二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ポケモンバトルM・EVO【サン・ムーン編突入!】
- 日時: 2016/12/23 03:17
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: y0p55S3d)
『読者の皆様へ』
どうも、初めましての方は初めまして、タクです。今回のこの小説は、所謂対戦実況小説といったところでしょうか。
現在、他の小説の進みがなかなか良い感じになっているため、この小説の連載を決意しました。
タイトルはM(メガ)・EVO(エヴォ)、その名の通りメガシンカをテーマにした作品になると思います。また、第六世代で追加要素のあったポケモンに視点を当てていきたい所です。
また、今回のサン・ムーン発売に合わせて、第七世代を舞台にした対戦も描いていく予定です。
そして、この小説は種族値、努力値、個体値とった3値やHABCDSVなどの記号や、略称なんかが出てくる、所謂「廃人仕様」となっております。
一応、初心者の方にも配慮したような表現を極力心がけたいですが、あらかじめこういったことを知っている前提で読んでほしいと思います。
また、この作品と舞台は違いますが世界観を共有している、モノクロさん著『BOHパ対戦記録譚』があります。そちらの方も、よろしければご覧下さい。
ちなみに、作者のフレンドコードも載せておきます。XYにおけるフレンドサファリのタイプはノーマルで、ヒメグマ、ドゴーム、ラッキーが出ます。
フレコ:2809−9638−8089
※注意※
・本作品はバトルビデオを元にして作られたノンフィクションと一部フィクションです。
・そして、ストーリー中心です。小説という以上、当然ではありますが。
・ポケモンの擬人化あります。つーか、それらのポケモン中心です。
・分かりづらいかもしれない設定多々。
・選出画面があったり無かったり。
・イラストは後々用意するかもしれませんが、クオリティは期待しない方が良いです。
・メタ発言? んなもん日常茶飯事。
・にわか発言&下手糞プレイ? んなもん日常茶飯事。
・対戦相手の名前は改変して使用します。
・対戦相手への誹謗中傷はおやめください、メガボーマンダのスカイスキン捨て身タックルとシャンデラの眼鏡大文字が襲い掛かります。
・BGM置いてるけど、ポケモンじゃないかもしれない。
また、作者は対戦・交換などは大歓迎です。フレコは自分の雑談スレ『タクのノベルス・ポケモン図書館』に置いています。バトルビデオをこの小説に使わせていただくかもしれません。
以上のことを守ってうちのポケモン達の活躍を生暖かい目で見守ってやってください。
目次
第一部:エリア開放編
プロローグ
>>01
パート1:謎の敵・静炎邸
>>02 >>03 >>04 >>05 >>06 >>07 >>10 >>11
パート2:遮断された箱庭・氷海水域
>>12 >>13 >>14 >>15 >>16 >>17 >>18 >>19 >>20
パート3:湖の決闘・中部緑域
>>21 >>22 >>23 >>24 >>25 >>26 >>27 >>28 >>32
パート4:忍の街・群雲街域
>>33 >>34 >>35 >>36 >>37 >>38 >>39 >>40 >>43 >>44 >>45 >>46 >>47
パート5:この風が泣いている・天獄峡域
>>48 >>51 >>52 >>53 >>54 >>55 >>56 >>57 >>58 >>59 >>60 >>61 >>62 >>63
パート6:雷電霹靂・雷電械域
>>75 >>76 >>77 >>78 >>79 >>80 >>81 >>82 >>83 >>88 >>89 >>90 >>91 >>92
パート7:暴龍警報・頂龍山域
#1:絶望の淵へ
>>103 >>104 >>105 >>106
#2:反撃の狼煙
>>107 >>110 >>111 >>112 >>113 >>114 >>115
#3:龍の守護者
>>116 >>117 >>118 >>119 >>120
#4:最後の守護級
>>121 >>126 >>127 >>129 >>131 >>134 >>135 >>136
パート8:仲間達が待つ場所へ
>>137
第二部:新世代編
パート1:セントラル・フィールドへ
>>138 >>139 >>142 >>143 >>144 >>145 >>146 >>147 >>148 >>149 >>150 >>151 >>152 >>153 >>154
パート2:留学生は突然に……
登場携帯獣紹介
>>70
用語解説
>>71
番外編:始末屋の日常と非日常
パート1:前々前作でラスボス役やっててもキツい奴はキツいので以下略
>>95 >>96 >>97 >>98 >>99 >>100 >>101 >>102
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32
- 番外編:パート1 ( No.102 )
- 日時: 2015/04/03 21:41
