二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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日常日和。
日時: 2015/02/13 12:23
名前: 桜 (ID: EmbmWiOV)

最初にタイトルコール!


シェゾ「これは俺達をメインに日常を描いた短編小説だ!」

アルル「ギャグやシリアスも100%あるから注意してね!」

ミニッツ「逃走中で扱ってるジャンルや色々なネタが出てくるから、初めに読む前に確認してね!」

王ドラ「前後編も書きますし、たまに特別編も書きますよ!」

メタナイト「作者のオリキャラも出てくるから、そこはご愛嬌だ」

カービィ「では、よろしくね!」

タグ:クロスオーバー スマブラ ドラえもん ドラえもんズ クレヨンしんちゃん ケロロ軍曹 ぷよぷよ ポップン VOCALOID オリキャラ メタカビ カービィ大好き組 ドラケロ防衛隊 


※短編シリーズ小説を書くことにしました。更新ペースはちょっと早い〜ちょっと遅いです。


「目次」


「短編」
I Ii's hard for me YULI>>1-5
生真面目と不真面目>>9-11
ストライカーと小さな白ウサギ>>12-14
月の巫女の生まれ変わり>>20-23
とあるほんわかと最強スマブラ家族>>39-49
Protect you>>54-59
夏祭りパニック>>109-116
海水浴でドッキドキ!?>>125-132
双子怪盗と病弱な少女の約束>>147-157
花の魔導師>>164-172
ふわふわの子犬達>>185-196
ガンマンレッスン>>205-211
ドラケロ防衛隊の子守歌>>239-244
ヤマビコ十二月革命>>266-270
カービィ入れ替え記>>279-284
魔導師の子孫五人組のクリスマス>>295-300
お正月はお祭り日和みたいな行事らしい>>341-351
バレンタイン狂想曲>>486-492
テト号のドタバタ騒動!>>502-508
花見大パニック!?>>546-550
悶怒〜熊〜>>560-566
呪いのDVDダヨォ>>576-579
Happy Birthday KIRBY!>>600-605
はちゃめちゃアクアランドスター!>>692-701
キミが帰る場所>>747-751
Alisa=Southern Cross>>819-824
ドタバタ箱根旅行!>>832-844
ガラコンの戦慄の楽譜>>857-867
昇る星と満月の物語>>879-884
スキーを奏でるワクワク旅行!>>893-899(最終更新)


「やってきた」
星カビ組の鏡組がやってきた。>>15-17
星カビ組の4人がユーリ城にやってきた。>>29-34
意外なキャラ達がスマブラ屋敷にやってきた。>>219-228
悪魔族の男がランのマンションにやってきた。>>252-256
みさえとひろしの親族がスマブラ屋敷にやってきた。>>708-712


「ドラケロ防衛隊!」
ドラケロ防衛隊!〜家庭の事情と絆〜>>63-70
ドラケロ防衛隊2!〜怪盗カナナvsアリス団〜>>585-591


「ツースト×あいり」
Similar to you>>515-519
I Love you>>530-536
異世界のキャラとツーストのライブヘGO!>>654-661
同じツーストとのバトル!>>682-685


「裸族講座」
桜版裸族による裸族のための講座>>671-676


「前後編」
ピンクの悪魔は×××の子!?>>75-79>>90-98
高飛車な姫とヘンタイな騎士と俳優の王子>>311-314>>321-327
トリデラで大騒ぎ>>445-453>>462-476
Mirror of land>>626-631>>640-648
伊豆旅行デートでドッキドキ!?>>717-723>>735-741


「特別編1」
序章:過去の始まり>>372-373
第一章:出会い>>383-386
第二章:逆襲>>393-399
第三章:恋>>411-413
第四章:両思い>>422-425
終章:そして、「今」となって・・・>>435-436


「特別編2」
序章:傲慢の流星に憑かれたエリート>>756-757
第一章:“侵略”寸前の星>>764-767
第二章:正義の月の秘術の子守歌>>774-778
第三章:月の巫女と魔族の少女>>786-789
第四章:不幸の巫女による喪失>>794-798
終章:現世の月の巫女の想い>>806-809

