二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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日常日和。
日時: 2015/02/13 12:23
名前: 桜 (ID: EmbmWiOV)

最初にタイトルコール!


シェゾ「これは俺達をメインに日常を描いた短編小説だ!」

アルル「ギャグやシリアスも100%あるから注意してね!」

ミニッツ「逃走中で扱ってるジャンルや色々なネタが出てくるから、初めに読む前に確認してね!」

王ドラ「前後編も書きますし、たまに特別編も書きますよ!」

メタナイト「作者のオリキャラも出てくるから、そこはご愛嬌だ」

カービィ「では、よろしくね!」

タグ:クロスオーバー スマブラ ドラえもん ドラえもんズ クレヨンしんちゃん ケロロ軍曹 ぷよぷよ ポップン VOCALOID オリキャラ メタカビ カービィ大好き組 ドラケロ防衛隊 


※短編シリーズ小説を書くことにしました。更新ペースはちょっと早い〜ちょっと遅いです。


「目次」


「短編」
I Ii's hard for me YULI>>1-5
生真面目と不真面目>>9-11
ストライカーと小さな白ウサギ>>12-14
月の巫女の生まれ変わり>>20-23
とあるほんわかと最強スマブラ家族>>39-49
Protect you>>54-59
夏祭りパニック>>109-116
海水浴でドッキドキ!?>>125-132
双子怪盗と病弱な少女の約束>>147-157
花の魔導師>>164-172
ふわふわの子犬達>>185-196
ガンマンレッスン>>205-211
ドラケロ防衛隊の子守歌>>239-244
ヤマビコ十二月革命>>266-270
カービィ入れ替え記>>279-284
魔導師の子孫五人組のクリスマス>>295-300
お正月はお祭り日和みたいな行事らしい>>341-351
バレンタイン狂想曲>>486-492
テト号のドタバタ騒動!>>502-508
花見大パニック!?>>546-550
悶怒〜熊〜>>560-566
呪いのDVDダヨォ>>576-579
Happy Birthday KIRBY!>>600-605
はちゃめちゃアクアランドスター!>>692-701
キミが帰る場所>>747-751
Alisa=Southern Cross>>819-824
ドタバタ箱根旅行!>>832-844
ガラコンの戦慄の楽譜>>857-867
昇る星と満月の物語>>879-884
スキーを奏でるワクワク旅行!>>893-899(最終更新)


「やってきた」
星カビ組の鏡組がやってきた。>>15-17
星カビ組の4人がユーリ城にやってきた。>>29-34
意外なキャラ達がスマブラ屋敷にやってきた。>>219-228
悪魔族の男がランのマンションにやってきた。>>252-256
みさえとひろしの親族がスマブラ屋敷にやってきた。>>708-712


「ドラケロ防衛隊!」
ドラケロ防衛隊!〜家庭の事情と絆〜>>63-70
ドラケロ防衛隊2!〜怪盗カナナvsアリス団〜>>585-591


「ツースト×あいり」
Similar to you>>515-519
I Love you>>530-536
異世界のキャラとツーストのライブヘGO!>>654-661
同じツーストとのバトル!>>682-685


「裸族講座」
桜版裸族による裸族のための講座>>671-676


「前後編」
ピンクの悪魔は×××の子!?>>75-79>>90-98
高飛車な姫とヘンタイな騎士と俳優の王子>>311-314>>321-327
トリデラで大騒ぎ>>445-453>>462-476
Mirror of land>>626-631>>640-648
伊豆旅行デートでドッキドキ!?>>717-723>>735-741


「特別編1」
序章:過去の始まり>>372-373
第一章:出会い>>383-386
第二章:逆襲>>393-399
第三章:恋>>411-413
第四章:両思い>>422-425
終章:そして、「今」となって・・・>>435-436


「特別編2」
序章:傲慢の流星に憑かれたエリート>>756-757
第一章:“侵略”寸前の星>>764-767
第二章:正義の月の秘術の子守歌>>774-778
第三章:月の巫女と魔族の少女>>786-789
第四章:不幸の巫女による喪失>>794-798
終章:現世の月の巫女の想い>>806-809

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双子怪盗と病弱な少女の約束 その6 ( No.152 )
日時: 2013/08/25 22:24
名前: 桜 (ID: l38dU1rK)