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
***
「ちーっと、やりすぎちまったか。反省」
気を失ったルルを背負い、ドーラとメタンは帰路に着いていた。ギャング共は全員重症。一応救急車だけは呼んでやった辺り、彼の良心は残っていたのであろう。
「あの流星群……もしもルルさんがフェアリータイプじゃなかったら、彼女もやられていたところです。もっと冷静になってください」
珍しく、真面目な声でメタンが言った。
確かに、彼女がフェアリータイプでなければ、さらに彼女にダメージを与えていた可能性するある。
「ふん、大怪我は負わせねぇよ。金の無駄遣いってんだ」
「全く」
だが、そこまでドーラは馬鹿ではない。例え、キレていてもどっかの空飛びバカとは違い、冷静な判断力だけは頭のどこかで持ち合わせ続けている。
だけど、とドーラは呟いた。
「……こいつを汚そうとした、あのギャング共が許せなかった、それだけだ」
本当にキレたのは間違いないようだ。
「口汚く罵り合ってはいますが、貴方達本当は仲良いんじゃないですか」
「黙れ。ただの腐れ縁だ」
はぁ、とドーラは溜息をつく。
「俺が何でこいつと、始末屋なんてあぶねー仕事やってるのか、お前知ってるか」
「はて。私の知る限りではその理由は記憶にないですね」
メタンが困ったように言うと、彼は言った。
さっきまで、ずっと止めていなかった足を止めて、その場に座り込んだ。
裏路地の一角で暗いが、落ち着いて話せるであろう。
「……どうしても始末してぇ奴がいるからだ」
「始末したい奴、ですか?」
「……ああ。どーしても俺がこの手で掛けないと気が済まん奴だ」
ドーラは溜息をつく。どうしてもこの手で消さなければならない敵。
そのために彼は始末屋をやっていた。
「そいつは、まるで影のような野郎だったらしい」
「らしい? ではドーラさんはそのことを間接的にしか-----------」
「ふぁ〜あ」
メタンが、声を発そうとしたそのときだった。ドーラの後ろから、大きな欠伸が聞こえた。
見れば、ルルが目を覚ましているようだった。
「……んあ? ドーラぁ?」
「目ェ覚ましたのか」
うん、と頷くとルルはドーラの背中から降りる。
「ごめん……ドーラ。今日迷惑一杯掛けちゃったね……」
「いや、良いんだ。こっちは、既に迷惑なんざ慣れた」
「……そうだったね」
強張っていた彼女の顔は、だんだん綻んできた。
一方のドーラは、いまだ強張った面付きであったが。
「次の仕事は、休むか? ルル。怖かっただろう。俺としては----------」
「バカ。何でボクがこの格好してるのか、分からない訳じゃないよね」
いつもの、尖ったような言葉で、彼女は答えた。
「この姿は、覚悟の証。髪を切ったのも、男のような格好してるのも、ずっとドーラとこの仕事をやっていきたいと思ったから。もう、後戻りはしないって決めたから」
髪を切ったのは、舐められるからとかそういう理由ではなかった。一生、ドーラに始末屋のルルとして着いていくと決めたから。
そのために、女を捨てたかったから。
彼女の覚悟は相当なものだった。
「馬鹿か、おめー……んじゃ、心配掛けんじゃ……ねーよ」
「ドーラ?」
俯く彼の顔を覗き込もうとするルルだが、先にドーラが顔を上げた。
「おめーら、行くぞ! もたもたしちゃ、いられねぇ!」
「ねぇ、次の仕事は洞窟で暴れる格闘ポケモンの討伐とかどう?」
「俺を殺すつもりか!」
「ははは、このパーフェクトゥな私のサポートがあれば、簡単ですよ!」
「いや、無理があるだろ!」
突っ込んだ彼であったが、仲間は増え、この仕事も少しはやりがいのあるものになってきたか、と安堵の息を零したのだった------------
- パート7:暴龍警報(1) ( No.103 )
- 日時: 2015/04/03 22:36
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
「いよいよ、最後のエリアの攻略だな」
次の日だった。ボマーは、そう皆に呼びかける。ここは言うまでも無く静炎邸。そこに臨時に作られた(空き部屋)会議室である。
現在、ここには司会のボマー含め、フレイ、アクア、ムゥの4人が------------
「ちょっとまてやコルァァァァ!!」
そこまで数えた所で、ボマーはブチ切れた。
居ない。明らかに数が足りない。
「レイドは!? ガメリオは!? チャモは!? そんでもって、モーターはぁぁぁぁ!!」
「ヘーイ、ボマー! ワタシはさっきから天井裏でボマーの姿を見ていたネ!」
「何でそんなところにィィィ!? 軽くストーカーだよ、お前!!」
がたり、と天井が開いてそこから、爛々とした目を輝かせて、モーターが飛び出してくる。
もう、何も突っ込むまいとフレイとムゥは呆れていたのだった。
「仕方ねぇ、アクア! 呼んで来い!」
「……」
ノートパソコンを前にしているアクア。眼鏡の反射でいかにもインテリ系のそれを漂わせている。
が、何の反応も示さないので、ボマーが彼の肩を揺すったそのときだった。
