二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ポケモンバトルM・EVO【サン・ムーン編突入!】
- 日時: 2016/12/23 03:17
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: y0p55S3d)
『読者の皆様へ』
どうも、初めましての方は初めまして、タクです。今回のこの小説は、所謂対戦実況小説といったところでしょうか。
現在、他の小説の進みがなかなか良い感じになっているため、この小説の連載を決意しました。
タイトルはM(メガ)・EVO(エヴォ)、その名の通りメガシンカをテーマにした作品になると思います。また、第六世代で追加要素のあったポケモンに視点を当てていきたい所です。
また、今回のサン・ムーン発売に合わせて、第七世代を舞台にした対戦も描いていく予定です。
そして、この小説は種族値、努力値、個体値とった3値やHABCDSVなどの記号や、略称なんかが出てくる、所謂「廃人仕様」となっております。
一応、初心者の方にも配慮したような表現を極力心がけたいですが、あらかじめこういったことを知っている前提で読んでほしいと思います。
また、この作品と舞台は違いますが世界観を共有している、モノクロさん著『BOHパ対戦記録譚』があります。そちらの方も、よろしければご覧下さい。
ちなみに、作者のフレンドコードも載せておきます。XYにおけるフレンドサファリのタイプはノーマルで、ヒメグマ、ドゴーム、ラッキーが出ます。
フレコ:2809−9638−8089
※注意※
・本作品はバトルビデオを元にして作られたノンフィクションと一部フィクションです。
・そして、ストーリー中心です。小説という以上、当然ではありますが。
・ポケモンの擬人化あります。つーか、それらのポケモン中心です。
・分かりづらいかもしれない設定多々。
・選出画面があったり無かったり。
・イラストは後々用意するかもしれませんが、クオリティは期待しない方が良いです。
・メタ発言? んなもん日常茶飯事。
・にわか発言&下手糞プレイ? んなもん日常茶飯事。
・対戦相手の名前は改変して使用します。
・対戦相手への誹謗中傷はおやめください、メガボーマンダのスカイスキン捨て身タックルとシャンデラの眼鏡大文字が襲い掛かります。
・BGM置いてるけど、ポケモンじゃないかもしれない。
また、作者は対戦・交換などは大歓迎です。フレコは自分の雑談スレ『タクのノベルス・ポケモン図書館』に置いています。バトルビデオをこの小説に使わせていただくかもしれません。
以上のことを守ってうちのポケモン達の活躍を生暖かい目で見守ってやってください。
目次
第一部:エリア開放編
プロローグ
>>01
パート1:謎の敵・静炎邸
>>02 >>03 >>04 >>05 >>06 >>07 >>10 >>11
パート2:遮断された箱庭・氷海水域
>>12 >>13 >>14 >>15 >>16 >>17 >>18 >>19 >>20
パート3:湖の決闘・中部緑域
>>21 >>22 >>23 >>24 >>25 >>26 >>27 >>28 >>32
パート4:忍の街・群雲街域
>>33 >>34 >>35 >>36 >>37 >>38 >>39 >>40 >>43 >>44 >>45 >>46 >>47
パート5:この風が泣いている・天獄峡域
>>48 >>51 >>52 >>53 >>54 >>55 >>56 >>57 >>58 >>59 >>60 >>61 >>62 >>63
パート6:雷電霹靂・雷電械域
>>75 >>76 >>77 >>78 >>79 >>80 >>81 >>82 >>83 >>88 >>89 >>90 >>91 >>92
パート7:暴龍警報・頂龍山域
#1:絶望の淵へ
>>103 >>104 >>105 >>106
#2:反撃の狼煙
>>107 >>110 >>111 >>112 >>113 >>114 >>115
#3:龍の守護者
>>116 >>117 >>118 >>119 >>120
#4:最後の守護級
>>121 >>126 >>127 >>129 >>131 >>134 >>135 >>136
