二次創作小説(新・総合)

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ニチジョウクンポケット:天悪サクセス
日時: 2024/06/16 21:01
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: slzqu/cu)

※この小説シリーズは『日常系クロスオーバー小説』をメインとした物語です。というか、前スレ『クロスでカオスな日常ものがたりっ!』のリニューアルバージョンです

※クロスオーバー二次創作なので様々な作品を取り扱います。それ故原作作品のネタバレや、原作に派生した捏造設定も多く含まれる可能性があります

※更に「性格入れ替え」キャラの登場によるキャラ崩壊、純粋に手がけた結果のキャラ崩壊もございます

※主にキャラクターの関係性の捏造も含まれます。苦手な方は本当にご注意ください

※天悪(作者)も出てきます

※設定がガバになる可能性もございます

※更新頻度はかなり不安定です。かなり速かったり遅かったりします

※感想やキャラの貸し出し申請などは小説更新以降はいつでも受け付けますが作者やキャラ、他の作者さんなどの誹謗中傷コメは一切受け付けられません。また、『天悪オリジナルの小説のネタや描写の無断転載を禁止』しております。ご了承ください

これらの注意点がありますのでこの項目の時点で、又は小説を見てどこか引く所があればすぐさまブラウザバックをお願いします…本当に特殊ですので…

【以下、目次】

「(第一話なのに)こんなゆるくて大丈夫か? 」
>>2
「アンケートで唯一票がなかった選択をやるよ(クズ作者)」
>>3
「超次元スゴロク ヴィエルジュ」
※骨眼鏡さんとkonakun.さんとのコラボ回!
>>7-12 >>15-17 >>20 >>24
「第二回天悪版料理対決 〜発狂物語Ⅱ〜 」
※琴葉姫さんとのコラボ回!
>>27-31 >>34-36 >>39-42 >>46-48 >>54-56 >>61-63 >>66-67 >>71-76 >>80-88
「特別責務を受け入れた少年少女の後日譚」
>>91-93
「南国という名の天国に行こう」
>>97-98
「メリディス:カキコ版学級裁判ちゃぷたーわん」
>>101-106
「メリディス:カキコ版学級裁判ちゃぷたーつー」
>>107-111
「自由研究カッコチョウジゲン」
>>114-115 >>120-124
「幼児退行してる文録(裏)とシャミ子(裏)の夢想旅行」
※幼児退行ネタが含まれますので注意!
>>125-126
「天悪サイド昔話&童話パロ:はらはらコース」
>>127-128
「琴葉姫さんの誕生日をカキコでも祝い隊」
>>129
「メリディス:カキコ版学級裁判ちゃぷたーすりー」
>>132-136
「大晦日なので天悪サイドでもコピペネタをやる」
>>137
「そういやそろそろバレンタインっすね」
>>142
「弊サイドいち兄(表)は女子力が高いようです」
>>143-144
「桜並木前線〜柊サイドのクロスカプの皆さんと一緒〜 」
※柊さんとのコラボ回!
>>145-146 >>149-153
「第三回天悪版料理対決 〜発狂物語Ⅲ〜」
※柊さんとウィオさんとのコラボ回!
>>154-159 >>166-168 >>171-172 >>175-176 >>179-180 >>183-184 >>187-188 >>191-192 >>198-199 >>202-203 >>206-207 >>213-214 >>217-223
「夏風邪さんの誕生日をカキコで祝い隊」
>>210
「メリーディストピア長編・四月馬鹿編予告」
>>226
「天悪サイド版99人の壁パロ〜忍たま編〜」
>>227-228
「天悪サイド版99人の壁パロ〜文豪とアルケミスト編」
>>229-230
「琴葉姫サイドの文アル太宰治先生の誕生日を祝い隊」
>>234
「そういや今までジュンブラネタやってなかったのでやる」
>>238
「天悪サイド版99人の壁パロ〜琴葉姫サイド編〜」
※琴葉姫さんとのコラボ回!
>>239-241
「コピペネタ第二弾が出た……だと……!?」
>>244-245
「ナナカマドちゃん(裏)のキャラクエ風ss」
>>246-248
「天悪サイド版99人の壁パロ〜フラワーナイトガール編〜」
>>249-252
「ツワブキちゃん(裏)のキャラクエ風ss」
>>253-255
「またまた!コピペネタss大混戦」
>>259-260
「スイートピーちゃん(裏)のキャラクエ風ss」
>>261-263
「ジュンブラサクランボちゃん(表)のキャラクエ風ss」
>>264-266
「第四回天悪版料理対決 〜発狂物語IV〜」
>>267-268 >>274-276 >>281-283 >>286-287 >>292-293 >>298-299 >>305-307 >>319-321 >>324-326
「妖怪 つづかな僧(裏) verメリーディストピア」
>>303-304
「メリディス:カキコ版学級裁判ちゃぷたーふぉー」
※たけジアンさん、琴葉姫さんとのコラボ回!
>>312-318



取り扱い作品:ダンガンロンパシリーズ/忍たま乱太郎/ハイキュー!!/しずくちゃん/ポケットモンスターシリーズ/ぷよぷよシリーズ/おしりたんてい/ダンベル何キロ持てる?/カードキャプターさくら/うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。/しろくまカフェ/鬼灯の冷徹/イナズマイレブン/まちカドまぞく/pop'n music/東方見文録/刀剣乱舞/艦隊これくしょん-艦これ-/文豪とアルケミスト/妖怪ウォッチシリーズ/フラワーナイトガール(随時増える可能性あり)

※2020年11月26日頃再スタート

Re: 第二回天悪版料理対決 〜発狂物語Ⅱ〜 ( No.83 )
日時: 2021/07/01 21:49
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

シロクマ(表)「さてと、次は危うくお仕置き寸前だった、☆2評価の人達の発表に入りますか。ここで呼ばれなかったらアウトだと思ってね。今回☆2評価に認定された3人の挑戦者は………」
















シロクマ(表)「3番に9番に10番だよ。呼ばれた3人は青い顔せずに前に出てね?」

サトシ(表)「うわーーっ!?頑張ったんだけど、ダメだったんだ!!くそーーーっ!!」

塵(表)「なんだと!??くっ………!!☆4ですらないなんてことがあるか………!!」

デイル(表)「あーーーーっ!!くそっ!!自信なかったけど、ダメだったかーーーー!!」

下手すればお仕置きされそうだった、ギリギリでお仕置きを免れた☆2評価の挑戦者はこの3人。全員納得いったいってない限らず青い顔をしているため、彼らの+α審査員がすぐさま駆け寄っていく。まずは失敗だらけのゴーヤチャンプルーを作ったサトシ(表)に、彼のコーチを勤めた兵助(裏)と疾風ディフェンダーの風丸(表)が駆け寄る。













サトシ(表)「あっ!オレの料理、兵助(裏)と一郎太(表)が食べてくれたんだな! だけどごめん、この評価ってことは、上手くいってなかったんだな ……」

風丸(表)「そこまで思い詰めることはないさ。お前もお前なりに頑張ってたんだし、以前より改善したのも確かだからな」

兵助(裏)「そうだよー!それに、俺の教えから豆腐料理を作ってくれて嬉しかったからさ!」

サトシ(表)「あはは!兵助(裏)の勧めてくれた豆腐、とてもおいしいからなー!オレも作ってみたくなっちゃったんだよな!」

風丸(表)「やっぱり兵助(裏)の影響か……兵助(裏)の作る豆腐がおいしいのはわかるけど、少し純真すぎじゃないのか……?」

サトシ(表)「え?そうか?( 'ω')? 豆腐おいしいと思うけどなー」

兵助(裏)「そうだ!風丸(表)もこれを機に、豆腐料理食べてみないか?オススメの豆腐料理がたくさんあるんだー!」

サトシ(表)「あーっ!オレももっとたくさん食べてみたいぜ!一郎太(表)も一緒に食べてみよう!な!!」

風丸(表)「えええー……!? はぁ、こうなると逃げられないか……わかった、付き合うよ」

兵助(裏)・サトシ(表)「「やったーーー!!」」(((o(*゚▽゚*)o)))

自身の料理の腕がまだまだであることを実感したサトシ(表)であるが、自身に豆腐の味を教えてくれた兵助(裏)の誘いにより、また豆腐料理を食べることになったようだ。これも縁だからと、風丸(表)も付き合うこととなり、三人はシロクマ(表)とサタン(裏)から豆腐料理をもらいにいったそうだ…… 次に前に出たのは見た目は宝石、味はペーストなおせち料理を作った塵(表)。















塵(表)「何故俺の料理が低評価なんだ…… せっかく上手く作れたというのに、納得がいかん……!!」

桃(表)「塵(表)、☆2なのも仕方ないよ。あの料理は見た目は綺麗なのに対して、味がほぼ無味だったんだから」

シャミ子(裏)「塵君(表)、料理というものは見た目だけじゃなく、味や健康のことも考えないといけないんです。後は相手に対して礼儀を払うことですね……塵君(表)の料理は、味もうまくできてなかったから、高い評価にならなかったんだと思います」

塵(表)「……………? 見た目を上手く整えることができれば、優勝するに値する料理ができるとおもったんだが……そこまで考えて作らなければならなかったのか」

桃(表)「うん。料理は料理でたくさん考えてやらないといけないんだよ」

塵(表)「そうか…………俺もまだ未熟だったようだな。料理のことを侮っていた……」

シャミ子(裏)「大丈夫です。今回は上手くいかなかったけれど、次回また呼ばれた時のために備えることはできます。私でよかったらになるんですが、一緒に料理のお勉強しませんか?私もまだ見習いの身ですし……」

塵(表)「……………フン。まぁいいだろう。次こそは誰にも負けないような料理を作る為にも、お前と協力する他ないようだな」

桃(表)「シャミ子(裏)、よかったら私とシャミ子(表)も一緒にいい?」じとー

塵(表)「( ゚д゚)」!?

桃(裏)「あっ!ずるい!私も参加したい!というか私も自分でやばいなーなんて思ってたから一緒に学ばせて!!」

塵(表)「お、おい…お前まで何を………」

シャミ子(裏)「桃達……どうしたんですか、2人して。そう言われても桃達は無理しなくていいと思うんですけど……試食に来てくれる分にはいいですよ」

塵(表)(なんだ………何故二方向から殺気にも似た視線を感じる………!?)