ぐらり、と彼の身体が傾き、椅子から転げ落ちた。
「はっ!? 死んでる!?」
「いや、よく見なさい」
フレイが彼の襟を引っ張り上げると、眼鏡がずれて彼のぴったり閉じた瞼が露になった。
寝てます。完全に寝ています。
ぐーすかぴー、と寝息を立てている。
「てめーもかぁぁぁ!!」
「はわわ、朝から怒鳴らないで下さいよぉ……アクアさんだって、昨日は徹夜でコンピューターの解析をしていたのですから」
「だぁぁぁまらっしゃいやぁぁぁ、何で朝の会議から欠席アリ、居眠りアリとか、そんなんばっかなんだ、弛んでるぞおめーら! 今日は頂龍山域に行くんだぞ!!」
だが、しかし。
全員が、おめーが人のこと言えるか、と言わんばかりの冷たい眼差しを向けていた。
何故ならば、彼の服装もパジャマのそれだったからである。トレードマークのグラサンだけ掛けていたからパッと見いつも通りだと思っていた時代が我々にもありました。
「はっ! ここは、どこですか!」
「おはよう、アクア君」
「あ、あれ、ボマー先輩、パジャマでどうしたんですか、プププ」
「うるせぇぇぇ!! よくあるだろうが!! 遠足の日の朝、ついついウキウキしちゃって、パジャマのまま家を出ちゃうことってよぉぉぉ!!」
「ねーよ!! 100万歩譲ってお前くらいのもんでしょーが!!」
「会議中に居眠りする奴が何を言うか!」
「パジャマで会議の司会やってた奴にゃ言われたくねぇよ!」
この後、役10分の間、口論が続けられたのであった。
***
「いった〜い、拳骨なんて酷いよ、ボマーせんぱ〜い」
「すいやせんでした、旦那ァ。水戸黄門視てたんでさァ」
「お、俺もハァハァ、水戸黄門を」
「てめぇはぜってーちげーだろ、変態触手野郎」
ボマーが後輩にしっかりとキツいお灸を据え、しっかりいつもの服に着替えた後。
まずは、アクアがコンピューター解析の結果を伝えたのだった。
「コンピューター解析の結果ですが、そこらのネットで流通しているセキュリティプログラムを改造し、独立したコンピューターにしているようです」
「成る程ね。相手は相当やり手のハッカーということかしら」
「もう少し時間があれば、こいつらの技術を盗むこともできるのですが、今は守護級の掃討・及びエリアの開放が先でしょう」
残るエリアは唯一つ。頂龍山域だ。
頂龍山域は、まだこのエリアがボックス内の仮想空間の1つに過ぎなかった頃。誰もポケモンが住んでいなかった頃、突如ドラゴンポケモンが自然発生したエリアである。
そして、その中から最強クラスの7体のドラゴン・セブンスドラゴンが現れ、争いを始めた。
ドラゴン同士の衝突は余りにも激しく、その影響はセントラル・フィールドにも及び始めていた。
送り込まれた妖精でも、あまりの破壊力に手が付けられなかったという。
そして、何とかセントラル・フィールドの役員達がドラゴンの封印に成功したのだった。
頂龍山域は現在、自分の身体を鍛える強者達の鍛錬の場になっているのだ。
セブンスドラゴンは、カイリュー、キングドラ、ボーマンダ、ガブリアス、サザンドラ、オノノクス、ヌメルゴンの7体。
うち、5体が600族であり、そうではない2体も環境で猛威を振るった暴龍。
万が一、それが何らかの要因で復活した場合は手が付けられない。そうなったときに備え、マスターは同じ種族のドラゴンを育成していたのだ。
いや、そんなことは最初は知らず、単なるドラゴンタイプ好きだったのもあるが。
「”燃えよ! ドラゴンタイプ”という大会がこの間行われたが、今挙げられたセブンスドラゴンは、そこでも公式で運営にピックアップされた種族だ。それくらい、環境で暴れまくった。
カイリューはマルチスケイルで積む起点を作り、神速逆鱗で全抜き。別名・”マルスケデブ”。
キングドラは雨の下で脅威の火力と素早さを手に入れる。別名・”妖怪水をくれ”。
ガブリアスは言うまでもない環境のトップメタ。別名・”お前そろそろ引退したら?”。
サザンドラは高い特攻から放たれる高火力技と、耐久の高さで敵を殲滅。別名・”弱いもの虐めのプロフェッショナル”。
オノノクスは最高クラスの攻撃種族値の持ち主。別名・”思考停止逆鱗ぶっぱの時代はもうおせーんだよ、ヴァーカ!!”。
ヌメルゴンは高い耐久と、タイマン性能の高さ。別名・”R18のお供”。
そして、ボーマンダは圧倒的超火力による受けづらさ。別名・”空を飛べるイケメン最強700族”。
いずれも、相手にしたくはない敵だ」
「別名に悪意と傲慢さが滲み出てるわよ!!」
ボーマンダではなく、もうゴーマンダに変えてしまっては如何であろうか。
「んでもって、どの道あのエリアは危険だ。今回は全員で行こう」
「ですが、このエリアは誰が守るんですか」
「今まで敵は向こうからやってこなかった。よって、今回も来ないだろう」
今回のエリア攻略は最後というだけあって、かなり重要なミッションである。
総戦力を持ってして、立ち向かうべきなのだ、と彼は結論付けた。
「……オーケー、分かりました。確かに、少ない数で行けばこの間の僕らのような目に遭いかねませんし」
「そう来ないとな」
画して、頂龍山域への総力戦が決まったのである。
***
----------来タカ、ツイニ……!!
