二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ポケモンバトルM・EVO【サン・ムーン編突入!】
- 日時: 2016/12/23 03:17
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: y0p55S3d)
『読者の皆様へ』
どうも、初めましての方は初めまして、タクです。今回のこの小説は、所謂対戦実況小説といったところでしょうか。
現在、他の小説の進みがなかなか良い感じになっているため、この小説の連載を決意しました。
タイトルはM(メガ)・EVO(エヴォ)、その名の通りメガシンカをテーマにした作品になると思います。また、第六世代で追加要素のあったポケモンに視点を当てていきたい所です。
また、今回のサン・ムーン発売に合わせて、第七世代を舞台にした対戦も描いていく予定です。
そして、この小説は種族値、努力値、個体値とった3値やHABCDSVなどの記号や、略称なんかが出てくる、所謂「廃人仕様」となっております。
一応、初心者の方にも配慮したような表現を極力心がけたいですが、あらかじめこういったことを知っている前提で読んでほしいと思います。
また、この作品と舞台は違いますが世界観を共有している、モノクロさん著『BOHパ対戦記録譚』があります。そちらの方も、よろしければご覧下さい。
ちなみに、作者のフレンドコードも載せておきます。XYにおけるフレンドサファリのタイプはノーマルで、ヒメグマ、ドゴーム、ラッキーが出ます。
フレコ:2809−9638−8089
※注意※
・本作品はバトルビデオを元にして作られたノンフィクションと一部フィクションです。
・そして、ストーリー中心です。小説という以上、当然ではありますが。
・ポケモンの擬人化あります。つーか、それらのポケモン中心です。
・分かりづらいかもしれない設定多々。
・選出画面があったり無かったり。
・イラストは後々用意するかもしれませんが、クオリティは期待しない方が良いです。
・メタ発言? んなもん日常茶飯事。
・にわか発言&下手糞プレイ? んなもん日常茶飯事。
・対戦相手の名前は改変して使用します。
・対戦相手への誹謗中傷はおやめください、メガボーマンダのスカイスキン捨て身タックルとシャンデラの眼鏡大文字が襲い掛かります。
・BGM置いてるけど、ポケモンじゃないかもしれない。
また、作者は対戦・交換などは大歓迎です。フレコは自分の雑談スレ『タクのノベルス・ポケモン図書館』に置いています。バトルビデオをこの小説に使わせていただくかもしれません。
以上のことを守ってうちのポケモン達の活躍を生暖かい目で見守ってやってください。
目次
第一部:エリア開放編
プロローグ
>>01
パート1:謎の敵・静炎邸
>>02 >>03 >>04 >>05 >>06 >>07 >>10 >>11
パート2:遮断された箱庭・氷海水域
>>12 >>13 >>14 >>15 >>16 >>17 >>18 >>19 >>20
パート3:湖の決闘・中部緑域
>>21 >>22 >>23 >>24 >>25 >>26 >>27 >>28 >>32
パート4:忍の街・群雲街域
>>33 >>34 >>35 >>36 >>37 >>38 >>39 >>40 >>43 >>44 >>45 >>46 >>47
パート5:この風が泣いている・天獄峡域
>>48 >>51 >>52 >>53 >>54 >>55 >>56 >>57 >>58 >>59 >>60 >>61 >>62 >>63
パート6:雷電霹靂・雷電械域
>>75 >>76 >>77 >>78 >>79 >>80 >>81 >>82 >>83 >>88 >>89 >>90 >>91 >>92
パート7:暴龍警報・頂龍山域
#1:絶望の淵へ
>>103 >>104 >>105 >>106
#2:反撃の狼煙
>>107 >>110 >>111 >>112 >>113 >>114 >>115
#3:龍の守護者
>>116 >>117 >>118 >>119 >>120
#4:最後の守護級
>>121 >>126 >>127 >>129 >>131 >>134 >>135 >>136
パート8:仲間達が待つ場所へ
>>137
第二部:新世代編
パート1:セントラル・フィールドへ
>>138 >>139 >>142 >>143 >>144 >>145 >>146 >>147 >>148 >>149 >>150 >>151 >>152 >>153 >>154
パート2:留学生は突然に……
登場携帯獣紹介
>>70
用語解説
>>71
番外編:始末屋の日常と非日常
パート1:前々前作でラスボス役やっててもキツい奴はキツいので以下略
>>95 >>96 >>97 >>98 >>99 >>100 >>101 >>102
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- パート5:この風が泣いている(8) ( No.57 )
- 日時: 2015/03/11 19:59
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
- 参照: https://www.youtube.com/watch?v=nTHXQlA8yU8
【峡域の番人が勝負を仕掛けてきた!!】
【行け! ピジョット!】
「俺がいきなり出ることになるとはな。だが、この風で奴など容易く切り裂いてやろう」
「ま、またまた……」
「つい昨日もメガアブソルを輪切りにしてやったばかりだからな」
----------やっぱ、怖いよあんたぁぁぁぁ!?