こちらはやや修羅場になっているが……💦 塵(表)も自信満々にあのおせち料理を作ったのだが、桃(表)とシャミ子(裏)により、料理に対しての認識を改め、今後シャミ子(裏)達と共に料理の改善に励むようだ。塵(表)は今回の悔しさをバネに、勉強に 励むことだろうが……前途多難になりそうだ💦 ☆2評価を貰った身として最後に前に出たのは、研磨(裏)の誘導によりクリームシチュー(未熟)を作ったデイル(表)。













デイル(表)「研磨(裏)のやろおおおおおお!!!!(#゚Д゚) 今度は俺を騙してんじゃねええええええ!!!!(#゚Д゚)」

ブラウン(裏)「落ち着いてくださいよ。研磨さん(裏)はもう叱っておきましたから」

クロエ(表)「そうですよ!それに、デイルさん(表)が☆1評価になるのは回避できたんですし!」

デイル(表)「あぁそうだ……俺の作ったクリームシチュー、おいしくなかったよな…… ごめんな…おいしいご飯を作ってあげられなくて……」

ブラウン(裏)「いえ、人には向き不向きがあるんですし、ぼくも人のこと言えないので大丈夫です」

クロエ(表)「それに、ラティナ(表)からも話聞いてみたんですけど、『帰ってきたら一緒にクリームシチュー食べてみようかな』って言ってましたよ!」

デイル(表)「え?ラティナ(表)が、俺と?」

クロエ(表)「はい!ラティナ(表)にもデイルさん(表)の頑張りは伝わってますから!なのでラティナ(表)の元へ来てあげてください!」

ブラウン(裏)「ラティナ(表)も向こうで待ってるみたいですよ。なのでまずはシロクマさん(表)とサタンさん(裏)の料理を一緒に食べてあげてください」

デイル(表)「二人とも……!ありがとな!ラティナ(表)も待ってるなら、そうするよ!ラティナ(表)ーーー!今行くからなーーー!」

ブラウン(裏)「やれやれ…笑顔が戻ってくれたのはいいんだけど、やっぱりデイルさん(表)は相当の親バカだね」

クロエ(表)「あはは💦デイルさん(表)はラティナ(表)のことすっごく大事に思ってるから……💦」

自分を騙した研磨(裏)に憤ったり、クロエ(表)とブラウン(裏)においしいものを振る舞うことができなかったことに悲観するデイル(表)だが、二人の励ましとラティナ(表)が自分を待っていることで、すぐに元気を取り戻せたようだ……ラティナ(表)が絡むとすぐにはしゃぐのもデイル(表)らしいが、この後親子二人で仲睦まじく過ごすことだろう。そう思いクロエ(表)とブラウン(裏)もデイル(表)とラティナ(表)を見守っていたのだった……








問 題 は こ こ か ら
感想まだ

Re: 第二回天悪版料理対決 〜発狂物語Ⅱ〜 ( No.84 )
日時: 2021/07/01 21:54
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

サタン(裏)「さてと……最後に、僕からお仕置き対象者になってしまった☆1と☆0評価の挑戦者または、会場の大多数のクレームからお仕置きとなる問題児達の発表をさせてもらうね。実力が振るわなかったことで真摯に結果を受け止め反省して前に進もうとしている人に混じって、料理からかけ離れたものを作ったり、悪ふざけが過ぎた人も過半数以上いるから残念だけど、早く済ませよう」

アーサー(琴葉姫)「サタン(裏)、言い方に少しトゲ入ってんぞ💦」

☆5から☆2まで穏便かつ和やかに済んだ最後の結果発表の時間だが、 お仕置き確定評価に突入する以上、ここから修羅場になりそうだ……☆1と☆0、そして会場の大半からのクレームが入った挑戦者及び参加者は………

















サタン(裏)「☆1評価は19番と20番、☆0評価は7番と14番、会場からのクレームからひんしゅくを買った人は8番と前半司会の天悪の6人だよ。呼ばれた人はまず+α審査員に評価用紙を貰ってから覚悟を決めておいてね」

不二咲(裏)・文録(表)「「はぁぁーーー!??なんでなのさ(なんだよ)ーーーーー!!!」」

りすくま(表)「のーーー………」

王馬(裏)「そうか……そうだよね。この結果は受け止めるよ………」

小松田(表)「あうう……本当にごめんなさいー……!」

現時点でも見つかっていない天悪以外にこの5人となった……案の定自分が出した被害について考慮せずに結果にキレる者はいるが……ひとまず☆1評価である二人から見ていこう。まず鋼のだし巻き玉子を作った王馬(裏)だが、彼は自らの料理を食べ(られなかっ)た+α審査員である星(表)と入間(裏)としっかり向き合い、すぐに頭を下げた。















王馬(裏)「この評価になったということは、オレが心配してた通り、あのだし巻き玉子はふわふわじゃなかったんだよね。二人とも、おいしい料理を作れなくてごめんなさい!」

入間(裏)「お、王馬クン(裏)!そこまで深々と頭を下げなくてもいいんですよ!キミがわざとあのような固さに仕上げたわけではないことは、試食前に頂いたコメントや今の姿勢から伝わりましたから!」

星(表)「………俺らも料理にまだ不慣れなあんたに対して重いお仕置きを受けてもらおうなんて感情は持ってねぇよ。確かにあんたの料理を食べることすらできなかったからこの評価になったが、あんた自身も自分の料理の出来やキッチンで日向(表)の料理を壊したことについて思い詰めてるんだろう?」

王馬(裏)「…………うん。オレは星ちゃん(裏)や東条ちゃん(表)みたいに料理上手じゃないし、オレの不注意で翔陽ちゃん(表)のせっかくの料理を台無しにしちゃった……だからこそ、オレは重いお仕置きを………!」

星(表)「だからこそだ。自分の過ちを自覚し、心から相手に謝罪をし罪を償おうとしているあんたにそこまで思い詰めてほしくはねぇんだよ。それは入間(裏)も日向(表)も同じだ」

王馬(裏)「え………?星ちゃん(表)達は、気にしてないの……?」

入間(裏)「というより、むしろキミが反省しすぎているので、こっちが心配になるんですよ!キミの優しさはしっかり伝わりました。なのでキミのお仕置きも他の人より軽くなるでしょう。安心してほしいと言われても難しいでしょうけど、ワタシ達はキミのことを許しているからこそ、そう願っているのですよ!」

王馬(裏)「入間ちゃん(裏)……星ちゃん(表)……… みんなも、ありがとうっ!オレ、今日のことは忘れないよ!ここから紳士として、料理のこともお勉強するんだ!」

入間(裏)「はい!その意気ですよ!王馬クン(裏)!」

星(表)「まぁ、あんたならお仕置きの後も前へ進めるだろう。そのお仕置きも辛いもんじゃねぇから、しっかりするんだぞ」

王馬(裏)もこの料理対決で自らがやったミスを気にしていたのだろう。どんなお仕置きを受ける覚悟も決めていたようだが……星(表)も入間(裏)も会場にいる住民も王馬(裏)のことを許しているため、王馬(裏)のお仕置きは軽めになることに決まった。星(表)や入間(裏)の言い分も聞いた王馬(裏)は、紳士を目指すべく前を向いたようだ。その様子を二人は安堵して見つめていた…… 次にこちらも自らのミスで肉じゃがのしょうゆとうがい薬を間違えた小松田(表)。小松田(表)もやはり会場の様子から自分が何をしたのかを悟ったのか、非常に落ち込んだ面持ちをしていた……













小松田(表)「きり丸君(裏)、マルコ君(表)……本当にごめんね!僕がおしょうゆとうがい薬を間違えて使っちゃったせいで、みんなに吐いたりさせちゃって……」

きり丸(裏)「いやぁ、小松田さん(表)のミスなら仕方ないッスよ。これまた超次元なミスをしてますけど………」

小松田(表)「コメント返信でも言った通り、食材を買いに行ってた時に、一度間違えて手に取っちゃったのを、元の棚に戻してなかったからミスしちゃったんだと思う。せっかく頑張ってお料理したんだけど、やっぱり僕ってへっぽこなのかなぁ……料理してる時も転んじゃって、王馬君(裏)や翔陽君(表)に迷惑かけちゃったし……」

マルコ(表)「その言い分、もしかして始めにコキチ(裏)にぶつかったのはシュウサク(表)だったのかい?二人は気にしてないと思うけど…… でも、なんでシュウサク(表)はシュウサク(裏)と替え玉しようと思ったの?ミウ(裏)が言ってた通り、テンアクに唆されて、ニンジャや事務員として認めてもらうために代わったの?」

小松田(表)「うん………僕、忍者としても事務員としても、失敗ばかりだから、いつも僕がお世話になってるみんなに恩返しするためにも、総合優勝を目指してたんだ。でも、ここでも失敗しちゃったし、天悪さんの誘いに乗っちゃうのもいけなかったよね……お仕置きは、逃げずに受けるよ……どんな罰でもしっかり受けるからね」

どうやら小松田(表)が始めに王馬(裏)とぶつかったからこそ翔陽(表)のすき焼き木っ端微塵事件が起きたらしく、そのことと天悪の甘言により脱へっぽこと周囲への恩返しを胸に替え玉に応じて、その結果肉じゃがで大きなミスを犯したことを反省し、お仕置きを受ける覚悟を決めた小松田(表)……そんな小松田(表)を見て、マルコ(表)ときり丸(裏)は……

きり丸(裏)「………小松田さん(表)、顔を上げてください。ボク達、小松田さん(表)にはいつも助けられてるんスよ」

小松田(表)「え?え………?僕が? えっ、 心当たり全くないよ??」

きり丸(裏)「ボク達、等身大でボク達と接してくれて、 いつも励ましたり話を聞いてくれる小松田さん(表)の優しさにいつも救われてるんです。それは乱太郎(表)達がそうなんですけど……みんな、小松田さん(表)のことを大切な存在だって言ってるんですから」

小松田(表)「僕が……大切な存在……?」

マルコ(表)「うん!ボクもシュウサク(表)のこと、とても大好きだよ。いつも人のことを手助けしようと頑張ったり、みんなと明るく楽しく会話ができるシュウサク(表)と話して楽しいし嬉しいから!」

小松田(表)「二人とも………っ、ありがとう……!ぐす………僕、張り切ることなかったんだね………!これからも、就職活動や事務員のお仕事、頑張るよ………っ!」

マルコ(表)「シュウサク(表)!涙拭いてーーー!??」

いつも忍術学園の中で忍たまや先生達とトラブルもありながらも、献身的に働き、時に忍たまたちの大事な友達として交流することもある小松田(表)は、もう気に病むことはないと、説得を受けたことで小松田(表)の目から大粒の涙が溢れ出す。マルコ(表)は持っていたハンカチで小松田(表)の涙を拭き、きり丸(裏)はかがみ込んだ小松田(表)の背中を優しくさする。その様子を見て、固定審査員の琴葉姫さん達も、小松田(表)のお仕置きを軽くすることに決めたようだった。小松田(表)も今日の体験から学ぶことがたくさんあるだろう……