- パート7:暴龍警報(2) ( No.104 )
- 日時: 2015/04/06 13:13
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
***
「そうか、分かった」
女・ガブリは呟くように言うと、公衆電話の受話器を置いた。
「無茶をしていなければ良いのだが」
身体を重く引きずるように、そのまま自分の病室(個室)向かう。頭には未だに包帯が巻かれており、腕も折れてギプスで固定されたままだ。
ナノマシン療法を持ってしても、治すのは時間が掛かるといわれた。
「メガシンカを吸収する敵……影の携帯獣。こいつらも気になるが」
彼女からすれば、もっと気になるのは”彼”から先ほど聞いた話にあった、龍の骨とセブンスドラゴンだった。
彼らが頂龍山域に行くに辺り、心配だったのは山域の厳しい地形だけではなかった。
龍の骨、だ。
(龍の面汚しにして私達のルーツ……セブンスドラゴン。自制心が無く、暴れることしか頭にない、愚か者達……)
戦うことしか頭にない愚か者というのは、強ち間違いではない。
このセブンスドラゴンは、セントラル・フィールドで度々起こっている野生ポケモンのデータの塵が、対戦用ポケモンのデータを吸収して凶暴化する現象と同じ過程で産まれたとされている。
それらは、自制心がなく、言葉がなく、理性がない。
ただ本能に則って、暴走し繁殖し続ける凶悪なデータ生命体となっている。
セブンスドラゴンも例外ではなかった。
自分がドラゴンタイプであることに誇りを持つガブリからすれば、龍の黒歴史、負の象徴、忌むべき存在であった。
(セントラル・フィールドの始末屋や政府の掃討班でさえ、奴らを倒すことは出来ず、骨として封印することになったという)
病室のベッドに寝転がり、腕を吊って彼女は溜息をついた。天井から浴びせられるナノマシンのシャワーによって、身体の傷をゆっくりと癒して行く。
複雑なのは、自分がそのセブンスドラゴンと同じ種族だということか。
誇り高い龍の姿を借りて暴れたのはセブンスドラゴンの方であるが、やはりこの一件で龍の名が汚れたということは、ガブリは痛感していた。
(心配なのはあいつらもだが)
セントラル・フィールドに残ったまま帰ってこない旧友を思い出す。
かつて、杯を飲み交わした仲。かつて、最強を決めるために拳を交わした仲。
両方共メガシンカを得たのが嬉しくて、自分が酒に弱いのも忘れて全部リバースしたのも良い思い出である。
(……飲みすぎていなければ良いのだが)
***
「どうでしたか」
「んあ?」
タブレット型端末をジャージのポケットに仕舞い、ボマーは後輩に曖昧な返事を返した。
大して日も強くないのに、いつものサングラスを拭いてから、目に掛けて彼は再三返答する。
「気をつけろ、ってな。もうガキじゃないのによ」
「貴方の教育係だったから心配なんですよ。今回の行き先が頂龍山域だから尚更です」
「ガブリ姉の方が俺は心配だ」
「相当、酷かったわよ。あのときの戦い」
フレイが割って入ってくる。
影のメガボーマンダが静炎邸に現れたときのことだろう。
「ガブリさん、ボロボロになるまで立ち向かって。最後に無茶してメガシンカまでして真っ向から戦ったの」
「素早さが落ちる自分のメガシンカを嫌っていたからな。強いて使うとしても、無双体制が整ってから、尚且つメガシンカ前の素早さで戦える1ターンをタイムリミットにしていやがったし」
「見ているのが嫌だった。でも気付いたの。先陣切って無茶ばっかりするあんたのスタイルは、この人から来てるんだって」
「ケッ、余計なところばっかり似ちまった」
さて、とボマーは目の前の山を見上げた。各エリアをつなぐワープ装置の中から外を見渡す。