アクアは正直、げんなりした。こんな奴を敵に回さなくて良かった、と。
輪切りとはどういうことだろうか。かの切断王子のウルトラマンエースもびっくりである。
「さて、相手の初手は……」
【番人はラグラージを繰り出した!】
「ラグラージ、ですか。何故初手に出してきたのでしょう」
「初手のあたしを警戒したとか?」
「……メガシンカ……するよなぁ? こいつ」
少々、不気味さを漂わせるラグラージ。恐らく、メガシンカ型だとは思うが。
「どうするの? 此処で攻めてみる?」
「うーむ……」
「----------任せろ。俺の役割は、初手で暴れまわって相手を掻き乱すことだ」
やることは唯一つである。
いきなりではあるが-------------
【タクのメガバングルと、ツムジのピジョットナイトが反応した!】
ツムジのメガストーンが激しく光り輝いた。そして、同時に殻のようなものに包まれ、それが弾け飛ぶ。
そこに居たのは唯一鳥と呼ばれていたピジョットの姿はでは無かった。
より屈強に、たくましく、そして速く。進化論を破壊し、上書きに成功した猛禽の姿がそこに居た。
一陣の風が吹き抜けると共に、なびく虹色の光沢を放つ鬣、殺意を放つ紅い瞳、強靭かつ巨大な翼。
全てが、自らを風と一体に、否、風そのものになるための進化だった。
「……メガシンカ、完了だッ!!」
『ポケモンDETA
旋:ピジョット
HP:159/159
性格:純粋な飛行タイプ(ノーマル複合)故に、風の声を聞くことができる生真面目な少年。責任感が強く、さらに馬鹿正直。曲がった事は許さない。だが、一度熱くなると誰にも止められなくなることあり。自らの種族値の低さを憂いていたが、メガシンカを得ることでORASからの巻き返しを図る!
性能:一見、地味なメガシンカではあるが、あなどるなかれ。外れない上にタイプ一致の暴風の火力は、凄まじい。並みのポケモンならば簡単に確定2発にしてしまう。そのくせ、メガボーマンダよりも速い上に、熱風まで使えるので、相手にできるポケモンの数は少なくない。暴風の混乱効果は、勝ち筋になりえるので、運による負けは愚か、運による勝ちを拾うことさえできる。逆に言えば、やることが暴風連打+熱風+めざパ氷とバレバレなため、苦手な相手にはとことん苦手。とんぼ返りや身代わり、守るなど、4つめの技次第や仮想敵に対する調整で、使い勝手は幾らでも変わってくる。また、ギルガルドに対しても強い。等倍程度は耐える上に、影打ちがこいつには通用しないからである。
火力:A 速度:A 耐久:C 自覚:A 責任感:SS』
羽を羽ばたかせ、相手を見据える。
しかし、相手のラグラージも同じだった。
【黒い影の怨念が、瘴気を生み出す-------------!!】
瘴気がラグラージを包み込み、そして更なる進化を促す。
筋肉が隆起し、邪悪な気配を発するそれは、正しくメガラグラージであった。
【ラグラージは、メガラグラージにメガシンカした!!】
「同胞カラ……アクア、貴様ノメガシンカデータハコピーシタ……!」
「同胞……まさか……!!」
あのときのメガボーマンダだ。メガシンカの力は取り返したかと思っていたが、コピーされているとは思わなかった。
しかし。
「馬鹿にするな。借り物のメガシンカで、俺達を倒せると思っているのか」
旋が吠え、暴風を巻き起こした。
そして、それがメガラグラージの巨体を上空へ巻き上げていく。
【ツムジの暴風!】
『ラグラージ残りHP:30%』
「確定……2発!? H100、D110の耐久を誇るメガラグラージを確定2発!?」
「正確に言えば、H振りメガラグならば乱数2発です」
「じゃあ、相手は素早さに割いたセルフ雨乞い型なの、あっくん」
「それは知りません、が」
メガラグラージが両腕を地面に叩き付けた。
そして、その衝撃で揺れが起きる。
岩が崩れて振ってきた。
【ラグラージの岩雪崩!!】
「お前らメガシンカしたらA150になるんだろ!? これ耐えられるのかよ!?」
「レイドさん。確かに、あんたの中じゃメガピジョットはボマー先輩に比べたら見劣りするかもしれません」
メガシンカはBOHで何度も経験している。
そして、当然同属の火力の高さも承知。
メガピジョットの耐久はお世辞にも高いとはいえないのだ。倒されるのが目に見えていた------------
『ツムジ残りHP:23/159』
----------ように見えた。
「……言っただろう。借り物のメガシンカじゃあ俺を倒すことは不可能だ」
「バ、バカナ……!!」
実は、メガピジョットはH4振りにするだけでも、A特化メガバシャーモの雷パンチを耐えるくらいの耐久はある。