パート8:仲間達が待つ場所へ
>>137
第二部:新世代編
パート1:セントラル・フィールドへ
>>138 >>139 >>142 >>143 >>144 >>145 >>146 >>147 >>148 >>149 >>150 >>151 >>152 >>153 >>154
パート2:留学生は突然に……
登場携帯獣紹介
>>70
用語解説
>>71
番外編:始末屋の日常と非日常
パート1:前々前作でラスボス役やっててもキツい奴はキツいので以下略
>>95 >>96 >>97 >>98 >>99 >>100 >>101 >>102
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- パート1:謎の敵(5) ( No.7 )
- 日時: 2015/02/17 20:58
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
炎の如く龍の、600族の誇りを背負った紅き翼、鋼の鱗と装甲、非常に鋭角的に変化した身体。
彼の者に触れることは決して出来ない。何故ならば、その刃のような羽根で全てを切り刻んでしまうからだ。
ボーマンダはメガシンカすることによって、防御力が大きく上昇する。特防も少し上昇する。しかし、攻撃性能も上昇していないどころか、むしろこちらがメインである。
先ほどの敵も見せた特性・スカイスキンでノーマルタイプの技は全て飛行タイプとなり、タイプ一致の補正が掛かる。それだけではなく、素の威力にも1.3倍の補正が掛かるため、捨て身タックルなどの技の威力は、バカにならなくなる。
その破壊力、耐久の高いあのマリルリを一撃で沈めるほど。それだけではなく、ドラゴンキラーとして名高いマリルリのじゃれつくを余裕で耐え切り、逆に起点にすることもできるほどだ。
さらに、素早さも120になり、準足でも最速ガブを余裕で抜ける程になる。
まさに、全てを破壊する戦闘機だ。
それだけに、今目の前にしている敵が恐ろしいが、逆鱗程度ならば耐えることができるだろう。
「返しの攻撃で沈めてやる!!」
「沈ムノハ……貴様ダ……!! データノ塵ニナッテ、消エテイケ……!!」
しかし、防御力、特防、共にガブリアスよりも上ではあるが、特防は90と防御の120とは見劣りする数値だ。
そう、つまり------------
「特殊技デ一致弱点ヲツケバ、一撃デ倒セル……!!」
【敵のボーマンダの龍星群!!】
直後、流星群が降りかかる。
「ま、まずいですよボマーさん!! これを食らったら、幾ら貴方でも一撃で倒れてしまう!!」
「せ、先輩ぃーっ!!」
にやり、とボマーは笑った。
「舐めんじゃ、ねぇぞっ!!」
直後、ボマーは降りかかる炎の纏われた岩を、身を翻し、避け始めた。
いずれもスレスレではあるが、辛うじて全てを----------
「避ケキッタ、ダト……!?」
【しかし、ボマーには当たらなかった!】
「性能はな、自覚Aランクなんだよ! あるときはメガクチートの邪烈苦(じゃれつく)を避け、あるときは有効急所を引きまくり-----------運の良さも実力の内だ!!」
そして、とボマーは続けた。
「今回も、同じだ!! エースはこの俺様、ボマー一択だ!! 他は有り得ないんだよっ!! お前が倒したガブリ姉のお墨付きでなっ!!」
はぁ、とアクアは溜息をつく。
「全く、自惚れが過ぎますよ」
「そーかな? ボマー先輩はこれくらいが丁度いいと思うな」
「自信過剰なんですよ。特性は威嚇の癖に---------」
「……うん?」
呻くような声がした。振り返ると、フレイが起き上がっている。
「フレイ先輩っ!」
「……どうなったの? 何が起こってるの?」
駆け寄るアクアに担ぎ上げられ、彼女は物音のする方を見た。
戦っている。
ボマーが戦っている。
「ほんと、ずるいよ……いっつもあんたは……負けたら許さないんだから」
「フレイ先輩。ボマー先輩は絶対勝ちます」
「アクア君達にも迷惑掛けちゃったかな。ごめん」
ふらっ、とフレイはようやく立ち上がった。まだ、全身の傷はずきずきと痛むようだったが。