全員がいることを確認し、呟くように言った。
「此処が、頂龍山域だ」
***
「おいコラ、此処は立ち入り禁止だ!」
この台詞は何度聞いただろうか。門番と思われるポケモンが、頂龍山域への山道を閉ざしていた。
しかし、修行場でもあるこのエリアが閉ざされているということは、山の中で何かが起こった証拠であろう。
「ちょっと待てコラ。こちとら急いでんだ、とっとと通せ------------」
「妖花園域(ヨウカエンイキ)から何体もの妖精を送り込んで対応している! 邪魔をしないでいただきたい!」
「……あ? わざわざ向こうからフェアリーポケモンを送り込んだァ?」
となると、である。余計に心配になってきた。
嫌な予感がする。山域には暗雲が立ち込めており、いっそうメンバーの不安を駆り立てた。
「なあ、これってヤバいんじゃねえか?」
「そうです……何か、空気がピリピリするのです」
「あっくん、怖いよぉ……」
「これは、まさか……そんなはずはねェと思いてェですがねィ」
「ボマー……とても嫌な予感がしマース」
アクアとフレイがボマーの横に駆け寄った。
「先輩、これは僕らが思っている以上に事は重大かもしれません」
「ボマー、もしかしてこれって……」
「ああ。ヤな感じがするぜ、これ……。おい、通せ!!」
「通さん!!」
「はいはい、分かってるよ、だが今は----------」
直後、原型になったボマーは、すぐさまメガシンカをする。
え、と戸惑いの表情を浮かべる2人の門番。
そして----------ボマーの口に紫色の破壊のオーラが溜められた。
直後、門番は自らの命の危険を察した。
【ボマーの破壊光線!!】
ずどん、と大きな音が響き、山道に巨大な穴が開いた。
門番は溜まらず避けて、腰を抜かしていた。
一瞬、反動で失神していたボマーだったが、すぐに意識を取り戻し威圧感たっぷりに--------
「通せ、さもなきゃ次はてめーらが微塵になる番だ」
と唸るように言った。
ヒィ、と悲鳴を上げて門番は逃げて行く。
「相変わらずこういう脅しは得意なんだから。……カツアゲとかしてないでしょーね」
「しねーよ、アホ」
擬人化体に戻った彼は、山道に踏み込む。
「おいおめーら! とっとと行くぞ--------------」
と、叫んだそのときだった。
「グオオオ!!」
直後、何かがボマーに飛び掛り、押し倒した。
腕を捕まれて身動きが取れない。凄まじい力だ。
それもそのはず、相手は巨大なポケモンの原型であるからだった。
アクアは目を凝らし、突然現れたポケモンの種族名を呟く。
「……オノノクス!?」
- パート7:暴龍警報(3) ( No.105 )
- 日時: 2015/04/07 21:25
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
野生のオノノクスである。取り押さえられて動けないボマーに、鋭い斧のような刃を突き立ててくる。何度もそれを寸前でかわし、地面にそれが突き刺さる様を見る。
「らあああああああ!!」
【アクアの冷凍パンチ!】
直後、オノノクスの巨体がアクアの拳で吹っ飛ばされた。ボマーは何とか一息ついて起き上がる。
見れば、先まで腰を抜かしていた門番が急に通信機に向かって叫んでいた。
「おいっ、妖精軍団は何やってるんだ!! 何で逃がすような真似を!! ……なに!? 馬鹿な!! 妖精が龍に負ける訳が無いだろう!?」
そして、再び立ち上がるオノノクスだが---------
「ボマーに手を出した罪は重いネ!! キャピタル・パニッシュメント(死刑)執行デース!!」
「一瞬で消し炭になりなさい!!