ラグラージの特化岩雪崩如き、耐えて当然だ。
メガシンカして上昇したのは、何も火力だけではないのである。
耐久も、心なしかあがっているのだ。
「仮にもメガシンカ。見劣りするだけで、弱いわけじゃあないでしょう。むしろ、油断をすれば、容赦なく食らい付いていく猛禽!!」
「悪いが、次の暴風でジ・エン-----------」
「待ってください!」
アクアが叫んだ。
「恐らく、相手は次にクレッフィを出してくる可能性が高いです! もう、身代わりは使えないし、此処は僕が行きましょう!」
「し、しかし---------!」
「あんたはあの人に似てるんです。強いけど、自分1人で突っ走ってしまいがちだ。僕がそれを抑えるブレインになります!」
「……だが」
「まずジャローダクリムガン、紙耐久のオオスバメは出て来れないはずです。マリルリも腹太鼓を積むために、極力死に出しで出たいはずです。此処で交代させるなら、相手が出せるのはクレッフィだけなんです!」
そして、クレッフィと対面した場合、電磁波or身代わりという択ゲーが発生してしまうのだ。
「僕を信じてください!!」
「---------何故だ? 俺は仮にも、お前らを襲ったんだぞ? 何故そこまで……」
「簡単ですよ」
アクアは力の限り、旋に呼びかけた。
「僕らはもう、同じパーティのメンバーなんです!! そして、僕はパーティが勝つために、貴方が勝つために最善の戦略を考える、それだけですから!!」
- パート5:この風が泣いている(9) ( No.58 )
- 日時: 2015/03/11 21:19
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
しばらく、旋は何も言わなかった。
だが、息を漏らすとようやく、その口を開いた。
「分かった。お前の言うとおりにしよう。俺はお前を信じるぞ」
「旋さん……!」
【チーム・アクアはツムジを引っ込めた!】
【行け! ラグラージ!】
さて、肝心な相手の行動だが、仮に相手が突っ張ってきたとしても、今回のアクアは物理受け型。物理技に対してはかなり強い。
【番人はラグラージを引っ込めた!】
【番人はクレッフィを繰り出した!】
予想通り、クレッフィが現れる。
さて、問題は此処からだ。いばみが運ゲーに持っていかれたら、まずい。
「まずは、威張る運ゲーに勝たなければ、勝機は無いでしょう」
「……何か忘れてるよーな……」
「さあ、来いよクレッフィ! いばみがなんか捨てて掛かって来てください!」
アクアが高らかに叫ぶが、次に相手のクレッフィの取った行動は-------------
【クレッフィのドレインキッス!!】
「は?」
一瞬、アクアの思考はフリーズした。
そして、金属の鍵束がジャラジャラ音を鳴らしながらやってきた。
次の瞬間、ちゅ、とアクアの唇にキスをする。
「……は?」
【相手のクレッフィはアクアから体力を吸い取った!】
【アクアはタラプの実を食べて特防を上げた!】
『アクア残りHP:168/207』
「……あっくん……何やってんの?」
「いや、チャモさん、何で怒ってるんですか……?」
「あ、やべーぞ、アクア。このクレッフィ狙い済ましたかのように、♂だぜ?」
ガクガク、とレイドが震えているのが分かった。
チャモが悲しみに震えているのが分かった。
「……あっくん、♂ポケモンのことが好きだったの?」
「ち、違うんです、これは誤解……」
「おっ、ホモかな?」
「死ね、変体ユレイドル」
「もう何も言わんぞ、俺は」
「旋さぁぁぁぁん!!」
まずい。このままでは、ホモと勘違いされてしまう。
つーか誰得だよ、この状況。
「ソーヨネー、アタシトアクア君ハ、前世カラ赤イ糸デ繋ガッテイタノヨー」
アクアの必死の弁解を水に帰させるかのごとく、クレッフィが悪魔の囁き。否、悪夢の囁き。
口調からして、性別からして、何もかもがお察しである。
「最悪だよ、このクレッフィ!! ホモを通り越してオカマだったよ!!」
「ウフフー、良イ男ー、食ベチャイタイワー」
ブチッ
アクアのこめかみから、音がした。何かが切れるような、そんな感じの音だ。
プルプル、と青い巨体を怒りに震わせ、吠えた。
「好い加減にしろや、この害悪糞鍵……」
そして、巨大な腕を地面に突き立てて、揺らしたてる。
「ダメージチェックの時間だ、オラァ!!」
【アクアの大地の力!】
【相手のクレッフィに効果は抜群だ!】
どごーむ、と地面が隆起し、相手のクレッフィの体を跳ね飛ばした。