しかし、ここから先はそうも行きそうにないだろう。ここからは☆0料理を提供した挑戦者と問題行動が目立った挑戦者の言い分を聞くからだ。まず☆0評価者の一人として、精神に来るタイプの奇跡酒味噌汁(????)を作った不二咲(裏)の言い分を聞くとしよう。……不二咲(裏)の奇跡料理を食べたフェーリ(表)と文録(裏)はキレそうになっているが………💦














不二咲(裏)「なんで僕の料理が☆0なのさぁ!?せっかく必死にアルターエゴ(裏)で検索して、いいもの見つけたのに………」

文録(裏)「何がいいものだ………!?お前の作ったあの味噌汁のせいで、俺らだけじゃなくて琴葉姫さんやアーサー達も昏睡したんだぞ!?」

フェーリ(表)「その上、アタシたちに恥ずかしい思いもさせて……!他世界の人達や作者さん相手にもどう責任取るつもりよ………!?」

不二咲(裏)「ひぇぇっ!?ぼ、僕はみんなの健康を祈ってあの料理を作っただけで………!! というか、フェーリさん(表)は怒る対象間違えてると思うよぉ!クルーク君(表)がレムレス君(表)に愛情向けられてるんだよ、向こう気にしなくていいのぉ!?」

フェーリ(表)「メガネ(表)はセンパイ(表)を安全にかつ満足させて帰したからアナタよりずっとマシよ……! それより、アナタはどういうつもりで奇跡料理なんて作り出したのよ……!まさか金儲けのためじゃないでしょうね……!?」

不二咲(裏)「当たり前だよ!今回作った味噌汁が大反響を呼んでるんだよぉ!?ほら、見てよこの売り上げ!今日だけで30万も稼げたんだよぉ!」

文録(裏)「料理対決で出した料理を売ってんじゃねぇよ!?しかも30万も稼いだって………その分住民が昏睡してんじゃねぇだろうな!?」

はい、不二咲(裏)が奇跡料理を作った動機は安定というかなんと言うか。カキコの料理対決内で奇跡料理が大人気を博している様を見て、「同人的効果を期待する層」のために、自らも奇跡料理を作ってそれで大儲けするのが目的だったようだ……!不二咲(裏)、そろそろいい加減にしとかないと不二咲(表)が悲しむし、大和田(表)と石丸(表)からも怒られると思うぞ。この時点でスリーアウトチェンジだが、更に不二咲(裏)はとんでもない言葉を漏らした!!

不二咲(裏)「と言われても、この奇跡料理を作るのも大変だったんだからね?僕も全然上手く作れなくて焦ったんだけど、天悪さんが手伝ってくれたおかげで完成できたから嬉しかったよぉ……」

フェーリ(表)「…………なんですって?天悪が手伝った?」

不二咲(裏)「あ( ´ㅁ` ;) どうしよう、つい言っちゃった……」

文録(裏)「おい待て、どういうことだ?今の発言って………まさか、第三者の手を借りたのかよ!?」

不二咲(裏)「うわーーっ!?ぼ、僕はむしろ、奇跡料理を作ろうとする天悪さんを止めようと……! はっ!待って?僕じゃなくて天悪さんが奇跡料理を作ったんだから、僕はお仕置きされなくてもいいはずだよ!だって僕は何もしてないんだから!!」

文録(裏)「いや、天悪が勝手に作ったにしろ、天悪と一緒に作ったにしろ反則だし。運営陣の許可なく第三者の手を借りたんだし、特殊スキル使ってるのは明白なんだから天悪と一緒にお仕置きされとけ」

フェーリ(表)「天悪からも話は聞くけれど、アナタも多くの過ちを犯したのも事実。お仕置きされる運命は受け入れなさい」

不二咲(裏)「あぃぃん……」(´;ω;`)

なんと不二咲(裏)曰く、この奇跡味噌汁は作者天悪と共同作業した結果生まれたものだというのだーーー!??通りで超高校級であるとはいえ、普通の人間である不二咲(裏)に奇跡料理を作れるのはおかしいとは思ったが、天悪のやつ奇跡習得してたのか!?何にせよ天悪と不二咲(裏)の余罪が発覚したところで、不二咲(裏)のお仕置きは予定されているものが行われることになった……!次に体に来るタイプの奇跡ういろうを作ったりすくませんぱい(表)の番だが……













りすくま(表)「ふむ……わたくしの料理を試食したのは、りんごくん(裏)と綱海くん(表)だったのか。やはり味がしないことが敗因であるようだな」

りんご(裏)「そうですねー、味がないと料理として成立しないものですし……それに、私達やシロクマさん(表)以外の審査員は、同人的展開が起きるのも問題だと言ってましたよー」

綱海(表)「俺らはそこは別に気にしてねーけどよー、海の広さから考えると、そういうもんじゃねーのかもなー。 まぁ深く気にすんな!お前の場合、実験からあれが生まれたみたいだけどよ、改良重ねればみんな認めてくれるって!」ポンッ

りすくま(表)「うむ……今回は文録氏(表)がぶつかってきた衝撃で実験失敗してしまい、料理にすら影響が出たものの……あの料理の改善を施すのもいいのかもしれないな。今回はわたくしの料理を試食し、評価して頂き感謝するよ」

りんご(裏)「いえいえ!せんぱい(表)はお仕置き受けちゃうんですけど……天悪や琴葉姫さん達が考案したものなので、そこまでキツいものじゃないですから!今はお仕置きをこなしてくださいね!」

………こちらは不二咲(裏)の時とは違い、+α審査員の綱海(表)とりんご(裏)が奇跡料理の効果が出ても特に動じることなく、りすくま(表)の料理についても好意的であったためにまるで☆2以上の評価のように和やかな雰囲気になっていた………たまにはこういうパターンもいいとは思うが……かたや修羅場が起きてるのに、よくのんびり話せるな……💦

りすくま(表)「ふふふ。奇跡料理の効果についても、とても興味深かったから、またいずれ実験してみたいところだ」

綱海(表)「おう!俺も暇な時に様子見てみるぜ! にしても、最後はクレーム集まった文録さん(表)か?大丈夫なのか、ちゃんと話し合いできるよな?」

りんご(裏)「まぁ、文録さん(表)の性格とモイモイ(表)の怒りようからして不安ですよね。ちょっと様子見てみましょうか?」

そして最後に、天丼は正に天才級の素晴らしさだったものの、丼の底に自分の連絡先を書き、ナンパ行為を働いたことでクレームが殺到した文録(表)の様子だが………

















文録(表)「おいおい!?なんで俺までお仕置きされねーといけないんだよ!? おっ!モイモイちゃん(表)が俺の料理食ってくれたのか!どうだった?俺の料理の味!会場の奴らからクレーム大量にもらったみたいだけどよー、味はうまかったよな!それと丼の底もちゃんと見てくれたか〜?」ずいずい

モイモイ(表)「………………」

フェーリ(裏)「ああ……ふ、二人とも………」

やはりお仕置き決定となったことに怒っているもののモイモイ(表)の姿を見た途端彼女に詰め寄り出した!モイモイ(表)が一番クレームを出していたことを知らない文録(表)はモイモイ(表)を口説きだし、一方のモイモイ(表)はジト目越しに文録(表)に怒りの視線を向ける。そしてフェーリ(裏)はこの修羅場を少しでも治めようと、ひとまず二人を引き離そうとするのだが……ここで文録(表)がとんでもない行動を取った!?

フェーリ(裏)「あの、文録さん(表)!まずは一度評価用紙を貰って………」

文録(表)「あ?今取り込み中なんだよ、ガキはすっこんでろっての!」ぺいっ

フェーリ(裏)「えっ」

レムレス(表)「は………」

クルーク(表)「れ、レムレス(表)!!落ち着いてください……! 何やってるんですか!?自分がフェーリ(裏)のこともナンパしたくせに、そんなあからさまに違う態度取って………!」

モイモイ(表)「何してるの??ねえ、どういうつもりでフェーリ(裏)を追いやったの???」

文録(表)「いやだって、俺メスガキには興味ないし」

なんと場を宥めようとしたフェーリ(裏)を、興味無いからという理由で雑に対応したのだーーー!??文録(表)の今の行動に、フェーリ(裏)は乱暴を受けたわけではないものの、雑に追いやられた別世界の後輩を見てレムレス(表)は思わず殺気立ってしまう(無論、レムレス(裏)も観客席でブチ切れていたが、周りに何とか止められた)も、クルーク(表)に止められ、クルーク(表)もその場に駆け寄りモイモイ(表)とともに文録(表)に詰め寄るも、+α審査員が誰か完全にわかった文録(表)は更に失言をこぼす……!

文録(表)「つか、この様子だとフェーリ(裏)も俺の料理に当たったのかよー……まぁ確かに女子だけどさ、どうせならエレシュキガルとかに食べてもらいたかったわ……」

イデア(琴葉姫)「(######▼皿▼)」

アズール(琴葉姫)「イデアさん!?落ち着いてください!!」

エレシュキガル(琴葉姫)「あわわわわ………! も、モイモイ(表)!ここで切り上げた方がいいんじゃないかしら!?これ以上話し合いを続けると、とんでもないことになりそうなのだわ!!」

モイモイ(表)「そうだね。これ以上話し合うことはもうないよ。行こ!フェーリ(裏)!」プンプン

フェーリ(裏)「え?あぁ、わかったわ……」

文録(表)「あぁっ!?待ってくれよモイモイちゃーん(表)!もうちょっとお話しようぜーー!?」

+α審査員にフェーリ(裏)が当たったことに愚痴をこぼすだけでなく、エレシュキガルにも目を向け始めたため、 彼女を崇拝し心酔しているイデアをも敵に回してしまったーーー!??このままではもっと修羅場になると、エレシュキガルが慌ててモイモイ(表)に話を切るよう頼み、モイモイ(表)もフェーリ(裏)を守るべくフェーリ(裏)を連れてその場を去った……! さて、最後にケロちゃん達と「司会業はちゃんとする」と約束したはずが、実際は小松田の替え玉を提案したり、不二咲(裏)とともに奇跡料理を作っていた天悪も呼ばないとならないのだが、ここまで来ても天悪はこの場に現れない……

シロクマ(表)「天悪さんはまだ来ないんだ……仕方ないから、お仕置きの内容を発表することにするよ」

アーサー(琴葉姫)「あぁ。これはうちの作者と天悪さんが話し合った結果決まったことだが……お仕置きとは別で、☆2評価のサトシ(表)や塵(表)、デイル(表)にはキッチンや会場の掃除を、+α審査員の手伝いもありながらやってもらうことになってるが……不二咲(裏)とりすくま(表)と文録(表)と天悪さんにはメリーディストピアの世界の一部の大掃除を、筆頭となってやってもらう」

ケロちゃん(裏)「もちろんお前らのサポートはこちらも欠かさず行うし、小吉(裏)と秀作(表)には現場監督を務めてもらうからな」

サタン(裏)「現場監督といっても、文録(表)達が途中で逃げないように見張ってもらうくらいだけどね……」

不二咲(裏)「えー!?大掃除って、そこまですることないじゃないですかぁーー!」

文録(表)「そうだそうだ!!なんで俺までんなことしなきゃなんねぇんだよ!!」

ケロちゃん(表)「いや、そう言われてもカキコの他の料理対決よりかはかなーーり甘いほうやで!?お前らもあそこまでの仕打ちは受けたくないやろ!?」

不二咲(裏)・文録(表)「「お掃除頑張らせていただきます!!」」ビシッ!!