既にフロストロトムとなっていたモーターと、シャドーボールを溜めていたフレイが真正面に立つ。
そのまま、猛吹雪と影の弾がオノノクスに襲い掛かった。
爆発音が轟き、砂埃が舞う。オノノクスの断末魔も同時に響き渡った。
「やった!?」
「それ、死亡フラグだっつーの!!」
砂埃が薄れてオノノクスの居た位置が明瞭になった。
そこには、氷の柱が立っていた。中には物の見事にオノノクスが閉じ込められている。
最後に追い討ちと言わんばかりにフレイがシャドーボールを放ち、氷の柱は粉々に砕けたのだった。
オノノクスのデータ片が転がっている。
「全く、何なんだったんだァ、こいつは」
と、ボマーがそこに近づいたときだった。
『バックアッププログラム、再起動。肉体を再生します』
直後、バラバラになっていたはずのオノノクスの肉片がそのままパズルのピースのように合体し、再び----------
「ギッシャアアアアア!!」
竜として顕現した。
「な、馬鹿な!! 何の治療も無しに今のダメージを回復できるわけがねぇ!!」
「おかしい、これはおかしいですよ、ボマー先輩!!」
普通、今ほどの損壊を食らったデータ生命体は何の処置もしなければ、そのまま消えるしかない。
しかし、このオノノクスはまるで自分が不死身と言わんばかりに、どっかのダイハードよろしく復活したのだった。
「これでも、食らいやがれィ!!」
「いっくのです!!」
今度は2人が原型となり、技を放つ。
【ガメリオの冷凍パンチ!!】
【ムゥの氷柱針!!】
ガメリオの冷凍パンチが炸裂し、オノノクスの巨体が凍りつく。
そこに、氷柱の針が何本も頭蓋に突き刺さり、再び氷像となったオノノクスは砕け散った。
が。
『バックアッププログラム、再起動。肉体を再生します』
「ギッシャアアアアアア!!」
再度、肉体を修復し、立ち上がるオノノクス。そして、今度は咆哮と共に尻尾でガメリオを弾き飛ばした。
【オノノクスのドラゴンテール!!】
巨大な尻尾が胸に食い込み、血反吐が出たのが、分かる。
そのまま、翼もないのに吹っ飛び、身体が空を斬る感覚を覚えた。
そして、ムゥと激突した。
その瞬間に、擬人化体に弾みで戻ってしまう。
「い、いたたたた、なんつー馬鹿力だ、オイ」
跳ね飛ばされて、ムゥに圧し掛かった形になったガメリオは、自分の手がどこにおかれているか気づく。
むにむに、と柔らかな感触-----------
「……あ」
「がーめーりーおーさぁぁぁぁん!?」
うるうる、と涙目になった彼女の顔が、映った。
あ、やべ、と彼は咄嗟にそこを退こうとするが、ぐさり、と頭に何かが刺さって悲鳴を上げた。
一方、アクア達はこの何度も再生する敵を考察していたのだった。
「成る程、此処を立ち入り禁止にしていて、妖精軍団を送り込んでいた理由がようやく分かりましたよ。こんなヤバいのが居たら、そりゃそうしますか」
「こいつぁ、ヤベェ。しかも、多分こいつ1体だけじゃねぇはずですぜィ」
「お前の頭氷柱刺さってびゅーびゅー血が出てるが、お前の方がヤバくねぇか。ま、でもこれでラッキースケベ属性獲得だ、喜べ」
「いらねーよ、こんな目に遭うならゲボッ、あんたじゃあるめーし」
「悪い、俺は真性のスケベなんだわ」
「あんたの属性の方がいらねーんですがねィ」
「てめーら好い加減に目の前の敵に集中してください、しやがれ」
恐らく、この何度も再生する敵は、データを幾つにもバックアップしており、さらにそれを無尽蔵にコピーする能力を持っているのであろう。
----------この様は、不老の癌細胞のそれですか。
そう、アクアは感じた。厄介極まりない。
「まるでよぉ、掃討斑も始末屋も駆逐できなかったセブンスドラゴンに似ていねーか?」
「いや、ひょっとしたら-----------」
アクアはメガシンカし、オノノクスを冷凍パンチで殴りつける。
氷像となるオノノクスだが、
『バックアッププログラム、再起動。肉体を再生します』
再びその肉体を、電脳空間に復活させた。
「こいつこそが、龍の骨に封印されていたセブンスドラゴンかもしれません」
「なーるほどねぇ」
ボマーが今度は進み出た。
そして、アクアに「なあ」と問いかける。
「弱者は知恵・奇策を持って強者を食らう。だが、強者は強者に対してどうするか」
「はいはい、分かってますよ。力づくで捻じ伏せるのがベネ、と」
「ほんっと脳筋ね……」
「それが旦那の良いところだと思いますがねィ」
「今回のエリア開放---------ひょっとすれば昔のセブンスドラゴンの戦いに決着を着けることができるかもしれねーぜ」
にやり、と笑ったボマーは高らかに宣言する。
「この、俺様がドラゴン共の頂点に立つことでなっ!!」
不安そうな顔でフレイは言った。
「大丈夫なの? 下手したらあんたが----------」
「俺を誰だと思っている。皆を頼んだぞ」
「お供します」
「おうっ、着いて来いアクア!!」
アクアは擬人化体のままで、ボマーのサポートに徹する。
一方、原型となったボマーが唸りを上げて、オノノクスに突貫した。そのままメガシンカし、勢いよく喉元を食い破った。
普通ならばダメージは愚か致命傷。
しかし、再びオノノクスはバックアップデータを別の次元から復活させ、再びボマーへ襲い掛かった。
【オノノクスの逆鱗!!】
怒り、暴れ、狂うドラゴン。
そのままボマー目掛けて突貫した。
止める術はない。
「これならどうだぁぁぁ!!」
だが、止める術がないのならば、正面から迎え撃つだけだ。
【ボマーの捨て身タックル!!】