哀れ害悪糞鍵は目を回している。全国の皆さん、アクア君がやってくれた。幾つもの3DSを葬ってきた害悪糞鍵を、アクア君が物の見事にやってくれた。
流石、頭脳派眼鏡ヤクザ。容赦や慈悲など無い。
『クレッフィ残りHP:40%』
おっと驚き、まだ立てていた。
が、それを眼鏡ヤクザが見逃すわけも無く。
「ア、ギ、バカナ……」
「おいこの野郎、立てよ。もう一発、食らわせてやるよ、大ボケ鍵ィ……!!」
「ヒ、ヒィィ……!!」
【番人はクレッフィを引っ込めた!】
再び大地の力の動作に入ったアクアを見るや、クレッフィはすぐさま主人の元に帰ってしまった。
「……さて、相手のクレッフィの型は瞑想ドレインキッスですか」
「切り替えるの速いな……流石、参謀と言ったところか」
「良かったぁ〜、あっくんホモじゃなかったんだね!」
「ケッコン(仮)」
「はい、とりあえず表出ろや、レイド」
しかし、此処でメガラグラージを出してくるとは限らない。
考えられるのは唯一つだ。
3匹目を考えなければならない。
「此処で一番出られたら困るのは--------------」
【番人はジャローダを繰り出した!!】
「全ク……俺様ノ手ヲ煩ワセルンジャナイヨ!!」
これである。
【アクアの大地の力!!】
『ジャローダ残りHP:90%』
当然といえば当然ではあるが、全くダメージを入れられていない。しかも、アクアはジャローダへの有効打を1つも持っていない。
結局、不利対面になってしまった。
それだけではない。
「……まず、旋さんの受け出しは、まず無理ですね」
「無理だな」
此処で旋を捨てるのは勿体無さ過ぎる。攻撃技を食らえば、そこで落ちる。
ジャローダは特攻攻撃が低い代わりに、防御特坊、そして素早さも高い耐久寄りのステータスをしているものの、それでも何かされればジ・エンド。
つまり、考えられる手は唯一つ。
「仕方がありません、レイドさん」
「んあ?」
「受けに行って下さい」
「あいよー!」
レイドが快活な声と共に出て行く。
そして、相手のジャローダは葉の嵐を巻き起こし、レイドへ吹きかけるが----------
【ジャローダのリーフストーム!!】
『レイド残りHP:141/193』
流石、特殊受けと言ったところか。
殆ど、ダメージを食らっていない。
「しかも、リーフストームは使うたびに特攻が二段階ダウンする! 勝った!!」
確かに、今までリーフストームを使うポケモンとは何度も合間見えている。
普通ならば、このまま受けきれるであろう。
「あ、そういえば言い忘れていましたけど」
【ジャローダの特攻は二段階あがった!!】
ただし、ジャローダという種族に限っては、違う--------------!!
- パート5:この風が泣いている(10) ( No.59 )
- 日時: 2015/03/11 22:57
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
- 参照: https://www.youtube.com/watch?v=IjcY-UDihi4
「ンァァァン? オ前ラ、俺様ノ特攻ガ下ガッタラ良イトカ思ッテンダロ? 俺様ハ”天邪鬼”ダカラ、逆ニ特攻ヲ上ゲチマウノサ!!」
特性:天邪鬼(あまのじゃく)。自分に掛けられる全ての能力変化が、逆転する。
つまり、自分の能力が上がる効果の積み技を使えば、その能力は下がってしまう。
が、逆に言えば、だ。
自分の能力が下がる効果を受けた場合、その能力は上昇する。
今のリーフストームが良い例である。
「ちょ、ちょ、ちょぉーっ!? 受けきれるのコレェ!?」
「残念でした、変態ユレイドル。此処で出オチして貰います」
「いやいやいや、俺にはミラーコートあるから!!」
【レイドは食べ残しで体力を回復】
『レイド残りHP:153』
【ジャローダは食べ残しで体力を回復】
『ジャローダ残りHP:99%』
相手は食べ残し持ちだった。
いよいよ、これで相手のクレッフィは瞑想ドレイン型で確定である。
瞑想一回も積んで来なかったけど。
電磁浮遊も来なかったけど。
「んじゃあ、精々頑張って下さい」
「頑張るよ、頑張るよ! 食らえぇぇぇぇ、流影陣ぃぃぃぃん!!」
「ミラコな」
【ジャローダのリーフストーム!!】
【しかし、レイドにはあたらなかった!!】
【レイドのミラーコート!!】
【しかし、上手く決まらなかった!!】
「何やってんですか、変態ユレイドル」
「俺は悪くない」
「ですが、相手はミラコを見たはず。とりあえず、此処は纏わり付いてください」
「お、おう、分かった!」
しかし、レイドは気づいた。
----------あれ、でもこれリフスト来たら、俺死ぬくね?