りすくま(表)「ふむ、わたくしも構わないよ。お仕置きとしても最適なものですから……ただ、天悪くんはいつこの場に戻ってくるのだね?早く天悪くんに戻ってきてもらわなければ、なんとも言えないが……」

琴葉姫「そうだよな、りすくませんぱい(表)の言う通りだよな……… 天悪さん!!どうか戻ってきてください!!お仕置きについては眉毛も交えて話し合ったんですし、大丈夫でしょう!?」

アーサー(琴葉姫)「これ以上この場の全員を待たせる訳にもいかねぇし、小松田(裏)と共に戻ってきてくれ!!」

お仕置きの内容は、メリーディストピアに括られる世界のいくつかの大掃除。お仕置きとはいえ大規模なので、固定審査員を初めとした面々も手伝うが、基本的には不二咲(裏)とりすくま(表)と文録(表)と天悪とで協力して取り組まなければならない。現場監督として王馬(裏)と小松田(表)もいるため、逃げ切るのも容易ではない状況に追い込まれているが……お仕置きを執り行う為に、天悪を早く見つけたいところ!いったい天悪はどこに………?














天悪「………」スーッ

桃(裏)「ひっ!?うわーーーーっ!?? て、天悪!?いきなり浮き出てきたんだけど!??」

会場一同「「「えっ!??」」」







※ここから料理対決(の結果発表)というテーマからかけ離れた描写が発生することを深くお詫びいたします………!
感想まだ

Re: 第二回天悪版料理対決 〜発狂物語Ⅱ〜 ( No.85 )
日時: 2021/07/01 22:00
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

桃(裏)「えええーーーっ!? ちょっと待ってよ!?今天悪が浮き出てきたみたいに現れたよ!?」

アーサー(琴葉姫)「なに!?天悪さんがか!?」

琴葉姫「天悪さん!!今までどちらへ!?今お仕置きを始めるところだったんですけど……!!」

小松田(表)「あれ?後ろに小松田君(裏)もいる!」

小松田(裏)「あぁ、やぁ……」(;´・ω・)

結果発表も終わり、後は☆1以下や問題児達にお仕置きを始めるだけとなった料理対決だが、ここで後半から姿をくらましていた天悪と小松田(裏)が戻ってきた!いったい今まで何をしていたのか……!?

天悪「お久しぶりです!いやー、まだお仕置きされる訳にもいかなかったので、天悪の『相手の神経や精神に干渉する能力』を駆使して、皆さんには天悪と小松田くん(裏)の姿を認識できないようにしてました!なので、実はずっと会場内にいました(爆)」

ソニック(霊歌)「なにっ!?くそ!!作者さんの能力だからといって、この俺が天悪さんの気配に気づけなかっただと……!?」

マリオ(霊歌)「でも天悪さん……どうしてそこまでして、僕達から逃げ続けていたんですか?」

ちびノブ(柊)「ノブノブ?」

天悪「その前に!問題!」デデン!

琴葉姫「は????????」

ケロちゃん(表)「問題て……!いきなり何言うとんねん!?」

天悪「実は天悪と小松田くん(裏)、姿を認識できないようにしてただけでなく、相手の認識を別の人に見えるようにして、擬似変装してました」

イデア(琴葉姫)「なんて??????????」

サタン(裏)「あー………これは例えるなら、家庭教師ヒットマンREBORN!でいう幻術師のやり口と似たような感覚だね💦」

天悪「そう!さて、映像をご覧下さい」

ケロちゃん(裏)「お前まさか………なるほど。会場のモニターに自分の体験を念写しているのか……」

エレシュキガル(琴葉姫)「それで、いったい何が映し出されているのかしら……?」

なんと天悪は自らの能力を利用し、会場内で息を潜めてたらしいが、マリオ達から事情を聞かれるも突然クイズに移行した!?そのクイズのVTR(天悪の念写)を見てみると……


━━━━━━━━━━━━━━━

A

シェゾ(裏)「いったいどこ行ったんだあいつ……!? あっ、サタン(裏)!天悪見つけたか!?」

サタン(裏)「ううん、全然……!シェゾ(裏)も見つけられてないんだね……」

シェゾ(裏)「あぁ。あいつ本当どこに行ったんだ?サタン(裏)も気をつけてくれよな!」

サタン(裏)「うん!シェゾ(裏)も気をつけて……!」

━━━━━━━━━━━━━━━


━━━━━━━━━━━━━━━

B

うるおいちゃん(表)「天悪ちゃんってばどこ行ったのよ……あっ!茄子君(裏)!天悪ちゃん見つかった!?」

茄子(裏)「うるおいちゃん(表)!ううん、全然だよ……!ここまで見つからないなんて……」

うるおいちゃん(表)「ゲストさんもいるし、そもそもコラボさせて頂いてるのに何してるのよ…!早く見つけちゃいましょう!」

茄子(裏)「そうだね、琴葉姫さん達のためにも、早く決着つけないと!」

━━━━━━━━━━━━━━━


━━━━━━━━━━━━━━━

C

塵(表)「奴め、どこに行った……!? おいシャミ子(裏)、天悪は見つかったか」

シャミ子(裏)「塵君(表)。それが全然で……天悪もそこまで遠くには行かないと思うんですけど……」

塵(表)「奴の企みが不明な以上、不用意に遠くへは行けないか……シャミ子(裏)、用心しておけよ」

シャミ子(裏)「はい。塵君(表)もお気をつけて」

━━━━━━━━━━━━━━━


━━━━━━━━━━━━━━━

D

アーサー(琴葉姫)「天悪さんには早く戻ってきてもらいたいところだが……おい!そっち見たか!?天悪さん………」

琴葉姫「いや、こっちも全然だ………!その様子だと、眉毛も見てないか……」

アーサー(琴葉姫)「天悪さんの真意が知りたいんだが……今のままだと難しいよな……よし、改めて探すわ!見つけたらすぐに教えろよ!」

琴葉姫「もちろん!眉毛も、天悪さんを見つけたら穏便に引き止めるんだぞ!」

━━━━━━━━━━━━━━━


天悪「この中で天悪がいる映像はどれでしょう?レディーゴー!」

10

9

8

サタン(裏)「それ、オー〇スター感〇祭のつもり?」

ケロちゃん(表)「またいきなりネタぶっ込むなや……何企んどるかわからんし、しゃーないから付き合うけどなー」

どうやら擬似変装により、別人に見せている天悪を当てるクイズのようであり、某大手番組風にお送りされているが……その場にいる者達は仕方なしに答えを決めていく。やがて10秒経って……

天悪「アンサーチェック!」



A:58人

B:39人

C:90人

D:13人



ケロちゃん(裏)「シャミ子(裏)が何やら誘導しているように感じてだな……」

琴葉姫「私も同じだな…それで、正解は……?」

天悪「正解はこちら!」

デデデデン!



A:58人←不正解

B:39人←不正解

C:90人←正解

D:13人←不正解



天悪「正解はCで、シャミ子(裏)に変装してました〜!小松田くん(裏)も透明に見せて、カモフラージュしております!!」

シャミ子(裏)「そうですよね、私あの時は塵君(表)に会えてなかったので……」

塵(表)「何 し て ん だ お 前 は」

天悪「さっ!そんなわけでチャンピオンはこの方〜!」



早押しベスト10

1 : 東方見文録(表)(東方見文録) 0:42
2 : グリズリー(裏)(しろくまカフェ) 0:43
3 : すず(表)(おしりたんてい) 0:45
4 : 大神さくら(裏)(ダンガンロンパ) 1:00
5 : 鶴町伏木蔵(表)(忍たま乱太郎) 1:05
6 : 桃太郎(裏)(鬼灯の冷徹) 1:07
7 : サトシ(表)(ポケットモンスターシリーズ) 1:09
8 : 吉田優子(裏)(まちカドまぞく) 1:15
9 : 薬研藤四郎(刀剣乱舞) 1:16
10 : しずくちゃん(表)(しずくちゃん) 1:22



天悪「チャンピオンは文録さん(表)で〜す!チャンピオンとなった文録さん(表)には金一封とニンテンドースイッチを贈呈しま〜す!」

文録(表)「っしゃやりぃ!!金一封に加えてSwitchはデカいぜ!!」

マルコ(表)「いや………これどういったクイズなのさ💦」

シロクマ(表)「こういう茶番は置いといて、天悪さんもお仕置きを受ける準備を整えてほしいね」

オール〇ター〇謝祭風のクイズの結果、文録(表)が見事正解&チャンピオンとなり、金一封とニンテンドーSwitchが贈呈された……とはいえ、天悪も文録(表)もお仕置きを控えているので、天悪はふざけてないで大人しく受け入れてほしい……というか……

シロクマ(表)「そもそも、天悪さんはどうして小松田くん達を替え玉させたり、不二咲くん(裏)と一緒に奇跡料理を作ったのか……その動機を聞かせてほしいな」

ケロちゃん(表)「そうやぞ!せっかくワイらと約束したやんか!なんでなんや天悪!」

まず第一に、天悪が何故ケロちゃん達との約束を破り、様々な迷惑行為を働き続けたのか気になってしょうがない。まずその動機を聞かない限り、お仕置きに入るにも後味が良くないものもあるからだ……その質問に、天悪も一度顔を俯かせる。

天悪「……………それはね」


















天悪「構ってもらえなくて寂しかったんだーーー!!!」

ケロちゃんズ「「はぁー………?」」

琴葉姫「構ってもらえなかった……とは?」

天悪「だって料理対決前日から琴葉姫さん達夢交界の人達がメリーディストピアに滞在してたから、みんなが琴葉姫さん達にばかり構うし、琴葉姫さん達も私と遊んでくれなかったから寂しかったんですもん!!!」

アーサー(琴葉姫)「え………じゃあ、もしかして自分と話してくれなくて、構ってもらいたさにこうして迷惑行為をやって、注目されてから俺らと一緒に遊ぶことが目的……ってことなのか?」

天悪「うん!!ここから夜通し遊ぼうみんな!!」

………なんと、天悪は料理対決の開催決定から、住民達が琴葉姫さんたち夢交界から来た人達に注目し、自分の存在が顧みられないことが辛かったようであり、自分のことを皆が注目するために今回の騒動を起こしたというのだ!?