つまり、こちらも暴龍で対抗するしかないのだが、これが一番手っ取り早い。
そのまま刃のような翼でオノノクスは真っ二つになる。
再び、再生をしようとするが----------
「何度も同じ手は使わせないですよ!!」
アクアの作ったウイルスが、バックアップデータを取り寄せようとするオノノクスのプログラムに進入した。
そしてそのまま、火花を放ち----------オノノクスは爆発四散した。
「力の俺様に」
「頭脳の僕がいれば、敵はありません」
- パート7:暴龍警報(4) ( No.106 )
- 日時: 2015/04/07 23:33
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
「やっぱり最強よ、あの2人は……」
慄くように呟くフレイ。2人のことは知ってはいたが、その連携はBOHの頃よりも強くなっているように感じた。
力だけは馬鹿にあるボマー。
頭脳はあるが火力の足りないアクア。
この2人が協力すれば、怖いものは無い-----------
『バックアッププログラム、再起動。肉体を再生します』
----------そう、思っていた。
オノノクスが再び、肉体を再生させるまでは。
さらに、それだけではない。オノノクスが現れた場所は、先ほど奴を倒した場所ではなかった。
完全に再生をする場合、復活と同時に、近い場所ならばワープすることが可能なのか。
一番衝撃を受けたのは、ウイルスを作ったアクアだった。
「ば、馬鹿な!! ウイルスプログラムを送り込んで、バックアップを破壊したはずなのに!!」
いや、待てよ、とアクアは自らそれを否定した。
----------焦る余り、盲点があった!! バックアップする前のデータも、同じく自分のバックアップを作る能力があったとすれば!? コピーがコピーを作れないだなんて、いつ誰が言ったんだって話だ!! むしろ、それが当然のことじゃないか!!
自ら増殖し、永遠に死ぬことがない。
故に奴は癌細胞と揶揄したのは、僕じゃないか----------
「ギッシャアアアアア!!」
【オノノクスの逆鱗!!】
「ひっ----------」
情けない悲鳴が漏れたが、今のアクアには圧倒的な実力差への恐怖が募り募っていた。
突貫するオノノクス。腰を抜かしたアクアは、そこからまともに動くこともできない。
----------奴らが誰にも倒せなかった理由がようやく分かった。バックアップを破壊しても破壊される前にバックアップデータが再びコピーを作る。そうやって、奴らは電脳空間の中にどんどんコピーをストックしていたのか----------!!
いとも容易く行われるえげつない行為。それは、倒しても倒しても復活するという、この化物の行動だった。
「危ねぇっ!!」
気付けば、そこにはボマーがたっていた。
「おらああああ!!」
渾身の捨て身タックルをぶつけた。衝撃波が、もろにオノノクスへ到達し、その肉体を一瞬で肉片と化させた。
「がはっ」
だが、次の瞬間。
胴から血を吹き出し----------彼はその場に崩れ落ちる。
オノノクスの刃が彼の胴を裂いていたのだ。
「先輩ッ!!」
叫んだアクアは、急いでボマーに駆け寄る。フレイも駆けつけて、傷薬(ナノマシンを噴射し、傷を癒す応急措置機器)を取り出した。
『バックアッププログラム、再起動。肉体を再生します』
しかし、そこには既にオノノクスが迫っていた。
冷や汗が2人の首を伝う。万事休すか、と。
「ボマーをよくも、やったネェェェェ!!」
それを遮るように、モーターが再びフロスロトムとなって、吹雪を超至近距離で放とうとした。
しかし。二度も同じ手は食らわない。
「ギッシャアアアア!!」
発射口である冷蔵庫の扉をふさぎ、斧のような牙をギロチンに見立て、そのままモーターの胴を一刀両断にした。
【オノノクスのハサミギロチン!!】
「うっ……」
幸い、モーターの身体自体は実体のないプラズマだった。普通のポケモンのように”肉体”が一刀両断されることはない。
しかし、家電キューブに憑依していたため、斬られたダメージは諸に本体へ来る。
擬人化体に戻るも、腹から大量のナノマシンが吹き出し、そのまま倒れる。
「モーター先輩っ!」
チャモが咄嗟にオノノクスへ、飛び蹴りを噛まし、巨体のオノノクスを吹っ飛ばす。
しかし、オノノクスは怒りのままに吠えて再び襲い掛かっていた。怯む様子は全くと言って良いほど無い。
逆に、チャモの方が怯んでしまったそのときだった。
「ち、ちくしょぉぉぉ!! 俺達の仲間をムシケラみてーにしやがってぇぇぇぇ!!」
レイドの触手がオノノクスの脚に絡み、捉えた。
「あっくん、先輩をお願い!」
「ま、待ってくださいチャモさん!」
止めるアクアの声も聞かず、気合を込めた咆哮と共に、チャモが頭蓋目掛けてオノノクスへ飛び膝蹴りを放った。
固定された身体に、それをぶつけることは容易い。
確かに、その一撃で頭蓋を一瞬で粉砕することはできた。
しかし。
『バックアッププログラム、再起動。肉体を再生します』
頭蓋は再び再生し、チャモの足首を掴み、地面へたたきつけた。
声にならない悲鳴を上げたチャモはそのまま、動かなくなった。
「動くんじゃ、ねえええええええええええええええええ!!」
レイドが叫んで、オノノクスの身体を縛っていた触手を強く、強く締め上げた。
仲間をこれ以上は傷つけさせない。その意思は本物だった。
だが、そんなもので暴龍はとまらなかった。
ブチブチブチィッ!!