さぁぁぁーっ、とレイドの顔から血の気が引いた。
ぶっちゃけ、この状態で顔色なんか分からないが。
「ミラコだ!! やっぱ、俺はミラコを選ぶぞぉぉぉ!!」
しかし、一瞬。さっきアクアが言っていた纏わり付くが頭にチラ付く。
蛇睨みでもされて、ここを起点にされるのも怖い。壁貼りにリフスト持たせている可能性だってある。
【ジャローダのリーフストーム!!】
『レイド残りHP:51/193』
が、現実は非常也。
蛇睨みも壁も補助技は飛んでこず、飛んできたのは木の葉の嵐であった。
「すいません、レイドさん」
「何だよ、アクア」
「旋さん無償光臨のために、クッションになってください」
「ちょっ、分かってたよ畜生ォーッ!!」
ぜぇぜぇ、と息を切らしているレイド。
もう、この後の展開など分かりきっていた。
「くっ、安定行動を取らなかったこちらの負けということですか」
「危険な橋ばっか渡るからこういうことになるんだろうがぁぁぁ!?」
【レイドの纏わり付く!】
【効果は抜群だ!!】
『ジャローダ残りHP:減った?』
纏わり付くの火力など、最初から分かりきっている。そして、
『ジャローダ残りHP:結果的に約7/8』
『レイド残りHP:食べ残しで63/193』
【ジャローダのリーフストーム!!】
【レイドは倒れた!!】
お察しである。
だが、1つアクアが言い訳をするとすれば、だ。ミラコを見た以上、別の行動をしてくるかとも思ったのだろう。
例えば、蛇睨みとかで行動回数を減らす、などだ。
結局は相手からすれば、リフスト連打が安定だったようである。
「って、ふざけんなぁぁぁーっ!?」
「まさか、ラグラージ対策用のジャローダをそんなに簡単に捨てるとも思わなかったんですよ!」
「喧嘩はやめてよ、2人とも!」
その様子を見かねたのか、旋が1人進み出た。
「だが、此処からは俺が出て暴れる、それだけだろう」
旋の言葉に、アクアは頷いた。
「そうですね。プレイングミスはありましたが、逆に言えばノーリスクで旋さんを無償光臨できたということ!」
「そうと決まれば、此処で全抜きするだけだ!!」
【頑張れ! ピジョット!】
旋は息こそ切らしてはいたが、まだまだ諦める訳にはいかない、といった顔をしていた。
----------俺は、もう負けない……!! この風に誓って、師匠に誓って、俺は奴らを倒すんだ……!!
「此処での行動はどうするんだよ、アクア!!」
「相手は、先ほどのクレッフィ交換を読まれたので、同じ手は二度も使ってこないでしょう。暴風連打が最安定です!!」
アクアの叫びに、旋は頷いた。
「たとえ、交換されたって、受け出しなんかさせない!! 受けさせはしない!!」
-----------俺ら馬鹿に出来ることは、何か知ってるか旋
-----------師匠、何ですか
「それは、即ち-----------!!」
【ツムジの暴風!!】
轟!! と風が吹き抜けた。
そして、吹き上げられたそれは、勢いよく暴走特急と化したジャローダを真空波で切り刻んでいく。
「ソンナ、バカナ……!!」
ザクリ、ザクリ、ザクリ、ザクリ
嫌な音が響き渡る。
そして、風が止み-----------ジャローダの影は、八つ裂きになって、消滅した。
「風が笑っている。”この程度、取るに足らない、と”」
相手の1匹目を倒した。
そして、残るは2匹。
クレッフィ、そしてラグラージ。
こちらが優勢であることには変わらないが-------------
「……僕ノ戦略ガ尽ク潰サレテイク……!! 何故ダ、何故オ前ラハ僕達ノ邪魔ヲスルンダ……!! 辛イ現実ナンカヨリ、夢ニ浸リキッタ世界ノ方ガ、ヨッポド楽ナノニ……!! ギ、ギギギャアアアア!!」
ラグラージが憎悪に満ちた奇声を発した。
「デリート……!! デリートデリートデリートデリートデリーィィィトォォォォォ!!」
「……目の前から皆、消えてほしいという願望……かつての僕そのもの、か」
相手は、まだ戦う意思を見せている。
いや、それどころか自分達を抹殺するつもりでいる。
「まだ、気を抜けないということですね……!!」
- パート5:この風が泣いている(11) ( No.60 )
- 日時: 2015/03/14 22:50
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
【番人はクレッフィを繰り出した!!】
さて、此処からである。幾ら旋といえど、クレッフィの電磁波を食らった瞬間、アウト。そうでなくとも、身代わりを無駄打ちすれば、ドレインキッスの応酬が待っている。
「此処は、僕に任せてください!」
受け切れる。あの程度なら。
アクアはもう迷わない。
「……そうだな。任せたぞ」
旋の言葉が、追い風になった。
【チーム・アクアはピジョットを引っ込めた!】