小松田(裏)「料理対決で大事な役目をしてるのに何言ってんだとは思ったけど…言い分もわからないことはないから、天悪さんについてきてたんだ💦」

琴葉姫「ええええええ………!?そんな、天悪さん…とても寂しい思いをさせてしまったんですね………とても申し訳ないです……!私の責任だ、これはお詫びしなくては………!!」

アーサー(琴葉姫)「作者!!これは天悪さんの勝手な感情だし、気にする事はないからな!?」

サタン(裏)「そうか………確かに琴葉姫達と交流したかったし、それで君のことを蔑ろにしてしまったからには、僕達にも責任はあるよ……寂しがらせてごめんね天悪……… ただ、それで料理対決をめちゃくちゃにしようとするのはやめてほしいかな」

シロクマ(表)「うん、寂しかったら何してもいいわけじゃないからね。後で構い倒すから、今はまずお仕置きに参加してほしいかな」

天悪「やだやだみんなと遊ぶ!!遊びたいんだもん!!」

ケロちゃん(表)「お前なぁ……完全な駄々っ子になっとるぞ!琴葉姫はんや他世界からのゲストの前なんやから、少しは気持ち落ち着けてやー!」

ケロちゃん(裏)「お仕置きもさっき言った通り清掃作業をやるが、終わったあとに遊んでやるから……!」

天悪「むー!!みんな遊んでくれない………仕方がない。『メリディスウォッチ』を使って、『ともだち住民』を呼び出すか……」スッ

ユリーカ(裏)「ちょっと待ってそれ既視感あるよ!??」

天悪が遊んでほしいと訴えるが、子どものようなわがままに今は対応できないと、ケロちゃん達がなんとか天悪を宥めるも……構ってもらえないとわかった天悪は 妖怪ウォッチに酷似した腕時計を用意した!?待て、メリディスウォッチってなんだ!??



天悪「俺の友達!出てこい『鯰尾藤四郎』!」ヒュンッ!

薬研(柊)「………はっ?」

天悪「メリディスメダル、セットオン!」カチャン!

\Ladies and gentleman, Nyororon-Zoku!/

♪ニョロロンニョロロンニョロロンロン、ニョロロンニョロロンニョロロンロン!

鯰尾(柊)「鯰尾藤四郎っ!」ドン!

会場一同「「「おいいいいい何やってんだああああああああ!????」」」

なんと天悪、メリディスウォッチとメリディスメダルとやらで、柊さんサイドの鯰尾藤四郎を呼び出したああああああ!???突然の兄弟の登場に、薬研が一番唖然としているが……それを気にとめず天悪が鯰尾に向けて……

天悪「鯰尾!いくぞ、変化の術だ!」

鯰尾(柊)「了解ですっ!よーし、行きますよー!」

天悪・鯰尾(柊)「「イリューーーージョン!はぁっ!!」」トストストス……ビッ!!

薬研(柊)「ポーズまんまドラゴンボールのフュージョンじゃねぇか!??」

風丸(裏)「鯰尾さんも柊さんとこから来たゲストだろうに、なにやらせてんだよwwww」

なんと天悪と鯰尾はドラゴンボールのフュージョン……ではなく、イリュージョンとやらをポーズを完璧にやったのだーーー!??ツッコミが追いつかないが、天悪と鯰尾の最後のポーズが決まったその瞬間、周囲の光景が料理対決の会場ではなく、旅館の寝室のような光景に変化した!!

王馬(裏)「うわぁっ!周りが部屋に変わっちゃったよ!……オレの服も寝巻きになってる!?」

ブラウン(裏)「あ!!本当ですね……天悪!鯰尾さんも!いったい何するつもりなんだ!」

りんご(裏)「ここでお昼寝でもするんですか?」

天悪「そういうつもりじゃないよ!ここからみんなで夜通し遊ぶんだってば!」

鯰尾(柊)「これからみんなで枕投げしましょう!人が多いから5、6グループになると思いますけど、最後の一人として生き残った人が勝ちです!」

天悪「ここでは特殊スキルたくさん使っていいから、マジの抗争にならない程度に生き残りを目指してねー!」

そして天悪と鯰尾は、その場の住民やゲスト達に対して枕投げを持ちかけてきた!確かにその場にいる住民の人数は多いんだが、フィナーレでも料理対決の途中であるため、乗り気になる住民は見られない……

琴葉姫「いやぁ、天悪さんと柊さんサイドのずおのお願いとはいえ……ここで枕投げして話の展開が正しく進むとは思えないですよ……(クズ)」

アーサー(琴葉姫)「天悪さんと柊さんサイドの鯰尾には悪いが、天悪さんは今は俺達と遊びたい気持ちは我慢して、大掃除やってくれ……不二咲(裏)とりすくま(表)と文録(表)も覚悟決めてんだぞ」

不二咲(裏)「そうだよぉー!天悪さんもふざけてないで、早くお仕置き受けようよ!そうしないと解放されないんだよぉ!?」

りすくま(表)「我々と会話し遊ぶ機会はご褒美だと思えばいいのです。これも固定審査員の面々から与えられた愛の試練……そうは思いませんか?」

文録(表)「お前だけいい歳こいて抵抗してんじゃねーって……こっちが冷静になってくるわ」

王馬(裏)「あの、枕投げならお仕置きが終わったあとで付き合うから、今はお掃除に入ろう?このままじゃあみんなも困っちゃうよ……」

小松田(表)「天悪さん、お願い!ここは我慢してお掃除に付き合って!ね?」

天悪「むぅ!みんなこれでも乗り気にならないか。どうする?」

鯰尾(柊)「では、ここでもう一人ともだち住民を呼び出しましょう!」

天悪「そうね!じゃあいくぞーっ!」スチャ!

ケロちゃん(表)「ってぇ!?まだ引き込んだ奴おんのかい!?」



天悪「俺の友達!出てこい『鏡音リン』!メリディスメダル、セットオン!」ヒュンッ!カチャン!

\Ladies and gentleman, purichi-Zoku!/

♪プリチープリチー! Oh my lovely! プリチー! プリチープリチープリチー…… Oh purichi!

リン(柊)「鏡音リン!」スタッ!



薬研(柊)「ちょっと待てさっきからうちんところの身内や仲間が天悪さんについてんだが……(頭抱え)」

ちびノブ(柊)「ノブ……」肩ポン

春奈(裏)「えっ!?リンちゃんも柊さんとこのって……なんで天悪に協力してくれてるんですか!?」

天悪と鯰尾はこの場の者達とどうしても枕投げがしたいようだ。そのため新たにメリディスウォッチでともだち住民であるらしい鏡音リンを呼び出した!??リンもノリノリで召喚されてきたが……その手には謎の少々大きめなバスケットが!?中に入っているのはなんだ……?

天悪「リンちゃん!枕投げで優勝した際のご褒美のあの子たちをここに出したげて!」

リン(柊)「オッケー天悪さん! さー、怖くないからね。おいでー!」パカッ

テレレレレレレン♪

わんこ1「はっはっはっ………」

わんこ2「きゅんっ!きゅうん!」ころん!

天悪に促されリンがバスケットを開けると……なんと出てきたのは様々な種類の子犬……すなわちわんこだった!?まるで動物番組のような展開に一部住民達は歓声をあげるも……天悪とリンがサラッと説明を挟む。

天悪「この場に来て頂いたのは、ワンコロ警察学校の訓練生のみなさんでーす!」

ブラウン(裏)「あっ!あーーー!??通りでつい最近見覚えがある気がすると思えば……!!何してるんですか、マルチーズ署長達ワンコロ警察からも怒られますよ!?」

リン(柊)「枕投げに参加して優勝した一人には、一日限定で訓練生のみんなと専用のアパートで一人暮らしできるよー!たくさんのわんちゃんと触れ合いながらの独身貴族生活はとても癒されるはず!」

ソニック(霊歌)「優衣なら即釣られそうだな ………じゃない!!そうじゃなくて、天悪さんは頼むから覚悟決めて前に進んでくれよ!!」

マリオ(霊歌)「そうですよ!せっかく王馬(裏)と小松田(表)や不二咲(裏)達も応じているのに……柊さんとこの鯰尾とリンもその辺にして!」

モイモイ(裏)「わんちゃんはかわいいけど……天悪!これ以上の抵抗はみっともないよ!」

影山(表)「このままじゃあ料理対決も終わらないし、後で遊んでやるから、今はやるべきことやってくれよ」

鯰尾(柊)「うーん!ワンコロ警察学校から遥々来てくれた訓練生のみんなでもダメかー!」

リン(柊)「天悪さん、どうする?お仕置きに入ってから枕投げする?」

天悪「今のこの時間は………ずーっと終わってほしくないかな!ずっとこうしてたいですねぇ!」←←←

ケロちゃん(裏)「おい……!」

シロクマ(表)「他のみんなも疲れてきてるのに、さすがにそれは……」

サタン(裏)「構ってもらうための手段が迷惑なんだよなぁ……はぁ、お願いだからもうちょっとしっかりしてよ……」

天悪「というわけで、柊さんサイドから最後のともだち住民を呼びますね!」スチャ!

天悪とリンはワンコロ警察学校からの訓練生を連れてきてまで枕投げしてもらいたいと交渉するも、それも失敗したため……また新たにともだち住民(柊さんサイド)が呼び出されるようだOTL 最後のともだち住民とは……?











読者の皆様、柊さん、今の時点でも混沌としていることで困惑されてしまったらすみません:( ;´꒳`;)
感想まだ

Re: 第二回天悪版料理対決 〜発狂物語Ⅱ〜 ( No.86 )
日時: 2021/07/01 22:05
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)





天悪「俺の友達!出てこい『織田信長』!メリディスメダル、セットオン!」ヒュンッ!カチャン!

\Ladies and gentleman, Ijin-legend!/

♪レジェンドー(偉人!) レジェンドー(偉人!) レジェンドー…えらー!いー!ひとーーーー!

信長(柊)「織田信長!」シュタッ!



ちびノブ(柊)「ノブァァァァァァ!????」

薬研(柊)「おい落ち着け……!気持ちはわかるが……!」

うるおいちゃん(表)「天悪ちゃんってば、信長さんとも手を組んだの!?」

茄子(裏)「なんで天悪に協力してくれてるんだよ …… って、これ何気にまずい状況なんじゃあ!?」

なんと偉人レジェンド住民(???)として呼び出されたのは、日本で一番有名な武将である「少女」、織田信長だったーーー!?? この出来事に信長のやらかしにより誕生したちびノブが大いに動揺し、他の住民もこれまで以上に嫌な予感を感じ取る!!そしてその予感は的中することとなる……!

