ダーク・ファンタジー小説
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- ライトホラー・ショートショート(最終更新8月12日)
- 日時: 2015/08/12 16:54
- 名前: あるま (ID: Ba9T.ag9)
参照してくれて、ありがとうございます。
続き物じゃないので、お好きなところから読んでいただけます。
最近に更新したものはこちらです。
「隣町のカラオケ」>>167(2015年8月12日アップ)
「壁のこちら側」>>16
「ねたみ」>>21
「カギ」>>28
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「出席」>>165
「部室のカーテン」>>166
「隣町のカラオケ>>167」
「操り人形」>>156 >>157
「日常はかけがえのないもの」>>158 >>159
あとがき・おまけ怪談>>162
一言でもなんでもいいので感想くれると嬉しいです!
- Re: ライトホラー・ショートショート ( No.158 )
- 日時: 2013/06/28 18:02
- 名前: あるま ◆p4Tyoe2BOE (ID: Ba9T.ag9)
最終話「日常はかけがえのないもの」1/2
2013年X月Y日——。
空はきれいに晴れ渡り、温かい日差しに恵まれたその日——。
昨日と同じ一日が、また始まった。
いつもと変わらぬ、平凡で平和な日常。
こんな日がずっと続くと思っていた。
ここはS県内の高校のパソコン室。
そこに女子生徒が三人、回転式の椅子にもたれてダベっている。
そのうちの一人、色白で綺麗な顔をした女の子——美幸が言った。
「近くの土手に怪獣が出るんだってさ」
それを聞いて、麻衣とヒナは黙っている。
麻衣はキリッとした顔立ちでクールな雰囲気。ヒナは垂れ目でぼんやりした雰囲気。
二人の反応を見て、美幸は首をかしげる。
「……無視ですか?」
「いきなりそんなこと言われて、どう反応すればいいんだよ」
麻衣がめんどくさそうに答えた。
「いや。だから、近くの土手に怪獣が出るらしいよ。おどろきなさいよ」
「あー、そうだな。おどろきだよ。本当だとすればな」
「本当だよ。本当だとも。見たひとがいるんだよ」
美幸の話によれば、自分たちも学校の行き帰りに通る、この町の住人なら誰でも知っているような土手に、怪獣が出るのだという。
S県と東京都を分ける、大きな川。
その川辺は芝生の斜面になっていて、土手の上を毎日、犬を散歩するひとや、ジョギングするひと、学校へ行く生徒たちが通る。
遠くには電車の走る鉄橋が見える。ドラマにもよく出てくる風景だ。
その有名な土手に怪獣が出るらしい——。
「だいたい、なんだよ『怪獣』って」
麻衣が言った。
「他に呼び名がないのよ。目撃者によれば、図鑑で見るティラノサウルス? ステゴサウルスだったかな? とにかく、恐竜そのままだったってさ」
「大きさは」
「高さ7メートルくらいだって言ってたよ」
「でかっ!」
「でも全身を見たわけじゃないんだってさ。川をね、すいーって泳いでたんだって。トカゲみたいな皮膚で、ツノとか、トサカみたいなものが背中に生えてたって」
「曖昧だな。ティラノサウルスだったり、ステゴサウルスだったり、トカゲだったり」
「あくまで噂ですからね」
「バカらし……」
「今から見に行かない?」
「なんでだよ。噂じゃなかったのか? そもそも、見に行けば見られるものなの? そんな簡単に見つかったら今ごろ大騒ぎになってるだろ」
「あたしらで発見してさ、写真に収めるのよ。スクープだよ。うまくいけば、あたしら有名になれるわよ」
三人は帰宅部の暇人で、いつもこんな下らない会話をしては面白がっている。
この日も、土手を適当に探して「やっぱ嘘だよな」と結論づけて帰るつもりだった。
「写真部の友達からカメラ借りてきたよー」
昇降口のところでヒナが言った。
しかし美幸と麻衣の反応はイマイチだ。
「な……なんて言って借りてきたの?」
と麻衣。
「もちろん。土手に怪獣を撮りに行くからカメラ貸してって」
「あちゃー。そこまでしなくてもねー」
美幸が「やれやれ」と頭をおさえる。