いよいよ、公演初日は三日後に迫る




8日後


トーイ「新作演劇「パイラとマリンの願い」の公演がいよいよ三日前に迫り、稽古もいよいよクライマックスだな!」
メグ「「パイラとマリンの願い」それは主役であるパイラの妊娠を機に妹のマリンとともにいろんなことを知り乗り越えていく感動の姉妹愛のストーリー」
あいり「サザエさん、それはお魚加えたドラネコを裸足で追いかける陽気な主婦の物語りぃ〜♪」
あおい「ほーら、カツオ!!ワカメ!!さっさと掃除なさい(サザエになりきっている」
トーイ「ちぇっ、分かったよ。姉さん(カツオになりきっている)・・・はっ!!」
メグ「って、何させんのよ!!」
トーイ「そういう悪戯紛いなことはしないで下さいよ、あいり様とあおい様!!」
あいり&あおい「♪」


いよいよ公演が三日前に迫った。役者達もセリフを丸暗記してきたし演技も順調だった。あいりとあおいが歩いている中、サン達が演技の稽古をしている部屋を見つけた。


パイラの相手役の男「「パイラ・・・キミは可愛い人だ、好きだよ・・・」」
サン「「私もです」」


サンと相手役の男がキス寸前に行く中、監督からカットの声とともに「パイラとドットのキスシーン」の演技は一旦終了した。これを見ていたティルはサンを舌なめずりで見ていた。


ティル(マジでいい女だぜ。よーし、こいつをいただく。)
監督「いいね、サンちゃん!!(子供にしては)色っぽいよ!本番ではマジでキスしてもらうよ!」
サン「は、はいでアル(どうせなら、いつか好きな人とキスしたかったでアル・・・」
監督「それから、ランちゃん!」
ラン「は、はい!」
監督「まだ数回しか演技やってないと聞きながら、演技が光ってたよ!歌もその辺の歌手には負けないくらい上手いし、もしかしたら他の人にはない色んな才能に恵まれてるかもしれないね!」
ラン「は、はは・・・;(そんなこともないと思うけど・・・;」
サン「あ、ランちゃん。そんなこともないとか考えたりするなでアルよ!」
ラン(人の心を読まないで下さい!!)


ランがほめられてめちゃくちゃ照れる中、ティルが舞台に上(のぼ)ってきた。


ティル「ブラボー!ワンダフル!ハロー、サン」
役者の女性「ビート劇場のオーナー、ティル・ブルート様よv」
役者の女性2「あの方に気に入られるなんて素敵v」
あいり(ティルめ。あの子の両親の物だったこのビート劇場を騙し取り、クラリスとその両親を死に追いやった張本人)


ティルは早速、サンを抱き寄せる。ティルがやってきたこの方法でサンを落とすつもりだ。


ティル「私の愛人になりなさい。そうすれば、キミと他のマジカル★4のメンバーの将来が約束される。」
サン「・・・お断りするでアル。」
ティル「!?」


サンは申し出を断ったあとに、ティルの身体を引き離す。変わり者とはいってもやはり、自分達の力でアイドルグループとしての道を進めたいからだろう・・・


サン「私は人に頼らないでアル!ちなみに、日本語も自分の力で勉強するでアル!」
ドラリーニョ「カッコいー!」
ラン(やっぱり、いい人なの////!?)
大半の人達「そうさ、自分で広ませようポップン界の中国!自分の力で勉強しよう、に・ほ・ん・ご!」


大半の人達がコールをする中、ティルは悔しさのあまり歪んだ笑いをしていた。やはり、彼の歪んだ人格からだろう。


ティル「燃えるぜぇ、簡単に手に入ってはつまらない。しかし、欲しいものは必ず手に入れる。それが俺の喜び〜〜〜〜〜ぃ」
あおい(歪んだ人格だな;)


そして、その日の稽古は終わり夜になった。その日もサンとランとドラリーニョは雑談をする中、ティルが部屋に入ってきた。


ティル「失礼するよ。」
サン「なんでアルか!?若くて可愛い女の子の部屋にいきなり入るなんて!!」
ティル「自分で可愛いって言っちゃった・・・;まあ、いいや。水流鎖綱!」