信長(柊)「うむ!偉人レジェンド妖怪……間違えた!偉人レジェンド住民、織田信長!満を持して登場じゃ!今の戦況はこちら側がやや劣勢、といったところかのう?皆が枕投げに応じてくれんのか?」

天悪「そうなんですボス!!せっかくワンコロ警察学校の訓練生のみんなにも協力して頂いているのに、枕投げに参加すらもしてくれんのですよ!!」

鯰尾(柊)「このままでは天悪さんが干からびて、(›´ω`‹ )になってしまいます!!」

リン(柊)「何か策を練ることはできませんか、ボス!!」

信長(柊)「うむ、ワシに任せておけ!それなら思い切って作戦変更じゃ、お主もあのてぃーあーるぴーじー大好きじゃろ?この場に持ってこれるか?」

天悪「あ!あります!てかこういう時のためにも持ってる分だけ持参してます!!」

天悪により召喚された信長……って元ネタはっきり言っちゃったし。彼女もかなり天悪のことを気に入ってるようであり、更に何やら策があるらしい。天悪は信長が言っているそのTRPGのルールブックを6冊用意して、改めて全体に向き直る!

天悪「みんな!枕投げがダメなら、『キルデスビジネス』はどうだい!?楽しいヨ!!」

桃(裏)「え!?キルデスビジネス……ってなに???」

信長(柊)「あぁ!きるですびじねすもてぃーあーるぴーじーの一つじゃよ。複数の対人又はおんらいんで行う臨機応変なげぇむでな。げぇむますたーの進行とげぇむますたーの作ったシナリオやそのてぃーあーるぴーじーのるーるの下、演技……ろーるぷれいで会話を交えたり、時に賽で判定をしたり等して、どらまを展開させるげぇむなんじゃ」

マルコ(表)「な、なるほど……!未来にはそのような遊戯が存在するんだね……!え、えっと……それで、キルデスビジネスというTRPG?はどういったことをしていくのかな?」

天悪と信長達が持ちかけてきたのはTRPGの一つ、「キルデスビジネス」。天悪が唯一ルルブを多く持参しているTRPGだ。信長の説明していたことを少し補足して説明すると、TRPGとは紙とペンとルールブックとサイコロを必要とする対人ゲームで、プレイヤー(PL)達はプレイヤーキャラクター(PC)を作りRPしながら、ゲームマスター(GM)の作ったシナリオやそのTRPGのルールの下ゲームを進行していくというものなのだ。聞きなれない単語やゲームに、思わず多くの住民やゲストが食いつくが、天悪からルルブをわけてもらった鯰尾が説明したキルデスビジネスの基本ストーリーとは………!




鯰尾(柊)「ええとね。『あなたがたPCは、悪魔と出演契約を結び、ヘルTVのお送りする『キルデスビジネス』という殺人リアリティ番組に出演することとなる。PCは魂の取り立て人、『回収人コレクター』となり、黄金の魂を持つ標的を殺害し、番組の視聴率を高くキープしたりしながらも高得点を保ち続けて、優勝できた回収人が晴れて願いを一つ叶えることができる』という娯楽なんだって!」

シェゾ(裏)「は………待て待て!?ゲーム内容が過激だな!?それこの場の全員交えてやるにはキツいだろうが!!子どももいるんだぞ!?」

そう、キルデスビジネスは悪魔の開催しているリアリティ殺人ショー番組であるため、PCが殺人を犯すゲームなのだ!!この時点で子どもや正義感の強い人にはキツい内容となっているため……

ラグナス(表)「さつじん!?いくらゲームだからって、そんなのダメだ!おれやみんなにそんなことさせないでくれ!」

リン(柊)「いやいや、実際に殺人するわけじゃないよ!あくまでゲームで、そういう内容の物語なだけだから!」

入間(裏)「いえ、それでもラグナスクン(表)のような人達にはキツイですよ、その辺りの配慮はしてください…… そもそもキルデスビジネスには過激な暴力シーンや……その………エッチなシーンが普通に含まれるじゃないですか」

小松田(表)「ふぇぇ!??そ、そんなゲームやるの……!?」

文録(裏)「おいおいこれ子どももいる中でやって本当に大丈夫なのか( ;´・ω・`)」

天悪「安心しな、GMは私と鯰尾くんとリンちゃんと織田信長様とでやるから!私なんて久しぶりにやるんだけど」←

シロクマ(表)「どこも安心できないね……」

サタン(裏)「………やっぱり天悪も早くこういう茶番はやめt」

信長(柊)「おっと!お主はワシがげぇむますたーを務めるぐるーぷに入ろうか!あっ、夢交界の創造主と桃矢(裏)とやらと乱太郎(表)とやらもこっちに!」ぐいっ!

サタン(裏)「えっ!?ま、待って!?僕はし、しないよ……うぅ、力強い」(´;ω;`)

琴葉姫「私も仲間に入れられたんだが(??????)」

桃矢(裏)「あはは……💦 乱太郎(表)ってまだこのTRPGやっていい年齢じゃなくないか……?」

乱太郎(表)「正気ですか???????」

ラグナス(表)や入間(裏)といった者達が抵抗するも、キルデスビジネスは天悪達がGMとなってグループ分けされた上で行われるようだ……!信長がGMとなるグループでは、参加者はサタン(裏)と琴葉姫さんと桃矢(裏)と乱太郎(表)の4人となるようだが、10歳にやらせていいTRPGじゃないし、天悪はTRPGやるよりお仕置きの清掃やって?????

ラグナス(表)「そんな!らんたろー(表)やことはひめお姉さんたちに人をころさせるのはやめてくれ!!たのむから!!」

入間(裏)「そうですよ!やるならせめて他の穏便なゲームにしてください!」

信長(柊)「おおう!?むーん……せっかく天悪が持っとるもんじゃし、ワシもやってみたかったんじゃが……どうする天悪、他にてぃーあーるぴーじーのるるぶは持っておるのか?」

天悪「すみませんキルビジしか持ってないんです」(´;ω;`)

鯰尾(柊)「うーん、だからといって主から他のものを借りに行くのもリスキーだしなー」

リン(柊)「だけどラグちゃん(表)も美兎さん(裏)も、今ので興奮しちゃってるみたいだし……」

入間(裏)「どうにか……キルビジのルール自体を子ども向けにすることはできないのですかっ!?」

ラグナス(表)「お願いだ……みんなをコレクターにするのはやめてくれーーーーっ!!」

入間(裏)とラグナス(表)が必死に天悪達にTRPGを別のものにするよう訴える………その時だった。















ふわり………ぱぁぁっ。

なんて、花弁が舞い散るとともに、一人の"男士"が現れたのは。




ラグナス(表)「え?」

入間(裏)「へ………?ラグナスクン(表)、キミのそばにいる彼は………」














厚(表)「よっ……と。オレは厚藤四郎!兄弟の中だと鎧通しに分類されるんだ」

乱太郎(表)「えっ!?ええええーーーっ!??て、天悪さん!?また柊さんのところから召喚しちゃったんですか!?」

天悪「………え?私何もしてないけど……」

琴葉姫「………マールーシャの本丸の厚君とも違うっぽいな……この厚藤四郎、もしかして……………」

そう、この場にいるのは「刀剣男士」、厚藤四郎。審神者により人として顕現されし付喪神だ。ただ、この厚は琴葉姫さんのところのマールーシャや、柊さんの顕現した彼ではない。彼の主である審神者は………



厚(表)「アンタが、オレを顕現させてくれた"大将"か?」

ラグナス(表)「え? そうなのか……?」

入間(裏)「ワタシに聞かれましても……琴葉姫さんは何か知っていますか!?」

琴葉姫「いや私もどちらかというと提督だから、刀剣男士の顕現について詳しくは知らないな(クズ)(震え声)」

鯰尾(柊)「………そこにいる厚は、ラグナスさん(表)が顕現したことに間違いないよ」

サトシ(表)「え!!そうなのか……鯰尾と薬研、もしかしてわかるのか?」

薬研(柊)「あぁ。俺らも大将といった審神者の霊力によって顕現され、刀剣男士として生かされている以上は、他の霊力やそれによる顕現もわかる。そこにいる厚は、ラグナスさん(表)自身の霊力によって刀剣男士として顕現されることができたんだ」

ラグナス(表)「ええぇーーーー!??」

入間(裏)「と、いうことは………何故厚クンがこの場にいるのかは不明なのですが、ラグナスクン(表)は本日より、審神者となった……と?」

???「あ!あのうねる金髪にゴーグル……間違いない!あの人ねっ!ご主人さまーーー!!」

同じく刀剣男士である鯰尾と薬研が察した通り、ラグナス(表)が厚を顕現したのであり、これによりラグナス(表)が刀剣男士を顕現できるほどの霊力を持つことがわかったのだ!ただ、天悪や琴葉姫さんを初めとした周りの面々はおろか、厚を顕現した審神者といえるラグナス(表)も戸惑いを隠せなかったが……新たに来訪者が現れたため、今度は入間(裏)を中心とした一同がそちらの方を向く。その少女は……



琴葉姫「えっ!???漣ちゃん!????どうして漣ちゃんがここに!????」

漣(裏)「え?なんであなたが漣のこと知ってるんですか? まぁそんなことより!あなたが『超高校級の発明家』入間美兎(裏)提督ですね!?」

入間(裏)「はっ!?確かにワタシが超高校級の発明家である入間美兎(裏)で間違いありませんが……あなたはいったい?いえ、その機械に『提督』って……もしかして………!?」

漣(裏)「ご主人さま、もしかして『艦娘』の存在をもう知っておられるんですか!?わぁ……!だったら話は早いですね!特型駆逐艦の19番目、綾波型でいうと、9番目の漣だよ!こう書いて漣と読みます、覚えておいてくださいね! 漣はあなたの鎮守府に初めに着任するにあたって、最初の任務として、あなたのことを直々に迎えに来たんです!これ、軍令部からの電報です!」

入間(裏)「え?どれどれ………『超高校級の発明家、入間美兎殿(裏) 貴殿の類まれなる才能とそれによる戦果を見込み、本日より貴殿を艦娘を率いる提督に任命し、此方の指定せし鎮守府に着任することとする。深海棲艦から人類を救う使命を艦娘と共に遂行すべし』 こ、これは………!!」

漣(裏)「漣のいる世界はね……世界中が深海棲艦に脅かされていまして……だから、漣たち艦娘が、深海棲艦を倒して、世界に平和をもたらさないといけないんです。軍令部からは『高校生故断られる覚悟もできている』とも言われていましたし、ご主人さまも高校生なので他の鎮守府と比べて活動時間が少なくなるようになっていますけど…… お願い!どうか漣と一緒に戦って!!」