【頑張れ! ラグラージ!】
アクアに迷いは無い。
「ウッフ〜ン、サッキノ良イ男ォ〜!!」
クレッフィがドレインキッスを放ちにやってくる。
しかし。
「貴方に用はありません」
【クレッフィのドレインキッス!!】
「ウ、ムッチュゥゥゥ〜ン!!」
じゃらじゃらとやかましく音を立てながら、意にも介さず、クレッフィは迫っていく。
しかし。
「邪魔です」
がしり、と鍵の妖精の顔面はアクアの巨大な掌に掴まれて、動かなくなった。
全く、アクアの表情は動じていない。
先ほどとは打って変わって。
『アクア残りHP:131/207』
【クレッフィはアクアから体力を吸い取った!!】
『クレッフィ残りHP:55%』
あ、ひ、とクレッフィの口から悲鳴にもならないような声が響いた。
アクアの顔は、鬼のような形相だった。
「砕け散れ、大地の力、ですっ!!」
「ヒィィィイイイ〜!!」
逃げていくクレッフィ。どうやら、相手も交代するつもりだったらしい。
【番人はクレッフィを引っ込めた!!】
「ラ、ラグラージ様ァァァァ!!」
チッ、と相手のラグラージが舌打ちをしたのがわかった。
苛立ち、悪意、負の念が篭っている。
「全ク、全テ壊サナケレバイケナイヨウデスネ……!!」
しかし、飛び出た瞬間だった。
【アクアの大地の力!!】
地面を強烈に叩き付けたアクアを中心に、地面へヒビが入った。
そして、一気にヒビが広がり、そこから溶岩が溢れ出す-----------!!
「行け、アクア!! 奴を倒すんだ!!」
「やれるぜ、アクア!!踏ん張れぇぇぇ!!」
うおおお、と気合の咆哮を彼は力の限り叫ぶ。
「飲み込めぇぇぇぇ!!」
アクアの叫びと共に、怒る大地はラグラージを食らい尽くそうとした。
しかし。
「コノ程度デスカ」
『ラグラージ残りHP:10%』
耐えている。
流石に、無振りの火力では、倒しきれなかったか。
「僕ハ、全テノラグラージ、否、ラグラージ系統ノ恨ミカラ生マレマシタ」
ぎょろり、と尖った視線がアクアを捉えた。
「系列共々、ミズゴロウノトキカララグラージノトキマデ、3種全部ガ笑イモノニ……御三家最強種族値ノ名ガ泣イテイル……!!」
怨念が込められた瘴気が辺りに漂った。只ならぬ雰囲気に、チャモ達は狼狽した。
「な、何これ……気持ち悪いよぉ……!!」
「あいつが、放っているってんのかよ!!」
吼えたラグラージは続けた。
「僕達ガ壊スンダ……!! 欺瞞ト理不尽ナ仕打チガ溢レタコノ世界ヲ……!!」
はぁ、とアクアは溜息をついた。
「馬鹿らしい」
その一言で、場は凍った。
アクアの今の一言は、まるで、過去の自分である目の前の影を見限ったかのように見えた。
「ウ、ウガアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「世界を壊す暇があったら-----------」
【敵のラグラージの岩雪崩!!】
岩が上空から降り注ぐ。
しかし、それを意にも介さない表情で、彼は受け止める。旋の交換読みだろうか。
だが、そんなものは甘え。アクアには通用しない。
【効果はいまひとつのようだ】
『アクア残りHP:111/207』
そして、ラグラージへ飛び掛った。
「---------まずは腐った自分をぶっ壊せば良いんじゃないですか」
ありったけの力を込めた拳がメガシンカして、一回り大きくなった巨体のメガラグラージを捉えた。
貫かれた衝撃は、そのまま身体全身に響き渡る。
【アクアのカウンター!!】
巨体の顔面は見事に抉り取られて、影へ戻っていく。
「その方が、安上がりでしょう」
『敵のラグラージは倒れた!!』
残るは1匹。クレッフィのみだ。
「ウッフ〜ン、マダヨ、アタシハメゲナイワ〜!!」
ドレインキッスで襲い掛かるクレッフィ。
相変わらずしぶとい。
【クレッフィのドレインキッス!】
『アクア残りHP:69/207』
『クレッフィ残りHP:60%』
しかも、ドレインキッスの回復量が多い所為で、まだ倒れそうに無い。
「やべぇぞ……! アクアはそろそろ限界だ! あいつ、アクアの活動プログラムごと吸い尽くすつもりかよ!」
「え、それじゃあ、此処で負けたら、あっくん死んじゃうの!?」
「そうなるな」
【アクアの大地の力!! 効果は抜群だ!!】
『クレッフィ残りHP:10%』
「くっ、しぶとすぎる、まだやるつもりですか!!」
「アタシハ、メゲナイワ!! アンタノ命ヲ吸イ尽クス、ウヒ、ウヒ、ウヒャハハハハ!!」
叫んだ鍵の妖精は、再びアクア目掛けて飛び掛る。
【クレッフィのドレインキッス!!】
『アクア残りHP:28/207』
ドレインキッスを腕で受け止めたアクアの身体は、既に疲労しきっていた。
----------まずい、こんなやつにやられる訳には---------くそっ!!