バシャッ、ドンッ


ラン「きゃあ!!」
ドラリーニョ「うわあっ!!」
サン「ランちゃん!!ドラリーニョ!!」


突然、ティルが付けていた指輪から水を出し、その水の“鎖”でランとドラリーニョを縛り付けた!邪魔者がいなくなったと思ったティルはサンを押し倒し手を片手で掴む。


ティル「お前を俺のモノにする!」
サン「イヤでアルーーーーーーーーー!!!」


サンの身の危険が迫ったその時、一つの薔薇(バラ)の花が落ちた。


ティル「!?この薔薇(バラ)の花が落ちてきたということは・・・!!」
アリス(あいり)「とぅっ!!(天井から降り立つ」
ティル「双子怪盗アリス団!!」
サン&ラン&ドラリーニョ(あいり(さん、ちゃん)!)


アリス団が現れた瞬間、水の“鎖”は解けた。水属性は草属性には弱い。アリスはこのことをウサギに聞いて知り、わざと薔薇(バラ)の花を落としたのだ。


ラン「あ、水の鎖が解けた。」
ティル「夜這いを邪魔された、怒りパーンチ!!」
アリス(あいり)「はっ!(しゃがむ)ユニクロで買ったと思われるベルト外し!」


アリスがベルトを外したときにズボンが下がったあと、ティル以外の全員は大爆笑した。そう・・・




ティルのパンツの柄がパプリカ柄だからだwww




アリス(あいり)「あっははははは!!」
ラン「ぷぷ・・・ぷっ(笑いを堪えている」
サン「やーいやーい、ピーマンおパンツー!」
ティル「ピーマンじゃねーやい、パプリカだい!!」
ドラリーニョ「どっちにしても、変なおパンツ。ゲラゲラwww」
ティル「覚えてろよ!!」


ティルは慌てて部屋から出て行った。サンはアリスにお礼を言う。




パプリカおパンツってwww

双子怪盗と病弱な少女の約束 その7 ( No.153 )
日時: 2013/08/25 22:28
名前: 桜 (ID: l38dU1rK)

メルアド交換




サン「危ないところをありがとうでアル。」
アリス(あいり)「礼には及びませんわ。それよりメルアドとケー番を教えてくれません?(スマホ所持」
サン「えっ!教えるでアルよ!ただし、この場にいる人以外には言わないように!」
アリス(あいり)「分かってますわよ。ランとドラリーニョも赤外線通信で私にメルアドとケー番を教えなさい。」
ドラリーニョ「えっ、いいの!?」
ラン「えっ!?わ、私なんかとメルアド交換をするのは・・・」
アリス(あいり)「「なんか」じゃありませんわ!」
サン「そうでアル!せっかく、アイドルになれたんだからもっと自信を持つでアル!」
ラン「わ、分かりました・・・(ちょっと、恥ずかしいな////」


四人は赤外線通信でメルアド交換をする。そして、終えたときはアリスはウインクした。


アリス(あいり)「じゃ、お休みなさいですわ(・ω<)ー☆(部屋を出る」
三人(帰るときは普通だ、天井直してくんないんだ・・・;)




そして、公演の日。この日はお客がいっぱいだが公演初日なため、あまりお客の数はそれなりだ。そして、「パイラ」の相手の恋人役の控え室・・・


トーイ「えっ、今日の公演でサンの恋人役として出演するって!?」
ティル「ああ、監督に圧力をかけてやったのさ。舞台上の大勢の目前で堂々とサンの唇を奪ってやるぜ、へっへっへ」


なんと、ティルは今日の公演でサンの恋人役として出演するのだ!つか、まだ懲りてなかったんかい;そして、芝居は進み・・・ちなみに、ランの演技は完璧と言っても過言ではありませんでした。


ティル「「パイラ、キミは可愛い人だ、好きだよ・・・」」
サン「「私もです」」
ティル(さあ来い、ブチューとv)
サン(やだなあ、こんなピーマンおパンツ男とキスなんて・・・;)


キスまで行く中、ティルの唇にキスをした。だが、キスしたのはサンの唇ではない。それは・・・




ティル(おー、サンの唇は見かけによらず固くて、クールで濃厚な味わいv)


そう、五円玉とキスをしていたのだ!!




衝撃的な光景に全員が唖然となる。そして、ティルが目を開いて五円玉を唇から取った!そして、アリスと月の巫女の姿のランとドラリーニョが舞台に現れた!