「助けに来てくれたんだね、ありがとう。あたしはそうでもないんだけど、ガブリさんが相当やられて……」
「一応の応急手当はしておきましたよ」
「相手がボマーさんに気を取られてる隙にねー」
へえ、とフレイは言うとボマーが今、敵と向かい合っている方に向かって
叫んだ。
「ボマー、絶対に勝ちなさいよ!!」
「やっかましい、勝つって言ってんだろうが!!」
言ってすぐに、文句が返ってきた。まあ、ボマーらしいが。
「な、何よ! 人が応援してやってんのに!」
「ったく、くたばったのかそうなのか、はっきりしろよ特攻お化け。まあ見てな。俺の最高火力でこいつをぶっ飛ばすからよ!!」
「……頼むわよ」
【ボマーの捨て身タックル!!】
うおおおお、と雄叫びを上げて相手に突っ込んでいく。
弾丸の如き速さで、相手に突進をする。自らへのダメージを省みず。
しかし、それを見た敵のボーマンダが笑う。
「引ッカカッタナ……貴様ノメガシンカエネルギーヲ……!!」
敵のボーマンダの影が薄れ、白い手が伸びていく。
しかし。
それは切り裂かれた。
ボマーの紅き翼によって。
「バカ、ナ……!!」
「後輩と同じ手は踏まねぇよ」
【敵のボーマンダは倒れた!!】
『ボマー残りHP:反動により143/171』
敵の残りHPも少なかったため、反動も少なかった。
敵のエースを無傷で倒すことが出来たのは、大きいプラスだ。
ボーマンダの姿は影も形もなくなり、元の黒い塊へと戻る。
「今だ!! 奴を此処で完全に倒す!!」
「やらせはせん……!! 我らの恨み……思い知れ!!」
【黒い影はドーブルを繰り出した!!】
【ドーブルに尖った岩が突き刺さった!!】
『ドーブル残りHP:7/8』
ここは苦い選択肢となった。
殴れば、キングシールド、舞えばキノコの胞子。
地震だと倒せない可能性もある。
「どうしますかボマーさ」
「此処は、勇気の捨て身タックルだ!!」
「お、おいいいい!?」
ボマーの身体が再び、弾丸のように相手のドーブルへ突っ込んでいくが-----------!!
【ドーブルのキングシールド!!】
ボマーの顔が青ざめた。王の盾が現れ、ボマーの行く手を阻む。
【ボマーの捨て身タックル!!】
【ドーブルは攻撃から身を守った!!】
「ぐああああ!?」
瘴気がボマーの身体を覆った。同時に、疲労感が襲い掛かってくる。
『ボマー:攻撃二段階ダウン』
「まずい、これでは相手のドーブルを倒せない恐れがあります!!」
「うるっせぇぇぇぇ!! ぶっ飛ばす!!」
再び、向かっていくボマー。阻まれても、何度でも突撃すればいい。一撃で倒せなければ---------
「何度でも、突っ込んでいくだけだぁぁぁぁぁ!!」
【ドーブルのキングシールド!! しかし、うまく決まらなかった!!】
キングシールドは不発に終わった。そして-----------!!
【ボマーの捨て身タックル!!】
【急所に当たった!! ドーブルは倒れた】
『ボマー残りHP:反動により96/171』
一撃で、相手を粉砕する。
「す、すごいよっ!! ボマー先輩!!」
「無駄急所だったんじゃないの、今のは」
「ええ、急所じゃなくても倒せてましたね。ステロで襷も潰れていましたし。HB振りでもない限り。まだです。相手にはローブシンがいます。さっきのローブシンはAに殆ど割いていなかったはず。ですから、その分を耐久に割いているはず。二段階下がった攻撃では、一撃でローブシンを倒せません」
あれ、結局ステロが役に立っている。起点作りならば、襷を持っていても何らおかしくはない。
【黒い影はローブシンを繰り出した!】
【ローブシンに尖った岩が突き刺さった!】
『ローブシン残りHP:15/16』
流石、第五世代では究極破壊神と呼ばれたハイスペック爺である。
「え!? じゃあ、ボマー先輩負けちゃうの!?」
「4倍弱点の冷凍パンチを食らったら、流石に……今の体力では持たないかもですね」
しかも、今ボマーは急所を引いたばかり。つまり、次もローブシンへの攻撃を急所に当てられる確証はないのだ。
というか、急所に当てられる可能性など、これで潰えてしまったも同然だ。
「アホか、あいつ……何で無駄急所なんか引くのよ!!」
「これは、負けたかもしれませんね……運に見放されたってことでしょうか」
「そ、そんな----------」
「うるっせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーっ!!」
一瞬、全員の思考が停止した。ボマーの一喝で。
「無駄急所が何だ、この野郎ォーッ!! 俺の捨て身タックルは等倍でも一撃で持っていけるんだ!! 勝ってに負けたことにしてんじゃねえよ!!」
「アンタが自分で負ける原因作ったんでしょうがぁぁぁ!!」
「うるっせええええ!! もう、殴るしか選択肢はねぇんだぁぁぁ!!」
ボマーは、再び突撃する。
弾丸のように、目の前の敵を撃ち滅ぼすため。
そして自分の仲間の仇を討つため。
「俺は、何度でもぶっ飛ばす!!」
【ボマーの捨て身タックル!!】
装甲は度重なる突撃で所々、損傷していた。
しかし。
風が、鎧になって自分を守ってくれる。
「無駄だ……!! 諦めろ!!」
「諦めるのは、テメェの方だぁぁぁぁぁぁーっ!!」
直後。
ザクリ、と切り裂くような音が響いた。
全員はその光景に目を見張った。
【急所に当たった! 敵のローブシンは倒れた!】
『ボマー残りHP:反動により40/171』
ローブシンの姿をした影は、バラバラに切り刻まれ------------消滅した。
【謎の黒い影との勝負に勝った!】
- Re: ポケモンバトルM・EVO【ポケモン対戦小説】 ( No.8 )
- 日時: 2015/02/17 22:05
- 名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: RHpGihsX)
ホウエンはマイナーポケ多くて面白いなぁ、と思いつつGTSで詐欺被害を受けまくっているモノクロです。
対戦小説、始めたんですね。モノクロもとりあえず大学に行くことが確定したので、対戦記の方を更新しなければ……合作の方もそろそろ参加できそうです。
と、それはそれとして、タイトルのM・EVO、そして導入部分……まあ、なんとなく察しはつきますね。両作品ともにそれなりに類似点はありますし。
個人的にはDSのデジスト・ムーンライトを思い出しました。進化エネルギーを奪うのはあの作品の王道パターンなのだろうか……
なんだかだんだん言いたいことが定まらなくなっていますが、わりとシリアス調に話が進みますね。ひとまずの謎は、黒い影は一体なんなのかということですが……
まあ黒い影については話の進展を待つとして、うちの顔面爆弾が随分と堪えたようで……まあ、彼も彼で自ら爆発したので、全治十ヶ月の大怪我してますけど。
対戦については、相手の六匹が気になりますが、まあドーブルバトン構築なんですね。
ドーブルはほぼ襷持ちで先発に出て来るので、先発で出し負けたら相当きついらしいです。今回はラグナ……じゃない、アクアが吠える型だったためになんとかなったようですが。
あ、読み返して気付きましたが、吠えて出てきたマンダのHPが1/4になってます。ステロで体力が75%削れてますよ。
それで、次は竜舞と守るの読み合いですか。本当、マンダはこういう読み合いが発生するから嫌なんですよね……対面から吹っ飛ばせば問題ないんですが。
ちなみにモノクロなら、(裏のマンダの威嚇でAは相殺できるとはいえ)舞われて無双が一番嫌なので、舞われてもいいようにめざ氷撃ちますかね。まあ、場合によりけりというか、岡目八目な感じて言ってはいますけど。
計算してみたら、H252ローブシンでも、A二段階下降していればA特化メガマンダの捨て身を確定で耐えるみたいですね。バトン型なら範囲の広い冷パンは持ってるでしょうし、無補正無振りの根性ブシンでも、メガマンダには冷パンなら最低七割は入るそうなので、ここぞというところで有効急所を引いたようですね。
ちなみにH252ドーブルはA特化メガマンダの地震で中乱数一発、ステロ込みでも確定にはならず。無補正無振りメガマンダの流星群で、H4振りメガマンダは確定一発でした。
流星群回避は勝つためには必須で、ドーブルへの捨て身は……まあ、胞子から殻破バトンされることが負け筋なので、仕方なかったですかね。
結果は読み合いの敗北を急所で強引にぶち破っていましたが。まあ、如何にもメガマンダらしいっちゃらしい気はしますがね。