「頑張って、あっくん!! 後、もう少しだよ!!」
声が響いた。
チャモの声だ。
まだだ。まだ、自分には体力も、知力も、PPも残っているではないか。
「アクア!! 師匠が言っていた!! 何にも考えられない奴、または何にも考えられないとき、ただ我武者羅に突っ込めば良いと! 迷いを捨てれば、活路は開けると!!」
その言葉には、聞き覚えがあった。
アクアが何だかんだ言っても、最も信頼している先輩の言葉に似ていた。
----------馬鹿は、殴るだけだ!! 力任せに、迷いなんか振り切ってな!!
「----------全く、仕方ないですね……やれやれ、また筋肉痛で苦しむハメを見ますか」
はぁ、と溜息をついた。
今日だけで何度目だろうか。
しかし。
「ま、それも悪くないかもしれません」
迷いは、既に捨てていた。
筋肉が一気に膨張し、腕を地面につきたて、怒りのままに揺さぶる。
そして、溶岩が溢れ出し、鍵の妖精を飲み込んだ-------------!!
「ギャ、ギャアアアアア!!」
妖精は熱を帯びた溶岩に溶かされていく。
見るも無残な光景だった。
「これが、害悪糞鍵の、」
【アクアの大地の力!! 効果は抜群だ!!】
【敵のクレッフィは倒れた!!】
「哀れな最期ですか」
【峡域の番人に勝った!!】
- パート5:この風が泣いている(12) ( No.61 )
- 日時: 2015/03/23 10:54
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
***
「あぎっ……バカな……頭脳SSランクを持つ貴方をコピーしたはずなのに……!!」
「借り物のメガシンカで勝てる世の中ならば、とっくにポケモンというゲームは終わっていますよ」
冷たく、突き放すようにアクアは言った。過去の自分と重なって見える目の前の影に見切りを付けたのだ。
影は、がっくりと項垂れて、そのまま壊れた人形のように呟いた。
「ハ、ハハハ……僕ハ何のために生まれてきたンでショウカ……!」
そのまま、影は消えていった。
同時に、周りの景色も暗い水源に戻っていた。
「一件落着、ですか」
見れば、コンピューターが剥き出しになっている。
もう、これを守るものはいない。
そのままアクアは、慣れた手つきで自分のタブレットを接続し、コンピューターのプログラムを停止させたのだった。
「やったか、アクア」
旋がふら付いた足取りで、やってくる。かなり疲労困憊で参っているようだったが、アクアに気を使ったのか、そういった素振りは極力見せないようにしていた。
「ええ、何とか。それよりシェムハザさんと雲斬さんも心配です」
「いや、あの2人は簡単にやられないだろう」
「……まあ、そうですね。それに、リーダーを倒したから、下級はもう増えないでしょう」
レイドとチャモも駆け寄ってくる。
アクアは、先ほどのコンピューターをデータ変換でキューブ状の物質に圧縮すると、2人に見せた。
「これはとりあえず、鹵獲しておきましょう。前回はその前に破壊せざるを得ませんでしたが。つーか爆発したんですけどね」
「良いんじゃねーか? これで2つ目のエリアも開放だな!」
「ボマー先輩達も無事なら、これで4つの領域を開放したことになるね!」
む、と旋がその台詞を聞いてやってきた。
「そういえば、ボマー先輩に言われていたポケモンも探さなければ------------」
「ちょっと待て、お前達。本当に何者だ?」
アクアの間に入って旋が問うた。
彼は、少し困った顔で「いや、だから中央区域のアクア----------」と答えたが「違う、そうではなくてだな」と返される。
つまり、旋は何を言いたいのか。
それはすぐに分かった。
「---------お前達、”師匠”の知り合いなのか?」
アクアとレイドとチャモは顔を見合わせた。
師匠といわれてもイマイチぴんと来ないのである。
「……失礼、師匠って一体誰のことですか----------」
「いや、だからだ」
一度もったいぶる様に間を空けると、彼は言った。
「ボマー師匠の知り合いかと聞いているんだ!!」
一瞬、殴られたような衝撃にアクアは襲われた。
そういえば、である。
---------そーいや、俺らがORASのボックスに移った直後の事だ。あいつからもメガシンカを習得したことを知らせる手紙が届いたんだ。
ORASでの新規メガシンカ習得したこと。
---------『低種族値のテメェ如きがそんなジョークで粋がってんじゃねーよ』って返そうと思ったが、可愛そうだから手紙を捨てることで手を打った。
素の種族値が悲しくなるほど低いこと。
----------種族値の低いポケモンは特性でカバーするっきゃないが、それもできないならば、レートの闇に飲まれるしかねえ。
そして何より、その低い種族値をカバーする特性も持ち合わせていないこと(メガシンカ前)
(こ、こ、こ、この人かあああ!!)