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Mirror of land 後編 その4 ( No.643 )
日時: 2014/06/15 20:47
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

ブラデ城






ついにせんしたちは、かがみのしょうねんがいるしろにたどりつきました。かがみのくにのしはいしゃにあんないされたからです。じょうないにはいると、どこかからこえがしたのです。ほしのてんしたいとほしのおんなせんしとほしのきしは、ほかのせんしたちとわかれてこえがするほうにたどりつきました。
すると、あくまの3しまいとあかききゅうけつきとはべつのきゅうけつきがいました。しょうねんはじじょうをはなすと、あくまの3しまいときゅうけつきはきょうりょくすることをきめました。ほしのてんしたいとほしのおんなせんしとほしのきしはその4にんをつれてきました。すると、その4にんをしっているひとたちはおどろきました。はなのまどうしはなぜ、つれてきたのかをといただしましたが、しょうねんは「かれらなら、このしろのじょうないのことはわかるかもしれない」といいました。そして、4にんといっしょにどうこうすることにきめました。そして、とらえられたかがみのだいおうとあかきおんなせんし、かいがのまじょのいもうとをすくうことができたのですーーー。






Dマインド「ここが鏡王がいるブラデ城だ」
ランリ「本当にデデデ城とそっくりだな」


ドラケロ防衛隊と15人はDマインドに案内されて、ついにブラデ城にたどり着いた。ブラデ城の城内に入ると、王ドラはある声が聞こえた。


王ドラ「あれ?女の子の声と・・・男の声がします」
カービィ「ちょっと、見に行く?」
メタナイト「そうだな、ドラケロ防衛隊、行くぞ」
ドラケロ防衛隊「OK」
カレン「こら!勝手な行動しちゃダメよ!」


カレンの制止もお構いなしにドラケロ防衛隊とカービィとメタナイトは声がする方まで行く。声はどんどん聞こえていき、ついに声がする方にたどり着く。


メタナイト「この部屋だ!」
???「・・・カレンが」
マタドーラ「ウヒョー!巨乳の美人が2人もいるぜ!しかも、2人も露出度が高い衣装!あの幼女も可愛いな!」
王ドラ「ユーリさんとは別の吸血鬼がいますね」
マサオ「でも、あの女の人達3人、悪魔の翼と尻尾が生えているような・・・?」


ドラケロ防衛隊とメタナイトとカービィが覗き見ているのは桜の外伝小説プリンプタウンの落としモノシリーズに出てきた悪魔族三姉妹のナナとココとミミ(オリキャラ)と、吸血鬼ハウルだ。彼らはカレンとアルルに倒された「レッド」の元幹部で、何やら話し込んでいた。そう、「冷酷非情な絵画の魔女」としてのドロシアのことを・・・。


ココ「まさか、カレンが冷酷非情のドロシアに味方するとはなー」
ミミ(オ)「いくら、親友のアルルの頼みだからって、やっていいことと悪いことがあるですー。まあ、旅先でドロシアよりも厄介な人物に会ったのは同情するですけど・・・」
ナナ「その厄介な人物は星のカービィなのよね。彼女とその恋人のメタナイトとドロシアの弟子達は共謀して、プリンプタウンや私達の町を牛耳ろうとしているとか・・・」
ハウル「他にもドラケロ防衛隊とかいう機関が星のカービィとも共謀しているとか・・・」
ココ「あたしは曲がったことは嫌いなんだ。なんたって、悪魔族の正義だからな!」


すると、ドアが開いて、カービィとメタナイトとドラケロ防衛隊が怒りながら入ってきた!