ティル「なんだこれ!?唇と違って、五円玉じゃん!!」
サン「あ、ランちゃん!その姿は!!」
ラン「(なんとかアドリブで切り抜けなきゃ!!)「パイラ姉さん、こいつは偽物よ!私が本物のドットよ!」」
ティル「貴様ら、よくも邪魔したな!!死ねっ!!」


ティルが剣を振り回す中、ドラリーニョはティルの後ろにいた。そして、浣腸するようなポーズを出して・・・


ドラリーニョ「(えーと、浣腸するには正しい構え方をしなきゃいけないことをしんちゃんに教えてもらったっけ・・・もうなんでもいいや!)えいっ!!」


ドラリーニョ、ティルにカンチョー!


ティル「あぎゃああああああああああああああ!!!」
サン「つまらないものはメーンでアルー!(ティルを蹴る」
ティル「ぶはぁっ!!」


カンチョーをされたティルはよろけてるところをサンに蹴られ壁にぶつかった。人型(ひとかた)ができた勢いでティルは再びよろけた。


ラン「隙ありです!ムーンビーム!」
ティル「うぎゃああああああああああ!!!」


ランに至近距離からビームが放たれ、ティルはボロボロの状態だった。一方、舞台そででは。


監督「芝居がめちゃくちゃだ〜;」
メグ「姉妹愛のストーリーが・・・;」
トーイ「アクション活劇になっちゃった;」


しかし、客達は。


客「いいぞ、いいぞ、もっとやれー!!」
客2「面白ーい!!」


何故か、大爆笑だった(爆)ティルが剣を振り回しながら追いかけられているアリスは縄をティルの足にぐぐった。そして、縄を引っ張って、ティルは足を引っ張られて逆さまになった。これも客達に大好評だった。パソコンでティルの動きを読みパソコンしながらアリス達を見ていたウサギは。


ウサギ(あおい)(流石姉さんです。ちゃんと、みんなを引っ張っています。それにしても、女子(一人は男子がいたが)って怖いものなんですね・・・;)


女子の怖さを思い知りながらため息をついていた。




五円玉の元ネタはきら☆レボ2巻からwww

双子怪盗と病弱な少女の約束 その8 ( No.154 )
日時: 2013/08/25 22:33
名前: 桜 (ID: l38dU1rK)

大 絶 賛




新作劇「パイラとマリンの願い」は大好評を受けて話題となり、3日間の公演で観客動員数がビート劇場過去最大である一万人も上り、前売り券も完売となった(この出来事がアイスにも知られてしまい、サンとランとドラリーニョはみっちり叱られた)。


トーイ「やったぞ!これでビート劇場も安泰だ!」
メグ「一生遊んで暮らせるわね!」
ティル「・・・」


ティルはサンが身の危険に遭いそうになる度にアリス団が現れることを疑問に思った。一方、サン達は。


ドラリーニョ「なんとか公演が終わったね〜」
ラン「そうだね(・・・しまった、サンさんがいることを忘れて、つい変身してしまった;」


サンはウーロン茶を飲んだ後、ランにこう言いかけた。


サン「・・・アイスさんから聞いたでアル。月の巫女の生まれ変わりなんでアルね。ランちゃんは。」
ラン「!・・・っ」
サン「・・・月の巫女として、争いのない世界を作ってみんなが幸せになることと、みんなのために自分が犠牲になってみんなの幸せになることとどちらがいいことでアルか・・・?私は自分を犠牲にせずに争いのない世界を作るのはいいことでアル。だから、無理をせずに頑張るんでアル。」


サンは優しく微笑む。やはり、一部の人達にしか知られてなかった月の巫女の生まれ変わりであるランの存在を受け止めてくれたからだ。


ラン「えっ?」
サン「というか、大賛成でアルよ!ランの夢なら私だって支えるでアルよ!前から・・・友達になりたかったし。」


ランは目を見開いた。だって、こんなすごい人が友達になれるわけがないと思っていたから。


ラン「わ、私だってサンさんと友達になりたいです!」
サン「ホントに!?ランちゃん!!(ランを抱きしめる」
ラン「わわっ、だから恥ずかしいからそういうことは・・・//////」
ドラリーニョ「ぼくもランちゃんのこと、抱きしめるー!(ランに抱きつく」
ラン「ドラリーニョ!」


