタシの校章の載っている腕章に差し変わっているのは残念ですが、それ以外は拘束具を着けても問題点はありません!しかもにこにこハッピーのネズミ野郎のバッジが胸元だけでなく、帽子の縁にも着けて頂けているだなんて!これなら提督として、励みになりますよ!」
「あはは、気に入ってもらえて嬉しいけど……そのベルトやバンドは提督としても着けるんだね……そんな意図はなかったんだけど………」
「や、やる気が出ないぐらいなら、提督の時は着けなくてもいいだろう?そっちの海軍から何か言われたらどうするんだよ……」
「何言ってるんですか!そんな理由で拘束具を着けているわけではありません!着けていないと『実力を存分に発揮できない』と『やる気が起きない』は全然意味が違いますよ!」
とツッコミを入れながらも、白銀さん(裏)や豚足先輩(裏)の作ってくださったこの提督としての制服を気に入ったのも事実。ワタシもまた後日にこの制服で鎮守府へ着任しようとウキウキ気分となっていたのでした。白銀さん(裏)と豚足先輩(裏)の手がけた制服であるからには、デザインや質のことを考えても問題はないでしょうし。
「そういえば白銀さん(裏)、やはり今回の制服を製作するにあたって、かなり試行錯誤されたのでしょうか?どうにしてもお礼の品を贈るつもりなのですが……」
「うん。せっかくの入間さん(裏)の仕事着なんだし、関わってきてくれた豚足先輩(裏)や、周りのみんなとアイデアを出し合ってたくさん案を出してたかな。100の案の中からその制服を作れたんだけど……」
「あぁっ!?そこまでパターンを考えてくださったんですか!?申し訳ないというか、ありがたいというか………!!」
「ふ、フン…この俺も貴重な時間を割いて、案を出したのだからな。お礼の品は、それなりに美味いものにしろよ………」
どうやらワタシの想像以上に、みなさんがワタシのために制服を真剣に製作してくれていたらしく、白銀さん(裏)の出したスケッチブックにはズラリとワタシの提督時の制服の案であるものが、それぞれ異なるデザインながらも散見されます!ここまでみなさんが協力してくれたと知ると、より励みになるのですが……突如、白銀さん(裏)のスケッチブック……の開いたページが光り輝き始めました。
「白銀さん(裏)、キミのスケッチブックのページが光り始めましたよ」
「な、なんでお前はそこまで冷静に言えるんだよ…スケッチブックが光るなど有り得んだろう……!?」
「え、ええと……?あっ…!何か、紫色の頭が出てる!?」
白銀さん(裏)の言う通り、何やら紫髪の頭がスケッチブックから出てこようとしていますね。更にその頭は効果音が大きくなると共に、身を乗り出しその姿を現し始めました。のですが………ワタシは"彼女"のことを知っています!彼女は………
「あたしの心、解錠!」
「だ、誰だ貴様は!?」
「おはっくまー!入間美兎(裏)提督の鎮守府より参上して参りました、特型駆逐艦18番艦『曙(裏)』と申します!綾波型の8番艦でごぜーます!」
「ひょえーーーっ!腰が抜けた」( ゚д゚)
「やはり曙さん(裏)でしたか………でも、ワタシの発明品を使ったわけじゃなし、いったいどうやってこのような登場の仕方を?」
「だから、入間さん(裏)はどうしてそこまで冷静なの……???そもそも知り合いなの???」
「ええ、彼女もワタシの鎮守府に所属している艦娘の一人なんです!」
紫色の髪をサイドテールにし、髪飾りにミヤコワスレの花と鈴をつけたその彼女……ワタシと共に戦う艦娘の一人、曙さん(裏)は、白銀さん(裏)のスケッチブックから出てきてすぐに地面に着地、自己紹介を執り行い豚足先輩(裏)の腰を抜かしてしまいました……その事で豚足先輩(裏)は一気に痩せてしまいましたが、腰が抜けて痩せるとは随分と奇っ怪な現象ですね?