カービィ「酷い!!ボク達、そんなことしてないよ!!」
ココ「あっ!!」
ミミ「ほら、もたもたしてるからですよ!!」
メタナイト「お前ら、自分達が住んでいる町で、そんな噂が立っていたのか?やれやれ、これじゃあ、お前らが住んでいる町も長くなさそうだ」
ココ「お前、言わせておけば・・・!!デビルファイヤー!!」


ココが悪魔族の魔法を放つと、メタナイトのマッハトルネード、マタドーラのひらりマントで悪魔の炎はあっという間に相殺された。


ナナ「あらー。相殺されちゃったわね」
ハウル「その情熱・・・いつ見ても美しい」
ココ「そんなこと言ってる場合じゃねーよ!!」
王ドラ「・・・ところで、悪魔族幼女。ドロシアさんは冷酷非情な魔女だった・・・と?」
ミミ「そうですけど・・・」


王ドラは「やっぱり」と言いながら、こう言った。


王ドラ「あのドロシアさんはもう過去のものですよ。今はドロシアさんは改心してスマブラ屋敷の隣のローアに住んでます。カレンさんはランさんという女の子と一緒にランさんが住むマンションに住んでます。その悪い噂は過去のもので、噂を信じちゃいけないものってものがありますからね」
ココ「嘘・・・嘘だろ!!?」


ココはその場に立ち尽くした。次に王ドラはある質問をする。


王ドラ「可愛い悪魔族さん。「シェゾ」という名前に聞き覚えがありますか?」
ココ「シェゾのこと、知ってんのか?」
王ドラ「いいから、答えなさい」
ココ「・・・知ってる。確か、カレンの友人だったな」
王ドラ「そうですか・・・じゃあ、何で4人とも、鏡の国にやってきたんですか?」
ココ「迷ったんだよ。カレンに問いただそうとスマブラ屋敷というところに来たら、偶然、ディメンジョンミラーに吸い込まれちまって。そこから帰れなくなって、この城にたどり着いたんだ。今まで見つからなかったのが不思議なくらいだ」


「なるほど」と王ドラは言いながら、あることを言った。


王ドラ「OK。鏡王に見つからなくて良かったですね。それではあなた達もついてきて下さい。」
ハウル「何をするんだ?」
王ドラ「あなた達には城内を私達に案内してもらいます。城内の間取り図は知ってるでしょう?」
ミミ「知ってるです」
王ドラ「じゃあ、カレンさん達の方へ行きましょうか。」
カービィ「行こうよ!」
ココ「・・・仕方ないな」

Mirror of land 後編 その5 ( No.644 )
日時: 2014/06/15 20:50
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

再会(?)






ココはカービィの手を取り、ココを含めた4人はついていく。すると、シェゾ達の姿が見えた。


シェゾ「あ、戻って来た・・・ぶっ!!」
カレン「何で、ココ達がここに・・・!!?ちょっと、王ドラ!!これはどういうことなの!!?」
王ドラ「そのままの意味ですよ、彼らに案内してもらおうと・・・」
カレン「ふざけんじゃないわよ!!私はこんな悪魔女と一緒にいたくないわ!!」
ココ「何だと、このガキー!!」
ラン「やめて下さい!!」


乱闘に発展しそうになる2人の喧嘩にランとツーストが仲裁に入る。


ラン「今は喧嘩してる場合じゃありませんよ!今はミニッツ達を探すのが先ですよ!」
ツースト「そうだぞ。何か騒ぎが起きたら、鏡王に見つかる可能性が高い」
ココ「(ミラクル☆4のツースト!?)・・・まあ、騒ぎ出したら鏡王とかいう奴に見つかるな」
カレン「・・・っ」
あいり(今、この人、ツーストを見て喧嘩はやめましたわ;)


城内を歩く中、Dマインドはある部屋を見つけた。


Dマインド「?何だ、これは」
ツースト「俺達が出演した映画の音声が聞こえる・・・多分、この部屋だ!」
空「突入!」


空の言葉に続いて、一同は部屋に突入した!