その少女は深海棲艦に唯一対抗できる艦艇の記憶を持った少女、「艦娘」の一人の漣であり、彼女は艦娘と縁のある海軍から派遣され、自分が従うこととなる提督となる入間(裏)を迎えに来たというのだ!どうやら入間(裏)の判別は軍から与えられた入間(裏)の顔写真でとったようだが、周囲も注目する中、入間(裏)も恐る恐る口を開く……

入間(裏)「……………恐らく、ワタシの今いる世界とキミの世界は別世界なので……確認しておきたいのですが、ワタシが提督となっても、この世界や自分の世界には定期的に帰れるんでしょうか?」

漣(裏)「もちろん!漣もご主人さまの世界に遊びに行けるから」

入間(裏)「……わかりました。ワタシもキミの話を聞いて、キミの世界が脅かされていると聞いて黙っているわけにもいきません!ワタシに世界を救う権利があるのなら……ワタシは協力しますよ」

漣(裏)「ご主人さま………ありがとう!!」

入間(裏)は艦娘を率いる提督となることを受け入れ、漣に優しく微笑んだ……そのことで漣も満面の笑顔となる!そして、厚と漣がそれぞれラグナス(表)と入間(裏)に向き合う。

厚(表)「それでよ、大将!オレせっかく顕現されたんだし、何か活躍してみたいんだ!ちょっと何か頼んでみてくれよ!オレがやれることならやるぜ!」

漣(裏)「漣も、これからご主人さまが着任する鎮守府での生活ややるべきことを教える任務がまだ残ってるけど……他に漣に何をしてほしいか教えてください!せっかく提督になるんですから!」

ラグナス(表)「え?やってもらいたいこと……となると」ちらっ

入間(裏)「一つだけあります……よね?」ちらっ
















天悪「え?ワシですか???」



ラグナス(表)・入間(裏)「「じゃあ、あの人何とかして止めてくれ(ください)」」

漣(裏)「わかりました。駆逐艦漣、出るっ! いっけぇー!!」シュドッ!!

天悪「でぇぇーーー!??待て待て待て主砲はマジでシャレにならないからぁ!??」ドカーーーン!!

厚と漣から自分にやってもらいたいことを言ってほしいと頼まれたラグナス(表)と入間(裏)は、暴走を続ける主犯の天悪を止めてほしいと頼んだ!そのため、まず漣が天悪に向けて主砲を撃ったが、これは威嚇射撃のようなものなので天悪には当たってないが…… え?鯰尾にリンに信長?空気を読んでくれているのかワンコロ警察学校の訓練生のみんなを避難させつつ一緒に遊んでますが?←

厚(表)「よし!オレの番だな!組み付いちまえば、オレのもんだ!」ドタンッ!トンッ

天悪「ちょっと待て待て待てさすがに短刀使うのはどうかと思うよぐふぅ!??」がくっ

厚(表)「安心しな、峰打ちだ。一般人の命はとらねーって」

ぐにゃあああああ………

ソニック(霊歌)「あ!俺達の衣装と会場が元に戻ってく!天悪さんが今の二人の攻撃で気絶したからか?」

マリオ(霊歌)「天悪さんを止めてくれてありがとう!漣に厚!」

そして厚が峰打ちにより天悪の急所を突いたことで天悪は失神、それにより天悪の幻惑の力を打ち消すことに成功した!ついに訪れる平穏な時に、その場の全員が安堵した……










こんなところで新たに刀剣乱舞と艦これ取り入れます???
感想まだ

Re: 第二回天悪版料理対決 〜発狂物語Ⅱ〜 ( No.87 )
日時: 2021/07/01 22:11
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

???「ようやくくたばりましたか。よかった……これで安心して彼に使命を託すことができます」

しかし、また新たな来客か誰かの声が届く。そのため一同が後ろを向くと、そこには黒服スーツに身を包む男性が大勢……その彼らを率いるように前に立っていたのは、こちらも上品に黒いスーツを着こなす女性。女性の赤い髪はシニヨンでまとめられており、クールで端正な顔立ちをしているものの、これまた赤い右目はモノクルをしているものの、一方で左目どころか左側の顔面の半分は赤い仮面で覆われていた。彼女らの正体は、もしかして……?

伊作(表)「あのー、貴方達はいったい?ここらでは見かけませんけど、私達に何か用事でしょうか?」

菜詰「ええ。まず自己紹介をしますと…私はくれない 菜詰なつめ。西暦二二〇五年より時の政府から派遣された役人です。この世界にてこちらの調査により、審神者としてふさわしい霊力の持ち主が存在すると判明したことで、誰が審神者であるのか試験をしに来たのです」

鬼灯(裏)「時の政府………役人!?ということは……厚さんがこの場にいたのは、もしかして……」

厚(表)「あぁ!この人達に運ばれて来たんだ!どうやら試験内容は時の政府の役人が付近に潜んで、持っている刀剣が審神者の霊力と反応し、顕現までできたら合格、その後時の政府の管理下で本丸の生活や役割を学びながら、霊力の程度を確かめていくってものらしいぜ?」

菜詰「厚藤四郎が語った通り、私達は貴方が正に刀剣男士を顕現した様を見ていました…… ラグナス・ビシャシ(表)。貴方には審神者としての素質があります。我々と共に、時間遡行軍と戦っては頂けないでしょうか?無理にとは決して言いませんが……」

ラグナス(表)「えっ?………ひいらぎお姉さんたちから、刀剣男士のみんなの使命は聞いてるから、おれがやるべきことはわかるけど……… もしさにわになったら………おれはもう、ここにいるみんなと会えないのか?はなればなれになっちゃうのか……?」

菜詰「………その点は心配いりません。審神者としての研修期間は人それぞれであれ、終わり次第また元の世界に戻ることができます。なので、審神者となっても仲間と会い、共に過ごすことはできますよ」

ラグナス(表)「そっか、じゃあおれ…さにわになってみる!おれは勇者だから、世界の平和を守りたいんだ。だからあつしお兄さんといっしょに、過去の時間と時代を守ってみせるぞ!」

厚(表)「大将……!へへっ、ありがとな!これからよろしく頼むぜ、大将!」

ラグナス(表)「ああ!こっちこそよろしくな!」

菜詰や厚から説明を聞き、自分が時の政府により一時保護された上で審神者としても生きることになったと知ったラグナス(表)は、審神者となってもまた仲間と会えることで、心置き無く審神者として活動することを決めたようだ。満面の笑みで自分に信頼を寄せる厚に、お返しの笑みを送り手を握る……… しかし。次にラグナス(表)が見たのは衝撃的な光景だった。













マルコ(表)「ま………待って!何をしているんですか!?ブンロクたちを急に拘束なんてして……!!ブンロク達は悪いことはしていません!!どうしてこんなことするんですか!??」

文録(表)「おいっ!!急になんなんだ……離しやがれ!!」

文録(裏)「俺も!? いったい何したってんだ……!?」

役人1「マルコ・ポーロ(表)。貴方が気にする必要はありません。さぁ、貴方も元の時代に」

役人2「おいっ!!暴れるな………我々と共に来い!!」




役人3「彼女は意識を覚醒させた時が厄介だ。こちらで幾重も術をかけた上で牢に幽閉しよう」

役人4「は。やれやれ、ここまで手間がかかるとは………」

ブラウン(表)「え………えええ!?あの、天悪さんをゆうへい……? いったい天悪さんに何するつもりなんですか!??」

しんベヱ(表)「もしかして、天悪さんも連れてっちゃうんですか!?まさか天悪さん、もう戻って来れないんですか!?」

役人4「いや、君達はもう彼女のことについては案じなくていい……これまで辛い思いをさせてしまったね。対処が遅くなり申し訳ない……」



ラグナス(表)「………っ!? ま……待ってくれ!!みんな、なにしてるんだ!?文録お兄さん達や、天悪まで連れていこうとして……なんで三人に対しては冷たいんだ……!?」

菜詰「………………っ、今の貴方にどう説明したものか………」

こんのすけ(表)「紅様。みなさんにもきちんと説明した方がいいです。訳を話さなければ、みなさん納得できないことでしょう……」

菜詰「こんのすけさん(表)………そうですね。彼らの罪やその末路について、そしてこの世界を解放することまで、説明しなければ」

なんと、文録ズと天悪が、時の政府の役人達により拘束されている姿が見えたのだ。役人達の様子からして、いい印象は見えないのは明白だった。いったいどういうことだとラグナス(表)を筆頭とした一同が菜詰に問い詰めるが……戸惑う菜詰に、その場に駆けつけた審神者や刀剣男士のサポートを担う狐、こんのすけ(表)が後押しする。それを受け、菜詰もラグナス(表)達に向けて、この事に対する説明をするようだ……












菜詰「我々時の政府や、貴方のような審神者と刀剣男士が、時間遡行により歴史修正を図る歴史修正主義者の編成する時間遡行軍と対抗し続けているのはご存知でしょう。そのため、時の政府は『時間遡行』を厳しく禁止しています。彼ら三人はその罪を犯しており……特にこの女はそれに留まらず多くの罪を重ね続けていたんですよ」

どうやら文録達と天悪を拘束するのは、時間遡行に当たる行為を行い、それが時の政府の法律に引っかかったからであり、特に天悪は多く罪を重ねているとされているからのようだ…… だが、天悪を睨む菜詰の瞳は、それ以上の憎悪の念が強く感じられた。

菜詰「だからこそ、彼らは時の政府の管理下において、裁判を執り行った後に実刑を受けなければなりません」

マルコ(表)「そんな………じゃ、じゃあ…ブンロク達にテンアクは、いったいどんな刑を受けることになるっていうんですか……?」

菜詰「………調査や取り調べ、裁判が行われなければ確定はできませんが、東方見文録は時間遡行の罪によりA級難破者として、時の団地で一生を過ごすこととなります。無論、時の団地以外で過ごすことは認められません」

文録(表)「は………いやいや冗談じゃねーぜ!なんで料理対決のお仕置きでそんなことにならねーといけないんだよ!?時の団地ってので一生暮らすなんてごめんだ………!」

文録(裏)「おい…………まさか、もう二度とマルコ(裏)と会えねぇとか言わねぇよな………!? そんなことあって溜まるか!!マルコ(裏)と引き離さないでくれよ!!俺はそんな刑受けたくない!!俺を解放しろ!!!」

役人1「だから暴れるな!!A級難破者が抵抗するんじゃない!!」

菜詰「そして…………このカスは東方見文録の犯行を助長させ、時間遡行を意味もなく度々繰り返してきました………それ以前にも多くの罪を重ねています。こちらも調停次第となりますが……最悪打ち首となることでしょう」

琴葉姫「え?うち………えっ??天悪さんが………そんな、打ち首………? …………なんで、どうして………?」ガクッ

アーサー(琴葉姫)「おい!?しっかりしろ……!! 天悪さんが、そこまでされるほどのことをしたのか……!?」

菜詰「ええ。だからこそ我々も今日までずっとコイツが『メリーディストピアと言われる箱庭』に住まわされている皆さんにまで被害を出さないよう、見張りを続けていたのですが………ようやく、その日々も終わります。コイツが勝手に世界を繋げていたのですが、これからは皆さんはコイツから解放され、元の世界で暮らしていけるのです。だから、もう大丈夫ですよ」

入間(裏)「いえ、そんな………!!何が大丈夫なんですか、天悪さんがこれで死んでしまってメリーディストピアもなくなってしまうとしたら、もう他の世界の皆さんと会えなくなるじゃないですか!?」

なんと文録達は時間遡行の罪により時の団地という施設に永久収容されることになるらしく、天悪の場合は多く罪を重ねていたことで、最悪打ち首……いわゆる死刑となってしまうというのだ!?そのショッキングな話に琴葉姫さんは膝から崩れ落ち、アーサーが必死に琴葉姫さんを支える。更にこの事でメリーディストピアもなくなり、世界の繋がりも消え、全員が別世界の者と会えなくなるというのだ!