「あんたたちが提督のクラスメイトたちね。あたしとも仲良くしてほしいわ!仲間に入れてくだせー(>人<;) あたしも是非とも、メリーディストピアの住民の一人として迎え入れてくだせー(人´∀`*)」
「ど、どうでもいいが…俺は腰が抜けて歩けなくなった……入間(裏)や白銀(裏)と共に、希望ヶ峰学園中を回って挨拶でもしに行っておけ……」
「ハーイ、ガッテンショーチダーイ!オーケオーケ、ナカ、ザイ、ケー(`・ω・´)」
……どうやら曙さん(裏)は希望ヶ峰学園(裏)へ挨拶に来たらしく、豚足先輩(裏)とバトンタッチしてワタシ達と行動するようです。
※忍術学園(裏)
「もそんしょん!!!!」
「……………どうした、長次(裏)。風邪か?」
「いいや!これは風邪ではなく、誰かが噂……いや!私のことをネタにしているんだろうな!!小平太(裏)も、くしゃみする覚悟はしておけよ!!」
「どん…………心得た」
※場面戻って、希望ヶ峰学園(裏)
「………入間(裏)に白銀(裏)。俺はこんな体になってしまった。俺の意志を継いで、こいつにこの世界の住民の案内をしてやってくれ」
「いえ、先輩(裏)に言われなくてもそうしますけど……」
「大丈夫ですか先輩(裏)?痩せたのが原因かだいぶ凹んでるようですけど……」
「俺は別に、平気だ(大嘘)………そうだ、今の時間だと、それぞれの教室に行った方が、人がいるだろう。様子を見てみるといい……曙(裏)とやら、よろしく頼んだからな………」
「ハーイ、ガッテンショーチダーイ!オーケオーケ、ケーケーケー d('∀'*)」
やはり自らの信条に反して痩せてしまった豚足先輩(裏)は、まず部屋に戻るようで、曙さん(裏)の案内をワタシと白銀さん(裏)に託したのでした……ただ、豚足先輩(裏)も元に戻った後は存分に曙さん(裏)と遊ぶつもりのようです。ずっとこちら側のことをちらちらと見ていたのでした……
※ここの件は東方見文録リスペクト。その理由は次でわかります。感想まだ
- Re: 特別責務を受け入れた少年少女の後日譚 ( No.92 )
- 日時: 2021/07/06 22:04
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)
「まさか入間さん(裏)のところの艦娘の子も遊びに来てくれたなんてね……そういえば入間さん(裏)の鎮守府にも境界の環(天悪開発の世界を行き来できる便利道具)はつけられてるの?」
「そうですね、境界の環があっても特に問題はないようです。天悪さんは何故かコソコソしながら設置していましたが」
「だけど、おかげで提督達の世界にも行けるようになったから!これからよろしく!白銀さん(裏)!」
「うん。よろしくね……でも、さっきの曙さん(裏)の登場は、やっぱり境界の環とはまた違うものにしか思えないかな。入間さん(裏)は関わってないよね?」
「いえ、ワタシも心当たりは……曙さん(裏)、いったいどのようにして白銀さん(裏)のスケッチブックから出てこられたのですか?」
「えーっと、それはね………」
豚足先輩(裏)と別れ、まず豚足先輩(裏)の残した言葉通り教室を回ることにしたワタシ達ですが、やはり曙さん(裏)の出現した方法が気になります。曙さん(裏)が口を開き、事情を話そうとした時に「おーい!曙(裏)ー!」と曙さん(裏)を呼ぶ声が聞こえて……振り返るとそこには文録さん(表)とマルコさん(表)、そして初春さん(裏)がこちらに駆け寄ってきていました。 あ、初春さん(裏)もワタシの鎮守府に所属している艦娘です!曙さん(裏)と似たような髪色をしているのですが、制服はかなり肌に密着しているもので、それでいてポニーテールに紙垂をつけていて、麻呂眉に扇子を持っているので和風の姫のような印象が強いと思われます。ですが、何故初春さん(裏)と文録さん(表)とマルコさん(表)が共に行動しているのでしょう?