ギロロ「夏美いいいいいいいいいいいいいい!!!」
夏美「ギロロ!みんな!」
ペインシア「デデデお兄様!私を助けに来てくれたのですか!?」
デデデ「それもあるけど・・・;」
夏美「ところで、カレン。この人達、誰?」
カレン「悪魔族の三姉妹のナナとココとミミ。ユーリと一緒にいる吸血鬼がハウルだけど、話してたらすっかり、ユーリと意気投合しちゃったわよ;」


後ろでユーリとハウルが楽しそうに話している。ここで3人の救出が完了だ。あとの問題は・・・。


アルル「ミニッツだね」
タイマー「あの鏡王、会ったらただじゃおかないよ!!」
Dマインド「よし、ミニッツのところに急ぐぞ!」


大半の一同はミニッツの救出に急いだ。しかし、王ドラだけが立ち止まっていた。その様子にシェゾとツーストが近づく。


シェゾ「・・・どうした、王ドラ。追いかけないのか?」
王ドラ「・・・実は私はロボット学校に入学する前の記憶がないんです。このこと、ドラえもんズと校長先生しか知りませんから・・・」
ツースト「えっ!?冗談は性格だけにしておけよ、王・・・」
王ドラ「・・・」


王ドラの弱そうな震えにシェゾとツーストは確信した。


シェゾ「・・・本当なのか、王ドラ」


シェゾの問いに王ドラはコクリと頷いた。続けて、王ドラは鏡王のことを話す。


王ドラ「Dマインドさんは「鏡王は最初から生まれてきた」と言いました。正直それは当たってます。鏡王は私のフエルミラーで生まれてきたんです。私は彼と戦いました。結果は私の勝ちでしたが、その日から私の失った記憶の自分ではないかと思うようになったんです。シェゾさん達と出会ってからはすぐに治まりましたが・・・」


王ドラの微かな震えの理由はこれだと、シェゾは確信した。すると、シェゾはあることを言った。


シェゾ「・・・怖いんだろ?鏡王が」
王ドラ「!!」
ツースト「おい、シェゾ!いくら何でも、相手は王ドラだぞ!怒らせたりしたら・・・」
シェゾ「ツーストは黙っててろ」


王ドラはシェゾに言われた言葉は図星だと思った。すると、ごまかすように言った。


王ドラ「・・・いやですね、シェゾさん。私がそんなものに・・・」
シェゾ「・・・」
王ドラ「・・・っ!!ああ、そうですよ!!怖いですよ!!たとえ、記憶が戻ったとしても・・・ロボット学校に入学する前の自分が鏡王だったら・・・!!もう死にたくなるくらい、怖いですよ!!ずっと・・・記憶を取り戻したら、みんなが私から離れることが怖かった!!」


王ドラは珍しく、子供のように泣いた。その様子にツーストは泣きそうになり、シェゾは安心していた。それは嫌な意味ではなく、いい意味で。


シェゾ「・・・やっと、本音を言ってくれた」
王ドラ「えっ?」
シェゾ「お前、微かに震えてたからな。今は少しずつ、ゆっくりでいいんだよ。記憶を取り戻すのはまず、そこからでいいんだ。・・・闇の魔導師である俺が言う台詞じゃないけどな」


シェゾは一同の後を追っていった。残されたツーストは。


ツースト「・・・俺もサンやあいりと出会う前は人間不信だったからな。時々、過去の自分がとても怖くなる。だから、お前の気持ちはちょっとは分からなくもない。・・・ほら、置いてくぞ。」
王ドラ「・・・はい!」


王ドラは涙を拭いながら、ツーストや一同の後を追っていった・・・。






王ドラの過去

Mirror of land 後編 その6 ( No.645 )
日時: 2014/06/15 20:53
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