えーと、たぶんこれで言いたいことは全部言ったと思います。チャモさん出落ちでボマーの独壇場な風に見えますが、個人的には殻破バトンを繋いだブシンに吠え、ステロでドーブルの襷を潰したアクアがかなりいい仕事をしたと思っていたり。特に襷を潰したのは大きいですね。あれがなければ、択ゲーもなにもなくボマー眠らされてましたし。
それじゃあ、次回の動きに期待しつつ、今回はこの辺で。ではでは。
- Re: ポケモンバトルM・EVO【ポケモン対戦小説】 ( No.9 )
- 日時: 2015/02/17 23:45
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
モノクロさん
丁度、リ:デジタイズ・デコードやっている途中でしたからね。デジモンっぽくなってしまいました。
そして、シリアスベースで進めるつもりではありますが、ぶっちゃけ行き当たりばったりで書いてるので、どうなるかは分かりません。
そして、フレイの件ですが、良い感じのネタになるとは思ったんですよ。あのクリスマスの対戦は。
ぶっちゃけ、勝手にやっていいかは迷いましたが、彼女のキャラ作りの1つになりますから、極力伏せたつもりです。伏せるところは。
シャンデラに頼り切っていた甘い戦法が全て崩されましたからね。だからこそ、しばらくシャンデラは封印していたんですよ。BOHが終わるまでは。
黒い影についてですが、今後後々明らかになります。
ボマーは活躍するときは、本当に暴れてくれます。急所にぶち当てたり、避けたり。だからこそ、自覚はAランクです。
そして、アクアも同じですね。後々考えれば、あのステロが無ければ負けていたという、本当に危険な対戦でした。
ドーブルなんて世代錯誤にも程がありますからね。メガガルの台等で襷も意味を成さない時代ですし。
とにかく、読み合いで負けたりなんだりで、綱渡り感の拭えない試合でしたが、最後は運に助けられた訳です。
さて、今後の話ですが、ストーリーに組み込むために、擬人化したそちらの面子をこちらに出すことがあるかもしれませんね。
そのときは、よろしくお願いします。雑談版でも同じこと言いましたが。
それでは、また。
- パート1:謎の敵(6) ( No.10 )
- 日時: 2015/02/18 20:20
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
***
「ば、バカ、ナ……我々ノ……ソラヘ……ノ、夢……ガ」
黒い影は揺らめく。そして、その姿も何だったのか分からないくらいぐちゃぐちゃになっていくが、最後に一瞬だけ”何か”になった。
---------タツベイ。ボーマンダの進化前のポケモンのタツベイだった。
「オギャア、オギャア、オギャア……」
突如、小さなこの竜は咽び泣くような声を上げる。
「これは……」
「どういうこと、かしら……」
赤ん坊の咽び泣き。苦しさが伝わっていく。
そして、その姿はデータの塵となって再びこの空間に還っていく。
しばらくし、タツベイの姿は影も形も無くなっていた。
ようやく、その最期を見届けたボマーが呟いた。
「同属の恨み……だったのか、それとも……」
どちらにしても哀れだな、と呟くと踵を返し元の姿に戻る。ずれたサングラスを押し戻し、皆の居る方へ向いた。
そして、その方向に向かって-----------倒れた。
慌ててアクアが駆け寄ってくる。
「わり、ちょっと疲れたわ……かっこ悪いな、へへ」
「良い所全部持っていって何ほざいんてんですか、アンタは」
アクアに担がれると、ボマーは呟いた。
「あそこのステロ……此処までを見越してやったんじゃないか?」
「あれは僕のミスです」
「お前がミスなんて珍しいと思うんだが」
「それでも、あそこで吼えてマンダが出ようがブシンが出ようが、ステロは撒けましたし、どう転んでも大丈夫だったとは思いますよ。貴方の運もあれば」
確かに、その通りだ。最終的には結果オーライではあったが。
「それと、一撃技がどうだとか言ってましたが……一撃技は命中率上げても成功率は30%のままですよ?」
沈黙した。似たような戦法にやられたことがあるフレイも押し黙った。
作者もついさっきまでは知らなかった。
これが所謂、注意書きにある”にわか発言”である。
「……嫌な……事件だったな」