ランを巡る取り合いが起きる中、今度はウサギが現れた。


ウサギ(あおい)「サンに頼み事があるんですけど・・・三角関係のもつれですか?」
サン「ウサギ!アリスのことをいつもサポートしてくれてありがとうでアル。ところで、私に頼み事って何でアルか?」
ウサギ(あおい)「実は・・・」


ウサギはサンにある頼み事をする。その次の日に予告状が現れた。しかし、普通の怪盗の予告状とは違うちょっとした予告状だった。


「今夜6時に舞台に三人で来い。さもなければ、サンの命はない。双子怪盗アリス団より」


いよいよ、決戦のときだ。




運命を左右する予告状

双子怪盗と病弱な少女の約束 その9 ( No.155 )
日時: 2013/08/25 22:36
名前: 桜 (ID: l38dU1rK)

決戦の日




ティル「我々を呼び出して何の用かね?アリスとウサギ。せっかく、三人でベースボールをするとこだったのに。」
アリス(あいり)「ティル」


ビート劇場ステージ上。何故かティルは木製バッドとベースボールを持っていた。サンとランとドラリーニョは周りを見渡す。そこには馬がいたことと変な匂いが交えていた。


ラン(なぜ、あんなところに馬が?)
ドラリーニョ(なんでだろうね〜?)
サン(くんくん、それにこの臭いはなんなのでアルね?)
アリス(あいり)「サンはあなたに譲りますわ。ただし条件がありますわ。」
サン「婚姻届にちゃんとサインするでアル。」
ティル「いいだろう。サンが俺のモノになるならサインくらいしてやる。」


ティルは婚姻届にサインをする。だが、それは婚姻届じゃなかった。婚姻届は自然にはがれて譲渡書になっていたのだ!


アリス(あいり)「罠にはまりましたわね、ティル!!(あいりのときに持っていたペンダントを見せる」
トーイ「あっ、あんたはあいり様!!」
メグ「そのやり口は数年前、クラリスの両親を騙したときと同じ・・・!!はっ、もしや、あんた・・・」
あいり「そう、ティルに毒薬で殺されたクラリスとは親交があったのよ!!」


さらに衝撃の事実が発覚。クラリスはティルに毒で殺されたのだ!ティルはビート劇場を取り返そうとしたクラリスを邪魔だと思い、食事に毒を盛り込ませたのだ。そんな事実を暴かれたティルは。


ティル「お前らの正体は薄々と感づいていたさ。邪魔だからクラリスを殺しただけだし♪それに、そんな紙切れ燃えてしまえば無効だよ〜ん」


ティルはマッチに火を付け、地面に投げ捨てた。そして、火事が発生した!


サン「そうか!!灯油の臭いだったんでアルね!!」
ティル「あらかじめまいておいた!このビート劇場が燃えてしまえば、多額の火災保険がおりるのだ!」
トーイ「流石ティル!!」
メグ「悪がしこーい!」


ドバッ


トーイ&メグ「ぎゃああああああああっ!!」


なんと、ティルはトーイとメグを斬りつけたのだ!メグは右腕、トーイは右肩だけ怪我しただけだが、出血多量ならば命を落としかねない・・・!


トーイ「なぜだ・・・?」
ティル「お前らにも生命保険をかけておいた。二人とも、もう用済みだしな。そして、この放火と殺人とクラリスを殺した罪に問われるのはアリスちゃんとウサギ君、キミ達だ!」
ラン「どこまで性根が腐ってるんですか、ティル!!」
ドラリーニョ「なんか臭うと思ったら、やっぱり腐ってたんだね、キミ・・・;」
ティル「そーゆー意味じゃねーやい!!おっと、そろそろ時間だ。」


ティルは木製バッドでベースボールを打ち、馬にぶつけた。馬は叫び声を上げ縛られている黒いロープを引っ張った。そして、ティルの足は三角の輪にくぐり・・・


ティル「先日、やられた方法を真似してみた。さらば」


ロープを上がって逃げていった・・・


アリス(あいり)「ごめんなさい、サン、ラン、ドラリーニョ。あなた達を巻き込んでしまいましたわ・・・」
サン「アリスは悪くないでアル!悪いのはティルでアル!」
ラン「・・・カチンムーン!」