一方・・・






さいしょ、ウサギのおひめさまはかがみのくにでなにふじゆうなくすごしていました。かがみのしょうねんがウサギのおひめさまののぞむものはなんでもかなえてくれます。しかし、ウサギのおひめさまがなにをもらっても、なにをしてもらっても、こころからまんぞくすることはありませんでした。
あるひ、ウサギのおひめさまはポケットにはいっているものにきづきました。それはちいさなちいさなひとつだけのおはな。それはオリジナルのしょうねんがウサギのおひめさまにくれたものだったのです。ウサギのおひめさまはそれをみて、オリジナルのしょうねんのことをおもいだしました。そして、「しょうねんのもとにかえりたい」とないたのです。しかし、ウサギのおひめさまはかえるほうほうがわかりません。なんでもねがいをかなえてくれるかがみのしょうねんもこれだけはいうことをきいてくれませんでした。
「だって、かえしてしまえばあなたはにどとここへはこない。もう、ぼくはひとりにはなりたくない」。かがみのしょうねんはそういって、ウサギのおひめさまをひきとめるのです。しかし、かがみのしょうねんにはあるいわかんがありました。
せんしたちはついにおうのまにたどりつきました。そこにはこうだいなもので、かがみのしょうねんをみつけるのはむずかしいようでした。すると、まほうのかがみにとじこめられているウサギのおひめさまをはっけんしました。そのまえにかがみのしょうねんがたちはだかっていました。かがみのしょうねんはオリジナルのしょうねんをあいてにしめいし、オリジナルのしょうねんはかがみのしょうねんとたたかいました。しとうのすえについにオリジナルのしょうねんがかちました。かがみのしょうねんはさびしさゆえかみずからのいのちをたとうとしましたが、オリジナルのしょうねんはひきとめながらいいました。「さびしいなら、ぼくのところにおいでよ!ぼくらのせかいはちょっとはさわがしいけど、さびしくはないよ」。かがみのしょうねんは「でも」とためらいました。その様子にオリジナルのしょうねんはかがみのしょうねんをだきしめてささやきました。「みんなといっしょにいればこころづよいよ。もうキミはひとりぼっちじゃないよ。だいじょうぶだよ」と。すると、かがみのしょうねんはいわかんのしょうたいにきづきました。
かがみのしょうねんはオリジナルのしょうねんがすきでした。オリジナルのしょうねんといっしょにあそびたかったのです。
それがわかったしゅんかん、かがみのしょうねんはわっとなきだしてしまいました。「ごめんなさい、ごめんなさい」。なんどもあやまるかがみのしょうねんに、オリジナルのしょうねんは。「もういいよ」。げんいんであるじぶんをゆるしてくれたオリジナルのしょうねんに。ナミダがとまりませんでした・・・。






一方、ミニッツの頭はキングサイズのベットで意識があるかないかの夢うつつが支配していた。ここにいていいのか自分でも分からない。すると・・・。


ミニッツ(・・・ん?何か、ポケットに入ってる・・・?)


ミニッツはそれをポケットから出した。それは林檎のブローチ。これは鏡王がくれたものではない。王ドラがお守りとしてくれたものだった。ミニッツはそれを見て、王ドラのことを思い出した。代わりに言い知れぬ孤独感と寂しさがミニッツを感じさせた。


ミニッツ「王ドラ・・・っ。王ドラぁ・・・っ・・・。ふ、ええええええええ・・・」


ミニッツは泣き出してしまった。その涙は零れ落ちてはシーツに染みを作っていく。それはどんなに泣いても泣き止むことはなかった。時折泣きじゃくってはそれでも嗚咽と一緒に涙が流れた。


鏡王「何で、泣くんだよ・・・」


泣き止まないミニッツのそばに鏡王が寄り添う。ミニッツは王ドラとよく似た声に顔を上げるも、よく似ていてもこのキャラは王ドラじゃない。ミニッツはその違いに余計、王ドラに恋しくなり、また泣き始めてしまった。


ミニッツ「王ドラに会いたい、帰りたいよぉ・・・」
鏡王「突然、何言い出すやら、オレがいるじゃないか」


鏡王はそんなミニッツを抱きしめて、寂しそうに言った。


鏡王「オレではものの役に立たないというのか?オレを見てはくれないのか?」


お世辞や詭弁には聞こえない、まるですがるような寂しそうな声。その声にミニッツはこれ以上、厳しく言及することができなかった。


鏡王「オレにはもう、お前しかいない・・・お願いだ、どこにも行かないでくれ」
ミニッツ「・・・っ(どうしたらいいんだろう・・・?」


ミニッツはこれ以上、抵抗することができなかった。鏡王は王ドラとそっくりな故に拒まれない理由なのか・・・。

Mirror of land 後編 その7 ( No.646 )
日時: 2014/06/15 20:56
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

王の間






ココ「ここが王の間だ・・・」


一同はついに王の間にたどり着く。ここに鏡王がいる可能性は高いが、広大な故に見つけることは難しい。あいりはココに問う。


あいり「ココ、あなた、この部屋にも通ったことがあるんですの?」
ココ「通ったことはあるんだけど、誰にもいなかったからさー。とりあえず、ここ王の間を出たんだ」
カレン「見つからなくて良かったわね;」
シェゾ(この城、壁も天井も床も氷の鏡だらけだなー。流石は鏡の国・・・)


すると、王ドラとタイマーとランはあるマジックミラーを発見した。その鏡の中にはミニッツが閉じ込められていた!