完全に一致である。さっきまで、一戦交えていたポケモンが、それだったとは今の今まで気づかなかったのである。
ピジョットという種族は物の見事に、今挙げた3つの特徴に当てはまってしまっていた。
結論:旋こそ、ボマーの言っていたポケモンである、と。
見事な証明である。QED(証明終了)。
「実は僕達、貴方の師匠の後輩なんです」
「影の携帯獣を倒すために、ボックスを回って仲間を集めてるんだよ!」
「ボマーの奴も、今別行動こそしてるが、俺達と同じことやってるんだぜ」
ふむ、と旋は納得したように呟くと言った。
「そうなると、いよいよすまなかった。完全にお前達の邪魔をしてしまったようだからな」
「いえ、良いんですよ。何故ならば、ボマー先輩が貴方の力を欲しているんですからね」
「……師匠が?」
怪訝そうな顔で彼は問うた。
「俺のような種族値の低いポケモンで、師匠の力になれるのだろうか。メガシンカ後の特性も、お世辞にも良いとは言えない」
「今回の試合、貴方がいなければ、僕らは負けていたかもしれないんですよ。それに貴方のメガシンカの強さは本物だ。貴方には、負け筋を消してくれるどころか、勝ち筋を作る力があるじゃないですか」
「そーだよ! 強かったよ、つーくん!」
「ま、♀じゃねえのが残念だけど、そーゆーことだからよろしく頼むぜ」
「そういうことです。さあ、僕達と一緒に来ませんか」
ふぅ、と息をついた旋は言った。
「すまない、今の俺に師匠に顔を向ける資格は無い」
そう言って、その場から飛び去ってしまったのだった。
「おいおい、どういうことだよ!?」
「ま、彼にも色々あるんでしょう」
「うーん……」
仕方が無いだろう。恐らく彼はこの地に慣れ親しんでいるように見えた。
そこを離れて、いきなり一緒に戦えと言われても、無理があるものである。
「ゆっくり、彼にも考えをまとめる時間をあげましょう。それで良いでしょう」
***
「本当に、ありがとうございました。神に代わり、礼を言いたいところです」
「……同意」
「いやいや、そこまで言わなくても……」
今回の件は、シェムハザと雲斬が下級を食い止めてくれたからこそ、アクア達は思う存分に戦えたのだ。
感謝せねばなるまい。
「全く、旋の奴は。こんなときくらい、顔を出せば良いのですがね」
「……無礼」
そう語散る2人に、アクアは今までの経緯を話す。
そもそも今回は、旋を仲間にするために此処に来たこと、彼がまだ不安を抱いているのではないか、ということだった。
「ふーむ。彼は此処の風が一番好きだ、と言っていましたからね……」
「此処の風が?」
「限りなく純粋な飛行タイプ、即ちノーマル複合の飛行タイプですか。彼らには、風の声が聞こえるのです。かく言う私の種族も、第五世代まではそうだったので」
尚、トゲキッスは第六世代でフェアリータイプが追加されたため、この力は失われたようである。
シェムハザは、ふと空を仰ぎ見た。
「ただ、それだけでは無いような気がするのですがね……」
「それだけではない?」
アクアは聞き返した。
「彼は、過去の自分の力で辛い目に遭ったことがあるらしいのです。もっと強くなるため、此処で修行をしているのだ、とも言っていました」
「力……?」
「ですが、私にも分かることがあるのです。これは追い風。旋はかならず、貴方達と行きたいと言い出すでしょう。何かきっかけがあれば、ですが」
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