ランは月魔法で炎を固めた。ランはアリス達の方に振り向く。


ラン「この月魔法はものが20分しか固まることはできませんが、アリスさん達はこの超大きいスコップで固まった炎を割って下さい!私はティルを倒してきます!」
アリス(あいり)「スコップ、超でかっ!!!」
ドラリーニョ「ぼくも行く!」
ラン「でも「ぼくはランちゃんのボディーガードなんだ!それに一人がダメなら二人ででしょ!?」・・・分かった!三人共、あとはお願いします!」
サン「OKでアル!」


ランは月魔法で出したムーンウィングで飛び、ドラリーニョはタケコプターで飛んでティルを追いかけていった。アリスとサンはそれぞれ超大きいスコップを持つ。


アリス(あいり)「ウサギ、あなたは倒れてる二人を応急処置しなさい!」
ウサギ(あおい)「分かりました!」
サン「よし、この超でかいスコップで炎を割らせるでアルよー!」


サンとアリスは必死にスコップで炎を割らせる。一方、ランとドラリーニョはまだ遠くに行っていないティルを見つけ出した。


ラン「見つけましたよ、ティル!」
ドラリーニョ「もう勝手なことはさせないよ!」
ティル「はん。ここでお前らが俺の仲間になったら俺を警察に突き出してもいいぜ?」
ラン「いや!!」
ドラリーニョ「絶対に嫌だ!!」
ティル「馬鹿だなぁ。俺に抗えば俺の指に付けている「水星指輪」の力に殺されるのに、なんでそんなことに命を懸けんの?」
ラン「・・・月の巫女になる以前は私の心が成長するためだった。でも、今は・・・仲間を守るために戦う!!」
ドラリーニョ「ぼくも親友(とランちゃん)を守るために戦う!!」
ティル「・・・下らねえ」


ラン&ドラリーニョVSティルの戦いが今、始まった!




ランちゃんとドラリーニョの生きる意味も目標もカッコいいよ!

双子怪盗と病弱な少女の約束 その10 ( No.156 )
日時: 2013/08/25 22:39
名前: 桜 (ID: l38dU1rK)

ただ必死に




アリス(あいり)「うららららららら!!!」
サン「うららららららら!!!」


アリスとサンは必死な形相で固まった炎を少しずつ割り、バケツに入れた。トーイとメグはあおいの応急処置もあって目を覚ました。だが、まだ固まった炎は半分もある。


アリス(あいり)「も〜!!なんで、炎が半分もありますのよ〜!!」
サン(このままじゃ、20分過ぎちゃうでアル・・・どうしよう・・・)


すると、20分になって固まった炎は元に戻った。だが、戻った炎はただ燃えているのではない。動いているのだ。


ウサギ(あおい)「なんだ!?」
サン「炎が生きているでアル!?」


炎はティルの方まで向かった。しかも、不思議なことにビート劇場は燃えていない。そのことを知らないティルは。


ラン「あっ、しまった・・・!!(月の杖がランの後ろに飛ばされる」
ドラリーニョ「ぼくのサッカーボールがパンクになった!?」
ティル「死にな」


ティルは水星指輪の力でランとドラリーニョを殺そうとしたが、ティルの身体も水星指輪も燃やされる。炎に燃やされた水星指輪はただの指輪以外なんでもなかった。


ティル「ぎゃああっ!!!」
ラン&ドラリーニョ「!!?」


全身に火傷を追ったティルの身体はよろけたままでも、生きている炎はティルに向かう。


ティル「ひいいいいいいいいいいいいいい!!!」


だが、炎はティルの身体に当たろうとしなかった。それどころか消えてしまった。消えた炎から出てきたのは緑髪の少女の霊とその少女の親に当たる霊二人が出てきた。その炎が行った方向を頼りに駆けつけるアリスとウサギとサン。アリスはその霊が誰なのかはすぐに分かった。