「どうして? カメラあった方がいいでしょ」
「そこまでしなくてもいいんだよヒナ。どうせ美幸の言うことだもの。本気で探しに行くわけじゃないから」
「えー? 冗談だったの?」
ヒナが意表をつかれたような顔をする。
三人とも付き合いは長いが、ヒナは素直過ぎる良い子で、美幸と麻衣の冗談を本気でとってしまうことがある。
「ヒナの友達には明日、誤解をといておかないとね。こんなこと高校生にもなってマジでやってるなんて思われたら恥ずかしいよ」
「うぅ……ヒナは本気だと思ったもん。恥ずかしいよぉ」
ヒナが落ち込んだ。
「そうよ! 土手に怪獣がいるとか言い出して、ヒナ、あんた高校生にもなってほんとに恥ずかしいやつだよ!」
美幸がビシィっと指さした。
「お前が先に言い出したんだろ」
麻衣が美幸の頭を叩く。
カバンを肩にかけ、三人は学校を跡にした。
- Re: ライトホラー・ショートショート ( No.159 )
- 日時: 2013/06/28 18:31
- 名前: あるま ◆p4Tyoe2BOE (ID: Ba9T.ag9)
最終話「日常はかけがえのないもの」2/2
「しっかしそれにしても、おうちみたいな大きさの怪獣よ? そんなものがずっと前から川に住んでたとは考えにくいわよね」
三人は土手沿いを、グダグダ喋りながら歩いていた。
水中や茂みなどに怪獣が居ないか、熱心に捜すわけではない。
どうせいつもの帰り道だ。こうやって喋っているうちに家に着くのである。
「最近になって急に噂にのぼってきたわけだろ。突如としてこの川に現れた、というわけか」
麻衣は推理した。
そして導き出したのは「時空のひずみ説」だった。
なんらかの原因で時空にひずみが生じた。例の怪獣は、大昔から現代にやって来たのではないか。
「こんなS県の土手に、いきなり?」
美幸が言う。
「そう。こんなS県の土手にいきなり」
「非日常的だなぁ……」
美幸は他の原因を考えた。
「やっぱり、地球外生命体じゃないかしら」
「宇宙からやって来たってわけか。でもなんのために」
麻衣が疑問を口にした。
「えっと……侵略者?」
「どこぞのカエルじゃねえんだからさ」
「あー、でももし本当に侵略者だったら怖いよね」
ヒナが話し始めた。
「今はこんな、日本のS県でしか話題になってないような怪獣がね、そのうち世界のあちこちで目撃されるの。初めのうちはみんなも面白がってただけだけど、数年後にはその怪獣たちに人類が一掃されてるってわけ」
怖いことをさらりと言う。
「なるほど……人類の終わりってわけね。怪獣の出現が、その始まりだったってわけか」
「まあ確かに、わたしたちの生きてるうちに地球最後の日が来るって可能性も、なくはないしな」
「美幸ちゃんと麻衣ちゃんは、人類最後の日、なにする?」
「…………」
すぐには答えられない質問だった。
雰囲気が急に重くなる。
「あたし、今、自分が死ぬ日のこと考えちゃった」
「わたしもだ」
美幸と麻衣が暗い顔をして言った。
「地球の終わりが、まだ一万年も十万年も先の話だったとしてもさ。人生の終わりって、そんなに先の話じゃないのよね」
「わたし、親戚とか、近所のおじいちゃんやおばあちゃんが死んでいくのを、もう何度か見てるよ。わたしたちだって大人になって、おばさんになって、おばあちゃんになれば、必ずいつか死ぬんだよな」
「話しが重いわよ!」
美幸が麻衣を肘でこづく。
「お前も話してるだろうが!」
「三人の中で、誰が先に死ぬかねー?」
「だから重いって!」
「誰が最後まで生きてるかねー?」
「同じだよ!」
ヒナは、美幸と麻衣のそんなやり取りを見ていた。
こうやってふざけ合う日々も、いずれ過去のこととなる。
人類の、地球の長い歴史に比べれば、どれだけ小さい出来事だろう。
だけど今は誰にも邪魔されず、三人でこうして楽しく過ごせる。
これが日常なのだ、とヒナは思った。
「ヒナね、死ぬ瞬間まで二人と一緒にいられたら、すごく幸せだよ」
「ヒナ……」
美幸と麻衣も、気持ちが通じたように笑った。
三人は土手の上を、また歩き始めた。
ガサゴソと草むらが揺れて、大きな黒い影が三人を覆った。
怪獣が目の前に二本足で立っている。
二階建ての家くらいに大きく、巨大クジラのように生臭い体臭だった。