「文録(表)!マルコ(表)!初春(裏)!」
「どうだった?俺が作ったワープ装置!性能は多くの実験も重ねてきたから保証されてるし、無事にワープできただろうが……」
「うんっ、提督達のいる所に着けたわ!出てくる時の演出もインパクトあったみたいだし、文録(表)の技術もすごい!」
「そうか!気に入ってくれたなら何よりだ!俺も励みになるからよ!」
「ブンロク(表)!次はボクにもブンロク(表)の作った発明品、試させてよ!」
「わらわにも体感できる発明品を試させてはくれませぬか?」
「ははは、わかったわかった!んじゃ、今度はなにやってみるかな……」
「えっと?曙さん(裏)達、いつの間にそこまで仲良くなったのかな?どこにそんなきっかけが?」
「文録さん(表)は幼い女子には興味がないのではなかったのですか?料理対決の結果発表で言ってたではありませんか」
「おいおい!?俺が色欲魔だと思うなよ!? 曙(裏)と初春(裏)は俺の知る技術や発明品に興味持ってくれてな……そこから世話焼いてるんだよ。ちょっと二人ともマルコ(表)みたいに純真なところが似てるし」
「「「?」」」
文録さん(表)から話を聞くに、どうやら曙さん(裏)と初春さん(裏)の方から文録さん(表)の技術や発明品を気に入り、そうした事があり二人の性質から悪い気がしなかった文録さん(表)とマルコさん(表)、そして曙さん(裏)と初春さん(裏)の間に友情が芽生えたそうです。
「それに最近はこの四人で冒険するのも悪くないかな、なんて思ってるんだぜ?曙(裏)と初春(裏)も興味持ってくれてるしよ! 技術の方は、タイムトラベル関連は時の政府の事もあってやりづらくなったが、それ以外の技術はマルコ(表)と一緒に教えてるぜー」
「え?????そうなんですか二人とも!? ワタシの知らないところで、文録さん(表)やマルコさん(表)と共に最先端技術を学んでるだなんて!!水臭いですよ!!」
「あはは、入間さん(裏)がわかりやすく嫉妬してる……」
「えー?そこまで怒るほど提督に悪いことしてないじゃないの(´・ω・`)」
「そうですよ?勿論貴様の事は慕っておりますが、文録様(表)やマルコ様(表)も大切な友人なのじゃ。どうか二人との交流を、このまま許しては下さりませんか?」
「ボクとブンロク(表)も、アケボノ(裏)やハツハル(裏)を危険に曝すことはしないから!お願い!」
ただ、このままではベクトルが違うとはいえ、文録さん(表)に負けてしまったように感じられるのでとても悔しいのですが……かといって四人の仲を引き裂く訳にもいきませんね…四人の主張を受け入れることにしましょうか。
「そうですね……文録さん(表)の技術も素晴らしいものであることは事実ですし、四人ともお互いに友情があるのなら、問題は起こらないでしょう。こちらこそ二人のことを、よろしくお願いします」
「「やったーーーーーー!!」」.*・゚(*º∀º*).゚・*.
「おしきた!んじゃあ今度は四人で適地を冒険してみていいんだな!?」
「ふふふ、とても楽しみじゃな。ありがとうございます!」
大いに喜び、冒険に心馳せる文録さん(表)達ですが……そんな時、また新たに乱入者の足音が聞こえてきました!?その主は……
「こらーーーーーっ!!クソご主人さま!?ぼの(裏)たちに何してるのさ!?」
「うっ!?漣さん(裏)!?漣さん(裏)もこちらへ来ていたのですか!??」
「漣もクソご主人さまが世話になってる学園のみんなに挨拶しに来たの! けどその前に……って、クソご主人さま、服変わったの?いつもと少し違うけど」
「ああ、これはそちらにいるワタシのクラスメイトの白銀さん(裏)と、ここにいませんが先輩である豚足先輩(裏)達が手がけてくださった代物なのです!ありがたい一品なんですよ!」
「ああ、漣さん(裏)とこうして話すのは初めましてかな?わたしの名前は、白銀つむぎ(裏)だよ。超高校級のコスプレイヤーだからなのもあって入間さん(裏)の制服の製作に携わってみたんだけど……まぁ、怪しい人じゃないから、よろしくね」
「えっと、特型駆逐艦の19番目、綾波型でいうと9番艦の漣(裏)です!ここにいるぼの(裏)とは姉妹艦です。よろしくお願いします」
「深深とお辞儀してくれる……けれど、ごめんね?一つ気になることがあるんだけど……」
「サザナミ(裏)、なんだかミウ(裏)の呼び方、微妙に変わってないかい?『クソ』がついてる上に、ミウ(裏)への態度も刺々しくなってるような……」
「料理対決で会いに来た時は、むしろ気に入ってるみたいだったのにな…」
「………そりゃあクソご主人さまがあんなことして来たら、こんな態度にもなるっての!」
「(´;ω;`)」
「いやいや………お前らいったい何があったんだよ???」
「文録様(表)、これには訳があるのじゃ。公には言い難いことなのじゃが、説明させてくださいませ……」
「漣(裏)はあまり語りたくないだろうし、あたしが話すわね。あれは提督が鎮守府で過ごして3日目のことだったんだけど……」