アリス(あいり)「クラリス!クラリスのご両親!」
サン「噂は聞いたことアルね。ビート劇場には幽霊がいて今も誰かを探してるって・・・」
ラン&ドラリーニョ「ビート劇場の幽霊はホントにいたー!!」
クラリス『あいりさん、あおいさん。ビート劇場を取り返す約束を果たした今、もう一つ約束をするべきことがあります。』
アリス(あいり)「な、何?」
クラリス『それは・・・二人が離れても一緒にビート劇場を守り続けることです。』
ウサギ(あおい)「僕達が別々の外国で離れても、ビート劇場を守り続ける・・・」
アリス(あいり)「・・・はい。約束しますわ。例え私達が離れててもね。」
クラリス『いつも・・・見守っています・・・ずっと・・・』


クラリスがこう言った瞬間、クラリスと両親の霊は成仏した。霊でも炎を操ってアリス達を守ることができたのはある意味奇跡なのだろう・・・。アリスは涙がつぅ・・・と流し、他の者達も泣いていた・・・。
その後、ティル達は詐欺罪、放火罪、殺人罪で逮捕され、裁判で終身刑という判決が下された・・・(ティルはトーイとメグにボコボコにされたことは言うまでもない)。
そして翌日になった頃、サンはランに頼まれてキッドとケロロへのサインを書いていた。


サン「ロボットでも宇宙人でも、私達にサインを頼むなんて珍しいでアルね。サインをされるケロロが裸族なのは複雑でアルが・・・;まあ、他のマジカル★4のメンバーにも頼んでみるでアル。」
ラン「ありがとうございます!」
ドラリーニョ「あれ?あいりちゃんとあおい君の見送りに行かないの?」
二人「えっ?」


ランのマンションでサンがサインを書いたとき、ドラリーニョはこう言いかけた。


ドラリーニョ「言ってなかった?今日、夏期休暇の終わりであいりちゃんはフランス、あおい君はイギリスに帰るんだよ?(ランとサンに言うの忘れてました」




東京国際空港。シェゾとアルルと夏美はあいりとあおいを見送っていた。


シェゾ「お前ら、次はいつ帰ってくるんだ?」
あおい「次は冬期休暇ですかね。」
あいり「・・・(キョロキョロ」
夏美「どうしたの、あいりちゃん。」
アルル「なんか変なんだけど・・・;」
あいり「いいえ、何でもありませんわ(来るわけないか・・・」


あいりとあおいがそれぞれの動く歩道に足を踏み入れようとしたときーー


サン「あいりーーーーーー!!あおいーーーーー!!」
あいり「!?二人とも!!」


なんと、サンとあいりが急いであいりとあおいの見送りに来たのだ!その証拠に息切れをしている。


あいり「二人とも、仕事は!?」
ラン「サボリに決まってるじゃないですか!」
あいり「・・・ありがとう。二人のおかげでポップン界のビート劇場を取り返すことができましたわ・・・」
ラン「・・・まだ、別れたくありません!ずっといて下さいぃぃ〜」


ランは涙を流す。やっぱり辛いのだろう。そんなランにサンは喝を入れる。


サン「ランちゃん、泣くなでアル!!・・・あいり、たったの2週間だったけど・・・私達、もう友達でアルよ・・・!」
あいり「・・・うん・・・!!」


あいりとサンは涙を流しながら握手する。あいりのペンダントを見たサンは。


サン「あ、そのペンダント・・・」
あいり「・・・?」
サン「お揃いでアルね!(サンのペットのパンダの写真が入っているペンダントを見せる」
あいり「・・・ホントですわね・・・!」


そして、あいりとあおいは別々の飛行機に乗った。サンとランはそれを見送っていた・・・。
何が何だか分からない三人は。


シェゾ「な、なんで、マジカル★4のサンと白ウサギがあいりとあおいと・・・!?」
夏美「さあ・・・」
アルル「あ、これ見て!!」


アルルが雑誌を見せると、そこにはサンとランが出演していた演劇の記事が書かれていた。「謎のアリスが「パイラとマリンの願い」の公演初日に乱入した」と・・・。内容を見てサンとランにバレたと感づいたシェゾは。


シェゾ「あいつら、この「世界」で怪盗を続けるつもりか!!」
夏美「待ちなさい!!」
アルル「人を殺しちゃダメだってば!!」


シェゾが「世界」で双子怪盗を続けることとサンとランにバレたことであいりとあおいを殺そうとするのを夏美とアルルが押さえる中、ランとサンは見ていた。そう、優しい瞳と微笑みを浮かべて・・・


おしまい


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