生々しい音が響いた。
レイドの触手が全て、引き千切られたのだ。元々物理アタッカーを拘束するものではないのだ。
え、と千切れた触手を見てレイドの目が赤く充血していく。
「ギ、ギャアアアアアアアア!!」
直後、痛みが全身を走り、絶叫したレイドはそのまま立ったまま沈黙した。
「レ、レイドさんまで……!」
戦慄。
そして、オノノクスの次の標的は、アクアに定まった。
理由は簡単だった。アクアが自分の大事なバックアップデータに踏み込んだ夷敵に他ならなかったからだ。
それはアクアも分かっていた。
だから---------
「ガメリオさん。フレイさん。ムゥさん。僕がこいつを足止めします!! 倒れた皆さんを連れて、逃げて!!」
「そんな、ダメよ!! 貴方も一緒に---------」
「待ちな、アクア。これを持ってけ」
ガメリオの手から投げられたものが、アクアの手に渡る。
それは、髑髏のマークが付いた針のような道具だった。
「スタンニードル。相手の神経機関を麻痺させて、一時的に動きを止める。これを至近距離から撃ち込めばオノノクスの動きを止められる。さっきも使ったんだが上手く刺さらずに折れちまった。これ予備な」
「なるほど、分かりました!」
「だが、上手く刺さらずに折れたら最後だ。ド真ん中狙え」
「はいっ!」
「ちょ、ちょっと、アクア君!!」
フレイの止める声は既にアクアの耳には届いていなかった。
再び、残りのメガシンカパワーを振り絞り、アクアは突貫する。
冷気を纏わせた拳を放った。
「さ、行くぜィ。アクアの男気、無駄にはしねェ!」
「ですっ!」
「しっかたないわね……後輩ばっかに無茶はさせられない!」
気絶したレイドを素早い動きで担ぎ、ムゥが原型になって、ボマーとチャモを背中に乗せ、フレイがモーターに肩を貸した。
「ムゥちゃん、あっくんは……」
「今、相手の動きを止める針を打ち込んで隙を作ろうとしてるんです!」
「うらああああああああ!!」
叫び、氷の拳を何度も放つアクア。
しかし、何度も再生を繰り返すオノノクスは、それさえも全く気にしていないように見える。
そして、自らの牙をギロチンの刃の如く、再び長くした。
アクアは気付いた。自分がミスを犯したことに。
確かに近づき、ど真ん中を狙えば針は打ち込める。しかし、この位置は、ハサミギロチンの射程圏内-----------
「はああああ!!」
横から、蹴りが入った。
そして、オノノクスを吹っ飛ばす。
彼がふと見れば、そこにはチャモの姿があった。
「貸してあっくん! それはあたしが打ち込むから、逃げて!」
「ですけど---------」
「あたしは足手纏いだけど、あっくんは皆に必要とされてるから!」
チャモはそのままアクアからスタンニードルを奪い取る。
そして、振り向きざまに----------
「いっけええええええ!!」
自分の背後へワープし、再生していたオノノクスの腹へ針を撃ち込んだ。
流石の速さといったところだろう。アクアの速度では到底成し得なかった。
だが。
チョキン
確かに、オノノクスの動きは止まった。
だが、それは---------------
「え、チャモ……さん」
ハサミギロチンでチャモの首を跳ね飛ばした後だった---------------
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