岩のようにゴツゴツした肌に、三角形の背びれがいくつも付いている。
黄色い眼球と、楊枝のように細い瞳がこちらを見ている。
空腹に飢えているらしく、エンジン音みたいに低く喉を鳴らして興奮している。
「お……おい」
美幸が口を開いた。
「出たぞ。ほんとに出たぞ。ヒナ、カメラは? カメラカメラ! 写真!」
麻衣が叫んだ。
ヒナは慌ててカメラを取り出すと、震える手でシャッターを切った。
「撮ったな! おい撮ったな?」
「ええええ、えっとえっと……」
ヒナは、写真がうまく撮れたか液晶画面で確認する。
「ダメ〜! 近過ぎて何を撮ったか分からないよぉ」
「もっと離れて全体を撮らないと証拠にならないな」
麻衣が言った瞬間、ヒナの両足が浮いた。
怪獣が片手でヒナをつかまえていた。
美幸と麻衣が立ちつくしている間に、怪獣はヒナの身体を口に放り込んだ。
「ぎゃー! ぬるぬるして臭い! やだやだー!」
半開きの口の中からヒナが奇声をあげた。
「おーい怪獣さん。聞こえますか?」
美幸が笑いながら呼びかけた。
「あたしたちは敵ではありません。その子を放してやってくれませんか?」
まだふざけているのだった。学校帰りに突然怪獣に遭遇しても、ギャグとして受け入れているみたいだ。
「つーか何語で話せばいいんだ?」
麻衣がいつものノリで言う。
「っていうかこの怪獣、侵略者ってことでいいのか?」
「侵略者でいいんじゃないかしら」
「いいんじゃないかしらってなんだよ」
「地球を侵略しに来て数日後、この怪獣はあることに気づいたのよ。そう、食料もってくるの忘れたよと! 腹減って侵略どころじゃねえよと!」
「バカな侵略者だな!」
グシュッ! ジュブジュブジュブ…………。
血のしぶきがあがり、美幸と麻衣の顔面に降り注いだ。
二人の制服が赤く染まる。さっきまで楽しく喋っていた友達の血だった。
見上げると怪獣がヒナを咀嚼していた。怪獣のアゴが上下に動いている。
美幸と麻衣はチェスの駒のように棒立ちになってその光景を眺めていた。
怪獣の手が伸びてきた。
麻衣の頭をつかんで持ち上げた。
ボキボキと首の骨が鳴った。
麻衣も怪獣の口に放り込まれた。
そしてグシャッ! 咀嚼が始まる。
「夢なら覚めて欲しいって気持ち、今なら分かる気がするわ……」
美幸がボソッとささやいた。
怪獣の手が伸びてくる。
美幸の両足がふっと浮き上がり、地面が遠ざかる。
見慣れた土手の景色が、この高さからでは、また違って見えた。
目の前で怪獣の口が開いた。
「痛くしないで痛くしないで!」
せめて楽に死にたいと、美幸は願う。
口の中には、ヒナと麻衣、どちらのかも分からない手足と胴体がまだ残っていた。
ヒナと麻衣のミートソースの中に、美幸の身体が放り込まれた。
怪獣が口を閉じる。
ぶっとい刃物が全身を突き刺した。
鋭いキバが物凄い力であばら骨を貫通し、ズブズブとお腹の奥にまで入ってくる。
今もし解放されても、これではもう助からないだろうと思った。
口を開けると今度はキバが抜けていく。鋭い刃物が身体を内側から切り裂いていく。
外のまぶしい光が一瞬見えた。と思うと怪獣がまた口を閉じる。
咀嚼されながら、自分の内臓が派手に飛び散るのを見た。
左腕が抜けた。早く絶命したいと思った。
息ができなくなった。
首がちぎれて飛びそうになりながら、ぎりぎりでつながっていた。
麻衣やヒナと過ごしてきた日常が、とても遠くに感じられた。
今の美幸はまるで機械によって大量生産される餃子のアンのようだった。
ようやく音も痛みも感じなくなり、視界が真っ暗になった——。
- Re: ライトホラー・ショートショート(最終話アップ) ( No.160 )
- 日時: 2013/06/28 19:57
- 名前: ミム (ID: r1bonIQR)
お疲れさまでしたっ!
とても最後まで面白かったですっ^^
毎回楽しみにしてみてました!
次の小説も楽しみにしてます。
本当にお疲れさまでしたっ(泣)
- Re: ライトホラー・ショートショート(最終話アップ) ( No.161 )
- 日時: 2013/06/29 12:57
- 名前: あるま ◆p4Tyoe2BOE (ID: Ba9T.ag9)
コメントありがとうございます!!