ラティナ(表)「そんな!天悪さんをお空の上に行かせちゃうなんてダメだよ………!ラティナもみんなも、そんなの悲しいよ!」

豚神(裏)「文録さん達を終身刑?にするのもダメだよ!そりゃあ文録さん(表)は料理対決とフェーリさん(裏)のことでやらかしたけど…… それでもやり過ぎだと思うし、ボクやマルコ君達含めて文録さん達のこと好きな人だっているんだよ!!」

菜詰「……私も、貴方達の事を監察していた以上、東方見文録達がいかに多くの者と関わり、交流を築いてきたかはわかります。ですが……それでも時間遡行をしている彼らを、法律から許す訳にはいかないのですよ。
それに、こんなカスに関しては憐れむ必要もありません。こんな奴くたばって当然です。これ以上生かし続けていても人をどれだけ傷つけることか……だからこそ貴方がたにはコイツがくたばることで心から安心してほしいのです」

小松田(裏)「なに………言ってるの?なんで天悪さんにだけそこまで言えるの………?そこまで思うほど、天悪さんのことが嫌いなの………?」

もちろん住民達は文録達と天悪の処遇に対して大いに抵抗するものの……文録達についてはそうでも無く、慈悲すら感じられるのに、何故か異様に天悪にのみ容赦も情けもない菜詰に小松田(裏)が戦慄する。なぜなら……天悪に暴言を吐く菜詰の表情は、まるで天から救われたかのような安らかな表情となっていたからだ………

ケロちゃん(表)「そんな………天悪が死んで安心とかできるかいな!文録達ともこんな形で別れるんは嫌やし、世界の繋がりがなくなるんも嫌なのもあるけど ………天悪と関わるんが嫌なわけやないで!!」

ケロちゃん(裏)「ああ。こいつはよく問題行動を取る奴だが、人好きでお人好しな一面もあるのも確かだ。私達もそんな天悪といて居心地がいいと思っている。だからこそ天悪を死刑になどさせたくはない……」

菜詰「…………………は?コイツが………人好き?お人好し??? ………何を、言っているんですか?コイツのどこが、お人好しだというのですか???」

菜詰の天悪を責める発言に対し、天悪と共にイベントを企画・開催してきたケロちゃん達が反論するも、ケロちゃん(裏)の発言が菜詰の琴線に触れたらしい。途端にこれまでの冷静沈着な態度がなくなり、 ケロちゃん(裏)を睨みつけ始めた菜詰は、まるで壊れた人形か何かのように言葉を漏らし、激昂しだした……!

菜詰「打ち首になってしまってもおかしくないほど罪を重ねておいて、お人好し?馬鹿を言わないでください。私から弟を奪った奴が、私や多くの人に大きな傷を与えた奴が、貴方達を拉致し縛り続けている奴が!!優しい人間のはずないだろう!??」


















信長(柊)「いや。優しい人間ではないことはないじゃろう」

創(表)「え………信長さん…!」

だが、激昂する菜詰を信長が優しく諌める。彼女は今も気絶し、時の政府の役人に拘束されている天悪を優しい眼差しで一瞥した後、菜詰に自らの思いを伝え始めた。

信長(柊)「ワシはお主が、過去にティッピー(天悪のことらしい)と何があったのか…ティッピーがどんな罪を犯したのかまだよう知らん。そもそもワシは別の世界の者じゃから踏み入ったことはまだ言えんが……ティッピーも賑やかである意味純粋で、愛い奴じゃ。祭り事には全力で精を出し、その際に自身だけでなく他の者も楽しく過ごせるよう知恵を振り絞り、誰かが苦しむ様子に耐えきれず、皆が幸せでいることを誰よりも望む。そんなティッピーがいなくなるのは、ワシだって悲しいんじゃ…… だからワシからも頼む。ティッピーのこと、どうか赦してはくれぬだろうか。ティッピーはワシもいる世界の統治人にも愛されておるのだからな……」

リン(柊)「信長さん……… そうだよ!あたしだって天悪さんと一緒にふざけられて楽しかったし、天悪さんのことも大好きだもん!だから天悪さんに酷いこと言わないで!」

鯰尾(柊)「俺も、天悪さんのことはいつも主から聞いていましたから……天悪さんに悪い印象はありません。それに、他のみんなも天悪さんのことを好きでいるんです。ですからどうか、打ち首といった処罰はやめては頂けませんか?」

ちびノブ(柊)「ノッブ………」

菜詰「くっ………!別世界から来た貴方まで、何を………!」

信長の必死で天悪を思う願いに、リンと鯰尾も天悪を庇う。菜詰はその反応を良く思えないようだが……ここで他の者達も菜詰に自らの思いを訴え始めた。





小松田(裏)「僕は彼女に付き合わされて、デートっぽいことしてたんですけど、それはただ僕達と遊びたいという思いからなんです。彼女がそれ以上の酷いことをするとは思えません……どうか天悪さんを死なせないでください!」

ケロちゃん(表)「さっきケルベロスが言うとったけど、天悪にも悪いとこがありゃあええとこもあるんや。せやから全否定はせんでくれんか?刑も重いもんはやらんでほしいわ……」

ケロちゃん(裏)「私も皆と同じだ。どうか天悪の命だけは取らないでやってほしい。奴も自分の力で罪を悔い改めることができるだろうから、もう少しだけ待ってはくれないか?」

シロクマ(表)「キミが天悪さんのこと憎んでるみたいなのはわかったけど、ボクらもこんな形での終わりは納得いかない。だから天悪さんの言い分も聞きたいから、連れていくのはよしてくれないかな」

サタン(裏)「天悪のことはこっちが対処するから、どうか天悪に刑罰を与えるのは、今はまだ置いといてほしい、かな……彼女も完全な酷い人じゃないんだから………」

琴葉姫「私からもお願い申し上げます。どうか天悪さんの処遇は甘く検討しては頂けないでしょうか。彼女も私達夢交界の者達と多くの縁がございます。お互いの世界の住民の為にも、打ち首等死刑は避けては頂けませんか?」

アーサー(琴葉姫)「俺も天悪さんに死んでほしいとは思えねぇ。うちの創造主も、天悪さんの事を大事に思ってるからな……天悪さんを好きな奴らのことも考えてはくれねぇか?」

エレシュキガル(琴葉姫)「私からもお願いするわ。天悪さんの罪がどれほどなのかはわからないけれど、死なせることはしないでほしいの。彼女も生きて罪を償う覚悟を持てるはずだもの……それに彼女がいなくなって、悲しむ人は私も含めてたくさんいるのだから、天悪さんは生かしてほしいのだわ……」

イデア(琴葉姫)「殺すまではしないであげてください(最敬礼)」

アズール(琴葉姫)「………私も天悪さんの死刑には反対です。というのも、これほど多くの方々から慕われているとわかった事もあり、彼女がこれからも生き続けるに値するのは確かです。刑罰の完全免除はないとは思いますが、情状酌量を汲んで考えては頂けませんか?」

小松田(裏)達の言葉を聞き、「私も」「俺も」と天悪を庇い続ける者が続出する。メリーディストピアの住民からも、別世界から来た方々からもだ。自身の意思とは反し、天悪を守り続ける彼らを見て、菜詰の顔は怒りで赤くなり喚き始めるが……

菜詰「何故………何故あんな奴を庇う!?アイツはこれ以上生かしてはいけないんだ!!アイツが生きて罪を重ね続けることで、また………!!」

こんのすけ(表)「紅様!!! ここまであの方が他の世界からも慕われている以上、今の我々では対抗するわけにも参りません……天悪と文録達を、解放しましょう」

ソニック(霊歌)「Wow……!? 天悪さんと文録達の連行を、やめてくれるのか?」

こんのすけ(表)「はい。皆様の思いは伝わりました。それほど御三方の事を思っていらしたのですね……その思いに免じて、この場での時の政府からの介入は、審神者に就任なされるラグナス様(表)を本丸へと案内するのみとさせていただきます」

マリオ(霊歌)「そっか……ありがとう、僕達の意思を尊重してくれて……!」

こんのすけ(表)が役人全員に指示を出し、天悪と文録達は拘束が解かれ、連行は取りやめられた。すぐにマルコ(表)を初めとした面々が三人に駆け寄るが……一方で菜詰は一転して唇を噛み締めながら静かに泣いていたのを、一人の役人に支えられていた……




ラグナス(表)「じゃあみんな、行ってくる!」

ブラウン(表)「ラグナス(表)、どうか本丸や戦場でも頑張ってね!」

しんベヱ(表)「厚さん、ラグナス(表)のことをよろしくお願いします!」

厚(表)「おう!任せとけ!大将の頑張りで、オレの他にも刀剣男士がついてきてくれるからよ!」



入間(裏)「そろそろワタシも、漣さんと共に鎮守府へと向かわなければ……」

王馬(裏)「入間ちゃん(裏)………提督としても頑張って!!」

星(表)「あんたなら提督としてもやっていけるだろう。漣、うちの別世界のクラスメイトのことを頼んだぞ」

漣(裏)「言われなくてもやってやりますよ!ご主人さま!早く鎮守府へと向かいましょうっ!」



そして、ラグナス(表)と入間(裏)が一時的にメリーディストピアを離れ、本丸や鎮守府へと向かう時がやって来た。それぞれ別れを惜しみつつも、新たな仲間と共に、新たな使命を胸に戦う決意ができているようだ。ラグナス(表)は時の政府の役人達が来た時と同じ車に乗ることとなり、入間(裏)はなんと漣におんぶされながら海を往くことになるようだ(!??) 入間(裏)は照れてしまいつつも、旅立つラグナス(表)と入間(裏)を、その場の仲間たちは最後まで見送ったのだった……









次で最後なので感想まだ
料理対決のお仕置きパート!


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