タイマー&ラン「ミニッツ!!」
王ドラ「ミニッツさん!!」
Dマインド「待て、3人とも!!罠だ!!」


すると、ミニッツがいた場所から鏡王の拳が出てきた!それと同時に鏡は割れ、3人の身体を傷ついた。


王ドラ&タイマー&ラン「ぐあああ!!!!」
ドラリーニョ「ランちゃん!!!」


すると、鏡王が現れ、後ろにはもう一つのマジックミラーに閉じ込められている本物のミニッツがいた!タイマーとランが一同に手当てされている中、王ドラだけは手当てを拒み、ミニッツに呼び掛けるが返事はない。


王ドラ「ミニッツさん!!私です!!ここにいてはいけません!!帰って来て下さい!!」
鏡王「何を言っても無駄だ。声を聞き分けられるのは本人に触れた者の声だけだ!!」


鏡王は王ドラに拳で攻撃し、王ドラもそれに応戦する。鏡王は王ドラにこう言い放った。


鏡王「誰に断って、ここに来たかは知らないが、オリジナルに最早用はない!ここで、死んでもらう!!」


鏡王は王ドラと戦った。2人の実力は互角であり、弱点を見破ることも、隙を突くこともできない。すると、鏡王の蹴りが王ドラにクリティカルヒットした!


王ドラ「ぐあっ!!!」
鏡王「人が苦しむ姿は、いつ見ても美しい・・・例え、憎き相手ほど、美しさが増す・・・お前はオレの屍となれ・・・」
王ドラ「・・・あなたが私と互角なのは認めます。だけど、ミニッツさんを連れて帰るためにも、諦めるわけには行きません・・・!」


王ドラは立ち上がり、鏡王に拳で戦った。これを見た人達は・・・。


アルル「ちょっと・・・!!これ、ヤバいんじゃない・・・!!?」
シェゾ「せめて、鏡王が隙を見せればいいが・・・!?」


すると、シェゾはあることに気付いた。それを王ドラに伝える。


シェゾ「諦めるな、王ドラ!!勝利のカギは鏡だ!!」
王ドラ「えっ!!?ミニッツさんを壊せと言うんですか!?」
シェゾ「違う!!拳以外の武器を使え!!答えはこの王の間にあるんだ!」
王ドラ「王の間・・・!!光線銃!せいやっ!!」
鏡王「!!」


王ドラは遠方から光線銃で撃った。しかし、鏡王はよけたため、目的の鏡王から外してしまった。


鏡王「ふ・・・フハハハハ!お前も落ちぶれたもの・・・」
王ドラ「もらいました!」
鏡王「えっ!?うわああああああああああ!!!」


鏡王が光線銃の攻撃を受けて倒れた!外れたはずの光線がなぜ、鏡王に当たったのだ・・・!!?


カレン「これ・・・どういうことなの・・・!?」
シェゾ「ツースト、ユーリ、大王、壁を見てみろ」
ツースト「?・・・あ!!」
ユーリ「私とツーストが壁の鏡に映っている・・・そうか!」
デデデ「王ドラが鏡の床に撃って、鏡王に反射攻撃したのかゾイ!」
シェゾ「そうだ。このブラデ城は城内の床・天井・壁が氷の鏡だ。恐らくは氷でブラデ城を作ったんだな。氷の鏡でも映すことはできる。俺はそれに気付いたんだ」
キッド「でも、氷って割れたらヤバいんだろ?光線銃で撃っても、ダメ何じゃないか?」