そう言ってもらえて、嬉しい限りです!
書いたものが面白いかどうか、自分ではなかなか分からないですから(^^
最後に「あとがき」を載せてこのスレは終わりになります(あとがきにも怪談一本入れる予定)。
一ヶ月くらいしたらまた出現するかもしれませんが
その時はよろしくお願いします笑
- ライトホラー・ショートショート(あとがき) ( No.162 )
- 日時: 2013/06/30 13:22
- 名前: あるま ◆p4Tyoe2BOE (ID: Ba9T.ag9)
あとがき・怪談「東北のホテル」
「意味が分かると怖い話」というのを知っていますか?
一度読んだだけではどこが怖いのか分からない、ホラーらしくない話ですが、よーく読んで、どこが怖いのか分かるとゾッとする、というアレです。
私がこの短編集を始めたきっかけも、自分でその「意味が分かると怖い話」を書きたくなったからでした。
途中からはそうではない、普通のホラーにしたつもりですが、前半の作品がこれでもかってくらい難解で意味不明なのには、そういう事情があったのでした。
そんな「意味が分からない話」にコメントをくれた方々、本当にありがとうございます。おかげで私もやる気になり、週に一本の掲載を続けることができました。とても楽しかったです!!
実を言うと私は、オカルトマニアだとか、怪談ジャンキーというわけではありません。ホラーとかグロの書き方が分からず、どうすれば怖くできるのかと悩みました。
幽霊が顔を出したり、ひとが殺されたりするシーンは、後半まで出てきていないはずです。自分でホラーを書いておきながら、ホラーの書き方が分からなかったんです。
でもホラーっていっても、色々ありますよね。
ひとが呪い殺されたり、首が飛んで血がドバーって出るのもホラーですが、「さり気ない怖さ」もあると思うんです。
「夜中に赤ん坊の泣き声がしたのに、その近所に赤ん坊は住んでいなかった(第1話)」とか。
「岬に立つペンションに泊まったら、夜、部屋の窓から友達が手を伸ばしてきた。友達はテラスに居て、そこから手を伸ばしているのかと思った。でも翌朝見たら、その部屋にはもともとテラスがなく、窓のすぐ下は断崖絶壁だった(第8話)」とか。
気づいたからって、恐ろしい霊が出てくるとか、殺されるわけではないんですよね。私はそういう怪談が好きでした。
では最後に、そういう地味な怪談を一つ書いて終わりにします。
おまけ「東北のホテル」
先日、旅行に行った知人がこんな話を聞かせてくれました。
友人と三人で、東北のあるホテルに泊まったんです。
車であちこち回るのがメインの旅行で、お金もなかったから、ホテルには食事もつかない、いわゆる「素泊まり」でした。
海辺のホテルでしたが、彼らが着いた頃には真っ暗で、あたりは何も見えなかった。
部屋は和室で、着いたのが夜の10時くらいでした。
疲れているし明日は車の運転もあるから、もう寝るだけだった。
それでも友人二人はゲーム機を持ってきていて、寝る前に少しだけ、部屋のテレビでゲームをやっていたんです。
話を聞かせてくれた彼は、飲物を飲みながら、部屋の隅で雑誌を読んでいました。
ふと、友人の一人がゲームを中断して、部屋を出ていった。
トイレだったんですが、それを済ませると、また部屋に戻ってくる。
ところが友人は引き戸(和室なので)をちゃんと閉めないまま、席に戻ってしまったんです。
そしてゲームを再開した。
彼は「ちゃんと閉めろよ」と思ったが、後で自分が閉めればいいと思って、何も言わなかった。
友人二人はゲームに夢中になっている。彼は飲物を飲みながら雑誌を読んでいた。
数分経って、彼もトイレに行きたくなったんです。
雑誌を置いて、立ち上がった。
部屋の出口まで行くと、戸はきっちり閉まっていたそうですよ。
___作者紹介___
関東南部在住の天秤座。
趣味は読書と散歩のベジタリアン。
東京タワーもスカイツリーも行ったことがない。
上野は好きでよく行くが買物をしないで帰ってくることが多い。
このサイトでの主な作品に『宿縁』(別館のBL/GL)、『幼なじみから恋人までの距離』(コメディ・ライト。ゴマ猫さんとの合作)などがある。
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