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その頃はあたしも提督の鎮守府へと着任して初日で、だからか提督と一緒に学ぶ時があったり、近代化改装を施してもらったりしたんだけど……事件はその時起きたんだ。ちょうど出撃を控えていた直前の近代化改修の時だったかな……
「いやー!提督から受ける強化って、一気に体の力が漲る感覚がするわ!(・∀・)」
「気に入って頂けてますか?ありがとうございます。艦娘と共に深海棲艦と立ち向かう以上、キミ達の体を大事にかつ、強くできるようにしたいものですから」
その時の提督は、初めて会った時と変わらなくて、真面目で礼儀正しかったの。だからこそ、こう言った直後にあんなことしようとしてくるとは思わなかったな………
「………だからこそここ数日から思ってたことなのですが………キミ達のボディにワタシの技術を少しでも加えられたら、より強く完璧になれると思うんですよね」
「えっ?( 'ω')? もう加えられてるじゃない!今の近代化改修で………」
「そういうことではなくてですね、ワタシもキミ達も改造人間の身………そのためその身により強化を加えられたら、強大な力にも立ち向かえるようになれるはずなんです!」
「…………えっ?いやいやいや。改造人間だなんてそんな………提督もあたしも生身は普通の人間よ!?そうでしょ…?」
「安心してください。大幅に改造するような真似はしません!一部機能のアップデートをできる分だけやるだけですから」
「そんな!?え、待って。今はこっち来ないでくれる??……ちょ!?どこに手を入れようとして………ああっ!?もーーー!!//////////」
「あのー!ご主人さま!ぼの(裏)も早く出撃……………」
あたしは何故か提督に身をさわさわされかけていた……この時の提督の言ってることは全く理解できなかった。そんな様子を漣(裏)が見てしまったのよ……あの時、漣(裏)の表情が明るい笑顔から驚いた表情にゆっくり変わっていったのを今も覚えてるわ。そこから漣(裏)は艤装を提督に向けて………
「うちのぼの(裏)に何してんだァァァーーー!!!このクソご主人さまがぁぁーーーー!!!!!」
「えっ!?ひっ!??わぁぁーーーーーっ!???」
提督が死なない程度に主砲が撃たれて、その日の出撃は取りやめられて……急遽提督と艦娘全員とで緊急会議が執り行われたし、その日から数日は艦娘達がザワついていたわ………
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「その日からだったわね……漣(裏)が提督のことを『クソご主人さま』と呼び出したのは……」
「今はわらわ達を含めた大半の艦娘が、貴様の言動を受け入れられたものの…数名の艦娘は許せてないようなのじゃ……」
「いや、そりゃあそうだよ……ミウ(裏)、君はいったい何やってるんだい?」
「えっ!?マルコさん(表)も何故そのような困惑の表情を浮かべるのですか!?」
「そりゃこんな顔するに決まってんだろ、なに大事な艦娘にセクハラしてんだよ……大騒ぎになってるし、そっちの学園長の判断ミスにすら思われるぞ………?」
「セクハラなどしていません!!曙さん(裏)達艦娘とワタシは同じ性質をしてるからこそ、強化しようとしただけですよ!?」
「えっと……入間さん(裏)、艦娘のみんなを改造人間という種族で見ようとするのはやめよう?大事な仲間なんだから……直に改造とかしようとしなくていいから普通にみんなを支えてあげてほしいかな」
「初日時点で大きな過ちを犯しているけれど……カンムスのみんなも大目に見てくれていることだし、行動を改めてほしいところだね」
「だよな、提督の先輩と言える柊さん達も、怒るまではないと思うけど、頭抱えると思うぞ………」
「………そういうことだから。またぼの(裏)たちに手を出そうとしようものなら、今度こそ承知しないからね!!」
「ごめんなさい!!気をつけます!!」
あの時、ワタシが曙さん(裏)の素質を見込んで改造をしてみようとしたことに、マルコさん(表)達にまで批判されてしまいました……確かにあの一件からしばらくワタシは艦娘のみんなから警戒されてしまっていますし、今でもワタシが手を握る程度でも触れようとするとすぐ赤くなって離れられてしまいます。そこまでして自らのボディに手を加えてほしくないものなのでしょうか……まだまだ艦娘のことについて勉強が必要なのかもしれません。また新たな宿題ができたところで、気を取り直して漣さん(裏)と曙さん(裏)、初春さん(裏)のご挨拶に付き添うことにしましょう!ワタシ達はその日、クラスメイトや先輩達の元へ向かい、会話を弾ませたのでした………
※入間さんの探究心は原作でも突き抜けていましたのでこうなりましたが、これ以上のやらかしは起きないつもりで描いていくつもりですね…… 感想まだ
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