シェゾは一瞬、呆れながらもキッドにこう言い返した。


シェゾ「キッド、お前、ディズニー映画の「アナと雪の女王」は見てなかったか?アナの姉エルサは珍しく自分の意志で、氷の城を深く一段一段と作ったんだ。それと一緒だぞ」
キッド「そうか!」
ブラデ「シェゾ、よくぞ、俺様の城が氷の鏡でできたことを見抜いたゾイ・・・」
Dマインド「私も見抜いてなかったぞ」
シェゾ「俺の洞窟に氷と鏡があったから、思っただけだ」
アルル「万能な洞窟だね!!?」
王ドラ「シェゾさん、ありがとうございます」

Mirror of land 後編 その8 ( No.647 )
日時: 2014/06/15 21:01
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

戦いの後






雑談している中、鏡王は王ドラに近づく。すると、ナイフを床に投げつけてきた。


王ドラ「・・・何のつもりですか?」
鏡王「これで、オレを殺せ」
全員「!!?」


すると、鏡王が自決を決意した!その様子にココは文句を言う。


ココ「おい!!お前、負けたからって自殺するつもりか!?これはれっきとした自殺こう・・・むぐっ!!(ナナと夏美に口を塞がれる」
鏡王「オレはひとりぼっちだ。仲間もいないし、友達もいない。こんなオレを好きになってくれる奴はいない」
王ドラ「・・・」
鏡王「こんな自己中でどうしようもないオレは死んで、代わりの「お前」になった方が・・・」
王ドラ「鏡王」


王ドラはナイフを捨てて、鏡王を抱きしめた。鏡王は一瞬、抵抗する素振りを見せたが、王ドラはそれを放さなかった。そして、こう言った。


王ドラ「寂しいなら、私のところにおいでなさい。そこでは騒がしいけど、どこか温かいですよ。それに私は鏡王のことが好きです。別人として。例え、誰の代わりにはいないんです。もちろん、あなたの代わりにも・・・ね」


鏡王は目を閉じた。それはどこかで何かを拒んでいるかもしれない。しかし、Dマインドは。


Dマインド「・・・あーあ、やっぱり」
シャドー「そうだね」
Dマインド「鏡王は・・・王ドラのことが別人として、好きだったんだよ。友達になりたかったんだ」






鏡王「・・・う・・・う・・・うわああああああああああああああああ!!!!!」






鏡王は目を開けた瞬間、大粒の涙が浮かんで、今まで溜め込んできた感情を叫び出された。王ドラは鏡王が泣き止むまで頭を撫でて、一同は「辛かったんだろうな」と温かい目で見ていた。いい意味で。ランは涙を拭いながら、マジックミラーに触れた。


ラン「ミニッツ!」
ミニッツ「・・・ラン!」


ミニッツはランに抱きついた。ランもミニッツの小さな身体を優しく、だけど力強く抱きしめた。


ラン「ミニッツ、もうどこにも行かないでね?私、ずっとずっと心配してたんだから!」
ミニッツ「うん・・・うん・・・!」


ミニッツは涙ぐみながら、ランに抱きついた・・・。これを見た一同は・・・。


ユーリ「・・・何か、薔薇と百合展開になってきてないか?」
ドラえもん「ぼくに聞くなよ;」
カービィ&シャドー&ペインシア&空&ランリ&ドラリーニョ「???(保護者組に耳ガードされている」
シェゾ「ところで、ドラケロ防衛隊。お前らは野比家で留守番じゃなかったのか?」
王ドラ以外のドラケロ防衛隊「あっ、忘れてたー!!!」
Dマインド「まあまあ、私がワープミラーまで送ってやろう。ブラデもカービィ達の住む世界に行きなさい」
ブラデ「いいのかゾイ?」
Dマインド「ちょうど、新作スマブラにお前カラーのデデデが出るかもしれないしな。それに新たなことを学ぶのも大事なことだ」
ブラデ「・・・分かったゾイ」


その後、Dマインド以外の一同は元の世界へ帰って行った・・・。新たなことを学ぼうと決意したブラデと鏡王も行ってしまった・・・。だが、Dマインドは我が子を送り出すかのように優しく微笑んだ・・・。






Dマインド、いい奴になったな・・・。


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