「ええ、ある意味ですね」
***
「ほんっとう、心配したんだからっ!!」
膨れて、フレイは怒鳴った。
「こっちだって同じだ、くたばったかと思ったじゃねえか!!」
しかし、負けじとボマーも怒鳴り返す。
「あたしはBD種族値90よ、あんたと違ってメガシンカしなくても丈夫なのよ! 種族値に無駄がありすぎるあんたと違ってね!」
「誰の種族値が無駄だって、コラ」
「アンタ以外の誰がいるのよ!」
あーあ、折角良いところだったのに、このザマである。ボマーとフレイ、この2人が会うなり、また口喧嘩が始まってしまった。
「流石AC145コンビ。口の火力も伊達じゃない上に持て余してるから、こうやってぶつけるしかないんでしょう」
「種族値で言えば、メガボーマンダの攻撃とシャンデラの特攻って同じなんだよね」
「どっちもアホみたいな火力してますから、あいつら」
はぁ、と溜息つくとアクアは辺りを見渡す。
多くのポケモン達が担架で運ばれたり、その場で応急処置を受けたりしていた。
「さて、他の皆様も病院に行ったりなんだりですが……ガブリさんが重傷のようです」
「倒れるまで先陣切って戦ってたらしいね」
「虚しい限りです。僕らが早く着いていれば」
それと、とアクアは付け加えた。
「まずは、この脅威が何なのか……ってことですが」
呟き、そして思考する。
---------奴はタツベイ達の恨みが何だとか言っていた。ひょっとして、厳選の過程で淘汰されたポケモン達の怨霊のようなものか? しかしこのデータ空間にそんなものが有り得る訳が無い。
「……幽霊? 怨霊? ゴーストポケモンの仕業……にしては度が過ぎている?」
「ゴーストタイプの所為にされるのは正直心外だなー」
口喧嘩が終わったのか、フレイがやってくる。見ると、ボマーは少ない体力から、フレイのシャドボを食らったのか伸びていた。
「す、すみません、失礼しました」
「でも、消えたはずのデータの塵が集まって----------っていう話は聞いたことがあるよ。ただ、それでも何らかの”統一される意思”が無ければ成り立たない、つまり裏で誰かが操っていないといけないみたい」
「じゃあ、今回の件は逃がされた、つまりデータ上では消去されたタツベイ達のデータの塵を、誰かが集めた結果、起きたってことですか」
「うーん、どうかな……何か引っかかるんだよね……」
「でも、此処までの騒ぎになったら、ゲームサーバーを管理している本部も手を打つんじゃない、あっくん」
「そうなったときは-----------」
アクアは続けた。
「僕らも再び戦わなければいけないかもしれません。この未知の脅威と」
***
「じゃあ、俺らはそろそろ帰るわ」
3人は手を振り、邸から去ろうとする。本当、散々な目に遭った。
早く帰りたいところである。
「待ってよ、ボマー」
フレイが表まで追いかけてきた。彼女はもじもじと恥ずかしそうにしていたが、声を振り絞って言った。
「……今日はありがとう、助かったわ」
「何を今更。仲間だろ」
「……そうね」
じゃあね、と手を振って彼女も邸に戻ろうとした、そのときだった。
ひゅるるるるる
花火の音のようなものが聞こえる。
空を見上げると、それに似たようなものが打ち上げられているのが分かった。
そして、それは空高い場所で-------------爆発した。
その際に光が6つに分裂し、それぞれの場所に飛んでいくのが見えた。
「おい、アクア。今日は花火なんか上がる祭りってあったか?」
「ないですね」
「じゃあ、これは何だ?」
「知りません、が------------少し気になりますね」
しかし、飛んでいった方向はいずれも此処から遠い。追いかけるのは少々、非現実的か。
「また明日、調査するとしましょう」
「そうだね!」
「じゃあ、明日も皆9時に此処に来てくれない?」
というのは、フレイの提案だ。
「ちょっと今の、あたしも胸騒ぎがしてね……」
ということだったのだ。
「じゃあ、明日の朝9時に此処に集合だ! 良いな!」
「オッケー!」
「了解です」
「話が纏まって来たわね。後輩達もBOH(バトルオブ・ホウエン)で相当成長したみたいだし、あたしも頑張らないと、ね」
***
-----------イマイマシイ……ケイタイジュウドモメ……!!
- 本日の後語り1 ( No.11 )
- 日時: 2015/02/20 18:39
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
どうも、ラグラージのアクアです。今回の対戦の記録係ですよ。さて、ポケモンバトルM・EVOは、このように僕らの未知の脅威との戦いの記録です。
そのため、戦闘ごとにこのように後語りのコーナーを設けた訳です。
自分のパーティの型紹介と反省がメインですね。
まずは型紹介のコーナーです。まず、僕の型ですがこちらをば。
アクア:ラグラージ♂:図太い:激流:H252、B156、D100
持ち物:オボンの実
技:波乗り、ステルスロック、吼える、欠伸
HBベース、D調整。ステロラグ、というかラグラージはこの型が一番強いです。堅実かつ安定して場を整えつつ作戦を考えられるので、僕もこれで戦いたいんですがね。アタッカーやった次の日は身体の節々が痛むんですよ。ボマー先輩程、攻撃訓練はしていないので。
問題は、やたら硬いファッキンデブ蛙、最近調子こいてるファッキン森トカゲ、昔から調子こいてるファッキンボクサークリボー等の草タイプには滅法弱いということですか。後は挑発を打ってくる上にメガで更にウザさを増した宝石野郎ですか。ま、一度ファッキンメガ蛙の花吹雪を耐えたことはありますけど。御三家最強の名は、伊達ではありませんよ。
次は今回余り活躍しなかったチャモさんの型をば。
チャモ:バシャーモ♀:うっかりや:加速:A116、C172、S220
持ち物:命の珠
技:大文字、馬鹿力、目覚めるパワー(氷)、守る
1加速で最速ゲッコウガまで抜けるように調整しており、更にステロ構築と噛み合うようにステロダメ込みの大文字でギルガルドを確定1発にできるようにしています。ガブやマンダに対するめざ氷の威力は言うまでもがな。
彼女は基本、両刀を得意とするので性格が変わっても技構成は変えないでしょうね。せいぜい、あるとすれば馬鹿力を飛び膝蹴りに、大文字をオバヒにする程度でしょう。個人的には外すリスクがあっても、躊躇いなく打てる飛び膝蹴りがお勧めですけど。
最後は今回の主役とも言えるボマー先輩です。
ボマー:ボーマンダ♂:意地っ張り:威嚇→スカイスキン:AS252、残りH
持ち物:ボーマンダナイト
技:捨て身タックル、空元気、地震、竜の舞
XYの頃から、主人に使われていた竜舞空飛び型をそのまま流用したもので、現在ボマーさんが最も得意とするスタイルです。捨て身タックルの威力は、メガシンカ前でさえ竜舞+珠からの空を飛ぶでやっと確1に出来ていたマリルリを、スカイスキン捨て身タックルの一撃で乱数とはいえ葬り去るほど。
また、鬼火がうざったかったらしく、折角習得した逆鱗を空元気に変えたみたいですよ。
ま、メガマンダ自体飛行タイプとしての色が強いので良いとは思いますけど。
さて、今回の面子はチャモさん以外は型を大幅に変えたとはいえ、僕も含めてBOHに出ました。しかし、やはり上から殴ってくる上にラグマンダを1体で崩壊させるファッキン森トカゲが一番きつかったですよ。此処のサーバーにも一応いるんですけどね、ファッキン森トカゲ。
チャモさんも地震で痛手を食らいますし、厄介ですよ。しかし、この3匹だけでも案外どうにかなるものですね。
しかし全く厄介なものがまた出てきてしまいました。何としてでも取り除かねば。僕も勿論、戦いますよ。大切な仲間を守るために。
それでは、また。
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